JP2002298664A - 定尺線材製造装置の線材ガイド - Google Patents

定尺線材製造装置の線材ガイド

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JP2002298664A JP2001103099A JP2001103099A JP2002298664A JP 2002298664 A JP2002298664 A JP 2002298664A JP 2001103099 A JP2001103099 A JP 2001103099A JP 2001103099 A JP2001103099 A JP 2001103099A JP 2002298664 A JP2002298664 A JP 2002298664A
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Yoshihiro Morimoto
義宏 森本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定尺線材製造装置が繰り出した線材をガイド
するに当たり、繰り出された線材の横方向への撓みを防
止し、繰り出す線材のループが重なったり、捻れたりせ
ずに可及的に効率よく、より長い定尺線材をガイドする
ことができること。 【解決手段】 ガイド板11と、このガイド板11上に
設けられ、電線1の繰り出し端をガイド板11の繰り出
し方向下流側に送出可能な落差を形成するようにガイド
板11の傾斜角度よりも小さな傾斜角度で上記繰り出し
端を下方にガイドする滑走台12とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被覆電線等の長尺
の線材を一定の長さに裁断するための定尺線材製造装置
の線材ガイドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にワイヤーハーネスを製造する場合
等、電線加工を行う場合には、長尺の線材を繰り出して
繰り出し量を計測し、予め定めた長さで裁断する定尺加
工が必要になる。
【0003】そこで、従来より、定尺加工を自動的に行
う定尺線材製造装置が設けられている。
【0004】一般的な定尺線材製造装置としては、線材
の先端部を線材クリップに挟持した後、線材送出装置に
より、線材を所望の長さだけ繰り出し、次に、線材を切
断して所定の長さの線材(定尺線材)を作製する方法が
採用され、作製された定尺線材は、さらに後端部を前記
線材クリップに隣接する別の線材クリップに挟持され、
搬送装置により順次、次の工程に間欠送りされる。
【0005】そして、線材を所定の長さだけ繰り出す際
には、送り出される線材が絡んだり、もつれたりしない
ように、定尺線材製造装置の下方向に、線材の繰り出す
長さ以上に落差を設け、線材がこの落差に沿って繰り出
されるようにしている(たとえば特開平10−1235
1公報等)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のような定尺線材
製造装置を有する線材加工装置においては、繰り出した
定尺線材をU字状に維持して、絡みや挟持不良を防止す
る必要がある。
【0007】しかしながら、上記先行技術に開示されて
いる定尺線材製造装置では定尺線材を製造するのに、床
に向かって略垂直真下に線材を繰り出していたため、定
尺線材の長さは線材送出装置と床までの高低差に制限さ
れ、これ以上の長さの定尺線材を得ようとすると線材送
出装置の位置を床から高くしなければならず、装置の架
台が大掛かりなものになるという問題があった。そし
て、長い定尺線材を製造するために線材送出装置の位置
が高くなるという問題を解決するために、線材送出装置
から床に向かって傾斜するガイド板を設け、線材をこの
ガイド板の上に斜めに繰り出すことにより、繰り出し長
さを長くしようとすると、今度は線材のループがガイド
板の上を滑るように降下する際、繰り出す方向とは逆向
きに線材にガイド板の摩擦抵抗が発生する結果、ある程
度繰り出されると繰り出す線材が横方向に撓むという現
象が発生する。そして、一度撓みが発生すると線材の降
下速度が低下して、繰り出す速度がこれを上回る結果、
先に繰り出された線材の上に後から繰り出される線材が
乗るという現象が発生し、線材のもつれが発生する原因
となっていた。
【0008】このため、このような線材のもつれが発生
した場合には一旦ラインの装置を停止して、正常な状態
に復旧させなければならず、ワイヤーハーネス製造の効
率を著しく低下させていた。
【0009】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、定尺線材製造装置が繰り出した線材をガイドす
るに当たり、繰り出された線材の横方向への撓みを防止
し、繰り出す線材のループが重なったり、捻れたりせず
に可及的に効率よく、より長い定尺線材をガイドするこ
とができる定尺線材製造装置の線材ガイドを提供するこ
とを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、一端部が固定された状態で線材を繰り出す
定尺線材製造装置に併設され、繰り出された線材をU字
状に維持したままガイドするための定尺線材製造装置の
線材ガイドであって、繰り出された線材をガイド可能に
設けられ、線材の繰り出し方向下流側が下向きに傾斜す
るガイド板と、このガイド板上に設けられ、定尺線材製
造装置が繰り出した線材の繰り出し端をガイド板の繰り
出し方向下流側に送出可能な落差を形成するようにガイ
ド板の傾斜角度よりも小さな傾斜角度で上記繰り出し端
を下方にガイドする滑走台とを備えていることを特徴と
する定尺線材製造装置の線材ガイドである。
【0011】この発明によれば、滑走台が当該線材のガ
イドを終了する位置と、前記ガイド板が滑走台から線材
を受け渡される位置との落差の間に、当該線材を自由に
垂下させているので、この線材が自由に垂下する落差の
間は線材に対するガイド板の摩擦抵抗が働かない結果、
繰り出される線材の横方向への撓みが発生せず、線材の
横方向への撓みを防止することができる。また、この落
差の間に自由に垂下する線材の慣性が、滑走台の上に繰
り出されている線材を下方に牽引するように働くので、
滑走台における線材の横方向への撓みも防止することが
でき、より長い定尺線材を製造することができる。
【0012】なお上記定尺線材製造装置は、長尺の線材
を自動的に連続加工する連続加工装置のユニットとして
付設されているものであってもよい。
【0013】そして、上記滑走台は、繰り出された線材
を送出する送出面と、この送出面に対して線材の繰り出
し方向に沿った稜線を介して連続し、線材が送出面から
離脱するのを規制する規制面とを含んでいる定尺線材製
造装置の線材ガイドであることが好ましい。
【0014】この好ましい態様によれば、上記滑走台
が、送出面と、この送出面に対して線材の繰り出し方向
に沿った稜線を介して連続する規制面とを含んでおり、
前記送出面が繰り出された線材を送出するとともに、前
記規制面が線材の送出面からの離脱を規制しているの
で、滑走台における線材の位置と、ガイド板が線材を受
け渡される位置とがより安定し、線材の横方向への撓み
をより防止することができるものとなっている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好ましい実施形態について詳述する。
【0016】図1は、本発明の実施形態に係る定尺線材
製造装置の線材ガイド10の構成を示す斜視図であり、
図2は、本発明の実施形態に係る線材ガイド10の構成
を示す正面図である。また、図3は、図2の側面図であ
る。
【0017】これらの図を参照して、図示の線材ガイド
10は、繰り出された電線1(線材の一例)をU字状に
維持したままガイドするためのものであり、電線1を繰
り出す定尺線材製造装置20と、電線1を取り付けたコ
ネクタを搬送するコネクタ搬送装置30とに併設されて
いる。
【0018】上記定尺線材製造装置20は、それ自体は
公知のものであり(例えば特開2000-34004
8)、コネクタ搬送装置30によって規定される一水平
方向に直交する方向に加工対象となる電線1を送出する
線材送出装置21と、この線材送出装置21が送出した
電線1の送出量を計測する図略の計測部と、この計測部
で繰り出した電線1を調尺することにより、予め定めら
れた長さで裁断する線材切断装置22と、線材切断装置
22によって切断される電線1を切断前に把持する一対
のハンド26a、26bと、各ハンド26a、26bを
同時に逆方向に駆動して択一的に電線把持姿勢と電線プ
レス姿勢との間で変位させるためのハンド変位装置29
と、各ハンド26a、26bと一体的に昇降可能な図示
しない圧接パンチとを有している。上記電線把持姿勢
は、線材送出装置21によって送出された電線1を把持
するための姿勢であり、その把持位置よりも僅かに電線
送出方向上流側で上記線材切断装置22が電線1を裁断
することができるようになっている。また、上記電線プ
レス姿勢は、上記コネクタ搬送装置30上に規定される
コネクタプレス位置Aに把持した電線1の端部を供給す
るための姿勢であり、上記圧接パンチは、上記コネクタ
プレス位置Aにて該コネクタ搬送装置30が搬送するコ
ネクタ31a、31bに対し、裁断された電線1の端部
を圧接するように構成されている。
【0019】そして、公知の装置と同様に一方のハンド
26a(26b)で電線1を電線把持位置にて把持し、
その後、ハンド変位装置29でハンド26a(26b)
の姿勢を変位させて把持された電線1を電線コネクタプ
レス位置Aに移送し、コネクタ31a、31bに圧接す
る一方、移送後の電線1を線材送出装置21によってU
字状に送出した後、他方のハンド26b(26a)で把
持する。次いで把持された電線1の送出方向上流側を線
材切断装置22で裁断することにより、定尺の電線1を
製造することができるようになっている。なお線材送出
装置21による電線1の送出が上記タイミングで行われ
ることにより、送出された電線1は、常時、U字状にな
っている。
【0020】上記コネクタ搬送装置30は、複数のコネ
クタ31a、31bを並置したパレットPを上記一水平
方向に沿って搬送することにより、上記電線コネクタプ
レス位置Aにコネクタ31a、31bを供給して電線1
との接続を可能にするとともに、電線1が接続されたコ
ネクタ31a、31bを下流側のコネクタ取り外し位置
Bに搬送して、電線1が接続されたコネクタ31a、3
1bを取り外すことができるように構成されているもの
である。なお、コネクタ搬送装置30は、パレットPが
担持している複数のコネクタ31a、31bを上記ハン
ド26a、26bと連動して択一的にコネクタプレス位
置Aに供給するように構成されているとともに、図の矢
印Bで示すコネクタ取り外し位置Bを終端として上記一
水平方向に沿って往復移動可能に構成されており、コネ
クタ取り外し位置BにパレットPが往動すると、ここで
電線1が接続されたコネクタ31a、31bが取り外さ
れ、コネクタプレス位置Aの方へ復動するように構成さ
れている。
【0021】次に、本実施形態の線材ガイド10は、繰
り出された電線1(線材の一例)をU字状に維持したま
まガイドするためのものであり、ガイド板11と、滑走
台12と、ガイド板支持部材13と、天板部14と、一
対の脚部15と、一対のコーナー部材16とを備えてい
る。
【0022】ガイド板11は、上述した定尺線材製造装
置20から繰り出されて、両ハンド26a、26bによ
り把持された電線1をU字状に維持して、コネクタ搬送
装置30によるコネクタ31a、31bの全搬送行程に
わたって、電線1をガイドするためのものである。
【0023】図示の実施形態において、ガイド板11
は、上記一水平方向に沿ってコネクタ搬送装置30の全
長にわたって設けられており、上述した電線コネクタプ
レス位置Aからコネクタ取り外し位置BにパレットPが
移動する全域にわたってコネクタ31a、31bに接続
された電線1をガイドすることができるようになってい
る。ここで、図示の実施形態において、ガイド板11
は、その電線1の繰り出し方向下流側が下向きに傾斜す
るテフロン(登録商標)加工されたステンレス製の板材
であり、電線1をこのガイド板11の上に斜めに繰り出
すことにより、電線1を垂直に垂下した場合に比較し
て、繰り出し長さを長くすることができるようになって
いる。
【0024】このガイド板11の上面には、滑走台12
が固定されている。滑走台12は、上記定尺線材製造装
置20の線材送出装置21が電線1を送出する位置に対
応して配置されているステンレススチール製の板材であ
り、その表面には樹脂がコーティングされている。図示
の例において、滑走台12は、その電線1の繰り出し方
向上流端がガイド板11の縁と接触しているとともに、
下流端がステー11aによってガイド板11の上方に浮
揚した状態で固定されることにより、線材送出装置21
が繰り出した電線1の繰り出し端をガイド板11の繰り
出し方向下流側に送出可能な落差を形成している。ま
た、滑走台12は、前記落差を形成するようにガイド板
11の傾斜角度よりも小さな傾斜角度で上記繰り出し端
を下方にガイドしている。
【0025】より詳細に説明すると、滑走台12は、繰
り出された電線1を送出する送出面12aと、この送出
面12aに対して電線1の繰り出し方向に沿った稜線1
2bを介して連続する規制面12cとを含んでおり、こ
の規制面12cは、電線1が送出面12aから離脱する
のを規制している。
【0026】図示の実施形態において、規制面12c
は、上記コネクタ搬送装置30のパレットPが復動する
側にのみ形成されており、往動する側については、滑走
台12の送出面12aを開放している。この結果、滑走
台12の送出面12a上に電線1が残っている場合で
も、残った電線1をパレットPのコネクタ取り出し位置
Bへの移動に追従させて、滑らかにガイド板11上に移
動させることが可能になる。
【0027】そして滑走台12の繰り出し方向下流端1
2dには、L字型に曲成された支持板12eが図示しな
いビス等で取り付けられており、この支持板12eに設
けられた図示しない2個のボルト孔と前述のステー11
aの2個のボルト長孔11bとを挿通するボルトナット
12gにより、支持板12eとステー11aとが締結さ
れ、滑走台12が傾斜角度調節可能に前述のガイド板1
1に取り付けられている。
【0028】上記ガイド板支持部材13は、ガイド板1
1が撓まないように補強支持するための型鋼部材であ
り、ガイド板11の傾斜する2辺に沿ってガイド板11
の背面から図示しないボルト等によりガイド板11に固
定されている。
【0029】上記天板部14は、後述するコネクタ搬送
装置30がその上を水平に移動するために水平に設けら
れた鋼製の板材であり、ガイド板11の頂部に連接さ
れ、コネクタ搬送装置30が一定の方向に往復移動する
ことが可能なように、パレットガイド14aがその長手
方向に連接されている。
【0030】上記一対の脚部15は、ガイド板支持部材
13の上部と天板部14を支持するための鋼製の板部材
であり、床から垂直に立設するとともにガイド板支持部
材13の上部13aと天板部14の端部14bがその上
部に溶接され、ガイド板支持部材13を斜めにまた、天
板部14を水平に支持している。
【0031】上記一対のコーナー部材16はガイド板支
持部材13の途中に溶接された金具13bと、脚部15
の途中に溶接された金具15aにボルトナット16aで
固定され、線材ガイド10の剛性を高めるためのもので
ある。
【0032】次に本発明の実施形態に係る線材ガイド1
0の作用について説明する。
【0033】図4は本発明の実施形態に係る線材ガイド
10上の電線1の状態を示す断面図である。(A)は線
材送出装置21が線材ガイド10の滑走台12の上に電
線1を繰り出した状態を示し、(B)はそのループの一
辺(電線1の繰り出し端)が線材ガイド10の滑走台1
2の上に送出されるとともに、他の一辺が、ガイド板1
1に沿って下方に走行する状態を示している。また、
(C)は上記ループの一辺(電線1の繰り出し端)が滑
走台12の下流端からガイド板11の上に滑落した状態
を示している。
【0034】図4を参照して、以上の構成では、定尺線
材製造装置20が作動し、線材送出装置21が電線1を
線材ガイド10の滑走台12の上にU字状に繰り出す
(A)。
【0035】次に、そのループの一辺(電線1の繰り出
し端)は線材ガイド10の滑走台12の上にさらに送出
されるとともに、他の一辺が、ガイド板11に沿って下
方に走行する(B)。
【0036】ここで本実施形態では、滑走台12が、繰
り出された電線1を送出する送出面12aと、この送出
面12aに対して電線1の繰り出し方向に沿った稜線1
2bを介して連続する規制面12cとを含んでいるの
で、上記ループの一辺の走行時に、ループが滑走台12
から離脱する恐れはない。
【0037】そして、さらに電線1が繰り出されること
により、上記ループの一辺は、遂には滑走台12の下流
端から滑落する(C)。
【0038】図示の実施形態では、滑走台12の下流端
に落差が形成されているので、滑走台12から滑落した
ループの一辺は、そのまま慣性を伴ってガイド板11の
下流端へ放出される。この結果、ループの一辺が滑走台
12からガイド板11に落下するまでの間は、電線1に
ガイド板11の摩擦抵抗が作用することはなく、繰り出
される電線1に横方向への撓みが発生することはない。
したがって、繰り出された電線1の絡みやもつれを確実
に防止することができる。
【0039】図1〜3を参照して、上記線材送出装置2
1による電線1の送出が終了した後は、電線1は、全体
としてガイド板11の上でループ状にガイドされること
になる。そして、コネクタ搬送装置30のパレットPが
コネクタ取り出し位置Bに往動する動作に伴い、滑走台
12に残っている電線1は、滑らかに滑走台12からガ
イド板11の上に移動する。
【0040】このように本実施形態に係る線材ガイド1
0では、滑走台12が当該電線1のガイドを終了する位
置と、前記ガイド板11が滑走台12から電線1を受け
渡される位置との落差の間に、当該電線を放出させてい
るので、この落差の間は電線1に対するガイド板11の
摩擦抵抗が働かない結果、繰り出される電線1の横方向
への撓みが発生せず、電線1の絡みやもつれを防止する
ことができるものとなっている。また、この落差の間に
作用する電線1の慣性が、滑走台12の上に繰り出され
ている電線1を下方に牽引するように働くので、滑走台
12における電線1の横方向への撓みも防止することが
でき、より長い定尺電線を製造することができる。
【0041】さらに、滑走台12の規制面12cが電線
1の送出面12aからの離脱を規制しているので、滑走
台12による電線1のガイド状態がより確実なものとな
り、電線1の横方向への絡みをより防止することができ
るものとなっている。
【0042】なお、上述した実施形態は本発明の好まし
い具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実
施の形態に限定されない。
【0043】例えば、ガイド板11は必ずしもテフロン
加工されたステンレス製の板材である必要はなく、線材
との摩擦係数が十分に低く、線材の送出速度に対して線
材を斜めに滑落させることができるものであれば、樹脂
製の板材でも金属製の板材でもよい。また、滑走台12
も、必ずしも表面を樹脂でコーティング加工されたステ
ンレス製の板材である必要はなく、線材との摩擦係数が
十分に低く、線材の送出速度に対して線材を斜めに滑落
させることができるものであれば、樹脂製の板材でも金
属製の板材でもよい。
【0044】また、線材ガイド10の天板部14や脚部
15は、上記のような構成になっていることは必須では
なく、任意の設計が可能である。
【0045】さらに、定尺線材製造装置20や、コネク
タ搬送装置30も上記のような構成になっていることは
必須ではなく、長尺の電線1を別の形態に自動的に連続
加工する連続加工装置のユニットとして付設されている
ものであってもよいなど、任意の設計が可能である。
【0046】その他、本発明の特許請求の範囲内で種々
の設計変更が可能であることはいうまでもない。
【0047】
【発明の効果】このように本発明によれば、定尺線材製
造装置が繰り出した線材をガイドするに当たり、繰り出
された線材の横方向への撓みを防止し、繰り出す線材の
ループが重なったり、捻れたりせずに可及的に効率よ
く、より長い定尺線材をガイドすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る定尺線材製造装置の
線材ガイドの構成を示す斜視図である。
【図2】 本発明の実施形態に係る定尺線材製造装置の
線材ガイドの構成を示す正面図である。
【図3】 図2の側面図である。
【図4】 本発明の実施形態に係る線材ガイド上の電線
の動きを示す断面図である。
【符号の説明】
1 電線(線材の一例) 10 線材ガイド 11 ガイド板 12 滑走台 12a 送出面 12b 稜線 12c 規制面 20 定尺線材製造装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部が固定された状態で線材を繰り出
    す定尺線材製造装置に併設され、繰り出された線材をU
    字状に維持したままガイドするための定尺線材製造装置
    の線材ガイドであって、 繰り出された線材をガイド可能に設けられ、線材の繰り
    出し方向下流側が下向きに傾斜するガイド板と、 このガイド板上に設けられ、定尺線材製造装置が繰り出
    した線材の繰り出し端をガイド板の繰り出し方向下流側
    に送出可能な落差を形成するようにガイド板の傾斜角度
    よりも小さな傾斜角度で上記繰り出し端を下方にガイド
    する滑走台とを備えていることを特徴とする定尺線材製
    造装置の線材ガイド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の定尺線材製造装置の線材
    ガイドにおいて、 上記滑走台は、繰り出された線材を送出する送出面と、
    この送出面に対して線材の繰り出し方向に沿った稜線を
    介して連続し、線材が送出面から離脱するのを規制する
    規制面とを含んでいる定尺線材製造装置の線材ガイド。
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