JP5627884B2 - 丸鋸ガイド装置 - Google Patents

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本発明は加工台に載置された被加工物を電動丸鋸により切断する際用いられ、この電動丸鋸を案内する丸鋸ガイド装置に関する。
従来より、加工台に載置された石こうボード、ベニヤ板、コンパネ等の被加工物を電動丸鋸により切断する場合、これらの被加工物上に丸鋸ガイドを載置し、この丸鋸ガイドに沿って電動丸鋸を案内しながら、被加工物を切断している。
このような丸鋸ガイドとしては、電動丸鋸を案内するガイド板と、ガイド板に連結されたグリップ装置とを有するものが知られている。
電動丸鋸を使用する場合、丸鋸ガイドを被加工物上に載置し、グリップ装置を把持して丸鋸ガイドを被加工物側へ押し付けながら、電動丸鋸をガイド板の案内側面に沿って移動させて被加工物を切断している。
特開2002−52502号公報
ところで従来の丸鋸ガイドを用いる場合、グリップ装置を把持して丸鋸ガイドを被加工物側へ押し付けているが、丸鋸ガイドに対して容易かつ簡単に押圧力を加えることが求められている。また同時に丸鋸ガイドに強い押圧力を加えても、丸鋸ガイドはその押圧力に十分に耐えられるものでなくてはならず、さらに精度良くかつ確実に電動丸鋸を案内することができる丸鋸ガイドが求められている。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、電動丸鋸を用いる際、容易かつ簡単に押圧力を加えることができ、強い押圧力を加えてもその押圧力に対して十分に耐えることができ、さらに精度良く確実に電動丸鋸を案内することができる丸鋸ガイド装置を提供することを目的とする。
本発明は、被加工物上に載置され、被加工物を切断する電動丸鋸を案内する丸鋸ガイド装置において、電動丸鋸を案内するガイド板と、ガイド板に連結されたグリップ装置とを備え、グリップ装置はグリップ板と、グリップ板に支柱を介して支持された細長状のグリップ体とを有し、ガイド板は被加工物上に載置され、電動丸鋸を案内する案内側面を有し、グリップ板の底面に、被加工物の側縁に当接する突き当て体が設けられ、ガイド板の案内側面に、電動丸鋸に当接する案内棒を水平方向に沿って設け、ガイド板の案内側面に設けられた案内棒は、断面円形状となっており、その軸芯がガイド板の案内側面の表面より内側へ位置し、これにより案内棒は案内側面内に埋め込まれて固定されることを特徴とする丸鋸ガイド装置である。
以上のように本願発明によれば、電動丸鋸を用いる際、容易かつ簡単に押圧力を加えることができ、強い押圧力を加えてもその押圧力に対して十分に耐えることができる。さらに精度良く確実に電動丸鋸を案内することができる。
図1は本発明による丸鋸ガイドを示す表面側からみた斜視図。 図2は本発明による丸鋸ガイドを示す裏面側からみた斜視図。 図3は本発明による丸鋸ガイドを示す平面図。 図4は本発明による丸鋸ガイドを示す拡大平面図。 図5(a)(b)は本発明による丸鋸ガイドの作用を示す図。 図6(a)は本発明による丸鋸ガイドのガイド板を示す斜視図、図6(b)は本発明による丸鋸ガイドのガイド板を示す断面図、図6(c)は丸鋸ガイドのガイド板の変形例を示す図。 図7(a)は本発明による丸鋸ガイドのグリップ装置を示す外観図、図7(b)は本発明による丸鋸ガイドのグリップ装置を示す断面図。 図8(a)は本発明による丸鋸ガイドのグリップ装置を示す拡大図、図8(b)は本発明による丸鋸ガイドのグリップ装置を示す拡大断面図。 図9は本発明による丸鋸ガイドの切断マークを示す平面図。 図10は本発明による丸鋸ガイドの突き当て体を示す側面図。 図11は本発明による丸鋸ガイドの突き当て体を示す拡大側面図。 図12は本発明による丸鋸ガイドの基端側を示す表面斜視図。 図13は本発明による丸鋸ガイドの基端側を示す裏面斜視図。 図14(a)(b)(c)(d)(e)はグリップ装置のグリップ体の変形例を示す図。
発明の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図13は本発明による丸鋸ガイド装置の一実施の形態を示す図である。
図1乃至図13に示すように、本発明による丸鋸ガイド装置10は、加工台(図示せず)上に載置された石こうボード、ベニヤ板、コンパネ等の被加工物1を電動丸鋸5によって切断する際(図12参照)、これらの被加工物1上に載置されて電動丸鋸5を案内するものである。すなわち電動丸鋸5は被加工物1上に載置された丸鋸ガイド装置10によって案内されて、被加工物1を切断するようになっている。
このような丸鋸ガイド装置10は、図1および図2に示すように、電動丸鋸5を案内する細長状のガイド板11と、ガイド板11の側方に取付けネジ12により連結されたグリップ装置20とを備えている。
このうちガイド板11は被加工物1上に載置されるとともに、電動丸鋸5を案内する案内側面11aを有している。
またグリップ装置20は、被加工物1上に載置されるグリップ板21と、グリップ板21に一対の支柱24a,24bを介して支持された細長状のグリップ体23とを有し、このグリップ体23は先端部23aから後端部(基端部)23bに向って延びている。
ところで、グリップ板21の面積を抑えて小型化を図るために、グリップ体23をガイド板11に近づけて配置すると、切断作業の際、電動丸鋸5のモーター部分がグリップ体23に接触してしまう恐れがある。また、ガイド板11と並行にグリップ体23を配置すると、作業者の腕の角度に負担がかかり、快適な作業が行えない。このためグリップ体23はガイド板11から適度に離れた位置に、ガイド板11に対してある程度角度をつけてグリップ板21に設けられている。
さらにグリップ板21の底面に、リベット等の締結具33により突き当て体30が設けられている(図11参照)。この突き当て体30は細長状に延びるガイド板11に対して直交して延び、被加工物1の側縁1aに当接して丸鋸ガイド装置10の位置決めを行うものである。
次に図1,図2および図6(a)(b)により、ガイド板11について詳述する。図1,図2および図6(a)(b)に示すように、ガイド板11はグリップ装置20のグリップ板21に取付ネジ12により連結されている。このようなガイド板11は上述のように電動丸鋸5を案内する案内側面11aを有するとともに、一対の内部空間19を含む中空体からなっている。
このうち案内側面11a側の内部空間19は矩形状断面を有し、また案内側面11aには電動丸鋸5に当接して電動丸鋸5を線接触により案内する断面円形状の一対の丸棒13が上下方向に並んで設けられている(図6(b)参照)。図6(b)に示すように各丸棒13は、ガイド板11の案内側面11aの表面17より内側に埋め込まれ、ガイド板11の長手方向に沿って水平方向に延びている。この場合、各丸棒13の軸芯は案内側面11aの表面17より内側に位置している。このため各丸棒13は案内側面11aの表面17から外方へ突出するが、各丸棒13を案内側面11aに安全かつ確実に固定することができる。
すなわちガイド板11の案内側面11aの表面17に、接着剤等で丸棒13を固定することも考えられるが、丸棒13を接着剤で案内側面11aの表面17に固定した場合、作業中に案内側面11aから丸棒13が脱落することも考えられる。また、電動丸鋸5ではなく、カッターナイフなどの刃物を使って簡易な切断作業をすることも想定されるが、接着剤で固定した場合は、作業時に案内側面11aと丸棒13との間に誤って刃を差し入れてしまい、剥離させてしまうことも想定される。
しかしながら本発明によれば、各丸棒13は案内側面11a内に埋め込まれ、かつ丸棒13の軸芯は案内側面11aの表面より内側に位置しているため、各丸棒13を案内側面11aに安全かつ確実に固定することができる。
なお、丸棒13の本数は一本でもよく、複数本でもよい。また丸棒13の代わりに断面三角状の棒13aあるいは断面四角状の棒13bを用いてもよい(図6(c))。更に丸棒13の代わりに案内側面11aに、断面平板状の棒13cを設けてもよい。これら断面三角状の棒13a、断面四角状の棒13b、あるいは断面平板状の棒13cは、いずれも一本設けてもよく、複数本設けてもよい。
また上述のようにガイド板11は一対の内部空間19,19を有する中空体からなっており、ガイド板11の両端にはエンドキャップ16,16が設けられ、このエンドキャップ16,16によってガイド板11の内部空間19,19が密閉される。
また、中空体からなるガイド板11の材料としては、一般的に連続して成型されたアルミニウムの押し出し材を採用するが、これを必要な長さに切断したままであると、その鋭利な端面で、丸鋸に設けられた集塵機のホース部分が引っ掛かったり、破損させたりすることがある。エンドキャップ16,16には、これを防ぐ効果も期待できる。
このようにガイド板11の案内側面11aに線接触により電動丸鋸5を案内する一対の丸棒13を設けたことにより、面接触により電動丸鋸5を案内する場合に比べて、ガイド板11に沿って電動丸鋸5を移動させる際にガイド板11から電動丸鋸5側へ加わる摩擦抵抗をより小さくすることができる。このため電動丸鋸5を用いて切断作業を行う場合の作業性向上を図ることができる。
なお、一般に電動丸鋸5は重量が重く、被加工物1上に載置しながらガイド板11に沿って移動するため、電動丸鋸5が移動中に横方向に傾斜することはない。このため、ガイド板11の案内側面11aに一本の丸棒13を設け、この丸棒13によって点接触により電動丸鋸5を案内してもよい。
次に図1,図2,図7(a)(b)および図8(a)(b)によりグリップ装置20について詳述する。図1,図2,図7(a)(b)および図8(a)(b)に示すように、グリップ装置20は、被加工物1上に載置されるグリップ板21と、グリップ板21に一対の支柱24a,24bを介して支持された細長状のグリップ体23とを有している。グリップ板21には3つの開口21aが設けられ、かつその後端側(基端側)には、突き合せ確認窓22が設けられている。
またグリップ体23は先端側の支柱24aより更に先端側へ突出する先端部23aと、後端側(基端側)の支柱24bより更に後端側へ突出する後端部23bと、一対の支柱24a,24b間の中央部23cとを有している。
なお、グリップ体23は支柱24aより先端側に突出することなく、支柱24bの後端側のみへ突出してもよく、あるいは支柱24bより後端側へ突出することなく、支柱24aの先端側のみへ突出してもよい。
また図7(a)(b)および図8(a)(b)に示すように、グリップ体23を支持する一対の支柱24a,24bのうち先端側の支柱24aは後端側の支柱24aより高さが高くなっている。このため、グリップ体23は後端部23bから先端部23aに向って上昇するよう配置されている。
またグリップ体23は横方向に並んだ一対の円筒状内部空間25を有する中空体からなり、その表面28に対して粗面加工が施され、このことによりグリップ体を容易かつ確実に把持することができる。
なお、上述のようにグリップ体23は後端部23bから先端部23aに向って上昇するように配置されているため、電動丸鋸5を用いて被加工物1を切断する作業者は、前傾してグリップ体23を把持する必要はなく、安定した姿勢でグリップ体23を把持しながら、電動丸鋸5を丸鋸ガイド装置10に沿って移動させることができる。
さらにグリップ体23は支柱24aから先端側へ突出する先端部23aを有し、支柱24bから後端側へ突出する後端部23bを有するので、作業者は支柱24a,24b間の中央部23cを把持するだけでなく、グリップ体23のうち、先端部23aを把持したり、後端部23bを把持することもできる。
なお図14(a)〜(e)に示すように、グリップ体23を支柱24a,24bの位置で上面からみて左右方向に折曲げて角度をつけてもよく(図14(a))、支柱24a,24bの位置で上下方向に折曲げて角度をつけてもよい(図14(b))。
またグリップ体23の先端部23a又は後端部23bの形状を、球状に膨らませてもよく(図14(c))、支柱24aまたは24bを超えて延ばした直線の先を曲げてグリップ体23を全体としてL字状としてもよく(図14(d))、さらにグリップ体23を全体としてT字状としてもよい(図14(e))。
また、グリップ体23の中央部23cの形状も、直線状のみでなく、弓反り状、逆反り状としてもよい。
また図8(a)(b)に示すように、グリップ装置20のグリップ板21のうち、支柱24a,24bに対応する部分の底面に、各々凹状部27が形成されている。そしてグリップ板21の凹状部27側から取付ネジ26が挿着され、この取付ネジ26により支柱24a,24bがグリップ板21に固定される。取付ネジ26はグリップ板21を貫通して、支柱24a,24bまで延びている。また取付ネジ26の頭部26aはグリップ板21の凹状部27内に止まり、かつこの凹状部27内に取付ネジ26の頭部26aを覆って、被加工物1との間で滑り止め機能を果たすゴム板25が嵌込まれている。
このようにグリップ板21のうち支柱24a,24bに対応する部分の底面に凹状部27を設け、この凹状部27に取付ネジ26を挿着するとともに、凹状部27内にゴム板25が嵌込まれている。このため、電動丸鋸5を用いて被加工物1を切断する作業者がグリップ装置20のグリップ体23を把持して下方へ押圧する場合、作業者からの押圧力はグリップ体23から各支柱24a,24bおよびグリップ板21を介してゴム板25へ直接伝達される。このためゴム板25から被加工物1に対して大きな押圧力を加えることができ、ゴム板25と被加工物1との間の摩擦力を大きくして、被加工物1とグリップ板21との間で高い滑り止め機能を発揮することができる。
ところでゴム板25の厚みが極端に厚いと、ガイド板11を被加工物1上に載置したときに、グラツキを生じる結果となって不安定となる恐れがある。
そこで凹状部27に設けるゴム板25の厚みは滑り止めの効果が得られる最小限の厚みにすることが理想的である。
また、ゴム板25と凹状部27の形状は、丸形に限定するものではない。更にゴム板25のうちの取付ネジ26の頭部26aがあたる部分を、くり抜いてゴム板25をドーナツ形状にしてもよい。この場合、グリップ体23の取付ネジ26が万が一緩んだ場合に、取付ネジ26を増し締めすることができる。
なお、上記の構成によって、滑り止めの効果の高い丸鋸ガイド装置10を提案したが、被加工物の上で位置をずらしたい時には逆に滑り止めが効き過ぎて滑らず、円滑な作業が行えなかったり、ゴム板25が擦れるなどして被加工物1側に跡が残る場合が想定される。
そこで、図示しないが、丸鋸ガイド装置10のグリップ板21下部に数箇所、板バネを設けてグリップ板21を僅かに浮かし、グリップ体23を持って上から力を加えると板バネが負けて沈み、滑り止めのゴム板25が被加工物1に接触してズレ防止の効果を発揮する。また、グリップ板21の一部を打ち抜いて舌辺を立設して、板バネの機能を持たせても良い。
次にグリップ板21の底面に設けられた突き当て体30について、説明する。
図1,図2,図10および図11に示すように、突き当て体30はグリップ板21の底面に、リベット33によって取付けられ、この突き当て体30は細長状に延びるガイド板11に対して(ガイド板11の案内方向に対して)直交して延びている。図11に示すように、突き当て体30はリベット33の頭部を埋没させる溝を設けた上板30aと、下板30bと、一対の側板30cとを有する矩形状断面をもつ中空体からなっている。
そして突き当て体30のうち一方の側板30cが被加工物1の側縁1aに当接して丸鋸ガイド装置30の位置決めを行うようになっている。突き当て体30の上板30aは、グリップ板21の底面に当接しており、突き当て体30内には、突き当て体30の上板30aを貫通してこの上板30aをグリップ板21の底面に固定するリベット33が配置されている(図11)。
図11において、リベット33の頭部が突き当て体30内に位置している。また突き当て体30内には後述する捨て木15が突き当て体30に沿って摺動可能に設けられ、突き当て体30の他方の側板30cには、突き当て体30内で捨て木15を固定する固定ネジ32が設けられている。
図11に示すように、突き当て体30を上板30aを介してグリップ板21の底面に当接させ、突き当て体30内に設けられたリベット33により上面30aをグリップ板21の底面に固定することにより、突き当て体30を直接グリップ板21の底面に固定することができる。従って、例えば突き当て体30に側方へ拡がる取付フランジを設け、この取付フランジを介して突き当て体をグリップ板21の底面に固定する場合に比べて、突き当て体30を確実にグリップ板21の底面に固定することができ、作業中に突き当て体30が変形することもない。
なお、突き当て体30をグリップ板21の底面にリベット33により固定する代わりに、突き当て体30をネジ留め、溶接、ツメ留め、接着等によりグリップ板21の底面に固定してもよい。
なお、突き当て体30と捨て木15とは別々に設けることも可能である。即ち、矩形状断面を有する中空体を2本並列に設置することで、その片方は突き当て体30として、他方は捨て木15の保持体として離れた位置で機能させることが出来る。また、中空でなければならない捨て木15の保持体を別体とすることで、突き当て体30をより強度の高い無垢の角材で構成することも可能となる。更に無垢の角材のみを突き当て体30として設けて、捨て木15を使用しないユーザー向けに捨て木15の保持体を必ずしも設けなくてもよい。
また被加工物の中には、サイディング材の様に、断面が単純な長方形となっていない場合がある。この様な場合は、突き当て体30の厚みが小さいと、突き当て体30が被加工物1の端面に正確に当接しないことが起こり得る。そこで、被加工物1の断面が複雑な場合を想定して、突き当て体30の厚さを被加工物1よりも大きくしておいてもよい。
ところで突き当て体30の厚さは、被加工物1の厚みより小さくなっている。このため複数の被加工物1を積層し、最上部の被加工物1に対して丸鋸ガイド10を用いて切断作業を行う場合においても、突き当て体30は最上部の被加工物1のみに当接して丸鋸ガイド10の位置決めを行うことができる。これにより、突き当て体30が最上部の被加工物1より下方の被加工物1に当接して不正確に丸鋸ガイド10の位置決めを行うことを未然に防止できる。
ところで図12および図13に示すように、ガイド板11の後端部に、案内側面11a側に突出して電動丸鋸5を仮置きする仮置き板35が設けられている。仮置き板35はガイド板11の後端部に、側方に向って突出自在に設けられている。そしてガイド板11の後端部から仮置き板35を所望長さだけ突出させた後、固定ネジ36によって仮置き板35をガイド板11に固定することができる。
このようにガイド板11の後端部に仮置き板35を設け、この仮置き板35上に電動丸鋸5を仮置きすることによって、仕上げ材の切断時の様に切断位置を慎重に決定しなければならない場合などは、電動丸鋸5をガイド板11に対して、その刃先を注視しながら容易に位置決めすることができる。
また、粗切りの作業時など、慎重な位置決めが要求されない場合は、仮置き板35は不要になるため、固定ネジ36と共に外すことができる。
さらにグリップ装置20のグリップ板20上には、突き当て体30からガイド板11の案内方向へ向う切断長さA,Bの終端を示す切断マーク29が設けられている。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず図3に示すように、被加工物1が加工台上に載置され、次に被加工物1上に丸鋸ガイド装置10が載置される。
次にグリップ板21の底面に設けられた突き当て体30の側板30cが被加工物1の側縁1aに当接して、被加工物1上で丸鋸ガイド装置10の位置決めが行われる。
この場合、グリップ板21に設けられた突き合せ確認窓22を介して、突き当て体30と被加工物1との間の傾きを確認することができる。このことにより、突き当て体30の側面30cが被加工物1の側縁1aに正しく当接して丸鋸ガイド10が正しく位置決めされたか否か確認することができる。
この場合、予め、図4に示すように、突き当て体30内から捨て木15が外方へ引き出され、捨て木15は固定ネジ32により突き当て体30内に固定されている。また図13に示すように、ガイド板11の後端部から仮置き板35が所望長さだけ引出され、固定ネジ36によって仮置き板35がガイド板11に固定されている。
次に図5(a)に示すように、ガイド板11に設けられた仮置き板35上に電動丸鋸5が載置され、ガイド板11の案内側面11aに沿って電動丸鋸5が移動して、電動丸鋸5によって捨て木15および被加工物1が切断される。このように電動丸鋸5は、まず仮置き板35上に載置された後、ガイド板11の案内側面11aに沿って移動するので、電動丸鋸5をガイド板11に対して正しく位置決めした後、ガイド板11の案内側面11aに沿って電動丸鋸5を正確に案内しながら移動させることができる。
なお、電動丸鋸5により捨て木15および被加工物1を切断することによって、被加工物1の最初の切断縁を定めることができる。また捨て木15の突出長さは、ガイド板11の案内側面11aと電動丸鋸5の切断刃との間の長さに対応する。このため、次工程においては、丸鋸ガイド装置10の捨て木15の先端を被加工物1のけがき線2に合わせることにより、被加工物1上で丸鋸ガイド装置10を正しく位置決めすることができる(図5(b))。
次に図5(b)に示すように、前回と同様に丸鋸ガイド装置10の仮置き板35上に電動丸鋸5を載置し、ガイド板11の案内側面11aに沿って電動丸鋸5を移動させる。このようにして被加工物1をけがき線2に沿って、電動丸鋸5によって精度良く切断することができる。
この間、作業者はグリップ装置20のグリップ体23を把持してグリップ板21に対して押圧力を加えている。
この場合、上述のようにグリップ体23は後端部23bから先端部23aに向って上昇するように配置されているため、電動丸鋸5を用いて被加工物1を切断する作業者は、前傾してグリップ体23を把持する必要はなく、安定した姿勢でグリップ体23を把持しながら、電動丸鋸5を丸鋸ガイド装置10に沿って移動させることができる。
またグリップ板21のうち支柱24a,24bに対応する部分の底面に凹状部27を設け、この凹状部27に取付ネジ26を挿着するとともに、凹状部27内にゴム板25を嵌込まれている。このため電動丸鋸5を用いて被加工物1を切断する作業者がグリップ装置20のグリップ体23を把持して下方へ押圧する場合、作業者からの押圧力はグリップ体23から各支柱24a,24bおよびグリップ板21を介してゴム板25へ直接伝達される。このためゴム板25から被加工物1に対して大きな押圧力を加えることができ、ゴム板25と被加工物1との間の摩擦力を大きくして、被加工物1とグリップ板21との間で高い滑り止め機能を発揮することができる。
さらに、ガイド板11の案内側面11aに線接触により電動丸鋸5を案内する一対の丸棒13を設けたことにより、面接触により電動丸鋸5を案内する場合に比べて、ガイド板11に沿って電動丸鋸5を移動させる際にガイド板11から電動丸鋸5側へ加わる摩擦抵抗をより小さくすることができる。このため電動丸鋸5を用いて切断作業を行う場合の作業性向上を図ることができる。
さらにグリップ装置20のグリップ板20上には、突き当て体30からガイド板11の案内方向へ向う切断長さA,Bの終端を示す切断マーク29a,29bが設けられている。また、グリップ板20上には、ガイド板11の案内側面11aからの長さCの終端を示す切断マーク29cが設けられている。
このため、作業者はこの切断マーク29a,29b,29cによって切断作業中の切断長さA,B,Cの終端を知ることができ、切断長さA,B,Cの終端を知るために他に特別のメジャーを準備する必要はない。
具体的には切断マーク29cを、案内側面11aから303ミリ(C)の位置に設け、切断マーク29aを突き当て体30から303ミリ(A)の位置に設け、また切断マーク29bを突き当て体30から455ミリ(B)の位置に設けることが有効である。
この場合、切断マーク29aと29cは、垂木にベニヤ板を打ち付ける際の寸法を罫書く作業に用いることができ、切断マーク29bは石こうボードを半分に切断する際の寸法を罫書く作業に用いることができる。
10 丸鋸ガイド装置
11 ガイド板
11a 案内側面
13 丸棒
13a 棒
15 捨て木
16 エンドキャップ
19 内部空間
20 グリップ装置
21 グリップ板
23 グリップ体
23a 先端部
23b 後端部
23c 中央部
24a、24b 支柱
25 内部空間
26 取付ネジ
27 ゴム板
30 突き当て体
30a 上板
30b 下板
30c 側板
32 固定ネジ
33 リベット
35 仮置き板

Claims (1)

  1. 被加工物上に載置され、被加工物を切断する電動丸鋸を案内する丸鋸ガイド装置において、
    電動丸鋸を案内するガイド板と、
    ガイド板に連結されたグリップ装置とを備え、
    グリップ装置はグリップ板と、グリップ板に支柱を介して支持された細長状のグリップ体とを有し、
    ガイド板は被加工物上に載置され、電動丸鋸を案内する案内側面を有し、
    グリップ板の底面に、被加工物の側縁に当接する突き当て体が設けられ、
    ガイド板の案内側面に、電動丸鋸に当接する案内棒を水平方向に沿って設け、
    ガイド板の案内側面に設けられた案内棒は、断面円形状となっており、その軸芯がガイド板の案内側面の表面より内側へ位置し、これにより案内棒は案内側面内に埋め込まれて固定されることを特徴とする丸鋸ガイド装置。
JP2009293958A 2009-10-15 2009-12-25 丸鋸ガイド装置 Active JP5627884B2 (ja)

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