JP5647735B2 - ステータ製造方法及びステータ製造装置 - Google Patents
ステータ製造方法及びステータ製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5647735B2 JP5647735B2 JP2013537481A JP2013537481A JP5647735B2 JP 5647735 B2 JP5647735 B2 JP 5647735B2 JP 2013537481 A JP2013537481 A JP 2013537481A JP 2013537481 A JP2013537481 A JP 2013537481A JP 5647735 B2 JP5647735 B2 JP 5647735B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- axial direction
- stator
- axial
- pusher
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K15/00—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
- H02K15/06—Embedding prefabricated windings in machines
- H02K15/062—Windings in slots; salient pole windings
- H02K15/065—Windings consisting of complete sections, e.g. coils, waves
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K15/00—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
- H02K15/06—Embedding prefabricated windings in machines
- H02K15/062—Windings in slots; salient pole windings
- H02K15/065—Windings consisting of complete sections, e.g. coils, waves
- H02K15/067—Windings consisting of complete sections, e.g. coils, waves inserted in parallel to the axis of the slots or inter-polar channels
- H02K15/068—Strippers
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K3/00—Details of windings
- H02K3/46—Fastening of windings on the stator or rotor structure
- H02K3/48—Fastening of windings on the stator or rotor structure in slots
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49002—Electrical device making
- Y10T29/49009—Dynamoelectric machine
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/53—Means to assemble or disassemble
- Y10T29/5313—Means to assemble electrical device
- Y10T29/53143—Motor or generator
- Y10T29/53161—Motor or generator including deforming means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Description
前記コイルにおける前記ステータコアから当該ステータコアの軸方向に突出するコイルエンド部が、前記ステータコアの異なるスロット間をつないで当該ステータコアの周方向に延びる複数の渡り部を備えると共に、
前記渡り部のそれぞれは、周方向一方端部において同じ周方向位置にある他の渡り部に対して径方向内側に位置すると共に周方向他方端部において同じ周方向位置にある他の渡り部に対して径方向外側に位置するように配置され、
前記コイル挿入装置は、前記ステータコアの複数のティースのそれぞれに対向するように軸方向に延びると共に周方向に沿って複数配列されたブレードを有するコイル保持器と、複数の前記ブレードに嵌合して当該ブレード間の位置関係を調整する位置調整器と、前記コイル保持器に保持された前記コイルを前記ステータコアのスロット側へ押し出すコイル押出器と、を備え、
前記コイル押出器は、複数の前記ブレードに沿うように形成された円盤状の本体部と、前記本体部から軸方向で前記位置調整器側に膨出し前記本体部よりも小径に形成された膨出部と、を有し、
前記コイルを構成する複数の環状導体を前記コイル保持器に配置する工程であって、前記環状導体の第一部分を前記ブレード間に形成される第一の引掛隙間に挿入し、前記環状導体の第二部分を前記第一の引掛隙間から所定ピッチ離れた第二の引掛隙間に挿入し、複数の前記環状導体のそれぞれの前記第一部分と前記第二部分とをつなぐ連結部分が、軸方向視で当該連結部分と重複する位置に配置された他の前記環状導体の前記第一部分に対して軸方向一方側を通るように、複数の前記環状導体を配置するコイル配置工程と、
前記コイル配置工程の後、前記コイル保持器に対する前記位置調整器の位置を固定した状態で、前記位置調整器と前記本体部との間の軸方向間隔が前記環状導体の軸方向に沿った変形前の全長よりも短くなる設定位置まで前記コイル押出器を前記ブレードに沿って軸方向に移動させ、前記膨出部の外周面によって前記環状導体を当接支持して前記環状導体の径方向内側への移動を規制した状態で複数の前記環状導体の前記連結部分を変形させるコイル変形工程と、
前記コイル変形工程の後、前記コイル押出器を軸方向に更に移動させ、前記環状導体の前記第一部分及び前記第二部分を前記スロットに挿入するコイル挿入工程と、
を有する点にある。
そして、コイル配置工程の後に実行されるコイル変形工程において、位置調整器とコイル押出器との間で複数の環状導体を押圧してその連結部分を変形させる。これにより、当該連結部分の形状を、ステータコイルに巻装後のコイルエンド部の形状に近づけることができる。
この状態でコイル挿入工程を実行し、変形後の複数の環状導体のそれぞれの連結部分を渡り部としてステータコアから軸方向に突出する位置に配置すると共に、第一部分及び第二部分をスロットに挿入する。このとき、コイル変形工程において、環状導体の連結部分がステータコイルに巻装後のコイルエンド部の形状に近い形状に既に変形されているので、各環状導体を容易にスロットに挿入することができる。よって、渦巻状コイルを備えたステータを、比較的簡易に製造することができる。
また、コイル変形工程において、膨出部の外周面によって環状導体を当接支持して環状導体の径方向内側への移動を規制した状態で複数の環状導体の連結部分を変形させることで、完成後のステータにおいて、軸方向の両側のコイルエンド部の大きさの偏りを少なくすることができる。そして、コイルエンド部の大きさのバランスを適正化することで、環状導体の引っ掛かり等の発生を有効に抑制して、各環状導体を容易にスロットに挿入することができる。
また、前記膨出部が前記位置調整器に嵌合した状態で、前記位置調整器と前記本体部との間の軸方向間隔が、前記環状導体の前記第一部分及び前記第二部分の軸方向に沿った長さに合致するように設定されていると好適である。
また、前記コイル挿入工程において、前記位置調整器と前記本体部との間の軸方向間隔を維持しつつ、前記コイル押出器の軸方向移動に合わせて前記位置調整器を軸方向に移動させる構成とすると好適である。
この構成によれば、コイル押出器のスロット開口配置部及び位置調整器のスロット開口配置部の少なくとも一方がスロットの開口部に配置される状態となるので、コイル押出器及び位置調整器の少なくとも一方によりブレード間の位置関係を保持することができる。よって、ブレード間の引掛隙間とステータコアのスロットとの間の相対位置関係を適切に維持したままでコイル挿入工程を実行することができる。従って、環状導体の第一部分及び第二部分を確実にスロットに挿入することができる。
前記ステータコアの複数のティースのそれぞれに対向するように軸方向に延びると共に周方向に沿って複数配列されたブレードを有するコイル保持器と、複数の前記ブレードに嵌合して当該ブレード間の位置関係を調整する位置調整器と、前記コイル保持器に保持された前記コイルを前記ステータコアのスロット側へ押し出すコイル押出器と、少なくとも前記位置調整器及び前記コイル押出器の動作制御を行う制御部と、を備え、
前記コイル押出器は、複数の前記ブレードに沿うように形成された円盤状の本体部と、前記本体部から軸方向で前記位置調整器側に膨出し前記本体部よりも小径に形成された膨出部と、を有し、
前記コイルを構成する複数の環状導体の第一部分を前記ブレード間に形成される第一の引掛隙間に挿入し、複数の前記環状導体の第二部分を前記第一の引掛隙間から所定ピッチ離れた第二の引掛隙間に挿入し、複数の前記環状導体のそれぞれの前記第一部分と前記第二部分とをつなぐ連結部分が、軸方向視で当該連結部分と重複する位置に配置された他の前記環状導体の前記第一部分に対して軸方向一方側を通るように、複数の前記環状導体を配置した状態で、
前記制御部は、
前記コイル保持器に対する前記位置調整器の位置を固定した状態で、前記位置調整器と前記本体部との間の軸方向間隔が前記環状導体の軸方向に沿った変形前の全長よりも短くなる設定位置まで前記コイル押出器を前記ブレードに沿って軸方向に移動させ、前記膨出部の外周面によって前記環状導体を当接支持して前記環状導体の径方向内側への移動を規制した状態で複数の前記環状導体の前記連結部分を変形させるコイル変形工程と、
前記コイル押出器を軸方向に更に移動させ、前記環状導体の前記第一部分及び前記第二部分を前記スロットに挿入するコイル挿入工程と、
を前記コイル変形工程、前記コイル挿入工程の順に実行するように構成されている点にある。
すなわち、コイル保持器に上記の特徴構成のように複数の環状導体が配置されることで、渡り部のそれぞれが、周方向一方端部において同じ周方向位置にある他の渡り部に対して径方向内側に位置すると共に周方向他方端部において同じ周方向位置にある他の渡り部に対して径方向外側に位置するように配置された構成のコイル(渦巻状コイル)を備えたステータの製造のための準備が、適切に行われる。
そして、その後に実行されるコイル変形工程において、位置調整器とコイル押出器との間で複数の環状導体を押圧してその連結部分を変形させる。これにより、当該連結部分の形状を、ステータコイルに巻装後のコイルエンド部の形状に近づけることができる。
この状態でコイル挿入工程を実行し、変形後の複数の環状導体のそれぞれの連結部分を渡り部としてステータコアから軸方向に突出する位置に配置すると共に、第一部分及び第二部分をスロットに挿入する。このとき、コイル変形工程において、環状導体の連結部分がステータコイルに巻装後のコイルエンド部の形状に近い形状に既に変形されているので、各環状導体を容易にスロットに挿入することができる。よって、渦巻状コイルを備えたステータを、比較的簡易に製造することが可能なステータ製造装置を提供することができる。
また、コイル変形工程において、膨出部の外周面によって環状導体を当接支持して環状導体の径方向内側への移動を規制した状態で複数の環状導体の連結部分を変形させることで、完成後のステータにおいて、軸方向の両側のコイルエンド部の大きさの偏りを少なくすることができる。そして、コイルエンド部の大きさのバランスを適正化することで、環状導体の引っ掛かり等の発生を有効に抑制して、各環状導体を容易にスロットに挿入することができる。
また、前記膨出部が前記位置調整器に嵌合した状態で、前記位置調整器と前記本体部との間の軸方向間隔が、前記環状導体の前記第一部分及び前記第二部分の軸方向に沿った長さに合致するように設定されていると好適である。
また、前記制御部は、前記コイル挿入工程において、前記位置調整器と前記本体部との間の軸方向間隔を維持しつつ、前記コイル押出器の軸方向移動に合わせて前記位置調整器を軸方向に移動させる構成とすると好適である。
この構成によれば、コイル押出器のスロット開口配置部及び位置調整器のスロット開口配置部の少なくとも一方がスロットの開口部に配置される状態となるので、コイル押出器及び位置調整器の少なくとも一方によりブレード間の位置関係を保持することができる。よって、ブレード間の引掛隙間とステータコアのスロットとの間の相対位置関係を適切に維持したままでコイル挿入工程を実行することができる。従って、環状導体の第一部分及び第二部分を確実にスロットに挿入することができる。
本実施形態に係るステータ1の構成について、図1及び図2を参照して説明する。このステータ1は、インナーロータ型の回転電機のステータである。ここで、「回転電機」は、モータ(電動機)、ジェネレータ(発電機)、及び必要に応じてモータ及びジェネレータの双方の機能を果たすモータ・ジェネレータのいずれをも含む概念として用いている。図1に示すように、ステータ1は、ステータコア2とコイル3とを備えている。なお、図1では、煩雑さを避けるために、ステータコア2から軸方向Lに突出するコイル3の部分であるコイルエンド部32については、一部のみを示して他の部分の図示を省略している。
本実施形態に係るコイル挿入装置5の構成について、図3〜図5を参照して説明する。図3に示すように、コイル挿入装置5は、コイル保持器50と、位置調整器61と、コイル押出器71とを主要な構成として備えている。また、コイル挿入装置5は、ウェッジ案内部材81とウェッジ押上器82とを備えている。
上述したステータ製造装置100(コイル挿入装置5及び制御部90)を用いて行われる、本実施形態に係るステータ1の製造について、図6〜図13を参照して説明する。図6に示すように、本実施形態に係るステータ1は、コイル準備工程P1、コイル配置工程P2、コイル変形工程P3、コイル挿入工程P4、及びコイル成形工程P5を経て製造される。これらの各工程P1〜P5は、記載の順に実行される。以下、各工程について順に説明する。なお、各工程P3〜P5の説明は、ステータ製造装置100に備えられる制御部90の機能の説明と実質的に同一である。
コイル準備工程P1は、コイル3を構成する複数の環状導体35を準備する工程である。本実施形態では、コイル挿入装置5とは別の巻線装置(図示せず)を用いて環状導体35を形成する。具体的には、巻線装置に備えられた巻枠に対して3本一組の線状導体34を複数回周回させることにより、複数本の線状導体34の束として構成された環状導体35(図1を参照)を形成する。このような環状導体35は、本例ではステータコア2のスロット22の個数の1/2倍だけ形成される。準備された複数の環状導体35は、コイル配置工程P2のために提供される。
コイル配置工程P2は、コイル3を構成する複数の環状導体35をコイル保持器50に配置する工程である。本実施形態では、コイル挿入装置5とは別のコイル配置装置(図示せず)を用いて環状導体35をコイル保持器50に配置する。このコイル配置工程P2は、位置調整器61がブレード51の上端部よりも更に上方に位置し、かつ、ステータコア2がコイル挿入装置5に未装着の状態で実行される。また、コイル押出器71及びウェッジ押上器82は、スライド可能な範囲内の下端部側に位置している。
コイル変形工程P3は、複数の環状導体35の連結部分35cを変形させる工程である。図8及び図9に示すように、コイル変形工程P3は、コイル保持器50に対する位置調整器61の軸方向L位置を固定した状態で実行される。本実施形態では、コイル保持器50及び位置調整器61の双方の絶対位置が固定された状態で、所定の設定位置Psまでコイル押出器71をブレード51に沿って(軸方向Lに沿って)上方に移動させることで、複数の環状導体35の連結部分35cを変形させる。本例において三相のコイル3を構成する環状導体35の全ての連結部分35cは、三相分まとめて変形される。
コイル挿入工程P4は、環状導体35の第一部分35a及び第二部分35bをスロット22に挿入する工程である。図10〜図12に示すように、コイル挿入工程P4では、コイル押出器71を軸方向Lに沿って更に上方に移動させることによって、第一部分35a及び第二部分35bをスロット22に挿入する。また、本実施形態では、コイル押出器71に同調してウェッジ押上器82を軸方向Lに沿って移動させることによって、ウェッジ25をもスロット22に挿入する。
コイル成形工程P5は、スロット22に挿入された状態の環状導体35の連結部分35cを成形する工程である。図13に示すように、コイル成形工程P5では、所定の成形治具(図示せず)を用いて連結部分35cを径方向R外側に押し出すように変形させる。これにより、図1に示すような渦巻状のコイルエンド部32を形成する。
最後に、本発明に係るステータ製造方法及びステータ製造装置の、その他の実施形態について説明する。なお、以下のそれぞれの実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
2 ステータコア
3 コイル
5 コイル挿入装置
22 スロット
23 ティース
31 渡り部
32 コイルエンド部
34 線状導体
35 環状導体
35a 第一部分
35b 第二部分
35c 連結部分
50 コイル保持器
51 ブレード
52 引掛隙間
52a 第一の引掛隙間
52a’ 第一の引掛隙間
52b 第二の引掛隙間
52b’ 第二の引掛隙間
61 位置調整器
71 コイル押出器
71a 本体部
71b 膨出部
90 制御部
100 コイル製造装置
C 周方向
L 軸方向
R 径方向
X 軸心
S 渦巻線
Ps 設定位置
D1 コイル押出器と位置調整器との間の軸方向間隔
D2 環状導体の軸方向に沿った変形前の全長
D3 環状導体の密状態長さ
D4 ステータコアの軸方向長さ
P2 コイル配置工程
P3 コイル変形工程
P4 コイル挿入工程
Claims (12)
- コイル挿入装置を用いてコイルをステータコアに巻装してステータを製造するステータ製造方法であって、
前記コイルにおける前記ステータコアから当該ステータコアの軸方向に突出するコイルエンド部が、前記ステータコアの異なるスロット間をつないで当該ステータコアの周方向に延びる複数の渡り部を備えると共に、
前記渡り部のそれぞれは、周方向一方端部において同じ周方向位置にある他の渡り部に対して径方向内側に位置すると共に周方向他方端部において同じ周方向位置にある他の渡り部に対して径方向外側に位置するように配置され、
前記コイル挿入装置は、前記ステータコアの複数のティースのそれぞれに対向するように軸方向に延びると共に周方向に沿って複数配列されたブレードを有するコイル保持器と、複数の前記ブレードに嵌合して当該ブレード間の位置関係を調整する位置調整器と、前記コイル保持器に保持された前記コイルを前記ステータコアのスロット側へ押し出すコイル押出器と、を備え、
前記コイル押出器は、複数の前記ブレードに沿うように形成された円盤状の本体部と、前記本体部から軸方向で前記位置調整器側に膨出し前記本体部よりも小径に形成された膨出部と、を有し、
前記コイルを構成する複数の環状導体を前記コイル保持器に配置する工程であって、前記環状導体の第一部分を前記ブレード間に形成される第一の引掛隙間に挿入し、前記環状導体の第二部分を前記第一の引掛隙間から所定ピッチ離れた第二の引掛隙間に挿入し、複数の前記環状導体のそれぞれの前記第一部分と前記第二部分とをつなぐ連結部分が、軸方向視で当該連結部分と重複する位置に配置された他の前記環状導体の前記第一部分に対して軸方向一方側を通るように、複数の前記環状導体を配置するコイル配置工程と、
前記コイル配置工程の後、前記コイル保持器に対する前記位置調整器の位置を固定した状態で、前記位置調整器と前記本体部との間の軸方向間隔が前記環状導体の軸方向に沿った変形前の全長よりも短くなる設定位置まで前記コイル押出器を前記ブレードに沿って軸方向に移動させ、前記膨出部の外周面によって前記環状導体を当接支持して前記環状導体の径方向内側への移動を規制した状態で複数の前記環状導体の前記連結部分を変形させるコイル変形工程と、
前記コイル変形工程の後、前記コイル押出器を軸方向に更に移動させ、前記環状導体の前記第一部分及び前記第二部分を前記スロットに挿入するコイル挿入工程と、
を有するステータ製造方法。 - 前記コイル変形工程において、前記環状導体の前記第一部分の軸方向位置と前記第二部分の軸方向位置とを合致させるように前記コイル押出器を軸方向に移動させる請求項1に記載のステータ製造方法。
- 前記膨出部が前記位置調整器に嵌合した状態で、前記位置調整器と前記本体部との間の軸方向間隔が、前記環状導体の前記第一部分及び前記第二部分の軸方向に沿った長さに合致するように設定されている請求項2に記載のステータ製造方法。
- 前記コイル挿入工程において、前記位置調整器と前記本体部との間の軸方向間隔を維持しつつ、前記コイル押出器の軸方向移動に合わせて前記位置調整器を軸方向に移動させる請求項1から3のいずれか一項に記載のステータ製造方法。
- 前記コイル変形工程において、前記コイル押出器が前記設定位置にある状態で、前記位置調整器と前記本体部との間の軸方向間隔が、前記ステータコアの軸方向長さよりも短く設定されている請求項1から4のいずれか一項に記載のステータ製造方法。
- 前記環状導体は、複数本の線状導体の束で構成され、
前記コイル変形工程において、前記コイル押出器が前記設定位置にある状態で、前記位置調整器と前記本体部との間の軸方向間隔が、複数本の前記線状導体を前記引掛隙間内において隙間なく並べた状態での前記第一部分又は前記第二部分の軸方向に沿った長さに合致するように設定されている請求項1から5のいずれか一項に記載のステータ製造方法。 - コイルをステータコアに巻装してステータを製造するためのステータ製造装置であって、
前記ステータコアの複数のティースのそれぞれに対向するように軸方向に延びると共に周方向に沿って複数配列されたブレードを有するコイル保持器と、複数の前記ブレードに嵌合して当該ブレード間の位置関係を調整する位置調整器と、前記コイル保持器に保持された前記コイルを前記ステータコアのスロット側へ押し出すコイル押出器と、少なくとも前記位置調整器及び前記コイル押出器の動作制御を行う制御部と、を備え、
前記コイル押出器は、複数の前記ブレードに沿うように形成された円盤状の本体部と、前記本体部から軸方向で前記位置調整器側に膨出し前記本体部よりも小径に形成された膨出部と、を有し、
前記コイルを構成する複数の環状導体の第一部分を前記ブレード間に形成される第一の引掛隙間に挿入し、複数の前記環状導体の第二部分を前記第一の引掛隙間から所定ピッチ離れた第二の引掛隙間に挿入し、複数の前記環状導体のそれぞれの前記第一部分と前記第二部分とをつなぐ連結部分が、軸方向視で当該連結部分と重複する位置に配置された他の前記環状導体の前記第一部分に対して軸方向一方側を通るように、複数の前記環状導体を配置した状態で、
前記制御部は、
前記コイル保持器に対する前記位置調整器の位置を固定した状態で、前記位置調整器と前記本体部との間の軸方向間隔が前記環状導体の軸方向に沿った変形前の全長よりも短くなる設定位置まで前記コイル押出器を前記ブレードに沿って軸方向に移動させ、前記膨出部の外周面によって前記環状導体を当接支持して前記環状導体の径方向内側への移動を規制した状態で複数の前記環状導体の前記連結部分を変形させるコイル変形工程と、
前記コイル押出器を軸方向に更に移動させ、前記環状導体の前記第一部分及び前記第二部分を前記スロットに挿入するコイル挿入工程と、
を前記コイル変形工程、前記コイル挿入工程の順に実行するように構成されているステータ製造装置。 - 前記制御部は、前記コイル変形工程において、前記環状導体の前記第一部分の軸方向位置と前記第二部分の軸方向位置とを合致させるように前記コイル押出器を軸方向に移動させる請求項7に記載のステータ製造装置。
- 前記膨出部が前記位置調整器に嵌合した状態で、前記位置調整器と前記本体部との間の軸方向間隔が、前記環状導体の前記第一部分及び前記第二部分の軸方向に沿った長さに合致するように設定されている請求項8に記載のステータ製造装置。
- 前記制御部は、前記コイル挿入工程において、前記位置調整器と前記本体部との間の軸方向間隔を維持しつつ、前記コイル押出器の軸方向移動に合わせて前記位置調整器を軸方向に移動させる請求項7から9のいずれか一項に記載のステータ製造装置。
- 前記制御部は、前記コイル変形工程において、前記コイル押出器が前記設定位置にある状態で、前記位置調整器と前記本体部との間の軸方向間隔を、前記ステータコアの軸方向長さよりも短くする請求項7から10のいずれか一項に記載のステータ製造装置。
- 前記環状導体は、複数本の線状導体の束で構成され、
前記制御部は、前記コイル変形工程において、前記コイル押出器が前記設定位置にある状態で、前記位置調整器と前記本体部との間の軸方向間隔を、複数本の前記線状導体を前記引掛隙間内において隙間なく並べた状態での前記第一部分又は前記第二部分の軸方向に沿った長さに合致させる請求項7から11のいずれか一項に記載のステータ製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013537481A JP5647735B2 (ja) | 2011-10-04 | 2012-09-28 | ステータ製造方法及びステータ製造装置 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011220363 | 2011-10-04 | ||
JP2011220363 | 2011-10-04 | ||
JP2013537481A JP5647735B2 (ja) | 2011-10-04 | 2012-09-28 | ステータ製造方法及びステータ製造装置 |
PCT/JP2012/075032 WO2013051469A1 (ja) | 2011-10-04 | 2012-09-28 | ステータ製造方法及びステータ製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5647735B2 true JP5647735B2 (ja) | 2015-01-07 |
JPWO2013051469A1 JPWO2013051469A1 (ja) | 2015-03-30 |
Family
ID=48043629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013537481A Active JP5647735B2 (ja) | 2011-10-04 | 2012-09-28 | ステータ製造方法及びステータ製造装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20140215806A1 (ja) |
JP (1) | JP5647735B2 (ja) |
CN (1) | CN103858326A (ja) |
DE (1) | DE112012003437T5 (ja) |
WO (1) | WO2013051469A1 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5761690B2 (ja) | 2011-12-15 | 2015-08-12 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | ステータ製造方法及びコイル挿入装置 |
WO2016143153A1 (ja) * | 2015-06-18 | 2016-09-15 | 株式会社林工業所 | 電気エネルギーと機械エネルギーとを変換する電気機械装置用のコイル、その製造方法、及びコイルのティースに対する組付方法 |
JP6468124B2 (ja) * | 2015-08-20 | 2019-02-13 | 三菱電機株式会社 | 回転電機の製造方法とその回転電機に用いられるステータの製造装置 |
WO2017038570A1 (ja) * | 2015-08-28 | 2017-03-09 | 三菱電機株式会社 | 電機子の製造方法および電機子 |
JP6599713B2 (ja) * | 2015-09-30 | 2019-10-30 | 株式会社東芝 | 回転電機 |
DE102016111478B4 (de) | 2015-12-15 | 2022-05-19 | Grob-Werke Gmbh & Co. Kg | Verfahren für den Einbau eines Drahtpaketes in eine elektrische Maschine |
DE102016113894A1 (de) * | 2016-07-27 | 2018-02-01 | Grob-Werke Gmbh & Co. Kg | Verfahren und Vorrichtung zum Einbringen von Drähten |
JP2018050389A (ja) * | 2016-09-21 | 2018-03-29 | 本田技研工業株式会社 | ステータ及びその製造方法 |
JP2018068058A (ja) * | 2016-10-20 | 2018-04-26 | 住友重機械工業株式会社 | モータ |
JP6790761B2 (ja) * | 2016-11-24 | 2020-11-25 | アイシン精機株式会社 | 回転電機の製造方法 |
CN113632352A (zh) * | 2019-03-27 | 2021-11-09 | 日本电产株式会社 | 定子的制造方法 |
JP2021158724A (ja) * | 2020-03-25 | 2021-10-07 | 日本電産株式会社 | コイル挿入装置 |
JP2021191125A (ja) * | 2020-05-29 | 2021-12-13 | 日本電産株式会社 | ステータの製造方法 |
JP2021191124A (ja) * | 2020-05-29 | 2021-12-13 | 日本電産株式会社 | ステータの製造方法 |
CN113991954B (zh) * | 2021-11-19 | 2023-03-21 | 浙江盘毂动力科技有限公司 | 一种定子线圈的装配工装、组件及方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59178948A (ja) * | 1983-03-28 | 1984-10-11 | Toshiba Seiki Kk | 回転電機固定コイルの插入装置 |
JPS61244246A (ja) * | 1985-04-18 | 1986-10-30 | Sanko Kiki Kk | コイル挿入装置 |
JPS63138861U (ja) * | 1987-02-28 | 1988-09-13 | ||
JPH05236712A (ja) * | 1992-02-25 | 1993-09-10 | Odawara Eng:Kk | コイル挿入方法及びその装置 |
JPH08205488A (ja) * | 1995-01-27 | 1996-08-09 | Sanko Kiki Kk | ステータコアへのコイル挿入方法 |
US8384263B2 (en) * | 2008-02-14 | 2013-02-26 | Hitachi, Ltd. | Rotating electrical machine having a compact stator |
JP5174485B2 (ja) * | 2008-02-14 | 2013-04-03 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 回転電機 |
JP5795148B2 (ja) * | 2010-02-26 | 2015-10-14 | E−Tec株式会社 | コイル挿入装置 |
-
2012
- 2012-09-28 CN CN201280044951.8A patent/CN103858326A/zh active Pending
- 2012-09-28 DE DE112012003437.6T patent/DE112012003437T5/de not_active Withdrawn
- 2012-09-28 US US14/239,951 patent/US20140215806A1/en not_active Abandoned
- 2012-09-28 WO PCT/JP2012/075032 patent/WO2013051469A1/ja active Application Filing
- 2012-09-28 JP JP2013537481A patent/JP5647735B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2013051469A1 (ja) | 2013-04-11 |
JPWO2013051469A1 (ja) | 2015-03-30 |
DE112012003437T5 (de) | 2014-04-30 |
US20140215806A1 (en) | 2014-08-07 |
CN103858326A (zh) | 2014-06-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5647735B2 (ja) | ステータ製造方法及びステータ製造装置 | |
JP5761690B2 (ja) | ステータ製造方法及びコイル挿入装置 | |
JP5795148B2 (ja) | コイル挿入装置 | |
EP1526630B1 (en) | Motor manufacturing method | |
US20050005422A1 (en) | Motor manufacturing method | |
JP5785117B2 (ja) | 巻線装置および巻線方法 | |
KR20210071576A (ko) | 평각형 고정자 코일의 용접부 확장 장치 | |
US8225484B2 (en) | Method of manufacturing stator for electric rotating machine | |
KR101343145B1 (ko) | 권선 장치의 스풀 및 코일 장착 방법 | |
CN110268609A (zh) | 线圈的形成方法及定子的制造方法 | |
JP5633967B2 (ja) | コイル挿入方法およびコイル挿入装置 | |
KR101758807B1 (ko) | 스테이터용 서포터 | |
MXPA05004498A (es) | Metodo y dispositivo de insercion de un devanado en un estator, con estratificacion del tope elastico. | |
JP2013118764A (ja) | ステータ製造方法及びステータ製造装置 | |
JP6673180B2 (ja) | 固定子製造装置 | |
JP2015061370A (ja) | ステータ及びその製造方法 | |
JP4345423B2 (ja) | ステータ、モータ、ステータの製造方法、及びモータの製造方法 | |
JP5692809B2 (ja) | コイル保持装置 | |
JP2014180128A (ja) | コイル押圧器及びコイル押圧装置 | |
JP4265524B2 (ja) | コイル挿入方法 | |
JP2005080488A (ja) | 回転電機ステータコイルエンドの拡張成形方法及び装置 | |
JP2020102921A (ja) | ステータの製造方法 | |
JP2014192971A (ja) | コイル配置方法、ステータ製造方法、及び回転電機用ステータ | |
WO2022201724A1 (ja) | コイル挿入装置 | |
JP2015216752A (ja) | ステータ及びステータの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140926 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141023 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141107 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5647735 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |