JP5361782B2 - 鞍乗り型車両のホイール構造 - Google Patents
鞍乗り型車両のホイール構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5361782B2 JP5361782B2 JP2010083108A JP2010083108A JP5361782B2 JP 5361782 B2 JP5361782 B2 JP 5361782B2 JP 2010083108 A JP2010083108 A JP 2010083108A JP 2010083108 A JP2010083108 A JP 2010083108A JP 5361782 B2 JP5361782 B2 JP 5361782B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- recess
- bottom member
- saddle
- ride type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Vibration Dampers (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Description
本発明によれば、例えば、型抜き方向がアクスル軸に沿う駆動輪用の幅方向サイズの大きなダイキャストホイール等であっても、凹部又は貫通穴部に底部材を置くだけで、ホイールにダンパ収納室を一体的に構成することが可能になるので、ホイールの製造コストの低減を図ることができる。
したがって、ホイールの製造コストを一層低減させることができる。
図1に示されているように、自動二輪車10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11の前部を構成するヘッドパイプ12に設けられ前輪13を転舵可能に支持するフロントフォーク15と、車体フレーム11の後部に設けられるピボット軸17と、このピボット軸17から後方へ延びているスイングアーム18と、このスイングアーム18の後端部に取付けられる後輪21と、車体フレーム11に懸架される駆動源としてのエンジン22と、車体フレーム11の後部から後方へ延びているシートレール23と、このシートレール23に支持されると共に前輪13と後輪21の間に配置され乗員が着座する乗員シート24と、を備える。乗員シート24に乗員が跨って乗車するため、この種の車両は鞍乗り型車両と呼ばれる。
以下、駆動輪としての後輪の構成について詳しく説明する。
図3に示されているように、ホイール44のハブ部71に備えられている左凹部52に、5枚の板状の底部材54をセットし、前記底部材54の外方からダンパ部76をセットし、このダンパ部76の外方からファイナルドリブンフランジ66を挿入し、このファイナルドリブンフランジ66の外側面にファイナルドリブンスプロケット39を第1ボルト61にて締付けた。ダンパ部76は5つの小ダンパ77から構成されている。
図4及び図5に示されているように、左凹部52は、車軸側に近い車軸側側面81と、この車軸側側面81から外側に延びている底部53と、この底部53の外側に形成されスポーク側に近いスポーク側側面82と、このスポーク側側面82と車軸側側面81の間に設けられ左凹部52を5つの小凹部83に区画する5つの区画部84と、からなり、前記小凹部83に各々、複数の段部85が一体的に形成されている。すなわち、各小凹部83の内壁79となるスポーク側側面82、車軸側側面81及び底部53に渡って、複数の段部85が形成されている。
図7に示されているように、ファイナルドリブンフランジ66で、弾性体64に挿入される側に、5つの爪部65が突設されている。これらの5つの爪部65は、各々、図6のように配置されている互いに隣接して配置される大小の弾性体86、87の間に挿入される。
ハブ部の右側面に形成した右凹部58と車両側面視で重なるように配置され、右凹部58のスポークに近い側の側面をスポーク側側面82とし、右凹部58の車軸側に近い側の側面を車軸側側面81とするとき、パルサリング67の外縁92からスポーク側側面82までの距離(a)は、車軸側側面81からパルサリングの内縁91までの距離(b)と同じ又は大きくなるように設定されている。
図2に戻って、左凹部52の深さ方向途中にホイールと別体の底部材54を置き、この底部材54よりも車幅方向外側がダンパ収納室60となるようにした。このようにハブの左凹部52を利用し、左凹部52に底部材54を置いて構成したダンパ収納室60であれば、別部材で、ダンパ収納室60をホイール44に付加する場合に較べると、車両のコストアップを抑えることが可能になる。
底部材54を凹部内壁95に形成した段部85に載せる板状部材54とすることで、底部材54のコストを低減することができる。
図9に示されているように、ホイール144は、ハブ部171に、車両幅方向に延びる貫通穴部172を有し、この貫通穴部172の深さ方向途中の内壁173に、ホイールと別体の底部材154を置くことができるようにして、底部材154よりも車幅方向外側がダンパ収納室160とされている。
このようにハブ部の貫通穴部172を利用し、貫通穴部172に底部材154を置いて構成したダンパ収納室160であれば、ハブ部171に別部材を取付ける場合に較べて、車両のコストアップを抑えることが可能になる。
図10に示されているように、ハブ部71Bに形成されている左凹部52Bに、プレート部101と、このプレート部101に連結されると共に、左凹部52Bの底部53Bに載せられる複数の脚部102とを有する複数の底部材54Bをセットし、これらの底部材54Bに車両外方から弾性体64Bを載せ、弾性体64Bの外方からファイナルドリブンフランジ66の爪部65が挿入する。底部材54Bの形状が異なっている点以外は、実施例1と大きく変わるところはなく説明を省略する。次図にて、底部材54Bの詳細について説明する。
ダイカストによりホイールが成形されている場合、凹部の内壁115に所定の抜き勾配(α)をもたせている。この抜き勾配(α)を利用してスカート部112が有するテーパー部114を凹部の内壁115に係止させることで、底部材54Cを左凹部52Cの中間部で係止させることができる。したがって、このような底部材54Cであれば、コストアップを最小限に抑えつつ弾性体収納室の容量を容易に変化させることができる。
Claims (6)
- リム部(73)と、スポーク部(72)と、ハブ部(71)とを有するホイール(44)と、このホイール(44)に設けられるダンパ収納室(60、60B、60C)に収納される複数の弾性体(64、64B、64C)と、エンジン側のドライブスプロケット(38)に駆動されるドリブンスプロケット(39)と、前記複数の弾性体(64、64B、64C)間に嵌め合わされる爪部(65)を有すると共に、前記ドリブンスプロケット(39)に連結されるファイナルドリブンフランジ(66)と、を備える鞍乗り型車両のホイール構造において、
前記ハブ部(71)に、車両幅方向に延びる凹部(52、52B、52C)又は車幅方向に延びる貫通穴部(172)を有し、
前記凹部(52、52B、52C)の深さ方向途中に前記ホイール(44)と別体の底部材(54、54B、54C)を置く、又は前記貫通穴部(172)の深さ方向途中に前記ホイール(44)と別体の底部材(154)を置き、
前記底部材(54、54B、54C)よりも車幅方向外側が前記ダンパ収納室(60、60B、60C)とされていることを特徴とする鞍乗り型車両のホイール構造。 - 前記底部材(54、54B、54C)は板状部材であり、
前記凹部(52、52B、52C)の内壁又は前記貫通穴部(172)の内壁に、段部(85)が一体的に形成され、この段部(85)に前記板状部材(54、54B、54C)が載せられていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のホイール構造。 - 前記凹部(52、52B、52C)は、車両側面視で、扇形に形成され前記ハブ部(71)の周方向に並ぶように複数設けられている扇形凹部(52、52B、52C)であり、これらの扇形凹部(52、52B、52C)の角部に前記段部(85)が形成されていることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両のホイール構造。
- 前記底部材(54、54B、54C)は、前記弾性体(64、64B、64C)が載せられるプレート部(101)と、このプレート部(101)に連結されると共に、前記凹部(52、52B、52C)の底部に載せられる複数の脚部(102)とを有することを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のホイール構造。
- 前記底部材(54、54B、54C)は、前記弾性体(64、64B、64C)が載せられるプレート部(101)と、このプレート部(101)の周縁から車幅方向内側へ延出されるスカート部(112)とを有し、前記スカート部(112)は、テーパー状に形成されるテーパー部(114)を有すると共に、前記テーパー部(114)が前記凹部(52、52B、52C)の内壁又は前記貫通穴部(172)の内壁に係止されていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のホイール構造。
- 前記ホイール(44)で、前記ファイナルドリブンフランジ(66)が設けられている側と車幅方向反対側の側面に、前記ホイール(44)の回転速度を検出するパルサリング(67)が備えられ、このパルサリング(67)は、前記凹部と車両側面視で重なるように配置され、
前記凹部(52、52B、52C)の前記スポーク部(72)に近い側の側面をスポーク側側面とし、前記凹部(52、52B、52C)の車軸側に近い側の側面を車軸側側面とするとき、
前記パルサリングの外縁(92)から前記スポーク側側面(82)までの距離は、前記車軸側側面(81)から前記パルサリングの内縁(91)までの距離と同じ又は大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の鞍乗り型車両のホイール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010083108A JP5361782B2 (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | 鞍乗り型車両のホイール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010083108A JP5361782B2 (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | 鞍乗り型車両のホイール構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011213232A JP2011213232A (ja) | 2011-10-27 |
JP5361782B2 true JP5361782B2 (ja) | 2013-12-04 |
Family
ID=44943425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010083108A Expired - Fee Related JP5361782B2 (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | 鞍乗り型車両のホイール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5361782B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5911058B2 (ja) * | 2012-02-09 | 2016-04-27 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車用ホイール |
JP6307052B2 (ja) * | 2015-09-11 | 2018-04-04 | 本田技研工業株式会社 | スポークホイール |
JP2020175792A (ja) * | 2019-04-19 | 2020-10-29 | ヤマハ発動機株式会社 | ダイカストホイールおよび鞍乗型車両 |
US11524741B2 (en) * | 2020-07-16 | 2022-12-13 | Shimano Inc. | Sensor wheel and disc brake apparatus |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4833888Y1 (ja) * | 1969-07-22 | 1973-10-15 | ||
JP2003154804A (ja) * | 2001-11-20 | 2003-05-27 | Yamaha Motor Co Ltd | スクータ型自動二輪車のホイール部構造 |
JP4428137B2 (ja) * | 2004-05-20 | 2010-03-10 | スズキ株式会社 | 自動二輪車の後輪用キャストホイール |
JP5113399B2 (ja) * | 2007-02-05 | 2013-01-09 | 本田技研工業株式会社 | 車両用ホイール |
-
2010
- 2010-03-31 JP JP2010083108A patent/JP5361782B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011213232A (ja) | 2011-10-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5733905B2 (ja) | 二輪車のホイール構造 | |
JP5361782B2 (ja) | 鞍乗り型車両のホイール構造 | |
KR20160123484A (ko) | 차량용 휠 및 그 제조 방법 | |
JP2015123764A (ja) | 自動二輪車 | |
JP5665646B2 (ja) | 車両のホイール | |
US9327548B2 (en) | Wheel for motorcycle | |
JP5113399B2 (ja) | 車両用ホイール | |
JP6464130B2 (ja) | パルサーリング取付構造 | |
WO2011030405A1 (ja) | 自動車用ホイール | |
EP2927021B2 (en) | Wheel support mechanism | |
JP5374353B2 (ja) | 自動車用ホイール | |
KR20160007385A (ko) | 허브 유닛 | |
JP2007276784A (ja) | 自動車用ホイール | |
JP2011116195A (ja) | 車両用ホイール | |
JP5637876B2 (ja) | 鞍乗型車両の駆動輪構造 | |
EP3533621B1 (en) | Wheel damper structure | |
JP2009143466A (ja) | 車輪用転がり軸受装置 | |
JP6352590B2 (ja) | 鞍乗り型車両のホイール及びその周辺構造 | |
JP2010158993A (ja) | 自動車用ホイールセット | |
JP2012040947A (ja) | 車両用ホイール | |
JP6425354B2 (ja) | ホイール構造、及びホイール構造の製造方法 | |
JP4303067B2 (ja) | 自動二輪車用ホイール及びその鋳造用型 | |
JP6196202B2 (ja) | 自動二輪車 | |
JP6567338B2 (ja) | 自動車用ホイール | |
JP2015113077A (ja) | タイヤ・ホイール組立体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130808 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130827 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130903 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5361782 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |