JP6356994B2 - カッター - Google Patents

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本発明は、壁紙等を貼る際に、壁際、天井際、及び床際等で、定規を使用することなく、容易・迅速で且つきれいに、貼付した壁紙を片手でカットするのに好適なカッターに関し、特に、カッター刃の寿命が長く、安全性及び作業性に優れ、地ベラとしても使用可能なカッターに関する。
従来、室内の壁などに壁紙を貼るに際しては、壁紙を下地に貼る際に、下地との間に空気を含ませず、壁紙を密着させて貼付するために地ベラと称されるヘラを使用し、壁際等のコーナー部に達して切断の必要が生じた場合には、前記ヘラを押し込み棒又はコーナーに沿わせて動かし、壁紙を直角に折り曲げて折り目を付けた後、一方の手で地ベラ又は定規(以下、地ベラ等という。)を当て、カッターを持った他方の手を地ベラ等に沿わせて動かし、該地ベラ等からはみ出た壁紙を地ベラ等の長さ分カットし、地ベラ等を移動させて再度カットするという作業を繰り返すことが行われていた。この一連の作業は、面倒であるだけでなく、カット操作とカット操作の継ぎ目を一度のカット操作のように滑らかにするためには、長年の熟練を必要とせざるを得ないという欠点があった。
そこで、相互に直交する2つの平面の何れか一方に貼られたシートを、該2つの平面の交差線に沿って切断するのに適した、切断刃のガイド機能を持たせたカッターナイフ(特許文献1及び2)が提案された。しかしながら、これらのカッターは、刃をカッターから出した状態のまま、当接する壁との間で、カッターの位置を合わせるので、位置を合わせようとするときに刃をシートに差し込み、次いで位置及び方向を合わせてから一気に引き切りすることになる。この時、シートに差し込んで一旦止まった刃を再度動かすことになるので、何度が使用した刃の場合には、シートに付着した、湿った糊などの影響によって柔らかくなったシートを速やかに切ることが出来ず、シートを引きずりやすい。そこで上記の問題を避けるために、頻繁に新しい刃に交換しなければならないという欠点があった。
上記の欠点は、本体の中に、カッターナイフの刃及び軸周りにスイングするガイド板を設けた、光の向きや照度に左右されず、指先の感覚で切断できるシートカッター(特許文献3)によって改善された。しかしながら、このカッターの場合には、ガイド板が軸周りに容易に回動するためガイド板の操作安定性が不十分であった。したがってこのカッターの場合には、ガイド板をしっかり壁際に沿わせながら一直線に移動させ、壁紙をきれいにカットするのに熟練を要するだけでなく、ガイド板から突出する刃とカットされる壁紙との間の角度が大きいために切れ味が悪く、その分、引きずり現象が出やすいため、結局、頻繁に刃を交換しなければならず不経済であり、且つ面倒でもあるという欠点を十分に払拭することができなかった。
本発明者は、上記の欠点を改良しつつ、更に、地ベラとして使用することのできるヘラカッターを既に提案し(特許文献4)、実用化もしている。しかしながらこのヘラカッターは、どちらかと言えば大型で広い作業空間のある場合に適しており、狭い作業空間の場合には、作業性とカット開始時の前記引きずり現象の点において更なる改善が望まれた。
特開平11−319336号公報 特開2005−153064号公報 特開2011−161193号公報 特開2013−255774号公報
本発明者は、上記のような従来の欠点を改善すべく鋭意検討した結果、壁紙をコーナーで折り込むことが出来ると共に、折り込んだ後カットするべき位置に位置あわせし、カットの体勢に位置合わせした後、カットするためにカッターを移動させようとする瞬間に刃を出すことのできるカッターを使用することにより、カット開始時の引きずり現象を防止し、片手で容易に壁紙をカットすることができる上、カッター刃の寿命を、従来の壁紙用コーナーカッターより著しく延ばすことができることを見出し、本発明に到達した。
従って本発明の第1の目的は、狭い作業空間でも、壁紙をコーナーに容易に押し込むことが出来る機能を有すると共に、片手で安全且つ容易にコーナー部でカットすることのできるカッターを提供することにある。
本発明の第2の目的は、壁際、天井際、及び床際等で、片手で、安全・迅速で且つきれいに貼付した壁紙をカットすることができると共に、カット開始時の引きずり現象を起し難く、刃の交換寿命が長いカッターを提供することにある。
更に本発明の第3の目的は、壁紙を貼付するときの地ベラとして使用することが出来るだけでなく、壁紙をコーナーに押し込むこと及び押し込んだ壁紙をコーナー部できれいに片手でカットすることも可能な、カット開始時の引きずり現象を起し難く、刃の交換寿命が長い多機能カッターを提供することにある。
本発明の上記の諸目的は、一枚の刃、壁紙をコーナーに押し込む押し込み部、及び、該押し込み部の先端中央から前記刃を、その固定位置を調整して出し入れ可能、且つ、交換可能に収納することのできる、刃の固定位置調整機構を有するカッターであって、
前記押し込み部を除くカッター本体が、外形がほぼ互いに一致する上部板状部材と下部板状部材の2枚から構成されており、
前記押し込み部が、前記カッター本体の上部板状部材側と下部板状部材側にそれぞれ1枚ずつと、該2枚の構成部材の間に挿入された、押し込み部の変形を防止したりカッター刃の出入りを容易にしたりするためのスペーサーからなり、
押し込み部は、カッター本体に内蔵された弾性部材によってカッター本体の底部縁部の定位置に押し出されていると共に、前記押し込み部を切断される壁紙に当接してその先端に向けて力を加えたときに、該押し込み部が壁からの反作用で押し返され、該押し込み部の一部を内包するカッター本体の下部内側に、押し込み部の前後中央より後部の位置に設けられた回転軸を中心に、前記押し込み部の前部が回転してカッター本体内部に押し込まれるように設けられており、前記押し込み部の前部先端に向けて力を加え、該押し込み部が壁からの反作用で押し返されてカッター本体内部に押し込まれるように引っ込んだときに、前記カッターの刃が前記押し込み部の先端中央部から突出して壁紙を切り込む如く、カッター刃の固定位置を調整できるように構成されてなる事を特徴とするカッターによって達成された
本発明においては、前記上部板状部材及び/又は下部板状部材の下部における後部内側に、前記回転軸が設けられていると共に、前記上部板状部材及び下部板状部材における下部内側に、前記回転軸を中心に回転可能に、協同して前記押し込み部を構成する金属製又はセラミック製の押し込み部の構成部材が、取り外し可能に設けられていることが好ましい。これにより、破損又は消耗した落し込み部を、カッター刃と同様に、適宜交換することができる。また、回転軸の太さや位置は適宜設計することができる。
前記回転軸は、壁紙に対するカッター刃の角度を小さくして引き切りし易くするために、前記上部板状部材及び/又は下部板状部材の下部後端部近傍の内側に設けられることが好ましい。
前記上部板状部材及び/又は下部板状部材における下部内側中央部より前方に、前記押し込み部の可動範囲を制限するための軸を有することが好ましい。
更に、前記押し込み部は上部板状部材側と下部板状部材側に1枚ずつと、該2枚の間に挿入された、押し込み部の変形を防止したりカッター刃の出入りを容易にしたりするためのスペーサーを適宜介在させることが好ましく、前記2枚の押し込み部とスペーサーを、例えば接着剤やその他の公知の結合部材を用いて一体化することもできる。
本発明においては、前記押し込み部の、少なくとも壁紙と接触する部分が、摩耗し難い金属又はセラミックからなることが好ましく、特に、壁紙を傷付けないように面取りされていることが好ましい。また、2枚の押し込み部構成部材を、前部にカッター刃の出し入れ可能な開口又は切り欠きを有する、折り重ねた形状の1つの部材とすることや、プラスチックで一体成形した後、壁紙と接触する部分の強度を、金属やセラミックで補強して押し込み部とすることも可能である。
本発明におけるカッターの固定位置調整機構は、約1mm単位の微調整が可能な機構であることが好ましい。
本発明のカッターは、壁紙をコーナーに容易に押し込むことが出来ると共に、片手で安全且つ容易に、壁紙をコーナー部でカットすることができるだけでなく、刃の交換寿命が長い上、地ベラとしても使用可能であるので、作業性やコストパフォーマンスが大幅に改善されるという特別の効果を奏する。特に、押し込み部の回転軸をカッターの後端部(カット方向前部)近傍に設うけ、押し込み部と壁紙の接触部を十分長く取れるようにすると共に、カッターの刃を十分に寝かせた場合には、カット開始時の壁紙引きずり現象を十分抑制することができる。
図1は、本発明のカッターの例を示す実施例を、上から見た写真代用斜視図である。 図2は、本発明のカッターの例を示す実施例を、下から見た、写真代用斜視図である。 図3は、実施例のカッターにおける、上部板状部材を上から見た、写真代用斜視図である。 図4は、実施例のカッターにおける、上部板状部材及び下部板状部材を内側から見た、写真代用図である。両者の大きさは、上部板状部材と下部板状部材がカッターの表裏を形成するので実質的に同じである。 図5は、実施例のカッターにおける、2枚の押し込み部3とそれらの間に介在するスペーサーの1つのセットを示す写真代用図である。これらの大きさは異なるように見えるが、本実施例の場合には、その長さは同じであり、最大幅も同じである。 図6は、実施例のカッターにおける、下部板状部材の内側で、弾性部材によって下部板状部材側の押し込み部材がカッター本体から押し出されている状態の1例を示す、写真代用図である。 図7は、本発明のカッターに使用する他のスペーサー及び弾性部材の例を示す、写真代用図である。 図8は、本発明のカッターにおけるカッター刃の収納部の例を示す、写真代用側面図である。
以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はこれによって限定されるものではなく、本明細書及び/又は添付図面に基づいて当業者が通常行う設計変更の結果として得られるカッターも、本発明に包含される。
図1は、本発明のカッター20を上部から見た全体斜視図である。図中の符号1は上部板状部材であり、図2に示されている裏面の下部板状部材2、及び、押し出し部3、カッターの刃4並びにカッター刃の出し入れ及び固定位置(ロック)調整手段5と共に、本発明のカッター20を構成している。上部板状部材1と下部板状部材2は結合手段で一体化されてカッター本体を構成するが、本実施例では結合手段としてネジが例示されている。また、本図では、理解しやすいようにカッターの刃が出た状態となっているが、実際に使用する場合には、操作していない状態においては、刃がでないように刃の位置を調整して固定する。
図3は、上部板状部材1の外側を上方から概観した斜視図であり、符号6はカッター刃の出し入れ及び固定位置調整手段5を受容する、公知の波形構造であり、この波形構造が細かいほど、カッター刃の固定位置を微調整することができる。
本発明においては、特に1mmの単位で刃の固定位置を調整できる様に設計することが好ましい。上記波形構造6は、前記固定位置調整手段5と協同して、刃の固定位置調整機構を構成する。
図5に示されるように、押し込み部3は、その中央先端内部から刃が出るように、上部板状部材1側の部材と、裏面の下部板状部材2側の部材からなる一対の部材からなっており、その間にスペーサー9−1が介在し、開口12に通した、例えば棒状結合部材で個別化可能に一体化され、押し込み部が変形しないように強化されている。図5の下側の押し込み部材において、開口12が現われていないのは、該開口が上記棒状結合部材で占められているからである。
刃が出る押し込み部材の前部側が、本体内側底部の後端部近傍に設けられた軸10を中心に、カッター本体内部側に回転可能となるように、上記3枚セットとなった押し込み部材それぞれに設けられた開口11が前記軸10(図4)に系合する。図4における軸13は、押し込み部3に設けられた細長い開口14に系合し、押し込み部材の動き幅を制限すると共に、その動きをスムーズに制御する。軸10及び13は、例えば半分の長さで、上部板状部材と下部板状部材のそれぞれに設けられても良いが、長い1つの軸を何れか一方に設けても良く、適宜設計することができる。
押し込み部材は、本発明のカッターとして使用する時以外は、カッター本体内部に収容されている弾性部材8によって押し出されており、該弾性部材は弾性部材の収容部7に収容されている(図6)。前記1対の部材からなる押し込み部材は、前部に、刃の出入りが可能な開口又は切り欠きを有するように折り返す等、一枚の部材で製造し、適宜、更にスペーサーを間に介在させて構成することもできる。また、プラスチックで一体成形することもできる。
前記押し込み部材の少なくとも壁紙と接する部分は、壁紙によって摩耗し難い材質の金属及び/又はセラミックによって構成することが好ましく、また、壁紙を傷付けないように、壁紙と接触する角部については面取りをしておくことが好ましい。この様に面取りした場合には、本発明のカッターを、壁紙を貼付する場合の地ベラとして使用することも可能になる。なお、本発明における壁紙は広い概念であり、材質がパルプを主体とする紙である物には限定されず、適宜凹凸を有する模様を形成した、布製や不織布等の樹脂製、あるいは印刷された樹脂シート等を含む概念である。
本発明のカッターの刃としては、市販の刃を使用することができる。刃の出し入れや固定手段も、市販されているカッターに使用されているような公知の手段(本願発明における、刃の固定位置調整機構に対応する。)を使用すれば良い(図3参照)。
壁紙をきれいにカットするためには、本発明のカッターの刃が、接着剤が付いて柔らかくなった壁紙でも、引きずることなく容易に引き切りすることができるように、前記押し込み部の先端から突出するカッターの刃が必要以上に壁紙に対して大きな角を形成しないようにカッターを設計する必要がある。本発明においては、壁紙に対するカッター刃の角度が、7°〜45°の範囲、好ましくは10°〜30°の範囲となるように設計することが好ましい。
本実施例では、押し込み部材の回転軸は、破損しにくいように、上部板状部材1及び下部板状部材2にそれぞれ設けられているが、前記したようにどちらか一方に設けることも可能であるし、軸となる、ボルトのような部材で上部板状部材及び下部板状部材を貫き、他端をナットで固定し、上部板状部材及び下部板状部材を一体化する、固定部材としての機能の一端を同時に担わせることもできる。
また、上部板状部材1の内側と下部板状部材2の内側には、適宜、互いに嵌合する凸部とそれを受容する穴又は凹部を、結合対になるように設けることもできる。
更に、高所で使用する場合の落下を防止するために、例えば、紐を通して工具バンドに収納できるように、紐を通す開口等を適宜設けても良いことは当然である。
図6は押し込み部を装着した下部板状部材2の内側を示す図であり、この図では、弾性部材8によって押し込み部材の先端がカッター本体の外側に押し出されている。また、符号9−1は、押し込み部を強化すると共に、刃が出やすくなるように設けられたスペーサーである。また、図7は、本実施例で使用した金属製の他のスペーサー9−2及びプラスチック製の弾性部材8であるが、これらの材質は適宜選択することができ、その形状も適宜設計して製造することができる。
図8は、本発明のカッターにおけるカッター刃収納部の例を示す図であり、下部板状部材2の外部形状が有する屈曲は、カッターで壁紙をコーナーに押し込む場合に、カッター本体の持ち手が本体と壁との間に入ったまま、本発明のカッターを壁に沿わせて動かすために設計されたものである。
本発明のカッターで壁紙をコーナーに押し組む場合には、カッターの後部(押し込み部の回転軸が存在する側)を意識して操作し、壁紙を切る場合にのみカッターの前部に力を加えるように操作すれば良い。
また、地ベラとして使用する場合には、押し込み部が引っ込んでも刃が出ないように、カッターの刃を固定することが無難である。
本発明のカッターは、壁際、天井際、及び床際等のコーナー部に到達したときに、作業空間が狭くても、片手で壁紙をコーナーに折り込み、次いで刃を出してコーナーに沿って移動させ、壁紙を容易にカットすることができるので、作業性が良く、また、カッターの刃を、引き切りし易い角度に設計することが容易なので、切断時に壁紙を引きずることがなく刃の寿命を延ばせる上、地ベラとしても使用できるように設計することも容易であり、産業上極めて有用である。
1 上部板状部材
2 下部板状部材
3 押し込み部
4 カッターの刃
5 カッター刃の出し入れ及び固定位置調整手段
6 カッター刃の出し入れ及び固定位置調整手段5を受容する波形の構造
7 弾性部材の収容部
8 弾性部材
9−1、9−2 スペーサー
10 押し出し部の回転軸
11 軸10と系合する開口
12 押し込み部材及びスペーサーを一体化する結合部材を挿入する開口。
13 押し込み部材の可動範囲を制御するための軸。
14 軸13と系合し、押し込み部材の可動範囲を制御すると共に、押し込み部材の動きをスムーズにするための、細長い開口。
15 紐を通すための開口
20 カッター

Claims (8)

  1. 一枚の刃、壁紙をコーナーに押し込む押し込み部、及び、該押し込み部の先端中央から前記刃を、その固定位置を調整して出し入れ可能、且つ、交換可能に収納することのできる、刃の固定位置調整機構を有するカッターであって、
    前記押し込み部を除くカッター本体が、外形がほぼ互いに一致する上部板状部材と下部板状部材の2枚から構成されており、
    前記押し込み部が、前記カッター本体の上部板状部材側と下部板状部材側にそれぞれ1枚ずつと、該2枚の構成部材の間に挿入された、押し込み部の変形を防止したりカッター刃の出入りを容易にしたりするためのスペーサーからなり、
    該押し込み部は、カッター本体に内蔵された弾性部材によってカッター本体の底部縁部の定位置に押し出されていると共に、前記押し込み部を切断される壁紙に当接してその先端に向けて力を加えたときに、該押し込み部が壁からの反作用で押し返され、該押し込み部の一部を内包するカッター本体の下部内側に、押し込み部の前後中央より後部の位置に設けられた回転軸を中心に、前記押し込み部の前部が回転してカッター本体内部に押し込まれるように設けられており、前記押し込み部の前部先端に向けて力を加え、該押し込み部が壁からの反作用で押し返されてカッター本体内部に押し込まれるように引っ込んだときに、前記カッターの刃が前記押し込み部の先端中央部から突出して壁紙を切り込む如く、カッター刃の固定位置を調整できるように構成されてなる事を特徴とするカッター。
  2. 前記押し込み部を除くカッター本体前記上部板状部材にカッターの固定位置調整機構が設けられている、請求項1に記載されたカッター。
  3. 前記上部板状部材及び/又は下部板状部材の下部における後端部近傍内側に前記回転軸が設けられている、請求項1又は2に記載されたカッター。
  4. 前記上部板状部材及び/又は下部板状部材における下部内側中央部より前方に、前記押し込み部の可動範囲を制限するための手段を有する、請求項1〜3の何れかに記載されたカッター。
  5. 前記押し込み部の、少なくとも壁紙と接触する下部が、摩耗し難い硬度を有する、金属又はセラミックによって形成されている、請求項1〜4の何れかに記載されたカッター。
  6. 前記押し込み部の壁紙と接触する下部が、壁紙を傷付けない程度に面取りされている、請求項1〜5の何れかに記載されたカッター。
  7. 前記2枚の押し込み部構成部材からなる押し込み部材に替えて、1枚の板から製造され、前部にカッター刃の出し入れ可能な開口又は切り欠きを有する押し込み部材を使用する、請求項1〜6の何れかに記載されたカッター。
  8. 前記カッターの固定位置調整機構が約1mm単位の刃の出し入れ調整が可能な機構である、請求項1〜7の何れかに記載されたカッター。
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