JP2009235765A - システムキッチン - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明は、使用者が水栓を使用する際に、水栓が洗浄等の作業に対して邪魔にならず、また吐水口から垂れる水をシンク内部で受けることが可能なため清掃性が高く、効率よく洗浄作業等を行うことが可能なシステムキッチンを提供すること。
【解決手段】
シンクと水栓とを備えたシステムキッチンであって、
前記水栓は、前記シンクと接続する接続部と、
吐水口を備えた吐水部と、
前記接続部と前記吐水部との間に設けられた連結部とを有し、
前記吐水部は、前記水栓を側面視したとき、
水平面に対し平行な方向の長さが、水平面に対し垂直な方向の長さよりも短くなるように傾斜して前記連結部に連接され、
前記接続部は前記シンクの壁側面に接続されることを特徴とするシステムキッチン。。
【選択図】 図1
本発明は、使用者が水栓を使用する際に、水栓が洗浄等の作業に対して邪魔にならず、また吐水口から垂れる水をシンク内部で受けることが可能なため清掃性が高く、効率よく洗浄作業等を行うことが可能なシステムキッチンを提供すること。
【解決手段】
シンクと水栓とを備えたシステムキッチンであって、
前記水栓は、前記シンクと接続する接続部と、
吐水口を備えた吐水部と、
前記接続部と前記吐水部との間に設けられた連結部とを有し、
前記吐水部は、前記水栓を側面視したとき、
水平面に対し平行な方向の長さが、水平面に対し垂直な方向の長さよりも短くなるように傾斜して前記連結部に連接され、
前記接続部は前記シンクの壁側面に接続されることを特徴とするシステムキッチン。。
【選択図】 図1
Description
本発明は、吐水口を備えた吐水部が水平面方向に対して垂直方向に突出するように傾斜した水栓を設けたシステムキッチンに関する。
従来、吐水口を有する水栓において、使用者の使い勝手を向上させるために、形状を変更して、使用者の使用感を高める水栓を設けたシステムキッチンがあった。
また、使用者がいる方向に吐水口からの吐水を向けるために、水栓を使用者側に突出させ、且つ上下方向に傾ける水栓を設けたシステムキッチンがあった(例えば、参考文献1参照)。
また、水栓に可動部を複数個設け、可動部の可動範囲内で水栓の高さや水平面に対する突出量を調整可能な水栓を設けたシステムキッチンがあった(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−266396
特開2000−144832
しかしながら、特許文献1のように、使用者側に対して水栓を突出させた場合には、使用者が水栓を使用する際に、吐水口が近傍にはあるが、水栓が突出しているため、洗浄する場所がスパウトによって視界を遮られてしまったり、吐水の軌跡上方にスパウトがあるために洗い作業等を行う際に邪魔になることがあった。
また、特許文献2のように、可動部を設けて水栓の高さや水平方向に対する突出量が変化すると、水栓の角度によって吐水の軌跡が変化してしまい、使用者が水栓の角度毎に洗う場所を変化させたり、また洗う場所を設定するために水栓の角度を変更させる必要があり、非常に調整が不便であった。
更に、特許文献2のように水栓の設置面がカウンター上面であった場合、吐水口の角度をシンク底面に対して傾斜させて吐水を出した際に、垂直に吐水を出す場合に比べて、流量を減らした時に吐水が水栓の根元までつたわりやすくなり、カウンター上面を水浸しにしてしまうことがあった。
そこで、本発明においては、使用者が水栓を使用する際に、水栓が洗浄等の作業に対して邪魔にならず、また吐水口から垂れる水をシンク内部で受けることが可能なため清掃性が高く、効率よく洗浄作業等を行うことが可能なシステムキッチンを提供することを目的としている。
前記目的達成のために、シンクと水栓とを備えたシステムキッチンであって、
前記水栓は、前記シンクと接続する接続部と、
吐水口を備えた吐水部と、
前記接続部と前記吐水部との間に設けられた連結部とを有し、
前記吐水部は、前記水栓を側面視したとき、
水平面に対し平行な方向の長さが、水平面に対し垂直な方向の長さよりも短くなるように傾斜して前記連結部に連接され、
前記接続部は前記シンクの壁側面に接続されることを特徴とするシステムキッチン。を提供出来る。
前記水栓は、前記シンクと接続する接続部と、
吐水口を備えた吐水部と、
前記接続部と前記吐水部との間に設けられた連結部とを有し、
前記吐水部は、前記水栓を側面視したとき、
水平面に対し平行な方向の長さが、水平面に対し垂直な方向の長さよりも短くなるように傾斜して前記連結部に連接され、
前記接続部は前記シンクの壁側面に接続されることを特徴とするシステムキッチン。を提供出来る。
本発明によれば、水栓を構成する吐水口を有する吐水部が、水平面に対して垂直面に突出するように傾斜することによって、水栓の水平面に対する突出量を大幅に低減することが可能であるため、洗浄行為等水栓を使用する場合に、視界が遮られる、洗浄するポイントに水栓があり邪魔になる等の不具合を解消でき、広い空間を確保した状態で水栓を使用することが可能となる。また吐水部を傾斜させた際に生じる水栓の接続部に生じる水だまりの課題も、水栓の接続部をシンクの壁側面にすることで解消される。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシステムキッチンを例示するための模式図であり、図2は水栓近傍を拡大した模式図である。本具体例のシステムキッチン100は、キッチンカウンタ101、キッチンキャビネット102、水栓106、操作部103を備えている。なお、キッチンキャビネット102には、引き出しや食洗機(食器自動洗浄機)などが設けられても良い。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシステムキッチンを例示するための模式図であり、図2は水栓近傍を拡大した模式図である。本具体例のシステムキッチン100は、キッチンカウンタ101、キッチンキャビネット102、水栓106、操作部103を備えている。なお、キッチンキャビネット102には、引き出しや食洗機(食器自動洗浄機)などが設けられても良い。
図1に示すように、キッチンカウンタ101は、水栓106から吐水された水を受けるシンク30と、シンク30の左側方部に延在する調理台62と、を有している。但し、調理台62は、シンクの右側方に延在していてもよい。なおこの調理台62は図示しない加熱調理機とシンク30の間に設置されていれば、シンク30で野菜を洗って、調理台62の上で野菜を切って、加熱調理機で茹でるといったように調理台62を中心にして動作がスムーズに行えるため作業時間を短縮できる。
シンク30は、水栓106から吐水された水を受ける機能を有し、シンク壁側面104と、シンク底面105と、を有している。なおシンク壁側面104はシンク前方側面36、シンク後方側面38、シンク右方側面39、シンク左方側面37によって構成される。シンク30の上方は開口面を有し、シンク底面105と調理台62は高さが異なっているため、洗い桶などをシンク30に置いても使用者の動作の邪魔にならない。なお、開口面とはシンク底面105の上方で、かつ調理台62を延長した面との交差する面のことを指す。
水栓106については後で別途詳細に示すが、水を吐水する吐水口1とスパウト10から構成されている。なお、スパウト10は吐水口1を有する吐水部3と、シンク30と接続する接続部2とが連結部4によって結合されており、前記吐水部3は、水平面に対する突出量が垂直面に対する突出量よりも小さくなるように傾いている構成となっている。このように使用者側に水栓106が出っ張ってこないため使用者は洗い物をするときに洗浄物と吐水が接地する洗浄面が見やすく、水栓106によって視線を遮られるようなことがなく使い勝手が良く、作業がスムーズに行える。またパスタ鍋や中華鍋などの大きなものを洗うときにも、洗いものが水栓106にぶつかることがなく、シンク30を広く使うことができ洗浄動作がしやすく、洗浄時間を短縮することができる。
また吐水口1から吐水された水がシンク底面105に着水するように、水栓106はシンク壁側面104に接続部2を介して設置されている。このように、シンク壁側面104に水栓106を設置すれば、たとえば吐水口1からの流量が少なくなってしまって水栓106をつたって接続部2まで水が流れてしまった場合でも、常にシンク30の内部に水が流れ落ち、シンク30外に水がこぼれてしまうことがない。なおこの時、吐水部3に設けられた吐水口1を常にシンク30の開口面上方に位置するように配置しておけば、つたわる水以外に、吐水口1から直接垂れる水もシンク内に落ちるため水がシンク30外に出ることがなく安心して作業できる。
特に吐水口1の角度を傾斜させた場合や吐水口の面積が縦に長く内部に水圧差が大きい場合には、水が水栓106をつたわりやすくなるが、水栓106をシンク壁側面104に設置しておけば、シンク30外に水だまりを生じさせず、水栓106の根元に水垢などの汚れが付着し難いといった効果が得られる。更にリビングからもシンク30を利用できるアイランド型のキッチン等では、シンク30外や調理台62上に水だまりができてしまうと、リビングに水が流れ落ちてしまい床等を濡らしてしまう心配があり、利用者は常に布巾などで拭きながら調理を進めなければならずに面倒であるが、本実施例のようにシンク30内に流れさせるように水栓106を配置してしまえばそのような問題は生じずに無駄な動きを生じさせることがない。
なお、本実施例ではシンク壁側面104の中でもシンク後方側面38に設置しているが、このようにシンク30の後方にスパウト10を設置すれば、調理台62の前から洗おうとした場合にも、シンク30の正面から洗おうとした場合にもスパウト10が動作の邪魔になることがなく調理を効率的に進めることができる。更に吐水が使用者側に吐水されてくるため洗うときにも手が届きやすく使い勝手が良いといった効果も生じる。
図3はシンク壁側面104の上部に、ある一定の角度で傾斜した傾斜面120を設け、その傾斜面120に水栓106を設けた第2の実施形態を示す模式図である。このようにシンク底面105側に向かって傾斜させた設置面120を設けることでも、水栓106の吐水口1から接続部2までつたってきた水を、シンク30内に向かって流れおちやすくさせることが可能であり、更に傾斜面120に設置することよって接続部2の圧迫感も軽減されるといった効果も生じる。
図4はシンク右方側面39に水栓106を設けた第3の実施形態を示す模式図である。このようにシンク30の側面に設置すれば、アイランド型のキッチン等でリビング側からも水栓を利用することができ、片付けなどをキッチンの前方や後方から行うことができ、夫婦や友人が向いあいながら洗浄動作ができ、敬遠されがちな洗い作業も楽しく行うことができる。
図5はシンク左方側面37とシンク後方側面38の接合部近傍に水栓106を設けた第4の実施形態を示す模式図である。このように設置すれば、アイランド型のキッチン等でリビング側からも水栓106を利用することができるだけでなく、普段調理をするときに調理台62前からもシンク30の前からも水栓106が届きやすく便利である。通常、キッチンの作業は主に調理台62前にまな板を置いて野菜を切ることが多く、その際に水が必要になるシーンが多い。よって調理台62前から洗浄動作が行えれば、わざわざシンク30前に移動することなく作業が行え、使い勝手が良く作業時間も短縮できる。
以下、水栓106の形態を、図面を参照して説明する。
図6に本発明の水栓の概略構成図を、図7に本発明の水栓を側面視した概略構成図を記載する。本発明の水栓は、スパウト10と、吐水を行う吐水口1とを備えた水栓において、前記スパウト10は、設置されるシンク30と接続する接続部2と、前記吐水口1を有する吐水部3と、前記接続部2と前記吐水部3とを結合させる連結部4と、で構成され、前記吐水部3は、水平面に対する突出量が垂直面に対する突出量よりも小さくなるように傾いている構成となっている。
図6に本発明の水栓の概略構成図を、図7に本発明の水栓を側面視した概略構成図を記載する。本発明の水栓は、スパウト10と、吐水を行う吐水口1とを備えた水栓において、前記スパウト10は、設置されるシンク30と接続する接続部2と、前記吐水口1を有する吐水部3と、前記接続部2と前記吐水部3とを結合させる連結部4と、で構成され、前記吐水部3は、水平面に対する突出量が垂直面に対する突出量よりも小さくなるように傾いている構成となっている。
ここで、スパウト10を形成する吐水部3、連結部4、接続部2は、スパウト10を接続するシンク30から上方に向けて接続部2、連結部4、吐水部3の順に接続されており、吐水部3はスパウト10の最上部に設置されるものである。この吐水部3は、水平面に対しての突出量が垂直面に対しての突出量よりも小さくなるように傾いて構成されているため、スパウト10は最上部の吐水部3が上方に立ち上がっているような形状になる。また、水平面に対する突出量が垂直面に対する突出量よりも小さくなるように傾いた構成になっているため、図7のように、水平面と水平面側に突出した吐水部3との間に形成される角度αは、45°より大きく90°未満の角度を有することになる。このように、従来の水栓のように、前方に突出する量を低減させ、上方に突出するように傾けた構成にすることで、使用者に対する圧迫感や、スパウト10近傍の作業スペースを確保することが可能となるため、水栓を使用する際の視界を遮る、洗い作業等を行う作業スペースにスパウト10が存在する等を排除することが可能となるため、水栓を使用した作業を円滑に行うことが可能となる。
次に吐水部3について詳細に記載する。図6、7に示すように、吐水部3は水平面に対しての突出量が水直面に対する突出量よりも小さくなるように傾いて構成されているため、吐水部3のある一面は下方に向かうように構成される。この吐水部3の下方に向かうある一面である下方面は、水平面に対する角度が鋭角となる。本実施例においては、下方面に吐水口1を設ける構成について記載している。このように、下方面に対して吐水口1を設置することにより、下方面を使用者と対峙するように設置した場合には、吐水が水平方向に対してのベクトルを持つように吐出されるため、使用者の方向に吐水が向かうような吐水となる。このため、従来のようにスパウト10を使用者側に伸ばすことなく使用者側に吐水を供給することが可能となるため、吐水を用いた作業を行う空間にスパウト10を存在させず、広い作業スペースを確保することが可能となる。
なお、下方面に吐水口1を設置した場合に、吐水口1の向きにより吐水の軌跡が変化するので、吐水口1の接続方法について記載する。図8は、下方面に整流吐水が可能な整流吐水口5を設置した構成図を記載する。ここで、整流吐水口5の吐水部3への搭載場所であるが、整流吐水を使用する代表的な行為としては、被洗浄体の洗浄、容器への水汲み等がある。洗浄作業においては、後述するシャワー吐水でも達成可能であるが、容器への水汲み、特に容器周囲を濡らさずに水を溜める行為に関しては、広範囲への吐水が可能なシャワー吐水よりも、流線として吐水される整流吐水が好ましい。また、水汲みの際には、吐水方向によっては容器周囲に水が付着する可能性もある。そこで、整流吐水口5の位置を吐水部3の最上位とすることで、様々な方向に吐水を行っても、高い位置からの落下運動となるため、重力による下向きの力が働き、水汲みを行う地点においては略垂直方向の吐水に変化するため、水汲み作業に適した吐水を提供することが可能となる。
図8(A)においては、整流吐水口5から吐出される吐水の方向が、下方面と略直交となるように吐水する形態について記載している。下方面に対して略直交に吐水を行うと、吐水は水平方向と垂直方向のベクトルを持った状態で吐水が可能となるため、斜め下方に略直線方向に吐水することが可能となる。これにより、本発明の水栓を使用者に対峙する場所に設置した場合、使用者に向かうように吐水が行われるため、水平方向に対する突出量が小さなスパウト10においても、使用者の方向に対して吐水を供給することが可能となる。よって、スパウト10近傍の作業空間内に、スパウト10を存在させることなく、広い作業空間を確保しながら使用者が使用しやすい場所に吐水を供給することが可能となるため、使用者が手を伸ばす等の身体への負荷無く吐水を使用することが可能となる。なお、下方面に対して略直交方向に吐水を行うためには、例えば整流吐水口5を下方面に対して略平行に設置する方法がある。この方法であれば、整流吐水口5の開口面も下方面と略平行になるため、整流吐水口5から吐出する吐水に対して、整流吐水口5の一部が抵抗となって吐水が減速することなく吐水が可能であるため、吐水が乱れたり、失速することなく使用者側に供給することが可能となる。
また、図8(B)においては、整流吐水口5から吐出される吐水の方向が水平面に対して略平行となるように吐水する形態について記載している。水平面に対して略平行に吐水を行うと水平方向のベクトルを持って吐水を行うことが可能となるため、例えばスパウト10を使用者と対峙するように設置した場合、吐水が使用者方向に吐水される。そのためスパウト10の水平方向の突出量は少ないが、使用者が容易に吐水に触れることが可能な程度まで飛距離を持って吐水を行うことが可能となるため、作業スペースを広く確保することが可能となり、吐水を用いた作業を行う際にスパウト10を気にせずに容易に作業を行うことが可能となる。また、水平方向のベクトルのみを持った吐水は、重力による自然落下により垂直方向のベクトルを持つことになるので、使用者に吐水がかかるような吐水形態を避けることが可能となる。但し、水栓を設置する場所によっては、水圧が高い場所もあるため、スパウト10までの流路上に定流量弁のような一定流量を供給できる機構を設けることにより、更に使用者に対して吐水がかかる等の不具合を解消することが可能となる。
また、図8(C)に、整流吐水口5から吐出される吐水の方向が水平面に対して略直交する方向に吐水する形態について記載している。この方式であれば、スパウト10の水平方向に対する突出量は少なくなるが、吐水がスパウト10近傍に落下するため、例えば使用者と対峙するように設置した場合においては、使用者が手を大きく伸ばす等の使用者への負荷が大きくなることが考えられる。そこで、水平面に対して略直交する方向に吐水を行う形態については、例えば、使用者が立つ立ち位置近傍に水栓を設置する場合に、水平面に対しての突出量が低減するため、吐水を用いた作業を行う作業スペースを確保することが可能であり、吐水を使用者近傍に吐出することが可能となる。
また、図8(D)に整流吐水口5から吐出される吐水の方向が、斜め上方に対して吐水する形態について記載している。この方式で吐水を吐出する場合には、吐水は放物線を描いて落下するような軌跡で供給されることになる。斜め上方への吐水のため、水平方向に対するベクトルを持っているため、スパウト10の水平面に対する突出量が少なくともスパウト10と対峙する方向への吐水が可能となるため、例えば、スパウト10を使用者と対峙するように設置した場合においても、使用者の近傍に吐水を供給することが可能となるため、使用者が手を伸ばす等の身体への負荷無く吐水を使用することが可能となる。また、放物線上に吐水を供給するため、吐水を演出として使用することが可能であるため、例えば公共施設で、エンターテイメントを必要とする場所においては、演出も可能となるため最適である。
次に、吐水部3の下方面に、シャワー吐水が可能な吐水口である散水板6を備えたスパウト10の概略構成図及び散水板6の構成を図9に示す。図9(A)にシャワー吐水を行う散水板6を吐水部3に備えたスパウト10の概略構成図を示す。ここで、散水板6の吐水部3への設置位置であるが、吐水部3と連結部4との境界面近傍に散水板6の下方が位置するように設置する。散水板6は細かい孔(散水孔9)を介して吐水するため、洗浄を行う際の吐水面積を確保するためには散水板6自身の面積を大きくして吐水面積を確保する必要があるため、ある程度の面積を有してしまう。面積を有するものを吐水部3の上部に設置すると、吐水部3の長さが必要になるため、吐水部3の水平方向に対する突出量が増大してしまうので、使用者が吐水を用いた作業を行う作業スペースが狭くなってしまう。そこで、面積を有する散水板6を斜めに傾斜した吐水部3の下方に設置することで、散水板6上方の吐水部3長さを短くすることが可能となるため、吐水部3の水平方向に対する突出量を低減し、使用者の作業を行う作業スペースを確保することも可能となる。ここで、図3で説明した整流吐水口5と散水板6を吐水部3に設ける場合には、吐水部3の最上方に整流吐水口5を有し、整流吐水口5の下方で且つ、吐水部3の最下方に散水板6を設けることにより、整流吐水口5からの整流吐水が使用者が使用する範囲近傍で、重力による落下により鉛直方向の軌跡を描くため、水汲み等の作業を容易に行うことが出来ると共に、散水板6を吐水部3の最下方に設置することで、散水板6上方の吐水部3の面積を低減することが出来、その結果、吐水部3の長さを短くすることが可能となるため、水平方向に対する突出量を大幅に低減しつつ、整流とシャワーの両方の吐水を供給可能となるため、水栓使用者に広い作業スペースで作業でき、作業に応じた吐水形態を提供可能となる。
ここで、散水板6からの吐水方向について記載する。図9(B)に散水板6から吐出される吐水の方向が、下方面に対して略直交方向になる構成について記載する。散水板6からの吐水を下方面に対して略垂直方向に吐出させるためには、散水板6に設けた複数の孔である散水孔9を散水板6に対して略直交するように構成することで可能となる。ここで、下方面に対して略直交方向に吐水を行うことで、吐水は水平方向と垂直方向のベクトルを有して吐水を行うことが可能となるため、水平方向に対して距離を有するように吐水の軌跡を描く。そのため、スパウト10を使用者と対峙するように設置した場合においても、吐水が使用者の方向に向かって吐水されるため、使用者が大きく手を伸ばして吐水を使用することを抑制することが可能となるため、使用者の身体の負荷を低減して水栓を使用することが可能となる。またスパウト10の水平方向の突出量が少ないため、作業スペースを確保した状態で使用することも可能となる。更に、散水板6に設けられた散水孔9は、孔径が小さなものであるため、散水孔9から吐出された水は、速い流速で吐出されるため、重力による自然落下の影響を低減した状態での吐水となる。そのため、吐水を受ける受水部の大きさや水圧によっては、吐水が受水部に入らないように吐水される可能性もある。そこで、スパウト10までの配管経路上に流量を一定にする定流量弁のような流量調整機構を設けることにより、吐水を受水部内に着水させることが可能となる。
次に、図9(C)に散水板6から吐出される吐水の方向が、水平面に対して略平行となる構成について記載する。散水板6からの吐水を水平面に対して略平行となるようにするには、散水板6に設けた複数の散水孔9を水平面に対して略平行に構成することで可能となる。ここで、散水板6からの吐水を水平面に対して略平行に吐水することで、散水板6からの吐水は水平方向のベクトルのみを持って吐出される。しかし、上述したように、散水板6から吐出された吐水は流速が速いため、水平方向のみのベクトルを持った吐水は、重力による自由落下を行うことなく吐水軌跡を描くため、スパウト10を使用者と対峙する方向に設置した場合には、使用者に吐水がかかる可能性がある。そこで、散水板6からの吐水が水平面に対して略平行に吐水する場合には、重力による自由落下を行わせるために、流速を低減、すなわち流量を低減させる方法を取ることが必要となる。達成する構成としては、例えば、スパウト10までの配管に散水板6から吐出される吐水の流量を調整する定流量弁のような流量調整機構を設け、散水板6からの流速を低減させる構成とするのが望ましい。また散水板6に設けた散水孔9の孔径を大きくする等の方法もあるが、散水孔9から吐出される吐水の流速を下げる方法であれば、上記課題を達成することが可能となる。
次に接続部2について記載する。接続部2は水栓106をシンク壁側面104とを接続するものであるため、シンク壁側面104の形状に応じて接続部2の形状を変化させる必要がある。図10にシンク壁側面104の形状に伴う接続部2の構成について記載する。図10(A)に、シンク壁側面104と接続部2が接合する接合面11が垂直の場合について記載している。シンク壁側面104との接合面11が垂直面の場合には、接続部2のシンク壁側面104と接する側を垂直面にして、連結部4と接続するまでの形状を水平面に対しての突出が少ないように構成するのが望ましい。本実施例においては、連結部4を垂直方向に延在する構成にしているため、接続部2を屈曲させ連結部4と接続するように構成している。ここで、水平面の突出を低減するために、接続部2の水平方向への延在量を無くすことが望ましいが、洗浄水を供給する配管をスパウト10内部に配設する場合に、接続部2から連結部4に向かう経路中で急な配管の曲げを設ける必要があり、急な曲げは配管での圧損が増加したり、施工の際に配設が困難になるため、このような不具合を解消するために、接続部2の水平方向の突出量を最低限有するように構成することで、配管の圧損や施工の際の不具合を解消しつつ、スパウト10の水平方向の突出量を低減することが可能となるため、視界や操作範囲内にスパウト10が存在しないことより、水栓装置を使用する場合の作業スペースを広く確保することが出来る。
更に、図10(B)にシンク壁側面104と接続部2が接合する接合面11が傾斜面120の場合について記載している。シンク壁側面104との接合面11が傾斜面の場合には、接続部2のシンク壁側面104と接する側を傾斜面にして、連結部4と接続するまでの形状を水平面に対しての突出が少ないように構成するのが望ましい。本実施例においては、連結部4を垂直方向に延在する構成にしているため、接続部2を屈曲させ連結部4と接続するように構成している。図10(A)と同様に、接続部2の水平面に対する突出量を低減させることが望ましいが、スパウト10内部に配設する配管の圧損や施工の問題点があるため、接続部2の水平方向の突出量を最低限有することにより、上記問題点を解決することが出来、スパウト10の水平方向の突出量を低減することが可能となるため、視界や操作範囲内にスパウト10が存在しないことより、水栓装置を使用する場合の作業スペースを広く確保することが出来る。但し、図10(A)に比べて接合面11が傾斜しているため、スパウト10内部に配管を配設する場合に、水平方向から垂直方向への曲げではなく、上方に傾斜した方向から垂直方向に曲げるため、急な曲げ部を設けずとも接続可能である。そのため、図10(B)は図10(A)の場合よりも接続部2の水平方向に対する突出量を低減して構成することが可能となる。
次に連結部4について説明する。連結部4は、水平面に対する突出量を少なくした吐水部3と、シンク壁側面104との接続を行う接続部2とを結合させる部材であるので、連結部4の水平方向に対する突出量を低減することで、スパウト10全体の突出量も低減するため、構成として重要となる。基本的には、連結部4は図1から図10に記載のように、水平面に対して略直交するような構成が望ましい。これにより、接続部2、及び連結部4の水平方向に対する突出量のみが、スパウト10の水平方向に対する突出量となるので、スパウト10の突出量を低減することが可能となる。また、他の構成としては、図11(A)のように、吐水部3の下方面と逆方向に水平方向に対する突出量を有する構成にすることで、吐水部3における水平方向の突出量を打ち消すことが可能となり、更にスパウト10の水平方向に対する突出量を低減することが可能となる。なおこのように連結部4を曲げた場合でも吐水口1はシンク開口面上方に位置するように配置してあり、水が垂れても常にシンク30内に水が流れ落ちるため、シンク外を汚すことはない。
また、図11(B)のように、連結部4を吐水部3と同じ傾きを持って構成する方法もある。この構成は、例えば水栓装置を接続するシンク壁側面104の接合面11が傾斜面で構成されている場合、その傾斜面に対して垂直方向に直線的にスパウト10を構成するものとする。この場合、連結部4が傾斜を有するように構成されているため、スパウト10の水平方向に対する突出量が増大するので、この突出量を低減するために、連結部4や吐水部3の長さを短くすることや、水平面に対する吐水部3及び連結部4の角度を大きくすることで、水平面に対する突出量を低減することが可能となる。但し、スパウト10の高さ方向が低くなることによって、吐水口1の高さも低くなるため、吐水の飛距離が短くなってしまう。そこで、このような構成の場合には、接続するシンク壁側面104の受水部が小さなもの、例えば洗面化粧台や小型のキッチン等が適している。
ここで、水栓装置を設置するシンク壁側面104においては、吐水の場所を定めることにより、使用者が洗い動作等を行いやすいシンク壁側面104が多い。例えば、キッチンの水栓装置や、洗面化粧台の水栓装置のように、ある一定の場所で洗わせることが可能であれば使用者は容易に洗浄行為等を行うことが可能であるが、水栓装置からの吐水を受ける受水部(キッチンではシンク、洗面化粧台では洗面器)の形状が異なるため、一定の洗浄場所を確保するためには、その受水部に合致した水栓装置を作成する必要があった。本発明の水栓装置においては、接続部2の形状を変更することによって、上記のような一定の洗浄場所に吐水を供給することが可能であるため、一定の洗浄場所を供給可能とする接続部2の構成について図12に記載する。
図12では水栓装置を取り付けるシンク壁側面104の接合面11が、垂直面、傾斜面となる場合について記載している。どの接合面11に対しても、吐水部3及び連結部4は同様の形状とし、接続部2のみの形状を変化させて、どの接合面11に対しても取付け可能としている。このような構成にすることで、接続部2のみを入れ替えることにより、水栓装置を様々な接合面11を持つシンク壁側面104に容易に設置可能であるため、水栓装置全体を複数種作成することなく、同一の場所に吐水を供給可能な水栓を提供することが可能となる。
図12のように、接続部2を入れ替えて様々なシンク壁側面104に接続可能な構成にした場合には、接続部2と連結部4との間でスパウト10が分離する構成になる。このような場合、例えば接続部2と連結部4と接続面7で連結部4より上方のスパウト10が回動可能な構成にすることにより、接続部2と連結部4との間の接合面11が、設置のための分離と、スパウト10が回動するための2つの機能を有することになる。よって、接合面11を複数有することなく、設置のための接合面11と回動のための接合面11を有することが可能となるため、外観を大きく損なうことなく、水栓装置の施工の容易さ、スパウト10の機能の追加を行うことが可能となる。
また、上記のような連結部4と接続部2との間に発生する接続面7を利用した構成としては、配管をホースで構成し、接続部2と連結部4でスパウト10を分離して、連結部4より上方のスパウト10をハンドシャワーとして使用する構成とし、その分離する面を上記連結部4と接続部2との間に発生する接続面7とすることによって、ハンドシャワーの構成を設けた場合においても、複数の接続面7を設けることなく構成可能なため、外観を損なうことなく水栓装置の施工の容易さ、及びスパウト10の機能の追加を行うことも可能となる。
上記に示したハンドシャワーの機能を有する場合の、吐水部3と連結部4との関係を示す。スパウト10の上方をハンドシャワーとして使用する構成の場合、上記のように連結部4より上方のスパウト10がハンドシャワーとなるような構成とすると、ハンドシャワーが大きく、且つ重くなるため、使用者が使いづらくなる可能性が高い。そこで、吐水部3と連結部4とで分離し、吐水部3をハンドシャワーとして使用可能な構成について図13に記載する。
図13(A)では、吐水部3が、吐水部3の途中で水平面に対して略平行に分離する構成について記載している。吐水部3と連結部4とが水平面に対して略平行に分離するように吐水部3と連結部4との間に分離面を設けているため、分離面にて吐水部3が回動可能としても、回動した場所毎の水平面に対する吐水の角度は変化しないため、使用者が予期しない方向への吐水を防止することが可能となる。また、吐水部3のみをハンドシャワーとして使用可能なため、大きさや重さを低減したハンドシャワーを使用者に提供することが可能となる。
また、図13(B)では、吐水部3が、吐水部3の途中で、吐水部3の下方面と略垂直に分離する構成について記載する。吐水部3の下方面と略垂直に分離させることにより、吐水部3を切り離した後、連結部4と結合させる際に、分離面と吐水部3とが略直交するため、吐水部3上方から力を加えることで確実に結合することが可能となる。また、この分離面で結合させた場合に、下方面が様々な方向に向くことが可能となるため、下方面に設置している吐水口1が様々な方向を向いてしまい、使用者が予期しない方向へ吐水が行われる可能性がある。特に、本発明の水栓装置においては、吐水部の下方面が、略鉛直方向を向いていないため、吐水は下方面に対峙する方向、すなわち水平方向のベクトルを持って吐水されることが多く、下方面が略鉛直方向に対してずれた場合においては、水栓装置を使用する使用者や、その周囲に対して吐水が飛散する恐れがあった。そこで、本実施例においては、分離面に凹凸を設置した勘合部13を設け、その勘合部13によって、ある特定の方向でしか結合出来ないようにすることにより、上記のような吐水口1が様々な方向を向いて、吐水が予期しない方向に吐出するのを防止することが可能となる。勘合部に関しては、凹凸形状をどちらの面に設置しても良いが、下方面が略鉛直方向にブレるのを抑制するためには、凸形状の高さを高くすることにより、下方面の略鉛直方向に対するブレを抑制することが出来、吐水が予期しない方向に吐出するのを防止することが可能となる。更に、勘合部を下方面に対して略平行に設けることにより、下方面の略鉛直方向に対するブレを抑制することが出来、吐水が使用者の予期しない方向に吐出するのを防止することが可能となる。また、勘合部を、分離面に対して略直交する方向に設けることにより、分離面を合わせるようにスパウト本体の上方から働く力に対して抵抗無く勘合が可能となるため、下方面の略鉛直方向に対するブレを抑制することが出来、吐水が予期しない方向に吐出するのを防止することが可能となる。
また、分離面において吐水部3が回動可能とする場合には、上記勘合部13を図13(C)のように、勘合部の凸形状を勘合部の凹形状よりも小さくすることで、凸形状と凹形状の大きさの違いによって発生した隙間によって、所定の範囲内で吐水部3が回動可能とすることも可能である。このような構成にすることにより、吐水部3が回動可能で、且つ吐水部3と連結部4を結合した場合に、予期しない方向への吐水の飛散を防止することも可能となる。更に、勘合部13を設けることにより、吐水部3と連結部4との結合の際に結合時に発生するぐらつき等を抑制することが可能となるため、吐水中に吐水部3と連結部4とを結合する場合に、結合が失敗して吐水部3が略垂直方向になってしまい、吐水が予期せぬ方向に飛散することも抑制することが可能となる。
なお、本実施例においては、吐水部の途中で分割可能なように吐水部に分割面を設け、分割面に対して勘合部を設けた例について記載したが、上述したように連結部と接続部との境界面である接続面を分割面とし、接続面にて分割してハンドシャワーとして使用する例も記載しており、この接続面に勘合部を設けた場合においても、同様の効果を得ることが可能となる。また、連結部の途中に分割面を設け、連結部の途中で分割してハンドシャワーにした場合においても、同様に下方面に設置している吐水口1が様々な方向を向いてしまい、使用者が予期しない方向へ吐水飛散することも抑制することが可能となる。
次に、本実施例における吐水部3と連結部4との境界について記載する。図14に本発明の水栓装置で吐水部3と連結部4の関係を図示する。吐水部3は上述したように、吐水口1を有し、且つ水平方向の対する突出量が垂直方向に対する突出量よりも小さい傾きを持って構成されているものであるため、図14の境界面Aの上方が吐水部3に当たる。境界面Aは、吐水部3の傾斜した面と連結部4との面が接合された部分に形成される面であり、吐水部3の形状及び連結部4との形状によって境界面Aの位置、形状は変化するものである。また、接続部2はシンク壁側面104との接続を行うものであり、シンク壁側面104毎に接続部2が変更したり、又上述したように接続部2と連結部4との間に発生する境界面において分離可能としたり、回動可能としたりするため、接続部2と連結部4との間には境界面である接続面7が発生する。よってこの接続面7(図14の境界面B)よりも下方が接続部2となる。よって、境界面Aと境界面Bの間に存在するスパウト10の一部が連結部4となる。但し、境界面AやBの部分で外観上の美観を高めるために、図6や7のように境界面近傍にR形状を設けることがあるが、R形状を設けることによる機能の変化は無く、吐水部3が水平方向に対する突出量よりも垂直法に対する突出量よりも小さい構成であり、スパウト10自身の水平方向の突出量を低減し、使用者の視界を遮る、動線上にスパウト10が存在することによる作業の妨げにならず、水栓装置を使用した作業をより円滑に進めることが可能となるものである。また、図11(B)のように、吐水部3と連結部4とを同じ傾きで形成し、一体化する方法もある。この場合は吐水部3と連結部4との境界が不明確になるが、吐水口1が設置されている部分までは吐水部3、それより下方は連結部4と区分けすることが可能となる。
以上の構成により、スパウト10の吐水部3を水平方向に対する突出量より垂直方向に対する突出量を小さくすることにより、スパウト10の水平方向の突出量を低減することが可能となるため、視界や操作範囲内にスパウト10が存在しないことより、水栓装置を使用する際に洗い動作等を行う作業スペースを広く確保することが出来る。また、吐水部3から吐出される洗浄水に関しても、設置場所に応じて吐水口1の形態を変化させることにより、使用者が大きく手を伸ばす等の身体の負荷をかけずに、使用者の近傍に吐水を供給することが可能となる。
1…吐水口、2…接続部、3…吐水部、4…連結部、5…整流吐水口、6…散水板、7…接続面、8…吐水口からの吐出方向、9…散水孔、10…スパウト、30…シンク、36…シンク前方側面、37…シンク右方側面、38…シンク後方側面、39…シンク左方側面、62…調理台、100…システムキッチン、101…キッチンカウンタ、102…キッチンキャビネット、103…操作部、104…シンク壁側面、105…シンク底面、106…水栓、120…傾斜面
Claims (4)
- シンクと水栓とを備えたシステムキッチンであって、
前記水栓は、前記シンクと接続する接続部と、
吐水口を備えた吐水部と、
前記接続部と前記吐水部との間に設けられた連結部とを有し、
前記吐水部は、前記水栓を側面視したとき、
水平面に対し平行な方向の長さが、水平面に対し垂直な方向の長さよりも短くなるように傾斜して前記連結部に連接され、
前記接続部は前記シンクの壁側面に接続されることを特徴とするシステムキッチン。 - 前記接続部は前記シンク壁側面のうち、後方側面に接続されたことを特徴とする請求項1記載のシステムキッチン。
- 前記シンク壁側面の上部には傾斜面が設けられ、
前記接続部は前記傾斜面に接続されたことを特徴とする請求項1または2いずれか1項記載のシステムキッチン。 - 前記吐水部は前記吐水口が前記シンクの開口面上方に位置するように配置されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のシステムキッチン。
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