JP5619073B2 - 車両用ドアのラッチ解除装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ラッチ解除用動力を発揮し得る電動式ラッチ解除手段と、車両運転者の操作に応じた機械的なラッチ解除用動力を伝達し得る非常用ラッチ解除手段と、アンロック状態およびロック状態の切換を可能とするとともに前記アンロック状態での前記電動式ラッチ解除手段および前記非常用ラッチ解除手段のいずれかの作動に応じてドアのラッチ状態を解除するようにしたラッチ機構とを備える車両用ドアのラッチ解除装置に関する。
ドアスイッチの操作によって電気的にラッチ解除を行うようにした車両用ドアのラッチ解除装置において、バッテリ上がり等による作動不良に起因して、ドアのラッチ状態を電気的に解除できない場合に備えて、車両運転者の操作による機械的な操作力によってもドアのラッチ状態を解除し得るようにしたものが、特許文献1で知られている。
特許第4598668号公報
ところが、上記特許文献1で開示されるものでは、車体側に設けられる凹部に手を差し込んで操作することを可能としてアウトハンドルがドアに設けられ、そのアウトハンドルで外部から隠されるようにして非常用操作部材が配設されており、非常用操作部材を操作する際には、アウトハンドルの奥の方に手を挿入して操作する必要があり、非常用操作部材の操作性が良いとは言い難い。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、バッテリ上がり等による作動不良に起因してドアのラッチ状態を電気的に解除できない場合の非常操作を容易とした車両用ドアのラッチ解除装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ラッチ解除用動力を発揮し得る電動式ラッチ解除手段と、車両運転者の操作に応じた機械的なラッチ解除用動力を伝達し得る非常用ラッチ解除手段と、アンロック状態およびロック状態の切換を可能とするとともに前記アンロック状態での前記電動式ラッチ解除手段および前記非常用ラッチ解除手段のいずれかの作動に応じてドアのラッチ状態を解除するようにしたラッチ機構とを備える車両用ドアのラッチ解除装置において、前記ドアに、第1の操作に応じて前記電動式ラッチ解除手段を作動させるとともに第1の操作とは操作方向の異なる第2の操作に応じて前記非常用ラッチ解除手段を作動させるようにしてドアハンドルが設けられることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記ドアハンドルが、中立位置から上下いずれか一方の方向に回動操作する第1操作と、前記中立位置から上下いずれか他方の方向に回動操作する第2操作とを切換えて操作することを可能として単一の支軸を介して前記ドアに回動可能に取付けられ、前記ドアハンドルおよび前記ドア間に、前記ドアハンドルを前記中立位置側に戻す方向に回動付勢する付勢手段が設けられることを第2の特徴とする。
なお実施の形態のアウトハンドル12が本発明のドアハンドルに対応し、実施の形態のラッチ解除用電動モータ17が本発明の電動式ラッチ解除手段に対応し、実施の形態の前部サイドドアDが本発明のドアに対応する。
本発明の第1の特徴によれば、電動式ラッチ解除手段が正常に作動する通常状態での第1操作と、電動式ラッチ解除手段の作動が不能となった非常状態での第2操作との両方を同一のドアハンドルで該ドアハンドルの操作方向を異ならせるだけで行うことができるので、ドアのラッチ状態を電気的に解除できない場合の非常操作が容易となる。
また本発明の第2の特徴によれば、ドアハンドルが単一の支軸を介して回動可能にドアに取付けられ、付勢手段で中立位置に付勢されるものであるので、第1および第2操作の切換を容易としたハンドル構造の簡素化を図ることができる。
車両用ドアの一部を示す側面図である。 図1の2−2線断面図である。 非操作状態での図2の3矢視図である。 ラッチ解除装置の構成の一部を示す分解斜視図である。 図2の5−5線断面図である。 通常操作状態での図3に対応した図である。 非常操作状態での図3に対応した図である。 図3の8−8線断面図である。 図2の9−9線断面図である。
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら説明すると、先ず図1および図2において、この乗用車両が備えるドアたとえば前部サイドドアDのアウターパネル11には、ドアハンドルであるアウトハンドル12と、該アウトハンドル12の後方に位置するようにしてシリンダ錠13が配設される。
図3において、前記前部サイドドアDには、アンロック状態およびロック状態の切換を可能とするとともに、前部サイドドアDの閉じ状態を保持するラッチ状態を前記アンロック状態で解除することを可能としたラッチ機構14が配設される。
前記ラッチ機構14のケース15内には、前記ラッチ機構14のロック状態およびアンロック状態を切換える動力を発揮するロック状態切換用電動モータ16と、ラッチ解除用動力を発揮し得る電動式ラッチ解除手段であるラッチ解除用電動モータ17とが内蔵されており、アンロック状態での前記ラッチ解除用電動モータ17の作動に応じて前部サイドドアDのラッチ状態が解除される。
また前記ラッチ機構14には、前記シリンダ錠13をメカニカルキー(図示せず)で操作することによる機械的な操作力を入力可能であり、このシリンダ錠13からの機械的な操作力の入力に応じて、前記ラッチ機構14はロック状態およびアンロク状態を切換える。
図4を併せて参照して、前記アウトハンドル12は、車両の前後方向に長く延びて形成されるものであり、その前端部の回動基部12aと、該回動基部12aから後方に延びる把持部12bとを一体に有するように形成される。前記回動基部12a内には、前記ラッチ機構14をアンロック状態からロック状態に切換えるためのロックセンサ18が配設されており、そのロックセンサ18の配設位置を示すためのマーク19が前記回動基部12aの表面に設けられる。而して車両ユーザの手が前部サイドドアDを閉じた後に前記マーク19に対応する部分で前記回動基部12aの表面に触れるのに応じて正規の車両ユーザであるか否かが確認され、正規の車両ユーザであることが確認された後に前記ロック状態切換用電動モータ16が作動し、前記ラッチ機構14がロック状態となる。
前記前部サイドドアDにおけるアウターパネル11の内面には合成樹脂から成るベース部材20が当接されており、前記アウトハンドル12の回動基部12aに対応する部分で前記ベース部材20および前記アウターパネル11には円形の開口部21が設けられる。この開口部21には、前記アウターパネル11の外面に当接するようにした半径方向外方に張り出す係合鍔部22aを一端に有して車幅方向に延びるベースシャフト22が挿入される。
このベースシャフト22には、前記係合鍔部22aの中央に一端を開口した大径孔23と、その大径孔23よりも小径に形成されて該大径孔23の他端に一端が同軸に連なるとともに他端をベースシャフト22の他端に開口する小径孔24とが同軸に設けられており、大径孔23の他端および小径孔24の一端間には、ベースシャフト22の一端側に臨む環状の第1段部25が形成される。
前記係合鍔部22a寄りの部分で前記ベースシャフト22の外周の周方向に等間隔をあけた複数箇所たとえば4箇所には、半径方向外方に突出する係合突部22b,22b…が突設されており、前記開口部21の周方向に間隔をあけた複数箇所たとえば4箇所には前記係合突部22b,22b…を挿入、係合させる係止凹部21a,21a…が設けられる。これにより、前記係合鍔部22aを前記アウターパネル11の外面に当接させるまで前記開口部21に前記ベースシャフト22を挿入した状態では該ベースシャフト22の軸線まわりの回転は阻止されることになる。
また前記ベースシャフト22の外周には雄ねじ26が刻設されており、前記ベース部材20を前記アウターパネル11との間に挟むナット27が前記雄ねじ26に螺合され、このナット27を締めつけることで前記ベース部材20および前記ベースシャフト22が前記アウターパネル11に固定されることになる。
前記アウトハンドル12の回動基部12aには車幅方向に延びる支軸30の一端部が固定される。この支軸30は、その一端側から順に、前記回動基部12aの内面に対応した形状に形成されて該回動基部12aに当接する取付け部30aと、該取付け部30aから外側方に張り出す取付け鍔部30bと、該取付け鍔部30bに軸方向他方から対向するようにして前記取付け部30aから外側方に張り出す規制鍔部30cと、前記ベースシャフト22の大径孔23よりも大径に形成されて前記取付け部30aに連なる大径軸部30dと、前記ベースシャフト22の大径孔23に挿入される外径を有して前記大径軸部30dに同軸に連なる中径軸部30eと、前記ベースシャフト22の小径孔24に挿入される外径を有して前記中径軸部30eに同軸に連なる小径軸部30fとを一体に有し、大径軸部30dおよび中径軸部30e間にはベースシャフト22の係合鍔部22aに当接する第2段部31が形成され、中径軸部30eおよび小径軸部30f間には前記ベースシャフト22の第1段部に近接、対向する第3段部32が形成される。
前記支軸30は、その取付け鍔部30bを前記アウトハンドル12における前記回動基部12aの内面に一体に突設された取付けボス部12cにねじ部材33で締結することによって前記回動基部12aに固定される。また前記支軸30の中径軸部30eおよび小径軸部30fは、該支軸30の第2段部31を前記ベースシャフト22の係合鍔部22aに当接させるようにして前記ベースシャフト22の大径孔23および小径孔24に挿入される。
図5を併せて参照して、前記支軸30における小径軸部30fには、半径方向外方に突出する1条の突条30gが一体に突設される。一方、前記ベースシャフト22の他端部には、前記突条30gを収容する規制凹部34が前記小径孔24の内周に開口するようにして形成されており、この前記支軸30の周方向に沿う前記規制凹部34の両端に前記突条30gが当接することで、該突条30gの回動範囲すなわち前記支軸30および前記アウトハンドル12の回動範囲が規制される。
前記ベースシャフト22の他端部からの前記支軸30の前記突条30gを含む突出部にはシャフトレバー35が連結される。このシャフトレバー35は、前記支軸30の前記突出部を相対回転不能に嵌合される装着孔36を有して前記ベースシャフト22の他端部に当接される円板状のレバー基部35aと、中間部が前記ベース部材20側に屈曲するようにしつつ前記レバー基部35aから車両の前後方向に沿う後方に延びる腕部35bとを一体に有する。前記レバー基部35aは、前記ベースシャフト22の他端部と、前記支軸30における小径軸部30fの外周に設けられる装着溝38(図4参照)に装着されるE形止め輪37との間に挟持されており、前記シャフトレバー35は、前記支軸30すなわち前記アウトハンドル12とともに回動するようにして前記支軸30に連結される。
アンロック状態で前記ラッチ解除用電動モータ17を作動させて前部サイドドアDのラッチ状態を解除するには、前記アウトハンドル12を下方に押し下げる第1の操作を実行すればよく、このアウトハンドル12の第1の操作によって、前記シャフトレバー35は、図6で示すようにアウトハンドル12とともに下方に回動する。前記ベース部材20には、回動時の前記シャフトレバー35のがたつきを防止するためにシャフトレバー35に摺接する第1リブ39が突設される。
前記シャフトレバー35の下方への回動は、前記ベース部材20の下部に取付けられるスイッチ40によって検出される。このスイッチ40は、前記ベース部材20に取付けられるスイッチケース41と、該スイッチケース41から突出する方向に付勢されて一部が前記スイッチケース41から突出する検出子42と、一端部が前記スイッチケース41に支持されて該スイッチケース41の外方に配置される板ばね製のレバー43とを有するマイクロスイッチである。前記レバー43は、その他端側が前記スイッチケース41から離反する側に向けて弾発力を発揮するものであり、該レバー43の他端部には湾曲した当接部43aが形成され、該当接部43a寄りの部分で前記レバー43が前記検出子42の先端に接触する。
前記シャフトレバー35における前記腕部35bの先端部は、前記レバー43の当接部43aに接触しており、前記アウトハンドル12が非操作状態にあるときに、前記レバー43の他端側を前記スイッチケース41から最大限離反させるべく前記当接部43aを収容する凹部44が前記腕部35bの先端下部に形成され、前記アウトハンドル12の第1の操作によって前記シャフトレバー35が下方に回動することで、前記腕部35bの先端部は前記レバー43を前記スイッチケース41側に押圧し、前記レバー43で前記検出子42が押し込まれ、アウトハンドル12の第1の操作が前記スイッチ40で検出されることになり、それによって前記ロック状態切換用電動モータ16が作動して前記ラッチ機構14がアンロック状態となり、それに続いて前記ラッチ解除用電動モータ17が作動して前部サイドドアDのラッチ状態が解除されることになる。
ところでバッテリ上がり等による作動不良に起因して、前部サイドドアDのラッチ状態を電気的に解除することができない場合には、前記シリンダ錠13をメカニカルキーで操作することによって前記ラッチ機構14をアンロック状態とし、前記アウトハンドル12を第1の操作とは異なる第2の操作で動かすことによって、機械的なラッチ解除用動力を非常用ラッチ解除手段46を介して前記ラッチ機構14に伝達することでラッチ状態を解除することが可能であり、この実施の形態では第1の操作が前記アウトハンドル12を下方に押し下げて回動する操作であるのに対して、第2の操作は、前記アウトハンドル12を第1の操作とは操作方向の異なる上方に押し上げて回動する操作である。
前記非常用ラッチ解除手段46は、前記アウトハンドル12とともに回動する前記シャフトレバー35と、前記アウトハンドル12の上方への回動に伴う前記シャフトレバー35の回動に連動して回動するようにして前記ベース部材20に回動可能に支持されるハンドルレバー47と、該ハンドルレバー47および前記ラッチ機構14間を結ぶロッド48とで構成される。
前記シャフトレバー35における腕部35bには、その先端部から直角に屈曲して上方に臨む押圧部35cが一体に形成されており、車両の前後方向に延びるように形成される前記ハンドルレバー47の前端部には、前記押圧部35cに上方から対向する受圧部47aが形成される。このハンドルレバー47の長手方向中間部は、前記ベース部材20にリベット49で回動可能に支持されており、前記ベース部材20には、前記ハンドルレバー47のがたつきを防止するためにハンドルレバー47に摺接する第2および第3リブ50,51が突設される。また前記ハンドルレバー47の後端部にロッド48の一端が連結されており、ロッド48が押し下げられることによって前記ラッチ機構14に機械的なラッチ解除用動力が伝達されることになる。また前記ベース部材20および前記ハンドルレバー47間にはハンドルレバー47を図3で示す非作動位置側に戻すばね力を発揮するねじりばね52が設けられる。
而して前記アウトハンドル12の上方への回動に伴って、図7で示すように、前記シャフトレバー35が上方に回動すると、そのシャフトレバー35の押圧部35cが前記ハンドルレバー47の受圧部47aに下方から当接して該受圧部47aを上方に押し上げることになり、ハンドルレバー47が図7の時計方向に回動してロッド48が押し下げられ、前記ラッチ機構14に前記非常用ラッチ解除手段46から機械的なラッチ解除用動力が伝達される。
図8において、前記ハンドルレバー47が非作動状態にあるときに該ハンドルレバー47の受圧部47aと重なる位置で前記ベース部材20には、遊端部を前記受圧部47aに対向させるとともに基端部を前記ベース部材20に直角に連ねるようにした弾性片54が、該ベース部材20の一部を切り起こすことで形成されており、その弾性片54の遊端部には前記受圧部47a側に突出した突部55が設けられる。
而して非常用ラッチ解除手段46を介して前記ラッチ機構14に機械的なラッチ解除用動力を伝達するために前記アウトハンドル12を上方に回動操作するときには、前記シャフトレバー35の押圧部35cは前記弾性片54を撓ませながら前記突部55を乗り超えるように回動することになり、アウトハンドル12を下方に回動操作する通常時に比べて、アウトハンドル12を上方に回動する非常時の操作荷重が大きくなるので、通常操作および非常操作を区別するためのクリック感を車両ユーザが感じることができる。
前記アウトハンドル12は、図1の実線で示す中立位置から下方に回動操作する第1操作と、前記中立位置から上方に回動操作する第2操作とを切換えて操作することを可能として単一の前記支軸30を介して前記前部サイドドアDに回動可能に取付けられており、前記アウトハンドル12および前記前部サイドドアD間には前記アウトハンドル12を前記中立位置側に戻す方向に回動付勢する付勢手段56が設けられる。
図9を併せて参照して、前記付勢手段56は、前記アウトハンドル12に固定された前記支軸30と、前記前部サイドドアDのアウターパネル11に固定されたベースシャフト22との間にばね57が設けられてなるものであり、前記ばね57は、前記支軸30の大径軸部30dを囲繞するコイル部57aならびに該コイル部57aの両端から延びる第1および第2挟み片57b,57cを有し、前記支軸30の前記規制鍔部30cには、前記大径軸部30dの中心軸線を中心とする円弧状に形成されるとともに第1および第2挟み片57b,57cの先端部を挿通させる長孔58が設けられ、前記ベースシャフト22の係合鍔部22aには第1および第2挟み片57b,57cに外側から当接可能な第1および第2ばね受け部59,60が突設される。
而して前記アウトハンドル12が中立位置にある状態で第1および第2挟み片57b,57cの先端部は前記長孔58の長手方向両端部に位置しており、この状態で第1および第2ばね受け部59,60は第1および第2挟み片57b,57cに外側から当接した状態にある。
而して通常操作時に前記アウトハンドル12を中立位置から下方に回動すると、アウトハンドル12とともに図9の反時計方向に支軸30が回動するのに応じて、第2挟み片57cを第2ばね受け部60に当接させた状態で第1挟み片57bが第1ばね受け部59から離れて第2ばね受け部60に近接する側に動くことになり、支軸30すなわちアウトハンドル12がばね57によって中立位置側に付勢されることになる。一方、非常操作時に前記アウトハンドル12を中立位置から上方に回動すると、アウトハンドル12とともに図9の時計方向に支軸30が回動するのに応じて、第1挟み片57bを第1ばね受け部59に当接させた状態で第2挟み片57cが第2ばね受け部60から離れて第1ばね受け部59に近接する側に動くことになり、支軸30すなわちアウトハンドル12がばね57によって中立位置側に付勢されることになる。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、前記前部サイドドアDに、第1の操作に応じてラッチ解除用電動モータ17を作動させるとともに第1の操作とは操作方向の異なる第2の操作に応じて非常用ラッチ解除手段46を作動させるようにしてアウトハンドル12が設けられるので、ラッチ解除用電動モータ17が正常に作動する通常状態での第1操作と、ラッチ解除用電動モータ17の作動が不能となった非常状態での第2操作との両方を同一のアウトハンドル12で行うことができるので、前部サイドドアDのラッチ状態を電気的に解除できない場合の非常操作が容易となる。
またアウトハンドル12が、中立位置から下方に回動操作する第1操作と、前記中立位置から上方に回動操作する第2操作とを切換えて操作することを可能として単一の支軸30を介して前部サイドドアDに回動可能に取付けられ、前記アウトハンドル12および前記前部サイドドアD間に、前記アウトハンドル12を前記中立位置側に戻す方向に回動付勢する付勢手段56が設けられるので、第1および第2操作の切換を容易としたハンドル構造の簡素化を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえばドアハンドルを車両用ドアの内側に配設されるインサイドハンドルとした場合にも本発明を適用可能である。
12・・・ドアハンドルであるアウトハンドル
14・・・ラッチ機構
17・・・電動式ラッチ解除手段であるラッチ解除用電動モータ
30・・・支軸
46・・・非常用ラッチ解除手段
56・・・付勢手段
D・・・ドアである前部サイドドア

Claims (2)

  1. ラッチ解除用動力を発揮し得る電動式ラッチ解除手段(17)と、車両運転者の操作に応じた機械的なラッチ解除用動力を伝達し得る非常用ラッチ解除手段(46)と、アンロック状態およびロック状態の切換を可能とするとともに前記アンロック状態での前記電動式ラッチ解除手段(17)および前記非常用ラッチ解除手段(46)のいずれかの作動に応じてドア(D)のラッチ状態を解除するようにしたラッチ機構(14)とを備える車両用ドアのラッチ解除装置において、
    前記ドア(D)に、第1の操作に応じて前記電動式ラッチ解除手段(17)を作動させるとともに第1の操作とは操作方向の異なる第2の操作に応じて前記非常用ラッチ解除手段(46)を作動させるようにしてドアハンドル(12)が設けられることを特徴とする車両用ドアのラッチ解除装置。
  2. 前記ドアハンドル(12)が、中立位置から上下いずれか一方の方向に回動操作する第1操作と、前記中立位置から上下いずれか他方の方向に回動操作する第2操作とを切換えて操作することを可能として単一の支軸(30)を介して前記ドア(D)に回動可能に取付けられ、前記ドアハンドル(12)および前記ドア(D)間に、前記ドアハンドル(12)を前記中立位置側に戻す方向に回動付勢する付勢手段(56)が設けられることを特徴とする請求項1記載の車両用ドアのラッチ解除装置。
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