JP3723287B2 - 金属検出装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、食品、服飾品、産業資材等のあらゆる非金属材、非金属半製品及び製品において、混入しいる金属性の異物の検出検査を行うに適した金属検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のベルトコンベヤ式金属検出装置は、検出した金属異物を系外に排出する方法として、例外なく該金属検出装置そのもののベルトコンベヤ排出側の延長上かまたは、金属検出装置の排出側に隣接結合する配置の含金属異物被検体除去装置を設けるのが普通である。従って、金属検出装置の被検体搬送方向の装置長は前記除去装置の機長の分だけ必然的に長くなるのが従来の技術の実状である。
また、金属検出装置の検出部に対する被検体の搬送方向は検出部を貫通するベルトコンベヤの回動方向即ち検出部と直角の直進方向を採用しているのが普通である。従って検出部を通過する被検体のベルトコンベヤ上の姿勢は一定の姿勢のまま変化すること無く通過するため、若し被検体の中に隠れた金属異物が存在する場合該異物もまた姿勢を変化すること無く検出部を通過することとなる。
そこで、例えば該異物の形状と姿勢次第では検出部に発生する磁力線の方向との相対的な位置関係からその検出感度に著しく差異があり、分かりやすい説明のための極端な一例として、棒状異物の例をみるに検出部の磁力線に対し異物の軸線が直角に通過する場合感度最大で、磁力線と平行に通過する棒状異物が最小の感度となることは公知の事実である。従って、この感度ムラを改善するには、被検体の姿勢を十分変化させながら搬送しつつ検出することで、検出感度を限りなく最大に近ずけろることが可能で、アベレージ的には大幅な改善が出来ることとなるが、従来技術ではこのような方策は採られていないのが実情である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は被検体に含まれる細長い金属異物の向きによる検出感度ムラを著しく改善でき、良品不良品振り分け手段を具えた装置の全長を可及的に短縮できる金属検出装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は金属検出手段により形成された磁場中で被検体の姿勢を変化させる姿勢変更手段を有し、姿勢変更手段は搬送される被検体の搬送方向に対して所定の角度を成すような、金属検出手段の磁場形成領域中にある片方の面である突当て面に、被検体が突き当たって転動する突当て板を含むようにしたものであり、また、突当て板は被検体に金属異物が含まれるか否かにより被検体を良品と不良品とに振り分ける良品不良品振り分け手段の被検体を案内するための案内手段を成すものであったり、さらには、上流の供給側通路から下流の良品排出側通路に向けて金属検出手段の磁場形成領域中で湾曲するように並走する一対の弾性極薄帯板の一方であっても良い。
【0005】
【実施例】
以下に本発明の実施例を添付図にもとずき説明する。
図1は本発明の金属検出装置の内、最も典型的な2方向振り分け搬送と金属検出用の検出部を複合構成した金属検出装置10の場合の全体平面図で、図2は同じく全体平面図1におけるA1−A2部の断面図である。
図1において、1は広幅のコンベヤベルトであり、互いに平行に配置されたプーリー1a、1b間に展張されて、図示を省略した電動機による駆動系で矢視B方向に駆動される。これによりその上部には幅Wの広幅のフラット搬送面が形成される。2は系外に設けた1次側の供給コンベヤ、3は出口側の排出コンベヤ、4は出口側に接続した排出シュートで、これは3と同様な排出コンベヤと置き換えてもよい。
【0006】
5は本発明の金属検出装置10の機体フレーム、6,7は曲がり易く且つ弾力性のある樹脂または他の非金属製の極薄帯板で、一方はコンベヤベルト1を跨いだ架構材8、9に連結具11と共にリジッドに固定される。また極薄帯板6,7の排出側他端部は可動通路がスイング可動に伴い極薄帯板長が搬送方向上で伸縮するのを吸収するための摺動用の楔装備の連結具12と搬送方向B方向に摺動自在に嵌合されたスライド金物13により電動アクチェータ14と搬送方向Bと直角方向に摺動自在に連結され、図示しない制御盤の信号指令に従い図4のようにスライド金物13は搬送方向Bと直角の図示C方向に往復駆動されるため、該金物に締結した可動通路は図1の図示のように角度αのスイング動作を行い6,7の図示の傾斜通路状の位置より6’,7’のように図示の直線通路状の位置間を往復駆動する構成としている。
【0007】
15は、電動アクチェータ14をフレーム5に固定するための一対の固定部材、16は検出空間16’を有する金属検出機の検出部で複数の緩衝支持具17によりフレーム5上に固定され、機体の内外の振動による検出部の余計な磁界の乱れノイズから防護されている。
【0008】
図5は、広幅コンベヤベルト1上で可動通路を形成する極薄帯板6,7を通常の金属異物の検出検査状態で被検体18が傾斜通路を通過する様に構成してあるため、直進方向Bと傾斜角αとの複合のため詳細は後述するが、被検体18が搬送途上で姿勢を変える挙動をすることを分かり易く図示した説明図である。
【0009】
図6は、図1の金属検出装置10が2方向の振り分け搬送装置と検出部16を複合構成したものに対し、検出部16と3方向の振り分け搬送装置とを複合構成した金属検出装置20の例である。
本発明の応用実施例の一つとしては、金属検出装置20の上流に、詳細の図示を省略しているが自動重量選別機30と相接して組み合わせて使用する応用の適用例を挙げてある。
本実施例のコンベヤ式連続重量検量機30に対し、他の例えば樹脂包装物などのピンホールまたはシール検査検出機に置き換えてもよい。
【0010】
次いで、上記の説明図に従い本発明の動作、作用、効果につき説明する。
図1において供給コンベヤ2によりA1方向から被検体18がこれと対応する可動通路を構成する極薄帯板6,7の入口部固定端部に進入し、図5に例示するように広幅コンベヤベルトの流れに乗り直進し、やがて下流の前記帯板7に衝突するため、被検体18はB方向の直進と傾斜角度αをもつ帯板7との摩擦力との相対的な関係から図示s矢印状のように旋回するか又はこれに近い姿勢変動を伴いながら検出部16内を通過する。
【0011】
軽い運動しながら検出部16の検出空間16’内に進入する被検体18は自らの姿勢を変えながら検出磁力線を浴びるため、若し金属性異物を内蔵している場合、その異物自体も姿勢を変え、磁力線に対して、確率的により検出感度の高いチャンスを創りだしながら進行するため、比較的高感度状態で検出される。
【0012】
検出検査中に金属性異物有りの被検体18を検出すると、直ちに図示しない金属検出装置10の制御機構の発信信号が可動通路の出口端部に設けた電動アクチェータ14に動作指令を与えるため、スライド金物13から楔装備の連結具12を介し、可動通路を構成する極薄帯板6,7はCだけのストロークを移動し、図1の6’7’のように直進状態に変更設定され被検体18は直進し排除シュート4より系外え排出除去される。
【0013】
次に図6の3方向の振り分け搬送装置20と金属検出部16を複合構成した応用例においては、供給コンベヤ2から金属検出装置20に進入する被検体18は、すでに上流の自動重量選別機30により選別済みのものである。A1から進入し選別値が過重乃至、過軽品の要するに不合格の被検体18は可動通路6,7をA4に結合する位置に選択駆動し排出コンベヤ3’より系外へ排出される。また検出部16により検査され金属性異物が検出された不良の被検体18は可動通路6,7をA3へ導入されるよう変更し排除シュート4より系外へ排出される。
【0014】
この場合、金属性異物も含まず、選別値も正常の場合A1よりA2のように排出コンベヤ3へ導入通過させる。
金属性異物の検出か選別不適格のいずれかの不良品が発生した場合、排出通路としてA3.A4いずれの通路を選択するかは、上流検査の選別の不良品を優先する選択とし、選別不良のみか又は選別不良と金属異物検出を兼ねている不良品は共にA4通路を選択し、A3は金属異物内蔵不良品のみの選択通路とする。
A4通路から排出された原因が定かでない被検体18は、操業時間外に更めて検出部を通過させ金属の有無だけを検査すれば不良内容が明確に整理出来る。
【0015】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、金属検出手段により形成された磁場中で被検体の姿勢を変化させる姿勢変更手段を有し、姿勢変更手段は磁場形成領域中にある片方の面である突当て面に、被検体が突き当たって転動する突当て板を含むようにしたので、被検体に含まれる細長い金属異物の向きによる検出感度ムラを著しく改善でき、良品不良品振り分け手段を具えた装置の全長を可及的に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体平面図である。
【図2】図1の実施例のA1−A2面に沿う断面図である。
【図3】図1の実施例の供給側の正面図
【図4】図1の実施例の排出側の正面図
【図5】図1の実施例の被検体の挙動説明図
【図6】3方向振り分け搬送装置と金属検出部を複合構成した図1の応用実施例を示す平面図
【符号の説明】
1 広幅コンベヤベルト
2 供給コンベヤ
3 排出コンベヤ
4 排出シュート
5 機体フレーム
6 極薄帯板
7 ″
8 架構材
9 ″
10 金属検出装置
11 連結具
12 楔装備の連結具
13 スライド金物
14 電動アクチェータ
15 固定部材
16 検出部
17 緩衝支持具
18 被検体
20 3方向振り分け搬送装置付金属検出装置
30 自動重量選別機
Claims (3)
- 搬送手段により搬送された被検体に磁場を作用させ、前記被検体の移動に伴う当該磁場の時間的変化により前記被検体に含まれる金属異物を検出する金属検出手段が前記被検体の搬送路近傍にまたは搬送路を跨って設置された金属検出装置において、前記金属検出手段により形成された磁場中で前記被検体の姿勢を変化させる姿勢変更手段を有し、該姿勢変更手段は、搬送される前記被検体の搬送方向に対して所定の角度を成すような、前記金属検出手段の磁場形成領域中にある片方の面である突当て面に、被検体が突き当たって転動する突当て板を含むことを特徴とする金属検出装置。
- 突当て板は被検体に金属異物が含まれるか否かにより前記被検体を良品と不良品とに振り分ける良品不良品振り分け手段の前記被検体を案内するための案内手段を成すものであることを特徴とする請求項1記載の金属検出装置。
- 突当て板は上流の供給側通路から下流の良品排出側通路に向けて金属検出手段の磁場形成領域中で湾曲するように並走する一対の弾性極薄帯板の一方であることを特徴とする請求項2記載の金属検出装置。
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JP20873696A JP3723287B2 (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 金属検出装置 |
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1996
- 1996-07-05 JP JP20873696A patent/JP3723287B2/ja not_active Expired - Fee Related
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