JP2002359997A - ステッパモータの駆動制御方法及びそのステッパモータ装置 - Google Patents

ステッパモータの駆動制御方法及びそのステッパモータ装置

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JP2002359997A
JP2002359997A JP2001157151A JP2001157151A JP2002359997A JP 2002359997 A JP2002359997 A JP 2002359997A JP 2001157151 A JP2001157151 A JP 2001157151A JP 2001157151 A JP2001157151 A JP 2001157151A JP 2002359997 A JP2002359997 A JP 2002359997A
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signal
phase
phase switching
stepper motor
sensor
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JP2001157151A
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Yoshiya Yamamura
喜哉 山村
Kazutaka Honma
一隆 本間
Shigeki Miyaji
茂樹 宮地
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FDK Corp
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P8/00Arrangements for controlling dynamo-electric motors rotating step by step
    • H02P8/32Reducing overshoot or oscillation, e.g. damping
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P8/00Arrangements for controlling dynamo-electric motors rotating step by step
    • H02P8/36Protection against faults, e.g. against overheating or step-out; Indicating faults
    • H02P8/38Protection against faults, e.g. against overheating or step-out; Indicating faults the fault being step-out

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱調の防止及び励磁電流の適正化ができ、過
負荷のために瞬間停止するような状況でもステップ回転
の移動量を指令値に一致させることができ、ステータ励
磁を高効率に行えて高速域でも安定に駆動できるステッ
パモータの駆動制御方法を提供する 【解決手段】 ロータ位置のセンサ信号Sとステータ励
磁の相切替信号Pとの位相をモニタし、遅れ位相の信号
に基づいて励磁信号Vを生成して相切替制御を行う。セ
ンサ信号Sが進み位相では励磁電流を減少させ、逆に遅
れ位相では励磁電流を増加する励磁電流制御を行う。相
切替信号Pとセンサ信号Sのそれぞれを計数するととも
に、両信号の計数差値をモニタして、両信号が1パルス
以上ずれた際、相切替信号側が過剰値では加速のための
相切替制御、励磁電流制御を行い、逆に、センサ信号側
が過剰値では減速のための相切替制御、励磁電流制御を
行い、当該加減速駆動の制御を計数差値が零に収束する
まで行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステッパモータの
駆動制御方法及びそのステッパモータ装置に関するもの
で、より具体的にはステッパモータのロータ位置を検出
するセンサ手段を備えて、それのセンサ信号とステータ
励磁のための相切替信号との位相(タイミング)に基づ
いて励磁信号を生成,出力するようにした駆動制御の改
良に関する。
【0002】
【発明の背景】良く知られているように、ステッパモー
タは、オープンループ制御により位置,速度の制御がで
きることからOA機器等に広く用いられている。しか
し、負荷が一瞬でも許容トルクを上回ると、ステータ励
磁のための相切替タイミングとロータの位置関係にミス
マッチが生じ、失速して回転が止まってしまう問題があ
り、いわゆる脱調と呼ばれる本質的な問題を持つ。
【0003】そこで一般には、脱調を防止するためにト
ルクの余裕をとるが、その場合はステータの励磁巻線に
過剰に励磁電流を供給してしまう傾向があって、トルク
リップル,回転むら,振動,騒音等の問題を引き起こ
す。
【0004】また、解決策として、ステッパモータにロ
ータ位置を検出する位置センサ等を設けて、セミクロー
ズループの駆動制御を行うことが提案されている。例え
ば、[ Matsushita Technical Journal Vol.46 No.1 Feb
2000 ]には、ロータ位置のセンサ信号とステータ励磁
のための相切替信号との位相をモニタし、位相が遅れて
いる信号に基づいて励磁信号を生成して駆動巻線の相切
替制御を行う技術が提案されている。センサ信号が遅れ
位相ではこれに基づいて励磁信号を生成して、いわゆる
DCブラシレスモータの動作により脱調を防いでいる。
そして、上記技術報告には、センサ信号が相切替信号よ
りも進み位相では励磁電流を減少させ、逆に遅れ位相で
は励磁電流を増加する電流制御を行い、励磁電流を適正
化するようにした技術も示されている。
【0005】しかしながら、上記技術報告にある駆動制
御では、過負荷のために瞬間停止するような状況でステ
ップ回転の移動量に指令値とのずれを起こしてしまう問
題があった。
【0006】つまり、ロータが瞬間的に停止するような
過負荷が作用した場合に、センサ信号と相切替信号とで
パルス数に大きなずれを生じる。これは上述したよう
に、遅れ位相の信号に基づいて励磁信号を生成して駆動
巻線の相切替制御を行うので、そのまま次のタイミング
で同期し、脱調は回避できるものの、ステップ回転の移
動量は指令値とは相違したずれた状態で回転を継続する
ことになり、位置の制御が不正になる。
【0007】一方、ステッパモータでは、励磁電流は励
磁巻線のインダクタンス等のため立ち上がりが緩く鈍っ
た積分波形になる。従って、高速動作させるために相切
替信号のパルスレートを上げていくことには限界があ
る。つまり、相切替信号のパルスレートを上げていく
と、励磁電流が一定値に達する前に相が切り替わってし
まい、ステータ歯と対するロータ磁極との位置関係で電
流波形の重なり面積が減り、励磁の効率が悪化するので
高速な駆動は望めない。
【0008】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、脱調の防止及び励磁電流の適正化ができ、過負荷の
ために瞬間停止するような状況でもステップ回転の移動
量を指令値に一致させることができ、ステータ励磁を高
効率に行えて高速域でも安定に駆動できるステッパモー
タの駆動制御方法及びそのステッパモータ装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係るステッパモータ駆動制御方法で
は、ステッパモータのロータ位置を検出するセンサ手段
を備えて、それのセンサ信号とステータ励磁のための相
切替信号との位相をモニタし、位相が遅れている信号に
基づいて励磁信号を生成して駆動巻線の相切替制御を行
うとともに、前記センサ信号が前記相切替信号よりも進
み位相では励磁電流を減少させ、逆に遅れ位相では励磁
電流を増加する励磁電流制御を行うステッパモータの駆
動制御方法である。
【0010】(1)そして、前記相切替信号と前記セン
サ信号のそれぞれを計数するとともに、両信号の計数差
値をモニタして、両信号が1パルス以上ずれた際、相切
替信号側が過剰値では加速のための相切替制御,励磁電
流制御を行い、逆にセンサ信号側が過剰値では減速のた
めの相切替制御,励磁電流制御を行い、当該加減速の制
御を計数差値が零に収束するまで行う。
【0011】(2)また、前記相切替信号と前記センサ
信号のそれぞれを計数するとともに、両信号の計数差値
をモニタして、停止信号または逆転信号が入力されたと
きに、相切替信号側が過剰値では適宜な周期のパルス信
号を計数差値のパルス数だけ生成,出力して駆動巻線の
相切替制御を行い、逆に、センサ信号側が過剰値では適
宜な周期のパルス信号を計数差値のパルス数だけ生成
し、これを逆回転の修正信号として出力して駆動巻線の
相切替制御を行う。
【0012】(3)また、停止信号の入力によりロータ
位置を保持期間中にセンサ信号の計数を継続するととも
に、零値である相切替信号との計数差値の演算を継続
し、次に起動信号が入力されたときに、適宜な周期のパ
ルス信号を計数差値だけ生成し、これをロータ位置の修
正信号として出力して駆動巻線の相切替制御を行う。
【0013】(4)また、停止信号の入力によりロータ
位置を保持期間中にセンサ信号の計数を継続するととも
に、零値である相切替信号との計数差値の演算を継続
し、計数差値が生じた際には適宜な周期のパルス信号を
計数差値のパルス数だけ生成し、これをロータ位置の修
正信号として出力して駆動巻線の相切替制御を行う。
【0014】(5)一方、前記センサ信号をタイミング
基準にして前記励磁信号の位相を適宜に進ませる位相の
進角制御を行うようにすることもできる。この場合にお
いて、好ましくは、前記進角制御は、センサ信号の位相
差タイミングをタイマにより計測し、メモリに記憶した
進角量に見合う進角タイミングを、前記タイマの計測値
に基づいて演算するとともに、当該進角タイミングを前
記タイマの計測動作との同調一致から断定して補正セン
サ信号を出力することとする。
【0015】また、前記進角制御は、ロータの正転方向
と逆転方向とで進角量をそれぞれに設定して行ったり、
ロータ回転の速度域に対応させて進角量をそれぞれに設
定して行ったり、指令信号に応じて進角量の設定を逐次
変更して行ったり、前記相切替信号等から指令側の回転
速度を判断し、当該回転速度に対応する進角量の最適値
を演算により求めて設定する等の他、各種の対応がとれ
る。
【0016】そして、上記した(5)並びにその具体的
な適用例によるステッパモータの駆動制御方法は、
(1)〜(4)のステッパモータの駆動制御方法に組み
込んで実施することができる。
【0017】また、本発明に係るステッパモータ装置
は、ステッパモータ及び当該ステッパモータの駆動を制
御する制御部を備えたステッパモータ装置であって、前
記制御部を、上記した各ステッパモータの駆動制御方法
を実行する制御部とすることである。
【0018】従って本発明では、パルス数の計数と計数
差値のモニタにより加速駆動及び減速駆動を行わせ、計
数差値を零に収束させるので、相切替信号とセンサ信号
とで1パルス以上の計数差値が出た場合でも修正でき
る。また、使用する速度域に見合う進角量を予め設定す
るので、最適な動作タイミングを得ることができ、これ
によりステータ励磁を高効率に行える。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態を示している。本形態において、ステッパモータ装置
10は、ステッパモータ1と、そのステッパモータ1の
駆動を制御する制御部5を備え、回転方向の切り替えを
指令する正逆切替信号Rと回転の速度,位置を指令する
駆動パルス信号Pとを制御部5に入力して対応するステ
ップ回転を行う構成になっている。
【0020】ステッパモータ1は、2相のステッパモー
タであり、ロータ2の近辺にセンサ3を設けてあって、
そのセンサ3によりロータ2の位置を検出する構成にな
っている。
【0021】センサ3としては、例えばホールセンサ,
磁気センサなどを用い、ロータ2に対してコミュテーシ
ョンセンサとして機能する配置に設ける。制御部5は、
入力した正逆切替信号R,駆動パルス信号Pに基づいて
相切替信号Pda,Pdbを発生する相切替信号発生部
6と、入力したセンサ信号Sa,Sbに対して適切な進
み角度に補正する進角設定部7と、相切替信号Pda,
Pdbと補正センサ信号Sda,Sdbとに基づいて位
相比較を行って駆動信号Vda,Vdb及び励磁電流の
適正化信号Idを演算する演算部8と、駆動信号Vd
a,Vdbと適正化信号Idとに基づいて励磁巻線に加
える電力信号を発生する駆動ドライバ9等を備えてい
る。
【0022】つまり、制御部5では、取り込んだ駆動パ
ルス信号P,正逆切替信号Rを相切替信号発生部6で変
換処理し、ステータ励磁のための相切替信号Pda,P
dbを生成して演算部8に出力する。また、取り込んだ
センサ信号Sa,Sbを進角設定部7でタイミング処理
し、DCブラシレスモータの動作となる加速回転時に回
転速度を適正化し得る進み角度に補正した補正センサ信
号Sda,Sdbを生成して演算部8に出力する。
【0023】演算部8は、位相比較部8aと励磁電流部
8bとに分かれている。位相比較部8aは、相切替信号
Pda,Pdbと補正センサ信号Sda,Sdbのパル
ス数を計数,記憶し、1パルス以上の計数差値を比較す
るとともに、位相(タイミング)を比較してステッピン
グモータの動作を行わせるか、DCブラシレスモータの
動作を行わせるかを判定する演算処理を行い、判定結果
に対応する駆動信号Vda,Vdbを駆動ドライバ9へ
出力する。
【0024】そして、励磁電流部8bは、相切替信号P
da,Pdbと補正センサ信号Sda,Sdbの位相
(タイミング)を比較し、励磁電流の適正化信号Idを
求めて駆動ドライバ9へ出力する。この適正化信号Id
は、相切替信号Pda,Pdbが補正センサ信号Sd
a,Sdbより遅れ位相では励磁電流を減少させるDO
WN信号となり、逆に進み位相では励磁電流を増加させ
るUP信号となる。すなわち、制御部5で行う駆動制御
は次のようになっている。
【0025】相切替信号Pda,Pdbと補正センサ信
号Sda,Sdbとの計数では、相切替信号Pda,P
dbのパルス数が多いときは、ロータ2の回転位置が遅
れている場合であり、DCブラシレスモータの動作を行
わせて励磁電流を増加させて回転を加速する。
【0026】逆に相切替信号Pda,Pdbのパルス数
が少ないときは、ロータ2の回転位置が進んでいる場合
であり、DCブラシレスモータの動作を行わせて励磁電
流を減少させて回転を減速する。そして、加速駆動ある
いは減速駆動の制御を計数差値が零に収束するまで行
う。
【0027】また、相切替信号Pda,Pdbと補正セ
ンサ信号Sda,Sdbとの計数が零の時は、ロ−タ2
の回転位置が適正な場合であり、相切替信号Pda,P
dbと補正センサ信号Sda,Sdbとの位相比較を行
い、位相が遅れている信号に基づいて励磁信号(駆動信
号Vda,Vdb)を生成して駆動巻線の相切替制御を
行う。つまり、相切替信号Pda,Pdbが遅れ位相の
ときは、励磁電流が過剰な場合であり、そのまま位相遅
れ側の相切替信号Pda,Pdbに基づいて励磁信号
(駆動信号Vda,Vdb)を生成し、ステッピングモ
ータの動作を行わせて励磁電流を減少させて励磁電流を
適正化する。
【0028】逆に相切替信号Pda,Pdbが進み位相
のときは、励磁電流が不足な場合であり、位相遅れ側の
補正センサ信号Sda,Sdbに基づいて励磁信号(駆
動信号Vda,Vdb)を生成し、DCブラシレスモー
タの動作を行わせて励磁電流を増加させて回転を加速す
る。
【0029】図2は、進角制御の動作を説明するブロッ
ク図である。進角設定部7が行う進角制御は、センサ3
から送られるセンサ信号Sa,Sbをタイミング基準に
していて、これを適宜に進ませた補正センサ信号Sd
a,Sdbを生成,出力するものであり、補正センサ信
号Sda,Sdbを受けた位相比較部8aが進角位相の
励磁信号をステッパモータ1側へ出力する。
【0030】この進角量は、制御部5にメモリ手段を備
えて、使用する速度域に対応する値を予め設定すればよ
く、その際、ロータ2の正転方向と逆転方向とで進角量
をそれぞれに設定する。これは、例えばセンサ3の取り
付け誤差等に起因してモータ特性が回転方向で相違する
特性の不一致を修正するためであり、進角量の設定値を
回転方向それぞれに調節することで正転,逆転何れも同
等特性にできる。
【0031】また使用する速度域が正転方向と逆転方向
とで違う場合も、使用する速度域に見合う進角量を回転
方向それぞれに設定することで、正転,逆転何れも安定
化した駆動が行える。
【0032】図3は、モータ起動時における各信号波形
を示すタイムチャートである。このタイムチャートは、
モータ起動時にロータ2側が2パルス程度の遅れを起こ
した場合のものであり、パルス数の計数と計数差値のモ
ニタによりまず加速駆動を行い、10パルス目で加速が
追いつき、その後若干のアンダーシュートがあって安定
動作に収束している。
【0033】このように、パルス数の計数と計数差値の
モニタにより加速駆動及び減速駆動を行わせ、計数差値
を零に収束させるので、相切替信号Pとセンサ信号Sと
で1パルス以上の計数差値がでた場合でも修正でき、ス
テップ回転の移動量のずれを修正することでロータ2の
位置制御を正しく行える。
【0034】すなわち、脱調の防止及び励磁電流の適正
化ができる上に、過負荷のために瞬間停止するような状
況でもステップ回転の移動量を指令値に一致させること
ができ、ステッピング動作を高精度に行える。
【0035】また、使用する速度域に見合う進角量を予
め設定するので、最適な動作タイミングを得ることがで
き、これによりステータ励磁を高効率に行える。その結
果、ステッパモータ1が本来有する潜在的な性能特性を
有効に活用することができ、安定化した駆動が行える。
【0036】なお、制御部5としては、以下のような制
御動作を行う構成にすることもできる。例えば、相切替
信号Pda,Pdbと補正センサ信号Sda,Sdbの
それぞれを計数するとともに、両信号の計数差値をモニ
タして、停止信号または逆転信号が入力されたときに、
相切替信号側が過剰値では適宜な周期のパルス信号(駆
動信号Vda,Vdb)を計数差値のパルス数だけ生
成,出力して駆動巻線の相切替制御を行う。
【0037】逆に、センサ信号側が過剰値では適宜な周
期のパルス信号を計数差値のパルス数だけ生成し、これ
を逆回転の修正信号(駆動信号Vda,Vdb)として
出力して駆動巻線の相切替制御を行う。
【0038】この場合、位相比較部8aでの位相比較に
よる相切替制御は行うので、モータ起動中に過負荷等に
起因して両信号の計数に1パルス以上のずれが生じる
と、そのまま次のタイミングで同期し、脱調は回避でき
るが、ステップ回転の移動量は指令値とは相違したずれ
た状態で回転を継続することになる。
【0039】しかしここでは、停止信号または逆転信号
が入力されたときに、両信号の計数差値のパルス数だけ
の相切替制御を、ステップ数が不足では正転を行い、ま
た過剰では逆回転を行うので、最後にステップ数を合わ
せることができ、ステップ回転の移動を指令値の通り正
しく行える。
【0040】また、制御部5の別の構成としては、停止
信号の入力によりロータ位置を保持期間中に補正センサ
信号Sda,Sdbの計数を継続するとともに、零値で
ある相切替信号Pda,Pdbとの計数差値の演算を継
続し、次に起動信号が入力されたときに、適宜な周期の
パルス信号を計数差値だけ生成し、これをロータ位置の
修正信号(駆動信号Vda,Vdb)として出力して駆
動巻線の相切替制御を行う。
【0041】このように、次回の起動時にはまず修正信
号が出力されることから、停止ホールド中におけるロー
タ位置のずれを修正することができ、毎回の起動を正し
いロータ位置から行うことができ、ステッピング動作を
高精度に行える。
【0042】さらに、制御部5の別の構成としては、停
止信号の入力によりロータ位置を保持期間中に補正セン
サ信号Sda,Sdbの計数を継続するとともに、零値
である相切替信号Pda,Pdbとの計数差値の演算を
継続し、計数差値が生じた際には適宜な周期のパルス信
号を計数差値のパルス数だけ生成し、これをロータ位置
の修正信号(駆動信号Vda,Vdb)として出力して
駆動巻線の相切替制御を行う。
【0043】この場合、停止ホールド中にはロータ位置
にずれが生じる度に修正信号が出力されることから、ロ
ータ位置のずれを逐一修正することができる。従って、
毎回の起動を正しいロータ位置から行うことができ、ス
テッピング動作を高精度に行える。
【0044】次に、第2の実施の形態を説明する。本実
施の形態では、上記した第1の実施の形態を基本とし、
進み角量の調整を行うことができるようにしている。す
なわち、図4にその要部構成を示すように、ロータ回転
の速度域に対応させて進角量をそれぞれに設定して行う
ようにしている。
【0045】図示するように、ロータ回転の速度域を例
えば低速域,中速域,高速域の三つに分割し、制御部5
のメモリ7aには、低速域に対応する進角量θ1と、中
速域に対応する進角量θ2と、高速域に対応する進角量
θ3とを記憶しておく。そして、選択信号Dを受けてメ
モリ7aから何れかの進角量を読み出すものであり、進
角制御は、モータ起動中であっても、選択信号Dの更新
に応じて進角量の設定を逐次変更して行う。
【0046】このように、使用する速度域に見合う進角
量を選択信号Dにより選択して設定することができるこ
とから、各速度域では最適な動作タイミングを得ること
ができ、これによりステータ励磁を高効率に行える。
【0047】その結果、より高速側で駆動することがで
きるようになり、ステッパモータ1が本来有する潜在的
な性能特性を有効に活用することができ、高速域でも安
定化した駆動が行える。なお、その他の構成並びに作用
は、第1の実施の形態並びにその変形例と同様であるの
で、その詳細な説明を省略する。
【0048】図5は、本発明の第3の実施の形態の要部
を示している。本実施の形態における進角制御として
は、センサ信号Sa,Sbの位相差タイミング(エッジ
間隔)を計測(計数)するタイマ7cを備えており、メ
モリ7aには、正転(CW)に対応する進角量θAと、
逆転(CCW)に対応する進角量θBとを記憶してお
く。そして、メモリ7aに記憶した進角量(θA,θ
B)に見合う進角タイミングを、タイマ7cの計数値に
基づいて演算するとともに、当該進角タイミングをタイ
マ7cの計数動作との同調一致から断定して補正センサ
信号Sda,Sdbを出力する。なお、センサ3として
は、例えば光学式センサを用いる。或いは、ホールセン
サ等を用いてその出力信号を矩形波に変換してもよい。
【0049】図6は進角設定部の進角制御を説明するフ
ローチャート図であり、図7は進角制御における各信号
波形を示すタイムチャート図である。本実施の形態でも
ステッパモータ1は、2相のものであり、センサ信号S
a,Sbは90度位相がずれたパルスとなっている。ま
た、センサ信号Sa,Sbのエッジ数は、ロータ回転に
おけるステップ数と同数になっている。なお、図7に示
す補正センサ信号Sda、Sdbは進角量を45度とし
た例であり、これを例にして進角制御の動作を説明す
る。
【0050】まず、進角設定部7では、タイマ7cによ
る計数動作をセンサ信号Sa,Sbによりリセットして
おり、このためステッパモータ1を起動中は、タイマ7
cはセンサ信号Sa,Sbの位相差タイミング(エッジ
間隔)を計測(計数)するものとなる。
【0051】つまり、図7に示すタイミングT0からタ
イミングT1までの時間間隔がエッジ間隔であり、これ
をタイマ7cにより計数していて、タイミングT1にな
った時点でタイマ7cからその計数値(タイマ値Ta)
を取り込むとともに(ST1)、直ちにタイマ7cをリ
セットして(ST2)、次のエッジ間隔について計数動
作を連続的に行わせる。
【0052】次に、メモリ7aから回転方向に対応する
進角量(θA或いはθB)を読み込み、その進角量に見
合う進角タイミングを、タイマ7cの計数値(タイマ値
Ta)に基づいて演算する(ST3)。つまり、進角設
定部7では、取り込んだタイマ値Taに基づいて進角量
(図7に示す例では45度)に見合う進角タイミングT
a1を演算するものであり、進角タイミングTa1は、
補正センサ信号Sdaを出力する出力タイミングT1e
までの時間間隔であって、 Ta1=Ta−Ta×45度/90度 という関係式から求める。
【0053】タイマ7cは、上述したようにタイミング
T1の時点で計数動作を0から再スタートしており、進
角設定部7では、この計数値が進角タイミングTa1に
一致するか否かをモニタしている(ST4)。そして、
タイマ7cの計数値が進角タイミングTa1に一致した
ときが、補正センサ信号Sdaの出力タイミングT1e
なので(ST4の分岐判断でYes)、このとき補正セ
ンサ信号Sdaを出力する(ST5)。
【0054】以降も同様に、センサ信号Sa,Sbの位
相差タイミングに、タイマ7cの計数値を取り込み、取
り込んだタイマ値Txに基づいて進角量θXに見合う進
角タイミングTxXを演算して、次の計数動作の計数値
がこの進角タイミングTxXに一致した時点(出力タイ
ミングTXe)で補正センサ信号Sda,Sdbを出力
する。
【0055】このように、進角設定部7としては、セン
サ信号Sa,Sbのエッジ毎に間隔時間つまり位相差タ
イミングをタイマ7cにより計測しており、メモリ7a
に記憶した進角量(θA,θB)に見合う進角タイミン
グを、タイマ7cの計数値に基づいて演算するととも
に、当該進角タイミングをタイマ7cの計数動作との同
調一致から断定して補正センサ信号Sda,Sdbを出
力するので、進角タイミングのきざみ値がタイマ7cの
計数分解能に依存することになる。すなわち、進角制御
はタイマ7cの分解能で行われるものとなり、センサ3
の分解能には依存しない。
【0056】このことは、例えば進角制御としては、ロ
ータ回転の1ステップあたりに複数パルスを出力するよ
うなエンコーダをセンサ3に用いて、その出力パルスを
カウントすることで進角タイミングを直接的に割り出
し、補正センサ信号Sda,Sdbを出力する構成を採
ることができる。しかし、そうした場合は進角タイミン
グのきざみ値がエンコーダパルスのきざみ値になり、進
角量の設定はセンサ3の分解能に依存し、進角制御を高
精度に行うには、より高分解能なエンコーダに変更する
必要がある。これに対し、本形態の進角制御によれば、
タイマ7cの計数分解能で進角タイミングを決定でき、
センサ3の分解能を超える高い精度で進角量を設定する
ことができる。
【0057】また、メモリ7aには、回転方向に対応し
て進角量(θA,θB)をそれぞれ記憶させているの
で、進角制御を回転方向それぞれに行えて正転,逆転を
それぞれ適宜に調節することができる。さらに、センサ
3の取り付け誤差等のためにモータ特性に回転方向での
不一致があっても、進角タイミングの演算において適正
化のための補正演算が行えるので、センサ3を取り付け
た後でも進角量を高精度に設定できる。
【0058】そして、センサ信号Sa,Sbのエッジ毎
に進角タイミングを演算するので、メモリ7aに記憶さ
せた進角量(θA,θB)を適宜に変更することによ
り、当該モータを駆動中にも進角量を自由に変更するこ
とができる。
【0059】図8は、本発明の第4の実施の形態の要部
を示している。本実施の形態における進角制御として
は、進角演算部7bを備えており、相切替信号Pda,
Pdb等から指令側の回転速度を判断し、当該回転速度
に対応する進角量の最適値を演算により求めて設定する
ようにしている。つまり、モータ起動中であっても、指
令側の回転速度に応じて進角量の設定を進角演算部7b
により逐次変更し、動的に進角制御を行う。
【0060】従って、速度を可変に駆動制御する場合で
も、指令側の回転速度に対応させて、常に最高効率とな
る進角量を設定できる。このため、ステータ励磁を常に
高効率に行えて高速域でも安定に駆動できる。なお、そ
の他の構成並びに作用は、第1の実施の形態並びにその
変形例と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
【0061】*実験結果 本発明に係る駆動制御方法を、通常型のステッパモータ
(SMP)と高効率型のステッパモータ(SMH)とに
適用して、特性測定を行った。トルク特性を図9に示
す。そして効率特性を図10に示す。両図において、三
角記号△,▲は通常型のステッパモータ(SMP)であ
り、四角記号□,■は高効率型のステッパモータ(SM
H)である。そして、黒抜き記号▲,■は本発明を適用
した場合であり、白抜き記号△,□は従来の駆動制御方
法を適用した場合である。同図から明らかなように、本
発明の適用によりトルク特性を高速域に延ばすことがで
き、高速域において高効率に駆動できることを確認でき
た。
【0062】本発明に関わる駆動制御方法を、高効率型
のステッパモ−タ(SMH)に適応することで通常型の
ステッパモ−タ(SMP)に適応するより更なる高速
域、高効率での駆動ができることを確認できた。
【0063】また、進角制御で進角量を変更した場合の
トルク特性を図11に示す。これには高効率型のステッ
パモータ(SMH)を使用した。図中、θ0は従来の駆
動制御方法を適用した場合であり、θ1は進角量を小と
し、θ2は進角量を中とし、θ3は進角量を大とした場
合である。
【0064】進角量を大にすると低速域でのトルクが低
下するが、高速域でも回転させることができることが確
認できた。また、進角量を小にすると高速域まで回転さ
せることができないことが確認できた。その結果、使用
する速度域に合わせ進角量を設定することにより高効率
で安定した回転を得られることが確認できた。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るステッパモ
ータの駆動制御方法では、パルス数の計数と計数差値の
モニタにより加速駆動及び減速駆動を行わせ、計数差値
を零に収束させるので、相切替信号とセンサ信号とで1
パルス以上の計数差値がでた場合でも修正でき、ステッ
プ回転の移動量のずれを修正することでロータの位置制
御を正しく行える。
【0066】従って、脱調の防止及び励磁電流の適正化
ができる上に、過負荷のために瞬間停止するような状況
でもステップ回転の移動量を指令値に一致させることが
でき、ステッピング動作を高精度に行える。
【0067】また、使用する速度域に見合う進角量を予
め設定するので、最適な動作タイミングを得ることがで
き、これによりステータ励磁を高効率に行える。その結
果、ステッパモータが本来有する潜在的な性能特性を有
効に活用することができ、高速域でも安定に駆動でき
る。さらに、その進角制御は、センサ信号の位相差タイ
ミングをタイマにより計測し、メモリに記憶した進角量
に見合う進角タイミングを、タイマの計測値に基づいて
演算するとともに、当該進角タイミングをタイマの計測
動作との同調一致から断定して補正センサ信号を出力す
ることとするので、タイマの計測分解能で進角タイミン
グを決定でき、センサ手段の分解能を超える高い精度で
進角量を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すステッパモー
タ装置の構成図である。
【図2】本発明に係る進角制御の動作を説明するブロッ
ク図である。
【図3】モータ起動時における各信号波形を示すタイム
チャート図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図6】進角設定部の進角制御を説明するフローチャー
ト図である。
【図7】進角制御における各信号波形を示すタイムチャ
ート図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図9】トルク特性を示すグラフ図である。
【図10】効率特性を示すグラフ図である。
【図11】進角制御におけるトルク特性を示すグラフ図
である。
【符号の説明】
1 ステッパモータ 2 ロータ 3 センサ 5 制御部 6 相切替信号発生部 7 進角設定部 7a メモリ 7b 進角演算部 7c タイマ 8 演算部 8a 位相比較部 8b 励磁電流部 9 駆動ドライバ 10 ステッパモータ装置
フロントページの続き (72)発明者 宮地 茂樹 東京都港区新橋5丁目36番11号 エフ・デ ィー・ケイ株式会社内 Fターム(参考) 5H580 AA05 AA06 BB06 CB01 FA04 FA22 FB03 HH09 HH27 HH39 JJ02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッパモータのロータ位置を検出する
    センサ手段を備えて、それのセンサ信号とステータ励磁
    のための相切替信号との位相をモニタし、位相が遅れて
    いる信号に基づいて励磁信号を生成して駆動巻線の相切
    替制御を行うとともに、 前記センサ信号が前記相切替信号よりも進み位相では励
    磁電流を減少させ、逆に遅れ位相では励磁電流を増加す
    る励磁電流制御を行うステッパモータの駆動制御方法に
    おいて、 前記相切替信号と前記センサ信号のそれぞれを計数する
    とともに、両信号の計数差値をモニタし、 両信号が1パルス以上ずれた際、相切替信号側が過剰値
    では加速のための相切替制御,励磁電流制御を行い、逆
    に、センサ信号側が過剰値では減速のための相切替制
    御,励磁電流制御を行い、当該加減速駆動の制御を計数
    差値が零に収束するまで行うことを特徴とするステッパ
    モータの駆動制御方法。
  2. 【請求項2】 ステッパモータのロータ位置を検出する
    センサ手段を備えて、それのセンサ信号とステータ励磁
    のための相切替信号との位相をモニタし、位相が遅れて
    いる信号に基づいて励磁信号を生成して駆動巻線の相切
    替制御を行うとともに、 前記センサ信号が前記相切替信号よりも進み位相では励
    磁電流を減少させ、逆に遅れ位相では励磁電流を増加す
    る励磁電流制御を行うステッパモータの駆動制御方法に
    おいて、 前記相切替信号と前記センサ信号のそれぞれを計数する
    とともに、両信号の計数差値をモニタし、 停止信号または逆転信号が入力されたときに、相切替信
    号側が過剰値では適宜な周期のパルス信号を計数差値の
    パルス数だけ生成,出力して駆動巻線の相切替制御を行
    い、 逆に、センサ信号側が過剰値では適宜な周期のパルス信
    号を計数差値のパルス数だけ生成し、これを逆回転の修
    正信号として出力して駆動巻線の相切替制御を行うこと
    を特徴とするステッパモータの駆動制御方法。
  3. 【請求項3】 ステッパモータのロータ位置を検出する
    センサ手段を備えて、それのセンサ信号とステータ励磁
    のための相切替信号との位相をモニタし、位相が遅れて
    いる信号に基づいて励磁信号を生成して駆動巻線の相切
    替制御を行うとともに、 前記センサ信号が前記相切替信号よりも進み位相では励
    磁電流を減少させ、逆に遅れ位相では励磁電流を増加す
    る励磁電流制御を行うステッパモータの駆動制御方法に
    おいて、 停止信号の入力によりロータ位置を保持期間中にセンサ
    信号の計数を継続するとともに、零値である相切替信号
    との計数差値の演算を継続し、 次に起動信号が入力されたときに、適宜な周期のパルス
    信号を計数差値だけ生成し、これをロータ位置の修正信
    号として出力して駆動巻線の相切替制御を行うことを特
    徴とする請求項1または2に記載のステッパモータの駆
    動制御方法。
  4. 【請求項4】 ステッパモータのロータ位置を検出する
    センサ手段を備えて、それのセンサ信号とステータ励磁
    のための相切替信号との位相をモニタし、位相が遅れて
    いる信号に基づいて励磁信号を生成して駆動巻線の相切
    替制御を行うとともに、 前記センサ信号が前記相切替信号よりも進み位相では励
    磁電流を減少させ、逆に遅れ位相では励磁電流を増加す
    る励磁電流制御を行うステッパモータの駆動制御方法に
    おいて、 停止信号の入力によりロータ位置を保持期間中にセンサ
    信号の計数を継続するとともに、零値である相切替信号
    との計数差値の演算を継続し、 計数差値が生じた際には適宜な周期のパルス信号を計数
    差値のパルス数だけ生成し、これをロータ位置の修正信
    号として出力して駆動巻線の相切替制御を行うことを特
    徴とする請求項1または2に記載のステッパモータの駆
    動制御方法。
  5. 【請求項5】 ステッパモータのロータ位置を検出する
    センサ手段を備え、 そのセンサ手段からのセンサ信号とステータ励磁のため
    の相切替信号との位相をモニタし、位相が遅れている信
    号に基づいて励磁信号を生成して駆動巻線の相切替制御
    を行うとともに、 前記センサ信号が前記相切替信号よりも進み位相では励
    磁電流を減少させ、逆に遅れ位相では励磁電流を増加す
    る励磁電流制御を行うステッパモータの駆動制御方法に
    おいて、 前記センサ信号をタイミング基準にして前記励磁信号の
    位相を適宜に進ませる位相の進角制御を行うことを特徴
    とするステッパモータの駆動制御方法。
  6. 【請求項6】 前記進角制御は、前記センサ信号の位相
    差タイミングをタイマにより計測し、 メモリに記憶した進角量に見合う進角タイミングを、前
    記タイマの計測値に基づいて演算するとともに、当該進
    角タイミングを前記タイマの計測動作との同調一致から
    断定して補正センサ信号を出力することを特徴とする請
    求項5に記載のステッパモータの駆動制御方法。
  7. 【請求項7】 前記進角制御は、ロータの正転方向と逆
    転方向とで進角量をそれぞれに設定して行うことを特徴
    とする請求項5または6に記載のステッパモータの駆動
    制御方法。
  8. 【請求項8】 前記進角制御は、ロータ回転の速度域に
    対応させて進角量をそれぞれに設定して行うことを特徴
    とする請求項5または6に記載のステッパモータの駆動
    制御方法。
  9. 【請求項9】 前記進角制御は、指令信号に応じて進角
    量の設定を逐次変更して行うことを特徴とする請求項5
    または6に記載のステッパモータの駆動制御方法。
  10. 【請求項10】 前記進角制御は、前記相切替信号等か
    ら指令側の回転速度を判断し、当該回転速度に対応する
    進角量の最適値を演算により求めて設定することを特徴
    とする請求項5または6に記載のステッパモータの駆動
    制御方法。
  11. 【請求項11】 ステッパモータ及び当該ステッパモー
    タの駆動を制御する制御部を備えたステッパモータ装置
    において、 前記制御部を、請求項1〜10に記載のステッパモータ
    の駆動制御方法を実行する制御部としたことを特徴とす
    るステッパモータ装置。
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