JP6307052B2 - スポークホイール - Google Patents

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Description

本発明は自動二輪車用のスポークホイールに関する。
スポークホイールでは、スポークを係止する部位をハブに設けることが必要とされる。一方、自動二輪車用のホイールでは、加減速時のショックを緩衝するため、スプロケットとハブの間に介在するダンパ部材が用いられており、その収容スペースをハブに確保しつつ、スポークを係止する部位を設ける必要がある。特許文献1には、スポークを係止する部位としてハブの最外周にスポーク止めのための壁を形成したスポークホイールが開示されている。
特開2015−063188号公報
しかし、特許文献1のようにハブの最外周にスポーク止めのための壁を設けた場合、ハブが大型化する傾向にある。また、ハブの最外周は周長が長くなることから、スポーク止め壁の全長が長くなり、ハブの重量増の要因にもなる。
本発明の目的は、ハブの小型化及び軽量化を図ることにある。
請求項1の本発明は、
車軸(9)が挿通する挿通孔(26)を有するハブ(2)と、
タイヤが装着されるリム(3)と、
前記ハブと前記リムとを連結する複数のスポーク(4)と、
を備えた自動二輪車用のスポークホイール(1)であって、
前記スポーク(4)は、
前記挿通孔(26)の軸方向(D1)で前記ハブ(2)の一方側から前記リム(3)へ延びる第一スポーク(41)と、
前記軸方向(D1)で前記ハブ(2)の他方側から前記リムへ延びる第二スポーク(42)と、を備え、
前記ハブ(2)の前記一方側には、ダンパ部材(27)を収容する収容部(22)が前記挿通孔(26)を囲むように形成され、
前記収容部(22)は、前記一方側に開放した開口部(OP)と、前記開口部(OP)から前記軸方向(D1)に窪んで形成された底面(BT)と、前記底面(BT)を形成するダンパ側壁部(222)と、を有し、
前記底面(BT)は、平坦面(226)と、前記平坦面(226)から前記軸方向(D1)に窪み、前記第一スポーク(41)のヘッド(4b)を収容する凹部(225)と、前記凹部(225)に形成され、前記第一スポーク(41)が挿通する貫通孔(H1)と、を備え
前記ハブ(2)は、前記他方側に形成されブレーキディスク(7)が固定されるディスク取付部(23)と、前記収容部(22)と前記ディスク取付部(23)との間に位置する中央部(21)と、を備え、
前記ダンパ側壁部(222)の外面は、前記中央部(21)から前記一方側へ向かって拡径するダンパ側テーパ面(222a)を形成し、
前記ディスク取付部(23)の外面は、前記中央部(21)から前記他方側へ向かって拡径するディスク側テーパ面(232a)を備え、
前記ディスク側テーパ面(232a)には、前記第二スポーク(42)が挿通する貫通孔(H2)が形成されている、ことを特徴とする。
請求項2の本発明は、
隣接する前記凹部間には前記ダンパ部材(27)の位置を規制する位置規制部(CP)が形成され、
前記位置規制部(CP)は前記平坦面(226)と面一である、
ことを特徴とする。
請求項の本発明は、
前記第一スポーク(41)は、前記ダンパ側テーパ面(222a)から前記他方側に傾斜しつつ前記リム(3)に連結し、
前記第二スポーク(42)は、前記ディスク側テーパ面(232a)から前記一方側に傾斜しつつ前記リム(3)に連結する、
ことを特徴とする。
請求項の本発明は、
前記凹部(225)と前記ダンパ部材(27)との間に設けられた仕切り部材(28)を備える、
ことを特徴とする。
請求項1の本発明によれば、ダンパ部材と前記ヘッドとが、軸方向に並んで配置され、第一スポークの前記ヘッドの位置をより車軸側に位置させることができ、ハブの小型化及び軽量化を図ることができる。また、凹部が肉抜きとなってハブを軽量化しつつ、前記第一スポークの取付剛性も確保できる。また、第一スポーク及び第二スポークを軸方向で対称的に配置することができ、メンテナンス性や外観を向上できる。
請求項2の本発明によれば、底面に対してダンパ部材をより確実に位置決めでき、ダンパ部材が凹部へ倒れ込むことを防止できる。また、位置規制部が隣接する凹部間に設けられたリブとして機能し、収容部を肉抜きにより軽量化しつつ補強することができる。
請求項の本発明によれば、ハブの外面と第一スポークの間、または、ハブの外面と第二スポークの間の隙間が広くなりメンテナンス性を向上できるとともに、スポークが視覚的に認識し易くなり、外観を向上できる。
請求項の本発明によれば、貫通孔を通って外部から収容部へ進入するゴミがダンパ部材と接触することを抑制し、その耐久性の低下を防止できる。
(A)及び(B)は本発明の一実施形態に係るスポークホイールの一側面図及び他側面図。 図1(A)のI-I線に沿うスポークホイールの断面図。 ハブの外観図。 図3のII-II線に沿う、部品を組み付けたハブの断面図。 図3のハブの一側面図。 ダンパ部材を搭載した図3のハブの一側面図。
図1(A)及び(B)は本発明の一実施形態に係るスポークホイール1の一側面図及び他側面図である。図2は図1(A)のI-I線に沿うスポークホイール1の断面図である。スポークホイール1は、自動二輪車の駆動輪(後輪)を構成するホイールであり、同図において、矢印Rは自動二輪車にスポークホイール1を組み付けたときの回転方向を示している。
スポークホイール1は、ハブ2、リム3、および、ハブ2とリム3とを連結する複数のスポーク4を備える。ハブ2は、挿通孔26を有する中空体である。挿通孔26はハブ2の中心を貫通して形成されている。ハブ2には自動二輪車のスイングアームに設けられる車軸(図1で不図示)が挿通し、スポークホイール1が車軸に回転自在に支持される。
図2の矢印D1は挿通孔26の軸方向を示し、図1(A)及び(B)の矢印D2は挿通孔26の周方向を示す。自動二輪車にスポークホイール1を組み付けた場合、軸方向D1は車幅方向(左右方向)と平行である。図2で見てハブ2の左側を一方側と呼び、右側を他方側と呼ぶ場合がある。
挿通孔26を画定するリブ2の内周面には、リブ26aが形成されている。リブ26aは、挿通孔26内において中心側へ突出し、かつ、軸方向D1に延設されている。リブ26aの突出量は、ハブ2の一方側から他方側へ向けて小さくなるように形成されており、ハブ2の軽量化を図りつつ、一方側の剛性を向上している。後述するように、ハブ2の一方側はエンジンからの駆動力を受けるため、その剛性を向上している。
リム3は、ハブ2と同心に設けられる円環であり、その外周面3aにはタイヤ(不図示)が装着される。リム3にはスポーク4を取り付けるための複数の連結孔3bが、リム3を厚み方向に貫通して形成されている。
スポーク4は、直線状の胴4a、および、胴4aの一端部のヘッド4bを備える。胴4aは線材によって構成され、ヘッド4bは胴4aの一端部を、例えば、曲げ加工及び潰し加工することにより形成することができる。ヘッド4bは、ハブ2に係合する。その構造については後述する。
胴4aの他端部にはネジが形成されており、連結孔3bに差し込まれたニップル4cのネジ孔に螺合する。ニップル4cを回転させることでねじ込み量を調整し、ハブ−リム間の長さ調整を行うことができる。
スポーク4は、ハブ2の一方側からリム3へ延びる第一スポーク41、および、ハブ2の他方側からリム3へ延びる第二スポーク42に大別される。
ハブ2の構造について詳細に説明する。図3はハブ2の外観図である。図4は図3のII-IIに沿うハブ2の断面図を示し、ハブ2に取り付けられる部品も合わせて図示している。
ハブ2は、中央部21、収容部22、ディスク取付部23、内筒部24、および、取付部25を有する。収容部22は、後述するダンパ部材27を収容する。ディスク取付部23には、後述するブレーキディスク7が固定される。取付部25には、後述するパルサーリング8が固定される。
中央部21は、軸方向D1で、収容部22とディスク取付部23との間に位置する。収容部22は軸方向D1でハブ2の一方側に形成され、ディスク取付部23は軸方向D1でハブ2の他方側に形成されている。中央部21、収容部22及びディスク取付部23は、いずれも挿通孔26が貫通した中空体であり、中央部21の外径は、収容部22及びディスク取付部23の外径よりも小径である。収容部22の外径は、ディスク取付部23の外径よりも大径であるが、同径であってもよいし、小径でもよい。なお、径の大小に関わらず、中央部21の断面積が、収容部22及びディスク取付部23の投影断面積よりも小さいだけでもよい。
収容部22は、挿通孔26と同心のダンパ側周壁部221と、ダンパ側周壁部221から中央部21へ延びるダンパ側壁部222と、を備える。ダンパ側周壁部221は円筒形状を有している。ダンパ側壁部222の外面は、中央部21からハブ2の一方側へ向かって拡径するダンパ側テーパ面222aを形成している。ダンパ側壁部222の外面は、軸方向D1に対して垂直な面でもよいが、本実施形態のようにテーパ形状とすることで、中央部21付近のメンテナンススペースを確保し易くなる。また、ハブ2の軽量化と剛性確保とを両立することができる。さらに、第一スポーク41の胴4aに対するヘッド4bの曲げを減らすことができ、スポーク4の強度向上も図れる。
ディスク取付部23は、挿通孔26と同心のディスク側周壁部231と、ディスク側周壁部231から中央部21へ延びるディスク側壁部232と、を備える。ディスク側周壁部231は、円筒形状を有しており、ディスク側周壁部231の他方側の端面には、ネジ孔23aが周方向に複数(ここでは図1(B)に示すように五つ)設けられている。ディスク側周壁部231の他方側の端面には、ネジ孔23aにボルトを螺合することで、ブレーキディスク7がディスク取付部23に固定される。ブレーキディスク7は挿通孔26と同心の円板であり、ブレーキキャリパ(不図示)のパッドによって挟持されることで、スポークホイール1に制動力が作用する。
ディスク側壁部232の外面は、中央部21からハブ2の他方側へ向かって拡径するディスク側テーパ面232aを形成している。
ディスク側壁部232の外面は、軸方向D1に対して垂直な面でもよいが、本実施形態のようにディスク側テーパ面232aとすることで、中央部21付近のメンテナンススペースを確保し易くなる。また、ハブ2の軽量化と剛性確保とを両立することができる。特に、本実施形態の場合、中央部21を挟んでダンパ側壁部222とディスク側壁部232とが逆方向に傾斜するダンパ側テーパ面222a、232aを形成することから、中央部21付近のメンテナンススペースをより広く確保することができる。さらに、第二スポーク42の胴4aに対するヘッド4bの曲げを減らすことができ、スポーク4の強度向上も図れる。
取付部25は、ディスク取付部23の内側に位置し、円筒状をなしている。取付部25の周面にネジ孔25aが設けられたボス部が複数(ここでは図1(B)に示すように五つ)設けられている。取付部25の端面にはネジ孔25aにボルトを螺合することで、パルサーリング8が固定される。パルサーリング8は、周方向に多数のスリットが形成された円板であり、回転数センサ(不図示)によってスリットが読み取られることで、スポークホイール1の回転数が検知されることになる。
内筒部24は、収容部22の内側に設けられる。挿通孔26は、内筒部24、中央部21及び取付部25に渡って形成されており、内筒部24及び取付部25の内周面には、ボールベアリング241、251が取付けられている。ボールベアリング241、251の内輪間には、図4で概略的に示す車軸9を囲繞する円筒状のスリーブ261が設けられており、車軸に対してハブ2は回転自在に支持される。取付部25の端部にはシール部材252が設けられている。
ハブ2の一方側には、伝達部材5が連結されている。伝達部材5にはスプロケット6が固定される。スプロケット6には自動二輪車のエンジンの駆動力が、変速機及びチェーンを介して伝達される。伝達部材5はその中心に、挿通孔26と同軸上に貫通孔51が形成された回転部材であり、貫通孔51には、ボールベアリング52が取付けられている。ボールベアリング241、52の内輪間には、車軸9を囲繞する円筒状のスペーサ53が設けられており、伝達部材5は車軸9に対して回転自在に支持される。貫通孔51の端部にはシール部材54が設けられている。
伝達部材5は、ハブ2の収容部22内に突出する伝動部56が周方向に複数設けられている。伝動部56は、ダンパゴム等のダンパ部材27を介して駆動力をハブ2に伝達する。ハブ2の構造及び駆動力の伝達構造について図5及び図6を参照して説明する。図5はハブ2の一方側の側面図であり、図6はダンパ部材27を搭載したハブ2の一方側の側面図である。
図5に示すように、収容部22は挿通孔26を囲むように形成されており、その内部には複数の隔壁224によって区画して形成された収容室223が形成されている。本実施形態では五つの収容室223が形成されている。隔壁224は、挿通孔26の径方向に延び、内筒部24、ダンパ側周壁部221及びダンパ側壁部222に連結されている。収容室223は、外形が扇形であって、軸方向D1に窪む凹部である。収容室223は、その一方側において、ダンパ部材7を出し入れ可能とすべく開放した開口部OPを有しており、また、開口部OPから軸方向D1窪んで形成された底面BTを有している。底面BTはダンパ側壁部222によって形成されている。
図6に示すように、ダンパ部材27は、駆動側ダンパ部材271と、バック側ダンパ部材272と、これらを連結する連結部273とを備える。駆動側ダンパ部材271と、バック側ダンパ部材272とは、隔壁224を挟むようにしてこれらの両側に配置され、連結部273は隔壁224を跨って駆動側ダンパ部材271とバック側ダンパ部材272とを連結している。駆動側ダンパ部材271とバック側ダンパ部材272とは、それぞれ、収容室223の輪郭に合わせた外径を有しており、収容室223の隔壁224近傍において、密に収容されている。
ダンパ部材27の底面BT側の面には、突起状の脚部27a〜27cが設けられている。脚部27a及び27bは駆動側ダンパ部材271に形成されており、挿通孔26の径方向に互いに離間している。脚部27cはバック側ダンパ部材272に形成されており、挿通孔の径方向でバック側ダンパ部材272の中央部に位置している。また、駆動側ダンパ部材271には、その変形を適度に行わせるための有底の穴27dが形成されている。
図4に示すように伝達部材5は、収容室223を覆うように設けられる。図6に示すように伝動部56は、周方向D2に所定の間隔で配置され、隣接するダンパ部材27間に挿入される。スプロケット6に入力された駆動力は伝動部56からダンパ部材27を介して隔壁224に伝達され、ハブ2を回転させる。加速時には駆動側ダンパ部材271を介して駆動力が伝達され、減速時にはバック側ダンパ部材272を介して駆動力が伝達される。いずれの場合にも加減速時のショックが緩和される。
次に、スポーク4のヘッド4bの係止構造について説明する。まず、ダンパ側壁部222に形成される、第一スポーク41のヘッド4bの係止構造について説明する。図5に示すように、底面BTは、平坦面226、および、平坦面226から軸方向D1に窪んだ凹部225を有する。凹部225は、底面BTの径方向の外側に、ダンパ側周壁部221に沿って複数形成されている。図5の例では一つの収容室223に四つの凹部225が形成されている。
底面BTには第一スポーク41が挿通する複数の貫通孔H1が周方向D2に設けられている。貫通孔H1は、凹部225に一つずつ形成されている。貫通孔H1は、凹部225の底面からダンパ側壁部222のダンパ側テーパ面222a略垂直に延びてダンパ側壁部222を貫通する。第一スポーク41のヘッド4bは凹部225に収容され、ヘッド4bが貫通孔H1を通過不能な大きさを有することにより、凹部225と係合する。
図6において、十二時の位置に位置するダンパ部材27は、透過図として破線で図示しており、脚部27a〜27cと凹部225との位置関係を示している。脚部27b、27cは、挿通孔26の径方向で凹部225よりも内側に位置し、平坦面226上に仕切り部材28を介して当接して支持される。脚部27aは、隣接する凹部225間に形成された位置規制部CPに仕切り部材28を介して当接して支持される。位置規制部CPは、底面BTの平坦面226と面一であり、脚部27b、27cが支持される位置と面一の部位である。位置規制部CP上に脚部27aを支持させることで、ダンパ部材27の軸方向の位置規制を行い、かつ、ダンパ部材27の倒れ込みを防止できる。
貫通孔H1は、ハブ2の外部に連通した部位であるため、埃等のゴミが貫通孔H1を通って収容室223に進入する可能性がある。そこで、図4に示すように、凹部225とダンパ部材27との間に、仕切り部材28を設けてもよい。仕切り部材28で凹部225を塞ぐことにより、ゴミの進入を抑制でき、ダンパ部材27の耐久性を維持することができる。
仕切り部材28は、例えば、金属の板状部材である。図5において、十二時から二時の位置にある収容室223に、仕切り部材28の一例を透過図にて示している。なお、他の収容室223にも同様に仕切り部材28を設ける。同図の仕切り部材28は収容室223の底面BTの輪郭に合わせた外形状を有しており、底面BT全体を覆うものとしている。これにより、ダンパ部材27の脚部27a〜27cは、仕切り部材28の同一平坦面を介して底面BTに当接することになる。
次に、第二スポーク42のヘッド4bの係止構造について説明する。図2に示すように、ヘッド4bは、ディスク取付部23のディスク側壁部232に係止される。ディスク側壁部232には第二スポーク42が挿通する複数の貫通孔H2が周方向に設けられている。貫通孔H2は、ディスク側壁部232の内面からディスク側テーパ面232aに略垂直に延びてディスク側壁部232を貫通する。第二スポーク42のヘッド4bは貫通孔H2を通過不能な大きさを有することにより、ディスク側壁部232と係合する。
貫通孔H1、H2を、互いに対向するダンパ側テーパ面222a、ディスク側テーパ面232aに形成することにより、挿通孔26の中心からの貫通孔H1までの径方向の距離と、挿通孔26の中心からの貫通孔H2までの径方向の距離と、を略同じ距離とすることができ、第一スポーク41と第二スポーク42の全長を略同じにすることが可能となる。
また、第一スポーク41は、ダンパ側テーパ面222aから一方側に傾斜しつつリム3に連結され、第二スポーク42は、ディスク側テーパ面232aから他方側に傾斜しつつリム3に連結されている。ハブ2の外面と第一スポーク41またはハブ2の外面と第二スポーク42との間の距離が長くなるので、ハブ2の近傍におけるメンテナンス性を向上できると共にスポーク4が視覚的に認識し易くなり、外観を向上できる。
以上の通り、本実施形態では、ダンパ部材27と第一スポーク41のヘッド4bとが、軸方向D1に並んで配置され、第一スポーク41のヘッド4bの位置を、外周側よりも、より車軸側に位置させることができる。したがって、例えば、ヘッド4bの係止部をダンパ側周壁部221上に立設する構成と比べて、ハブ2の小型化及び軽量化を図ることができる。また、駆動伝達を受ける、比較的剛性が高い収容部22に第一スポーク41のヘッド4bが係止されるので、凹部225が肉抜きとなってハブ2を軽量化しながら、第一スポーク41の取付剛性も確保できる。
また、ダンパ部材27の脚部27aを位置規制部CP上に支持することで、底面BTに対して軸方向D1でダンパ部材27をより確実に位置決めでき、ダンパ部材27が凹部225へ倒れ込むことを防止できる。また、位置規制部CPが、隣接する凹部25間に設けられたリブとして機能し、収納部22を肉抜きにより軽量化しつつ補強することができる。
また、ダンパ側壁部222に対向するディスク側壁部232に第二スポーク42を係止したことで、第一スポーク41及び第二スポーク42を軸方向D1で対称的に配置することができ、メンテナンス性や外観を向上できる。
1 スポークホイール、2 ハブ、3 リム、4 スポーク、7 ダンパ部材、22 収容部、222 ダンパ側壁部、225 凹部、226 平坦面、BT 底面、H1 貫通孔

Claims (4)

  1. 車軸(9)が挿通する挿通孔(26)を有するハブ(2)と、
    タイヤが装着されるリム(3)と、
    前記ハブと前記リムとを連結する複数のスポーク(4)と、
    を備えた自動二輪車用のスポークホイール(1)であって、
    前記スポーク(4)は、
    前記挿通孔(26)の軸方向(D1)で前記ハブ(2)の一方側から前記リム(3)へ延びる第一スポーク(41)と、
    前記軸方向(D1)で前記ハブ(2)の他方側から前記リムへ延びる第二スポーク(42)と、を備え、
    前記ハブ(2)の前記一方側には、ダンパ部材(27)を収容する収容部(22)が前記挿通孔(26)を囲むように形成され、
    前記収容部(22)は、前記一方側に開放した開口部(OP)と、前記開口部(OP)から前記軸方向(D1)に窪んで形成された底面(BT)と、前記底面(BT)を形成するダンパ側壁部(222)と、を有し、
    前記底面(BT)は、平坦面(226)と、前記平坦面(226)から前記軸方向(D1)に窪み、前記第一スポーク(41)のヘッド(4b)を収容する凹部(225)と、前記凹部(225)に形成され、前記第一スポーク(41)が挿通する貫通孔(H1)と、を備え
    前記ハブ(2)は、前記他方側に形成されブレーキディスク(7)が固定されるディスク取付部(23)と、前記収容部(22)と前記ディスク取付部(23)との間に位置する中央部(21)と、を備え、
    前記ダンパ側壁部(222)の外面は、前記中央部(21)から前記一方側へ向かって拡径するダンパ側テーパ面(222a)を形成し、
    前記ディスク取付部(23)の外面は、前記中央部(21)から前記他方側へ向かって拡径するディスク側テーパ面(232a)を備え、
    前記ディスク側テーパ面(232a)には、前記第二スポーク(42)が挿通する貫通孔(H2)が形成されている、ことを特徴とするスポークホイール。
  2. 請求項1に記載のスポークホイールであって、
    隣接する前記凹部間には前記ダンパ部材(27)の位置を規制する位置規制部(CP)が形成され、
    前記位置規制部(CP)は前記平坦面(226)と面一である、
    ことを特徴とするスポークホイール。
  3. 請求項1又は2に記載のスポークホイールであって、
    前記第一スポーク(41)は、前記ダンパ側テーパ面(222a)から前記他方側に傾斜しつつ前記リム(3)に連結し、
    前記第二スポーク(42)は、前記ディスク側テーパ面(232a)から前記一方側に傾斜しつつ前記リム(3)に連結する、
    ことを特徴とするスポークホイール。
  4. 請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載のスポークホイールであって、
    前記凹部(225)と前記ダンパ部材(27)との間に設けられた仕切り部材(28)を備える、
    ことを特徴とするスポークホイール。
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