JP5646995B2 - テンタークリップの開閉装置、及び欠陥のあるテンタークリップを検出する方法及び装置 - Google Patents
テンタークリップの開閉装置、及び欠陥のあるテンタークリップを検出する方法及び装置 Download PDFInfo
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Description
(a) ウェブの対向端を保持し、装置内で上流の把持領域から下流の延伸領域までウェブを機械方向に搬送し、制御により開閉するテンタークリップを具備する被駆動コンベアと、
(b) 前記テンタークリップを少なくとも部分的に閉じて前記ウェブを把持するために把持領域に位置する第一のテンタークリップクローザと、
(c) さらに前記テンタークリップを閉じるために前記把持領域内で前記第一のテンタークリップクローザの下流に位置する第二のテンタークリップクローザとを具備することを特徴とする。
(a) (i) クランプ面及び枢動自在なクランプアームを有する複数のテンタークリップ(前記クランプアームはカムフォロアを有する上端部と、把持面を有する下端部とを有する。)と、(ii) 上流の把持領域及び前記把持領域の下流の延伸領域を有し、複数のテンタークリップを搬送する対向トラックとを具備する延伸装置に前記ポリマーウェブを搬送し、
(b) 前記把持領域内で一連の対向するテンタークリップ対のカムフォロアを一対の対向する第一のクリップクローザと接触させて少なくとも部分的に前記テンタークリップを閉じ、もって前記ウェブの対向端部を対向対のテンタークリップで順次把持して、前記ウェブを前記延伸領域に搬送し、
(c) 一連の対向するテンタークリップ対のカムフォロアを、前記把持領域内だが前記第一のクリップクローザの下流に位置する第二の対向するクリップクローザ対と接触させ、次いで
(d) 前記ウェブを前記対向トラックに沿って前記延伸領域まで搬送し、前記延伸領域で前記ウェブを延伸することを特徴とする。
(a) 前記ポリマーウェブを、(i) クランプ面及び枢動自在なクランプアームを有する複数のテンタークリップ(前記クランプアームはカムフォロアを有する上端部と、把持面を有する下端部とを有する。)と、(ii) 把持領域、前記把持領域の下流の延伸領域及び前記延伸領域の下流の開放領域を有し、複数のテンタークリップを搬送する対向トラックとを具備する延伸装置に搬送し、
(b) 前記把持領域内で一連の対向するテンタークリップ対のカムフォロアを少なくとも一対の対向する第一のクリップクローザと接触させて前記テンタークリップを少なくとも部分的に閉じ、もって前記ウェブの対向端部を対向対のテンタークリップで順次把持して前記ウェブを延伸領域に搬送し、
(d) 前記ウェブを前記対向トラックに沿って前記延伸領域まで搬送して、そこで前記ウェブを延伸し、
(e) 前記テンタークリップを少なくとも部分的に開いて前記ウェブの把持部分を順次開放するために、前記開放領域で一連の対向する閉鎖テンタークリップ対のカムフォロアを少なくとも一対の対向するクリップオープナーと接触させ、前記クリップオープナーは、前記ウェブを開放するために前記テンタークリップを少なくとも部分的に開く固定カムと、前記固定カムをテンタークリップから遠ざかるように枢動させるために前記固定カムに連結された枢軸とを具備することを特徴とする。
(a) 前記ウェブを対向端を保持して機械方向に延伸領域に搬送するとともに、制御により開閉し得るテンタークリップを具備する被駆動コンベアと、
(b) 前記ウェブを把持又は開放するためにテンタークリップを少なくとも部分的に開閉する少なくとも1つのテンタークリップ駆動装置(接触によりそのさらなる動きを阻止するストッパに向けて前記テンタークリップから遠ざかるように動く。)と、
(c) 前記ストッパにより自動的に作動され、作動後に前記テンタークリップ駆動装置に運ばれたテンタークリップの数をカウントするカウンターとを具備することを特徴とする。
(a) 前記ポリマーウェブを延伸装置に搬送し、前記延伸装置は(i) 前記ウェブの対向端を把持して搬送するとともにトグル運動により開閉するように制御される複数のテンタークリップ(異常テンタークリップはトグル運動に抵抗する。)と、(ii) 前記テンタークリップをトグル運動により開閉してウェブを開放する少なくとも1つのテンタークリップ駆動装置(テンタークリップ駆動装置はテンタークリップから遠ざかってストッパ方向に動くようになっており、異常テンタークリップが駆動装置によりトグル運動するときにはストッパに接触するが、正常に機能するテンタークリップが前記駆動装置と接触するときにはストッパと接触せず、前記ストッパは前記テンタークリップ駆動装置のさらなる動きを阻止する。)と、(iii) 接触したストッパにより自動的に作動され、作動後に前記テンタークリップ駆動装置に運ばれたテンタークリップの数をカウントするカウンターとを具備し、
(b) 前記異常クリップと前記テンタークリップ駆動装置とを接触させて前記テンタークリップ駆動装置を前記ストッパまで動かし、前記カウンターを作動させ、
(c) テンタークリップの搬送を停止し、
(d) 前記駆動装置と前記異常テンタークリップとの間のテンタークリップの数を前記カウンターによりカウントし、異常テンタークリップを特定することを特徴とする。
本発明のテンタークリップクローザは、閉鎖作用を2つのテンタークリップクローザに分けることにより、すなわち、第一の上流側クローザによりテンタークリップを少なくとも部分的に閉じ、次いで第一のテンタークリップクローザの下流(ウェブの機械方向)の第二のテンタークリップクローザによりクリップをより完全に閉じて、ウェブの把持を確実にすることにより、テンタークリップを少ない摩耗で繰り返し作動することができるという発見に部分的に基づく。第一のテンタークリップクローザが機械方向に細長い長方形板状のカムを有する場合、カムは例えばウェブから遠ざかるように外方に曲がる曲面及び/又は傾斜面を有し、カムの上流端は下流端よりウェブから遠い。細長い曲面カムは、円板状クローザより長距離(及び長時間)にわたってクリップに緩やかな閉鎖力を付えるのが望ましいことが分った。カムからテンタークリップにかかる力は比較的小さいので、クリップの摩耗は少ない。テンタークリップは一般にクリップアームのトグル運動(枢動)により作動するので、特に第一のテンタークリップクローザにより部分的にしか閉じていないクリップに、アームをトグル運動させるのに有効な比較的大きな力を付与するために、第二のテンタークリップクローザは自由に回転する円板状であるのが望ましい。また、例えば第一又は第二のテンタークリップクローザにより欠陥テンタークリップが作動される場合のように、いずれかのクローザに異常な力がかかったときに板状クローザ及び円板状押圧部材が後退できるように、第一及び/又は第二のテンタークリップクローザを適当な力(例えばバネ、空気シリンダー又は両方により発生した力)で偏圧しておくのが有利であることが分った。
本発明のテンタークリップオープナーは、欠陥又は異常テンタークリップから遠ざかるように回動できるテンタークリップオープナーを発見したことに基づく。一実施形態では、クリップオープナーは細長い固定されたカム(回転する車輪又はカムではない)を具備する。カムは固定されている(回転しない)が、枢軸を中心に360°未満、一般に約10°未満だけ枢動自在である。一般に、クリップが開く間、カムはクリップからクリップオープナーにかかる力に応じて付勢手段に逆らって動く。クリップを開放するためにカムをクリップに十分押し付けるが、クリップに欠陥又は異常がある場合にはテンタークリップオープナーがクリップから遠ざかるように枢動するのを妨げられないように、付勢手段の押圧力を選択する。一実施形態では、クリップオープナーのカムは細長い長方形状であり、例えばカムの付近でテンタークリップから(またウェブの端部から)遠ざかるように曲がっている。このような細長いカムは、長時間にわたって比較的小さなカム力を及ぼすだけでなく、閉鎖位置にはまった異常クリップから遠ざかるように回動できるので、回転する車輪又は固定カムよりやさしくテンタークリップを開放できることが分った。
(a) テンタークリップオープナーをテンター装置に固定する手段(例えば、フィルムの端部から遠い第一の端部から第二の端部まで延びる支持部材30)。
(b) 枢軸支持部材(例えば支持アーム30の第一の端部の下流側付近に固定されたU字状支持部材304のようなU字状部材)。
(c) 図6に示すZ状アームのような枢動自在なアーム31。図示のアームは、機械方向にほぼ平行な第一の部分31aと、部分31aの上流端に取り付けて第一の端部から第二の端部まで延びる第二の部分31bと、31aの下流端に取り付けられた第一の端部から開放カムの下流端に取り付けられた第二の端部まで延びる第三の部分31cとを有する。図示のように、枢軸31dは、第一の部分と第二の部分との交点付近(例えば第二の部分の下流端に近い第二の部分上)に位置する枢動自在なアームを有し、上記(b) の枢軸支持部材(例えば割りピン)に設けられている。
(d) 自由な第一の端部と第一の端部の下流の第二の端部とを有し、第二の端部が枢動自在なアームの部分31cの第二の端部に連結しているカム3a。図示のように、カムは第一の端部から第二の端部までフィルムから遠ざかるように横方向に曲がる曲面で良い。円弧の曲率は例えば放物線状、円状、楕円状及び双曲線状の一つ又は二つ以上で良い。図示のように、カムは細長い長方形(又は長方形部材)の形状にあり、第二の端部から第一の端部に向けて下流方向に緩やかに左巻きに捩れていても良い。捩れによりカム面は傾斜し、フィルムに近いカムの長手方向端部はフィルムにより近くなり、フィルムから最も遠い長手方向端部はフィルムの端部から遠ざかる。一般に、カムの全長にわたって、カム面は数分の一回転(例えば一回転の1/64、1/32、1/16又は1/8)だけ捻じれている。カム面はテンタークリップ11の進行方向に対して緩やかに内側かつ下方に傾斜している。
(e) 脚部301のような付勢手段の固定手段を支持アーム30の下流面に取り付けることができる。
(f) 例えば図示するように脚部301から機械方向下流に延びる支持台302のような固定手段をさらに設けても良い。
(g) 付勢手段(例えば第一の端部が支持台302に取り付けられたL字状部材303に取り付けられ、第二の端部が可動アーム31の部分31bの下流面に取り付けられた引張バネ32)。付勢手段は、図示のようにカム3aの下流部分を機械方向にほぼ平行に維持するのに十分な張力を付与する。
(h) 枢動自在なアーム31の部分31bが付勢手段の張力下で下流方向に進むのを防止するためのストッパ(例えば支持台302 に設けられた機械的ストッパ33)。
(i) 正常な状態では閉鎖位置にあるリミットスイッチ34のような警報手段(枢動自在なアーム31の部分31bの下流面付近に設けることができる)。上で定義した第一のトルクが第二のトルクを超えると枢動自在なアームの下流面はリミットスイッチから遠ざかるように枢動し、リミットスイッチは開放される。リミットスイッチの開放により、テンタークリップの搬送を停止するために自動制御手段に信号を送ることができる。
(a) 端部に枢軸支持部材(例えば割りピン)を有し、フィルム4から遠ざかるように横方向に延びる支持アーム35。
(b) 支持アーム35の枢軸支持部材の内側の第一の端部を中心に自由に枢動し得る細長い楔状カム3a’。枢軸は例えば図示の割りピンである。カムは、フィルム面及び相互にほぼ平行な第一及び第二の面と、カムの下流(第一)端部から上流(第二)端部までフィルムの方向に僅かに傾斜したカム面とを有する。カムは第四の面(カムが中立位置にあるとき機械方向に実質的に平行である。)を有する。
(c) 細長い長方形状部材350(カムの第四の面に対向する第一の面と、カムの第一の面と実質的に同じ幾何学的面にある第二の面と、カムの第二の面と実質的に同じ幾何学的面にある第三の面とを有する。)。
(d) 板部材350を通過し、カム3a'の第四の面と接触(あるいはほとんど接触)する管状部材36。管状部材のまわりに、テンタークリップオープナー付近のテンタークリップの開放用カムフォロアに対してカム3a’のカム面を押し付ける押圧バネ360のような付勢手段が設けられている。
(e) カムが割りピン31a'を中心にして枢動するときに部材350の第二の面をカムの第一の面3a'と実質的に同じ面に保持するために、部材350の第二の面及びカムの第一の面3a'に取り付けられたストッパ351のようなストッパ(図示のガイド手段ともなる)。小判形状のスロット351a'及びガイドピン30a'は、例えばカムが枢動するときにカムをガイドするために使用することができる。
(f) 警報手段(例えば第一の実施形態について記載したように、警報信号を発信するためにカムの第二の端部に取り付けられた部材37により作動されるリミットスイッチ38)。
欠陥テンタークリップを検出する本発明の方法及び装置を説明する。本発明の一実施形態は異常テンタークリップ(例えば摩耗又は摩耗屑の蓄積により開閉抵抗が大きくなったテンタークリップ)を検出する装置及びシステムに関する。装置は上記テンターに適用することができる。異常クリップが開閉のためにテンタークリップ駆動装置付近に運ばれると、異常クリップの駆動(一般にトグル運動)に対する抵抗のために、駆動装置はストッパに逆らって動く。駆動装置の動きを検証した結果、正常に動作するクリップ(異常クリップより動作抵抗が著しく少ない)ではクリップ駆動装置はストッパに接触しない。ストッパは2つの機能を行う。第一に、ストッパは、テンタークリップ駆動装置が限界点を越えてテンタークリップからさらに遠ざかるのを防止し、第二に、第二の限界点(第一の限界点と同じでも良い)にあるストッパは、自動的にテンタークリップカウンターを駆動し、異常クリップに続いて駆動装置を越えて運ばれたテンタークリップの数をカウントする。異常テンタークリップの位置は、テンタークリップ駆動装置におけるテンタークリップから進行方向下流の異常テンタークリップまで自動的、手動的又はその他の方法でカウントした数値から直接決定することができる。ストッパ(駆動装置がテンタークリップから遠ざかるのを防止する手段、及びカウンターを作動させるために警報及び/又は警報信号を発生する手段)の機能は、連結したストッパ及び警報部品(例えば機械式リミット及び電気式リミットスイッチ)又はそれらを組合せた単一部品により得られる。
(a) ポリマーウェブを上記実施形態の装置を具備する延伸装置に搬送する工程、
(b) 異常クリップをテンタークリップ駆動装置に接触させて、テンタークリップ駆動装置をストッパまで動かし、カウンターを作動させる工程、
(c) テンタークリップの搬送を停止する工程、及び
(d) 駆動装置と異常テンタークリップとの間のテンタークリップの数をカウンターによりカウントして、異常テンタークリップを特定する工程を有する。テンター駆動装置を自動的に停止するために自動データ処理/制御手段を使用することができる。テンターの機械的機構により、機械は直ちに停止せずに慣性が消滅するまでの期間連続的に進む。カウント手段がこの期間テンタークリップをカウントし続けて、異常クリップがテンタークリップ駆動装置付近から遠ざかっても特定できることは本発明の利点である。一実施形態では、本発明に従ってストッパ及びカウンターを具備する駆動装置が対向するテンタークリップクローザの少なくとも1つにある場合に、本発明の方法を実施可能である。この実施形態では、異常クリップがループ状レールに沿って把持領域(クリップオープナー、パンタグラフ、軸受等を損傷するおそれがある)に再循環する前に、特定することができる。本発明のシステム及び方法は、異常クリップが駆動装置付近にあるときだけ駆動されるという利点を有するので、テンタークリップがシステム全体を進む間連続的に駆動される公知のシステム及び方法より効率的である。
(a) ウェブの対向端を保持し、装置内で上流の把持領域から下流の延伸領域までウェブを機械方向に搬送し、制御により開閉するテンタークリップを具備する被駆動コンベアと、
(b) 前記テンタークリップを少なくとも部分的に閉じて前記ウェブを把持するために把持領域に位置する第一のテンタークリップクローザと、
(c) さらに前記テンタークリップを閉じるために前記把持領域内で前記第一のテンタークリップクローザの下流に位置する第二のテンタークリップクローザとを具備する装置。
(a) (i) クランプ面及び枢動自在なクランプアームを有する複数のテンタークリップ(前記クランプアームはカムフォロアを有する上端部と、把持面を有する下端部とを有する。)と、(ii) 上流の把持領域及び前記把持領域の下流の延伸領域を有し、複数のテンタークリップを搬送する対向トラックとを具備する延伸装置に前記ポリマーウェブを搬送し、
(b) 前記把持領域内で一連の対向するテンタークリップ対のカムフォロアを一対の対向する第一のクリップクローザと接触させて少なくとも部分的に前記テンタークリップを閉じ、もって前記ウェブの対向端部を対向対のテンタークリップで順次把持して、前記ウェブを前記延伸領域に搬送し、
(c) 一連の対向するテンタークリップ対のカムフォロアを、前記把持領域内だが前記第一のクリップクローザの下流に位置する第二の対向するクリップクローザ対と接触させ、次いで
(d) 前記ウェブを前記対向トラックに沿って前記延伸領域まで搬送し、前記延伸領域で前記ウェブを延伸する連続延伸法。
(a) 前記テンタークリップはクランプ面及び枢動自在なクランプアームを具備し、前記クランプアームはカムフォロアを有する第一の端部と、前記テンタークリップが少なくとも部分的に閉じるときクランプ面との間に前記ウェブを把持する把持面を有する第二の端部とを有し、
(b) 前記装置はさらに(i) 前記延伸領域の上流の把持領域と、(ii) 前記把持領域に位置する少なくとも1つのテンタークリップクローザ(前記テンタークリップが前記テンタークリップクローザまで運ばれたときに、前記テンタークリップを少なくとも部分的に閉じて把持面とクランプ面とで前記ウェブを把持するために、前記枢軸を中心に前記カムフォロアを回転させる閉鎖用カムを具備する。)とを具備し、
(c) 前記テンタークリップが前記テンタークリップオープナーまで運ばれたときに把持面とクランプ面とで把持された前記ウェブを開放するために、前記テンタークリップオープナーのカムは前記テンタークリップの枢軸を中心にして前記カムフォロアを回転させる装置。
(a) 前記ポリマーウェブを、(i) クランプ面及び枢動自在なクランプアームを有する複数のテンタークリップ(前記クランプアームはカムフォロアを有する上端部と、把持面を有する下端部とを有する。)と、(ii) 把持領域、前記把持領域の下流の延伸領域及び前記延伸領域の下流の開放領域を有し、複数のテンタークリップを搬送する対向トラックとを具備する延伸装置に搬送し、
(b) 前記把持領域内で一連の対向するテンタークリップ対のカムフォロアを少なくとも一対の対向する第一のクリップクローザと接触させて前記テンタークリップを少なくとも部分的に閉じ、もって前記ウェブの対向端部を対向対のテンタークリップで順次把持して前記ウェブを延伸領域に搬送し、
(d) 前記ウェブを前記対向トラックに沿って前記延伸領域まで搬送して、そこで前記ウェブを延伸し、
(e) 前記テンタークリップを少なくとも部分的に開いて前記ウェブの把持部分を順次開放するために、前記開放領域で一連の対向する閉鎖テンタークリップ対のカムフォロアを少なくとも一対の対向するクリップオープナーと接触させ、前記クリップオープナーは、前記ウェブを開放するために前記テンタークリップを少なくとも部分的に開く固定カムと、前記固定カムをテンタークリップから遠ざかるように枢動させるために前記固定カムに連結された枢軸とを具備する連続延伸法。
(a) 前記ウェブを対向端を保持して機械方向に延伸領域に搬送するとともに、制御により開閉し得るテンタークリップを具備する被駆動コンベアと、
(b) 前記ウェブを把持又は開放するためにテンタークリップを少なくとも部分的に開閉する少なくとも1つのテンタークリップ駆動装置(接触によりそのさらなる動きを阻止するストッパに向けて前記テンタークリップから遠ざかるように動く。)と、
(c) 前記ストッパにより自動的に作動され、作動後に前記テンタークリップ駆動装置に運ばれたテンタークリップの数をカウントするカウンターとを具備する延伸装置。
(a) 前記テンタークリップはクランプ面及び枢動自在なクランプアームを具備し、前記クランプアームはカムフォロアを有する第一の端部と、前記テンタークリップが少なくとも部分的に閉じるときクランプ面との間に前記ウェブを把持する把持面を有する第二の端部とを有し、
(b) 前記装置はさらに、(i) 前記延伸領域の上流の把持領域と、(ii) 前記把持領域に位置する少なくとも1つのテンタークリップクローザ(前記テンタークリップが前記テンタークリップクローザまで運ばれたときに、前記テンタークリップを少なくとも部分的に閉じて把持面とクランプ面とで前記ウェブを把持するために、前記枢軸を中心に前記カムフォロアを回転させる閉鎖用カムを具備する。)とを具備し、
(c) 前記テンタークリップが前記テンタークリップオープナーまで運ばれたときに把持面とクランプ面とで把持された前記ウェブを開放するために、前記テンタークリップオープナーのカムは前記テンタークリップの枢軸を中心にして前記カムフォロアを回転させ、
(d) 前記ストッパはロードセル又は歪みゲージに接続しており、ロードセル又は歪みゲージからの信号により前記カウンターが作動する装置。
(a) 前記ポリマーウェブを延伸装置に搬送し、前記延伸装置は(i) 前記ウェブの対向端を把持して搬送するとともにトグル運動により開閉するように制御される複数のテンタークリップ(異常テンタークリップはトグル運動に抵抗する。)と、(ii) 前記テンタークリップをトグル運動により開閉してウェブを開放する少なくとも1つのテンタークリップ駆動装置(テンタークリップ駆動装置はテンタークリップから遠ざかってストッパ方向に動くようになっており、異常テンタークリップが駆動装置によりトグル運動するときにはストッパに接触するが、正常に機能するテンタークリップが前記駆動装置と接触するときにはストッパと接触せず、前記ストッパは前記テンタークリップ駆動装置のさらなる動きを阻止する。)と、(iii) 接触したストッパにより自動的に作動され、作動後に前記テンタークリップ駆動装置に運ばれたテンタークリップの数をカウントするカウンターとを具備し、
(b) 前記異常クリップと前記テンタークリップ駆動装置とを接触させて前記テンタークリップ駆動装置を前記ストッパまで動かし、前記カウンターを作動させ、
(d) 前記駆動装置と前記異常テンタークリップとの間のテンタークリップの数を前記カウンターによりカウントし、異常テンタークリップを特定する方法。
前記方法はさらに
(c) テンタークリップの搬送を停止し、
(e) 前記第二のカウンターがカウントした番号と各クリップの番号とを対応させ、もって各クリップと基準クリップとの間のクリップの数を表すユニークな番号により各クリップを特定し、
(f) 前記異常クリップのユニークな番号を決定する方法。
Claims (17)
- ポリマーウェブの延伸装置であって、
(a) 前記ウェブを対向端を保持して機械方向に延伸領域に搬送するとともに、制御により開閉し得るテンタークリップを具備する被駆動コンベアと、
(b) 前記ウェブを把持又は開放するためにテンタークリップを少なくとも部分的に開閉する少なくとも1つのテンタークリップ駆動装置(接触によりそのさらなる動きを阻止するストッパに向けて前記テンタークリップから遠ざかるように動く。)と、
(c) 前記ストッパにより自動的に作動され、作動後に前記テンタークリップ駆動装置に運ばれたテンタークリップの数をカウントするカウンターとを具備することを特徴とするポリマーウェブの延伸装置。 - ポリマーウェブの延伸装置であって、
(a) 前記ウェブを対向端を保持して機械方向に延伸領域に搬送するとともに、制御により開閉し得るテンタークリップを具備する被駆動コンベアと、
(b) 前記ウェブを把持又は開放するためにテンタークリップを少なくとも部分的に開閉する少なくとも1つのテンタークリップ駆動装置(接触により前記テンタークリップから遠ざかるように動くとともに、駆動装置を固定位置に保持するストッパから遠ざかるように動く。)と、
(c) 前記駆動装置が前記ストッパから遠ざかるように駆動したことを検出する警報手段又は前記ストッパにかかる力を感知するための感知手段と、
(d) 前記警報手段又は感知手段により自動的に作動され、作動後に前記テンタークリップ駆動装置に運ばれたテンタークリップの数をカウントするカウンターとを具備することを特徴とするポリマーウェブの延伸装置。 - 請求項1又は2に記載の装置において、前記テンタークリップ駆動装置が、前記ウェブを開放するために前記テンタークリップを少なくとも部分的に開く固定カムと、前記固定カムを前記テンタークリップから遠ざかるように枢動させるために前記固定カムに連結された枢軸と、前記固定カムの枢動に逆らう付勢手段とを具備する枢動自在なテンタークリップオープナーであることを特徴とする装置。
- 請求項3に記載の装置において、
(a) 前記テンタークリップはクランプ面及び枢動自在なクランプアームを具備し、前記クランプアームはカムフォロアを有する第一の端部と、前記テンタークリップが少なくとも部分的に閉じるときクランプ面との間に前記ウェブを把持する把持面を有する第二の端部とを有し、
(b) 前記装置はさらに、(i) 前記延伸領域の上流の把持領域と、(ii) 前記把持領域に位置する少なくとも1つのテンタークリップクローザ(前記テンタークリップが前記テンタークリップクローザまで運ばれたときに、前記テンタークリップを少なくとも部分的に閉じて把持面とクランプ面とで前記ウェブを把持するために、前記枢軸を中心に前記カムフォロアを回転させる閉鎖用カムを具備する。)とを具備し、
(c) 前記テンタークリップが前記テンタークリップオープナーまで運ばれたときに把持面とクランプ面とで把持された前記ウェブを開放するために、前記テンタークリップオープナーのカムは前記テンタークリップの枢軸を中心にして前記カムフォロアを回転させ、
(d) 前記ストッパはロードセル又は歪みゲージに接続しており、ロードセル又は歪みゲージからの信号により前記カウンターが作動することを特徴とする装置。 - 請求項3又は4に記載の装置において、前記テンタークリップオープナーは前記延伸領域の下流の開放領域に位置し、前記テンタークリップオープナーはさらに枢動自在な部材(前記テンタークリップオープナーのカムに取り付けられた第一の端部と、前記付勢手段に連結した第二の端部とを有する。)を具備し、前記テンタークリップオープナーの枢軸は前記枢動自在な部材上に位置することを特徴とする装置。
- 請求項3〜5のいずれかに記載の装置において、前記テンタークリップオープナーのカムが細長い長方形板状又は細長い楔状であることを特徴とする装置。
- 請求項6に記載の装置において、前記カムと前記カムフォロアは前記板のカム面で接触し、前記カム面は前記板の第一の端部から第二の端部まで前記フィルムから横方向に遠ざかるように曲がった曲面であることを特徴とする装置。
- 請求項7に記載の装置において、前記曲面の少なくとも一部が放物線状、円状、楕円状又は双曲線状であることを特徴とする装置。
- 請求項3〜8のいずれかに記載の装置において、前記付勢手段が一以上のバネ又は液体又はガスにより駆動されるピストンであることを特徴とする装置。
- 請求項3〜9のいずれかに記載の装置において、前記付勢手段は前記テンタークリップオープナーのカムの下流端部を支持し、前記カムが前記カムフォロアを押すと、前記テンタークリップオープナーのカムの下流端部は前記付勢手段に逆らってテンタークリップのカムフォロアから遠ざかるように枢動することを特徴とする装置。
- 請求項3〜10のいずれかに記載の装置において、前記テンタークリップオープナーはさらに、前記テンタークリップオープナーの枢軸を中心とした前記カムの動きを中立位置から±45°の角度に制限する少なくとも1つの機械的リミッタを具備することを特徴とする装置。
- ポリマーウェブの連続延伸法において異常テンタークリップを特定する方法であって、
(a) 前記ポリマーウェブを延伸装置に搬送し、前記延伸装置は(i) 前記ウェブの対向端を把持して搬送するとともにトグル運動により開閉するように制御される複数のテンタークリップ(異常テンタークリップはトグル運動に抵抗する。)と、(ii) 前記テンタークリップをトグル運動により開閉してウェブを開放する少なくとも1つのテンタークリップ駆動装置(テンタークリップ駆動装置はテンタークリップから遠ざかってストッパ方向に動くようになっており、異常テンタークリップが駆動装置によりトグル運動するときにはストッパに接触するが、正常に機能するテンタークリップが前記駆動装置と接触するときにはストッパと接触せず、前記ストッパは前記テンタークリップ駆動装置のさらなる動きを阻止する。)と、(iii) 接触したストッパにより自動的に作動され、作動後に前記テンタークリップ駆動装置に運ばれたテンタークリップの数をカウントするカウンターとを具備し、
(b) 前記異常クリップと前記テンタークリップ駆動装置とを接触させて前記テンタークリップ駆動装置を前記ストッパまで動かし、前記カウンターを作動させ、
(d) 前記駆動装置と前記異常テンタークリップとの間のテンタークリップの数を前記カウンターによりカウントし、異常テンタークリップを特定することを特徴とする方法。 - ポリマーウェブの連続延伸法において異常テンタークリップを特定する方法であって、
(a) 前記ポリマーウェブを延伸装置に搬送し、前記延伸装置は(i) 前記ウェブの対向端を把持して搬送するとともにトグル運動により開閉するように制御される複数のテンタークリップ(異常テンタークリップはトグル運動に抵抗する。)と、(ii) 前記テンタークリップをトグル運動により開閉してウェブを開放する少なくとも1つのテンタークリップ駆動装置(テンタークリップ駆動装置はテンタークリップから遠ざかって動くようになっており、正常に機能するテンタークリップが前記駆動装置と接触するときにはストッパと接触しているが、異常テンタークリップが駆動装置によりトグル運動するときにはストッパから離れる。)と、(iii) 前記駆動装置が前記ストッパから離れたことを検出する警報手段又は前記ストッパにかかる力を感知するための感知手段と、(iv) 前記警報手段又は感知手段により自動的に作動され、作動後に前記テンタークリップ駆動装置に運ばれたテンタークリップの数をカウントするカウンターとを具備し、
(b) 前記異常クリップと前記テンタークリップ駆動装置とを接触させて前記テンタークリップ駆動装置を前記ストッパから離し、前記カウンターを作動させ、
(d) 前記駆動装置と前記異常テンタークリップとの間のテンタークリップの数を前記カウンターによりカウントし、異常テンタークリップを特定することを特徴とする方法。 - 請求項12又は13に記載の方法において、さらに(c) テンタークリップの搬送を停止することを特徴とする方法。
- 請求項12〜14のいずれかに記載の方法において、前記延伸装置はさらに、(iv) テンタークリップを把持領域から下流方向延伸領域を経て開放領域まで搬送するために前記ウェブの両側に配置された一対の連続レール(前記把持領域内における少なくとも1つの駆動装置はテンタークリップクローザであり、前記開放領域内における少なくとも1つの駆動装置はテンタークリップオープナーである。)と、(v) 少なくとも1つの基準テンタークリップと、(vi) 前記基準クリップを感知する基準クリップセンサと、(vii) 前記基準クリップの後に前記第二のカウンターを通過したテンタークリップの数をカウントする第二のカウンターと、(viii) 前記第二のカウンターを読んで、前記基準クリップに関して複数のテンタークリップの各々を特定するデータ処理装置とを具備し、
前記方法はさらに
(e) 前記第二のカウンターがカウントした番号と各クリップの番号とを対応させ、もって各クリップと基準クリップとの間のクリップの数を表すユニークな番号により各クリップを特定し、
(f) 前記異常クリップをクリップのユニークな番号により特定することを特徴とする方法。 - 請求項15に記載の方法において、異常クリップが前記テンタークリップオープナーと接触する場合は、前記第二のクリップカウンターと前記テンタークリップオープナーとの間のクリップの数を差し引くことにより前記異常クリップのユニークな番号を決定し、異常クリップが前記テンタークリップクローザと接触する場合は、第二のクリップカウンターとテンタークリップクローザとの間のクリップの数を差し引くことにより前記異常クリップのユニークな番号を決定することを特徴とする方法。
- 請求項15又は16に記載の方法において、複数のテンタークリップはパンタグラフに設けられており、前記パンタグラフは、自由に伸縮自在なパンタグラフアームと、前記パンタグラフアームに支持された複数の平行なアームと、基準クリップに近い平行なアーム上の磁気基準部材とを有し、前記パンタグラフは前記ループ状レールに沿って循環し、前記基準クリップセンサは、その検知範囲内に前記基準部材が入るが前記平行なアームが入らないように配置された磁気センサであることを特徴とする方法。
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