JP6424021B2 - 搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送装置に関する。
車両等に配索されるワイヤハーネスの製造装置において、電線の端末を加工する電線端末加工装置等に用いられる搬送装置としては、加工ユニットの数に応じてタイミングベルトの搬送距離を適宜簡単に変更し得る搬送装置が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
従来、スプロケットに歯合した無端チェーンを備える搬送装置は、搬送可能距離(即ち、チェーンの全長)が設計の段階で決定されているため、ワイヤハーネスの仕様等に応じて皮剥き機や圧着機といった加工ユニットの数を増やしたい場合が生じても、それに対応することができなかった。
そこで、上記特許文献1に開示の搬送装置では、図8に示すように、タイミングベルト501の歯部503に歯合する係合凹部505と、案内用のローラ507とを有する複数の連結プレート(パレット)509がタイミングベルト501の全長に渡って配置されている。係合凹部505は、連結プレート509におけるプレート511の底部に形成されている。搬送フレームには、ローラ507を係合させるガイドレール513がタイミングベルト501に沿って周設されている。ローラ507は、ガイドレール513のガイド溝515に係合する。タイミングベルト501の始端部と終端部とには、ローラ507を係合させる円弧状の旋回用ガイドレール(図示略)が配されている。そして、連結プレート509には、電線把持用のクリップ517が設けられている。
このような搬送装置によれば、所望の数のタイミングベルト501を直列に並べて、その外周に連結プレート509を連続的に配置することで、電線端末加工ユニットの数に応じた搬送長さを得ることができる。それにより、各種電線の端末加工を行うことができ、各種仕様のワイヤハーネスが製造可能となる。
特開平9−328212号公報
上記の搬送装置は、連結プレート509におけるプレート511の底部に係合凹部505が設けられ、底部だけに搬送力を伝達して連結プレート509の搬送が行えるシンプルな構成となっている。
しかしながら、電線519の端末加工を行う圧着工程では、電線519を上下(図8の上下方向の移動)させたい要請がある。上記構成の搬送装置では、プレート511の底部がタイミングベルト501に噛合されているため、連結プレート509を下降させることはできない。また、連結プレート509は、上昇させれば、係合凹部505がタイミングベルト501の歯部503から離れ、搬送力が伝達されなくなる。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、簡素な構造でパレットを昇降させることができる搬送装置を提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 周回方向に直交する方向に延在する凸状の歯部が第1搬送面となって前記周回方向に所定間隔で突設された第1搬送ベルトと、前記第1搬送面に平行に対面する第1ガイド面と、周回方向に直交する方向に延在する凸状の歯部が前記第1搬送面と直交する第2搬送面となって前記周回方向に所定間隔で突設された第2搬送ベルトと、一側部に前記第1搬送ベルトの前記歯部に噛合する第1係合凹部を有し、他側部に前記第1ガイド面に接して転動する第1ローラが軸支されるとともに、底部に前記第2搬送ベルトの前記歯部に噛合する第2係合凹部を有し、前記底部と前記第1ローラの間には前記第1搬送面と直交する支軸に軸支され前記第2搬送ベルトの反転周回路に沿って前記第1ガイド面に形成される前記第1ガイド面に垂直な第2ガイド面に接して転動する第2ローラを有するパレットと、を備え、前記第2搬送ベルトによる2箇所の反転周回路が前記第1搬送ベルトによる直線搬送路の終端部と始端部とに接続されることで、1つの周回搬送路が構成され、
前記直線搬送路を搬送された前記パレットは、前記直線搬送路の終端部から一方の前記反転周回路に連続搬送されて受け渡され、他方の前記反転周回路から前記直線搬送路の始端部に連続搬送されて戻されることを特徴とする搬送装置。
上記(1)の構成の搬送装置によれば、第1ガイド面と、第1搬送ベルトとの間でパレットが搬送される。パレットは、一側部の第1係合凹部に、第1搬送ベルトの第1搬送面に突設された歯部が噛合する。一側部の第1係合凹部に歯部が噛合したパレットは、他側部の第1ローラが第1ガイド面に接して転動される。これにより、パレットは、一側部と他側部とが第1搬送面と第1ガイド面とにそれぞれ対向した状態で挟まれながら搬送される。
第1搬送面に突設される歯部は、周回方向(搬送方向)に直交する方向に延在する凸状となる。従って、この歯部に第1係合凹部で噛合するパレットは、搬送方向に直交する方向にスライド可能となる。つまり、パレットは、搬送方向に移動されながら、搬送方向に直交する方向(例えば昇降方向)にも移動が可能となっている。
第1搬送面と第1ガイド面とに挟まれながら搬送されるパレットは、直線搬送路のみでの搬送となる。
そこで、第1搬送ベルトによる直線搬送路の終端部と始端部とは、第2搬送ベルトによって連続搬送される。第2搬送ベルトは、第1搬送ベルトの第1搬送面に対してその第2搬送面が直交方向となる。第1搬送ベルトの直線搬送路の終端部に搬送されたパレットは、第2搬送ベルトの反転周回路に引き継がれて搬送される。
反転周回路では、第2搬送ベルトの第2搬送面に突設される歯部が、パレットの底部に形成される第2係合凹部に噛合する。第2搬送面の歯部に底部の第2係合凹部が噛合したパレットは、第2ローラが第1ガイド面に垂直な第2ガイド面に接して転動する。つまり、パレットは、第2搬送面と第2ガイド面とに挟まれて、反転周回路を搬送されて旋回される。
第2搬送ベルトには、2個所の反転周回路を構成することができる。この2個所の反転周回路は、第1搬送ベルトによる直線搬送路の終端部と始端部とに接続される。このように、第1搬送ベルトと第2搬送ベルトとが組み合わされることで、1つの周回搬送路が構成される。従って、搬送方向に直交する方向にスライド移動が可能となる第1搬送ベルトによる直線搬送路を搬送されたパレットは、直線搬送路の終端部で第2搬送ベルトによる一方の反転周回路に受け渡され、他方の反転周回路から再び直線搬送路の始端部へと戻されることになる。
(2) 上記(1)の構成の搬送装置であって、前記第1搬送ベルトの周回路の一部分には、前記パレットを前記歯部の延在方向にスライドさせるスライド機構部が近接して設けられていることを特徴とする搬送装置。
上記(2)の構成の搬送装置によれば、第1搬送ベルトと第1ガイド面とによって構成される直線搬送路で搬送されるパレットは、スライド機構部によって、第1搬送面の歯部の延在方向にスライドされることにより、直線搬送路の搬送方向に直交し且つ第1搬送面に沿う方向に移動される。
(3) 上記(2)の構成の搬送装置であって、前記第1搬送面が鉛直方向に沿う方向の面であり、前記パレットの上面には、電線を保持する一対の開閉自在な挟持片が立設されることを特徴とする搬送装置。
上記(3)の構成の搬送装置によれば、第1搬送面が鉛直方向に沿う方向となる。すなわち、第1搬送ベルトが掛け渡されるプーリの支軸は、鉛直方向となる。第1搬送面と第1ガイド面に一側部と他側部とがそれぞれ対向するように挟まれて移動されるパレットは、上下方向に昇降される。昇降されるパレットの上面に立設される一対の挟持片は、水平方向且つ第1搬送面に直交する方向に延在する電線を、直径方向の両端側から挟持する。これにより、電線の端末加工を行う圧着工程において、電線を上下させることが可能となる。
本発明に係る搬送装置によれば、簡素な構造でパレットを昇降させることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係る搬送装置における搬送装置の一方の反転周回路の斜視図である。 図1に示したパレットの斜視図である。 図2に示したパレットの挟持片の拡大側面図である。 図2に示したパレットの正面図である。 搬送装置の一方の反転周回路の側面図である。 図5に示した反転周回路の背面図である。 (a)はスライド機構部の上昇時の側面図、(b)はスライド機構部の下降時の側面図である。 (a)は従来の連結プレートを示す正面図、(b)は同じく側面図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態に係る搬送装置11は、図1に示すように、第1搬送ベルト21と、第1ガイド面23と、第2搬送ベルト25と、パレット13と、を有する。
図5,6に示すように、第1搬送ベルト21と第1ガイド面23は、直線搬送路27を構成する。第2搬送ベルト25と第2ガイド面29は、2個所の反転周回路17を有する。そして、第1搬送ベルト21と第2搬送ベルト25は、1つの周回搬送路31を構成する。
本実施形態に係る第1搬送ベルト21は、所謂タイミングベルトであり、第1搬送面33を有する。本実施形態において、搬送装置11は、第1搬送面33が鉛直方向に沿う方向の面となる。第1搬送ベルト21は、鉛直方向の第1支軸35(図5参照)によって支持される第1プーリ37に掛け渡される。第1搬送ベルト21は、第1モーター39によって回転駆動されるヘッドプーリである第1プーリ37によってベルトが移動される。第1搬送ベルト21の第1搬送面33には、周回方向に直交する方向に延在する凸状の歯部41が、周回方向に所定間隔で突設されている。
搬送装置11に設けられる第1ガイド面23は、図1に示すように、搬送装置11の第1搬送面33に平行に対面している。
本実施形態に係る第2搬送ベルト25は、第2搬送面43を有する。第2搬送ベルト25は、鉛直方向に直交する方向の第2支軸45によって支持される第2プーリ47に掛け渡される。第2搬送ベルト25は、第2モーター49によって回転駆動されるヘッドプーリである第2プーリ47によってベルトが移動される。なお、第2搬送ベルト25には、第2搬送面43の進行方向を変える複数のベントプーリ51が設けられている。これらにより、反転周回路17が構成されている。
第2搬送ベルト25の第2搬送面43には、周回方向に直交する方向に延在する凸状の歯部41が、周回方向に所定間隔で突設される。搬送装置11において、第1搬送面33と第2搬送面43とは、直交する相対位置関係となる。この第2搬送ベルト25は、第1搬送ベルト21によって構成される直線搬送路以外の周回搬送路31で、パレット13の底部53に係合する。
本実施形態に係るパレット13は、図2に示すように、一側部55に、第1搬送ベルト21の歯部41に噛合する第1係合凹部57を有する。歯部41は、延在方向に直交する面の断面形状が台形となる。第1係合凹部57には、この台形状に一致する凹部が歯部41と同一ピッチで形成されている。従って、歯部41に係合した第1係合凹部57は、第1搬送面33に対し搬送方向の移動が規制される。一方、歯部41に係合した第1係合凹部57は、第1搬送面33に対し搬送方向に直交し且つ第1搬送面33に沿う方向(図2の上下方向)のスライドが可能となる。
パレット13の他側部59には、第1ローラ61が支軸によって回転自在に軸支される。第1ローラ61は、第1ガイド面23に接して転動する。つまり、第1搬送面33の歯部41に一側部55の第1係合凹部57が係止されたパレット13は、第1搬送ベルト21の移動に伴い、第1ローラ61を伝動させながら第1ガイド面23に沿って移動される。
パレット13の底部53には、第2係合凹部63が形成される。第2係合凹部63は、上記第1係合凹部57と同様に形成される。但し第1係合凹部57が一側部55に形成されるのに対し、第2係合凹部63は、一側部55と直交する底部53に形成される。この第2係合凹部63は、図1に示すように、第2搬送ベルト25の歯部41に噛合する。
パレット13は、底部53と第1ローラ61の間に、第2ローラ65が設けられる。第2ローラ65は、第1搬送面33と直交する支軸に回転自在に軸支されている。第2ローラ65は、第1ガイド面23に垂直な第2ガイド面29に接して転動する。
本実施形態において、搬送装置11は、第1搬送面33が鉛直方向に沿う方向の面となるので、パレット13は、一側部55と他側部59とが、第1搬送ベルト21と第1ガイド面23とにそれぞれ対向した状態で挟まれて起立した姿勢で搬送される。昇降されるパレット13の上面67には、クリップ69を構成する一対の挟持片15が立設されている。一対の挟持片15は、水平方向且つ第1搬送面33に直交する方向(図3の紙面垂直方向)に延在する電線71を、直径方向の両端側から挟持する。
一対の挟持片15は、挟持バネ73によって相互に接近する方向に所定の挟持力で付勢されている。それぞれの挟持片15の対向面には、凹部が形成される。凹部同士は、一対の挟持片15が閉じられた状態で、治具挿入穴75を形成する。この治具挿入穴75には、挟持片開放用の棒状治具(図示略)が挿入可能となる。クリップ69は、搬送装置11の停止時等、緊急時には治具挿入穴75に棒状治具が挿入されてこじられることで、電線71の保持が解除可能となっている。
図1に示すように、本実施形態の第2ガイド面29は、反転周回路17においては第1ガイド面23に凹設されたガイド溝77の溝内壁面となる。第2ローラ65は、ガイド溝77に入ることで、ガイド溝77の溝内壁面に接して転動する。つまり、パレット13は、反転周回路17においては第2ローラ65がガイド溝77に案内されて搬送方向に移動される。これにより、パレット13は、搬送中において、一側部55の歯部41の延在方向のスライドが規制される。
そして、第2ガイド面29は、直線搬送路27においては第1ガイド面23に垂設されたガイドレール24(図5参照)の上壁面となる。第2ローラ65は、ガイドレール24に載ることで、ガイドレール24の上壁面に接して転動する。つまり、パレット13は、直線搬送路27においては第2ローラ65がガイドレール24に案内されて搬送方向に移動される。これにより、パレット13は、後述のスライド機構部19においては、一側部55の歯部41の延在方向(昇降方向)へのスライドが可能とされている。
本実施形態の搬送装置11は、第1搬送ベルト21の周回路の一部分に、スライド機構部19が近接して設けられている。スライド機構部19は、パレット13を一側部55の歯部41の延在方向にスライドさせる。搬送装置11は、パレット13がスライド機構部19に到着したことを検知すると、検知信号が制御部に送出される。検知信号を受けた制御部は、圧着工程の圧着機(図示略)とスライド機構部19とに、圧着開始信号を出力する。これにより、圧着機は圧着動作を開始する。
スライド機構部19は、圧着動作が開始されると、パレット13を保持する。パレット13を保持したスライド機構部19は、昇降アクチュエーター79が駆動されることで、圧着機の圧着動作に同期してパレット13を下降する。昇降アクチュエーター79は、所定の下降位置となったことがリミットセンサー81によって検知されることで、下降を停止する。圧着機の圧着が終了すると、スライド機構部19は、制御部からの上昇信号によって再び昇降アクチュエーター79が駆動される。これにより、パレット13は、第2ローラ65が、ガイドレール24の上壁面に載置される元の位置に配置される。
次に、上記の構成を有する搬送装置11の作用を説明する。
本実施形態に係る搬送装置11では、第1ガイド面23と、第1搬送ベルト21との間でパレット13が搬送される。パレット13は、一側部55の第1係合凹部57に、第1搬送ベルト21の第1搬送面33に突設された歯部41が噛合する。一側部55の第1係合凹部57に歯部41の噛合したパレット13は、他側部59の第1ローラ61が第1ガイド面23に接して転動される。これにより、パレット13は、一側部55と他側部59とが、第1搬送面33と第1ガイド面23とにそれぞれ対向した状態で挟まれながら搬送される。
第1搬送面33に突設される歯部41は、周回方向(搬送方向)に直交する方向に延在する凸状となる。従って、この歯部41に第1係合凹部57で噛合するパレット13は、搬送方向に直交する方向にスライド可能となる。つまり、パレット13は、搬送方向に移動されながら、搬送方向に直交する方向(例えば図1の昇降方向)にも移動が可能となっている。
第1搬送面33と第1ガイド面23とに挟まれながら搬送されるパレット13は、直線搬送路27のみでの搬送となる。第1搬送ベルト21は、直線搬送路27を、図5,6の紙面に平行な方向で曲げることができないからである。
そこで、第1搬送ベルト21による直線搬送路27の終端部と始端部とは、第2搬送ベルト25によって連続搬送される。第2搬送ベルト25は、第1搬送ベルト21の第1搬送面33に対してその第2搬送面43が直交方向となる。第1搬送ベルト21の直線搬送路27の終端部に搬送されたパレット13は、第2搬送ベルト25の反転周回路17に引き継がれて搬送される。
反転周回路17では、第2搬送ベルト25の第2搬送面43に突設される歯部41が、パレット13の底部53に形成される第2係合凹部63に噛合する。第2搬送面43の歯部41に底部53の第2係合凹部63が噛合したパレット13は、第2ローラ65が、第1ガイド面23に垂直な第2ガイド面29に接して転動する。つまり、パレット13は、第2搬送面43と第2ガイド面29とに挟まれて、反転周回路17を搬送されて旋回される。
第2搬送ベルト25には、2個所の反転周回路17を構成することができる。この2個所の反転周回路17は、第1搬送ベルト21による直線搬送路27の終端部と始端部とに接続される。このように、第1搬送ベルト21と第2搬送ベルト25とが組み合わされることで、1つの周回搬送路31が構成される。従って、搬送方向に直交する方向にスライド移動が可能となる第1搬送ベルト21による直線搬送路27を搬送されたパレット13は、直線搬送路27の終端部で第2搬送ベルト25による一方の反転周回路17に受け渡され、他方の反転周回路17から再び直線搬送路27の始端部へと戻されることになる。
また、本実施形態の搬送装置11では、第1搬送ベルト21と第1ガイド面23とによって構成される直線搬送路27で搬送されるパレット13は、スライド機構部19によって、第1搬送面33の歯部41の延在方向にスライドされることにより、直線搬送路27の搬送方向に直交し且つ第1搬送面33に沿う方向に移動される。
また、本実施形態の搬送装置11では、第1搬送面33が鉛直方向に沿う方向となる。すなわち、第1搬送ベルト21が掛け渡される第1プーリ37の第1支軸35は、鉛直方向となる。第1搬送面33と第1ガイド面23に一側部55と他側部59とがそれぞれ対向するように挟まれて移動されるパレット13は、上下方向に昇降される。昇降されるパレット13の上面67に立設される一対の挟持片15は、水平方向且つ第1搬送面33に直交する方向に延在する電線71を、直径方向の両端側から挟持する。これにより、電線71の端末加工を行う圧着工程において、電線71を上下(図7の上下方向の移動)させることが可能となる。
従って、本実施形態に係る搬送装置11によれば、簡素な構造でパレット13を昇降させることができる。
ここで、上述した本発明に係る搬送装置の実施形態の特徴をそれぞれ以下に簡潔に纏めて列記する。
[1] 周回方向に直交する方向に延在する凸状の歯部41が第1搬送面33となって前記周回方向に所定間隔で突設された第1搬送ベルト21と、
前記第1搬送面33に平行に対面する第1ガイド面23と、
周回方向に直交する方向に延在する凸状の歯部41が前記第1搬送面33と直交する第2搬送面43となって前記周回方向に所定間隔で突設された第2搬送ベルト25と、一側部に前記第1搬送ベルト21の前記歯部41に噛合する第1係合凹部57を有し、他側部に前記第1ガイド面23に接して転動する第1ローラ61が軸支されるとともに、底部53に前記第2搬送ベルト25の前記歯部41に噛合する第2係合凹部63を有し、前記底部53と前記第1ローラ61の間には前記第1搬送面33と直交する支軸に軸支され前記第2搬送ベルト25の反転周回路17に沿って前記第1ガイド面23に形成される前記第1ガイド面23に垂直な第2ガイド面29に接して転動する第2ローラ65を有するパレット13と、
を備えることを特徴とする搬送装置11。
[2] 上記[1]の構成の搬送装置11であって、
前記第1搬送ベルト21の周回路の一部分には、前記パレット13を前記歯部41の延在方向にスライドさせるスライド機構部19が近接して設けられていることを特徴とする搬送装置11。
[3] 上記[2]の構成の搬送装置11であって、
前記第1搬送面33が鉛直方向に沿う方向の面であり、前記パレット13の上面67には、電線71を保持する一対の開閉自在な挟持片15が立設されることを特徴とする搬送装置11。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
11…搬送装置
13…パレット
15…挟持片
17…反転周回路
19…スライド機構部
21…第1搬送ベルト
23…第1ガイド面
25…第2搬送ベルト
29…第2ガイド面
33…第1搬送面
41…歯部
43…第2搬送面
53…底部
55…一側部
57…第1係合凹部
59…他側部
61…第1ローラ
63…第2係合凹部
65…第2ローラ
67…上面
71…電線

Claims (3)

  1. 周回方向に直交する方向に延在する凸状の歯部が第1搬送面となって前記周回方向に所定間隔で突設された第1搬送ベルトと、
    前記第1搬送面に平行に対面する第1ガイド面と、
    周回方向に直交する方向に延在する凸状の歯部が前記第1搬送面と直交する第2搬送面となって前記周回方向に所定間隔で突設された第2搬送ベルトと、
    一側部に前記第1搬送ベルトの前記歯部に噛合する第1係合凹部を有し、他側部に前記第1ガイド面に接して転動する第1ローラが軸支されるとともに、底部に前記第2搬送ベルトの前記歯部に噛合する第2係合凹部を有し、前記底部と前記第1ローラの間には前記第1搬送面と直交する支軸に軸支され前記第2搬送ベルトの反転周回路に沿って前記第1ガイド面に形成される前記第1ガイド面に垂直な第2ガイド面に接して転動する第2ローラを有するパレットと、
    を備え
    前記第2搬送ベルトによる2箇所の反転周回路が前記第1搬送ベルトによる直線搬送路の終端部と始端部とに接続されることで、1つの周回搬送路が構成され、
    前記直線搬送路を搬送された前記パレットは、前記直線搬送路の終端部から一方の前記反転周回路に連続搬送されて受け渡され、他方の前記反転周回路から前記直線搬送路の始端部に連続搬送されて戻されることを特徴とする搬送装置。
  2. 請求項1に記載の搬送装置であって、
    前記第1搬送ベルトの周回路の一部分には、前記パレットを前記歯部の延在方向にスライドさせるスライド機構部が近接して設けられていることを特徴とする搬送装置。
  3. 請求項2に記載の搬送装置であって、
    前記第1搬送面が鉛直方向に沿う方向の面であり、
    前記パレットの上面には、電線を保持する一対の開閉自在な挟持片が立設されることを特徴とする搬送装置。
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