JP2007301952A - 画像処理装置、画像処理方法、印刷装置、印刷方法、画像処理プログラム、印刷プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、印刷装置、印刷方法、画像処理プログラム、印刷プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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JP2007301952A JP2006135651A JP2006135651A JP2007301952A JP 2007301952 A JP2007301952 A JP 2007301952A JP 2006135651 A JP2006135651 A JP 2006135651A JP 2006135651 A JP2006135651 A JP 2006135651A JP 2007301952 A JP2007301952 A JP 2007301952A
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Abstract

【課題】ラインヘッドプリンタの印字ヘッドの取り付け精度が悪い場合でも、理想的な境界位置を導き、精度良く各ノズルの濃度補正を行う。
【解決手段】複数のヘッドに取り付けられたノズル毎の濃度特性を測定する濃度特性測定手段と、濃度特性測定手段により測定された濃度特性に基づいて画像を補正する補正手段とを備えた画像処理装置において、ノズル毎の濃度特性を測定するためのテストパターンにおいて、複数のヘッド(例えば、ヘッドA,B,C)のノズルを所定の個数分(例えば、3個)オーバーラップさせ、当該オーバーラップしているノズルの近傍の当該オーバーラップしていないノズルのうち少なくとも2個のノズルによって形成されたノズル位置検出用パターン(ガイドh,i,j,k,l,m)を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、ラインヘッドプリンタの印字ヘッドの配列を工夫して印刷を行うための画像
処理装置、画像処理方法、印刷装置、印刷方法、画像処理プログラム、印刷プログラム、
及び記録媒体に関する。
従来、ラインヘッドプリンタの印字ヘッドをオーバーラップさせる場合、印字ヘッドを
適切に配列するため、種々の工夫がなされている。
例えば、特許文献1記載の液体吐出ヘッドにおいては、ヘッドチップを千鳥状に配置し
、且つ隣接するヘッドチップ間でオーバーラップ部を形成するラインヘッドを用い、この
オーバーラップ部においては、どのヘッドチップを使って印字するかは、乱数を用いて、
ランダムに隣接するヘッドチップから選択している。これにより、ヘッドチップ端部にあ
るノズルの特性のばらつきやインク着弾位置のずれによるヘッドチップ間のつなぎ目に発
生するスジと濃度ムラとを防止するという効果がある。
また、ヘッドの特性による濃度ムラを抑制するために濃度補正が行われるが、従来の濃
度むら検出用パターンだけでは、実際のノズル位置と読み取り画像とから計算されるノズ
ル位置とで、スキャナ特性や計算過程において誤差が生じていた。このため、特許文献2
記載の記録濃度むら補正機能を有する記録装置においては、濃度ムラ検出用パターンに加
えて、ノズル(吐出口)位置検出用パターンを配置することにより、読み取り画像でのノ
ズル位置と実際のノズル位置とを正確に対応付けている。
特開2004−50445号公報 特開平06−166247号公報
しかしながら、特許文献2記載の発明を特許文献1記載のラインヘッドに適用する場合
には、ヘッド両端ノズルにて位置検出用パターンを印字する際、正確な位置を検出できな
いという問題があった。この問題について以下の図で説明する。
図11は、ヘッドがオーバーラップしているときの状態を示す平面図である。
ノズル数が10個であるヘッドAとBが3ノズル分オーバーラップしている状態を示し
ている。このとき、両端ノズルであるノズル#0と#9とが、位置検出用パターン(以下
、ガイドと呼ぶ)を印字する。さらに、ヘッドAとヘッドBを取り付ける再の取り付け誤
差が1ノズルピッチ分あることを示している。
図12は、補正データ作成時の理想の区切り位置を示す平面図である。
この図はまた、図11のオーバーラップ状態からヘッド取り付け誤差を加えたときの、
最も望ましい境界位置を示している。例えば、オーバーラップするノズルは、双方のノズ
ルで交互にドットを形成するため、双方互いに等しい影響力を持った境界位置で濃度補正
情報を取得することが望ましい。
したがって、オーバーラップしている3ノズル分の境界は、ヘッドAのノズル#7〜9
の境界と、ヘッドBのノズル#0〜2の境界の中間点となる。一方、オーバーラップして
いないノズルでは、それぞれのヘッドのノズル境界が適用される。
しかしながら、特許文献1および2のように、両端にノズルガイドを配して、その間を
単に平均化するだけでは、理想の境界位置を導くことはできないことが分かっている。そ
の理由を以下に示す。
図13は、従来技術による境界位置と理想境界位置のずれを示す平面図である。
図13では、最も望ましい理想境界は、破線Pで示してある。一方、従来例では、ヘッ
ドAのノズル#9とヘッドBのノズル#0でガイドを印字するため、太線Rを境界位置と
して検出してしまう。その境界位置を基準として、各ノズルの境界を決定すると図の実線
Qで示すように決定される。このため、従来例では、理想境界位置とずれが生じ、正確な
境界位置を求めることはできない。
また、従来例では、両端や中央など、特定位置の位置検出用のパターンが1つのノズル
で形成されるため、それらの位置と実際のノズル位置とで対応が正しく行われないという
問題もあった。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであって、ラインヘッドプリンタの印字
ヘッド印字ヘッドの取り付け精度が悪い場合でも、理想的な境界位置を導き、精度良く各
ノズルの濃度補正を行うことができる画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム
、印刷装置、印刷方法、印刷プログラム、及び記録媒体を提供することを目的としている
〔形態1〕 上記目的を達成するために、形態1の画像処理装置は、
複数のヘッドに取り付けられたノズル毎の濃度特性を測定する濃度特性測定手段と、
前記濃度特性測定手段により測定された濃度特性に基づいて画像を補正する補正手段と

を備えた画像処理装置において、
前記ノズル毎の濃度特性を測定するためのテストパターンにおいて、前記複数のヘッド
のノズルを所定の個数分オーバーラップさせ、当該オーバーラップしているノズルの近傍
の当該オーバーラップしていないノズルのうち少なくとも2個のノズルによって形成され
たノズル位置検出用パターンを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、前記ノズル毎の濃度特性を測定するためのテストパターンとして、
前記複数のヘッドのノズルを所定の個数分オーバーラップさせ、当該オーバーラップして
いるノズルの近傍の当該オーバーラップしていないノズルのうち少なくとも2個のノズル
によって形成されたノズル位置検出用パターンを用いて上記濃度特性を測定するので、複
数のヘッドの取り付け精度が悪い場合でも、比較的精度良く、各ノズルの濃度特性を測定
できるので、精度良く各ノズルの濃度補正を行うことができるという効果が得られる。
〔形態2〕 形態2の発明は、形態1の画像処理装置において、
前記ノズル位置検出用パターンは、隣接する少なくとも2個のノズルによって形成され
ることを特徴とする。
この構成によれば、隣接する少なくとも2個のノズルによってノズル位置検出用パター
ンが形成されるので、1個のノズルで形成された場合に比較して、同一方向に飛行曲がり
があった場合に、ヘッド全体がずれた状態で測定することがなく、したがって、ノズルの
飛行曲がりの影響を比較的小さくすることができるという効果が得られる。
〔形態3〕 形態3の発明は、形態1の画像処理装置において、
前記ノズル位置検出用パターンは、離隔した少なくとも2個のノズルによって形成され
ることを特徴とする。
この構成によれば、離隔した少なくとも2個のノズルによってノズル位置検出用パター
ンが形成されるので、ノズルの飛行曲がりの影響をさらに小さくすることができるという
効果が得られる。
〔形態4〕 形態4の発明は、形態1の画像処理装置において、
前記ノズル位置検出用パターンは、前記ノズルの個数分だけ等分されることを特徴とす
る。
この構成によれば、前記ノズルの個数分だけ等分されたノズル位置検出用パターンを用
いるので、実際のノズル位置との対応関係を正確に把握できるという効果が得られる。
〔形態5〕 形態5の発明は、形態1の画像処理装置において、
前記ノズルの取り付け誤差は、±ノズル1個分であることを特徴とする。
この構成によれば、ノズルの取り付け誤差が、ノズル径の±1個分であるので、通常部
とオーバーラップ部のつなぎ目の部分のノズル毎の計算範囲の極端な変動を防ぐことがで
きるという効果が得られる。
〔形態6〕 形態6の画像処理方法は、
複数のヘッドに取り付けられたノズル毎の濃度特性を測定する濃度特性測定ステップと

前記濃度特性測定手段により測定された濃度特性に基づいて画像を補正する補正ステッ
プと、
を含む画像処理方法において、
前記ノズル毎の濃度特性を測定するためのテストパターンにおいて、前記複数のヘッド
のノズルを所定の個数分オーバーラップさせ、当該オーバーラップしているノズルの近傍
の当該オーバーラップしていないノズルのうち少なくとも2個のノズルによってノズル位
置検出用パターンを形成するステップを含むことを特徴とする。
この構成によれば、形態1と同様の効果が得られる。
〔形態7〕 形態7の発明は、形態6の画像処理方法において、
前記ノズル位置検出用パターンは、隣接する少なくとも2個のノズルによって形成され
ることを特徴とする。
この構成によれば、形態2と同様の効果が得られる。
〔形態8〕 形態8の発明は、形態6の画像処理方法において、
前記ノズル位置検出用パターンは、離隔した少なくとも2個のノズルによって形成され
ることを特徴とする。
この構成によれば、形態3と同様の効果が得られる。
〔形態9〕 形態9の発明は、形態6の画像処理方法において、
前記ノズル位置検出用パターンは、前記ノズルの個数分だけ等分されることを特徴とす
る。
この構成によれば、形態4と同様の効果が得られる。
〔形態10〕 形態10の発明は、形態6の画像処理方法において、
前記ノズルの取り付け誤差は、±ノズル1個分であることを特徴とする。
この構成によれば、形態5と同様の効果が得られる。
〔形態11〕 形態11の画像処理プログラムは、
コンピュータに、
複数のヘッドに取り付けられたノズル毎の濃度特性を測定する濃度特性測定ステップ、
前記濃度特性測定手段により測定された濃度特性に基づいて画像を補正する補正ステッ
プ、および
前記ノズル毎の濃度特性を測定するためのテストパターンにおいて、前記複数のヘッド
のノズルを所定の個数分オーバーラップさせ、当該オーバーラップしているノズルの近傍
の当該オーバーラップしていないノズルのうち少なくとも2個のノズルによってノズル位
置検出用パターンを形成するステップとして機能させることを特徴とする。
〔形態12〕 形態12の発明は、形態11の画像処理プログラムにおいて、
前記ノズル位置検出用パターンは、隣接する少なくとも2個のノズルによって形成され
ることを特徴とする。
この構成によれば、形態2と同様の効果が得られる。
〔形態13〕 形態13の発明は、形態11の画像処理プログラムにおいて、
前記ノズル位置検出用パターンは、離隔した少なくとも2個のノズルによって形成され
ることを特徴とする。
この構成によれば、形態3と同様の効果が得られる。
〔形態14〕 形態14の発明は、形態11の画像処理プログラムにおいて、
前記ノズル位置検出用パターンは、前記ノズルの個数分だけ等分されることを特徴とす
る。
この構成によれば、形態4と同様の効果が得られる。
〔形態15〕 形態15の発明は、形態11の画像処理プログラムにおいて、
前記ノズルの取り付け誤差は、±ノズル1個分であることを特徴とする。
この構成によれば、形態5と同様の効果が得られる。
〔形態16〕 形態16の印刷装置は、
複数のヘッドに取り付けられたノズル毎の濃度特性を測定する濃度特性測定手段と、
前記濃度測定測定手段により測定された濃度特性に基づいて画像を補正する補正手段と

前記補正手段によって補正された画像を印刷する印刷手段と、
を備えた印刷装置において、
前記ノズル毎の濃度特性を測定するためのテストパターンにおいて、前記複数のヘッド
のノズルを所定の個数分オーバーラップさせ、当該オーバーラップしているノズルの近傍
の当該オーバーラップしていないノズルのうち少なくとも2個のノズルによって形成され
たノズル位置検出用パターンを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、形態1と同様の効果が得られる。
〔形態17〕 形態17の発明は、形態16の印刷装置において、
前記ノズル位置検出用パターンは、隣接する少なくとも2個のノズルによって形成され
ることを特徴とする。
この構成によれば、形態2と同様の効果が得られる。
〔形態18〕 形態18の発明は、形態16の印刷装置において、
前記ノズル位置検出用パターンは、離隔した少なくとも2個のノズルによって形成され
ることを特徴とする。
この構成によれば、形態3と同様の効果が得られる。
〔形態19〕 形態19の発明は、形態16の印刷装置において、
前記ノズル位置検出用パターンは、前記ノズルの個数分だけ等分されることを特徴とす
る。
この構成によれば、形態4と同様の効果が得られる。
〔形態20〕 形態20の発明は、形態16の印刷装置において、
前記ノズルの取り付け誤差は、±ノズル1個分であることを特徴とする。
この構成によれば、形態5と同様の効果が得られる。
〔形態21〕 形態21の印刷方法は、
複数のヘッドに取り付けられたノズル毎の濃度特性を測定する濃度特性測定ステップと

前記濃度特性補正ステップにより測定された濃度特性に基づいて画像を補正する補正ス
テップと、
前記補正ステップによって補正された画像を印刷する印刷ステップと、
を含む印刷方法において、
前記ノズル毎の濃度特性を測定するためのテストパターンにおいて、前記複数のヘッド
のノズルを所定の個数分オーバーラップさせ、当該オーバーラップしているノズルの近傍
の当該オーバーラップしていないノズルのうち少なくとも2個のノズルによってノズル位
置検出用パターンを形成するステップを含むことを特徴とする。
この構成によれば、形態1と同様の効果が得られる。
〔形態22〕 形態22の発明は、形態21の印刷方法において、
前記ノズル位置検出用パターンは、隣接する少なくとも2個のノズルによって形成され
ることを特徴とする。
この構成によれば、形態2と同様の効果が得られる。
〔形態23〕 形態23の発明は、形態21の印刷方法において、
前記ノズル位置検出用パターンは、離隔した少なくとも2個のノズルによって形成され
ることを特徴とする。
この構成によれば、形態3と同様の効果が得られる。
〔形態24〕 形態24の発明は、形態21の印刷方法において、
前記ノズル位置検出用パターンは、前記ノズルの個数分だけ等分されることを特徴とす
る。
この構成によれば、形態4と同様の効果が得られる。
〔形態25〕 形態25の発明は、形態21の印刷方法において、
前記ノズルの取り付け誤差は、±ノズル1個分であることを特徴とする。
この構成によれば、形態5と同様の効果が得られる。
〔形態26〕 形態26の印刷プログラムは、
コンピュータに、
複数のヘッドに取り付けられたノズル毎の濃度特性を測定する濃度特性測定ステップ、
前記濃度特性補正ステップにより測定された濃度特性に基づいて画像を補正する補正ス
テップ、
前記補正ステップによって補正された画像を印刷する印刷ステップ、および
前記ノズル毎の濃度特性を測定するためのテストパターンにおいて、前記複数のヘッド
のノズルを所定の個数分オーバーラップさせ、当該オーバーラップしているノズルの近傍
の当該オーバーラップしていないノズルのうち少なくとも2個のノズルによってノズル位
置検出用パターンを形成するステップとして機能させることを特徴とする。
この構成によれば、形態1と同様の効果が得られる。
〔形態27〕 形態27の発明は、形態26の印刷プログラムにおいて、
前記ノズル位置検出用パターンは、隣接する少なくとも2個のノズルによって形成され
ることを特徴とする。
この構成によれば、形態2と同様の効果が得られる。
〔形態28〕 形態28の発明は、形態26の印刷プログラムにおいて、
前記ノズル位置検出用パターンは、離隔した少なくとも2個のノズルによって形成され
ることを特徴とする。
この構成によれば、形態3と同様の効果が得られる。
〔形態29〕 形態29の発明は、形態26の印刷プログラムにおいて、
前記ノズル位置検出用パターンは、前記ノズルの個数分だけ等分されることを特徴とす
る。
この構成によれば、形態4と同様の効果が得られる。
〔形態30〕 形態30の発明は、形態26の印刷プログラムにおいて、
前記ノズルの取り付け誤差は、±ノズル1個分であることを特徴とする。
この構成によれば、形態5と同様の効果が得られる。
〔形態31〕 形態31の記録媒体は、
形態11〜15のいずれかの画像処理プログラム、または、形態26〜30のいずれか
の印刷プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
この構成によれば、形態1と同様の効果が得られる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る画像処理装置について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。
この画像処理装置1は、第1のパーソナルコンピュータ10と、第2のパーソナルコン
ピュータ20と、プリンタ30と、スキャナ40とを備える。製造時には、第2のパーソ
ナルコンピュータ20と、プリンタ30と、スキャナ40とを使用し、実際の利用時には
、第1のパーソナルコンピュータ10と、プリンタ30とを使用するが、第1のパーソナ
ルコンピュータ10と、第2のパーソナルコンピュータ20とは、同一のパーソナルコン
ピュータとすることもできる。
第1のパーソナルコンピュータ10は、アプリーション11と、プリンタドライバ12
とを備え、プリンタドライバ12は、解像度変換部13、色変換部14、濃度補正部15
、N値化部16、および機械コード化部17を備え、第2のパーソナルコンピュータ20
は、テストパターン21と、濃度計算部22と、補正データ作成部23とを備える。
以下、各部の機能について説明する。
アプリケーション11は、プリンタ(印刷装置)30で印刷するため、プリンタドライ
バ12に画像データを渡す。
プライタドライバ12は、あらかじめ、そのプリンタからそのプリンタ固有である補正
データを読み込み、メモリに記憶し、補正データを利用して補正した後、プリンタ用機械
コードを生成し、プリンタ30に送信する。
解像度変換部13は、アプリケーション11からの入力画像を、プリンタ30の印刷解
像度に合わせて送信する。
色変換部14は、画像の色空間(一般的には、RCB空間)から、プリンタ30で使用
するインクからなる色空間(例えば、CMYK)へ変換する。
濃度補正部15は、補正データを用いて入力画像を補正する。具体的には、出力濃度と
入力濃度との関係を示す入力濃度補正テーブルに基づいて入力濃度を補正する。
N値化部16は、誤差拡散やディザ法を用いてパターンをN(N≧2;Nは自然数)値
化して諧調変換を行う。例えば、256階調から4階調へ変換することができる。
機械コード化部17は、N値化部16からのデータをプリンタ機械コードへ変換し、印
刷データとしてプリンタに出力する。
テストパターン21は、ノズル毎の濃度特性を測定するために生成されるパターンであ
る。
濃度計算部22は、ノズルガイドの位置を認識し、各ノズルの範囲を計算し、各ノズル
の濃度を計算する。
補正データ作成部は、濃度計算部22で計算された各ノズルの濃度に基づいて補正デー
タとしての補正テーブルを作成する。補正データ作成方法の詳細は後述する。
プリンタ30は、製造時にそのプリンタ固有であるヘッド特性から求めた補正テーブル
を記憶している。
図2は、本発明の実施形態に係る画像処理装置を実現するコンピュータシステムのハー
ドウェア構成を示すブロック図である。
画像処理装置1は、画像処理のための各種制御や、解像度変換部13、色変換部14、
濃度補正部15、N値化部16、機械コード化17、濃度計算部22、補正データ作成部
23などをソフトウェア上で実現するためのコンピュータシステムを備えており、そのハ
ードウェア構成は、図2に示すように、各種制御や演算処理を担う中央演算処理装置であ
るCPU(Central Processing Unit)60と、主記憶装置(M
ain Storage)を構成するRAM(Random Access Memor
y)62と、読み出し専用の記憶装置であるROM(Read Only Memory
)64との間をPCI(Peripheral Component Intercon
nect)バスやISA(Industrial Standard Architec
ture)バス等からなる各種内外バス68で接続すると共に、このバス68に入出力イ
ンターフェース(I/F)66を介して、HDD(Hard Disk Drive)な
どの外部記憶装置(Secondary Storage)70や、印刷手段16やCR
T、LCDモニター等の出力装置72、操作パネルやマウス、キーボード、スキャナなど
の入力装置74、および図示しない印刷指示装置などと通信するためのネットワークLな
どを接続したものである。
そして、電源を投入すると、ROM64等に記憶されたBIOS等のシステムプログラ
ムが、ROM64に予め記憶された各種専用のコンピュータプログラム、あるいは、CD
−ROMやDVD−ROM、フレキシブルディスク(FD)などの記憶媒体を介して、ま
たはインターネットなどの通信ネットワークLを介して記憶装置70にインストールされ
た各種専用のコンピュータプログラムを同じくRAM62にロードし、そのRAM62に
ロードされたプログラムに記述された命令に従ってCPU60が各種リソースを駆使して
所定の制御および演算処理を行うことで前述したような各手段の各機能をソフトウェア上
で実現できるようになっている。
また、プログラムについては、インクジェットプリンタなどといった現在市場に出回っ
ている殆どの印刷装置は中央処理装置(CPU)や記憶装置(RAM、ROM)、入出力
装置などからなるコンピュータシステムを備えており、そのコンピュータシステムを用い
てソフトウェアによって前記各手段を実現することができるため、専用のハードウェアを
作成して前記各手段を実現する場合に比べて経済的かつ容易に実現することができる。さ
らに、プログラムの一部を書き換えることによって機能改変や改良などによるバージョン
アップも容易に行うことができる。
図3は、本発明の実施形態に係る画像処理装置における補正データ作成処理手順を示す
フローチャートである。
プリンタ30が組みあがると、本発明の特徴であるテストパターンを印字する。そして
、印字した結果をスキャナ40で読み取り、電子データであるBMP画像を作成し、作成
したBMP画像を元に、濃度計算部22で各ノズルの濃度特性を計算し、補正データ作成
部23で補正データを作成する。
補正データの作成は、まず、第2のパーソナルコンピュータ20を起動後(ステップS
21)、ヘッド位置を案内するノズルガイドの位置を認識する(ステップS22)。次に
、各ノズルの範囲を計算し(ステップS23)、これに基づいて各ノズルの濃度計算を行
った後(ステップS24)、画像を補正するための補正データを作成する(ステップS2
5)。その後、補正データは、補正テーブルとしてプリンタ本体のメモリに格納される。
次に、図4〜図6を参照して、テストパターンの具体例について説明する。
図4は、ノズルが正常位置でオーバーラップしている場合、図5は、−側にずれてオー
バーラップしている場合、図6は、+側にずれてオーバーラップしている場合を示してい
る。
これらの例は、全て3個のノズルをオーバーラップさせた図であり、オーバーラップ領
域では2個のノズルで1つのラインを形成し、このラインは、通常、2個のノズルの2分
割、すなわちノズルの個数分等分割されて形成されるが、任意に変更することができる。
また、複数のヘッドとしては、ヘッドAとヘッドBとを用い、それぞれ、3階調のパタ
ーンの例を示しているが、より多くの階調数を持たせることにより、ノズル毎の濃度特性
の精度の向上を図ることができる。
また、各ヘッドはそれぞれ10個のノズルを持ち(ノズル番号#0〜#9)、ヘッドA
のノズル#4とヘッドBのノズル#5とでノズルガイドを形成する。これは、例えばオー
バーラップして領域のヘッドBのノズル#0とヘッドAのノズル#9とでノズルガイドを
形成すると、両ヘッドが近づきすぎて重なってしまうので、これを防止するために、オー
バーラップ領域の最端ノズルから所定のオフセット数ずれたノズルでノズルガイドを形成
している。
なお、ヘッド同士のつなぎ目を目立たなくするため、オーバーラップさせて配置する場
合に、オフセット量は、そのヘッドの取り付け仕様により任意に決めることができる。
次に、補正データ作成方法について詳細に説明する。
まず、図4では、3ノズル分を正常にオーバーラップさせている。オーバーラップ領域
では、2つのノズルで1つのラインを形成している。その割合は、通常50%であるが、
任意に変更することができる。
図5および図6では、オーバーラップしているノズル数=3ノズル分と、取り付け許容
誤差=±1ノズル分とを考慮し、ガイドを4ノズル分内側に+側又は−側にずらしている
。したがって、ガイドの中心位置は、ヘッドAのノズル番号#4の中心線と、ヘッドBの
ノズル番号#5の中心線となる。また、図示しないが、ヘッドAでは、ノズル番号#4の
ノズルガイド近傍(例えば、ノズル番号#3)にもう一つノズルガイドが存在する。ヘッ
ドBでも同様に、ノズル番号#5の近傍にもう一つノズルガイドが存在する。
以上説明したように、オーバーラップ分の3ノズル分以上ずらすことで、ヘッドAのガ
イドとヘッドBのガイドとの位置関係を明確にすると共に、オーバーラップ領域全体をヘ
ッドつなぎ目として計算することができる(例えば、ノズル番号#8とノズル番号#1の
ノズルでは、反転/同位置があり得る)。
また、取り付け許容誤差分ずらすことで、通常部とヘッドつなぎ目部でのノズル毎の計
算範囲の極端な変動を防ぐことができる。
このようにして、テストパターンの各階調で、各ノズルの測定領域の平均濃度を算出す
ることで、各ノズルの濃度特性情報を得ることができる。
図7は、本発明の実施形態に用いられるテストパターンの一例を示す概略図である。
同図に示すように、本発明においては、各ヘッドのオーバーラップ部の外に位置する2
個以上のノズルにて、ノズル位置検出用パターンを印字する。
すなわち、ノズル毎の濃度特性を測定するためのテストパターンにおいて、複数のヘッ
ドのノズルを所定の個数分オーバーラップさせ、当該オーバーラップしているノズルの近
傍の当該オーバーラップしていないノズルのうち少なくとも2個のノズルによって形成さ
れたノズル位置検出用パターンを用いている。
この例では、複数のヘッドとして、ヘッドA、ヘッドB、ヘッドCを用い、各ヘッドノ
ズル数を11個とし、オーバーラップ数を3個とし、全体のノズル列数を20個としてい
る。
ヘッド位置ガイドh,i,j,k,l,mは、全てオーバーラップ領域の外に形成され
、そのノズル位置検出用パターンの間をノズルの個数分等分する。すなわち、オーバーラ
ップしているノズル以外のノズルで形成されたノズルガイドiの右端とjの2等分線との
間を4等分して、同様に、ノズルガイドkの2等分線とノズルガイドlの左端との間を4
等分している。また、ノズルガイドiの2等分線とノズルガイドkの2等分線との間は、
ノズルの個数が4個であるので、これも4等分している。そして、両端のノズルガイドh
、mについては、ノズルガイドhの左端からノズルガイドiの右端までをノズルの個数分
すなわち8等分し、ノズルガイドmの右端からノズルガイドlの左端までをノズルの個数
分すなわち8等分している。これにより、ノズルの飛行曲がりの影響を受けにくく、実際
のノズル位置との対応を正確に行える。
図8は、各ノズルの濃度特性情報から作成された補正データの一例を示す表である。
この図は、ノズル番号に対して入力輝度が、例えば33%、67%、100%の場合の
補正データを示している。
具体的には、ノズル番号0、1、2、3、4、5、…に対して、入力輝度33%の場合
は、順に、42%、42%、37%、41%、43%、42%、…と、ノズル番号2を除
いては殆ど変動ない。また、入力輝度67%の場合も、順に、71%、71%、68%、
71%、72%、71%、…と、ノズル番号2を除いては殆ど変動ない。さらに、入力輝
度100%の場合は、順に、81%、79%、78%、81%、81%、79%、…と、
ノズル番号0、3、4と、ノズル番号2、3、5と二分している。したがって、全体とし
て、他のノズルと比較してノズル番号2の場合のみ、入力輝度を補正する必要があること
が分かる。
図9は、前述の補正データをグラフで示したものである。
このグラフは、横軸を入力濃度、縦軸を出力濃度としている。同図に示すように、入力
画像からノズル番号#2に67%の入力濃度が指定されたとすると、他のノズルが約71
%であるのに対し、ノズル番号#2(黄色)は68%と明るい。そのため、同図の矢印で
示すように71%へ補正する。すなわち、出力濃度が68%となる入力輝度を、補正デー
タより求め(線形補完など)、入力輝度を補正する。具体的には、矢印mで示すように、
入力濃度67%とノズル番号#2のグラフとの交点を通過して他のノズルの平均の点であ
る出力濃度まで到達させ、そこで、矢印nで示すように、出力濃度71%とノズル番号#
2のグラフとの交点まで到達させた後、矢印oで示すように、この交点におけるノズル番
号#2の入力濃度を求める。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
ガイドが1つのノズルで形成すると、同一方向に飛行曲がりがあった場合に、ヘッド全
体がずれた状態で測定してしまう。そこで、前述した実施形態では、隣接した2個のノズ
ルを用いてガイドを形成したが、本実施形態では、離隔した2個のノズルを用いてガイド
を形成している。このように、ガイドを形成するノズルを複数にし、かつ、離隔して形成
することで、ノズルの飛行曲がりの影響をさらに小さくすることができる。
図10は、ガイド2本の場合の例を示す平面図である。(a)はガイド画像の平面図、
(b)はガイド画像のX座標と、しきい値の関係、(c)はガイド間の距離の求め方と分
割する場合の計算の仕方を示す式である。
同図(a)に示すように、ノズル番号#1とノズル番号#4とで左端のノズルガイドI
とし、右端のノズルガイドIIをノズル番号#k+1とノズル番号#k+4で形成した例
を示す。この例では、ノズルガイドI、IIは、離隔した2つのノズルで形成されている
。そして、同図(b)に示すように、画像のX座標における濃度は、ノズルガイドIを形
成するノズル番号#1と#4、ノズルガイドIIを形成するノズル番号#k+1とノズル
番号#k+4の部分に頂点がある。この頂点の部分をそれぞれG,G,Gk+1
k+4とすると、ノズルガイドIの中心は、GとGとの中点、ノズルガイドIIの中
心は、Gk+1とGk+4との中点とすることができる。そこで、同図(c)に示すよう
な計算式が成り立つ。すなわち、左側のノズルガイドIの中心GLeft=(G+G
)/2、右側のノズルガイドIIの中心GRight=(Gk+1+Gk+4)/2、そ
して、その左側のノズルガイドIの中心GLeftと右側のノズルガイドIIの中心G
ightとの間の距離Dは、D=GRight−GLeftで示される。そして、距離D
を分割する際には、その間に存在するノズル数kで分割するので、長さL=D/kで分割
することになる。
以上説明したように、本発明の画像処理装置によれば、複数のヘッドの取り付け精度が
悪い場合でも、精度良くノズルの濃度特性を測定でき、したがって精度の良い補正が可能
となる。
なお、上記実施形態において、図2のフローチャートに示す処理を実行するにあたって
は、ROMに予め格納されている制御プログラムを実行する場合について説明したが、こ
れに限らず、これらの手順を示したプログラムが記録された記憶媒体から、そのプログラ
ムをRAMに組み込んで実行するようにしても良い。あるいは、そのプログラムをネット
ワークから取得しても良い。
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶
型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記
憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のい
かんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体
を含むものである。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は、これらの実施形態に限定
されず、本発明の趣旨を逸脱することなく、種々の変更が可能である。例えば、前述した
第1のパーソナルコンピュータ10および第2のパーソナルコンピュータ20の各機能を
1つのパーソナルコンピュータに配置することもできるし、第1のパーソナルコンピュー
タ10、第2のパーソナルコンピュータ20、およびプリンタ30の各機能を1つの印刷
装置として配置することもできるし、場合によっては、スキャナ40をも含めた1つの装
置を想定することもできる。
また、前述した実施形態では、ヘッドA、B、Cと、3つのヘッドを用いて説明したが
、これに限定されず、本発明は、ヘッド数が複数のプリンタにも適用できるものである。
本発明の実施形態に係る画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置を実現するコンピュータシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の補正データ作成処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像処理装置のオーバーラップ時のノズルガイドを示す平面図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置のガイドの中心が一方(−側)にずれた例を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置のガイドの中心が他方(+側)にずれた例を示す平面図ある。 本発明の実施形態に係る画像処理装置のオーバーラップ時のノズルガイドがずれている場合の分割方法を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置に用いられる補正データの一例を示す表である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置における補正方法の一例を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る画像処理装置に用いられるガイド2本の場合の一例を示す図であり、(a)はガイド画像、(b)は画像のX座標、(c)は分割の計算方法の一例を示す式である。 ノズルガイドがオーバーラップしたときの平面図である。 補正データ作成時の理想の境界を示す平面図である。 補正デーら作成時の理想の境界を示す平面図である。
符号の説明
1…画像処理装置、10…第1のPC(パーソナルコンピュータ)、11…アプリケーシ
ョン、12…デバイスドライバ、13…解像度変換部、14…色変換部、15…濃度補正
部、16…N値化部、17…機械コード化部、20…第2のPC(パーソナルコンピュー
タ)、21…テストパターン、22…濃度計算部、23…補正データ作成部、30…プリ
ンタ、40…スキャナ

Claims (12)

  1. 複数のヘッドに取り付けられたノズル毎の濃度特性を測定する濃度特性測定手段と、
    前記濃度特性測定手段により測定された濃度特性に基づいて画像を補正する補正手段と

    を備えた画像処理装置において、
    前記ノズル毎の濃度特性を測定するためのテストパターンにおいて、前記複数のヘッド
    のノズルを所定の個数分オーバーラップさせ、当該オーバーラップしているノズルの近傍
    の当該オーバーラップしていないノズルのうち少なくとも2個のノズルによって形成され
    たノズル位置検出用パターンを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1記載の画像処理装置において、
    前記ノズル位置検出用パターンは、隣接する少なくとも2個のノズルによって形成される
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1記載の画像処理装置において、
    前記ノズル位置検出用パターンは、離隔した少なくとも2個のノズルによって形成され
    ることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記ノズル位置検出用パターンは、前記ノズルの個数分だけ等分されることを特徴とす
    る画像処理装置。
  5. 請求項1記載の画像処理装置において、
    前記ノズルの取り付け誤差は、±ノズル1個分であることを特徴とする画像処理装置。
  6. 複数のヘッドに取り付けられたノズル毎の濃度特性を測定する濃度特性測定ステップと

    前記濃度特性測定手段により測定された濃度特性に基づいて画像を補正する補正ステッ
    プと、
    を含む画像処理方法において、
    前記ノズル毎の濃度特性を測定するためのテストパターンにおいて、前記複数のヘッド
    のノズルを所定の個数分オーバーラップさせ、当該オーバーラップしているノズルの近傍
    の当該オーバーラップしていないノズルのうち少なくとも2個のノズルによってノズル位
    置検出用パターンを形成するステップを含むことを特徴とする画像処理方法。
  7. コンピュータに、
    複数のヘッドに取り付けられたノズル毎の濃度特性を測定する濃度特性測定ステップ、
    前記濃度特性測定手段により測定された濃度特性に基づいて画像を補正する補正ステッ
    プ、および
    前記ノズル毎の濃度特性を測定するためのテストパターンにおいて、前記複数のヘッド
    のノズルを所定の個数分オーバーラップさせ、当該オーバーラップしているノズルの近傍
    の当該オーバーラップしていないノズルのうち少なくとも2個のノズルによってノズル位
    置検出用パターンを形成するステップとして機能させることを特徴とする画像処理プログ
    ラム。
  8. 請求項7に記載の画像処理プログラムを記録した、コンピュータ読取り可能な記録媒体
  9. 複数のヘッドに取り付けられたノズル毎の濃度特性を測定する濃度特性測定手段と、
    前記濃度測定測定手段により測定された濃度特性に基づいて画像を補正する補正手段と

    前記補正手段によって補正された画像を印刷する印刷手段と、
    を備えた印刷装置において、
    前記ノズル毎の濃度特性を測定するためのテストパターンにおいて、前記複数のヘッド
    のノズルを所定の個数分オーバーラップさせ、当該オーバーラップしているノズルの近傍
    の当該オーバーラップしていないノズルのうち少なくとも2個のノズルによって形成され
    たノズル位置検出用パターンを備えたことを特徴とする印刷装置。
  10. 複数のヘッドに取り付けられたノズル毎の濃度特性を測定する濃度特性測定ステップと

    前記濃度特性補正ステップにより測定された濃度特性に基づいて画像を補正する補正ス
    テップと、
    前記補正ステップによって補正された画像を印刷する印刷ステップと、
    を含む印刷方法において、
    前記ノズル毎の濃度特性を測定するためのテストパターンにおいて、前記複数のヘッド
    のノズルを所定の個数分オーバーラップさせ、当該オーバーラップしているノズルの近傍
    の当該オーバーラップしていないノズルのうち少なくとも2個のノズルによってノズル位
    置検出用パターンを形成するステップを含むことを特徴とする印刷方法。
  11. コンピュータに、
    複数のヘッドに取り付けられたノズル毎の濃度特性を測定する濃度特性測定ステップ、
    前記濃度特性補正ステップにより測定された濃度特性に基づいて画像を補正する補正ス
    テップ、
    前記補正ステップによって補正された画像を印刷する印刷ステップ、および
    前記ノズル毎の濃度特性を測定するためのテストパターンにおいて、前記複数のヘッド
    のノズルを所定の個数分オーバーラップさせ、当該オーバーラップしているノズルの近傍
    の当該オーバーラップしていないノズルのうち少なくとも2個のノズルによってノズル位
    置検出用パターンを形成するステップとして機能させることを特徴とする印刷プログラム
  12. 請求項11に記載の印刷プログラムを記録した、コンピュータ読取り可能な記録媒体。
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