JP5614700B2 - キッチン装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、これまでのキッチン装置は、使用者がシンクの正面に立って洗い動作を行うことを想定して作られてきた。つまり、シンクの側方に設けられた調理台の前に立った使用者が、その調理台の前に立ち、調理を継続しながらシンクの水栓の方向に向かって斜めに被洗浄物を差し出して洗う動作は、ほとんど想定されていなかった。そのため、水栓は、一般的にシンクの中心、すなわち使用者がキッチン装置に対峙したときのシンクの左右方向に対する中心に設けられている。
このキッチン装置によれば、水栓は、調理スペースの前に立つ人の手の届く範囲内に吐水を指示可能な入力部と洗浄エリアを形成することができる。これにより、使用者は、水栓からの吐水を行う際や、調理スペースの前に立ち、調理を継続しながら行う洗い動作である「簡単洗い」を行う際に手や体を大きく動かさなければならないという課題を解決することができ、調理スペースの前に立ち、調理を継続しながらでも楽に洗い動作を行うことができる。
これに対して、本発明の水栓は吐水口の下方に入力部を設けることにより、吐水口下方にて手や被洗浄物を洗浄する際、手の上下方向に対する動作量を低減することが可能となるため、より使用者の身体負荷を低減することが可能となる。
これによれば、手や体を大きく動かさなければならないという体の重心移動だけでなく、洗浄を行う際の手の動作量も低減することができるため、調理スペースの前に立ち、調理を継続しながら行う洗い動作である「簡単洗い」をさらに楽に且つ効率的に行うことができる。
また、水栓の吐水部は、調理スペースの上面に対して上方に傾斜しているため、水栓と調理スペースの上面との間の空間を広く確保することができる。そのため、調理スペースの前に立ち、調理を継続しながら行う洗い動作において、その水栓が邪魔になるおそれは少ない。
しかしながら、その水栓がシンクの中心、より具体的にはシンクの左側面と右側面との中心に設置されている場合には、水栓から吐水された水は、調理スペースの前にいる使用者に向かってくるため、その使用者は恐怖感や圧迫感などを感ずるおそれがある。また、シンクに着水した水が飛散することにより生ずる「水跳ね」が、使用者に向かってくるおそれがある。そのため、使用者は、水跳ねに対して恐怖感を感ずるおそれがある。
これに対して、本発明の水栓は、シンクの中心よりも調理スペース側に設置され、シンクの奥行方向と平行な方向に吐水可能であるため、水栓から吐水された水は、調理スペースの前にいる使用者に向かってくることはない。そのため、使用者は、恐怖感や圧迫感などを感ずるおそれは少ない。また、水跳ねが調理スペースの前にいる使用者に向かってくるおそれは少ない。そのため、使用者は、水跳ねに対して恐怖感を感ずるおそれは少ない。これによれば、水栓の吐水部が調理スペースの上面に対して上方に傾斜していることにより生ずる新たな課題を解決することができる。
また、水栓の吐水部は、調理スペースの上面に対して上方に傾斜しているため、水栓がシンクの中心よりも調理スペース側に設置されていても、水栓と、調理スペースの上面と、の間の空間を広く確保することができる。これにより、鍋などのより大きい被洗浄物を洗浄する場合でも、使用者は、水栓に邪魔されることなく楽に洗浄できる。
あるいは、このキッチン装置によれば、水栓は、シンクの中心よりも調理スペース側に設置されているため、
水栓が調理スペースの上面と平行方向(水平方向)に延在していると、その水栓が邪魔になるおそれがある。これは、水栓と、調理スペースの上面と、の間の空間が狭くなり、被洗浄物がその水栓に干渉するおそれがあるためである。
これに対して、本発明の水栓の吐水部は、調理スペースの上面に対して上方に傾斜しているため、水栓と調理スペースの上面との間の空間を広く確保することができる。そのため、水栓がシンクの中心よりも調理スペース側に設置されていても、調理スペースの前に立ち、調理を継続しながら行う洗い動作において、その水栓が邪魔になるおそれは少ない。これによれば、水栓がシンクの中心よりも調理スペース側に設置されていることにより生ずる新たな課題を解決することができる。
しかしながら、この場合でも、水栓から吐水された水が調理スペースの前にいる使用者に向かってくると、その使用者は、恐怖感や圧迫感などを感ずるおそれがある。また、水跳ねが、使用者に向かってくるおそれがある。そのため、使用者は、水跳ねに対して恐怖感を感ずるおそれがある。また、水栓がシンクの中心よりも調理スペース側に設置されているため、使用者は、水栓から吐水された水がシンクの外部へ飛散する恐怖感を感ずるおそれがある。
これに対して、本発明の水栓は、シンクの奥行方向と平行な方向に水を吐水可能であるため、水栓から吐水された水は、調理スペースの前にいる使用者に向かってくることはない。そのため、その使用者は、恐怖感や圧迫感などを感ずるおそれは少ない。また、水跳ねが調理スペースの前にいる使用者に向かってくるおそれは少ない。そのため、使用者は、水跳ねに対して恐怖感を感ずるおそれは少ない。また、水栓の吐水部は、調理スペースの上面に対して上方に傾斜し、調理スペースの上面に対して垂直ではなく斜め下方に吐水できるため、水栓から吐水された水がシンクの外部へ飛散することを抑制することができる。そのため、使用者は、水栓から吐水された水がシンクの外部へ飛散する恐怖感を感ずるおそれは少ない。これによれば、水栓がシンクの中心よりも調理スペース側に設置されていること、および水栓の吐水部が調理スペースの上面に対して上方に傾斜していることにより生ずる新たな課題を解決することができる。
これによれば、水栓の形状によっては吐水口下方への被洗浄物の挿入が困難になるおそれがあるという課題を解決することができ、調理スペースの前に立ち、調理を継続しながら行う洗い動作である「簡単洗い」の作業性をさらに効率化させることができる。
図1は、本発明の実施の形態にかかるキッチン装置を表す斜視模式図である。
また、図2は、調理台の前に立つ使用者の可動域の一例を例示する平面模式図である。
一方、本願明細書において、「吐水操作部」とは、「入力部」のうち、人が「吐水させよう」という意志をもって行う動作により、はじめて水栓からの吐水を指示可能なものである。したがって、例えば水栓の下方に手を持っていくだけで吐水を指示可能なものは、本願明細書における「吐水操作部」には含まれない。
そして、「入力部」および「吐水操作部」が人の手の動き等を検知する測距センサなどの赤外線透光式のセンサや、ドップラーセンサなどのマイクロ波センサなどの場合には、それら「入力部」および「吐水操作部」は、「センサ機器本体」だけではなく、そのセンサの「検知エリア」をも意味するものとする。また、マーカーの付近に手をかざすと、センサが人体を検知して吐水を指示可能なものや、マニュアル式のスイッチあるいはレバー等、人が明確な意思を持って行う操作により吐水を指示可能なものは、本願明細書における「吐水操作部」である。
なお、入力部および吐水操作部は、例えば、マニュアル式のスイッチあるいはレバーや、測距センサなどの赤外線投光式のセンサや、ドップラーセンサなどのマイクロ波センサなどであり、特に限定されるわけではない。また、図1および図2に表したキッチン装置100では、入力部500は、シンク220の左側面223に設けられているが、これだけに限定されず、例えば足・脚で入力可能なようにキッチンキャビネット200の下方部に設置されていてもよい。この入力部500については、後に詳述する。
また、図4は、比較例にかかる水栓の吐水方向および洗浄エリアを例示する平面模式図である。
また、図5は、調理台の上面に対して上方に傾斜した水栓を右側方から眺めた断面模式図である。
また、図6は、調理台の上面に対して平行に延在した水栓を右側方から眺めた断面模式図である。
図7は、本実施形態の水栓から吐水させる動作を説明するための平面模式図である。
また、図8は、調理台と吐水操作部と洗浄エリアとの位置関係を説明するための平面模式図である。
なお、図7(a)は、本実施形態にかかるキッチン装置を上方から眺めた平面模式図であり、図7(b)は、図7(a)に表したキッチン装置のC−C断面図である。
図9は、本実施形態の具体例にかかるキッチン装置を表す斜視模式図である。
また、図10は、本具体例の吐水操作部を説明するための断面模式図である。
また、図11は、本具体例の変形例の吐水操作部を説明するための断面模式図である。 なお、図10および図11は、図9に表したA−A断面図に相当する。
なお、本具体例において、止水を行う手段としては、水栓400からの吐水が一定量吐水されたのを判断して止水を行う定量止水や、ある一定時間が経過したら止水を行うタイマー式の止水などでも良い。これによれば、使用者は、水栓400からの水を止水させるための動作を行う必要はない。そのため、使用者は、洗い動作を効率よく行うことができ、調理台210の前に立ち、調理を継続しながらでも楽に洗い動作を行うことができる。
図22に、従来の、吐水口よりも上方に入力部500を備えた水栓の構成図を、図23に、本発明の一具体例における吐水口よりも下方に入力部500を備えた水栓400の構成図を示す。
図22において、使用者が水栓400からの吐水を開始するためには、手かざしを行うために吐水口上方に備えた検知エリアである入力部500に対して手かざしを行い(図22(A))、その後、供給される吐水に対して被洗浄体を挿入するために、吐水口下方に対して手を移動させる(図22(B))必要がある。このように、吐水口上方に入力部500を設けると、一旦水栓400上方に手を持ち上げ、その後吐水口下方に手を下げるといった使用者の腕の上下方向への移動が発生する。そのため、使用者の腕は上下方向の移動に伴う負荷が発生するため、水を使用する毎に手の負荷が増大することになる。特に、操作する手に調理器具等を持った状態で操作する場合には、この腕の上下方向に対する移動は使用者にとって大きな負荷となってしまう。そこで、本発明のように、入力部500を吐水口下方に設置することにより、吐水が供給される方向にて操作を行なうことが可能なため、図23のように、吐水口の下方近傍に手かざしを行い、その後僅かな動作を行うことで、腕を大きく上下に移動させること無く水を使用することが可能となる。また、水が付着している手にて吐水口上方の入力部500を操作した際には、手から落ちる水によって水栓400が濡れてしまい、汚れの原因や、入力部500の誤検知等に繋がる恐れがあるが、吐水口下方に設置していることにより、手がどのような状況においても、その状況に左右されること無く操作可能であり、且つ水栓400を濡らす、汚すといった不具合を発生することなく、使用者の負荷を大幅に低減した水栓を提供することが可能となる。このように、水栓400からの水を供給するために行う入力部500に対する操作において、腕の上下方向の移動量を低減することが可能となるため、調理台210から大幅に身体を移動させること無く行なうことができる「簡単洗い」を、腕の負荷を低減させることでより容易に「簡単洗い」を実現することが可能となる。
なお、本具体例の入力部500は、非接触式のセンサの「検知エリア」として記載したが、入力部500は非接触式のセンサ本体であっても良い。
また、図13は、本具体例にかかるキッチン装置を情報から眺めた平面模式図である。 本具体例の入力部500dは、非接触式(非接触型)のセンサであり、例えば測距センサなどの赤外線投光式のセンサやドップラーセンサなどのマイクロ波センサなどである。入力部500dは、図12に表したように、例えば、水栓400の上端近傍に設けられている。また、入力部500dの検知エリアは、図12および図13に表したように、水栓400からの吐水と、入力部500dの検知エリアと、は重複している。
なお、本具体例の入力部500dは、非接触式のセンサであるため、図1および図2に関して前述したように、入力部500dは、「センサ機器本体」だけではなく、そのセンサの「検知エリア」すなわち検知エリア503dをも意味する。その他の構造や設置形態などについては、図9〜図11に関して前述した具体例と同様である。
本具体例のキッチン装置100bにおいて、水栓400から水を吐水させるときには、使用者は、水栓400から吐水させるための特別な動作を行うことなく、吐水を開始させることができる。より具体的には、使用者は、水栓400から吐水させるために入力部500dの近傍に手をかざすなどといった動作を行う必要はない。つまり、使用者は、水栓400から吐水させようという意志をもたなくとも、手を洗浄エリア401に差し出すだけで吐水させることができる。言い換えれば、本具体例においては、検知エリア503dと洗浄エリア401が重なっているため、入力部500dは、使用者の意志にかかわらず、あるいは使用者の意志が介在しないにもかかわらず、水栓400からの吐水を指示することができる。
本具体例においても、水栓400は、調理台210の前に立つ人の手の届く範囲内に洗浄エリア401を形成することができる。これにより、調理台210の前に立ち、調理を継続しながら行う洗い動作である「簡単洗い」を行う際に手や身体を大きく動かさなければならいという課題を解決することができる。そのため、調理スペースの前に立ち、調理を継続しながらでも楽に洗い動作を行うことができる。
本具体例の吐水操作部500bは、非接触式(非接触型)のセンサであり、例えば測距センサなどの赤外線投光式のセンサやドップラーセンサなどのマイクロ波センサなどである。本具体例においては、センサの検知エリアがセンサの直近であることから、吐水操作部500bへの操作を、すなわち検知エリアにおける操作とみなす。つまり、本具体例の吐水操作部500bは、非接触式のセンサであるため、図1および図2に関して前述したように、吐水操作部500bは、「センサ機器本体」だけではなく、そのセンサの「検知エリア」をも意味する。吐水操作部500bは、図9〜図11に関して前述した吐水操作部500aと同様に、設置エリア501(図8参照)内であってシンク220の左側面223に設置されている。また、吐水操作部500bは、水栓400の整流用吐水口410およびシャワー用吐水口423よりも下方、より具体的にはシンク220の上面すなわち調理台210の上面よりも下方に設置されている。その他の構造や設置形態などについては、図9〜図11に関して前述した具体例と同様である。
一方、水栓400からの水を止水させるときには、使用者は、シンク220内に設けられた吐水継続判定エリア(図示しない)から手を抜くだけでよい。つまり、使用者が吐水継続判定エリアから手を外すと、制御部110は、開閉弁120を閉じ、水栓400からの水を止水させることができる。そのため、使用者は、水栓400からの水を止水させるための動作を行う必要はなく、例えば吐水操作部500bに手をかざしたり、マニュアル式のスイッチなどを押したりする必要はない。
なお、使用者に特別な動作をさせずに止水を行う手段としては、水栓400からの吐水が一定量吐水されたのを判断して止水を行う定量止水や、ある一定時間が経過したら止水を行うタイマー式の止水などでも良い。
本具体例の吐水操作部500cは、使用者の足で操作可能な「フットスイッチ」である。この吐水操作部500cは、例えば図9〜図11に関して前述した「ON/OFFスイッチ」と同様である。すなわち、使用者は、吐水操作部500cを足で押すことにより、「ON」と「OFF」とを切り替えることができる。そのため、吐水操作部500cは、図15に表したように、本具体例にかかるキッチン装置100cに対峙した使用者の足元に設置されている。なお、吐水操作部500cの設置位置は、これだけに限定されるわけではなく、図15に表した破線の吐水操作部500cのように、使用者の膝や腿などの脚で操作可能な位置であってもよい。つまり、本具体例の吐水操作部500cは、右脚・右足の可動域603(図2参照)あるいは左脚・左足の可動域604(図2参照)の内部に設けられている。その他の構造や設置形態などについては、図9〜図11に関して前述した具体例と同様である。
図16は、本実施形態の水栓を表す模式図である。
なお、図16(a)は、水栓を正面から眺めた正面模式図であり、図16(b)は、図16(a)に表した水栓のA−A断面を表す断面模式図であり、図16(c)は、図16(a)に表した水栓のB−B断面を表す断面模式図である。
なお、図17(a)は、散水板を正面から眺めた正面模式図であり、図17(b)は、複数のシャワー用吐水口を有するシャワー用吐水部を例示する模式図である。
洗浄水が被洗浄物に衝突した際の状況は、シャワー用吐水口423の口径によって異なる。例えば、シャワー用吐水口423の口径を小さくしてシャワー用吐水口423の口数を一定にした場合、シャワー用吐水口423から吐出される洗浄水の流速は速くなる。その洗浄水は多くの水流となって吐出されるため、被洗浄物に当たった際の衝撃によって発生する水跳ねは、近傍にある流速の速い水流によって遮られる。そのため、洗浄水が使用者に対して飛散することをより低減させることが可能となる。
本実施形態の水栓400の吐水部は、図1に関して前述したように、調理台210の上面に対して上方に傾斜している。そのため、シャワー用吐水口423から吐水された水は、調理台210の上面に対して斜め方向から吐水される。また、散水板420は、図17(a)に表したように、シャワー用吐水部421およびシャワー用吐水口423を有する。そして、その吐水部は、シンクの奥行方向を長手方向とする形状を有する。
また、図20は、被洗浄物に対して水が斜め方向から吐水された状態を側面から眺めた側面模式図である。
なお、図20(a)は、一本の水流を例示する模式図であり、図20(b)は、複数の水流を例示する模式図である。
水栓400から吐水された水480が被洗浄物700に対して斜めに着水した場合には、図19および図20に関して前述したように、水480は被洗浄物700の表面の広い範囲に広がろうとする。したがって、被洗浄物700の表面には、広い範囲に渡って水膜480aが形成される。
例えば、キッチンキャビネット200の上面とシンク220の後面224との間(略稜線部分)に、ある一定の角度で傾斜した図示しない傾斜面を設け、水栓400は、この傾斜面に対して略垂直に設けられていてもよい。さらに、水栓400は、その傾斜面から調理台210の上面に対して水平方向に設けられていてもよい。これらの場合であっても、水栓の所定の寸法よりも上方部は、図1に表した水栓400の吐水部と同様に、調理台210の上面に対して傾斜して設けることができる。これらの水栓の形状は、キッチンキャビネット200に水栓400を取り付ける面が異なる場合にも、調理台210の上面に対して斜め方向から吐水できるものであり、どのようなキッチンキャビネット200に対しても本発明の効果を得ることができる。また、その傾斜面には水が溜まりにくく、シンク220に向かって水が流れやすいため、水栓400の根元に水垢などの汚れが付着し難いという効果も得られる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (2)
- 吐水される水を受水するシンクと、
前記シンクの側方に設けられた調理スペースと、
前記シンクに吐水される水が被洗浄物に当たることにより被洗浄物を洗浄する洗浄エリアを形成可能な水栓と、
前記シンク内の前記調理スペース側の側面に設けられ、前記水栓からの吐水を指示可能な入力部とを備え、
前記水栓は、前記水を斜め下方に向かって吐水可能な吐水口を有する吐水部を備え、
前記入力部は、前記調理スペースと前記洗浄エリアとの間において前記シンク内の前記吐水口より手前側に設けられ、且つ前記吐水口よりも下方に設けられたことを特徴とするキッチン装置。 - 前記吐水部が前記調理スペースの上面に対して上方に傾斜し、前記シンクの奥行方向と平行な方向に水を吐水可能としたことを特徴とする請求項1記載のキッチン装置。
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