JP5613035B2 - 電線搬送装置及び電線搬送方法 - Google Patents

電線搬送装置及び電線搬送方法 Download PDF

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本発明は、ワイヤハーネスの製造過程において電線皮剥きや端子圧着等の工程に送る電線と、皮剥き前の検尺・切断工程の電線との干渉や絡みを防いだ電線搬送装置及び電線搬送方法に関するものである。
従来、ワイヤハーネスの製造過程において、電線を検尺・切断し、電線の端末を皮剥きし、電線の端末に端子を圧着接続するために、電線をスムーズに供給し搬送させる種々の装置及び方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、電線処理装置において、電線を水平に一対の検尺ローラの間に供給し、電線をUターンさせつつ検尺ローラで所要長さに繰り出して、支持台から下側の水平な受け棒にU字状に支持させる際に、検尺ローラで繰り出された電線をエアシリンダで昇降自在な傾斜状のガイド板に当てて、電線の飛び出しコースを変換することが記載されている。
また、特許文献2には、例えば電線に端子を圧着した後の工程であるが、複数本の電線を樋状の電線収容箱に収容し、その中から一本の電線を取り出すのに、棒状の分離爪を水平なロッドレスシリンダに沿って移動させつつ、一本の電線を受け部材上にピックアップすることが記載されている。
また、特許文献3には、無端のタイミングベルトに沿って電線搬送クランプの付いた複数の連結プレート(パレット)を歯合させ、電線搬送クランプにU字状に折り返された電線の各端末を連結プレートの一対の電線搬送クランプに把持させて、タイミングベルトの回転で電線を電線供給・切断工程から皮剥き工程、端子圧着工程に順に搬送することが記載されている。
特開平7−240121号公報 特開2000−156127号公報 特許第3341804号公報
しかしながら、上記特許文献3の記載に類する電線搬送工程において、例えば図5に示す如く、電線搬クランプ4を有するパレット3の上側において電線11の検尺・切断を行って、切断済みのU字状の電線5を下側のパレット3に移載する場合には、検尺時に一対の検尺ローラで繰り出した電線11が、下側のパレット3の電線搬送クランプ4に把持された電線5に絡まったり、下側のパレット3の電線搬送クランプ4に把持された電線5の上に載って、電線搬送方向(矢印D方向)へのパレット3の移動に伴って、繰り出された電線11が跳ね上げられて、搬送路に入り込んだり、周辺部分に引っ掛かったりして、設備停止等の不具合の原因になるという問題があった。
本発明は、上記した点に鑑み、電線搬送クランプの上側で電線の検尺・切断を行って、検尺・切断済みのU字状に屈曲した電線を下側の電線搬送クランプに移載する場合でも、電線搬送クランプ側の電線等に検尺・切断済みの電線が絡んだりすることがなく、また、電線搬送クランプへの検尺・切断済みの電線の移載をスムーズ且つ確実に行うことができ、電線を電線搬送クランプでスムーズ且つ確実に搬送することのできる電線搬送装置及び電線搬送方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る電線搬送装置は、電線を測長しつつ略U字状に繰り出す電線測長部と、略U字状に繰り出された電線とは下側で交差する方向に搬送される複数の電線搬送クランプと、略U字状に繰り出され且つカッタで切断された電線の両端末を把持して該電線搬送クランプに移載する移載用チャックと、該電線搬送クランプで把持した電線の上方において、略U字状に繰り出された電線の電線搬送クランプ搬送方向の電線部分のみを支持して、搬送時における該電線搬送クランプで把持した電線との絡み防止する仕切り用シャフトと、該仕切り用シャフトを電線搬送クランプ搬送方向に退避させ、該搬送方向とは逆方向に進出させる駆動部とを備えることを特徴とする。
上記構成により、電線測長部から電線が略U字状に繰り出された際に、仕切り用シャフトが繰り出された電線の下側にエアシリンダ等の駆動部で突出して、繰り出された電線を電線搬送クランプよりも高い位置に支持(保持)する。これにより、電線搬送クランプに把持された電線と繰り出された電線との干渉や絡みが防止される。繰り出され且つ切断された電線が移載用チャックで電線搬送クランプに移載される。切断は電線測長部のカッタで行われる。
請求項2に係る電線搬送装置は、電線を測長しつつ繰り出す電線測長部と、繰り出された電線とは下側で交差する方向に搬送される複数の電線搬送クランプと、繰り出され且つ切断された電線を把持して該電線搬送クランプに移載する移載用チャックと、該繰り出された電線を、該電線搬送クランプで把持した電線の上方に支持して絡み防止する仕切り用シャフトと、該仕切り用シャフトを進退させる駆動部とを備え、前記仕切り用シャフトが前記繰り出された電線の長手方向に一対配置されたことを特徴とする。
上記構成により、長い電線、すなわち電線搬送クランプよりもかなり前方まで達する程に長い電線でも、前後一対の仕切り用シャフトで電線の長手方向の二箇所が支持されて、下側の電線搬送クランプ側の電線との干渉や絡み等が確実に防止される。
請求項3に係る電線搬送方法は、電線を電線測長部で測長しつつ略U字状に繰り出し、略U字状に繰り出された電線をカッタで切断した後に移載用チャックで把持して下側の電線搬送クランプに移載し、電線繰り出し方向とは交差する方向に該電線搬送クランプで電線を搬送する電線搬送方法において、駆動部で該電線搬送クランプの電線搬送方向に退避し、該電線搬送方向とは逆方向に進出する仕切り用シャフトで、前記略U字状に繰り出された電線の電線搬送方向の電線部分のみを支持して、該電線搬送クランプで把持した電線の上方に位置させることで、略U字状に繰り出された電線と、搬送時における該電線搬送クランプで把持した電線との絡み防止することを特徴とする。
上記構成により、電線測長部から電線が略U字状に繰り出された際に、仕切り用シャフトが繰り出された電線の下側にエアシリンダ等の駆動部で突出して、繰り出された電線を電線搬送クランプよりも高い位置に支持(保持)する。これにより、電線搬送クランプに把持された電線と繰り出された電線との干渉や絡みが防止される。繰り出され且つ切断された電線が移載用チャックで電線搬送クランプに移載される。切断は電線測長部のカッタで行われる。
請求項4に係る電線搬送方法は、電線を電線測長部で測長しつつ繰り出し、繰り出された電線を切断後に移載用チャックで把持して下側の電線搬送クランプに移載し、電線繰り出し方向とは交差する方向に該電線搬送クランプで電線を搬送する電線搬送方法において、進退駆動される仕切り用シャフトで該繰り出された電線を、該電線搬送クランプで把持した電線の上方に支持して絡み防止させ、前記仕切り用シャフトによる前記切断後の電線の支持を解除すると同時に、該電線を前記移載用チャックで下降させて前記電線搬送クランプに移載することを特徴とする。
上記構成により、繰り出され且つ切断された電線が移載用チャックで把持されて電線搬送クランプに向けて下側に移動する際に、仕切り用シャフトが突出とは反対方向に後退して、繰り出され且つ切断された電線が仕切り用シャフトに干渉する(引っ掛かる)ことなく、スムーズに電線搬送クランプに移し替えられる。
請求項1記載の発明によれば、電線搬送クランプの上側で電線の検尺・切断を行って、検尺・切断済みのU字状に屈曲した電線を下側の電線搬送クランプに移載する場合でも、電線搬送クランプ側の電線等に検尺・切断済みの電線が絡んだり、検尺・切断済みの電線が跳ね上げられて、装置が自動停止したりすることを確実に防止することができ、電線を電線搬送クランプでスムーズ且つ確実に搬送して、サブワイヤハーネスの生産性を向上させることができる。
請求項2記載の発明によれば、長い電線の場合でも一対の仕切り用シャフトで電線の長手方向の二箇所を支持して、下側の電線搬送クランプ側の電線との干渉や絡み等を確実に防止することができる。
請求項3記載の発明によれば、電線搬送クランプの上側で電線の検尺・切断を行って、検尺・切断済みのU字状に屈曲した電線を下側の電線搬送クランプに移載する場合でも、電線搬送クランプ側の電線等に検尺・切断済みの電線が絡んだり、検尺・切断済みの電線が跳ね上げられて、装置が自動停止したりすることを確実に防止することができ、電線を電線搬送クランプでスムーズ且つ確実に搬送して、サブワイヤハーネスの生産性を向上させることができる。
請求項4記載の発明によれば、繰り出され且つ切断された電線を仕切り用シャフトに干渉させることなく、スムーズに且つ確実に移載用チャックで電線搬送クランプに移載することができる。
本発明に係る電線搬送装置の一実施形態を示す平面図である。 同じく電線搬送装置を示す側面図である。 同じく電線搬送装置を示す正面図である。 (a)〜(c)は、本発明に係る電線搬送方法の一実施形態を動作順に示す斜視図である。 従来の電線搬送装置の一形態の要部を示す正面図である。
図1〜図4は、本発明に係る電線搬送装置及び電線搬送方法の一実施形態を示すものである。図1は、電線搬送装置の外観を示す平面図、図2は同じく側面図、図3は同じく正面図、図4(a)〜(c)は、電線搬送装置の内部構造とその作用及び電線搬送方法を示す概要斜視図である。
図1〜図3の如く、電線搬送装置1は、下側のカバー2の上部に水平な無端のタイミングベルト(図示せず)と、タイミングベルトに歯合した電線搬送用の複数のパレット3(図4(c))とを有し、各パレット3は上部に左右一対の電線搬送クランプ4(図4(c))を有し、左右一対の電線搬送クランプ4にU字状に折り返された電線5(図4(c))の各端末部5a,5bが挟持されている。
また、パレット3の上側において装置1の上側のカバー6の内側に、左右一対の電線検尺ローラ7(電線測長部)(図4(a))と、その前側のカッタ8と、その前側の不図示の電線Uターン機構(例えば電線先端側の保持用チャック9を含む)と、前後左右一対の電線移載用チャック10(図4(b))とを有している。なお、「検尺」は「測長」とも言う。
図2,図3に実線で示す如く、電線搬送クランプ4(図4(c))の上側で検尺ローラ7とカッタ8で電線11の検尺(矢印A方向の繰り出し)と切断が行われ、図2,図3に鎖線で示す如く、検尺・切断済みのU字状に屈曲した電線5’(図4(b))が移載用チャック10で下側の電線搬送クランプ4に移載される(電線搬送クランプ4で把持された図3の電線を符号5で示す)。図4(b)の移載用チャック10は図4(a)の電線11を把持して切断後に保持用チャック9から持ち上げた(離脱させた)状態で矢印Bの如く前進し、次いで矢印Cの如く下降して図4(c)の電線搬送クランプ4に受け渡す(移載する)。
図1〜図3の如く、本発明の特徴点として、電線搬送装置1の下側のカバー2と上側のカバー6との間の水平な基板12の前方下側に水平なエアシリンダ(駆動部)13,14が固定され、エアシリンダ13,14のエア圧で駆動される水平なシャフト15,16が伸長状態で、上側のカバー6内の検尺ローラ7(図4(a))で繰り出された電線11を支持して、下側のカバー2の上部に位置する電線搬送クランプ4(図4(c))に把持された電線5に干渉しないようにしている。シャフト15,16付きのエアシリンダ13,14が電線絡み防止機構を成す。
図2の如く、本例でエアシリンダ13,14とシャフト15,16は前後に一対段違いに平行に配置され、後側のエアシリンダ13とシャフト15は高く配置され、前側のエアシリンダ14とシャフト16は低く配置されている。後側のシャフト15は、U字状に繰り出された電線11の左側(電線搬送方向)の電線部分11aの略中間部を支持し、前側のシャフト16は同じく左側の電線部分11aの前部寄りすなわち折り返し部11b寄りを支持する。
図3の如く、左側の電線部分11aは下側の搬送用の電線5の幅方向中間部の上方に被さるように重なって位置するので、左側の電線部分11aをシャフト15,16で下側の搬送用の電線5よりも上方に位置させることで、電線5,11同士の絡みが防止される。右側の電線部分11cは下側の搬送用の電線5から右側に離間して位置するので、シャフト15,16で持ち上げなくても絡む心配はない。明細書では説明の便宜上、電線11の繰り出し方向を前とし、電線5の搬送方向を左としている。
図1の如く、前後のエアシリンダ13,14は、水平な基板部12における前方に向かうにつれて漸次左寄りとなる右側のテーパ状の壁部17に沿って配置されており、伸長時の前側のシャフト15の先端15aは伸長時の後側のシャフト16の先端16aよりも左側に少しずれて位置している。前後のシャフト15,16の長さや太さは同程度である。
図2の電線11の支持状態から両シャフト15,16を縮めることで、先ず前側のシャフト16が電線11から離脱し(電線11の支持を解除し)、次いで後側のシャフト15が電線11から離脱する(電線11の支持を解除する)。これにより、電線11の下降動作(左側の電線部分11aを右側の電線部分11cと同じ高さに下降させること)がスムーズに行われる。なお、長い電線11の場合に二本のシャフト15,16を用いるが、中程度の長さの電線11の場合は、図4の如く後側のシャフト15のみで支持する。
短い電線(図示せず)の場合は下側の搬送用の電線5に干渉しないので、シャフト15,16を作動させる必要はない。シャフト15,16の作動の有無は例えば検尺ローラ7の回転数等に応じて制御部等を介して規定される。繰り出し長さの異なる各電線11の送り順に応じて予めシャフト15,16の動作の有無を制御部に登録しておくことも可能である。
図4(a)の如く、電線11を検尺して前方に繰り出すと同時に、あるいは電線11を繰り出す直前に、シャフト15,16がエアシリンダ13,14の伸長動作で突出して、電線11の左側部分11aを高い位置に支持する。この状態で、図4(c)のパレット3が電線送り方向にパレット1ピッチ分(正確にはパレット3の左右一対の電線搬送クランプ4のピッチで二度)左方向に間欠移動し、予めパレット3の電線搬送クランプ4で把持された搬送用の電線5と検尺用の電線11との干渉が防止される。
図4(b)の如く、図4(a)の検尺後の電線5’の両端末5a,5bを左右の移載用チャック10が把持して、矢印Bの如く前進し次いで矢印Cの如く下降すると同時に、あるいは下降の直前に、シャフト15,16がエアシリンダ13,14の圧縮動作で引っ込んで、電線5の下降がシャフト15,16との干渉なくスムーズに行われ、図4(c)の如く左右の移載用チャック10によるパレット3の左右の電線搬送クランプ4への電線5’の移載(移し替え)が、シャフト15,16による電線5の持ち上げなくスムーズ且つ確実に行われる。このように、シャフト15,16の圧縮と同時に電線5’の移載が行われる。
電線5の移載の後、シャフト15,16が伸長して次の検尺済みの電線11を支持し、シャフト15,16の圧縮と同時にその切断後の電線5’の移載が行われる。このサイクルを繰り返して電線5が電線搬送クランプ4で左方向に搬送される。電線搬送クランプ4を有するパレット3は不図示の無端のタイミングベルトの回動で電線送り方向に移動する。タイミングベルトに代えてチェン等の搬送手段を用いることも可能である。
複数のパレット3において各電線搬送クランプ4は等ピッチで配置され、タイミングベルトは電線搬送クランプ4のピッチで間欠移動する。移載用の左右のチャック10は、電線移載済みの電線搬送クランプ4が二ピッチ移動した後に隣接の移載前の左右一対の電線搬送クランプ4に電線5の両端末5a,5bを移載する。図4(c)では中央のパレット3とその左のパレット3とに電線5が移載されている(右側のパレット3にはこれから電線5が移載される)。
各パレット3はタイミングベルトの全周に渡ってあるいは少なくとも上側(往路)のベルト部分に隙間なく左右方向に並列に配置されている。各パレット3は不図示の前後端のローラで装置フレームのガイド溝にスライド自在に係合して位置決めされている。パレット3に移載された電線5はタイミングベルトで電線皮剥き工程や端子圧着工程等に搬送される。これらの構成は従来(特許文献3)と同様である。
上記実施形態によれば、搬送路上にある搬送中の電線5と検尺(測長)中の電線11とが交差する構造のワイヤハーネス製造機の電線搬送装置1において、測長中の電線11が搬送中の電線5に絡み合うことが確実に防止される。
すなわち、測長及び切断中の電線11が、搬送パレット3に保持された搬送中の電線5と交差する位置関係を持つ電線搬送装置(ハーネス加工機)1において、測長中の電線11が搬送路上で待機する搬送中の電線5に絡んで搬送されたり、端子圧着工程前の搬送において例えば隣り合うパレット3が引き離される工程を有している場合等に、加工行程中に電線5,11が跳ね上げられて設備停止等を生じるといった不具合原因が解消される。
測長及び切断中の電線11が、搬送路上で待機する切断済み電線5に絡み合うことを、仕切りシャフト15,16を有するシリンダ13,14で防止することで、互いの電線5,11の絡み合いが防止され、且つ切断後の電線5が引っ掛からないタイミングでスムーズに動作する。圧着工程搬送において電線5,11が不要に跳ね上げられて、搬送路に入り込んだり周辺部に引っ掛かったりすることが防止される。
なお、上記実施形態においては、シャフト15,16の駆動部としてエアシリンダ13,14を用いたが、エアシリンダに代えて不図示のプランジャや引張ばね・圧縮ばね等を用いることも可能である。シャフト15,16はエアシリンダ13,14の一部であるので、駆動部はシリンダ本体と言ってもよい。
本発明に係る電線搬送装置及び電線搬送方法は、サブワイヤハーネスの製造過程において複数の電線搬送クランプで把持した各電線をタイミングベルト等で絶縁被覆皮剥き工程や端子圧着工程等に搬送し、電線搬送クランプの上側において電線をU字状に屈曲させつつ検尺して繰り出し供給した際に、上下の電線同時の干渉を防止して、電線の絡みやそれに起因する搬送装置の停止等をなくして、サブワイヤハーネスの生産性を高めるために利用することができる。
1 電線搬送装置
4 電線搬送クランプ
5 電線搬送クランプで把持した電線
5’ 切断された電線(切断後の電線)
7 検尺ローラ(電線測長部)
11 繰り出された電線
10 移載用チャック
13,14 エアシリンダ(駆動部)
15,16 仕切り用シャフト

Claims (4)

  1. 電線を測長しつつ略U字状に繰り出す電線測長部と、略U字状に繰り出された電線とは下側で交差する方向に搬送される複数の電線搬送クランプと、略U字状に繰り出され且つカッタで切断された電線の両端末を把持して該電線搬送クランプに移載する移載用チャックと、該電線搬送クランプで把持した電線の上方において、略U字状に繰り出された電線の電線搬送クランプ搬送方向の電線部分のみを支持して、搬送時における該電線搬送クランプで把持した電線との絡み防止する仕切り用シャフトと、該仕切り用シャフトを電線搬送クランプ搬送方向に退避させ、該搬送方向とは逆方向に進出させる駆動部とを備えることを特徴とする電線搬送装置。
  2. 電線を測長しつつ繰り出す電線測長部と、繰り出された電線とは下側で交差する方向に搬送される複数の電線搬送クランプと、繰り出され且つ切断された電線を把持して該電線搬送クランプに移載する移載用チャックと、該繰り出された電線を、該電線搬送クランプで把持した電線の上方に支持して絡み防止する仕切り用シャフトと、該仕切り用シャフトを進退させる駆動部とを備え、
    前記仕切り用シャフトが前記繰り出された電線の長手方向に一対配置されたことを特徴とする電線搬送装置。
  3. 電線を電線測長部で測長しつつ略U字状に繰り出し、略U字状に繰り出された電線をカッタで切断した後に移載用チャックで把持して下側の電線搬送クランプに移載し、電線繰り出し方向とは交差する方向に該電線搬送クランプで電線を搬送する電線搬送方法において、
    駆動部で該電線搬送クランプの電線搬送方向に退避し、該電線搬送方向とは逆方向に進出する仕切り用シャフトで、前記略U字状に繰り出された電線の電線搬送方向の電線部分のみを支持して、該電線搬送クランプで把持した電線の上方に位置させることで、略U字状に繰り出された電線と、搬送時における該電線搬送クランプで把持した電線との絡み防止することを特徴とする電線搬送方法。
  4. 電線を電線測長部で測長しつつ繰り出し、繰り出された電線を切断後に移載用チャックで把持して下側の電線搬送クランプに移載し、電線繰り出し方向とは交差する方向に該電線搬送クランプで電線を搬送する電線搬送方法において、進退駆動される仕切り用シャフトで該繰り出された電線を、該電線搬送クランプで把持した電線の上方に支持して絡み防止させ、前記仕切り用シャフトによる前記切断後の電線の支持を解除すると同時に、該電線を前記移載用チャックで下降させて前記電線搬送クランプに移載することを特徴とする電線搬送方法。
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