JP5651025B2 - ヘッドライト - Google Patents

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本発明は、鞍乗型車両に搭載するヘッドライトに関する。
自動二輪車などの鞍乗型車両では、ハンドルの前方など、車両の前部にヘッドライトが設けられる。このようなヘッドライトに関して、複数のヘッドライトバルブ(以下、バルブという)を用いる構造が知られている。当該ヘッドライトは、リフレクタとレンズとを含む2つの灯体が車幅方向に沿って並べて配設され、各灯体の略中央にバルブがそれぞれ取り付けられる。
このような複数のバルブを用いたヘッドライトに対し、下記特許文献1には、単一のバルブの正面位置に遮光部材(特許文献1では、「プロテクタ」)を備えることで、バルブが1つでありながら、あたかも左右に2つのバルブを持っているかのように見せるヘッドライトが開示されている。
特開2010−100101号公報
しかしながら、特許文献1のヘッドライトは、レンズの外側に設けられた遮光部材がレンズに着脱自在となっているため、着脱のためのボルト等が必要となり、部品点数が増加し、製造が困難になるばかりか、配光と遮光部材との位置関係がずれることや、遮光部材とレンズとの間にゴミや埃などが入って堆積しやすくなることも考えられ、鞍乗型車両のヘッドライトとしては好ましくない。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、部品点数の削減、製造の容易化が可能となるとともに、遮光部材とレンズとの位置関係のずれを防止でき、さらに、遮光部材とレンズとの間にゴミや埃が入りにくくなるヘッドライトを提供することを目的とする。
本願の請求項1に係る発明は、光源であるバルブ(74)と、前記バルブ(74)の前方に設けられたレンズ(76)と、正面視で前記バルブ(74)を覆うように前記レンズ(76)の外側に設けられるとともに、前記バルブ(74)からの光の一部を遮光する遮光部材(77)と、を備えたヘッドライト(10)において、前記レンズ(76)には、前記遮光部材(77)の外形に合わせた凹部(88)が正面視で上下方向に延在して形成され、前記凹部(88)は、前記バルブ(74)の正面位置に設けられ、前記バルブ(74)側に向かって凹む溝であり、前記凹部(88)に前記遮光部材(77)が着脱不能に固定される、ことを特徴とする。
本願の請求項2に係る発明は、請求項1記載のヘッドライト(10)において、前記凹部(88)は、前記レンズ(76)の上部、前面及び下部にわたって延在し、前記遮光部材(77)は、前記凹部(88)に沿って、前記レンズ(76)の上部、前面及び下部にわたって延在する、ことを特徴とする。
本願の請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載のヘッドライト(10)において、前記バルブ(74)から照射された光を反射するリフレクタ(78)の左右両側に、前記バルブ(74)からの光を導入して発光する発光部材(80)が設けられる、ことを特徴とする。
本願の請求項4に係る発明は、請求項3記載のヘッドライト(10)において、前記発光部材(80)は、前記バルブ(74)からの光を導入するよう透明に形成された導入部(82)と、前記導入部(82)以外の外面にシボ加工により形成された発光部(84)とを有する、ことを特徴とする。
本願の請求項5に係る発明は、請求項3又は4記載のヘッドライト(10)において、前記発光部材(80)は、前記リフレクタ(78)の左右両側に部分的に設けられた溝部(86)内に配設される、ことを特徴とする。
本願の請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のヘッドライト(10)において、前記凹部(88)は、前記バルブ(74)側に向かって凹む、左右の内側面を有する溝であり、前記遮光部材(77)の前面は、前記レンズ(76)の前面と略面一となるように配置されている、ことを特徴とする。
本願の請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載のヘッドライト(10)において、前記レンズ(76)の後端部には、前後方向に貫通した孔部(96)が設けられ、前記遮光部材(77)の後端には、後方に向かって開口した留め穴(98)が設けられ、前記レンズ(76)の後方側から前記孔部(96)を介して締結部材(100)が前記留め穴(98)に締結されることにより、前記レンズ(76)と前記遮光部材(77)とが固定され、前記締結部材(100)は後方がハウジング(72)により覆われ、前記ハウジング(72)に前記レンズ(76)が固定されている、ことを特徴とする。
本願の請求項8に係る発明は、請求項7記載のヘッドライト(10)において、前記遮光部材(77)の上部の前記後端に前記留め穴(98)が配置され、前記遮光部材(77)の下部構成部(94)の後端には爪部(102)が設けられ、前記レンズ(76)の下側後部には前記爪部(102)が係合するように構成された係合片(104)が設けられ、前記係合片(104)には、前後方向に貫通する係合孔(106)が形成されている、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、遮光部材を着脱不能にレンズに固定するので、着脱用のボルト等の部品が不要となり、部品点数の削減、製造の容易化が可能となるとともに、遮光部材と配光部との位置関係がずれることを防止でき、さらに、遮光部材とレンズとの間にゴミや埃などが入りにくくなる。また、凹部を設けないでレンズの外側に遮光部材を配置するのと比べて、遮光部材とレンズとの距離を短くできるため、配光特性に与える影響が少ない。
また、請求項の発明によれば、バルブと遮光部材との間の距離を短くすることができ、ヘッドライトの小型化を図ることができる。また、遮光部材によって正面視でバルブを隠蔽することができ、外観性向上を図ることができる。
請求項3の発明によれば、バルブの発光に伴って発光部材も発光するので、ヘッドライトの被視認性を向上させることができる。また、発光部材はバルブからの光を導入して発光するため、ポジションライト用のバルブを設けることなく、発光部材にポジションライトとしての機能を併せ持たせることができる。これにより、ポジションライトとしての被視認性を向上させることができる。
請求項4の発明によれば、導入部から光を取り入れやすいとともに、シボ加工された発光部により、光を略均一に発光させることができる。
請求項5の発明によれば、配光特性をほとんど変えずに発光部材を設けることができる。
本発明の一実施形態に係るヘッドライトを搭載した自動二輪車の側面図である。 図1に示した自動二輪車のヘッドライト、ハンドルカバー及びその周辺部位の一部省略正面図である。 ヘッドライトの正面図である。 ヘッドライトの斜視図である。 ヘッドライトの一部を構成する遮光部材の斜視図である。 ヘッドライトの縦断面図である。 ヘッドライトの横断面図である。
以下、本発明に係るについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るヘッドライト10を搭載した鞍乗型車両としての自動二輪車12の側面図である。以下の説明において、左右方向とは、自動二輪車12の車幅方向と同義である。各図において、Frは車両前方を示し、Rrは車両後方を示し、Lは左方を示し、Rは右方を示す。
この自動二輪車12は、車両前部に配置されハンドル14によって操舵可能に設けられた前輪16と、前輪16の後方に配置される駆動源としてのエンジン18と、エンジン18の後方に配置されエンジン18によって駆動される後輪20と、前輪16と後輪20の間に配置されたシート21とを有し、当該シート21に乗員が跨って座るように構成されている。一構成例に係る自動二輪車12は、中型の自動二輪車として構成されているが、本発明はこれに限るものではなく、他の各種の自動二輪車、例えば、スクータ型、オンロード型、オフロード型等に適用可能である。
図1に示すように、自動二輪車12の前輪16は、左右一対のフロントフォーク22の下端部に軸支される。左右のフロントフォーク22は、前輪16よりも上方の位置でブリッジ部材24により支持されている。ブリッジ部材24の左右方向中央部に連結及び固定されたステアリング軸26が、車体フレーム42の前端部を構成するヘッドパイプ23に軸支されている。
上記のステアリング軸26の上部には、前輪16を転舵するためのハンドル14が取り付けられている。ハンドル14の周囲には、ハンドル14を囲うハンドルカバー28が配置され、このハンドルカバー28の前部にヘッドライト10が取り付けられている。ハンドルカバー28は、トップカバー30、フロントカバー32及びリアカバー34から構成されている。
図2に示すように、ハンドルカバー28は、正面視で全体として略T字状を呈し、その左右両端からは、ハンドルバーの両端部に設けられたグリップ36が突出している。ハンドルカバー28のフロントカバー32には、切欠き部38が設けられ、当該切欠き部38とトップカバー30によって形成される開口からヘッドライト10の前部が露出する格好で、ハンドルカバー28にヘッドライト10が取り付けられている。
図1に示すように、自動二輪車12の骨格を構成する車体フレーム42は、ヘッドパイプ23から車両後方に向かって斜め下方に延出する左右一対のメインフレーム44と、メインフレーム44の途中位置から車両後方に向かって斜め上方に延出するシートフレーム46と、メインフレーム44の後端部に連なるピボットフレーム48とを有する。
このメインフレーム44の下方には、後輪20を回転駆動するためのエンジン18が搭載される。一構成例に係るエンジン18は、変速機が一体的に設けられた構成であり、メインフレーム44とピボットフレーム48に固定され、前後に長くほぼ水平に配置されている。エンジン18に設けられたシリンダヘッド19には、サイレンサ50aを有する排気装置50が接続されている。
ピボットフレーム48には、スイングアーム52の前端部が揺動可能に支持されるとともに、メインスタンド54が取り付けられている。スイングアーム52は、後輪20を回転可能に軸支している。エンジン18の駆動力は、チェーン56を介して後輪20に伝達され、これにより後輪20が回転駆動される。スイングアーム52の後端部には、リアサスペンション58の下端部が連結されている。リアサスペンション58の上端部は、シートフレーム46に連結されている。後輪20の上方にはリアフェンダー60が配置されている。
シートフレーム46には、ボディカバー62及び図示しない燃料タンクが取り付けられている。ボディカバー62には、シート21が取り付けられている。燃料タンクはシート21の下方でボディカバー62によって覆われている。ボディカバー62の後端部で、リアフェンダー60の上方には、テールライト64が配置され、当該テールライト64の上方にグラブレール66が配置されている。
自動二輪車12の前部において、ハンドル14と前輪16との間には、フロントフェンダ68、フロントカウル70及び左右のウインカ69が配置されている。フロントフェンダ68は、前輪16が跳ね上げる泥や石を遮断するための部品であり、フロントフォーク22における前輪16の上方箇所に取り付けられている。フロントカウル70は、フロントフォーク22の上方に配置されており、ヘッドパイプ23を覆うとともに、フロントフェンダ68の後方でフロントフェンダ68の下端近傍まで下方に延在するように構成されている。
図3は、ヘッドライト10の正面図であり、図4は、ヘッドライト10の斜視図である。ヘッドライト10の内部構造の理解を容易にするため、図3ではヘッドライト10のレンズの一部を省略している。
ヘッドライト10は、ハウジング(ライトケース)72と、ハウジング72の中央に取り付けられた光源であるバルブ(電球)74と、バルブ74の前方に設けられたレンズ76と、バルブ74からの光の一部を遮光する遮光部材77とを有し、バルブ74からの直接光及び反射光を車両の前方に照射して、車両の前方を照明する装置である。以下、ヘッドライト10の各構成要素について説明する。
ハウジング72は、合成樹脂製であり、その中心部に、バルブ74から放射された直接光を反射するリフレクタ78を有している。ヘッドライト10の縦断面図である図6に示すように、リフレクタ78は、後方に向かってドーム状に窪む形状を呈しており、バルブ74からの光を前方に反射するように構成されている。バルブ74はリフレクタ78の略中心に配置されている。
ハウジング72の前面において、リフレクタ78の左右両側の箇所(図示した構成例では、リフレクタ78の左右上方)には、バルブ74からの光を導入して発光するように構成された発光部材80が配設されている。発光部材80は、前方がレンズ76によって覆われており、したがって、レンズ76とハウジング72との間に配置されている。
図示した構成例の発光部材80は、V字形状であり、図1に示すように、側面視で車両前方側に向かって拡開する向きで配置されている。また、図3に示すように、発光部材80は、正面視で車両中心側に向かって拡開する向きで配置されている。
発光部材80は、光透過性を有する材料(例えば、合成樹脂、ガラス等)で構成された部材であり、バルブ74からの光を導入するよう透明に形成された導入部82と、導入部82以外の外面にシボ加工により形成された発光部84とを有する。
導入部82は、V字の両端部に形成され、バルブ74からの光を受けられる位置にある。導入部82は、ヘッドライト10の正面視で、リフレクタ78の外周部と略同じ位置か、あるいは、リフレクタ78に僅かに重なる位置に配置されるのがよい。発光部84の表面は、シボ加工による微細な凹凸が形成され、すりガラスのような外観を呈している。
発光部材80は上記のように構成されているので、ヘッドライト10の照明時において、バルブ74からの光は、発光部材80の導入部82から内部に導入され、シボ加工された発光部84(外面)で微細な凹凸により略均一に分散されることで、略均一にV字形状に発光する。なお、発光部材80の形状は、V字に限らず、U字形状や門型状であってもよい。
このような発光部材80を配置するため、ハウジング72の前面におけるリフレクタ78の左右両側の箇所(図示した構成例では、リフレクタ78の左右上方)には、発光部材80の外形に適合する形状の溝部86が形成されている。当該溝部86の両端はリフレクタ78側の空間と連通している。このような溝部86内に上述した発光部材80が配設されている。溝部86に対する発光部材80の固定は、例えば接着剤によることができる。
なお、本実施形態では、発光部材80はV字形状であるため、溝部86もV字形状に形成されているが、発光部材80がU字形状の場合には溝部86もU字形状に形成され、発光部材80が門型形状の場合には溝部86も門型形状に形成される。
レンズ76は、全体が透明な合成樹脂製であり、ハウジング72の前面を覆うように構成されている。バルブ74が放射する光は、レンズ76を透過して自動二輪車12の前方を照射する。つまり、レンズ76は、図6及び図7に示すように、自動二輪車12に搭載された状態でバルブ74よりも前方に配置される。ハウジング72の周縁部には、前方に開口する溝部87が形成され、この溝部87に樹脂製のシール材(ホットメルト)89を介してレンズ76が取り付けられることで、レンズ76がハウジング72に固定されている。
レンズ76には遮光部材77が嵌合する凹部88が形成されている。この凹部88の構成については、遮光部材77の構成を説明した後に説明する。
遮光部材77は、レンズ76の外側に設けられ、前記バルブ74からの光の一部を遮光するように配置されている。具体的には、遮光部材77は、レンズ76の左右方向の略中央に配置され、正面視でバルブ74を覆うように構成されている。遮光部材77は、正面視で、上下方向の中央部(バルブ74の正面に位置する部分)から上方に向かって末広がり状に幅広になり、上下方向の中央部から下端付近まで略一定の幅であり、下端部付近でやや幅広になっている。
ヘッドライト10の斜視図である図5に示すように、遮光部材77は、全体としてレンズ76の外形に沿った湾曲形状をなす部材であり、レンズ76の前面に沿って上下方向に延在する前側構成部90と、前側構成部90の上端から後方に延在する上部構成部92と、前側構成部90の下端から後方に延在する下部構成部94とを有する。
ヘッドライト10の縦断面図である図6に示すように、レンズ76の上側後端部には、前後方向に貫通した孔部96が設けられ、遮光部材77の上部構成部92の後端には、後方に向かって開口した留め穴98が設けられている。レンズ76の後方側からネジ100が孔部96を介して留め穴98にねじ込まれることにより、レンズ76の上側後端部と上部構成部92の後端とが固定されている。ネジ100は、ハウジング72により覆われているため、ヘッドライト10の外部に露出していない。
遮光部材77の下部構成部94の後端には、下方に突起する爪部102が設けられ、レンズ76の下側後端寄りの箇所には、爪部102が係合するように構成された係合片104が設けられている。この係合片104には、前後方向に貫通する係合孔106が形成されている。製造工程において、爪部102を有する下部構成部94は、前方側から係合孔106に挿入されて、爪部102が係合片104の後端面に引っ掛かる。これにより、レンズ76の下部と、下部構成部94の後端とが固定される。
遮光部材77は、上記のような固定構造によりレンズ76に固定(固着)されているため、レンズ76に対して着脱不能となっている。すなわち、ヘッドライト10の組立状態では、遮光部材77とレンズ76とを連結固定するためのネジ100が後方からハウジング72によって覆われているため、ユーザは、ネジ100を取り外すことができず、よって、レンズ76から遮光部材77を取り外すことができないようになっている。なお、上述した遮光部材77の固定構造に代えて、接着剤により遮光部材77をレンズ76に着脱不能に固定してもよい。
次に、レンズ76に形成された凹部88について説明する。図3に示すように、凹部88は、遮光部材77の外形に合わせて、レンズ76の左右方向の略中央部に形成されている。すなわち、凹部88は、バルブ74の車両前後方向の延長線上に設けられている。より具体的には、凹部88は、遮光部材77の上部構成部92、前側構成部90及び下部構成部94の各部の形状に合わせて、レンズ76の上部、前面及び下部にわたって延在し、遮光部材77が嵌合している。
凹部88において、遮光部材77の上部構成部92、前側構成部90及び下部構成部94が嵌合する各部の幅は、それぞれ、上部構成部92、前側構成部90及び下部構成部94と略同一に設定されている。このため、凹部88の左右の内側面と、遮光部材77の左右の外側面との間には、ほとんど隙間が形成されていない。図4に示すように、遮光部材77は、レンズ76の前面と略面一に配置されている。
本実施形態に係るヘッドライト10は、基本的には以上のように構成されるものであり、以下、その作用及び効果について説明する。
本実施形態に係るヘッドライト10によれば、遮光部材77を着脱不能にレンズ76に固定するので、着脱のためのボルト等の部品が不要となり、部品点数の削減、製造の容易化が可能となるとなるとともに、遮光部材77と配光部(バルブ74やリフレクタ78)との位置関係がずれることを防止できる。
また、ヘッドライト10によれば、レンズ76に設けた凹部88に遮光部材77を配置したので、遮光部材77とレンズ76との間にゴミや埃などが入りにくくなる。さらに、レンズ76から遮光部材77が突出しないので、外観性が向上する。しかも、凹部88を設けないでレンズ76の外側に遮光部材77を配置するのと比べて、遮光部材77とレンズ76との距離を短くできるため、配光特性に与える影響が少ない。
さらに、ヘッドライト10によれば、遮光部材77を配置する凹部88をバルブ74の正面位置(車両前後方向の延長線上)に設けたので、バルブ74と遮光部材77との間の距離を短くすることができ、ヘッドライト10の小型化を図ることができる。また、遮光部材77によって正面視でバルブ74を隠蔽することができ、外観性向上を図ることができる。
またさらに、ヘッドライト10によれば、リフレクタ78の左右上方に、バルブ74からの光を導入して発光する発光部材80を設けたので、ヘッドライト10の被視認性を向上させることができるとともに、発光部材80にポジションライトとしての機能を併せ持たせることができる。
また、ヘッドライト10によれば、発光部材80は、バルブ74からの光を導入するよう透明に形成された導入部82と、導入部82以外の箇所にシボ加工により形成された発光部84とを有するので、導入部82から光を取り入れやすいとともに、シボ加工された発光部84により、光を略均一に発光させることができる。これにより、ポジションライトとしての被視認性を向上させることができる。
ヘッドライト10によれば、発光部材80は、リフレクタ78の左右上方に部分的に設けられた溝部86に配設されるので、配光特性をほとんど変えずに発光部材80を設けることができる。なお、発光部材80の配置位置は、リフレクタ78の左右上方に限らず、ヘッドライトのデザインに応じて、リフレクタ78の左右においてバルブと略同じ上下方向位置、又はリフレクタ78の左右下方に配置してもよい。
上述した実施形態では、自動二輪車12のハンドルカバー28の前部にヘッドライト10を設けた場合を説明したが、自動二輪車12の車種によっては、フロントカウル70の前面にヘッドライト10を設けてもよい。
上記において、本発明について好適な実施の形態を挙げて説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能なことは言うまでもない。
10…ヘッドライト 74…バルブ
76…レンズ 77…遮光部材
78…リフレクタ 80…発光部材
82…導入部 84…発光部
86…溝部 88…凹部

Claims (8)

  1. 光源であるバルブ(74)と、
    前記バルブ(74)の前方に設けられたレンズ(76)と、
    正面視で前記バルブ(74)を覆うように前記レンズ(76)の外側に設けられるとともに、前記バルブ(74)からの光の一部を遮光する遮光部材(77)と、
    を備えたヘッドライト(10)において、
    前記レンズ(76)には、前記遮光部材(77)の外形に合わせた凹部(88)が正面視で上下方向に延在して形成され、
    前記凹部(88)は、前記バルブ(74)の正面位置に設けられ、前記バルブ(74)側に向かって凹む溝であり、
    前記凹部(88)に前記遮光部材(77)が着脱不能に固定される、
    ことを特徴とするヘッドライト(10)。
  2. 請求項1記載のヘッドライト(10)において、
    前記凹部(88)は、前記レンズ(76)の上部、前面及び下部にわたって延在し、
    前記遮光部材(77)は、前記凹部(88)に沿って、前記レンズ(76)の上部、前面及び下部にわたって延在する、
    ことを特徴とするヘッドライト(10)。
  3. 請求項1又は2記載のヘッドライト(10)において、
    前記バルブ(74)から照射された光を反射するリフレクタ(78)の左右両側に、前記バルブ(74)からの光を導入して発光する発光部材(80)が設けられる、
    ことを特徴とするヘッドライト(10)。
  4. 請求項3記載のヘッドライト(10)において、
    前記発光部材(80)は、前記バルブ(74)からの光を導入するよう透明に形成された導入部(82)と、前記導入部(82)以外の外面にシボ加工により形成された発光部(84)とを有する、
    ことを特徴とするヘッドライト(10)。
  5. 請求項3又は4記載のヘッドライト(10)において、
    前記発光部材(80)は、前記リフレクタ(78)の左右両側に部分的に設けられた溝部(86)内に配設される、
    ことを特徴とするヘッドライト(10)。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のヘッドライト(10)において、
    前記凹部(88)は、前記バルブ(74)側に向かって凹む、左右の内側面を有する溝であり、
    前記遮光部材(77)の前面は、前記レンズ(76)の前面と略面一となるように配置されている、
    ことを特徴とするヘッドライト(10)。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のヘッドライト(10)において、
    前記レンズ(76)の後端部には、前後方向に貫通した孔部(96)が設けられ、
    前記遮光部材(77)の後端には、後方に向かって開口した留め穴(98)が設けられ、
    前記レンズ(76)の後方側から前記孔部(96)を介して締結部材(100)が前記留め穴(98)に締結されることにより、前記レンズ(76)と前記遮光部材(77)とが固定され、
    前記締結部材(100)は後方がハウジング(72)により覆われ、
    前記ハウジング(72)に前記レンズ(76)が固定されている、
    ことを特徴とするヘッドライト(10)。
  8. 請求項7記載のヘッドライト(10)において、
    前記遮光部材(77)の上部の前記後端に前記留め穴(98)が配置され、
    前記遮光部材(77)の下部構成部(94)の後端には爪部(102)が設けられ、
    前記レンズ(76)の下側後部には前記爪部(102)が係合するように構成された係合片(104)が設けられ、
    前記係合片(104)には、前後方向に貫通する係合孔(106)が形成されている、
    ことを特徴とするヘッドライト(10)。
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