JP5651948B2 - 画像形成方法、画像形成装置および画像形成プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成方法、画像形成装置および画像形成プログラムに関する。さらに詳述すると、オーバーラップ領域におけるバンディングの抑制に好適な画像形成方法、画像形成装置および画像形成プログラムに関する。
(技術用語)
本明細書において、「オーバーラップ領域」とは、1つのドット生成に対応するノズルが複数存在する領域を意味し、1の記録ヘッドにより複数回の主走査がされることで形成されるオーバーラップ領域である場合と、図19に示すように複数の記録ヘッド部材701,702のつなぎヘッド部において形成されるオーバーラップ領域である場合が挙げられる。図19に示す例では、記録ヘッド部材701,702のそれぞれ2つのノズル703〜706がオーバーラップしており、オーバーラップ領域を形成する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、これらの複合機等の画像形成装置として、例えば、記録液(液体)の液滴を吐出する液体吐出ヘッドで構成した記録ヘッドを含む装置を用いて、媒体(以下「用紙」ともいうが材質を限定するものではなく、また、被記録媒体、記録媒体、転写材、記録紙なども同義で使用する。)を搬送しながら、液体としての記録液(以下、インクともいう。)を用紙に付着させて画像形成(記録、印刷、印写、印字も同義語で用いる。)を行なう、いわゆるインクジェット方式の画像形成装置がある。
インクジェット方式の画像形成装置(以下、「インクジェットプリンタ」という)は、高速な印刷(画像形成)を実現するため、記録ヘッドにインク(液滴)を吐出するノズルを複数搭載している。用紙を紙送り(搬送)し、かつ記録ヘッドを紙送り方向と直行する方向に走査しながらインクの吐出を行うことにより用紙上に画像を形成するシリアル方式のインクジェットプリンタは、高画質化を図るために、用紙の同一領域に対して同一のノズル群又は異なるノズル群によって複数回の主走査(マルチスキャン)を行って画像を形成するマルチパス方式が採用されている。しかしながら、2方向の走査を必要とするため印刷速度に限界があり、印刷速度の高速化が望まれている。
高速化の手段としては、例えば、記録ヘッドの走査方向を1方向(紙送り方向のみ)にすることが考えられるが、1方向の走査のみで印刷を行うためには、記録ヘッドを用紙の幅以上にする必要がある。このような記録ヘッドにおいては、すべてのノズルが一定の間隔で1列に配列されることが望ましい(ライン方式)が、コストおよび製造技術の観点から、1つの記録ヘッドに搭載可能なノズルの数には限界があり、一定数のノズルを有する記録ヘッドを複数組み合わせることによって多数のノズルを搭載した記録ヘッドが用いられることが多い。
しかしながら、記録ヘッドの接合精度には限界があり、隣接する記録ヘッドの接合部におけるノズル間距離を完全に一定にすることはできない。このため、接合部におけるノズル間距離が長い場合にはインクが薄くなる白スジが発生し、ノズル間距離が短い場合には濃いスジが発生するという問題がある。このようなスジを「バンディング」という。
バンディング現象を防ぐ方法として、記録ヘッドの接合部に図19に示すようなオーバーラップを設ける方法がある。しかしながら、オーバーラップ領域においては、データ上1つのドットに対応するノズルは2つ存在するため、何らかの制御を行わない限りは、データ上1つのドットに対して2つのノズルからドットが打たれることとなる。そのため、オーバーラップ領域で色が濃くなってしまいバンディングが発生するという問題がある。
このような問題に対して、例えば、特許文献1には、オーバーラップ領域の同一主走査ラインの隣接したドットを異なる主走査パスで印字するときに、用紙送り量をずらすようにした記録装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、オーバーラップ領域における同一主走査ライン上のドットを副走査方向のいずれの方向にずらすかを規定しておらず、十分にバンディングを抑制することができない。
そこで本発明は、オーバーラップ領域への処理を行うときに副走査方向のドット位置を制御することで、オーバーラップ領域におけるバンディングの発生を抑制することができる画像形成方法、画像形成装置および画像形成プログラムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1に記載の画像形成方法は、記録液の液滴を吐出するノズルを複数有する記録ヘッドを備え、該記録ヘッドを移動させる主走査および被記録媒体を送る副走査により、前記被記録媒体上に画像を形成する画像形成装置における画像形成方法であって、
前記記録ヘッドの1回の主走査で形成される画像領域の一部をオーバーラップ領域として、前記記録ヘッドの複数回の主走査によりオーバーラップ領域における画像形成がなされるようにオーバーラップ制御を行う際の前記被記録媒体の送り量Lを、次式(1)、
L=(n−x)d−md
ただし、n:記録ヘッドのノズル数、x:オーバーラップノズル数、d:ノズルピッチ、m:送り補正係数(0<m<1) ・・・(1)
により求めた送り量Lとする用紙送り量制御を行い、
前記記録ヘッドのうちオーバーラップ領域側に配設される端部ノズルを通常印字時において未使用とし、
前記被記録媒体の送り量Lが次式(2)、
L=(n−x)d ・・・(2)
よりも大きくなった時、前記端部ノズルを使用するように各ノズルに対する印字データをオーバーラップ領域側にシフトする印字データシフト制御を行ようにしている。
また、請求項に記載の発明は、請求項1記載の画像形成方法において、被記録媒体の送り量L(1)式よりも小さくなった時、各ノズルに対する印字データを非オーバーラップ領域側にシフトするようにしている。
また、請求項に記載の発明は、請求項2記載の画像形成方法において、オーバーラップ領域における複数回の主走査によるドットのズレ量を測定する測定手段を備え、該測定手段の測定結果に基づいて、各ノズルに対する印字データをシフトさせるか否かを判定するようにしている。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の画像形成方法において、判定間隔をスキャン毎とするようにしている。
また、請求項に記載の発明は、請求項1からまでのいずれかに記載の画像形成方法において、印字データの分配制御において、オーバーラップ領域における駆動周波数と、非オーバーラップ領域における駆動周波数とを同じくするように制御するようにしている。
また、請求項に記載の画像形成装置は、記録液の液滴を吐出するノズルを複数有する記録ヘッド、該記録ヘッドを移動させる記録ヘッド走査手段、被記録媒体を送る搬送手段とを備え、前記被記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、
前記記録ヘッドの1回の主走査で形成される画像領域の一部をオーバーラップ領域として、前記記録ヘッドの複数回の主走査によりオーバーラップ領域における画像形成がなされるようにオーバーラップ制御を行う際の前記被記録媒体の送り量Lを、次式(3)、
L=(n−x)d−md
ただし、n:記録ヘッドのノズル数、x:オーバーラップノズル数、d:ノズルピッチ、m:送り補正係数(0<m<1) ・・・(3)
により求めた送り量Lとする用紙送り量制御を行う印刷制御手段を備え
前記記録ヘッドのうちオーバーラップ領域側に配設される端部ノズルを通常印字時において未使用とし、
前記被記録媒体の送り量Lが次式(2)、
L=(n−x)d ・・・(2)よりも大きくなった時、前記端部ノズルを使用するように各ノズルに対する印字データをオーバーラップ領域側にシフトする印字データシフト制御を行うものである。
また、請求項に記載の画像形成プログラムは、記録液の液滴を吐出するノズルを複数有する記録ヘッド、該記録ヘッドを移動させる記録ヘッド走査手段、被記録媒体を送る搬送手段とを備え、前記被記録媒体上に画像を形成する画像形成装置に、
前記記録ヘッドの1回の主走査で形成される画像領域の一部をオーバーラップ領域として、前記記録ヘッドの複数回の主走査によりオーバーラップ領域における画像形成がなされるようにオーバーラップ制御を行う際の前記被記録媒体の送り量Lを、次式(4)、
L=(n−x)d−md
ただし、n:記録ヘッドのノズル数、x:オーバーラップノズル数、d:ノズルピッチ、m:送り補正係数(0<m<1) ・・・(4)
により求めた送り量Lとして用紙送り量制御を行う印刷制御処理を実行させ
前記記録ヘッドのうちオーバーラップ領域側に配設される端部ノズルを通常印字時において未使用とし、
前記被記録媒体の送り量Lが次式(2)、
L=(n−x)d ・・・(2)
よりも大きくなった時、前記端部ノズルを使用するように各ノズルに対する印字データをオーバーラップ領域側にシフトする印字データシフト制御を行わせるものである。
本発明によれば、オーバーラップ領域におけるバンディングの発生を抑制することができる。
本発明に係る画像形成装置の構成の一例を示す側面図である。 画像形成装置の構成の一例を示す平面図である。 記録ヘッドの一例を示す断面図(液室長手方向)である。 記録ヘッドの一例を示す断面図(液室短手方向)である。 制御部の概要を示すブロック図である。 印刷制御部の一例を示すブロック図である。 印刷制御部の駆動波形生成部で生成出力される駆動波形の一例を示す説明図である。 印刷制御部の駆動波形生成部で生成出力される駆動波形のうち、小滴、中滴、大滴を形成する場合、及び微駆動の場合に選択される駆動パルスをそれぞれ示す説明図である。 記録液の粘度による駆動波形の違いを示す説明図である。 画像形成装置が構成する画像形成システムの一例を示すブロック説明図である。 画像形成装置が構成する画像形成システムにおける画像処理装置の一例を示すブロック説明図である。 画像形成装置が構成する画像形成システムにおける画像処理部を概略的に示すブロック図である。 本発明に係る画像形成方法において、オーバーラップ領域の印字データ分配の例を示す説明図である。 駆動周波数による吐出滴量の変化を示すグラフである。 用紙送り制御を説明するための模式図である。 印字データのシフト制御を説明するための模式図である。 用紙送り量制御の処理手順を示すフローチャート図である。 印字データのシフト制御の処理手順を示すフローチャート図である。 複数の記録ヘッドのつなぎヘッド部の配置の一例を示す説明図である。
以下、本発明に係る構成を図1から図18に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
1.画像形成装置の構成
図1及び図2は、本実施形態に係る画像形成装置の一例を示す図であり、図1は機構部の全体構成の側面説明図、図2は同機構部の平面説明図である。
画像形成装置は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材であるガイドロッド1とガイドレール2とでキャリッジ3を主走査方向に摺動自在に保持し、記録ヘッド走査手段として、主走査モータ4で駆動プーリ6Aと従動プーリ6Bとの間に張架したタイミングベルト5を介して図2で矢示方向(主走査方向)に移動走査する。キャリッジ3には、例えば、それぞれイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)のインク滴を吐出する液体吐出ヘッドからなる4個の記録ヘッド7y、7c、7m、7k(色を区別しないときは「記録ヘッド7」という。)を複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。キャリッジ3には、記録ヘッド7に各色のインクを供給するための各色のサブタンク8を搭載している。このサブタンク8にはインク供給チューブ9を介して図示しないメインタンク(インクカートリッジ)からインクが補充供給される。
記録ヘッド7を構成する液体吐出ヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。また、各色毎に独立したヘッド構成に限るものではなく、複数の色の液滴を吐出する複数のノズルで構成されるノズル列を有する1又は複数のヘッド部材(液体吐出ヘッド)で構成することもできる。
一方、給紙カセット10などの用紙積載部(圧板)11上に積載した用紙12を給紙するための給紙部として、用紙積載部11から用紙12を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙ローラ)13及び給紙ローラ13に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド14を備え、この分離パッド14は給紙ローラ13側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙12を記録ヘッド7の下方側で搬送する搬送手段として、用紙12を静電吸着して搬送するための搬送ベルト21と、給紙部からガイド15を介して送られる用紙12を搬送ベルト21との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ22と、略鉛直上方に送られる用紙12を略90°方向転換させて搬送ベルト21上に倣わせるための搬送ガイド23と、押さえ部材24で搬送ベルト21側に付勢された押さえコロ25とを備えている。また、搬送ベルト21表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ26を備えている。
ここで、搬送ベルト21は、無端状ベルトであり、搬送ローラ27とテンションローラ28との間に掛け渡されて、副走査モータ31からタイミングベルト32及びタイミングローラ33を介して搬送ローラ27が回転されることで、図2のベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。尚、搬送ベルト21の裏面側には記録ヘッド7による画像形成領域に対応してガイド部材29を配置している。また、帯電ローラ26は、搬送ベルト21の表層に接触し、搬送ベルト21の回動に従動して回転するように配置されている。
また、図2に示すように、搬送ローラ27の軸には、スリット円板34を取り付け、このスリット円板34のスリットを検知するセンサ35を設けて、これらのスリット円板34及びセンサ35によってロータリエンコーダ36を構成している。
さらに、記録ヘッド7で記録された用紙12を排紙するための排紙部として、搬送ベルト21から用紙12を分離するための分離爪51と、排紙ローラ52及び排紙コロ53と、排紙される用紙12をストックする排紙トレイ54とを備えている。
また、背部には両面給紙ユニットが着脱自在に装着されている。この両面給紙ユニットは搬送ベルト21の逆方向回転で戻される用紙12を取り込んで反転させて再度カウンタローラ22と搬送ベルト21との間に給紙する。
さらに、図2に示すように、キャリッジ3の走査方向の一方側の非印字領域には、記録ヘッド7のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構56を配置している。この維持回復機56は、記録ヘッド7の各ノズル面をキャピングするための各キャップ57と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード58と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行なうときの液滴を受ける空吐出受け59などを備えている。
このように構成した画像形成装置においては、給紙部から用紙12が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙12はガイド15で案内され、搬送ベルト21とカウンタローラ22との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド23で案内されて押さえコロ25で搬送ベルト21に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。このとき、図示しない制御部によってACバイアス供給部から帯電ローラ26に対して正負が交互に繰り返す交番電圧を印加して、搬送ベルト21を交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが交互に所定の幅で繰り返されるパターンで帯電させる。この帯電した搬送ベルト21上に用紙12が給送されると、用紙12が搬送ベルト21に静電力で吸着され、搬送ベルト21の周回移動によって用紙12が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ3を往路及び復路方向に移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド7を駆動することにより、停止している用紙12にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙12を所定量搬送後、次の行の記録を行なう。記録終了信号又は用紙12の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙12を排紙トレイ54に排紙する。
また、両面印刷の場合には、表面(最初に印刷する面)の記録が終了したときに、搬送ベルト21を逆回転させることで、記録済みの用紙12を両面給紙ユニット61内に送り込み、用紙12を反転させて(裏面が印刷面となる状態にして)再度カウンタローラ22と搬送ベルト21との間に給紙し、タイミング制御を行って、前述したと同様に搬送ベルト21上に搬送して裏面に記録を行った後、排紙トレイ54に排紙する。
また、印字待機中にはキャリッジ3は維持回復機構56側に移動されて、キャップ57で記録ヘッド7のノズル面がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ57で記録ヘッド7をキャッピングした状態でノズルから記録液を吸引し、増粘した記録液や気泡を排出する回復動作を行い、この回復動作によって記録ヘッド7のノズル面に付着したインクを清掃除去するためにワイパーブレード58でワイピングを行なう。また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行なう。これによって、記録ヘッド7の安定した吐出性能を維持する。
以上、シリアル方式の画像形成装置について説明したが、本発明に係る画像形成装置は、ライン方式の画像形成装置であってもよい。ライン方式とは、ほぼ被記録媒体の幅方向の長さを持つ記録ヘッドを被記録媒体の搬送方向と直行方向に配置し、画像形成を行う方式である。
次に、記録ヘッド7を構成している液体吐出ヘッドの一例について図3及び図4を参照して説明する。尚、図3は同ヘッドの液室長手方向に沿う断面説明図、図4は同ヘッドの液室短手方向(ノズルの並び方向)の断面説明図である。
この液体吐出ヘッドは、例えば単結晶シリコン基板を異方性エッチングして形成した流路板101と、この流路板101の下面に接合した例えばニッケル電鋳で形成した振動板102と、流路板101の上面に接合したノズル板103とを接合して積層し、これらによって液滴(インク滴)を吐出するノズル104が連通する流路であるノズル連通路105及び圧力発生室である液室106、液室106に流体抵抗部(供給路)107を通じてインクを供給するための共通液室108に連通するインク供給口109などを形成している。
また、振動板102を変形させて液室106内のインクを加圧するための圧力発生手段(アクチュエータ手段)である電気機械変換素子としての2列(図3では1列のみ図示)の積層型圧電素子121と、この圧電素子121を接合固定するベース基板122とを備えている。尚、圧電素子121の間には支柱部123を設けている。この支柱部123は圧電素子部材を分割加工することで圧電素子121と同時に形成した部分であるが、駆動電圧を印加しないので単なる支柱となる。
さらに、圧電素子121には図示しない駆動回路(駆動IC)を搭載したFPCケーブル126を接続している。
そして、振動板102の周縁部をフレーム部材130に接合し、このフレーム部材130には、圧電素子121及びベース基板122などで構成されるアクチュエータユニットを収納する貫通部131及び共通液室108となる凹部、この共通液室108に外部からインクを供給するためのインク供給穴132を形成している。このフレーム部材130は、例えばエポキシ系樹脂などの熱硬化性樹脂或いはポリフェニレンサルファイトで射出成形により形成している。
ここで、流路板101は、例えば結晶面方位(110)の単結晶シリコン基板を水酸化カリウム水溶液(KOH)などのアルカリ性エッチング液を用いて異方性エッチングすることで、ノズル連通路105、液室106となる凹部や穴部を形成したものであるが、単結晶シリコン基板に限られるものではなく、その他のステンレス基板や感光性樹脂などを用いることもできる。
振動板102は、ニッケルの金属プレートから形成したもので、例えばエレクトロフォーミング法(電鋳法)で作製しているが、この他、金属板や金属と樹脂板との接合部材などを用いることもできる。この振動板102に圧電素子121及び支柱部123を接着剤接合し、更にフレーム部材130を接着剤接合している。
ノズル板103は各液室106に対応して直径10〜30μmのノズル104を形成し、流路板101に接着剤接合している。このノズル板103は、金属部材からなるノズル形成部材の表面に所要の層を介して最表面に撥水層を形成したものである。
圧電素子121は、圧電材料151と内部電極152とを交互に積層した積層型圧電素子(ここではPZT)である。この圧電素子121の交互に異なる端面に引き出された各内部電極152には個別電極153及び共通電極154が接続されている。尚、この実施形態では、圧電素子121の圧電方向としてd33方向の変位を用いて液室106内インクを加圧する構成としているが、圧電素子121の圧電方向としてd31方向の変位を用いて加圧液室106内インクを加圧する構成とすることもできる。また、1つの基板122に1列の圧電素子121が設けられる構造とすることもできる。
このように構成した液体吐出ヘッドヘッドにおいては、例えば圧電素子121に印加する電圧を基準電位から下げることによって圧電素子121が収縮し、振動板102が下降して液室106の容積が膨張することで、液室106内にインクが流入し、その後圧電素子121に印加する電圧を上げて圧電素子121を積層方向に伸長させ、振動板102をノズル104方向に変形させて液室106の容積/体積を収縮させることにより、液室106内の記録液が加圧され、ノズル104から記録液の滴が吐出(噴射)される。
そして、圧電素子121に印加する電圧を基準電位に戻すことによって振動板102が初期位置に復元し、液室106が膨張して負圧が発生するので、このとき、共通液室108から液室106内に記録液が充填される。そこで、ノズル104のメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次の液滴吐出のための動作に移行する。
尚、このヘッドの駆動方法については上記の例(引き−押し打ち)に限るものではなく、駆動波形の与えた方によって引き打ちや押し打ちなどを行なうこともできる。
次に、画像形成装置の印刷制御手段としての制御部の概要について図5のブロック図を参照して説明する。この制御部200は、この装置全体の制御を司るCPU201と、CPU201が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM202と、画像データ等を一時格納するRAM203と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な不揮発性メモリ(NVRAM)204と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行なう画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC205とを備えている。
また、この制御部200は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行なうためのホストI/F206と、記録ヘッド7を駆動制御するためのデータ転送手段、駆動波形を生成する駆動波形生成手段を含む印刷制御部207と、キャリッジ3側に設けた記録ヘッド7を駆動するためのヘッドドライバ(ドライバIC)208と、主走査モータ4及び副走査モータ31を駆動するためのモータ駆動部210と、帯電ローラ26にACバイアスを供給するACバイアス供給部212と、エンコーダセンサ43、35からの各検出信号、環境温度を検出する温度センサなどの各種センサからの検出信号を入力するためのI/O213などを備えている。また、この制御部200には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行なうための操作パネル214が接続されている。
ここで、制御部200は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト側からの画像データ等をケーブル或いはネットを介してI/F206で受信する。
そして、制御部200のCPU201は、I/F206に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC205にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行ない、この画像データをヘッド駆動制御部207からヘッドドライバ208に転送する。尚、画像出力するためのドットパターンデータの生成は後述するようにホスト側のプリンタドライバで行なっている。
印刷制御部207は、上述した画像データをシリアルデータでヘッドドライバ208に転送するとともに、この画像データの転送及び転送の確定などに必要な転送クロックやラッチ信号、滴制御信号(マスク信号)などをヘッドドライバ208に出力する以外にも、ROMに格納されている駆動信号のパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器、電流増幅器等で構成される駆動波形生成部及びヘッドドライバに与える駆動波形選択手段を含み、1の駆動パルス(駆動信号)或いは複数の駆動パルス(駆動信号)で構成される駆動波形を生成してヘッドドライバ208に対して出力する。
ヘッドドライバ208は、シリアルに入力される記録ヘッド7の1行分に相当する画像データに基づいて印刷制御部207から与えられる駆動波形を構成する駆動信号を選択的に記録ヘッド7の液滴を吐出させるエネルギーを発生する駆動素子(例えば前述したような圧電素子)に対して印加することで記録ヘッド7を駆動する。このとき、駆動波形を構成する駆動パルスを選択することによって、例えば、大滴(大ドット)、中滴(中ドット)、小滴(小ドット)など、大きさの異なるドットを打ち分けることができる。
また、CPU201は、リニアエンコーダを構成するエンコーダセンサ43からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値及び位置検出値と、予め格納した速度・位置プロファイルから得られる速度目標値及び位置目標値とに基づいて主走査モータ4に対する駆動出力値(制御値)を算出してモータ駆動部210を介して主走査モータ4を駆動する。同様に、ロータリエンコーダを構成するエンコーダセンサ35からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値及び位置検出値と、予め格納した速度・位置プロファイルから得られる速度目標値及び位置目標値とに基づいて副走査モータ31に対する駆動出力値(制御値)を算出してモータ駆動部210を介しモータドライバを介して副走査モータ31を駆動する。
次に、印刷制御部207及びヘッドドライバ208の一例について、図6を参照して説明する。
印刷制御部207は、上述したように、1印刷周期内に複数の駆動パルス(駆動信号)で構成される駆動波形(共通駆動波形)を生成して出力する駆動波形生成部301と、印刷画像に応じた2ビットの画像データ(階調信号0、1)と、クロック信号、ラッチ信号(LAT)、滴制御信号M0〜M3を出力するデータ転送部302とを備えている。
尚、滴制御信号は、ヘッドドライバ208の後述するスイッチ手段であるアナログスイッチ315の開閉を滴毎に指示する2ビットの信号であり、共通駆動波形の印刷周期に合わせて選択すべき波形でHレベル(ON)に状態遷移し、非選択時にはLレベル(OFF)に状態遷移する。
ヘッドドライバ208は、データ転送部302からの転送クロック(シフトクロック)及びシリアル画像データ(階調データ:2ビット/CH)を入力するシフトレジスタ311と、シフトレジスタ311の各レジスト値をラッチ信号によってラッチするためのラッチ回路312と、階調データと制御信号M0〜M3をデコードして結果を出力するデコーダ313と、デコーダ313のロジックレベル電圧信号をアナログスイッチ315が動作可能なレベルへとレベル変換するレベルシフタ314と、レベルシフタ314を介して与えられるデコーダ313の出力でオン/オフ(開閉)されるアナログスイッチ315とを備えている。
アナログスイッチ315は、各圧電素子121の選択電極(個別電極)154に接続され、駆動波形生成部301からの共通駆動波形が入力されている。したがって、シリアル転送された画像データ(階調データ)と制御信号MN0〜MN3をデコーダ313でデコードした結果に応じてアナログスイッチ315がオンにすることにより、共通駆動波形を構成する所要の駆動信号が通過して(選択されて)圧電素子121に印加される。
ここで、この画像形成装置において使用する記録液であるインクについて説明する。顔料、水溶性有機溶剤、炭素数8以上のポリオールまたはグリコールエーテル、および水を少なくとも含んでなるインク構成を用いることにより、普通紙上へ印字した場合でも,(1)良好な色調(十分な発色性,色再現性を有する)、(2)高い画像濃度、(3)文字・画像にフェザリング現象やカラーブリード現象のない鮮明な画質、(4)両面印刷にも耐え得るインク裏抜け現象の少ない画像、(5)高速印刷に適した高いインク乾燥性(定着性)、(6)耐光性,耐水性などの高い堅牢性を有した高画質画像を達成することができ、画像濃度、発色性、色再現性、文字にじみ、色境界にじみ、両面印刷性、定着性等を大幅に改善することができる。
次に、このようなインクを使用する場合に好ましい駆動波形の一例について、図7及び図8を参照して説明する。
駆動波形生成部301からは1印刷周期(1駆動周期)内に、図7に示すように、基準電位Veから立ち下がる波形要素と、立下り後の状態から立ち上がる波形要素などで公正される、8個の駆動パルスP1ないしP8からなる駆動信号(駆動波形)を生成して出力する。一方、データ転送部302からの滴制御信号M0〜M3によって使用する駆動パルスを選択する。
ここで、駆動パルスの電位Vが基準電位Veから立ち下がる波形要素は、これによって圧電素子121が収縮して加圧液室106の容積が膨張する引き込み波形要素である。また、立下り後の状態から立ち上がる波形要素は、これによって圧電素子121が伸長して加圧液室106の容積が収縮する加圧波形要素である。
そして、データ転送部302からの滴制御信号M0〜M3によって、小滴(小ドット)を形成するときには図8(a)に示すように駆動パルスP1を選択し、中滴(中ドット)を形成するときには図8(b)に示すように駆動パルスP4ないしP6を選択し、大滴(大ドット)を形成するときには図8(c)に示すように駆動パルスP2ないしP8を選択し、微駆動の(滴吐出を伴わないでメニスカスを振動させる)ときには図8(d)に示すように微駆動パルスP2を選択して、それぞれ記録ヘッド7の圧電素子121に印加させるようにする。
中滴を形成する場合、駆動パルスP4にて1滴目、駆動パルスP5にて2滴目、駆動パルスP6にて3滴目を吐出させ、飛翔中に合体させて一滴として着弾させる。このとき、圧力室(液室106)の固有振動周期をTcとすると、駆動パルスP4とP5の吐出タイミングの間隔は2Tc±0.5μsが好ましい。駆動パルスP4とP5は、単純引き打ち波形要素で構成されているため、駆動パルスP6も同様の単純引き打ち波形要素にするとインク滴速度が大きくなりすぎてしまい、他の滴種の着弾位置からずれてしまうおそれがある。そこで、駆動パルスP6は、引き込み電圧を小さくする(立下りの電位を少なくする)ことでメニスカスの引き込みを小さくし、3滴目のインク滴速度を抑えている。ただし、必要なインク滴体積をかせぐために立ち上げ電圧は小さくしない。
つまり、複数の駆動パルスのうちの最終駆動パルスの引き込み波形要素では引き込み電圧を相対的に小さくすることによって、当該最終駆動パルスによる滴吐出速度を相対的に小さくして、着弾位置を他の滴種と極力合わせるようにすることができる。
また、微駆動パルスP2とは、ノズルのメニスカスの乾燥を防ぐため、インク滴を吐出させずにメニスカスを振動させる駆動波形である。非印字領域ではこの微駆動パルスP2が記録ヘッド7に印加される。また、この微駆動波形である駆動パルスP2を、大滴を構成する駆動パルスの一つとして利用することにより、駆動周期の短縮化(高速化)を達成することができる。
さらに、微駆動パルスP2と駆動パルスP3の吐出タイミングの間隔を、固有振動周期Tc±0.5μsの範囲内に設定することにより、駆動パルスP3によって吐出するインク滴の体積をかせぐことができる。つまり、微駆動パルスP2によって生じた振動周期によって加圧液室106の圧力振動に駆動パルスP3による加圧液室6の膨張を重畳させることによって駆動パルスP3で吐出できる滴の滴体積を駆動パルスP3単独で印加する場合よりも大きくすることができる。
尚、インクの粘度によって必要な駆動波形が異なることから、この画像形成装置においては、図9に示すように、インク粘度が5mPa・sのときの駆動波形、同じく粘度が10mPa・sのときの駆動波形、同じく20mPa・sのときの駆動波形をそれぞれ用意し、温度センサからの検出温度からインク粘度を判定して、使用する駆動波形を選択するようにしている。
つまり、インク粘度が小さいときは駆動パルスの電圧を相対的に小さく、インク粘度が大きいときは駆動パルスの電圧を相対的に大きくすることにより、インク粘度(温度)によらずインク滴の速度及び体積を略一定に吐出させることができる。また、駆動パルスは、インク粘度に合わせて波高値を選択することにより、インク滴を吐出させることなくメニスカスを振動させることができる。
このような駆動パルスから構成される駆動波形を使用することによって、大中小の各滴が用紙に着弾するまでの時間を制御することができ、吐出開始の時間が大中小の各滴で異なっても、各滴をほぼ同じ位置に着弾させることが可能となる。
次に、画像形成装置に接続された画像処理装置に記憶された本発明に係る画像形成プログラムを実行して、画像形成装置により印刷画像を出力する印刷システムの一実施形態について図10を参照して説明する。印刷システムは、パーソナルコンピュータ(PC)などからなる1又は複数台の画像処理装置400と、インクジェットプリンタ(画像形成装置)500とが、所定のインターフェイス又はネットワークで接続されて構成されている。
画像処理装置400は、図11に示すように、CPU401と、メモリ手段である各種のROM402やRAM403とが、バスラインで接続されている。このバスラインには、所定のインターフェイスを介して、ハードディスクなどの磁気記憶装置を用いた記憶装置406と、マウスやキーボードなどの入力装置404と、LCDやCRTなどのモニタ405と、図示しないが、光ディスクなどの記憶媒体を読み取る記憶媒体読取装置が接続され、また、インターネットなどのネットワークやUSBなどの外部機器と通信を行なう所定のインターフェイス(外部I/F)407が接続されている。
画像処理装置400の記憶装置406には、本発明に係る画像形成プログラムを含む画像処理プログラムが記憶されている。画像処理プログラムは、記憶媒体から記憶媒体読取装置により読み取って、あるいは、インターネットなどのネットワークからダウンロードするなどして、記憶装置406にインストールしたものである。このインストールにより画像処理装置400は、以下のような画像処理を行なうために動作可能な状態となる。尚、画像処理プログラムは、所定のOS上で動作するものであってもよい。また、特定のアプリケーションソフトの一部をなすものであってもよい。
尚、本発明に係る画像形成方法はインクジェットプリンタ側で実施することができるが
、この例では、インクジェットプリンタ500側では、装置内に画像の描画又は文字のプリント命令を受けて実際に記録するドットパターンを発生する機能を持たない例で説明する。すなわち、ホストとなる画像処理装置400で実行されるアプリケーションソフトなどからのプリント命令は、画像処理装置400内にソフトウェアとして組み込まれたプリンタドライバで画像処理されてインクジェットプリンタ500が出力可能な多値のドットパターンのデータ(印刷画像データ)が生成され、それがラスタライズされてインクジェットプリンタ500に転送され,インクジェットプリンタ500が印刷出力される例で説明する。
具体的には、画像処理装置400内では、アプリケーションやオペレーティングシステムからの画像の描画又は文字の記録命令(例えば記録する線の位置と太さと形などを記述したものや、記録する文字の書体と大きさと位置などを記述したもの)は描画データメモリに一時的に保存される。尚、これらの命令は、特定のプリント言語で記述されたものである。
そして、描画データメモリに記憶された命令は、ラスタライザによって解釈され、線の記録命令であれば、指定された位置や太さ等に応じた記録ドットパターンに変換され、また、文字の記録命令であれば画像処理装置400内に保存されているフォントアウトラインデータから対応する文字の輪郭情報を呼びだし指定された位置や大きさに応じた記録ドットパターンに変換され、イメージデータであれば、そのまま記録ドットのパターンに変換される。
その後、これらの記録ドットパターンに対して画像処理を施してラスタデータメモリに記憶する。このとき、画像処理装置400は、直交格子を基本記録位置として、記録ドットパターンのデータにラスタライズする。画像処理としては、例えば色を調整するためのカラーマネージメント処理(CMM)やγ補正処理、ディザ法や誤差拡散法などの中間調処理、さらには下地除去処理、インク総量規制処理などがある。そして、ラスタデータメモリに記憶された記録ドットパターンがインターフェースを経由してインクジェットプリンタ500へ転送されるものである。
2.本発明に係る画像形成方法
2−1.駆動周波数制御
ここで、画像形成方法としては、記録媒体に対して1回の主走査で画像を形成する、いわゆる1パス印字を用いても良いし、記録媒体の同一領域に対して同一のノズル群あるいは異なるノズル群によって複数回の主走査を行うことにより画像を形成する、いわゆる「マルチパス印字」を用いても良い。また、主走査方向に複数のヘッドを並べて、同一領域を異なるノズルで打ち分けても良い。これらの記録方法は適宜組み合わせて用いることができる。
以下、マルチパス印字について説明する。ここでは、一つの記録領域に対して4回の主記録走査(4パス)を実行することによって画像を完成させる場合を例として説明する。図12は、この実施形態における画像処理部を概略的に示すブロック図である。
入力端子601から入力されたビットマップデータは記録バッファ制御部により、記録バッファ602の所定のアドレスに格納される。記録バッファ602は1スキャンと紙送り量分のビットマップデータを格納できる容量を有し、FIFOメモリのような紙送り量単位のリングバッファを構成している。記録バッファ制御部は、記録バッファ602を制御し、1スキャン分のビットマップデータが記録バッファ602に格納されるとプリンタエンジンを起動し、記録ヘッド7の各ノズルの位置に応じて記録バッファ602よりビットマップデータを読み出し、パス数設定部603に入力する。また、入力端子601から次回のスキャンのビットマップデータが入力されると、記録バッファ602の空き領域(記録が完了した紙送り量に相当する領域)に格納するように記録バッファ602を制御する。
次に、画像処理部におけるパス数設定部603のより具体的構成例を説明する。パス数設定部603では分割パス数を決定し、そのパス数をマスク処理部604へ出力する。マスクパターンテーブル605では予め格納されているマスクパターンテーブル、例えば、1パス記録、2パス記録、4パス記録、8パス記録のマスクパターンから、必要なマスクパターンを決定された分割パス数に応じて選択し、マスク処理部604に出力する。マスク処理部604は、記録バッファ602に格納されているビットマップデータを、マスクパターンを用いて各パス記録毎にマスクしてヘッドドライバ208に出力すると、ヘッドドライバ208ではそのマスクされたビットマップデータを記録ヘッド7が用いる順に並び替え、記録ヘッド7に転送する。
このようにマルチパス印字を用いることで、1パス印字では目立つバンディングを平均化して目立たなくすることができる。印刷の高速化を行う手段のひとつとして、1パス印字や用紙幅以上のサイズのヘッドを有するプリンタ(一般に、ラインヘッド型プリンタ)が挙げられるが、1パス印字では用紙送り量のズレによるバンディングや、ヘッドを副走査方向に複数並べてノズル群を長尺化するような場合ではヘッドのつなぎ部のズレによるバンディングが発生する。
このようなバンディングを抑止する方法として、ノズルの一部をオーバーラップさせる方法があるが、これは印字データを各々のノズルに分配させることでドットズレを分散させるようにしたものである。尚、印字データを「分配」するとは、印字データに基づいて印字されるドットの生成に対応する各ノズルへデータを分配することをいい、複数回のスキャンを行う印字方法においては、各スキャン毎にデータを分割して分配することを含む。
オーバーラップ領域においては、データ上1つのドットに対応するノズルは2つ存在するため、何ら手当てをしなければデータ上1つのドットに対して2つのノズルからドットが打たれることとなり、オーバーラップ領域で色が濃くなってしまい、バンディングが発生する。これに対し、オーバーラップ領域の印字データを、例えば、乱数を用いて各々のノズルに分配する方法が用いられてきたが、乱数を用いているため各々のノズルに分配されたドットが連続的/非連続的に打たれる箇所が混在することになる。これによりオーバーラップ領域では様々な駆動周波数で印字される場合が存在することになる。つまり、ノズルの吐出滴を予め定められた駆動周波数で吐出するときに、狙いの吐出量となるように駆動波形が設計されているため、駆動周波数が変わると吐出滴量も変動してしまう。例えば、1パス印字から2パス印字に変更すると駆動周波数は半分となる。このため、オーバーラップ領域内で様々な駆動周波数で印字される場合が混在すると、吐出滴量の変動によりバンディングが発生することになる。更に、オーバーラップ領域と非オーバーラップ領域とで駆動周波数の差異も発生し、オーバーラップ領域にバンディングが発生することになる。
そこで、オーバーラップ領域の印字データを分配するときに、例えば、図13に示すように、オーバーラップ領域の駆動周波数が、非オーバーラップ領域の駆動周波数と同じとなるように印字データを各スキャンにおける各ノズルに分配することにより、バンディングの発生を抑制することができる。
しかしながら、本来、オーバーラップ領域においては、使用するノズルを分散させることでドットズレによるバンディングを吸収する方法がとられてきたため、ドットに偏りを持たせると、その部分でバンディングが見えてくる場合も考えられる。
ここで、吐出滴の駆動周波数特性について、図14により説明する。図14は、駆動周波数が5kHzから20kHzまでの吐出滴量をあらわしている。1パス印字は20kHz、2パス印字は10kHz、4パス印字は5kHzとする。20kHzから10kHzとなるときは大きく吐出滴量が変動しているが、10kHzから5kHzでは吐出滴量に大きな差は見られなくなっている。すなわち、1パス印字を行っているときはオーバーラップ領域に対して非オーバーラップ領域の駆動周波数の半分とすると周波数特性の影響を大きく受けることになる。特に周波数特性の影響は、紙面を埋めるようにドットを打ち込むシャドー域で顕著になるが、ドットをまばらに打ち込むようなハイライト域では非オーバーラップ領域の駆動周波数も落ちているため、影響はほとんど発生しなくなる。
そこで、印刷制御手段が、画像形成用データの階調レベルに応じて、オーバーラップ領域における駆動周波数が、非オーバーラップ領域における駆動周波数と同じになるように、印字データを分配することが好ましい。具体的には、シャドー域についてのみオーバーラップ領域と非オーバーラップ領域の駆動周波数を同じにするように階調レベルにより切り替え可能とするものである。
また、周波数特性はインクの粘度によって特性が変化するため、記録ヘッドの周辺温度に応じて、オーバーラップ領域における駆動周波数が、非オーバーラップ領域における駆動周波数と同じになるように、印字データを分配することも好ましい。すなわち、ヘッドの周辺温度により分配を切り替える画像形成用データの階調レベルを変動できるようにしたものである。
さらに、同一印字領域の主走査回数に応じて、オーバーラップ領域における駆動周波数が、非オーバーラップ領域における駆動周波数と同じになるように、印字データを分配することも好ましい。具体的には、1パス印字時に駆動周波数の差異によるバンディングが顕著となるため、2パス印字等のマルチスキャンモード時はオーバーラップ領域を分散するように切り替えるものである。
以上のように、画像形成用データの階調レベル、記録ヘッドの周辺温度、同一印字領域の主走査回数等の所定印字状態に応じて、オーバーラップ領域における駆動周波数が、非オーバーラップ領域における駆動周波数と同じになるように、印字データを分配することによって、オーバーラップ領域におけるバンディングの発生を低減させることができる。
一方、理想的なドット着弾位置は副走査方向にずれないものとも考えられるが、実際にはメカ的なずれや吐出安定性のばらつきによりドット着弾位置はばらついてしまう。そこで、同一主走査ライン上のドットが副走査方向にずれた場合のオーバーラップ領域におけるバンディングの発生を低減する、本発明に係る画像形成方法について説明する。本発明に係る画像形成方法は、以下のように用紙送り量制御・印字データのシフト制御を行うようにしたものである。
2−2.用紙送り量制御・印字データのシフト制御(第1の実施形態)
本発明に係る画像形成方法の一実施形態(第1の実施形態)について、図15から図18を参照しつつ説明する。
本実施形態では、図15に示すように記録ヘッド7の端部がオーバーラップするように用紙送り量Lの制御を行うものである。即ち、記録ヘッド7の一方の端部側にある1または2以上のノズル(例えば、2ノズル)をオーバーラップ制御用のノズル(以下、オーバーラップノズルともいう)とし、1回の主走査により形成される画像領域(印字領域)の一部をオーバーラップ領域として、当該オーバーラップ領域においては、複数回の主走査により画像形成がなされるように制御(オーバーラップ制御ともいう)を行うものである。尚、図15及び図16に示す記録ヘッド7は、用紙送り量制御の説明のために、1つの記録ヘッド7を主走査方向に多少ずらして記載したものであり、実際には、副走査方向に用紙が搬送される。
本実施形態では、用紙送り量Lを次式(5)により決定することを特徴としている(用紙送り量制御)。
L=(n−x)d−md
ただし、n:記録ヘッドのノズル数、x:オーバーラップノズル数、d:ノズルピッチ、m:送り補正係数(0<m<1) ・・・(5)
ここで、ノズル数nは、記録ヘッド7のノズル数である。また、オーバーラップノズル数は、オーバーラップ制御用のノズル数であって、任意に設定および設定の変更が可能な値である。尚、オーバーラップノズル数を多くすることは、1回の主走査による印字範囲が狭くなるため、印刷速度とバンディングの発生とを考慮して最適な値を選択することが好ましい。また、ノズルピッチdは、各ノズル(例えば、ノズルの中心)の間隔である。
本実施形態では、送り補正係数mを設定することにより、同一主走査ライン上のドットを用紙送り量が短くなる方向(以下、−方向(マイナス方向)ともいう)にずらすことを特徴としている。このようにすることにより、−方向にドットがずれるために黒スジが発生しやすくなるものの、用紙送り量が長くなる方向(以下、+方向(プラス方向)ともいう)にずれる場合に比べて画像欠けが発生しないため、バンディングと認識され難いものとなる。尚、送り補正係数m(0<m<1)は、ノズルピッチdの値等に応じて適宜設定可能な値であり、ハーフピッチ(d/2)以下(すなわち、m≦0.5)であることがより好ましい。
また、上記用紙送り量の制御に併せて、上記駆動周波数の制御を併せて行うようにすることが好ましい。この場合は、さらにオーバーラップ領域の周波数特性による吐出滴量の低下により濃度が低下するため、よりバンディングと認識され難いものとなる。
しかしながら、上記用紙送り量の制御を行うようにしても、例えば、経時における環境変動等の外因により用紙送り量の変動が生じ、オーバーラップ領域でのドットのズレが生じうる。
そこで、用紙送り量が+方向にずれた場合は、以下のような制御を行うことが好ましい。当該制御について図16を用いて説明する。尚、図16では、オーバーラップ領域側(図16では、上端側)の最端ノズルを通常印字時において未使用としているが、未使用とするノズルは1ノズルに限るものではない。また、オーバーラップ領域側の反対側を非オーバーラップ側という(図16では、下端側)。
図16(a)に示すように、本実施形態では、オーバーラップ領域側の最端ノズルを通常未使用とし、2ノズル目を印字データの先頭としている。ここで、用紙送り量やヘッド取り付け位置のばらつきにより、図16(b)に示すように同一主走査ライン上のドットが+方向にずれた場合は、図16(c)に示すように未使用であったノズルを印字データの先頭となるように各ノズルに対するデータをオーバーラップ領域側にシフトすることで同一主走査ライン上のドットを−方向に制御することができる。
また、図16に示す例では、+方向にずれた場合を説明したが、−方向にずれた場合であってもノズルピッチd以上に−方向となった場合は、逆にノズル下流(非オーバーラップ領域側)にデータをシフトするようにすればよい。したがって、−方向となった場合の制御のみを行う構成においては、未使用ノズルは必要ではない。
また、オーバーラップ領域におけるドットのズレ量を測定手段により検知(測定)することで送り量の変動を検知し、判定手段により上記印字データのシフト制御を行うか否かの判定を行うようにすることも好ましい。当該測定手段は、例えば、公知または新規の光学センサや濃度センサ等により構成することができる。また、判定手段は、例えば、CPU201等により構成され、測定手段の測定結果に基づいていずれの方向へのノズルシフトを行うかどうかを判定し、印字データのシフト制御を実行させるようにするものである。
さらに、オーバーラップ領域におけるドットのズレ量をパターン(判定チャート)として読取装置またはユーザに目視可能に出力可能な出力手段を備え、当該パターンを読み取る読取装置やユーザにより容易に判定ができるようにすることも好ましい。
また、測定手段による測定間隔を最短でスキャン毎とすることにより、判定手段による判定精度を向上し、さらに、高精度の印字データのシフト制御が可能となる。
上述した画像形成方法における用紙送り量制御及び印字データのシフト制御は、画像処理装置の制御部200のCPU201が画像形成プログラムを実行することによって、判定手段として機能することにより行われる。それら制御を行う判定手段の処理手順について図17及び図18で説明する。図17は、用紙送り量制御の処理手順を示すフローチャート図である。図17において、測定手段がオーバーラップ領域におけるドットのズレ量を検知することによって、被記録媒体の送り量を測定する(ステップS11)。
次に、CPU201は、送り補正係数mを算出する(ステップS12)。送り補正係数mは、0<m<1の範囲でオーバーラップ領域のノズルピッチdを設定するように算出され、例えば、オーバーラップ領域のノズルピッチdがハーフピッチ(d/2)以下となるように(すなわち、m≦0.5)が算出される。
そして、CPU201は、記録ヘッドのノズル数n、オーバーラップノズル数x、ノズルピッチd、送り補正係数mを用いて上記の式(5)より算出した用紙送り量Lで調整する(ステップS13)。
このような用紙送り量制御により、オーバーラップ領域の同一主走査ライン上のノズルが−方向に調整される。また、送り補正係数mは、オーバーラップ領域のノズルピッチdを調整するため、図15に示す記録ヘッド7のノズル104gによる走査ラインを超えないように制御することができる。つまり、本発明に係る用紙送り量制御では、1つ前の主走査ラインを超えない範囲で送り補正係数mが決定される。
次に、図18は、印字データのシフト制御の処理手順を示すフローチャート図である。図18において、測定手段がオーバーラップ領域におけるドットのズレ量を検知することによって、オーバーラップ領域のドット位置を測定する(ステップS21)。
次に、CPU201は、オーバーラップ領域において同一主走査ライン上のドットが−方向にずれているか否かを判断する(ステップS22)。ドットが+方向にずれている場合、CPU201は、印字データを用紙送り方向(副走査方向)において上流にシフトして(ステップS22−2)、この印字データのシフト制御を終了する。
一方、ドットが−方向にずれている場合、CPU201は、1つ前の主走査ラインを超えるか否かを判断する(ステップS23)。1つ前の主走査ラインを超えていない場合、この印字データのシフト制御を終了する。しかし、1つ前の主走査ラインを超えている場合、印字データを用紙送り方向(副走査方向)において下流にシフトして(ステップS24)、この印字データのシフト制御を終了する。
2−3.ヘッド取り付け位置の調整制御・印字データのシフト制御(第2の実施形態)
第1の実施形態では、用紙送り時のオーバーラップに関して述べたが、図19に示すようなヘッドをつないで長尺化したような場合のつなぎヘッド部(接合部)やラインプリンタのつなぎヘッド部に、本発明に係る画像形成方法を適用することもできる。この場合は用紙送り量ではなくヘッドの取り付け位置を調整することになる。
即ち、本実施形態における、記録ヘッドは、複数の記録ヘッド部材から構成され、隣接する記録ヘッド部材を副走査方向における端部をオーバーラップ領域を形成するように、かつ、隣接する記録ヘッド部材においてオーバーラップ領域を形成する対応ノズル(図19の例では、ノズル703〜706)を最大でノズルピッチdまでの範囲で、記録ヘッドが短くなる方向(以下、−方向ともいう)にずらして配設されるものである。
また、第1の実施形態と同様に、オーバーラップ領域側の印刷ヘッドの端部ノズルは通常印字時では未使用とし、つなぎヘッド部の取り付け位置が環境変動等の外因によりノズルピッチdよりも、ヘッドが離れる方向(以下、+方向ともいう)となったときは、端部ノズルが印字の先端となるように各ノズルに対する印字データを上端部方向にシフトすることも好ましい。さらに、つなぎヘッド部の取り付け位置Hが次式(6)、
H=xd−md
ただし、H:つなぎヘッド部の取り付け位置、x:オーバーラップノズル数、d:ノズルピッチ、m:送り補正係数(0<m<1) ・・・(6)
よりも更に−方向となったときは、各ノズルに対する印字データを下端部方向にシフトすることも好ましい。
また、上述のように測定手段および判定手段を備え、判定手段によりズレ量の判定を行うことが好ましく、また、駆動周波数の制御を併せて行うようにすることも好ましい。
上述した画像形成装置における画像形成方法は、ROM202等の本体メモリに格納されているプログラム(本発明に係る画像形成プログラム)で実行することも好ましい。この画像形成方法を実行するためのプログラムは、例えばインターネット上からのダウンロードによって提供し、情報処理装置から画像形成装置にインストールすることができる。また、情報処理装置のプリンタドライバで行う構成とすることも好ましい。また、本発明は、画像形成方法を実行するためのプログラムを画像形成装置で実行可能に記録した記録媒体の態様にも適用される。
2−4.その他の実施形態
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
例えば、上述の実施形態の画像形成装置では、記録ヘッド7が圧電素子を用いる圧電型ヘッドの例で説明しているが、電気熱変換素子を用いて膜沸騰で滴吐出を行うサーマル型ヘッドもよいことは勿論である。圧電型ヘッドでは上述したように駆動波形によって大きさ異なる液滴を吐出させることができ、階調画像の形成が容易になる。これに対して、サーマル型ヘッドは、ノズルの高集積化が容易であるので、解像度が高い画像を高速で印刷するのに有利である。
ここで、サーマル型ヘッドの異なる例について説明する。具体的には、エッジシュータ方式のヘッドやサイドシュータ方式のヘッドがある。
エッジシュータ方式のヘッドにおいては、各部分の精度良い微細化やノズルのマルチ化、あるいは小型化が極めて容易であり、また量産性に富むという利点を有する。
サイドシュータ方式のヘッドは、吐出エネルギー発生体からのエネルギーをより効率良くインク滴の形成とその飛行の運動エネルギーへと変換でき、またインクの供給によるメニスカスの復帰も速いという構造上の利点を有し、吐出エネルギー発生体に発熱素子を用いた場合に特に効果的である。また、エッジシュータ方式において問題となる気泡が消滅する際の衝撃により吐出エネルギー発生体を徐々に破壊する、いわゆるキャビテーション現象をサイドシュータ方式であれば回避することができる。つまり、サイドシュータ方式において、気泡が成長し、その気泡がノズルに達すれば気泡が大気に通じることになり温度低下による気泡の収縮が起こらないことから、ヘッドの寿命が相対的に長くなる。
1 ガイドロッド
2 ガイドレール
3 キャリッジ
4 主走査モータ
5 タイミングベルト
6A 駆動プーリ
6B 従動プーリ
7y,7c,7m,7k 記録ヘッド
8 サブタンク
9 インク供給チューブ
10 給紙カセット
11 用紙積載部(圧板)
12 用紙(被記録媒体)
13 半月コロ(給紙ローラ)
14 分離パッド
15 ガイド
21 搬送ベルト
22 カウンタローラ
23 搬送ガイド
24 押さえ部材
25 押さえコロ
26 帯電ローラ
27 搬送ローラ
28 テンションローラ
29 ガイド部材
31 副走査モータ
32 タイミングベルト
33 タイミングローラ
34 スリット円板
35,43 エンコーダセンサ
36 ロータリエンコーダ
51 分離爪
52 排紙ローラ
53 排紙コロ
54 排紙トレイ
56 維持回復機構
57 キャップ
58 ワイパーブレード
59 空吐出受け
61 両面給紙ユニット
101 流路板
102 振動板
103 ノズル板
104 ノズル
105 ノズル連通路
106 液室
107 流体抵抗部(供給路)
108 共通液室
109 インク供給口
121 圧電素子
122 ベース基板
123 支柱部
126 FPCケーブル
130 フレーム部材
131 貫通部
132 インク供給穴
151 圧電材料
152 内部電極
153 個別電極
154 共通電極
200 制御部
201 CPU(印刷制御手段、判定手段)
202 ROM
203 RAM
204 不揮発性メモリ(NVRAM)
205 ASIC
206 ホストI/F
207 印刷制御部
208 ヘッドドライバ(ドライバIC)
210 モータ駆動部
212 ACバイアス供給部
213 I/O
214 操作パネル
301 駆動波形生成部
302 データ転送部
311 シフトレジスタ
312 ラッチ回路
313 デコーダ
314 レベルシフタ
315 アナログスイッチ
400 画像処理装置
401 CPU401
402 ROM
403 RAM
404 入力装置
405 モニタ
406 記憶装置
407 外部I/F
500 インクジェットプリンタ
601 入力端子
602 記録バッファ
603 パス数設定部
604 マスク処理部
605 マスクパターンテーブル
701,702 記録ヘッド部材
703,704,705,706 ノズル(対応ノズル)
特開2005−41008号公報

Claims (8)

  1. 記録液の液滴を吐出するノズルを複数有する記録ヘッドを備え、該記録ヘッドを移動させる主走査および被記録媒体を送る副走査により、前記被記録媒体上に画像を形成する画像形成装置における画像形成方法であって、
    前記記録ヘッドの1回の主走査で形成される画像領域の一部をオーバーラップ領域として、前記記録ヘッドの複数回の主走査によりオーバーラップ領域における画像形成がなされるようにオーバーラップ制御を行う際の前記被記録媒体の送り量Lを、次式(1)、
    L=(n−x)d−md
    ただし、n:記録ヘッドのノズル数、x:オーバーラップノズル数、d:ノズルピッチ、m:送り補正係数(0<m<1) ・・・(1)
    により求めた送り量Lとする用紙送り量制御を行い、
    前記記録ヘッドのうちオーバーラップ領域側に配設される端部ノズルを通常印字時において未使用とし、
    前記被記録媒体の送り量Lが次式(2)、
    L=(n−x)d ・・・(2)
    よりも大きくなった時、前記端部ノズルを使用するように各ノズルに対する印字データをオーバーラップ領域側にシフトする印字データシフト制御を行うことを特徴とする画像形成方法。
  2. 前記被記録媒体の送り量L前記(1)式よりも小さくなった時、各ノズルに対する印字データを非オーバーラップ領域側にシフトすることを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  3. オーバーラップ領域における複数回の主走査によるドットのズレ量を測定する測定手段を備え、
    該測定手段の測定結果に基づいて、各ノズルに対する印字データをシフトさせるか否かを判定することを特徴とする請求項2記載の画像形成方法。
  4. 判定間隔をスキャン毎とすることを特徴とする請求項に記載の画像形成方法。
  5. 印字データの分配制御において、オーバーラップ領域における駆動周波数と、非オーバーラップ領域における駆動周波数とを同じくするように制御することを特徴とする請求項1からまでのいずれかに記載の画像形成方法。
  6. 記録液の液滴を吐出するノズルを複数有する記録ヘッド、該記録ヘッドを移動させる記録ヘッド走査手段、被記録媒体を送る搬送手段とを備え、前記被記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、
    前記記録ヘッドの1回の主走査で形成される画像領域の一部をオーバーラップ領域として、前記記録ヘッドの複数回の主走査によりオーバーラップ領域における画像形成がなされるようにオーバーラップ制御を行う際の前記被記録媒体の送り量Lを、次式(3)、
    L=(n−x)d−md
    ただし、n:記録ヘッドのノズル数、x:オーバーラップノズル数、d:ノズルピッチ、m:送り補正係数(0<m<1) ・・・(3)
    により求めた送り量Lとする用紙送り量制御を行い、
    前記記録ヘッドのうちオーバーラップ領域側に配設される端部ノズルを通常印字時において未使用とし、
    前記被記録媒体の送り量Lが次式(2)、
    L=(n−x)d ・・・(2)
    よりも大きくなった時、前記端部ノズルを使用するように各ノズルに対する印字データをオーバーラップ領域側にシフトする印字データシフト制御を行う印刷制御手段を備え
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 記録液の液滴を吐出するノズルを複数有する記録ヘッド、該記録ヘッドを移動させる記録ヘッド走査手段、被記録媒体を送る搬送手段とを備え、前記被記録媒体上に画像を形成する画像形成装置に、
    前記記録ヘッドの1回の主走査で形成される画像領域の一部をオーバーラップ領域として、前記記録ヘッドの複数回の主走査によりオーバーラップ領域における画像形成がなされるようにオーバーラップ制御を行う際の前記被記録媒体の送り量Lを、次式(4)、
    L=(n−x)d−md
    ただし、n:記録ヘッドのノズル数、x:オーバーラップノズル数、d:ノズルピッチ、m:送り補正係数(0<m<1) ・・・(4)
    により求めた送り量Lとして用紙送り量制御を行い、
    前記記録ヘッドのうちオーバーラップ領域側に配設される端部ノズルを通常印字時において未使用とし、
    前記被記録媒体の送り量Lが次式(2)、
    L=(n−x)d ・・・(2)
    よりも大きくなった時、前記端部ノズルを使用するように各ノズルに対する印字データをオーバーラップ領域側にシフトする印字データシフト制御を行う印刷制御処理を実行させることを特徴とする画像形成プログラム。
  8. 端部ノズルを通常印字時では未使用とし、ヘッドが離れる方向となった場合には、印字データを上端部方向へシフトすることを特徴とした請求項記載の画像形成方法。
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