JP5614141B2 - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents
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さらに、請求項1記載の発明によれば、予め定められた実行条件の成立をもって可変動弁機構が測定モードで動作され、その動作に基づき同機構の動作速度が測定される。そして、このように測定された可変動弁機構の動作速度に応じて、可変オイルポンプのオイルの吐出圧が変更される。このため、可変オイルポンプのオイル吐出圧を可変動弁機構の実際の動作速度に応じた適切な値とすることができる。
図1に示されるエンジン1においては、その燃焼室2に吸気通路3を通じて空気が吸入されるとともに、燃料噴射弁4から噴射された燃料が同燃焼室2に供給される。この空気と燃料とからなる混合気に対し点火プラグ5による点火が行われて同混合気が燃焼すると、ピストン6が往復移動してエンジン1の出力軸であるクランクシャフト7が回転する。一方、燃焼室2内にて燃焼した後の混合気は、排気として各燃焼室2から排気通路8に送り出される。
油圧回路16は、バルブタイミング可変機構13に接続された進角側油路17及び遅角側油路18を備えている。これら油路17,18は、オイルコントロールバルブ(OCV)19、並びに、供給通路20及び排出通路21を介して、エンジン1のオイルパン22に繋がっている。上記供給通路20には、OCV19に向けてオイルを吐出するオイルポンプ25が設けられている。このオイルポンプ25としては、エンジン1によって駆動される機械式のものであって、且つエンジン回転速度一定の条件下でオイルの吐出圧を可変とすることの可能な可変容量式のものが用いられている。また、上記OCV19は、互いに逆方向に働くコイルスプリング及び電磁ソレノイドの付勢力によって動作し、供給通路20及び排出通路21と進角側油路17及び遅角側油路18との接続状態を変更するものである。
この制御系には、エンジン1の運転制御など各種制御を行う電子制御装置26が設けられている。電子制御装置26は、上記各種制御にかかる演算処理を実行するCPU、その制御に必要なプログラムやデータの記憶されたROM、CPUの演算結果が一時的に記憶されるRAM、外部との間で信号を入・出力するための入・出力ポート等を備えて構成されている。
・自動車の運転者によって踏み込み操作されるアクセルペダル27の踏み込み量(アクセル踏込量)を検出するアクセルポジションセンサ28。
・吸気通路3を通じて燃焼室2に吸入される空気の量を検出するエアフローメータ32。
・吸気カムシャフト11の回転位置に対応した信号を出力するカムポジションセンサ35。
・オイルポンプ25から吐出されたオイルに基づく油圧を検出する油圧センサ37。
そして、電子制御装置26は、上記各種センサから入力した検出信号に基づき、エンジン回転速度及びエンジン負荷(エンジン1の1サイクル当たりに燃焼室2に吸入される空気の量)といったエンジン運転状態、並びに、オイルポンプ25から吐出されるオイルの温度(油温)及び同オイルに基づく油圧等を把握する。なお、上記エンジン回転速度は、クランクポジションセンサ34からの検出信号に基づき求められる。また、エンジン負荷は、アクセルポジションセンサ28、スロットルポジションセンサ30、及び、エアフローメータ32等の検出信号に基づき求められるエンジン1の吸入空気量とエンジン回転速度とから算出される。電子制御装置26は、エンジン負荷やエンジン回転速度といったエンジン運転状態、並びに、油温及び油圧等に応じて、上記出力ポートに接続された各種駆動回路に指令信号を出力する。こうして吸気バルブ9のバルブタイミングの制御、及びオイルポンプ25の吐出圧の可変制御等が電子制御装置26を通じて実施される。
そして、バルブタイミング可変機構13の応答速度vが上記基準値以上という速い状態にあれば、オイルポンプ25の可変容量による吐出圧の調整を通じて同吐出圧が低くされる(S102)。このようにオイルポンプ25のオイルの吐出圧を低くすることで、その吐出圧をそれほど高くしておく必要のない状況のもとで同吐出圧が高い値に保持されること、言い換えれば同ポンプ25が無駄に駆動されることを回避できる。
(1)バルブタイミング可変機構13を油圧動作させるためのオイルを吐出するオイルポンプ25として、エンジン1によって駆動される機械式のものであって、且つエンジン回転速度一定の条件下でオイルの吐出圧を可変とすることの可能な可変容量式のものが用いられる。そして、このオイルポンプ25のオイルの吐出圧がバルブタイミング可変機構13の応答速度vに応じて変更される。従って、応答速度vが遅いときにオイルポンプ25のオイルの吐出圧を高くするとともに、応答速度vが速いときにオイルポンプ25のオイルの吐出圧を低くすることが可能になる。
・上記基準値は、予め実験等により定められた最適値に固定されていてもよい。
・応答速度vは必ずしも実測値である必要はなく、例えばエンジン回転速度、油温、及び油圧に基づく応答速度の推定値を応答速度vとして採用することも可能である。
・オイルポンプ25は、必ずしもエンジン1により駆動される機械式のものである必要はなく、モータ等により駆動される電動式のものであってもよい。
Claims (4)
- オイルポンプから吐出されるオイルに基づく油圧を可変動弁機構に作用させ、その油圧のオイルコントロールバルブによる調整を通じて同機構を動作させることで、機関バルブのバルブ特性を目標バルブ特性に調整する内燃機関の可変動弁装置において、
前記オイルポンプとして設けられてオイルの吐出圧を変更することの可能な可変オイルポンプと、
前記可変動弁機構を動作させる際の動作速度に応じて前記可変オイルポンプのオイルの吐出圧を変更する制御手段と、
予め定められた実行条件の成立をもって前記可変動弁機構を同機構の動作速度を測定するための測定モードで動作させ、その動作に基づき同機構の動作速度を測定する測定手段と、を備え、
前記制御手段は、前記測定手段により測定された前記可変動弁機構の動作速度に応じて、前記可変オイルポンプのオイルの吐出圧を変更することを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。 - 前記制御手段は、前記可変動弁機構の動作速度が基準値未満であるとき、前記可変オイルポンプのオイルの吐出圧を高くする
請求項1記載の内燃機関の可変動弁装置。 - 前記制御手段は、前記可変動弁機構の動作速度が基準値以上であるとき、前記可変オイルポンプのオイルの吐出圧を低くする
請求項1記載の内燃機関の可変動弁装置。 - 前記可変オイルポンプは、内燃機関によって駆動されるとともに機関回転速度一定の条件下で吐出圧を可変とすることの可能なものであって、
前記制御手段は、機関回転速度、前記可変オイルポンプから吐出されるオイルの温度、及び、同オイルに基づく油圧のうちの少なくとも一つに基づいて前記基準値を可変設定する
請求項2又は3記載の内燃機関の可変動弁装置。
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