JP2018202900A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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卓也 澤谷
Takuya Sawatani
卓也 澤谷
康亘 永瀬
Yasunobu Nagase
康亘 永瀬
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Abstract

【課題】ブレーキの種類にかかわらず、ハブ、リム、およびスポークが一体のホイールに取り付けられたブレーキの鳴きの発生を防止できる鞍乗型車両を提供する。【解決手段】自動二輪車は、ハブ16、リム14、および複数のスポーク15が一体に形成されたホイール13と、リム14を取り囲む筒状のタイヤ12と、ブレーキディスク34とブレーキパッドとの間に発生する摩擦力でホイール13の回転速度を低下させるブレーキ33fと、少なくともホイール13に接触しており、ホイール13の振動を吸収するダンパー61とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
特許文献1には、鞍乗型車両の一例である自動二輪車が開示されている。この自動二輪車では、ディスクブレーキの鳴きの発生を防止するために、スポークホイールのスポークとブレーキディスクとの間にゴムリングが配置されている。
特開平3−282027号公報
ブレーキ鳴きは、スポークホイールに限らず、鋳造ホイール(キャストホイール)や鍛造ホイールなどの、ハブ、リム、およびスポークが一体のホイールでも発生する。
そこで発明者らは、ハブ、リム、およびスポークが一体のホイールにおけるブレーキ鳴きの発生メカニズムを詳しく検討したところ、次のことが分かった。
まず、ブレーキ鳴きの発生の主因は、摩擦材の自励振動が振動源となることである。その上で、耳障りな比較的低い周波数の鳴きが大きくなる要因に関して、ブレーキ、ホイール、およびタイヤを含む回転体全体の固有振動が問題となることが分かった。したがって、回転体全体の固有振動数を変化させれば、ディスクブレーキ以外のブレーキでも、ブレーキ鳴きの発生を防止できることが分かった。
本発明の目的の一つは、ブレーキの種類にかかわらず、ハブ、リム、およびスポークが一体のホイールに取り付けられたブレーキの鳴きの発生を防止できる鞍乗型車両を提供することである。
本発明の一実施形態は、車幅方向に延びるアクスルシャフトと、前記アクスルシャフトを取り囲む環状のハブと、前記ハブを取り囲む筒状のリムと、前記ハブから前記リムに延びる複数のスポークとを含み、前記ハブ、リム、および複数のスポークが一体に形成されたホイールと、前記リムを取り囲んでおり、前記リムに取り付けられた筒状のタイヤと、前記ホイールと共に回転するローターと、前記ローターに押し付けられる摩擦材とを含み、前記ローターと前記摩擦材との間に発生する摩擦力で前記ホイールの回転速度を低下させるブレーキと、少なくとも前記ホイールに接触しており、前記ホイールの振動を吸収するダンパーとを備える、鞍乗型車両を提供する。
この構成によれば、ブレーキの摩擦材がホイールと共に回転するローターに押し付けられ、ホイールの回転速度を低下させる制動力が発生する。ホイールの振動を吸収するダンパーは、少なくともホイールに接触している。ホイール、タイヤ、およびローターを含む回転体全体の固有振動数は、ダンパーによって調節される。これにより、ブレーキの種類にかかわらず、ブレーキ鳴きの発生を防止できる。
本実施形態において、以下の特徴の少なくとも一つが、前記鞍乗型車両に加えられてもよい。
前記ダンパーは、前記ホイールに接触する複数の接触部と、前記ホイールから離れた複数の非接触部とを含み、前記複数の接触部と前記複数の非接触部とは、前記接触部と前記非接触部とが交互に入れ替わるように、前記ホイールの周方向に配列されている。
この構成によれば、ダンパーの複数の接触部がホイールに接触しており、ダンパーの複数の非接触部がホイールから離れている。複数の接触部と複数の非接触部とは、接触部と非接触部とが交互に入れ替わるように、ホイールの周方向に配列されている。非接触部がホイールに接触していないので、非接触部の弾性変形がホイールに遮られ難い。したがって、ホイールの振動をより効果的に吸収できる。
前記ダンパーは、前記ダンパーの全周にわたって前記ホイールの周方向に連続した環状である。
この構成によれば、ダンパーの全周にわたってダンパーがホイールの周方向に連続しているので、ダンパーが全周にわたって連続していない場合と比較して、ダンパーとホイールとの接触面積を増やすことができ、ダンパーの体積を増やすことができる。両者の接触面積を増やすことで、ホイールの振動をより確実にダンパーに伝達することができる。さらに、ダンパーの体積を増やすことで、より大きな振動を吸収することができる。
前記ダンパーは、前記ハブの外周部のまわりに配置されており、前記ハブの外周部は、前記ダンパーに接触する少なくとも一つの接触面を含み、前記少なくとも一つの接触面は、前記ホイールの回転中心から前記接触面までの前記ホイールの径方向の寸法が、前記ダンパーが前記ホイールに取り付けられる前の前記ダンパーの内周面の半径よりも大きくなるように形成されている。
この構成によれば、ダンパーがハブの外周部のまわりに配置されている。ダンパーは、ハブの外周部に設けられた接触面に接触する。ホイールの回転中心から接触面までのホイールの径方向の寸法は、ダンパーがホイールに取り付けられる前のダンパーの内周面の半径よりも大きい。したがって、ダンパーは、弾性変形によって径方向に広がった状態でハブに取り付けられる。これにより、ダンパーをハブに密着させることができ、ホイールの振動をより確実にダンパーに伝達することができる。
ダンパーがホイールに取り付けられる前のダンパーの内周面がテーパー面である場合、ダンパーがホイールに取り付けられる前のダンパーの内周面の半径は、当該半径の最小値を意味する。ダンパーがホイールに取り付けられる前のダンパーの内周面の断面が円形でない場合も同様である。
前記少なくとも一つの接触面は、間隔を空けて前記ホイールの周方向に配列されており、前記ダンパーに接触する複数の接触面である。
この構成によれば、環状のダンパーが、複数の接触面のまわりに配置される。複数の接触面は、間隔を空けてホイールの周方向に配列されている。したがって、ダンパーは、複数の接触面に断続的に接触する。つまり、いずれの接触面にも接触しない部分がダンパーの内周面に存在する。この部分の弾性変形はハブに遮られ難い。したがって、ホイールの振動をより効果的に吸収できる。
前記少なくとも一つの接触面は、前述のような複数の接触面であってもよいし、1つの接触面であってもよい。後者の場合、接触面は、ホイールの全周にわたってホイールの周方向に連続した環状であることが好ましい。この場合、ダンパーの内周面は、ダンパーの全周にわたって接触面に接触する。これにより、ダンパーとホイールとの接触面積を増やすことができ、ホイールの振動をより確実にダンパーに伝達することができる。
前記ダンパーは、前記ダンパーが前記ホイールに取り付けられる前において円筒形の内周面を含む。
この構成によれば、ダンパーがホイールに取り付けられる前は、ダンパーの内周面が円筒形であり、ダンパーの中心線に直交する平面で切断したときに現れるダンパーの内周面の断面が真円(完全な円)または概ね真円である。したがって、ダンパーをホイールに取り付けるときに、ダンパーの角度(ホイールの回転中心まわりの角度)を気にしなくてよい。これにより、ダンパーを容易に取り付けることができる。
前記ダンパーは、少なくとも前記スポークに接触している。
この構成によれば、ホイールのスポークがダンパーに接触している。したがって、ダンパーは、スポークの振動を確実に吸収することができる。これにより、スポークの振動に起因するブレーキ鳴きの発生をより確実に防止することができる。
前記ダンパーは、前記ダンパーが前記ホイールに取り付けられる前において前記ダンパーの中心線に直交する平面上に配置されており、前記ダンパーの全周にわたって前記ホイールの周方向に連続した環状の端面を含み、前記ダンパーの端面は、少なくとも前記スポークに接触している。
この構成によれば、ダンパーの端面がスポークに接触している。ダンパーの端面は、ダンパーがホイールに取り付けられる前においてダンパーの中心線に直交する平面上に配置されている。さらに、ダンパーの端面は、ダンパーの全周にわたってホイールの周方向に連続した環状である。したがって、どのような角度(ホイールの回転中心まわりの角度)でダンパーをホイールに取り付けたとしても、ダンパーの端面はスポークに接触する。これにより、ダンパーを容易に取り付けることができる。
前記ダンパーは、前記スポークが挿入された凹部を含み、前記ダンパーの凹部は、前記スポークに接触する底面と、前記ホイールの周方向における前記スポークの両側に配置された一対の側面とを含む。
この構成によれば、ホイールのスポークがダンパーの凹部内に配置されている。凹部の底面は、スポークに接触している。さらに、凹部の一対の側面は、ホイールの周方向におけるスポークの両側に配置されている。ホイールに対する周方向へのダンパーの移動は、凹部の一対の側面によって規制される。これにより、ホイールに対する周方向へのダンパーの位置ずれを防止できる。
前記ダンパーは、ゴムまたは樹脂製である。
この構成によれば、ダンパーがゴムまたは樹脂で形成されているので、ホイールの振動をより確実にダンパーで吸収できる。これにより、ブレーキ鳴きの発生を防止できる。さらに、ダンパーが金属などのゴムまたは樹脂以外の材料で形成されている場合と比較して、ダンパーを軽量化できる。
本発明によれば、ブレーキの種類にかかわらず、ハブ、リム、およびスポークが一体のホイールに取り付けられたブレーキの鳴きの発生を防止できる鞍乗型車両を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 ABSについて説明するための概念図である。 前輪、ブレーキディスク、パルサーリング、およびダンパーを示す分解斜視図である。 前輪、ブレーキディスク、パルサーリング、およびダンパーを示す右側面図である。 前輪、ブレーキディスク、パルサーリング、およびダンパーを示す左側面図である。 図4に示すVI−VI線に沿う、前輪、ブレーキディスク、パルサーリング、およびダンパーの断面を示す断面図である。 図4の一部を拡大した右側面図である。 図7からブレーキディスクを省略した右側面図である。 図3の一部を拡大した斜視図である。 図6の一部を拡大した断面図である。 自由状態のダンパーを示す外観図である。図11(a)は、ダンパーの外側端面を示し、図11(b)は、ダンパーの外周面を示し、図11(c)は、ダンパーの内側端面を示す。 本発明の第2実施形態に係るダンパーを示す斜視図である。 スポークおよびダンパーを示す部分断面図である。 本発明の第3実施形態に係るリアブレーキを示す右側面図である。 図14に示すXV−XV線に沿う、後輪、ブレーキドラム、およびダンパーの断面を示す断面図である。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
前後、上下および左右の各方向は、水平面上で直進している基準姿勢(ステアリングハンドル4が直進位置に配置された姿勢)の自動二輪車1に着座しており、前方を向いている運転者の視点を基準とする。以下では、特に断りがない限り、基準姿勢の自動二輪車1について説明する。
左右方向は、車幅方向Dw(自動二輪車1の幅方向)に相当する。車両中央は、ヘッドパイプ3の中心線を通り、後輪Wrの回転中心に直交する鉛直面に相当する。図1中の「U」は、上方向を示し、図1中の「F」は前方向を示している。他の図についても同様である。以下の説明における側面視は、特に断りがない限り、自動二輪車1の側面視を意味する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る自動二輪車1の左側面図である。図1に示すように、鞍乗型車両の一例である自動二輪車1は、外装カバーで覆われた車体フレーム2と、フロントフォーク7を介して車体フレーム2に連結された前輪Wfと、スイングアーム9を介して車体フレーム2に連結された後輪Wrとを含む。
車体フレーム2は、後方かつ上方に斜めに延びるヘッドパイプ3を含む。車体フレーム2は、さらに、ヘッドパイプ3から後方かつ下方に延びる左右一対のメインフレームと、一対のメインフレームから後方に延びる左右一対のシートフレームとを含む。一対のメインフレームは、それぞれ、車両中央の右方および左方に配置されている。一対のメインフレームは、車幅方向Dwに互いに向かい合っている。一対のシートフレームについても同様である。
自動二輪車1は、運転者によって操舵されるステアリングハンドル4と、車幅方向Dwに延びるフロントアクスルシャフト8を介して前輪Wfを回転可能に支持するフロントフォーク7とを含む。ステアリングハンドル4は、前輪支持部材の一例であるフロントフォーク7に連結されている。ステアリングハンドル4およびフロントフォーク7は、ヘッドパイプ3の中心線に相当するステアリング軸線まわりに車体フレーム2に対して回動可能である。ステアリングハンドル4が操舵されると、前輪Wfはステアリングハンドル4と共に左右に回動する。これにより、自動二輪車1が操舵される。
ステアリングハンドル4は、運転者によって握られる左右一対のハンドルグリップ5と、一対のハンドルグリップ5を支持するハンドルバー6とを含む。一対のハンドルグリップ5は、ハンドルバー6の右端部に取り付けられた右グリップと、ハンドルバー6の左端部に取り付けられた左グリップとを含む。右グリップは、ハンドルバー6に対して回転可能なスロットルグリップである。自動二輪車1の出力は、スロットルグリップの回転量に応じて調整される。
自動二輪車1は、後輪Wrと共に車体フレーム2に対して上下に揺動するスイングアーム9を含む。スイングアーム9の前端部は、車幅方向Dwに延びるピボットシャフトを介して車体フレーム2に連結されている。後輪Wrは、車幅方向Dwに延びるリアアクスルシャフト10を介してスイングアーム9の後端部に連結されている。スイングアーム9および後輪Wrは、ピボットシャフトまわりに上下に揺動可能である。リアサスペンション11の上端部は、車体フレーム2に取り付けられており、リアサスペンション11の下端部は、スイングアーム9に取り付けられている。
前輪Wfおよび後輪Wrは、いずれも、車体フレーム2に対して回転可能な金属製のホイール13と、ホイール13の外周部に取り付けられたゴム製のタイヤ12とを含む。タイヤ12は、たとえば、チューブレスタイヤである。前輪Wfのホイール13と後輪Wrのホイール13とを区別する場合は、前輪Wfのホイール13をフロントホイール13といい、後輪Wrのホイール13をリアホイール13という。前輪Wfのタイヤ12と後輪Wrのタイヤ12とを区別する場合は、前輪Wfのタイヤ12をフロントタイヤ12といい、後輪Wrのタイヤ12をリアタイヤ12という。
ホイール13は、車幅方向Dwに延びる環状のハブ16と、ハブ16を取り囲む筒状のリム14と、ハブ16からリム14に延びる複数のスポーク15とを含む。フロントホイール13のハブ16は、フロントアクスルシャフト8を介してフロントフォーク7に支持されている。リアホイール13のハブ16は、リアアクスルシャフト10を介してスイングアーム9に支持されている。前輪Wfは、フロントフォーク7に対して回転可能であり、後輪Wrは、スイングアーム9に対して回転可能である。
ホイール13は、一体の金属部品である。ハブ16、リム14、およびスポーク15は、一体である。したがって、ホイール13は、ハブ、リム、およびスポークが別々の部品であるスポークホイールとは異なる。ホイール13は、一つの素材から作られている。ハブ16、リム14、およびスポーク15が一体であれば、ホイール13は、鋳造ホイール(キャストホイール)であってもよいし、鍛造ホイールであってもよい。
自動二輪車1は、運転者が座る鞍型のシート17と、運転者の足(foot)が乗せられる左右一対のメインステップ18mとを含む。図1は、運転者が座るメインシート17mと同乗者が座るタンデムシート17tとが、シート17に設けられている例を示している。この例の場合、自動二輪車1は、同乗者の足が載せられる左右一対のタンデムステップ18tを含む。シート17は、一人乗り用であってもよい。シート17は、車体フレーム2のヘッドパイプ3よりも後方に配置されている。シート17は、車体フレーム2に支持されている。同様に、メインステップ18mおよびタンデムステップ18tは、車体フレーム2に支持されている。
自動二輪車1は、自動二輪車1を走行させる動力を発生するエンジン19(内燃機関)と、エンジン19の動力を後輪Wrに伝達する駆動機構とを含む。エンジン19は、自動二輪車1を走行させる動力を発生する原動機の一例である。原動機は、電動モータであってもよいし、エンジン19および電動モータの両方であってもよい。エンジン19のシリンダボディ19sおよびクランクケース19cは、車体フレーム2に取り付けられている。
自動二輪車1は、エンジン19に供給される燃料を貯留する燃料タンク20と、エンジン19で生成された排気を大気に放出するマフラー21とを含む。燃料タンク20およびマフラー21は、車体フレーム2に取り付けられている。マフラー21は、車両中央の右方に配置されている。燃料タンク20は、エンジン19の上方に配置されている。燃料タンク20は、シート17の前方に配置されている。
自動二輪車1は、前方に光を発するヘッドランプ22と、運転者の操作に応じて点滅する2つのフロントフラッシャー23とを含む。自動二輪車1は、さらに、後方に光を発するテールランプ24と、運転者の操作に応じて点滅する2つのリアフラッシャー25とを含む。ヘッドランプ22およびフロントフラッシャー23は、シート17よりも前方に配置されている。テールランプ24およびリアフラッシャー25は、後輪Wrの前端よりも後方に配置されている。
自動二輪車1は、前輪Wfの上方に配置されたフロントフェンダー26と、後輪Wrの上方に配置されたインナーフェンダー27およびリアフェンダー28とを含む。フロントフェンダー26は、フロントフォーク7に取り付けられている。インナーフェンダー27およびリアフェンダー28は、スイングアーム9に取り付けられている。インナーフェンダー27およびリアフェンダー28は、スイングアーム9と共に上下に揺動する。インナーフェンダー27は、リアフェンダー28よりも前方に配置されている。
次に、図1および図2を参照して、ABS(アンチロックブレーキシステム)について説明する。
図2は、ABSについて説明するための概念図である。自動二輪車1は、前輪Wfに制動力を加える油圧式のフロントブレーキ33fと、後輪Wrに制動力を加える油圧式のリアブレーキ33rと、フロントブレーキ33fおよびリアブレーキ33rに加わる油圧を制御することにより前輪Wfおよび後輪Wrのロックを制御するABSとを含む。
自動二輪車1は、フロントブレーキ33fに制動力を発生させるときに運転者によって操作されるブレーキレバー31fと、ブレーキレバー31fの操作に応じてフロントブレーキ33fを動作させるフロントマスターシリンダー32fとを含む。自動二輪車1は、さらに、リアブレーキ33rに制動力を発生させるときに運転者によって操作されるブレーキペダル31rと、ブレーキペダル31rの操作に応じてリアブレーキ33rを動作させるリアマスターシリンダー32rとを含む。自動二輪車1は、ブレーキペダル31rに代えて、運転者の手で操作されるリア用のブレーキレバーを備えていてもよい。
フロントブレーキ33fおよびリアブレーキ33rは、いずれも、ディスクブレーキである。ディスクブレーキは、ホイール13と共に回転するブレーキディスク34と、ブレーキディスク34に押し付けられるブレーキパッド35と、ブレーキパッド35を保持するブレーキキャリパー36とを含む。ブレーキディスク34は、ローターの一例であり、ブレーキパッド35は、摩擦材の一例である。
フロントブレーキ33fのブレーキディスク34は、フロントホイール13に取り付けられている。フロントブレーキ33fのブレーキキャリパー36は、フロントフォーク7に支持されている。リアブレーキ33rのブレーキディスク34は、リアホイール13に取り付けられおり、リアブレーキ33rのブレーキキャリパー36は、リアアクスルシャフト10に支持されている。
ブレーキレバー31fは、右方のハンドルグリップ5の前方に配置されている。ブレーキペダル31rは、右方のメインステップ18mの前方に配置されている。ブレーキレバー31fは、フロントマスターシリンダー32fに接続されており、ブレーキペダル31rは、リアマスターシリンダー32rに接続されている。運転者がブレーキレバー31fを握ると、フロントマスターシリンダー32fからフロントブレーキ33fに油圧が伝達され、フロントブレーキ33fが制動力を発生する。同様に、運転者がブレーキペダル31rを踏むと、リアマスターシリンダー32rからリアブレーキ33rに油圧が伝達され、リアブレーキ33rが制動力を発生する。
ABSは、前輪Wfの回転速度を検出するフロントパルスジェネレーター37fと、後輪Wrの回転速度を検出するリアパルスジェネレーター37rとを含む。フロントパルスジェネレーター37fおよびリアパルスジェネレーター37rは、いずれも、ホイール13と共に回転するパルサーリング38と、パルサーリング38の回転速度に応じたパルス信号を発生するホイールスピードセンサー39とを含む。パルサーリング38およびホイールスピードセンサー39は、車幅方向Dwに間隔を空けて互いに向かい合っている。
フロントパルスジェネレーター37fのパルサーリング38は、フロントホイール13に取り付けられている。フロントパルスジェネレーター37fのホイールスピードセンサー39は、フロントフォーク7に取り付けられている。リアパルスジェネレーター37rのパルサーリング38は、リアホイール13に取り付けられている。リアパルスジェネレーター37rのホイールスピードセンサー39は、リアアクスルシャフト10に取り付けられている。
ABSは、フロントブレーキ33fおよびリアブレーキ33rに加わる油圧を変化させるハイドロリックユニットHUを含む。ハイドロリックユニットHUは、フロントマスターシリンダー32fおよびリアマスターシリンダー32rとフロントブレーキ33fおよびリアブレーキ33rとの間に介在する油路を形成するハウジングを含む。ハイドロリックユニットHUは、さらに、ハウジングに内蔵されたソレノイドバルブと、ハウジングの油路にブレーキオイルを送るポンプと、ポンプを駆動する電動モータとを含む。
ABSは、前輪Wfおよび後輪Wrの回転速度に基づいてハイドロリックユニットHUを制御するECU40(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)を含む。フロントパルスジェネレーター37fおよびリアパルスジェネレーター37rの検出値は、ECU40に伝達される。ECU40は、フロントパルスジェネレーター37fおよびリアパルスジェネレーター37rの検出値に基づいて、ハイドロリックユニットHUのソレノイドバルブおよび電動モータを制御する。これにより、前輪Wfおよび後輪Wrに加わる制動力が調整され、前輪Wfおよび後輪Wrのロックが制御される。
図3、図4、および図5は、それぞれ、前輪Wf、ブレーキディスク34、パルサーリング38、およびダンパー61の分解斜視図、右側面図、左側面図である。図6は、図4に示すVI−VI線に沿う、前輪Wf、ブレーキディスク34、パルサーリング38、およびダンパー61の断面を示す断面図である。
図3に示すように、前輪Wfは、金属製のホイール13と、ホイール13と共に回転するゴム製のタイヤ12とを含む。ブレーキ鳴きの発生を防止する防振用のダンパー61は、前輪Wfに取り付けられている。
図4および図5に示すように、ブレーキディスク34およびパルサーリング38は、ホイール13の側方に配置されている。ブレーキディスク34は、ホイール13に対してパルサーリング38と同じ側(右側)に配置されている。ブレーキディスク34は、右側面視でパルサーリング38を取り囲んでいる。パルサーリング38は、複数のボルトB1によって取り外し可能にホイール13に取り付けられている。同様に、ブレーキディスク34は、複数のボルトB2によって取り外し可能にホイール13に取り付けられている。
ブレーキディスク34は、右側面視でハブ16およびスポーク15に重なっている。パルサーリング38は、右側面視でハブ16に重なっている。ブレーキディスク34の外径は、リム14の内径よりも小さく、ハブ16の外径よりも大きい。ブレーキディスク34の内径は、ハブ16の外径よりも小さく、パルサーリング38の外径よりも大きい。パルサーリング38の外径は、ハブ16の外径よりも小さく、中央穴42(図6参照)の直径よりも大きい。パルサーリング38の内径は、中央穴42の直径よりも大きい。
図6に示すように、リム14は、ホイール13の径方向Drにおけるタイヤ12の内方に配置される筒状の底壁部14bと、タイヤ12の左右両側に配置される一対の側壁部14Lとを含む。リム14は、ホイール13の回転中心C1に直交する平面である基準面P1に関して対称な断面を有している。車幅方向Dwへのリム14の寸法をリム14の幅と定義し、車幅方向Dwへのスポーク15の寸法をスポーク15の幅と定義する。リム14の幅は、スポーク15の幅よりも広い。
スポーク15は、基準面P1に重なっている。図5に示すように、複数のスポーク15は、ホイール13の周方向Dcに離れている。各スポーク15は、ハブ16に接するスポークベース15bと、スポークベース15bから分岐した2つのスポークアーム15aとを含む。スポークアーム15aは、スポークベース15bからリム14まで延びている。スポーク15は、図4および図5に示す形状に限られず、これ以外の様々な形状を採り得る。
図5に示すように、ハブ16は、車幅方向Dwに延びる筒状の内周部44と、内周部44を取り囲む環状の外周部46と、内周部44から外周部46に延びる複数の中間部45とを含む。外周部46は、複数のスポーク15に接する部分である。図5は、外周部46が側面視で五角形状であり、5つの中間部45がハブ16に設けられている例を示している。外周部46は、側面視五角形状に限らず、側面視円形などの他の形状であってもよい。
図6に示すように、ハブ16の内周部44は、ハブ16を車幅方向Dwに貫通する中央穴42を形成している。フロントアクスルシャフト8またはリアアクスルシャフト10は、中央穴42に挿入される。フロントアクスルシャフト8またはリアアクスルシャフト10は、中央穴42に配置された複数のベアリング41を介してハブ16に支持される。複数のベアリング41は、中央穴42に配置された2つのシールリング43の間に配置されている。
次に、ブレーキディスク34およびパルサーリング38について説明する。
図7は、図4の一部を拡大した右側面図である。図8は、図7からブレーキディスク34を省略した右側面図である。図9は、図3の一部を拡大した斜視図である。図10は、図6の一部を拡大した断面図である。
図10に示すように、ブレーキディスク34は、互いに平行な内側面34Lおよび外側面34rを含む。内側面34Lおよび外側面34rは、回転中心C1に直交する平面上に配置されている。内側面34Lは、車幅方向Dwにおける外側面34rとホイール13との間に配置されている。内側面34Lおよび外側面34rの外周縁は、側面視円形であってもよいし、これ以外の形状であってもよい。
図7に示すように、ブレーキディスク34は、複数のボルトB2によってホイール13に取り付けられる環状の内周部と、ブレーキパッド35(図2参照)が押し付けられる環状の外周部53と、内周部から外周部53に延びる複数の中間部54とを含む。ブレーキディスク37の内周部は、回転中心C1上に配置された中心を有する複数の円弧部55と、複数の円弧部55から径方向Drにおける内方に突出した複数の突出部56とを含む。
図10に示すように、ブレーキディスク37の内周部は、ホイール13に重ねられる複数の取付面56sを含む。複数の取付面56sは、それぞれ、複数の突出部56に設けられている。複数のボルトB2が挿入された複数の通し穴は、複数の突出部56に設けられている。図7に示すように、突出部56は、円弧部55から径方向Drにおける内方に延びる2つの側面と、2つの側面の先端同士を連結する先端面とを含む。
図7に示すように、パルサーリング38は、複数のスリットが設けられた環状の外周部と、複数のボルトB1によってホイール13に取り付けられる環状の内周部とを含む。複数のスリットは、周方向Dcに規則的に配列されている。パルサーリング38の内周部は、複数のスリットよりも回転中心C1の近くに配置されている。パルサーリング38の内周部は、右側面視で中央穴42を取り囲んでいる。
パルサーリング38の内周部は、回転中心C1上に配置された中心を有する複数の円弧部51と、複数の円弧部51から径方向Drにおける内方に突出した複数の突出部52とを含む。複数の円弧部51と複数の突出部52とは、円弧部51と突出部52とが周方向Dcに交互に入れ替わるように周方向Dcに配列されている。複数のボルトB1が挿入された複数の通し穴は、複数の突出部52に設けられている。
図9に示すように、ハブ16は、ブレーキディスク34が重ねられる複数のディスク台座部48と、パルサーリング38が重ねられる複数のリング台座部47とを含む。図9は、5つのディスク台座部48と3つのリング台座部47とが設けられている例を示している。5つのディスク台座部48は、それぞれ、ハブ16の外周部46の5つのコーナー部に配置されている。
複数のディスク台座部48は、ハブ16の外周部46に設けられている。複数のリング台座部47は、ハブ16の内周部44に設けられている。複数のディスク台座部48は、ハブ16の外周部46から車幅方向Dwに突出している。複数のリング台座部47は、ハブ16の内周部44から径方向Drにおける外方に突出している。図8に示すように、複数のディスク台座部48は、右側面視でパルサーリング38のまわりに配置されている。複数のリング台座部47は、右側面視で中央穴42のまわりに配置されている。
ディスク台座部48は、ブレーキディスク34が重ねられる平坦な台座面48aと、台座面48aで開口する雌ねじ穴48bと、ホイール13の径方向Drにおける台座面48aの内縁から車幅方向Dwにおける外方に突出するストッパー面48cとを含む。ブレーキディスク34をホイール13に固定するボルトB2の軸部は、雌ねじ穴48bに挿入され、雌ねじ穴48bに固定される。
図10に示すように、ブレーキディスク34をホイール13に取り付けるときは、ブレーキディスク34の複数の通し穴がそれぞれホイール13の複数の雌ねじ穴48bに重なるように、ブレーキディスク34の複数の取付面56sがそれぞれホイール13の複数の台座面48aに重ねられる。このとき、突出部56の先端面とホイール13のストッパー面48cとが径方向Drに向かい合い、ホイール13に対するブレーキディスク34の移動が規制される。
そして、ブレーキディスク34がホイール13に重ねられた状態で、複数のボルトB2の軸部がそれぞれブレーキディスク34の複数の通し穴に挿入され、ホイール13の複数の雌ねじ穴48bに取り付けられる。これにより、ブレーキディスク34が複数のボルトB2の頭部とホイール13とによって車幅方向Dwに挟まれ、ブレーキディスク34がホイール13に固定される。
リング台座部47は、パルサーリング38が重ねられる平坦な台座面47aと、台座面47aで開口する雌ねじ穴47bと、ホイール13の径方向Drにおける台座面47aの内縁から車幅方向Dwにおける外方に突出するストッパー面47cとを含む。パルサーリング38をホイール13に固定するボルトB1の軸部は、雌ねじ穴47bに挿入され、雌ねじ穴47bに固定される。
パルサーリング38をホイール13に取り付けるときは、パルサーリング38の複数の通し穴がそれぞれホイール13の複数の雌ねじ穴47bに重なるように、パルサーリング38の複数の突出部52がそれぞれホイール13の複数の台座面47aに重ねられる。このとき、突出部52とホイール13のストッパー面47cとが径方向Drに向かい合い、ホイール13に対するパルサーリング38の移動が規制される。
そして、パルサーリング38がホイール13に重ねられた状態で、複数のボルトB1の軸部がそれぞれパルサーリング38の複数の通し穴に挿入され、ホイール13の複数の雌ねじ穴47bに取り付けられる。これにより、パルサーリング38が複数のボルトB1の頭部とホイール13とによって車幅方向Dwに挟まれ、パルサーリング38がホイール13に固定される。
次に、図7〜図11を参照して、ダンパー61について説明する。
図11は、自由状態のダンパー61を示す外観図である。図11(a)は、ダンパー61の外側端面61rを示し、図11(b)は、ダンパー61の外周面61oを示し、図11(c)は、ダンパー61の内側端面61Lを示す。自由状態は、ダンパー61がホイール13に取り付けられる前の状態を意味する。言い換えると、自由状態は、ダンパー61が弾性変形していない状態を意味する。
図10に示すように、ダンパー61は、ゴムまたは樹脂などの弾性材料で形成されている。ダンパー61は、金属などのゴムまたは樹脂以外の材料で形成されていてもよい。ダンパー61は、ハブ16を取り囲んでいる。ダンパー61は、ホイール13の側方に配置されている。ダンパー61は、ホイール13に対してブレーキディスク34と同じ側に配置されている。ダンパー61は、車幅方向Dwにおけるホイール13とブレーキディスク34との間に配置されている。
図8に示すように、ダンパー61は、右側面視でホイール13の回転中心C1を取り囲む内周面61iと、右側面視で内周面61iを取り囲む外周面61oと、車幅方向Dwにホイール13に対向する環状の内側端面61Lと、内側端面61Lに対してホイール13とは反対側に配置された環状の外側端面61rとを含む。内周面61i、外周面61o、内側端面61L、および外側端面61rは、いずれも、ダンパー61の全周にわたってホイール13の周方向Dcに連続している。内側端面61Lおよび外側端面61rは、いずれも、右側面視でホイール13の回転中心C1を取り囲んでいる。
図11(a)および図11(c)に示すように、自由状態のダンパー61の内周面61iおよび外周面61oは、いずれも円筒形であり、互いに同軸である。自由状態のダンパー61の内周面61iおよび外周面61oは、いずれも、円形の断面を有している。ダンパー61の内周面61iの中心線は、ダンパー61の中心線L1に相当する。図11(b)に示すように、自由状態のダンパー61の内側端面61Lおよび外側端面61rは、いずれもダンパー61の中心線L1に直交する平面上に配置された平面であり、互いに平行である。
自由状態のダンパー61の内径Φi、つまり、自由状態のダンパー61の内周面61iの直径は、ダンパー61の内周面61iの一端からダンパー61の内周面61iの他端まで一定である。同様に、自由状態のダンパー61の外径Φo、つまり、自由状態のダンパー61の外周面61oの直径は、ダンパー61の外周面61oの一端からダンパー61の外周面61oの他端まで一定である。自由状態のダンパー61の外径Φoは、ブレーキディスク34の外径よりも小さい。自由状態のダンパー61の内径Φiは、ブレーキディスク34の内径の最小値よりも大きい。
自由状態のダンパー61の内周面61iから自由状態のダンパー61の外周面61oまでのダンパー61の径方向の寸法を、自由状態のダンパー61の厚みT1と定義し、自由状態のダンパー61の内側端面61Lから自由状態の外側端面61rまでのダンパー61の軸方向の寸法を、自由状態のダンパー61の幅W1と定義する。自由状態のダンパー61の厚みT1は、ダンパー61の全周にわたって一定である。自由状態のダンパー61の厚みT1は、自由状態のダンパー61の幅W1と等しくてもよいし、幅W1よりも大きいまたは小さくてもよい。
図10に示すように、ダンパー61は、ハブ16の外周部46に設けられた複数のディスク台座部48を取り囲んでいる。複数のボルトB2の軸部は、径方向Drにおけるダンパー61の内方に配置されている。各ディスク台座部48は、ダンパー61の内周面61iに接触する外面48dを含む。ディスク台座部48の外面48dは、ダンパー61の内周面61iに接触する接触面の一例である。
ホイール13の回転中心C1からディスク台座部48の外面48dまでの径方向Drの寸法D1は、自由状態のダンパー61の内周面61iの半径R1(図11(a)参照)よりも大きい。したがって、ダンパー61は、ダンパー61の内径Φiが部分的に広がるように弾性変形した状態で、ホイール13に取り付けられている。ハブ16は、ダンパー61の復元力で径方向Drに締め付けられている。
図10に示すように、ディスク台座部48の外面48dは、基準面P1に近づくにしたがってホイール13の回転中心C1から遠ざかるように斜めに傾いている。ダンパー61とディスク台座部48とが接触した接触位置では、ダンパー61の内周面61iが、外面48dと同じ角度で基準面P1に対して傾いており、外面48dに接触している。ダンパー61の内側端面61Lは、ホイール13に接触している。ダンパー61の外側端面61rは、ブレーキディスク34に接触している。これにより、ダンパー61は、ホイール13とブレーキディスク34とによって車幅方向Dwに挟まれている。
図8に示すように、ダンパー61は、右側面視でホイール13に重なる複数の接触部62cと、右側面視でホイール13に重ならない複数の非接触部62nとを含む。複数の接触部62cと複数の非接触部62nとは、接触部62cと非接触部62nとが交互に入れ替わるように周方向Dcに配列されている。接触部62cは、右側面視でスポーク15に重なっている。接触部62cは、ハブ16およびスポーク15の両方に接触している。非接触部62nは、ハブ16にもスポーク15にも接触していない。
ブレーキ鳴きは、スポークホイールに限らず、鋳造ホイールや鍛造ホイールなどの、ハブ16、リム14、およびスポーク15が一体のホイール13でも発生する。通常、ブレーキ鳴きは、ブレーキパッド35などの摩擦材の特性やホイール13の形状を変更することにより対策される。
しかしながら、スポークホイールでは、スポークがワイヤなので、ホイールの形状変更による対策を実行し難い。これに対して、鋳造ホイールや鍛造ホイールであれば、ホイールの形状変更でブレーキ鳴きを対策できる。したがって、鋳造ホイールや鍛造ホイールでは、通常、ダンパー61によるブレーキ鳴きの対策が行われない。
しかしながら、同じ形式のホイールが複数の車両で用いられる場合がある。この場合、車種によっては、ブレーキ、ホイール、およびタイヤを含む回転体全体の固有振動数がブレーキ鳴きが発生し易い値になり得る。この車種に関してホイールの形状変更でブレーキ鳴きの対策を行うと、他の車種でブレーキ鳴きが発生し易くなる場合がある。したがって、ホイールの形状を変更せずに、全ての車種でブレーキ鳴きの発生を防止することは難しい。
第1実施形態では、ホイール13の振動を吸収するダンパー61が、ホイール13およびブレーキディスク34に接触している。ホイール13、タイヤ12、およびブレーキディスク34を含む回転体全体の固有振動数は、ダンパー61によって調節される。これにより、ブレーキ鳴きの発生を防止できる。さらに、ダンパー61でブレーキ鳴きの発生を防止するので、ホイール13の形状を変更しなくてもよい。
第1実施形態では、ダンパー61の複数の接触部62cがホイール13に接触しており、ダンパー61の複数の非接触部62nがホイール13から離れている。複数の接触部62cと複数の非接触部62nとは、接触部62cと非接触部62nとが交互に入れ替わるように、ホイール13の周方向Dcに配列されている。非接触部62nがホイール13に接触していないので、非接触部62nの弾性変形がホイール13に遮られ難い。したがって、ホイール13の振動をより効果的に吸収できる。
第1実施形態では、ダンパー61の全周にわたってダンパー61がホイール13の周方向Dcに連続しているので、ダンパー61が全周にわたって連続していない場合と比較して、ダンパー61とホイール13との接触面積を増やすことができ、ダンパー61の体積を増やすことができる。両者の接触面積を増やすことで、ホイール13の振動をより確実にダンパー61に伝達することができる。さらに、ダンパー61の体積を増やすことで、より大きな振動を吸収することができる。
第1実施形態では、ダンパー61がハブ16の外周部46のまわりに配置されている。ダンパー61は、ハブ16の外周部46に設けられたディスク台座部48の外面48dに接触する。ホイール13の回転中心C1からディスク台座部48の外面48dまでのホイール13の径方向Drの寸法D1は、ダンパー61がホイール13に取り付けられる前のダンパー61の内周面61iの半径R1よりも大きい。したがって、ダンパー61は、弾性変形によって径方向Drに広がった状態でハブ16に取り付けられる。これにより、ダンパー61をハブ16に密着させることができ、ホイール13の振動をより確実にダンパー61に伝達することができる。
第1実施形態では、環状のダンパー61が、複数のディスク台座部48の外面48dのまわりに配置される。複数のディスク台座部48の外面48dは、間隔を空けてホイール13の周方向Dcに配列されている。したがって、ダンパー61は、複数のディスク台座部48の外面48dに断続的に接触する。つまり、いずれのディスク台座部48の外面48dにも接触しない部分がダンパー61の内周面61iに存在する。この部分の弾性変形はハブ16に遮られ難い。したがって、ホイール13の振動をより効果的に吸収できる。
第1実施形態では、ダンパー61がホイール13に取り付けられる前は、ダンパー61の内周面61iが円筒形であり、ダンパー61の中心線L1に直交する平面で切断したときに現れるダンパー61の内周面61iの断面が真円(完全な円)または概ね真円である。したがって、ダンパー61をホイール13に取り付けるときに、ダンパー61の角度(ホイール13の回転中心C1まわりの角度)を気にしなくてよい。これにより、ダンパー61を容易に取り付けることができる。
第1実施形態では、ホイール13のスポーク15がダンパー61に接触している。したがって、ダンパー61は、スポーク15の振動を確実に吸収することができる。これにより、スポーク15の振動に起因するブレーキ鳴きの発生をより確実に防止することができる。
第1実施形態では、ダンパー61の内側端面61Lがスポーク15に接触している。ダンパー61の内側端面61Lは、ダンパー61がホイール13に取り付けられる前においてダンパー61の中心線L1に直交する平面上に配置されている。さらに、ダンパー61の内側端面61Lは、ダンパー61の全周にわたってホイール13の周方向Dcに連続した環状である。したがって、どのような角度(ホイール13の回転中心C1まわりの角度)でダンパー61をホイール13に取り付けたとしても、ダンパー61の内側端面61Lはスポーク15に接触する。これにより、ダンパー61を容易に取り付けることができる。
第1実施形態では、ダンパー61がゴムまたは樹脂で形成されているので、ホイール13の振動をより確実にダンパー61で吸収できる。これにより、ブレーキ鳴きの発生を防止できる。さらに、ダンパー61が金属などのゴムまたは樹脂以外の材料で形成されている場合と比較して、ダンパー61を軽量化できる。
第2実施形態
以下では、図12〜図13を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。図12〜図13において、前述の図1〜図11に示された構成と同等の構成については、図1等と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図12は、本発明の第2実施形態に係るダンパー61を示す斜視図である。図13は、スポーク15およびダンパー61を示す部分断面図である。図13は、ダンパー61の凹部71を径方向Drにおける外方から見た図である。
第2実施形態の第1実施形態に対する主要な相違点は、複数のスポーク15が差し込まれた複数の凹部71が、ダンパー61に設けられていることである。
図12に示すように、ダンパー61は、複数のスポークベース15bがそれぞれ複数の凹部71に嵌るようにホイール13に取り付けられている。複数の凹部71は、周方向Dcに離れている。凹部71は、ダンパー61の内側端面61Lから車幅方向Dwにおける外方に延びている。ダンパー61の内側端面61Lは、周方向Dcに隣接する2つのスポーク15の間に配置されている。
図13に示すように、凹部71は、ダンパー61の内側端面61Lから車幅方向Dwにおける外方に延びる一対の側面71Lと、一対の側面71L同士を連結する底面71bとを含む。凹部71の底面71bは、スポークベース15bの側面に接触している。凹部71の一対の側面71Lは、周方向Dcにおけるスポークベース15bの両側に配置されている。自由状態の凹部71の幅W2、つまり、周方向Dcにおける一対の側面71Lの間隔は、周方向Dcにおけるスポークベース15bの寸法D2と等しくてもよいし、当該寸法D2よりも大きいまたは小さくてもよい。
第2実施形態では、第1実施形態に係る作用効果に加えて、次の作用効果を奏することができる。具体的には、第2実施形態では、ホイール13のスポーク15がダンパー61の凹部71内に配置されている。凹部71の底面71bは、スポーク15に接触している。さらに、凹部71の一対の側面71Lは、ホイール13の周方向Dcにおけるスポーク15の両側に配置されている。ホイール13に対する周方向Dcへのダンパー61の移動は、凹部71の一対の側面71Lによって規制される。これにより、ホイール13に対する周方向Dcへのダンパー61の位置ずれを防止できる。
第3実施形態
以下では、図14〜図15を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。図14〜図15において、前述の図1〜図13に示された構成と同等の構成については、図1等と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図14は、本発明の第3実施形態に係るリアブレーキ33rを示す右側面図である。図15は、図14に示すXV−XV線に沿う、後輪Wr、ブレーキドラム73、およびダンパー61の断面を示す断面図である。
第3実施形態の第1実施形態に対する主要な相違点は、リアブレーキ33rが、ディスクブレーキではなく、ドラムブレーキであり、ブレーキ鳴きの発生を防止する防振用のダンパー61が、後輪Wrに取り付けられていることである。
図15に示すように、ドラムブレーキは、ホイール13と共に回転する筒状のブレーキドラム73と、ブレーキドラム73の内周面に押し付けられるライニング74と、ブレーキドラム73の開口部を塞ぐドラムカバー72とを含む。ドラムブレーキは、さらに、ライニング74を保持するシュー75(shoe)と、シュー75を支持するアンカーピン76と、アンカーピン76まわりにシュー75を回動させるカム77とを含む。ブレーキドラム73は、ローターの一例であり、ライニング74は、摩擦材の一例である。
ブレーキドラム73は、ホイール13のハブ16と一体である。ブレーキドラム73は、ハブ16から車幅方向Dwにおける外方に延びている。ライニング74、シュー75、アンカーピン76、およびカム77は、ブレーキドラム73の中に配置されている。アンカーピン76およびカム77は、ドラムカバー72に支持されている。ドラムカバー72は、リアアクスルシャフト10に支持される。ホイール13およびブレーキドラム73が回転したとしても、ドラムカバー72は回転しない。
図14に示すように、ドラムブレーキは、ブレーキペダル31r(図2参照)の動作をカム77に伝達するブレーキアーム78を含む。ブレーキアーム78は、ブレーキドラム73の外に配置されている。運転者がブレーキペダル31rを操作すると、ブレーキペダル31rの動作がカム77に伝達され、シュー75が回動する。これにより、ライニング74がブレーキドラム73の内周面に押し付けられ、ホイール13の回転速度を低下させる制動力が発生する。
図15に示すように、ダンパー61は、ブレーキドラム73のまわりに配置されている。ブレーキドラム73の外径は、自由状態のダンパー61の内径よりも大きい。ブレーキドラム73の外径は、基準面P1から遠ざかるにしたがって連続的に減少している。ダンパー61の内周面61iは、接触面の一例であるブレーキドラム73の外周面73oと同じ角度で基準面P1に対して傾いており、ブレーキドラム73の外周面73oに接触している。ダンパー61の内側端面61Lは、スポーク15に接触している。ダンパー61の外側端面61rは、ホイール13にもドラムカバー72にも接触していない。
第3実施形態では、第1実施形態に係る作用効果を奏することができる。つまり、リアブレーキ33rが、ディスクブレーキではなくドラムブレーキであっても、ダンパー61を設けることにより、ブレーキ鳴きの発生を防止することができる。これにより、ブレーキの種類にかかわらず、ブレーキ鳴きの発生を防止できる。
他の実施形態
本発明は、前述の実施形態の内容に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
たとえば、自動二輪車1は、必ずしもABSを備えていなくてもよい。
ダンパー61は、前輪Wfまたは後輪Wrだけ、もしくは、前輪Wfおよび後輪Wrの両方に設けられていてもよい。
ダンパー61は、ホイール13に対してブレーキディスク34とは反対側に配置されていてもよい。
ダンパー61は、ダンパー61の全周にわたってホイール13の周方向Dcに連続した環状でなくてもよい。たとえば、円弧状の複数のダンパーが、同一の円周上に配置されていてもよい。
ダンパー61は、ハブ16およびスポーク15の少なくとも一方に加えて、リム14に接触していてもよい。もしくは、ダンパー61は、ハブ16、リム14、およびスポーク15のいずれかだけに接触していてもよい。
自由状態のダンパー61の内周面61iおよび外周面61oの少なくとも一方は、直径が連続的に変化するテーパー面であってもよい。
自由状態のダンパー61の内側端面61Lは、自由状態のダンパー61の外側端面61rに対して傾いていてもよい。
ハブ16に設けられたディスク台座部48の外面48dは、回転中心C1と平行であってもよい。同様に、ブレーキドラム73の外周面73oは、回転中心C1と平行であってもよい。
ホイール13の回転中心C1からディスク台座部48の外面48dまでの径方向Drの寸法D1は、自由状態のダンパー61の内周面61iの半径R1と等しくてもよいし、自由状態のダンパー61の内周面61iの半径R1より小さくてもよい。
鞍乗型車両は、自動二輪車1に限らず、3つ以上の車輪を備えた車両であってもよいし、不整地走行用車両(ALL-TERRAIN VEHICLE)であってもよい。
前述の全ての構成の2つ以上が組み合わされてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 :自動二輪車
8 :フロントアクスルシャフト
10 :リアアクスルシャフト
12 :タイヤ
13 :ホイール
14 :リム
15 :スポーク
15a :スポークアーム
15b :スポークベース
16 :ハブ
34 :ブレーキディスク
34L :内側面
34r :外側面
35 :ブレーキパッド
44 :ハブの内周部
45 :ハブの中間部
46 :ハブの外周部
48 :ディスク台座部
48d :ディスク台座部の外面
61 :ダンパー
61i :ダンパーの内周面
61o :ダンパーの外周面
61L :ダンパーの内側端面
61r :ダンパーの外側端面
62c :ダンパーの接触部
62n :ダンパーの非接触部
71 :ダンパーの凹部
71b :凹部の底面
71L :凹部の側面
73 :ブレーキドラム
73o :ブレーキドラムの外周面
74 :ライニング
C1 :回転中心
D1 :回転中心からディスク台座部の外面までの径方向の寸法
Dc :周方向
Dr :径方向
Dw :車幅方向
R1 :自由状態のダンパーの内周面の半径
Wf :前輪
Wr :後輪

Claims (10)

  1. 車幅方向に延びるアクスルシャフトと、
    前記アクスルシャフトを取り囲む環状のハブと、前記ハブを取り囲む筒状のリムと、前記ハブから前記リムに延びる複数のスポークとを含み、前記ハブ、リム、および複数のスポークが一体に形成されたホイールと、
    前記リムを取り囲んでおり、前記リムに取り付けられた筒状のタイヤと、
    前記ホイールと共に回転するローターと、前記ローターに押し付けられる摩擦材とを含み、前記ローターと前記摩擦材との間に発生する摩擦力で前記ホイールの回転速度を低下させるブレーキと、
    少なくとも前記ホイールに接触しており、前記ホイールの振動を吸収するダンパーとを備える、鞍乗型車両。
  2. 前記ダンパーは、前記ホイールに接触する複数の接触部と、前記ホイールから離れた複数の非接触部とを含み、
    前記複数の接触部と前記複数の非接触部とは、前記接触部と前記非接触部とが交互に入れ替わるように、前記ホイールの周方向に配列されている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記ダンパーは、前記ダンパーの全周にわたって前記ホイールの周方向に連続した環状である、請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記ダンパーは、前記ハブの外周部のまわりに配置されており、
    前記ハブの外周部は、前記ダンパーに接触する少なくとも一つの接触面を含み、
    前記少なくとも一つの接触面は、前記ホイールの回転中心から前記接触面までの前記ホイールの径方向の寸法が、前記ダンパーが前記ホイールに取り付けられる前の前記ダンパーの内周面の半径よりも大きくなるように形成されている、請求項3に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記少なくとも一つの接触面は、間隔を空けて前記ホイールの周方向に配列されており、前記ダンパーに接触する複数の接触面である、請求項4に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記ダンパーは、前記ダンパーが前記ホイールに取り付けられる前において円筒形の内周面を含む、請求項4または5に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記ダンパーは、少なくとも前記スポークに接触している、請求項1〜6のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記ダンパーは、前記ダンパーが前記ホイールに取り付けられる前において前記ダンパーの中心線に直交する平面上に配置されており、前記ダンパーの全周にわたって前記ホイールの周方向に連続した環状の端面を含み、
    前記ダンパーの端面は、少なくとも前記スポークに接触している、請求項7に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記ダンパーは、前記スポークが挿入された凹部を含み、
    前記ダンパーの凹部は、前記スポークに接触する底面と、前記ホイールの周方向における前記スポークの両側に配置された一対の側面とを含む、請求項7に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記ダンパーは、ゴムまたは樹脂製である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
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