JP5421804B2 - シーリング材切除補助具及びシーリング材の切除方法 - Google Patents
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Description
このような問題を解決するために、定規に沿ってカッターを移動させることが考えられるが、作業中に力がかかって定規が移動してしまい、その結果想定した形状に切り込みを入れられないという問題がある。
一方、ビス等を使って被着体に定規を固定する方法も考えられるが、この方法では被着体を傷つけることになり、ビス痕を補修する手間が発生して作業性が悪い。
上記構成からなるシーリング材切除補助具は、固定と取り外しが容易であり、被着体が軟らかい材料であっても、被着体を傷つけることなくシーリング材を所望の形状に切除することを可能とする。
このようなスタビライザーを備えることにより、カッターを強く当てた際などに、シーリング材切除補助具が傾いてしまうことを防ぐことができる。
当接面を可動とすることにより、様々な幅のシーリング材に対応することができる。
上記シーリング材の切除方法では、被着体が軟らかい材料であっても、被着体を傷つけることなくシーリング材を所望の形状に切除することができ、固定と取り外しが容易であるため作業性が良い。
2 目地部
3 シーリングポケット
4 シーリング材
5 シーリング材切除補助具
6 本体部
7 当接面
8 貫入部
9 持ち手
10 カッターの刃
11 傾斜面用切除補助具
12 傾斜当接面
13 スタビライザー
14 可動板
15 上側本体部
16 下側本体部
17 固定ボルト
図1(a)に示すように、シーリングポケット3は皿ネジのような断面形状をなしており、ここに充填されるシーリング材4も高台付の盃のような断面形状をなしている。
本実施形態に係るシーリング材切除補助具5は、被着体1の目地部2に充填されたシーリング材4をカッターにて切除する際に用いるものであり、該シーリング材切除補助具5は、長尺状の本体部6と、該本体部の長さ方向に沿って設けられた、カッターを当接させてシーリング材に切り込みを入れるための当接面7と、鋭利な先端形状を有し、切除の対象となるシーリング材4に貫入させて該当接面7の位置を保持するための貫入部8とを備えることを特徴とするシーリング材切除補助具5が提供される。
上記構成からなるシーリング材切除補助具5は、固定と取り外しが容易であり、被着体1が軟らかい材料であっても、被着体1を傷つけることなくシーリング材4を所望の形状に切除することを可能とする。
本体部6ないし貫入部8はどのような材料から形成されていてもよいが、精度や耐久性を考慮するとステンレスやアルミニウム合金等の金属製であることが好ましい。
このようにすれば、一方の切り込みを入れた後に、再びシーリング材切除補助具5を設置しなおさずに他方の切り込みを入れることができる。
シーリングポケット3に充填されているシーリング材4は、シーリングポケット3の側面においてはプライマーが塗布された上で充填されているので、強固な接着力を有しているが、シーリングポケットの底面については、プライマーが塗布されていないので接着力は強くない。従って、カッターでシーリングポケット3の側面部分に切り込みを入れることで容易に除去することができる。
このようにすることで、カッターで切り込みを入れる際に、シーリング材4と被着体1の境界面近傍の被着体1に切り込みが入り、シーリング材4と共に被着体1が切除される。このように、被着体1のシーリングポケット3の側面を僅かに切除することにより、新たなシーリングポケット3の側面が露出する。このような新しい面には残留したシーリング材が存在しないため、新たにシーリング材を充填した場合に所望の接着力を得ることができる。即ち、上記の説明でシーリング材4と被着体1の境界面に切り込みを入れるとあるが、被着体1が軟らかい材料である場合には正確に境界面に切り込みを入れる必要はない。
傾斜面用切除補助具11の長さは、特に限定されないが、建設現場で使用する際の扱いやすさを考慮すると1mないし1.5mであることが好ましい。
実施形態2に係るシーリング材切除補助具は、前記当接面の長さ方向に対して略垂直に延長された部分の端部に設けられ、被着体の表面に当接させるスタビライザーをさらに備えることを特徴とする。
このようなスタビライザーを備えることにより、カッターを強く当てた際などに、シーリング材切除補助具が傾いてしまうことを防ぐことができる。
図4(a)はスタビライザー13を備えるシーリング材切除補助具の斜視図である。図4(b)はスタビライザー13を備えるシーリング材切除補助具の断面図である。
スタビライザーは、図4に示すような長尺で連続的なものでもよいし、複数の短尺のピースからなる断続的なものでもよい。前者の場合、当接面7とスタビライザー13との連結部についても長尺で連続的なものでもよいし、複数の短尺のピースからなる断続的なものでもよい。
実施形態3に係るシーリング材切除補助具は、前記当接面が前記本体部の長さ方向に対して略垂直方向に可動であることを特徴とする。
当接面を可動とすることにより、様々な幅のシーリング材に対応することができる。
図6に示すように、可動板14には、固定ボルト17が挿通される溝が形成されていることが好ましい。また、可動板14には、一定間隔で刻まれたノッチ(例えば、現存するシーリングポケットの規格に対応する間隔。)が形成され、上側本体部15あるいは下側本体部16の可動板14に接触する面に該ノッチに適合する突起部を設けることが好ましい。このようにすることにより、当接面14の位置を調整することが容易となる。
Claims (4)
- 被着体の目地部に充填されたシーリング材をカッターにて切除する際に用いるシーリング材切除補助具であって、
長尺状の本体部と、
該本体部の長さ方向に沿って設けられた、カッターを当接させてシーリング材に切り込みを入れるための当接面と、
鋭利な先端形状を有し、切除の対象となるシーリング材に貫入させて該当接面の位置を保持するための貫入部とを備えることを特徴とするシーリング材切除補助具。 - 前記当接面の長さ方向に対して略垂直に延長された部分の端部に設けられ、被着体の表面に当接させるスタビライザーをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のシーリング材切除補助具。
- 前記当接面が前記本体部の長さ方向に対して略垂直方向に可動であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシーリング材切除補助具。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシーリング材切除補助具を用いたシーリング材の切除方法であって、
前記貫入部を切除の対象となるシーリング材に貫入させて前記本体部を保持する工程と、
前記当接面に沿ってカッターを移動させてシーリング材と被着体の境界面に切り込みを入れる工程と、
を含むことを特徴とするシーリング材の切除方法。
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JP2010009740A JP5421804B2 (ja) | 2010-01-20 | 2010-01-20 | シーリング材切除補助具及びシーリング材の切除方法 |
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JP2010009740A JP5421804B2 (ja) | 2010-01-20 | 2010-01-20 | シーリング材切除補助具及びシーリング材の切除方法 |
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JP2011149167A JP2011149167A (ja) | 2011-08-04 |
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