JP5648732B2 - 正極活物質及びリチウムイオン二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、正極活物質及びリチウムイオン二次電池に関する。
従来、リチウムイオン二次電池の正極材料の活物質としてLiCoOやLiNi1/3Mn1/3Co1/3等の層状化合物やLiMn等のスピネル化合物が用いられてきた。近年では、LiFePOに代表されるオリビン型構造の化合物が注目されている。オリビン構造を有する正極材料は高温での熱安定性が高く、安全性が高いことが知られている。しかし、LiFePOを用いたリチウムイオン二次電池は、その充放電電圧が3.5V程度と低く、エネルギー密度が低くなるという欠点を有する。そのため、高い充放電電圧を実現し得るリン酸系正極材料として、LiCoPOやLiNiPO等が提案されている。しかし、これらの正極材料を用いたリチウムイオン二次電池においても、十分な容量が得られていないのが現状である。リン酸系正極材料の中でも4V級の充放電電圧を実現し得る化合物として、LiVOPOが知られている。しかし、LiVOPOを用いたリチウムイオン二次電池においても、十分な放電容量と高いレート特性を確保できていない(特許文献1)。
特許4314859号公報
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、リチウムイオン二次電池の放電容量及びレート特性に優れた正極活物質及びリチウムイオン二次電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る正極活物質は、化学式LiVOPOで表される化合物であって、前記化合物の結晶系が斜方晶系であり、4価のV量が27.7重量%以上28.2重量%以下であることを特徴とする。
上記本発明に係る正極活物質を含む正極を用いることにより、従来のLiVOPOを用いた場合に比べて、リチウムイオン二次電池を高容量で、かつレート特性に優れたものとすることができる。
上記特徴を備える本発明の正極活物質を用いると充放電に伴うLiの脱離・挿入がスムーズに行われるものと考えられる。LiVOPO正極活物質のVの価数は通常4価を示すが、これまでLiVOPO正極活物質のV量の価数制御について検討されたことはなかった。本発明における正極活物質はその一部に3価もしくは5価を含有しており、この構造的特徴を持たせることで結晶構造に歪みを生じさせ、Liの脱離・挿入を容易にしていると考えられる。すなわち、充放電に伴うリチウムの移動が容易になることで、高容量且つ優れたレート特性を発揮することができると考察している。
本発明によれば、放電容量及びレート特性に優れた正極活物質、及びリチウムイオン二次電池を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る正極活物質を含む正極活物質層を備えるリチウムイオン二次電池の模式断面図である。 実施例1の正極活物質のX線回折測定図である。 比較例1の正極活物質のX線回折測定図である。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに以下に記載した構成要素は、適宜組み合わせることができる。
(正極活物質)
本実施形態の正極活物質は、化学式LiVOPOで表される化合物であって、前記化合物の結晶系が斜方晶系であり、4価のV量が27.7重量%以上28.2重量%以下で
あることを特徴とする。
上記正極活物質において4価のV量の範囲として好ましくは27.7重量%以上27.9%以下である。この範囲に調整することにより、更に優れた放電容量と優れたレート特性を得ることができる。4価のV量が27.7重量%よりも低くなると結晶構造が変化し始めると推測している。4価のV量が27.7重量%の場合、X線回折では斜方晶単相が観察されるが、27.5重量%以下の場合、斜方晶に加えて三斜晶が観察される。斜方晶を基本構造とする本発明のLiVOPOの構造の一部が三斜晶となってしまうため、Liの脱離・挿入がスムーズに行われず、十分な放電容量及びレート特性を確保することができない。また、4価のV量が27.6重量%の場合には、X線回折測定における回折パターンでは観察されない程度のミクロな構造変化によって、特性が劣化し始めると推測される。一方、4価のV量が28.2重量%より高くなっても十分な放電容量及びレート特性を確保することができない。これはLiVOPOの結晶構造が安定化しすぎるためと考えられる。すなわち、結晶構造が安定な場合、Liが結晶格子内で安定化し、充電時に放出されにくくなり、結果として放電容量やレート特性が悪化してしまうと推測される。なお、従来のLiVOPOにおけるVの価数は全て4価であり、その重量比は30重量%となる。この場合の重量%とはLiVOPOの重量を100%とした時の4価のV重量の割合を示す。
本発明における4価のV量は、滴定法により求めた。LiVOPO正極活物質を酸で溶解した後、硫酸第一鉄アンモニウムを用いて滴定を行った。他にはポーラログラフ、電位差滴定法等を用いても良い。
また、上記正極活物質において、平均一次粒子径が0.05μm以上1μm以下であることが好ましい。さらに、平均一次粒子径は0.08μm以上0.7μm以下であることがより好ましく0.1μm以上0.3μm以下であることがさらに好ましい。上記平均一次粒子径の範囲にすることにより、より優れた放電容量を得ることができる。なお、正極活物質の平均一次粒子径の算出方法は、走査型電子顕微鏡にて観察し、100個以上の一次粒子を撮像する。得られた画像の粒子一つ一つの面積を算出した後、円相当径に換算して粒子径とし、それらの平均値を平均一次粒子径とすればよい。
さらに上記正極活物質は、Cu−Kα線を用いたX線回折測定における2θ=26.9±0.5に存在する(201)面と2θ=27.5±0.5に存在する(102)面の回折ピーク強度比(I(201)/I(102))が、2.2以上2.3以下であることが好ましい。上記ピーク強度比の範囲にすることにより、より優れた放電容量と高いレート特性を得ることができる。これは(201)面の配向性が高くなることによりリチウムイオンが拡散し易くなるためであると推測される。
以下では、本発明の一実施形態に係る正極活物質の製造方法について説明する。本実施形態に係る正極活物質の製造方法によれば、上述した本実施形態に係る正極活物質を形成することが可能となる。
本実施形態に係る正極活物質の製造方法は、以下の水熱合成工程及び熱処理工程を備える。
(水熱合成工程)
水熱合成工程では、まず、内部を加熱、加圧する機能を有する反応容器(例えば、オートクレーブ等)内に、リチウム源、リン酸源、バナジウム源、水、及び還元剤を投入して、これらが分散した混合物を調製する。なお、混合物を調製する際は、例えば、最初に、リン酸源、バナジウム源、水及び還元剤を混合したものを還流した後、これにリチウム源を加えてもよい。この還流により、リン酸源及びバナジウム源の複合体を形成することができる。
リチウム源としては、例えば、LiNO、LiCO、LiOH、LiCl、LiPO、LiSO及びCHCOOLiからなる群より選ばれる少なくとも一種を用いることができる。
リン酸源としては、例えば、HPO、NHPO、(NHHPO及びLiPOからなる群より選ばれる少なくとも一種を用いることができる。
バナジウム源としては、例えば、V及びNHVOからなる群より選ばれる少なくとも一種を用いることができる。
なお、二種以上のリチウム源、二種以上のリン酸源又は二種以上のバナジウム源を併用してもよい。
還元剤としては、例えば、ヒドラジン(NHNH・HO)及び過酸化水素(H)のいずれかまたはこれらを混合したものを用いることができる。還元剤としては、特に、ヒドラジンを用いることが好ましい。ヒドラジンを用いた場合、他の還元剤を用いた場合に比べて、電池の放電容量及びレート特性が顕著に向上する傾向がある。
水熱合成工程では、密閉した反応器内の混合物を加圧しながら加熱することにより、混合物中で水熱反応を進行させる。これにより、本実施形態における正極活物質である斜方晶LiVOPOが水熱合成される。なお、混合物を加圧しながら加熱する時間は、混合物の量に応じて適宜調整すればよい。
水熱合成工程では、混合物を、加圧下で、好ましくは100〜300℃、より好ましくは150〜250℃に加熱する。
水熱合成工程において混合物に加える圧力は、0.2〜1MPaとすることが好ましい。混合物に加える圧力が低過ぎると、最終的に得られるLiVOPOの結晶性が低下し、その容量密度が減少する傾向がある。混合物に加える圧力が高過ぎると、反応容器に高い耐圧性が求められ、正極活物質の製造コストが増大する傾向がある。混合物に加える圧力を上記の範囲内とすることによって、これらの傾向を抑制できる。
(熱処理工程)
本実施形態に係る正極活物質の製造方法は、水熱合成工程後に混合物を更に加熱する熱処理工程を備える必要がある。熱処理工程によって、水熱合成工程で反応しなかったリチウム源、リン酸源及びバナジウム源の反応を進行させたり、水熱合成工程で生成したLiVOPOの結晶性を向上したりすることができる。
熱処理工程では、混合物を400〜700℃の熱処理温度で加熱することが好ましい。熱処理温度が低過ぎる場合、LiVOPOは十分な結晶性が得られず、その容量密度の向上度が小さくなる傾向がある。熱処理温度が高過ぎる場合、LiVOPOが粒成長し、粒径が増加しすぎる傾向がある。その結果、正極活物質におけるリチウムの拡散が遅くなり、正極活物質の容量密度の向上度が小さくなる傾向がある。熱処理温度を上記の範囲内とすることによって、これらの傾向を抑制できる。
混合物の熱処理時間は、3〜10時間であればよい。また、混合物の熱処理雰囲気は、酸素を含む雰囲気であればよいが、少なすぎても多すぎても良くない。具体的には酸素の量は窒素やアルゴンなどの不活性ガスに対して10体積%以上、65体積%以下であることが望ましい。また、混合ガスの流量を毎分1L以上、好ましくは2L以上の流量に調整することで、熱処理時の雰囲気置換がスムーズに行われ、雰囲気制御の効果が反映されやすくなる。
水熱合成条件および熱処理条件を適宜調整することでLiVOPOの4価のV量を制御することが可能となり、これにより所望の放電容量やレート特性を得ることができる。例えば、雰囲気混合ガスの酸素/窒素の比率を調整したり、前駆体とカーボンを混合して熱処理したり、あるいはアンモニアガス雰囲気中で熱処理しても同様の効果が得られる。このように水熱合成条件や熱処理条件を厳密に制御することは本発明における正極活物質を作製する上で非常に重要である。
(リチウムイオン二次電池)
続いて、本実施形態に係る電極、及びリチウムイオン二次電池について図1を参照して簡単に説明する。
リチウムイオン二次電池100は、主として、発電要素30、発電要素30を密閉した状態で収容するケース50、及び発電要素30に接続された一対のリード60,62を備えている。
発電要素30は、一対の電極10、20がセパレータ18を挟んで対向配置されたものである。正極10は、正極集電体12上に正極活物質層14が設けられた物である。負極20は、負極集電体22上に負極活物質層24が設けられた物である。正極活物質層14及び負極活物質層24がセパレータ18の両側にそれぞれ接触している。正極活物質層14、負極活物質層24、及び、セパレータ18の内部に電解質溶液が含有されている。正極集電体12及び負極集電体22の端部には、それぞれリード60,62が接続されており、リード60,62の端部はケース50の外部にまで延びている。
(正極)
正極10の正極集電体12としては、例えば、アルミニウム箔等を使用できる。
正極活物質層14は、上述の正極活物質、バインダー、及び、必要に応じて添加される導電材を含む層である。必要に応じて添加される導電材としては、例えば、カーボンブラック類、炭素材料、ITO等の導電性酸化物が挙げられる。
バインダーは、上記の正極活物質と導電材とを集電体に結着することができれば特に限定されず、公知の結着剤を使用できる。例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、フッ化ビニリデン―ヘキサフルオロプロピレン共重合体等のフッ素樹脂が挙げられる。
このような正極は、公知の方法、例えば、前述の正極活物質を含む電極活物質、又は正極活物質、バインダー、及び導電材を、それらの種類に応じた溶媒、例えばPVDFの場合はN−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド等の溶媒に添加したスラリーを、正極集電体12の表面に塗布し、乾燥させることにより製造できる。
(負極)
負極20の負極集電体22としては、銅箔等を使用できる。
負極活物質層24としては、負極活物質、導電材、及び、バインダーを含むものを使用できる。導電材としては特に限定されず、公知の導電材を使用できる。例えば、カーボンブラック類、炭素材料、銅、ニッケル、ステンレス、鉄等の金属粉、炭素材料及び金属粉の混合物、ITOのような導電性酸化物が挙げられる。負極に用いられるバインダーとしては、公知の結着剤を特に制限なく使用することができ、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体(ECTFE)、ポリフッ化ビニル(PVF)等のフッ素樹脂が挙げられる。
負極活物質としては、例えば、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な黒鉛、難黒鉛化炭素、易黒鉛化炭素、低温度焼成炭素等の炭素材料、Al、Si、Sn等のリチウムと化合することのできる金属、SiO、SnO等の酸化物を主体とする非晶質の化合物、LiTi12等を含む粒子が挙げられる。
負極20の製造方法は、正極10の製造方法と同様にスラリーを調整して集電体に塗布すればよい。
(電解質溶液)
電解質溶液は、正極活物質層14、負極活物質層24、及び、セパレータ18の内部に含有させるものである。電解質溶液としては、特に限定されず、例えば、本実施形態では、リチウム塩を含む電解質溶液を使用することができる。ただし、電解質水溶液は電気化学的に分解電圧が低いことにより、充電時の耐用電圧が低く制限されるので、有機溶媒を使用する電解質溶液であることが好ましい。電解質溶液としては、リチウム塩を有機溶媒に溶解したものが好適に使用される。リチウム塩としては、例えば、LiPF、LiClO、LiBF、LiAsF、LiCFSO、LiCF、CFSO、LiC(CFSO、LiN(CFSO、LiN(CFCFSO、LiN(CFSO)(CSO)、LiN(CFCFCO)、LiBOB等の塩が使用できる。なお、これらの塩は1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
また、有機溶媒としては、例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、及び、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート等が好ましく挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を任意の割合で混合して使用してもよい。
なお、本実施形態において、電解質溶液の例を挙げて説明したが、ゲル化剤を添加されたゲル状電解質を用いてもよい。また、電解質溶液に代えて、固体電解質を用いることもできる。
(セパレータ)
セパレータ18は、電気絶縁性の多孔質構造から形成されていればよく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン又はポリオレフィンからなるフィルムの単層体、積層体や上記樹脂の混合物の延伸膜、或いは、セルロース、ポリエステル及びポリプロピレンからなる群より選択される少なくとも1種の構成材料からなる繊維不織布が挙げられる。
(ケース)
ケース50は、その内部に発電要素30及び電解質溶液を密封するものである。ケース50は、電解質溶液の外部への漏出や、外部からのリチウムイオン二次電池100内部への水分等の侵入等を抑止できる物であれば特に限定されない。例えば、ケース50として、図1に示すように、金属箔52を高分子膜54で両側からコーティングした金属ラミネートフィルムを利用できる。金属箔52としては例えばアルミ箔を、合成樹脂膜54としてはポリプロピレン等の膜を利用できる。例えば、外側の高分子膜54の材料としては融点の高い高分子例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド等が好ましく、内側の高分子膜54の材料としてはポリエチレン、ポリプロピレン等が好ましい。
リード60,62は、アルミ等の導電材料から形成されている。
本発明の正極活物質は、リチウムイオン二次電池以外の電気化学素子の電極材料としても用いることができる。このような、電気化学素子としては、金属リチウム二次電池等のリチウムイオン二次電池以外の二次電池や、リチウムイオンキャパシタ等の電気化学キャパシタ等が挙げられる。これらの電気化学素子は、自走式のマイクロマシン、ICカード等の電源や、プリント基板上又はプリント基板内に配置される分散電源の用途に使用することが可能である。
以下、実施例及び比較例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
(水熱合成工程)
500mlのマイヤーフラスコに、23.06g(0.20mol)のH3PO4(ナカライテスク社製、純度85%)、及び、160gの蒸留水(ナカライテスク社製、HPLC用)を入れ、マグネチックスターラーで攪拌した。続いて、18.38g(0.10mol)のV(ナカライテスク社製、純度99%)を加え、2.5時間攪拌を続けた。次に、1.28g(0.025mol)のNHNH・HOを滴下し、1時間の攪拌を続けた。その後、8.48g(0.20mol)のLiOH・HO(ナカライテスク社製、純度99%)を10分かけて加えた。得られたペースト状の物質に、20gの蒸留水を追加した後、フラスコ内の物質を、デカリン20gを含む、0.5Lオートクレーブのガラス製の円筒容器内に移した。容器を密閉し、16時間、160℃で保持し、水熱合成を行った。
放冷後、8時間後に物質を取り出した。得られた物質を、スポイト除去及び分液漏斗を使用し、スラリーとデカリンに分離した。分離したスラリーを、オーブンを用いて90℃で30時間熱処理した後、粉砕することにより、35.58gの粉体を得た。
(熱処理工程)
水熱合成工程で得られた前駆体をアルミナ坩堝に入れ、窒素ガス80体積%、酸素ガス20%、流量毎分2Lの混合ガス雰囲気中で550℃、4時間熱処理した。
(相の同定と回折ピーク強度測定)
実施例1で得られた正極活物質の相の同定はX線回折測定により行った。X線回折装置としてRIGAKU製ULTIMA IVを使用し、CuKα管球を用い、2θ=10〜60°の範囲で粉末X線回折測定を行った。図2に実施例1の正極活物質のX線回折パターンを示す。なお、斜方晶の同定は主に強度の強い3つのピークより行い、そのピーク位置は2θ=26.9±0.5°(201)、27.5±0.5°(102)、28.3±0.5°である。一方、三斜晶の同定も同様に強度の強い3つのピークより行い、そのピーク位置は2θ=18.3±0.5°、27.3±0.5°、29.7±0.5°である。得られた回折パターンより相の同定を行ったところ、斜方晶単相であることが分かった。また、X線回折パターンから2θ=26.9±0.5°付近にピークを有する(201)面と、2θ=27.5±0.5°付近にピークを有する(102)面の回折ピーク強度を測定し、回折ピーク強度比(I(201)/I(102))を算出した。表1にそれら結果を他の実施例とともに示す。なお、実施例で得られた正極活物質は、リチウムイオン二次電池を作製後に分解し得られた正極活物質の分析結果と同じであることを確認している。
(価数分析)
実施例1で得られた正極活物質の4価のV量はLiVOPO正極活物質を酸で溶解した後、硫酸第一鉄アンモニウムを用いて滴定し、その滴定量から算出した。表1にその結果を他の実施例とともに示す。実施例1で得られた正極活物質は、4価のV量が27.7重量%であり、5価のV量が2.3質量%であった。なお、実施例で得られた正極活物質は、リチウムイオン二次電池を作製後に分解し得られた正極活物質の価数分析結果と同じであることを確認している。
(正極の作製)
実施例1の正極活物質と、バインダーであるポリフッ化ビニリデン(PVDF)とアセチレンブラックを混合したものを、溶媒であるN−メチル−2−ピロリドン(NMP)中に分散させてスラリーを調製した。なお、スラリーにおいて正極活物質とアセチレンブラックとPVDFとの重量比が84:8:8となるように、スラリーを調製した。このスラリーを正極集電体であるアルミニウム箔上に塗布し、乾燥させた後、圧延を行い、実施例1の正極活物質を含む活物質層が形成された正極を得た。
(負極の作製)
実施例1の活物質の代わりに黒鉛を用い、導電助剤としてカーボンブラックだけを用いたこと以外は、正極用塗料と同様の方法で、負極用スラリーを調製した。このスラリーを負極集電体である銅箔上に塗布し、乾燥させた後、圧延を行い、負極活物質を含む活物質層が形成された負極を得た。
(リチウムイオン二次電池の作製)
上述したとおり準備した正極、及び負極と、ポリエチレン多孔膜からなるセパレータとを所定の寸法に切断し、負極、セパレータ、正極、セパレータ、負極の順序で、負極4層、正極3層となるよう積層した。この積層体を、アルミラミネートパックに入れ、電解質溶液として1MのLiPF溶液を注入した後、真空シールし、実施例1の正極活物質を用いたリチウムイオン二次電池を作製した。
(放電容量及びレート特性の測定)
実施例1のリチウムイオン二次電池を用いて、放電レートを0.1C(25℃で定電流放電を行ったときに10時間で放電終了となる電流値)とした場合の放電容量(単位:mAh/g)、及び放電レートを1C(25℃で定電流放電を行ったときに1時間で放電終了となる電流値)とした場合の放電容量をそれぞれ測定した。また、0.1Cでの放電容量を100%とした場合の1Cでの放電容量の比率(%)をレート特性として求めた。なお、0.1C放電容量が135mAh/g以上であり、且つ上記レート特性が63%以上である電池を「○」と評価し、0.1C放電容量が135mAh/g未満、又はレート特性が63%未満である電池を「×」と評価する。表1にその結果を他の実施例とともに示す。
(実施例2)
熱処理工程における雰囲気ガスの混合比を窒素ガス90体積%、酸素ガス10体積%とし、流量毎分2L、575℃、4時間で熱処理し、実施例2の正極活物質を得た。実施例2で得られた正極活物質は、4価のV量が27.8重量%であり、5価のV量が2.2質量%であった。
(実施例3)
熱処理工程における雰囲気ガスの混合比を窒素ガス70体積%、酸素ガス30体積%とし、流量毎分2L、525℃、4時間で熱処理し、実施例3の正極活物質を得た。実施例3で得られた正極活物質は、4価のV量が27.9重量%であり、5価のV量が2.1質量%であった。
(実施例4)
熱処理工程における雰囲気ガスの混合比を窒素ガス60体積%、酸素ガス40体積%とし、流量毎分2L、525℃、4時間で熱処理し、実施例4の正極活物質を得た。実施例4で得られた正極活物質は、4価のV量が28.0重量%であり、5価のV量が2.0質量%であった。
(実施例5)
水熱合成工程にて得られた前駆体にカーボンを3重量%添加した後、熱処理工程における雰囲気ガスの混合比を窒素ガス75体積%、酸素ガス25体積%とし、流量毎分2L、550℃、4時間で熱処理し、実施例5の正極活物質を得た。実施例5で得られた正極活物質は、4価のV量が28.1重量%であり、5価のV量が1.9
質量%であった。
(実施例6)
熱処理工程における雰囲気ガスの混合比を窒素ガス50体積%、酸素ガス50体積%とし、流量毎分2L、550℃、4時間で熱処理し、実施例6の正極活物質を得た。実施例6で得られた正極活物質は、4価のV量が28.1重量%であり、5価のV量が1.9質量%であった。
(実施例7)
熱処理工程における雰囲気ガスの混合比を窒素ガス65体積%、酸素ガス35体積%とし、流量毎分2L、575℃、4時間で熱処理し、実施例7の正極活物質を得た。実施例7で得られた正極活物質は、4価のV量が28.2重量%であり、5価のV量が1.8質量%であった。
(実施例8)
水熱合成工程にて得られた前駆体にカーボンを1重量%添加した後、熱処理工程における雰囲気ガスの混合比を窒素ガス75体積%、酸素ガス25体積%とし、流量毎分2L、550℃、4時間で熱処理し、実施例8の正極活物質を得た。実施例8で得られた正極活物質は、4価のV量が28.2重量%であり、5価のV量が1.8質量%であった。
(比較例1)
熱処理工程において空気雰囲気から10Paまで真空引きした後に550℃、4時間で熱処理し、比較例1の正極活物質を得た。図3に比較例1の正極活物質のX線回折パターンを示す。得られた回折パターンより相の同定を行ったところ、斜方晶と三斜晶の混相であることが分かった。比較例1で得られた正極活物質は、4価のV量が27.4重量%であり、5価のV量が2.6質量%であった。
(比較例2)
熱処理工程における雰囲気ガスの混合比を窒素ガス100体積%、酸素ガス0体積%とし、流量毎分2L、525℃、4時間で熱処理し、比較例2の正極活物質を得た。比較例2で得られた正極活物質は、4価のV量が27.5重量%であり、5価のV量が2.5質量%であった。
(比較例3)
熱処理工程における雰囲気ガスの混合比を窒素ガス95体積%、酸素ガス5体積%とし、流量毎分2L、575℃、4時間で熱処理し、比較例3の正極活物質を得た。比較例3で得られた正極活物質は、4価のV量が27.6重量%であり、5価のV量が2.4質量%であった。
(比較例4)
熱処理工程における雰囲気ガスの混合比を窒素ガス25体積%、酸素ガス75体積%とし、流量毎分2L、550℃、4時間で熱処理し、比較例4の正極活物質を得た。比較例4で得られた正極活物質は、4価のV量が28.3重量%であり、5価のV量が1.7質量%であった。
(比較例5)
熱処理工程における雰囲気ガスの混合比を窒素ガス0体積%、酸素ガス100体積%とし、流量毎分2L、525℃、4時間で熱処理し、比較例5の正極活物質を得た。比較例5で得られた正極活物質は、4価のV量が28.4重量%であり、5価のV量が1.6質量%であった。
(比較例6)
熱処理工程における雰囲気ガスの混合比を窒素ガス15体積%、酸素ガス85体積%とし、流量毎分2L、550℃、4時間で熱処理し、比較例6の正極活物質を得た。比較例6で得られた正極活物質は、4価のV量が28.5重量%であり、5価のV量が1.5質量%であった。
(比較例7)
熱処理工程における雰囲気ガスの混合比を窒素ガス5体積%、酸素ガス95体積%とし、流量毎分2L、575℃、4時間で熱処理し、比較例7の正極活物質を得た。比較例7で得られた正極活物質は、4価のV量が28.6重量%であり、5価のV量が1.4質量%であった。
(比較例8)
熱処理工程における雰囲気ガスの混合比を窒素ガス0体積%、酸素ガス100体積%とし、流量毎分2L、575℃、20時間で熱処理し、比較例8の正極活物質を得た。比較例8で得られた正極活物質は、4価のV量が30.0重量%であり、5価のV量が0質量%であった。
(比較例9)
比較例9では溶液法を用いて正極活物質を合成した。すなわち、LiNO、V、HPOを2:1:2のモル比で含有する原料水溶液を加熱攪拌し、その後、乾燥、空気中600℃で14時間焼成し、比較例9の正極活物質を得た。比較例9で得られた正極活物質は、4価のV量が30.0重量%であり、5価のV量が0質量%であった。
正極活物質の合成方法以外は、実施例1と同様の方法で、実施例2〜8並びに比較例1〜9の電池の放電容量及びレート特性を評価した。結果を表1に示す。
Figure 0005648732
表1に示す通り、実施例1〜8のリチウムイオン二次電池は、高容量で且つレート特性に優れるといった本発明の効果が確認された。これは、4価以外のV量を含むことで結晶構造に歪みを生じさせLiの脱離・挿入を容易にしたものと考えられる。一方、比較例1および2は、斜方晶と三斜晶の混相になってしまい所望の放電容量が得られず、比較例3はX線回折パターンにおいて三斜晶は確認されなかったが、ミクロな構造変化によって所望の放電容量が得られなかったと推測する。また比較例4〜9は4価のV量が多すぎるために所望のレート特性が得られなかった。
本発明は、高容量で且つレート特性に優れた正極活物質のみならず、リチウムイオン二次電池に寄与するので、産業上の利用可能性を有する。
10・・・正極、20・・・負極、12・・・正極集電体、14・・・正極活物質層、18・・・セパレータ、22・・・負極集電体、24・・・負極活物質層、30・・・発電要素、50・・・ケース、52・・・金属箔、54・・・高分子膜、60,62・・・リード、100・・・リチウムイオン二次電池

Claims (3)

  1. 化学式LiVOPOで表される化合物であって、前記化合物の結晶系が斜方晶系であり、4価のV量が27.7重量%以上28.2重量%以下であることを特徴とする正極活物質。
  2. 前記正極活物質は、Cu−Kα線を用いたX線回折測定における2θ=26.9±0.5に存在する(201)面と2θ=27.5±0.5に存在する(102)面の回折ピーク強度比(I(201)/I(102))が、2.2以上2.3以下であることを特徴とする請求項1に記載の正極活物質。
  3. 請求項1または2に記載の正極活物質を含む正極を備えることを特徴とするリチウムイオン二次電池。
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