JP3754434B2 - クロス等の切断用カッター - Google Patents

クロス等の切断用カッター Download PDF

Info

Publication number
JP3754434B2
JP3754434B2 JP2003394399A JP2003394399A JP3754434B2 JP 3754434 B2 JP3754434 B2 JP 3754434B2 JP 2003394399 A JP2003394399 A JP 2003394399A JP 2003394399 A JP2003394399 A JP 2003394399A JP 3754434 B2 JP3754434 B2 JP 3754434B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheath
guide
cutter
blade
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003394399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005153064A (ja
Inventor
剛 小石
Original Assignee
剛 小石
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 剛 小石 filed Critical 剛 小石
Priority to JP2003394399A priority Critical patent/JP3754434B2/ja
Publication of JP2005153064A publication Critical patent/JP2005153064A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3754434B2 publication Critical patent/JP3754434B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Knives (AREA)
  • Details Of Cutting Devices (AREA)

Description

本発明は、例えば建物の内壁や床面に張設したクロスやクッションフロアー(以下、単に「クロス等」という)を壁際、天井際、床際、或いは柱やサッシ枠との際であるコーナできれいにかつ容易に切断することができるカッターに関する。
従来、例えば図1に示すように建物の内壁1に張設したクロス2を柱3際のコーナ部で切断するときには、ヘラを用いてコーナに沿い、クロスを直角に折り曲げて折り目を付けたのち、定規4を当て、カッターとして例えば図2に示すような市販のカッター5を用いて刃6を鞘7より若干出した状態で定規4よりはみ出るクロス2を定規4に沿い動かして切断していた。
この方法では、片手で定規を押え、もう一方の手でカッター5を掴んで刃を定規4に沿うように動かしながら両手を使って切断作業を行うが、きれいに、かつ素早く切断するのに熟練を要し、またスペースの狭い所では作業自体が容易でなかった。
この問題を解決するため下記特許文献1には、直交する案内板と、直交する案内板を連結する挟持板及び補助板よりなる治具を用い、カッターの鞘を挟持板の挟持孔と補助板の切欠部に通し、かつ刃を直交する案内板頂部の一端に形成される挿通溝に挿通した状態で治具をコーナに当てゝ移動させながらクロス等の切断を行うようにしたもの、下記特許文献2には、断面がコ字形のガイド部を下端縁に備えたベース板の両側に鞘固定板を配置し、ベース板とその両側の鞘固定板によって囲まれる空間内にカッターの鞘を納めて切断刃の刃先をガイド部先端の小溝より突出させ、ガイド部をコーナの直交面に押付けて移動させることによりクロス等の切断を行うようにしたものなどが開示されている。
実願昭60ッ65555号(実開昭61−180673号) 特開平11−319336号
上記特許文献1及び2に開示されるカッター用治具及びカッターには次のような問題があった。
1.上記特許文献1に開示されるカッター用治具は、クロス等を切断するときに片手で治具を押え、もう一方の手でカッターを押えて治具及びカッターをコーナに沿わせて移動させながら切断作業を行うが、両手を用いて治具とカッターが互いにずれないように一体に移動操作するのは容易でない。
片手で治具とカッターを押えて移動操作することも可能ではあるが、治具とカッターがずれないように移動操作して切断作業を行うのにかなりな熟練を要する。しかも治具はコーナでクロス等を直角に折り曲げながら移動させるとき、直交する案内板の先の尖った頂部一端でクロス等が引掛かってクロス等を傷付けるおそれがある。
また上記特許文献2に開示されるカッターは、切断時にガイド部が直交面のいずれかの面に倒れ易く、ガイド部の姿勢が不安定となって作業性が悪く、しかも切断位置が変動しがちで、きれいな切断が行い難い難点がある。
2.クロス等をカッターで切断するときには、クロス等の厚みに応じて切込み量を設定して切断する必要がある。切込み量が設定量より少ないとクロス等を完全に切断することができず、逆に多すぎると下地材まで達し、下地材が石膏製である場合、その表面に貼付されているボードの表面紙まで切断されるため、その切り口と上貼りした壁紙の切り口が冷暖房により伸縮して剥げ易くなる不具合を生ずるようになる。しかしながら上述する特許文献1及び2記載のものでは下記理由により切り込み量をクロス等の厚みに応じた量に設定することが困難である。
第1は、切断時において刃先はクロス等にある程度強く押し当てゝ移動させねばならないが、強く当てるほど、カッターが治具やガイド部内に引込み、刃先も引込んで必要な切込み量を確保できなくなりがちであることであり、
第2は、図2に示すタイプのカッターにおいては、刃6が鞘7にスライド可能に装着される操作部材8を移動操作することにより出し入れされ、操作部材8より突設されるバネ状の突部9が鞘8の凹部10に嵌合係止されることにより止着されるが、刃の突出量は凹部のピッチにより段階的に調節され、クロス等の厚みに応じた微調整ができないことである。また刃先をクロス等に強く押し当てて切断するとき、突部9が凹部10を乗り越えて刃先が引込み、必要な切込み量を確保できなくなるおそれがある。
第3は、図2に示すタイプのカッターは、刃6が操作部材8に軸支されることにより鞘7との遊びの範囲内で傾動しうるが、この傾動範囲は、図3に示すように刃6の長さが短く、操作部材8を鞘端に近付ける程大きくなり、切り込み量が微妙に変化することで、刃先の傾動はまた、刃の動きを不安定にし、作業性の低下をもたらしがちである。
本発明の目的は、クロス等をコーナできれいに、かつ容易に切断することができ、しかも切断時に鞘や刃が動くことなく、しっかりと固定することができるカッターを提供しようとするものである。
請求項1に係る発明は、一対の案内面を90°以下の角度で交差させ、交差する角部を好ましくは面取りした樹脂製、木製或いは金属製等のガイドと、該ガイドより突設される鞘状の取付部と、該取付部に抜き差し可能に差込まれる鞘と、該鞘にスライド操作可能に装着される操作部材と、該操作部材に連結され、操作部材のスライド操作によってガイドから出し入れされる刃と、上記取付部と鞘を通し、取付部と鞘のうち、少なくとも一方に捩込まれて刃を止着する操作頭部付きの止ネジとよりなることを特徴とする。
本発明の操作部つきの止ネジとしては、例えば蝶ネジ、摘みを備えたネジ等が挙げられる。
請求項2に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において、鞘の先端が山形をなして、好ましくはその頂部が面取りされ、刃先が山形に形成される辺の一辺より突出すると共に、前記一辺がガイドの案内面の延長上に位置することを特徴とする。
好ましい発明では、請求項1ないし3に係る発明におけるガイドに手で掴むことができる操作部が一体形成され、該操作部を或いは操作部と共に鞘を掴んで切断作業が行われるようにされる。これにより切断作業が容易に行えるようになる。
本発明によると、一対の案内面のうち、少なくとも一方は、コーナを形成する面の一方に接した状態で移動操作することができるから、ガイド部の操作が安定し、コーナにおけるクロス等の切断をきれいに行うことができ、また止ネジを捩込むことにより刃を任意の位置にクロス等の厚みに応じて微調整して固定し、しかも傾くことなく固定することができると共に、止ネジを捩込んで刃を固定することにより同時に取付部に差込んだカッターの鞘も固定することができる。すなわち止ネジを捩込むだけで刃を任意の位置で傾くことなく、しっかりと固定することができると共に、カッターの鞘も固定することができる。
図4は、本発明に係るカッターについて示すもので、図5に示すように一対の案内面12を90°以下、例えば80°の角度で交差させて、交差する角部をR状に面取りし、後方に延びる操作部13を一体形成した樹脂製のガイド14と、該ガイド14に一体形成されてガイド上に突出する鞘状の金属製取付部15と、一側端部が取付部15に差込まれて後述する止ネジにて止着され、操作部上に突出して操作部13に沿い延びる略C形断面の鞘7と、該鞘7にスライド可能に装着され、鞘7より突出する表面を平歯状に形成した操作部材8と、該操作部材8より突設されるバネ状の突部9及び鞘7に凹凸が連続する波状をなして形成され、これにより鞘7に一定ピッチで形成され、前記突部9が係脱可能に嵌合係止する凹部10よりなる操作部材8の止着手段と、取付部15に形成した取付孔を通して鞘7に捩込まれる摘み18a付きの止ネジ18と、後端が操作部材8に軸支されて連結され、操作部材8のスライド操作によって先端の刃先が鞘7から出し入れされる刃6とからなり、鞘先端の山形を形成する長辺と短辺のうち、下側の短辺は前記案内面12の延長上に位置して長辺と交差する角部がR状に面取りされ、刃6の刃先が短辺より突出するようになっている。なお、前記ガイド14と、該ガイド14より突出する鞘状の取付部15と、止ネジ18以外のカッターは、図2に示す市販のカッター5と同じ構成となっている。
図6は、ガイドの別の対応を示すもので、鉄板をV形にプレス加工するか、樹脂でV形に成形してなるもので、図5に示すガイドと同様、案内面を備えた一対の羽根16が90°以下、例えば80°の角度で交差し、角部をR状に面取りしている。
本実施形態のカッターは以上のように構成され、図1に例示されるクロス2をコーナで切断するときには、止ネジ18を緩めた状態で操作部材8を操作し、クロス2の厚みに応じて刃先の突出量を調整する。調整後、摘み18aを摘んで止ネジ18を捩込み、鞘7から突出する端部で刃6の峯を押え固定する。これにより一端が操作部材8に軸支される刃6は、図7に示すように峯中間部が止ネジ18により押えられ、刃先側が鞘7に当たった状態で傾くことなく固定される。
その後、図8に示すように操作部13を掴んでガイド14をコーナのクロス2に押付け、クロス2をガイド14の案内面12によって折込む。そして一対の案内面12のうちの一方をコーナを形成する面の一方に当てた状態でガイド14をコーナに沿って移動させ、クロス2をコーナに押込みながら折込んで刃先でクロス2を切断する。
本実施形態のカッターによると、摘み18aの操作により止ネジ18を止着するだけで鞘7の固定と共に、刃6を任意の位置で傾くことなく、しっかりと固定することができること、またクロス2の切断作業はカッターを片手で掴んでコーナに沿って移動させるだけでクロス2をコーナできれいに、かつ容易に切断することができること、ガイド14が取外し可能で、切断箇所に応じてサイズの大きなものや小さなものに取換えできること、等の効果を奏する。
本発明のカッターは、建物の内壁や床に張設したクロス等をコーナで切断したり、障子や襖を段差のあるコーナで切断するのに使用することができる。
従来法によるクロスの切断態様を示す図。 カッターの正面図。 刃の傾動範囲を示す図。 本発明に係るガイド付きカッターの正面図。 図4のA−A線における拡大断面図。 ガイドの別の態様を示す断面図。 止ネジで刃を固定した状態を示す要部の拡大部分断面正面図。 切断時における状態を示す図。
符号の説明
1・・内壁
2・・クロス
3・・柱
4・・定規
5・・カッター
6・・刃
7・・鞘
8・・操作部材
9・・突部
10・・凹部
12・・案内面
13・・操作部
14・・ガイド
15・・取付部
18・・止ネジ

Claims (2)

  1. 一対の案内面を90°以下の角度で交差させた樹脂製、木製或いは金属製等のガイドと、該ガイドより突設される鞘状の取付部と、該取付部に抜き差し可能に差込まれる鞘と、該鞘にスライド操作可能に装着される操作部材と、該操作部材に連結され、操作部材のスライド操作によってガイドから出し入れされる刃と、上記取付部と鞘を通し、取付部と鞘のうち、少なくとも一方に捩込まれて刃を止着する操作頭部付きの止ネジとよりなることを特徴とするクロス等の切断用カッター。
  2. 鞘の先端が山形をなし、刃先が山形を形成する辺の一辺より突出すると共に、前記一辺がガイドの案内面の延長上に位置することを特徴とする請求項1記載のクロス等の切断用カッター。
JP2003394399A 2003-11-25 2003-11-25 クロス等の切断用カッター Expired - Fee Related JP3754434B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003394399A JP3754434B2 (ja) 2003-11-25 2003-11-25 クロス等の切断用カッター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003394399A JP3754434B2 (ja) 2003-11-25 2003-11-25 クロス等の切断用カッター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005153064A JP2005153064A (ja) 2005-06-16
JP3754434B2 true JP3754434B2 (ja) 2006-03-15

Family

ID=34720479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003394399A Expired - Fee Related JP3754434B2 (ja) 2003-11-25 2003-11-25 クロス等の切断用カッター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3754434B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6356994B2 (ja) * 2014-03-31 2018-07-11 飯森 育実 カッター

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005153064A (ja) 2005-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6644157B2 (en) Table saw having adjustable worktable
US20060123637A1 (en) Double-edged utility knife
JP3754434B2 (ja) クロス等の切断用カッター
US20150321374A1 (en) Multifunction cutting tool guide
JP2006192245A (ja) 手動切り込みカッター具
US20070209495A1 (en) Device For Cutting Feedthroughs Into A Block Of Insulating Material
JP6182590B2 (ja) 手持ち式プレーナ
US6101906A (en) Adjustable spanner having releasable engagement securing mechanism
US20020189109A1 (en) Circular saw cutting aid for non-standard cuts
JP3956881B2 (ja) 軒樋の切断治具
JP2011084056A (ja) 丸鋸ガイド装置
JP4493369B2 (ja) ボード切断具
JP6218155B2 (ja) 石膏ボードの面取り用鉋
JP4234535B2 (ja) 丸鋸用定規
JP4138829B2 (ja) 配線ボックスの取付方法及び配線ボックス
US20070012151A1 (en) Tool guiding apparatus
JP5274932B2 (ja) 折刃式カッタブレード用刃折り具
JP2008030339A (ja) 電動工具用案内装置とそれを備えた電動マルノコ
JP3912339B2 (ja) 軒樋切断治具
JPH1058380A (ja) 手持ち切断機用ガイドアダプタ
JP4277552B2 (ja) 軒樋の切断治具
JPH07703U (ja) 替刃式カンナ
JP5465618B2 (ja) 往復動切断工具の刃具取り付け装置
JPH11319336A (ja) カッターナイフ
JPH10295954A (ja) こば合せ・面取りカンナ付カッターナイフ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees