JP5661340B2 - 駆動装置 - Google Patents

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    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/14Electronic commutators
    • H02P6/15Controlling commutation time

Description

本発明は、駆動装置に関し、特にロータの磁極を検出する検出手段からの出力によってコイルへの通電を切り換える駆動装置に関する。
ステッピングモータ(以下、「モータ」と略す)にホール素子であるセンサ(以下、「センサ」と略す)を設けて、ロータマグネットの回転位置を検出することが知られている。これによれば、通常のステップ駆動と共に、コイルへの通電を所望の速度や負荷に応じた適正なタイミングで切り換えるフィードバック駆動が可能となる。この結果、低速域から高速域までの広い速度領域で使用でき、同時に高出力トルクを達成することができる。
図9は、2つのセンサと2相のコイルを有するモータにて、センサ出力に基づいてそれぞれのコイルの通電切り換えタイミングを制御する例を説明する図である。係る通電切り換えのタイミング制御は、例えばモータの駆動回路(不図示)によって行うことが可能である。以下、2つのセンサをそれぞれAセンサとBセンサ、2相のコイルをA相コイルとB相コイルとして説明する。図中T1で示すタイミングでAセンサがLowレベル(以下、「L」と略す)からHiレベル(以下、「H」と略す)へ変化したことを検出すると、その後、予め設定された時間Ta1経過後である図中T2で示すタイミングでA相コイルを+方向に通電する。その後図中T3で示すタイミングでBセンサがLからHへ変化したことを検知すると、予め設定された時間Tb1経過後である図中T4で示すタイミングでB相コイルを+方向に通電する。以降連続的に、センサのH/L反転から、コイルの通電切り換えまでの時間Ta2〜Ta4及びTb2〜Tb4を増減させたり、一定に保持させたりする制御を行う。これにより、モータを加速したり、減速したり、一定の速度を保持したり、急峻な負荷変動に抗して回転させることが可能となる。
特開平09−331666号公報
まず、コイルへの通電を切り換えることによって、センサの出力電圧が変動する現象について説明する。
図10は、図9に示すモータの側面図であって、ケース部材とコイル及びコイルへ通電する配線部材は省略されている。図10においてA相ヨーク1はA相コイルに通電することで磁極が励磁され、B相ヨーク2はB相コイルに通電することで磁極が励磁される。ロータマグネット4の外周面にはN極とS極が交互に着磁されており、ロータマグネット4と回転中心軸3が一体化されている。センサ5はロータマグネット4の外周面に対向するように配置され、ロータマグネット4の回転を検出する。モータが小型化すると、図10に示されるように、センサ5がA相ヨーク1とB相ヨーク2に接近して配置される。これによって、A相ヨーク1およびB相ヨーク2に発生する磁気によってセンサ5の出力電圧が変動してしまう。
図9ではセンサの出力電圧を2値化した後の矩形波を示したが、センサ5に用いられるホール素子はアナログ的に変化する出力電圧をもつので、そのアナログ的な出力電圧を2値化回路によって2値化している。図11の各曲線は、横軸を時間、縦軸を出力電圧として、センサ5の出力電圧の変化を表している。図11の1点鎖線で示される曲線は、センサ5がA相ヨーク1およびB相ヨーク2に発生する磁気の影響を受けない状態で、ロータマグネット4が回転した場合の出力電圧の変化を示している。図9の2値化された矩形波は、このようなアナログ的な出力電圧を図示の基準電圧を閾値として2値化したものである。
図11の符号「A+B+」が与えられる点線の曲線は、A相コイルおよびB相コイルを+方向に通電する場合におけるセンサ5の出力電圧の変化を表している。図11の符号「A−B+」が与えられる点線の曲線は、それぞれA相コイルを−方向に通電し、B相コイルを+方向に通電する場合におけるセンサ5の出力電圧の変化を表している。図11の符号「A+B−」が与えられる点線の曲線は、それぞれA相コイルを+方向に通電し、B相コイルを−方向に通電する場合におけるセンサ5の出力電圧の変化を表している。図11の符号「A−B−」が与えられる点線の曲線は、A相コイルおよびB相コイルを+方向に通電する場合におけるセンサ5の出力電圧の変化を表している。
図11の場合、A相コイルとB相コイルとが同じ方向に通電される場合に、センサ5の出力電圧は強い影響を受ける。すなわち、A+B+に通電された場合にプラス側に大きく変動し、A−B−に通電された場合にマイナス側に大きく変動する。また、センサ5により近い位置に設けられたA相ヨーク1の影響をより強く受けるので、A+B−に励磁された場合にプラス側に小さく変動し、A−B+に励磁された場合にマイナス側に小さく変動する。このようにA相コイルとB相コイルの通電方向の組み合わせによって、センサ5の出力電圧は変動の方向と変動の大きさが異なり、図11に図示された点線のように4通りの変動が存在する。
実際のモータでは、ヨークの4通りの励磁の組み合わせを連続的に切り換えながらロータマグネットが回転するので、センサの実際の出力電圧はヨークの励磁の影響によって連続的に4通りに変動することとなる。図12はモータを駆動したときのセンサ5の出力電圧の変化を説明する図である。図12(a)の1点鎖線は図11と同様に、A相ヨーク1およびB相ヨーク2に発生する磁気の影響を受けない場合におけるセンサ5の出力電圧であり、これが正しいロータマグネット4の回転位置を示す理想の出力電圧である。また、そのプラス側およびマイナス側に図示された合計4本の点線は図11と同様に、それぞれA相コイルおよびB相コイルがA+B+、A+B−、A−B+、A−B−に通電された場合における変動したセンサ5の出力電圧を示す。変動する理由は前述の通りである。さらに、図12(b)に示された2つの矩形波はそれぞれA相コイルおよびB相コイルの通電切り換えを示しており、図中T1、T2、T3およびT4で示す時間範囲はそれぞれA+B−、A−B−、A−B+、A+B+に通電されていることを示している。
この結果、センサの実際の出力電圧は図12(a)に図示する実線のように変化することになる。つまり、A+B−に励磁された図中T1で示す時間範囲では理想の出力電圧からプラス側に小さく変動した点線の出力電圧となるが、A−B−に励磁された図中T2で示す時間範囲では理想の出力電圧からマイナス側に大きく変動した点線の出力電圧となる。同様に図中T3で示す時間範囲では理想の出力電圧からマイナス側に小さく変動した点線の出力電圧となり、図中T4で示す時間範囲では理想の出力電圧からプラス側に大きく変動した点線の出力電圧となる。このように、センサ5の出力電圧は常に、コイルの通電方向の組み合わせに対応して変動し、1点鎖線で図示される理想の出力電圧が出力されることはない。以降、説明の簡素化のため、図12(a)の1点鎖線で示したA相ヨーク1およびB相ヨーク2に発生する磁気の影響を受けない場合におけるセンサ5の出力電圧を「理想の出力電圧(1点鎖線)」と記す。また、図12(a)の点線で示したA相ヨーク1およびB相ヨーク2に発生する磁気の影響を受けて4通りに変動したセンサ5の出力電圧を「変動した出力電圧(点線)」と記す。さらに、図12(a)の実線で示す、A相コイルおよびB相コイルの通電切り換えに応じて4つの変動した出力電圧(点線)の内でいずれかに切り換わりながら出力されるセンサ5の実際の出力電圧を「実際の出力電圧(実線)」と記述する。
以上の説明の通り、センサ5は理想の出力電圧(1点鎖線)ではなく、実際の出力電圧(実線)しか出力しない。このため、図12(c)に図示するように、理想の出力電圧(1点鎖線)を2値化すると、1点鎖線で図示する矩形波となるが、実際の出力電圧(実線)を2値化すると、実線で図示する矩形波となる。これによって、正しいロータマグネットの回転位置を知ることができず、このままでは適正な駆動制御をすることができない。
本発明の目的は、検出手段の出力がコイルへの通電の影響を受けたとしても、適正な駆動制御が可能な駆動装置を提供することにある。
本発明の駆動装置は、円周方向に異なる磁極が交互に形成されるロータと、通電することで第1のヨークを励磁する第1のコイルと、通電することで第2のヨークを励磁する第2のコイルと、前記ロータが回転する際に、前記ロータの磁極を交互に検出して信号を出力する第1の検出手段と、前記ロータが回転する際に、前記ロータの磁極を交互に検出して前記第1の検出手段とは異なる位相の信号を出力する第2の検出手段と、前記第1の検出手段が前記ロータの磁極の変化を検出してから第1の時間を計時し、前記第2の検出手段が前記ロータの磁極の変化を検出してから第2の時間を計時する計時手段と、前記第1のコイルおよび前記第2のコイルに通電していないときに前記第1の検出手段および前記第2の検出手段から出力される信号と、前記第1のコイルおよび前記第2のコイルに通電しているときに前記第1の検出手段および前記第2の検出手段から出力される信号との差を補正する補正値を出力する補正値出力手段と、前記計時手段によって計時される前記第1の時間および前記補正値出力手段から出力される前記補正値に基づいて前記第1のコイルの通電方向を切り換え、前記計時手段によって計時される前記第2の時間および前記補正値出力手段から出力される前記補正値に基づいて前記第2のコイルの通電方向を切り換える通電制御手段と、前記第1のコイルまたは前記第2のコイルの通電方向の切り換えとほぼ同時に、前記第1の検出手段または前記第2の検出手段によって検出される前記ロータの磁極が変化するかどうかを判定する判定手段と、を有し、前記判定手段によって、前記第1のコイルまたは前記第2のコイルの通電方向の切り換えとほぼ同時に、前記第1の検出手段によって検出される前記ロータの磁極が変化すると判定される場合に、前記通電制御手段は、前記計時手段によって計時される前記第2の時間および前記補正値出力手段から出力される前記補正値に基づいて前記第1のコイルの通電方向を切り換えるように制御し、前記判定手段によって、前記第1のコイルまたは前記第2のコイルの通電方向の切り換えとほぼ同時に、前記第2の検出手段によって検出される前記ロータの磁極が変化すると判定される場合に、前記通電制御手段は、前記計時手段によって計時される前記第1の時間および前記補正値出力手段から出力される前記補正値に基づいて前記第2のコイルの通電方向を切り換えるように制御することを特徴とする。
検出手段の出力がコイルへの通電の影響を受けたとしても、適正な駆動制御が可能な駆動装置を提供することができる。また、コイルへの通電方向の切り換えとほぼ同時に、検出手段によって検出されるロータの磁極が変化したとしても、適正な駆動制御が可能な駆動装置を提供することができる。
第1の実施例である駆動装置のブロック図である。 第1の実施例である駆動装置にて、モータを加速制御しているときのタイミングチャートである。 モータ駆動制御動作を説明するフローチャートである。 図12のT3で示す時間範囲とT4で示す時間範囲の境界部(図示P)のセンサの出力電圧を拡大した図である。 図12のT3で示す時間範囲とT4で示す時間範囲の境界部(図示P)のセンサの出力電圧を拡大した図である。 第2の実施例である駆動装置のブロック図である。 第2の実施例である駆動装置にて、モータを加速制御しているときのタイミングチャートである。 モータ駆動制御動作を説明するフローチャートである。 2つのセンサ出力に基づいて2相のコイルの通電切り換えタイミングの制御を示す図である。 図9に示すモータの側面図である。 センサ5の出力電圧の変化を説明する図である。 モータを駆動したときのセンサ5の出力電圧の変化を説明する図である。
以下、本件発明の好適な実施形態を添付の図面を参照して説明する。なお、以下の説明は、図10に示すモータに本発明を適用した場合の例であるが、これに限るものではない。ロータマグネットの位置検出とヨークの励磁タイミングとの間に、上記従来技術の問題点を有する他のモータにも適用でききることは言うまでもない。すなわち、本発明は、ロータマグネットの回転位置を検出するための検出手段を備えた駆動装置に利用可能な発明である。
[第1の実施例]
図1は、第1の実施例としての駆動装置のブロック図である。第1の実施例の駆動装置はモータ101およびモータ101を制御するモータ制御回路110から構成される。
本実施例のモータ101はステッピングモータであり、例えば、撮像装置のズームレンズを駆動するモータに適用可能である。
モータ101は、ロータ103、A相コイル104a(第1のコイル)、B相コイル104b(第2のコイル)、Aセンサ105aおよびBセンサ105bから構成される。ロータ103には、円筒形のマグネット102が固定される。マグネット102の外周面には円周方向に異なる磁極(N極とS極)が交互に着磁される。Aセンサ105aおよびBセンサ105bは、通過する磁束によって出力電圧がアナログ的に変化するホール素子を使用する。Aセンサ105aおよびBセンサ105bは、マグネット102の外周面に着磁されるN極およびS極に対向するように配置され、ロータ103が回転することで出力電圧がそれぞれアナログ的に変化する。
すなわち、Aセンサ105aはロータ103が回転する際に、ロータ103の磁極(N極とS極)を交互に検出して信号を出力する第1の検出手段として機能する。Bセンサ105bはロータ103が回転する際に、ロータ103の磁極(N極とS極)を交互に検出してAセンサ105aとは異なる位相の信号を出力する第2の検出手段として機能する。
モータ制御回路110は、検出部106、計時部107、通電制御部108から構成されている。
検出部106は、Aセンサ105aおよびBセンサ105bから出力されるアナログ的な電圧信号をそれぞれHとLに2値化して、矩形波を出力する。
計時部107は、検出部106から出力される矩形波がH/L反転してからH/L反転するまでの時間を計時して出力する。計時部107は、互いに独立して計時し、出力することのできるAタイマーおよびBタイマーを備えている。Aセンサ105aの矩形波がH/L反転してからH/L反転するまでの時間AをAタイマーが計時して出力する。Bセンサ105bの矩形波がH/L反転してからH/L反転するまでの時間BをBタイマーが計時して出力する。
すなわち、計時部107は、Aセンサ105aがロータ103の第1の磁極(例えばN極)を検出してからロータ103の第1の磁極とは異なる第2の磁極(例えばS極)を検出するまでの時間を第1の時間として計時する計時手段として機能する。そして、計時部107は、Bセンサ105bが第1の磁極(例えばN極)を検出してから第2の磁極(例えばS極)を検出するまでの時間を第2の時間として計時する計時手段として機能する。
通電制御部108は、計時部107で計時されるAセンサ105aおよびBセンサ105bのH/L反転からの経過時間に基づいて、A相コイル104aおよびB相コイル104bの通電切り換えタイミングの制御を行う。通電制御部108は、A相コイル104aおよびB相コイル104bの通電切り換えとほぼ同時にAセンサ105aまたはBセンサ105bにてH/L反転が発生していないかを判定する判定部108aを有する。
補正値出力部109はメモリを有し、このメモリにセンサ105aおよび105bの理想の出力電圧と実際の出力電圧との差を補正する補正値が記憶されている。通電制御部108は、補正値出力部109から出力される補正値に基づいてセンサ105aおよび105bの理想の出力電圧と実際の出力電圧との差を補正する。
すなわち、通電制御部108は、コイル104aおよび104bに通電していないときのセンサ105aおよび105bからの出力と、コイル104aおよび104bに通電しているときのセンサ105aおよび105bから出力との差を補正する。
図4は、図12にT3で示す時間範囲とT4で示す時間範囲の境界部(図示P)のセンサの出力電圧を拡大した図であり、1点鎖線・点線・実線の意味は図12と同様である。ただし、図4(a)は実際の出力電圧(実線)が閾値となる基準電圧となる(以下、ゼロクロスと略す)のがT3で示す時間範囲において発生した場合、図4(b)はT4で示す時間範囲で発生した場合の図である。図4(a)および図4(b)において、PaとPbが実際の出力電圧(実線)のゼロクロスの発生点であり、Qが理想の出力電圧(1点鎖線)のゼロクロスの発生点である。図4(a)に図示するQとPaとの差であるΔTa、図4(b)に図示するQとPbの差であるΔTbはともに固定値であるため、予め補正値出力部109のメモリに記憶している。補正値出力部109は補正値ΔTa、ΔTbを通電制御部108に出力する。これにより、通電制御部108は、PaとPbのタイミングに対してΔTaとΔTbの時間補正をすることによってQのタイミングを間接的に知ることができ、正しいロータマグネットの回転位置を知ることが可能となる。
図4(a)のようにゼロクロスが図中T4で示す時間範囲において発生した場合は、実際の出力電圧(実線)のゼロクロスの時間PaにΔTaを加えた時間を、理想の出力電圧(1点鎖線)のゼロクロスの時間Qとみなす。そして、実際の出力電圧(実線)のゼロクロスの時間PaにΔTaを加えた時間で、A相コイル104aおよびB相コイル104bの通電切り換えタイミングの制御を行う。図4(b)のようにゼロクロスが図中T3で示す時間範囲において発生した場合は、実際の出力電圧(実線)のゼロクロスの時間PbからΔTbを減じた時間を、理想の出力電圧(1点鎖線)のゼロクロスの時間Qとみなす。そして、実際の出力電圧(実線)のゼロクロスの時間PbからΔTbを減じた時間で、A相コイル104aおよびB相コイル104bの通電切り換えタイミングの制御を行う。
図5は図4と同様に、図12にT3で示す時間範囲とT4で示す時間範囲の境界部のセンサの出力電圧を拡大した図であり、1点鎖線・点線・実線の意味は図12および図4と同様である。図5において、Pcは実際の出力電圧(実線)のゼロクロスの発生点、Qは理想の出力電圧(1点鎖線)のゼロクロスの発生点である。Paは時間範囲T3およびT4をA+B+の通電パターンとするときのゼロクロスの発生点であり、Pbは時間範囲T3およびT4をA−B+の通電パターンとするときのゼロクロスの発生点である。
ここで図4との違いは、実際の出力電圧(実線)のゼロクロスが図9のT3で示す時間範囲とT4で示す時間範囲の境界上で発生していること、つまり、A−B+からA+B+への通電切り換えと同時にゼロクロスが発生していることである。図4(a)のようにコイルの通電切り換えの後でゼロクロスが発生する場合は、ΔTaを実際の出力電圧(実線)のゼロクロス時間Paに加算することで、理想の出力電圧(1点鎖線)のゼロクロス時間Qを知ることができる。同様に、図4(b)のようにコイルの通電切り換えの前にゼロクロスが発生する場合にも、ΔTbを実際の出力電圧(実線)のゼロクロス時間Pbから減算することで、理想の出力電圧(1点鎖線)のゼロクロスQを知ることができる。
しかし、図5では、コイルへの通電切り換えによって、ゼロクロスが発生している。前述の通り、変動した出力電圧(点線)のゼロクロスと理想の出力電圧(1点鎖線)のゼロクロスの差であるΔTa(=PaからQまで)またはΔTb(=PbからQまで)は固定値である。しかし、実際の出力電圧(実線)のゼロクロスと理想の出力電圧(1点鎖線)のゼロクロスの差(=PcからQまで)は、どの時点でコイルの通電パターンが切り換わったかによって変化する値である。したがって、図9の場合は、前述した時間補正では、理想の出力電圧(1点鎖線)のゼロクロスの時間Qを知ることができない。
図2は第1の実施例である駆動装置にて、モータ101を加速制御しているときのタイミングチャートである。図2に示すとおり、Aセンサ105aのH/L反転から第1の経過時間[±ΔTa+Ta11]〜[±ΔTa+Ta31]後にA相コイル104aの通電切り換えを行っている。同様に、Bセンサ105bのH/L反転から第1の経過時間[±ΔTb+Tb11]〜[±ΔTb+Tb31]後にB相コイル104bの通電切り換えを行っている。すなわち、計時部107から出力されるAセンサ105aの矩形波がH/L反転してからの経過時間が[±ΔTa+Ta11]〜[±ΔTa+Ta31]となるタイミングでA相コイル104aの通電切り換えを行う。計時部107から出力されるBセンサ105bの矩形波がH/L反転してからの経過時間が[±ΔTb+Tb11]〜[±ΔTb+Tb31]となるタイミングでB相コイル104bの通電切り換えを行う。
第1の経過時間の第1項である[±ΔTa]、[±ΔTb]は、前述の時間補正によって与えられる補正時間項である。すなわち、センサの実際の出力電圧(実線)を理想の出力電圧(1点鎖線)に補正する補正項である。この補正項は、図4(a)および(b)を参照して説明したように、加算補正である場合には正の符号を有し、減算補正である場合には負の符号を有する。また、第1の経過時間の第2項である[+Ta11]〜[+Ta31]、[+Tb11]〜[+Tb31]は、マグネット102の回転位置とコイルの通電切り換えとのタイミング関係を定める時間項である。この時間項の値を制御してモータの回転速度が制御される。すなわち、本実施例のモータは、センサの出力電圧を2値化し、当該2値化されたセンサの出力信号のレベル反転からマグネット102の回転位置を検出してコイルの通電切り換えを制御している。
ここで、センサのH/L反転からコイルの通電切り換えまでの第1の経過時間の第2項である[+Ta11]〜[+Ta31]、[+Tb11]〜[+Tb31]をそれぞれに適当な値で一定に制御したとする。そうすると、マグネット102の回転位置とコイルの通電切り換えとのタイミングの関係が一定となり、モータのかかる負荷が一定であるなら、回転速度を一定に制御することが可能である。しかし、第1の経過時間の第2項[+Ta11]〜[+Ta31]、[+Tb11]〜[+Tb31]をそれぞれに段階的に小さくするように制御すると、マグネット102の回転位置に対してコイルの通電切り換えのタイミングが段階的に早まることになる。この場合、モータにかかる負荷が一定であるならば、モータの回転速度を加速することが可能となる。
このように第1の経過時間の第2項[+Ta11]〜[+Ta31]、[+Tb11]〜[+Tb31]を段階的に短くすることにより、モータは加速される。この加速する過程において、図2に示すように、B相コイル104bの通電切り換えからAセンサ105aのH/L反転までの時間Tc1〜Tc3は徐々に短くなり、やがてほぼ同時となる。すなわち、図2の矢印T4で示すタイミングでAセンサ105aがH/L反転しているのは、図2の矢印T3で示すタイミングでB相コイル104bの通電切り換えが行われていることに起因している。このように、コイルの通電切り換えによって発生したセンサのH/L反転は、前述した時間補正によって理想の出力電圧(1点鎖線)のゼロクロスの時間を知ることができない。
第1の実施例では、このような場合を考慮して以下のような制御を行う。
図3は第1の実施例としてのモータ駆動制御動作を説明するフローチャートである。
ステップS101では、通電制御部108によって、A相コイル104aおよびB相コイル104bの通電切り換えが行われる。
ステップS102では、通電制御部108によって、A相コイル104aおよびB相コイル104bの通電切り換えとほぼ同時にAセンサ105aまたはBセンサ105bにてH/L反転が発生していないかを判定する。A相コイル104aおよびB相コイル104bの通電切り換えとほぼ同時にAセンサ105aまたはBセンサ105bにてH/L反転が発生する場合にはステップS105へ進む。A相コイル104aおよびB相コイル104bの通電切り換えとほぼ同時にAセンサ105aまたはBセンサ105bにてH/L反転が発生しない場合には、ステップS103へ進む。
ステップS103では、通電制御部108によって、Aセンサ105aまたはBセンサ105bにてH/L反転が発生するかどうかを判定する。Aセンサ105aまたはBセンサ105bにてH/L反転が発生する場合にはステップS104へ進む。Aセンサ105aまたはBセンサ105bにてH/L反転が発生しない場合にはステップS103を繰り返す。
ステップS104では、通電制御部108によって、Aセンサ105aにてH/L反転が発生してから計時部107のAタイマーで計時される時間Aが第1の経過時間となったかどうかを判定する。時間Aが第1の経過時間となっていれば、ステップS101に進む。時間Aが第1の経過時間となっていなければ、ステップS104を繰り返す。同様に、ステップS103でBセンサ105bにてH/L反転が発生した場合には、Bセンサ105bにてH/L反転が発生してから計時部107のBタイマーで計時される時間Bが第1の経過時間となったかどうかを判定する。時間Bが第1の経過時間となっていれば、ステップS101に進む。時間Bが第1の経過時間となっていなければ、ステップS104を繰り返す。
ステップS105では、通電制御部108によって、Bセンサ105bにてH/L反転が発生してから計時部107のBタイマーで計時される時間Bが第2の経過時間となったかどうかを判定する。時間Bが第2の経過時間となっていれば、ステップS101に進む。時間Bが第2の経過時間となっていなければ、ステップS105を繰り返す。同様に、ステップS102でBセンサ105bにてH/L反転が発生したと判定される場合には、Aセンサ105aにてH/L反転が発生してから計時部107のAタイマーで計時される時間Aが第2の経過時間となったかどうかを判定する。時間Aが第2の経過時間となっていれば、ステップS101に進む。時間Aが第2の経過時間となっていなければ、ステップS105を繰り返す。
第1の実施例では、A相コイル104aおよびB相コイル104bの通電切り換えとほぼ同時にAセンサ105aにてH/L反転が発生する場合には、Aセンサ105aにてH/L反転が発生してから計時される時間Aに基づく通電切り換えを行わない。その代わりに、Bセンサ105bにてH/L反転が発生してから計時される時間Bに基づく通電切り換えを行っている。同様に、A相コイル104aおよびB相コイル104bの通電切り換えとほぼ同時にBセンサ105bにてH/L反転が発生する場合には、Bセンサ105bにてH/L反転が発生してから計時される時間Bに基づく通電切り換えを行わない。その代わりに、Aセンサ105aにてH/L反転が発生してから計時される時間Aに基づく通電切り換えを行っている。
すなわち、A相コイル104aおよびB相コイル104bの通電切り換えとほぼ同時にAセンサ105aにてH/L反転が発生しない場合には、Aセンサ105aにてH/L反転が発生してからの時間Aは前述した時間補正が可能である。しかし、A相コイル104aおよびB相コイル104bの通電切り換えとほぼ同時にAセンサ105aにてH/L反転が発生する場合には、Aセンサ105aにてH/L反転が発生してからの時間Aは前述した時間補正ができない。これはBセンサ105aについても同様である。
計時部107は、Aセンサ105aの矩形波がH/L反転してから再度H/L反転するまでの時間Aと、Bセンサ105bの矩形波がH/L反転してから再度H/L反転するまでの時間Bとをそれぞれ独立して計時し、独立して出力している。したがって、通電切り換えとほぼ同時にAセンサ105aにてH/L反転が発生する場合には、Bセンサ105bにてH/L反転が発生してからの時間Bに基づく制御ができる。同様に、A通電切り換えとほぼ同時にセンサ105bにてH/L反転が発生する場合には、Aセンサ105aにてH/L反転が発生してからの時間Aによる制御ができる。
図3のフローチャートの動作を図2の矢印T1で示すタイミングからスタートした場合を例にして説明する。
図2の矢印T1で示すタイミングでは、A−B−からA+B−に通電切り換えが行われる。そして、ステップS102へ進む。
図2の矢印T1で示すタイミングでは、Aセンサ105aもBセンサ105bも通電切り換えとほぼ同時にH/L反転が発生していないので、ステップS102ではNとなり、ステップS103へ進む。
図2の矢印T2で示すタイミングでBセンサ105bにてH/L反転が発生するまでステップS103を繰り返して、ステップS104へ進む。
計時部107のBタイマーが計時した時間Bが、第1の経過時間[±ΔTb+Tb31]となるまでステップS104を繰り返す。そして、計時部107のBタイマーが計時した時間Bが、第1の経過時間[±ΔTb+Tb31]となると、ステップS101に進む。
ステップS101では、図2の矢印T3で示すタイミングでA+B−からA+B+に通電切り換えが行われる。このとき、図2の矢印T3で示すタイミングとほぼ動じである図2の矢印T4で示すタイミングでAセンサ105aにてH/L反転が発生する。したがって、次にステップS102に進むと、通電切り換えとAセンサ105aのH/L反転がほぼ同時と判定され、ステップS105へ進む。
ステップS105では、Bセンサ105bにてH/L反転が発生してから計時部107のBタイマーにて計時される時間Bが、第2の経過時間[±ΔTb+Tb42]となるまで、ステップS104を繰り返す。そして、計時部107のBタイマーにて計時される時間Bが第2の経過時間[±ΔTb+Tb42]となると、再びステップS101に進む。
すなわち、通電切り換えとAセンサ105aのH/L反転がほぼ同時である場合には、Aセンサ105aにてH/L反転が発生してから計時される時間Aに基づいて、A相コイル104aの通電切り換えを行わない。その代わりに、Bセンサ105bにてH/L反転が発生してから計時される時間Bに基づいて、A相コイル104aの通電切り換えを行っている。
この第1の経過時間の第2項[Ta41]はモータの目標回転速度やモータが受ける負荷に応じてあらかじめ設定される値である。これに対して第2の経過時間の第2項[Tb42]は第1の経過時間の第2項[Ta41]に対して、補正時間を加えることによって算出できる。
ここで補正時間は、以下の式によって算出することができる。
[補正時間]=[第2の経過時間の第2項(Tb42)]−[第1の経過時間の第2項(Ta41)]=[現在の電気角360°相当の時間(図示A)]×([AセンサとBセンサのずれ量の電気角相当角度]÷360°)
したがって、第1の実施例では、通電切り換えとほぼ同時にAセンサ105aにてH/L反転が発生する場合には、Aセンサ105aのH/L反転を基準とする通電切り換えは行わない。これによって、前述した時間補正によって理想の出力電圧(1点鎖線)のゼロクロスの時間を知ることができるセンサのH/L反転によって通電切り換えを行うことができる。
さらに、第1の実施例では、Aセンサ105aのH/L反転が通電切り換えとほぼ同時であった場合には、Aセンサ105aのH/L反転に最も近いタイミングでH/L反転が反転しているBセンサ105bのH/L反転を基準とにして通電切り換えを行っている。これによって、適正な制御が可能となる。
[第2の実施例]
第1の実施例では、計時部107が検出部106から出力される矩形波がH/L反転してからH/L反転するまでの経過時間を計時して出力していた。これに対して、第2の実施例では、計時部207によって計時される時間が第1の実施例とは異なる。
計時部207は、検出部106から出力される矩形波がHからLに反転した後、再度HからLに反転するまでの経過時間を計時して出力する。同様に、検出部106から出力される矩形波がLからHに反転した後、再度LからHに反転するまでの経過時間を計時して出力する。計時部207は、互いに独立して計時し、出力することのできるA1タイマー、A2タイマー、B1タイマーおよびB2タイマーを備えている。
すなわち、計時部207は、A1タイマーとして、Aセンサ105aの矩形波がHからLに反転してから、再度HからLに反転するまでの時間A1を計時し、出力する。同時に計時部207は、A2タイマーとして、Aセンサ105aの矩形波がLからHに反転してから、再度LからHに反転するまでの時間A2を計時し、出力する。それと同時に、計時部207は、B1タイマーとして、Bセンサ105bの矩形波がHからLに反転してから、再度HからLに反転するまでの第3の時間を計時し、出力する。さらに同時に計時部207は、B2タイマーとして、Bセンサ105bの矩形波がLからHに反転してから、再度LからHに反転するまでの第4の時間を計時し、出力する。したがって、計時部207は4つの独立した計時を実行し、通電制御部208に対して4つの独立した出力を行っている。
したがって、計時部207は、Aセンサ105aがロータ103の第1の磁極(例えばN極)を検出してからロータ103の第1の磁極(例えばN極)を検出するまでの時間を計時する。また、計時部207は、Aセンサ105aがロータ103の第2の磁極(例えばS極)を検出してからロータ103の第2の磁極(例えばS極)を検出するまでの時間を計時する。計時部207は、Bセンサ105bが第1の磁極(例えばN極)を検出してから第1の磁極(例えばN極)を検出するまでの時間を計時する。計時部207は、Bセンサ105bが第2の磁極(例えばS極)を検出してから第2の磁極(例えばS極)を検出するまでの時間を計時する。
図6は、第2の実施例である駆動装置のブロック図である。第2の実施例である駆動装置はモータ101およびモータ101を制御するモータ制御回路210から構成される。第1の実施例と同様である部分には第1の実施例と同一の符号を付与して、説明を省略する。
図7は第2の実施例である駆動装置にて、モータ101を加速制御しているときのタイミングチャートである。図8は第2の実施例としてのモータ駆動制御動作を説明するフローチャートである。
ステップS201では、通電制御部208によって、A相コイル104aおよびB相コイル104bの通電切り換えが行われる。
ステップS202では、通電制御部208によって、A相コイル104aおよびB相コイル104bの通電切り換えとほぼ同時にAセンサ105aまたはBセンサ105bにてH/L反転が発生していないかを判定する。A相コイル104aおよびB相コイル104bの通電切り換えとほぼ同時にAセンサ105aまたはBセンサ105bにてH/L反転が発生する場合にはステップS205へ進む。A相コイル104aおよびB相コイル104bの通電切り換えとほぼ同時にAセンサ105aまたはBセンサ105bにてH/L反転が発生しない場合には、ステップS203へ進む。
ステップS203では、通電制御部208によって、A相コイル104aの通電方向が+であれば、Aセンサ105aの矩形波がHからLに反転したかどうかを判定し、判定されるまでステップS203を繰り返す。同様に、A相コイル104aの通電方向が−であれば、Aセンサ105aの矩形波がLからHに反転したかどうかを判定し、判定されるまでステップS203を繰り返す。B相コイル104bの通電方向が+であれば、Bセンサ105bの矩形波がHからLに反転したかどうかを判定し、判定されるまでステップS203を繰り返す。B相コイル104bの通電方向が−であれば、Bセンサ105bの矩形波がLからHに反転したかどうかを判定し、判定されるまでステップS203を繰り返す。
ステップS204では、通電制御部208によって、A相コイル104aの通電方向が+であれば、Aセンサ105aの矩形波がHからLに反転してから計時部207のA1タイマーで計時される時間A1が第1の経過時間となったかどうかを判定する。そして、この判定がされるまでステップS204を繰り返す。同様に、A相コイル104aの通電方向が−であれば、Aセンサ105aの矩形波がLからHに反転してから計時部207のA2タイマーで計時される時間A2が第1の経過時間がとなったかどうかを判定し、この判定がされるまでステップS204を繰り返す。B相コイル104bの通電方向が+であれば、Bセンサ105bの矩形波がHからLに反転してから計時部207のB1タイマーで計時される第3の時間が第1の経過時間となったかどうかを判定し、この判定がされるまでステップS204を繰り返す。B相コイル104bの通電方向が−であれば、Bセンサ105bの矩形波がLからHに反転してから計時部207のB2タイマーで計時される第4の時間が第1の経過時間となったかどうかを判定し、この判定がされるまでステップS204を繰り返す。
ステップS205では、通電制御部208によって、以下の判定を行う。すなわち、ステップS202でAセンサ105aにてHからLへの反転が発生したと判定される場合には、Aセンサ105aにてLからHへの反転が発生してから計時部207のA2タイマーで計時される時間A2が第2の経過時間が経過したかどうかを判定する。同様に、ステップS202でAセンサ105aにてLからHへの反転が発生したと判定される場合には、Aセンサ105aにてHからLへの反転が発生してから計時部207のA1タイマーで計時される時間A1が第2の経過時間が経過したかどうかを判定する。ステップS202でBセンサ105bにてHからLへの反転が発生したと判定される場合には、Bセンサ105aにてLからHへの反転が発生してから計時部207のB2タイマーで計時される第4の時間が第2の経過時間が経過したかどうかを判定する。ステップS202でBセンサ105bにてLからHへの反転が発生したと判定される場合には、Aセンサ105aにてHからLへの反転が発生してから計時部207のB1タイマーで計時される第3の時間が第2の経過時間が経過したかどうかを判定する。このような第2の経過時間が経過していれば、ステップS201に進む。第2の経過時間が経過していなければ、ステップS205を繰り返す。
図8のフローチャートの動作を図7の矢印T1で示すタイミングからスタートした場合を例にして説明する。
図7の矢印T1で示すタイミングでは、A−B−からA+B−に通電切り換えが行われる。そして、ステップS202へ進む。
図7の矢印T1で示すタイミングでは、Aセンサ105aもBセンサ105bも通電切り換えとほぼ同時にH/L反転が発生していないので、ステップS202ではNとなり、ステップS203へ進む。
図7の矢印T2で示すタイミングでBセンサ105bにてLからHへの反転が発生するまでステップS203を繰り返して、ステップS204へ進む。
計時部207のB2タイマーが計時した第4の時間が、第1の経過時間[±ΔTb+Tb31]となるまでステップS204を繰り返す。そして、計時部207のB2タイマーが計時した第4の時間が、第1の経過時間[±ΔTb+Tb31]となると、ステップS201に進む。
ステップS201では、図7の矢印T3で示すタイミングでA+B−からA+B+に通電切り換えが行われる。このとき、図7の矢印T3で示すタイミングとほぼ同時である図7の矢印T4で示すタイミングでAセンサ105aにてHからLへの反転が発生する。したがって、次にステップS202に進むと、通電切り換えとAセンサ105aのHからLへの反転がほぼ同時と判定され、ステップS205へ進む。
ステップS205では、Aセンサ105aにてLからHへの反転が発生してから計時部107のA2タイマーにて計時される時間A2が、第2の経過時間[±ΔTa+Ta32]となるまで、ステップS104を繰り返す。そして、計時部107のA2タイマーにて計時される時間A2が第2の経過時間[±ΔTa+Ta32]となると、再びステップS201に進む。
すなわち、通電切り換えとAセンサ105aのHからLへの反転がほぼ同時である場合には、Aセンサ105aにてHからLへの反転が発生してから計時される時間A1に基づいて、A相コイル104aの通電切り換えを行わない。その代わりに、Aセンサ105aにてLからHへの反転が発生してから計時される時間A2に基づいて、A相コイル104aの通電切り換えを行っている。
この第1の経過時間の第2項[Ta41]はモータの目標回転速度やモータが受ける負荷に応じてあらかじめ設定される値である。これに対して第2の経過時間の第2項[Ta32]は第1の経過時間の第2項[Ta41]に対して、補正時間を加えることによって算出できる。
ここで補正時間は、以下の式によって算出することができる。
[補正時間]=[第2の経過時間の第2項(Ta32)]−[第1の経過時間の第2項(Ta41)]=[現在の電気角360°相当の時間(図示A)]×180°÷360°)
以上、説明したように、第2の実施例では、以下のように制御される。
A相コイル104aおよびB相コイル104bの通電切り換えとほぼ同時にAセンサ105aにてHからLへの反転が発生する場合には、Aセンサ105aにてHからLへの反転が発生してから計時される時間A1に基づく通電切り換えを行わない。その代わりに、Aセンサ105aにてLからHへの反転が発生してから計時される時間A2に基づく通電切り換えを行っている。同様に、A相コイル104aおよびB相コイル104bの通電切り換えとほぼ同時にAセンサ105aにてLからHへの反転が発生する場合には、Aセンサ105aにてLからHへの反転が発生してから計時される時間A2に基づく通電切り換えを行わない。その代わりに、Aセンサ105aにてHからLへの反転が発生してから計時される時間A1に基づく通電切り換えを行っている。A相コイル104aおよびB相コイル104bの通電切り換えとほぼ同時にBセンサ105bにてHからLへの反転が発生する場合には、Bセンサ105bにてHからLへの反転が発生してから計時される第3の時間に基づく通電切り換えを行わない。その代わりに、Bセンサ105bにてLからHへの反転が発生してから計時される第4の時間に基づく通電切り換えを行っている。A相コイル104aおよびB相コイル104bの通電切り換えとほぼ同時にBセンサ105bにてLからHへの反転が発生する場合には、Bセンサ105bにてLからHへの反転が発生してから計時される第4の時間に基づく通電切り換えを行わない。その代わりに、Bセンサ105bにてHからLへの反転が発生してから計時される第3の時間に基づく通電切り換えを行っている。
したがって、第2の実施例では、通電切り換えとほぼ同時にAセンサ105aにてHからLへの反転が発生する場合には、Aセンサ105aのHからLへの反転を基準とする通電切り換えは行わない。通電切り換えとほぼ同時にAセンサ105aにてLからHへの反転が発生する場合には、Aセンサ105aのLからHへの反転を基準とする通電切り換えは行わない。通電切り換えとほぼ同時にBセンサ105bにてHからLへの反転が発生する場合には、Bセンサ105bのHからLへの反転を基準とする通電切り換えは行わない。通電切り換えとほぼ同時にBセンサ105bにてLからHへの反転が発生する場合には、Bセンサ105bのLからHへの反転を基準とする通電切り換えは行わない。これによって、前述した時間補正によって理想の出力電圧(1点鎖線)のゼロクロスの時間を知ることができるセンサのH/L反転によって通電切り換えを行うことができる。
104a A相コイル
104b B相コイル
105a Aセンサ
105b Bセンサ
106 検出部
107 計時部
108 通電制御部
108a 判定部
109 補正値出力部

Claims (6)

  1. 円周方向に異なる磁極が交互に形成されるロータと、
    通電することで第1のヨークを励磁する第1のコイルと、
    通電することで第2のヨークを励磁する第2のコイルと、
    前記ロータが回転する際に、前記ロータの磁極を交互に検出して信号を出力する第1の検出手段と、
    前記ロータが回転する際に、前記ロータの磁極を交互に検出して前記第1の検出手段とは異なる位相の信号を出力する第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段が前記ロータの磁極の変化を検出してから第1の時間を計時し、前記第2の検出手段が前記ロータの磁極の変化を検出してから第2の時間を計時する計時手段と、
    前記第1のコイルおよび前記第2のコイルに通電していないときに前記第1の検出手段および前記第2の検出手段から出力される信号と、前記第1のコイルおよび前記第2のコイルに通電しているときに前記第1の検出手段および前記第2の検出手段から出力される信号との差を補正する補正値を出力する補正値出力手段と、
    前記計時手段によって計時される前記第1の時間および前記補正値出力手段から出力される前記補正値に基づいて前記第1のコイルの通電方向を切り換え、前記計時手段によって計時される前記第2の時間および前記補正値出力手段から出力される前記補正値に基づいて前記第2のコイルの通電方向を切り換える通電制御手段と、
    前記第1のコイルまたは前記第2のコイルの通電方向の切り換えとほぼ同時に、前記第1の検出手段または前記第2の検出手段によって検出される前記ロータの磁極が変化するかどうかを判定する判定手段と、を有し、
    前記判定手段によって、前記第1のコイルまたは前記第2のコイルの通電方向の切り換えとほぼ同時に、前記第1の検出手段によって検出される前記ロータの磁極が変化すると判定される場合に、前記通電制御手段は、前記計時手段によって計時される前記第2の時間および前記補正値出力手段から出力される前記補正値に基づいて前記第1のコイルの通電方向を切り換えるように制御し、
    前記判定手段によって、前記第1のコイルまたは前記第2のコイルの通電方向の切り換えとほぼ同時に、前記第2の検出手段によって検出される前記ロータの磁極が変化すると判定される場合に、前記通電制御手段は、前記計時手段によって計時される前記第1の時間および前記補正値出力手段から出力される前記補正値に基づいて前記第2のコイルの通電方向を切り換えるように制御することを特徴とする駆動装置。
  2. 前記計時手段は、前記第1の検出手段が前記ロータの第1の磁極を検出してから前記ロータの前記第1の磁極とは異なる第2の磁極を検出するまでの時間を計時し、前記第2の検出手段が前記第1の磁極を検出してから前記第2の磁極を検出するまでの時間を計時することを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 円周方向に異なる磁極が交互に形成されるロータと、
    通電することで第1のヨークを励磁する第1のコイルと、
    通電することで第2のヨークを励磁する第2のコイルと、
    前記ロータが回転する際に、前記ロータの磁極を交互に検出して信号を出力する第1の検出手段と、
    前記ロータが回転する際に、前記ロータの磁極を交互に検出して前記第1の検出手段とは異なる位相の信号を出力する第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段が前記ロータの磁極の変化を検出してから第1の時間を計時し、前記第2の検出手段が前記ロータの磁極の変化を検出してから第2の時間を計時する計時手段と、
    前記第1のコイルおよび前記第2のコイルに通電していないときに前記第1の検出手段および前記第2の検出手段から出力される信号と、前記第1のコイルおよび前記第2のコイルに通電しているときに前記第1の検出手段および前記第2の検出手段から出力される信号との差を補正する補正値を出力する補正値出力手段と、
    前記計時手段によって計時される前記第1の時間および前記補正値出力手段から出力される前記補正値に基づいて前記第1のコイルの通電方向を切り換え、前記計時手段によって計時される前記第2の時間および前記補正値出力手段から出力される前記補正値に基づいて前記第2のコイルの通電方向を切り換える通電制御手段と、
    前記第1のコイルまたは前記第2のコイルの通電方向の切り換えとほぼ同時に、前記第1の検出手段または前記第2の検出手段によって検出される前記ロータの磁極が変化するかどうかを判定する判定手段と、を有し、
    前記判定手段によって、前記第1のコイルまたは前記第2のコイルの通電方向の切り換えとほぼ同時に、前記第1の検出手段によって検出される前記ロータの磁極が変化すると判定される場合に、前記通電制御手段は、前記第1のコイルまたは前記第2のコイルの通電方向の切り換えとほぼ同時に前記第1の検出手段によって検出される前記ロータの磁極の変化より前に、前記第1の検出手段によって検出される前記ロータの磁極の変化から計時される第1の時間に基づいて前記第1のコイルの通電方向切り換えるように制御し、
    前記判定手段によって、前記第1のコイルまたは前記第2のコイルの通電方向の切り換えとほぼ同時に、前記第2の検出手段によって検出される前記ロータの磁極が変化すると判定される場合に、前記通電制御手段は、前記第1のコイルまたは前記第2のコイルの通電方向の切り換えとほぼ同時に前記第2の検出手段によって検出される前記ロータの磁極の変化より前に、前記第2の検出手段によって検出される前記ロータの磁極の変化から計時される第2の時間に基づいて前記第2のコイルの通電方向切り換えるように制御することを特徴とする駆動装置。
  4. 前記計時手段は、前記第1の検出手段が前記ロータの第1の磁極を検出してから前記第1の磁極を検出するまでの時間を計時し、前記第1の検出手段が前記ロータの前記第1の磁極とは異なる第2の磁極を検出してから前記第2の磁極を検出するまでの時間を計時し、前記第2の検出手段が前記第1の磁極を検出してから前記第1の磁極を検出するまでの時間を計時し、前記第2の検出手段が前記第2の磁極を検出してから前記第2の磁極を検出するまでの時間を計時することを特徴とする請求項に記載の駆動装置。
  5. 前記補正値出力手段は、前記補正値を予め記憶するメモリを有し、前記メモリから読み出した前記補正値を出力することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の駆動装置。
  6. 前記第1の検出手段および前記第2の検出手段は、それぞれ前記磁極を交互に検出して信号を2値化して出力することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の駆動装置。
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