JP6627385B2 - 搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送装置に関する。
従来の搬送装置として、生産ラインに沿って順に設置された加工機、計測機等の作業機の元にワークを順次搬送していく搬送装置が知られている(例えば特許文献1を参照)。このような搬送装置は、複数のワークがそれぞれ載置される複数のパレットと、複数のパレットを移動可能に搭載するパレットレールと、複数のパレットをパレットレールに沿って走行させるように駆動するパレット送り機構と、を備えている。パレット送り機構は、パレットレールに搭載される複数のパレットと係合するベルトを有している。
特開2011−93032号公報
上記のような搬送装置では、複数のパレットとベルトとが係合するため、複数のパレットを同一タイミングで一斉移動させることしかできない。このため、1つの工程で用いられる複数の作業機の作業時間がそれぞれ異なっていたとしても、作業時間の最も長い作業機の作業が終了するまでは、全てのパレットを移動させることができない。このような搬送装置を用いて所望の生産効率を確保するためには、複数の作業機と少なくとも同数の複数のパレットを用意し、作業中においては、各作業機と各パレットとをそれぞれ対向させて、空きの作業機が存在しないようにする必要がある。このため、パレット数が多くなり、搬送装置の高コスト化を招いていた。
本発明は、所望の生産効率を確保しつつ、パレット数を減らすことができる搬送装置を提供することを目的とする。
本発明に係る搬送装置は、複数のワークを搬送する搬送装置であって、複数のワークがそれぞれ載置される複数のパレットと、複数のパレットを案内するレールと、複数のパレットをレールに沿って走行させるように駆動する駆動部と、駆動部によるパレットの駆動を強制的に解除する駆動解除部と、を備え、駆動部は、歯部を有する歯付ベルトを有し、パレットは、レールと嵌合する嵌合部と、歯部と噛み合う噛合部と、噛合部を歯部側に付勢する付勢部と、を有し、駆動解除部は、噛合部と歯部との噛み合いが解除されるように噛合部を押圧する押圧部を有する。
この搬送装置では、駆動解除部の押圧部によりパレットの噛合部を押圧することによって、パレットの噛合部と歯付ベルトの歯部との噛み合いが解除される。このため、例えば、作業時間の最も長い作業機と対向するパレットの噛合部と歯付ベルトの歯部との噛み合いを解除する一方で、作業時間の短い作業機と対向するパレットの噛合部と歯付ベルトの歯部との噛み合いを継続することができる。これにより、作業時間の最も長い作業機の作業時間内において、1つのパレットを、作業時間の短い複数の作業機の間で順次移動させることができる。これにより、作業機よりも少ない数のパレットを用いたとしても、従来通りの生産効率を確保することができる。以上のように、当該搬送装置では、所望の生産効率を確保しつつ、パレット数を減らすことができる。
本発明に係る搬送装置では、噛合部には、押圧部の先端部と嵌合する位置決め凹部が設けられていてもよい。これにより、作業機とパレットとの位置決めを高精度に行うことができる。
本発明に係る搬送装置では、押圧部は、噛合部を鉛直方向に押圧してもよい。これにより、搬送装置の各部が鉛直方向に並設されることになるので、水平方向に対する搬送装置の設置スペースを狭くすることができる。
本発明に係る搬送装置では、押圧部は、噛合部を水平方向に押圧してもよい。これにより、搬送装置の各部が水平方向に並設されることになるので、搬送装置の高さを低くすることができる。
本発明に係る搬送装置では、駆動解除部は、押圧部をレールに沿って移動させる移動部を有してもよい。これにより、押圧部により噛合部と歯部との噛み合いを解除した状態で、パレットを搬送することができる。
本発明によれば、所望の生産効率を確保しつつ、パレット数を減らすことができる。
第1実施形態に係る搬送装置の模式的な側面図である。 図1の搬送装置のパレット周辺の斜視図である。 図1の搬送装置のパレット周辺の側面図である。 押圧部の動作を示す側面図である。 押圧部の他の動作を示す側面図である。 図1に続く搬送装置の動作を説明するための図である。 図6に続く搬送装置の動作を説明するための図である。 図7に続く搬送装置の動作を説明するための図である。 第2実施形態に係る搬送装置のパレット周辺の斜視図である。 変形例に係る搬送装置の模式的な側面図である。
以下、本発明のいくつかの実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
[第1実施形態]
図1〜図5を参照して、第1実施形態に係る搬送装置1について説明する。搬送装置1は、生産ラインに沿って上流側から順に設置された作業機2A,2B,2Cの元に複数のワークWを順次搬送していく。この生産ラインは、例えば、積層型二次電池の組立工程の一部に対応する。この場合、ワークWは、電極組立体の前駆体にあたる電極の積層体である。作業機2A,2B,2Cは、電極の積層体を加圧する加圧装置、加圧後に厚みを測定する厚み検査装置、測定結果に基づき所定枚数の厚み調整フィルムを挿入する厚み調整装置、積層体と厚み調整フィルムをテープにより固定する固定装置、等である。
搬送装置1は、複数(ここでは2つ)のワークWがそれぞれ載置される複数(ここでは2つ)のパレット10と、複数のパレット10を案内するレール20と、複数のパレット10をレール20に沿って走行させるように駆動する駆動部30と、駆動部30によるパレット10の駆動を強制的に解除する複数(ここでは3つ)の駆動解除部40と、を備えている。図中においては、説明の便宜上、作業機及びパレット10の数を簡略化しているが、実際には、図示された数よりも多い。
レール20は、図1及び図2に示されるように、水平方向に沿って延在している。レール20は、例えば断面矩形状の延在部材であって、図示が省略されたフレーム等によって水平に支持されている。
駆動部30は、歯部31aを有する歯付ベルト31を有している。歯付ベルト31は、いわゆるタイミングベルトである。歯付ベルト31は、水平に延びる長軸と鉛直に延びる短軸とからなる楕円環状を呈している。より詳細には、歯付ベルト31は、鉛直方向に対向する2つの延在部分と、当該2つの延在部分を接続する2つの湾曲部分と、を有している。上側の延在部分は、レール20と略水平に隣り合っており、レール20と略平行である。
歯部31aは、複数の凸部を環状に並べることによって形成されている。歯部31aは、歯付ベルト31の外側の面に設けられている。このため、歯部31aの凸部は、歯付ベルト31の上側の延在部分において、上方に突出している。駆動部30は、図示が省略された駆動プーリ及び従動プーリを更に有している。歯付ベルト31は、当該駆動プーリ及び従動プーリに巻き掛けられている。歯付ベルト31は、駆動プーリ及び従動プーリの回転に伴い、楕円環状をなす経路を循環する。
パレット10は、図2に示されるように、レール20及び歯付ベルト31を覆うようにレール20及び歯付ベルト31の上方に配置された載置部11aと、載置部11aとレール20との間に配置され、レール20と嵌合する嵌合部11bと、載置部11aと歯付ベルト31との間に配置され、歯付ベルト31の歯部31aと噛み合う噛合部12と、載置部11aと噛合部12との間に配置され、噛合部12を歯部31a側に付勢する複数(ここでは2つ)の付勢部13と、を有している。なお、載置部11a及び嵌合部11bは、パレット本体11を構成している。
載置部11aは、例えば、鉛直方向を厚み方向とする板状の部材である。載置部11aの上面には、ワークWが載置される。嵌合部11bは、載置部11aの下面に固定されたブロック状の部材である。嵌合部11bは、下方に開放され、レール20と嵌合する溝部を有している。当該溝部は、レール20に沿って延びている。パレット10がレール20上を走行する際には、嵌合部11bがレール20に沿ってスライドする。なお、嵌合部11bは、レール20に対して摺動して摩耗し得るので、載置部11aに対して交換可能な別部材としてもよい。
噛合部12は、例えば、鉛直方向を厚み方向とする板状の部材である。噛合部12の下面には、歯付ベルト31と噛み合う歯部12aが設けられている。歯部12aは、複数の凸部をレール20の延在方向に並べることによって形成されている。歯部12aの各凸部は、歯付ベルト31の歯部31aの隣り合う凸部間に進入している。また、噛合部12には、下方に開放された溝部である位置決め凹部12bが設けられている。位置決め凹部12bは、後述する押圧部41の先端部42aと嵌合する。位置決め凹部12bは、図3に示されるように、テーパ形状の溝部となっている。
付勢部13は、例えば圧縮バネである。付勢部13の各端部は、載置部11aの下面と噛合部12の上面とにそれぞれ固定されている。これにより、噛合部12の歯部12aが、歯付ベルト31の歯部31a側に付勢される。
複数の駆動解除部40は、作業機2A,2B,2Cに対応する位置にそれぞれ配置されている。駆動解除部40は、噛合部12の歯部12aと歯付ベルト31の歯部31aとの噛み合いが解除されるように噛合部12を押圧する押圧部41を有している。押圧部41は、噛合部12を鉛直方向(具体的には鉛直方向上側)に押圧する。押圧部41は、例えば、鉛直方向に伸縮可能なロッド42を有するシリンダである。ロッド42の先端部42aは、図3に示されるように、位置決め凹部12bに対応してテーパ形状となっている。
ロッド42の伸長量は、第1伸長量と、第1伸長量よりも長い第2伸長量とに設定されている。ロッド42が第1伸長量伸びると、図4に示されるように、ロッド42の先端部42aが位置決め凹部12bに嵌合する。これにより、作業機2A,2B,2Cに対するパレット10の位置が決まる。このとき、噛合部12の歯部12aと歯付ベルト31の歯部31aとは、噛み合ったまま維持されている。
ロッド42が第2伸長量まで更に伸びると、ロッド42の押圧力が付勢部13の付勢力を上回って、図5に示されるように、ロッド42が噛合部12を上方に押し上げる。これにより、作業機2A,2B,2Cに対するパレット10の位置決めが維持されると共に、噛合部12の歯部12aと歯付ベルト31の歯部31aとの噛み合いが解除される。
ロッド42が縮むと、ロッド42の先端部42aが位置決め凹部12bから外れ、噛合部12の歯部12aと歯付ベルト31の歯部31aとが再び噛み合う。このように、押圧部41は、パレット10の位置決めを行う機能及び噛合部12を押圧する機能を有している。
続いて、図1,図6〜図8を参照して、搬送装置1の動作について説明する。本実施形態では、作業機2A,2Bのそれぞれの作業時間(マシンサイクルタイム)を例えば3秒とし、作業機2Cの作業時間を例えば8秒とする。1つの作業機での作業を終えてから、他の作業機に移動して作業を開始するまでの間隔を例えば2秒とする。搬送装置1は、上述したように、2つのパレット10を備えている。2つのパレット10は、歯付ベルト31の回転及び停止によって、レール20に沿って移動及び停止を繰り返す。
まず、図1に示されるように、作業機2Aと作業機2Cとの間に位置する作業機2Bでの作業を終えたパレット10が、最下流に位置する作業機2Cと対向する位置に移動して停止する。これと同時に、他のパレット10は、最上流に位置する作業機2Aと対向する位置に移動して停止する。
続いて、図6に示されるように、作業機2Aと対応する位置の押圧部41のロッド42は、第1伸長量伸びる。これにより、作業機2Aと、作業機2Aと対向するパレット10との位置決めが行われる。より詳細には、ロッド42の先端部42aと位置決め凹部12bとが嵌合する(図4を参照)。噛合部12の歯部12aと歯付ベルト31の歯部31aとは、噛み合ったまま維持される。
その一方で、作業機2Cと対応する位置の押圧部41のロッド42は、第2伸長量伸びる。これにより、作業機2Cと、作業機2Cと対向するパレット10との位置決めが行われると共に、噛合部12の歯部12aと歯付ベルト31の歯部31aとの噛み合いが解除される。より詳細には、ロッド42の先端部42aと位置決め凹部12bとが嵌合すると共に、歯付ベルト31の歯部31aから噛合部12の歯部12aが上方に離間する(図5を参照)。
続いて、作業機2A,2Cのそれぞれは、各ワークWに対し作業を実施する。そして、作業機2A,2Cの作業開始から3秒後に、作業機2Aでの作業が終了し、図7に示されるように、作業機2Aと対応する位置の押圧部41のロッド42が縮む。作業機2Aでの作業を終えたパレット10は、作業機2Bと対向する位置に移動して停止する。その一方で、作業機2Cでの作業は継続して実施され、ロッド42も第2伸長量を維持する。これにより、当該パレット10は、その場で停止したままとなる。
続いて、作業機2Bに対応する位置の押圧部41のロッド42が、第1伸長量伸びる。これにより、作業機2Bと、作業機2Bと対向するパレット10との位置決めが行われる。より詳細には、図4に示されるように、ロッド42の先端部42aと位置決め凹部12bとが嵌合する。噛合部12の歯部12aと歯付ベルト31の歯部31aとは、噛み合ったまま維持される。
作業機2Bの作業開始から3秒後に、作業機2B,2Cでの作業が共に終了する。その後、図8に示されるように、作業機2B,2Cのそれぞれと対応する位置の各押圧部41のロッド42がそれぞれ縮む。これにより、ロッド42の先端部42aが位置決め凹部12bから外れ、噛合部12の歯部12aと歯付ベルト31の歯部31aとが再び噛み合う。これにより、歯付ベルト31が回転すると、各パレット10は、レール20に沿って一斉に移動する。
以上説明したように、搬送装置1では、駆動解除部40の押圧部41によりパレット10の噛合部12を押圧することによって、パレット10の噛合部12と歯付ベルト31の歯部31aとの噛み合いが解除される。このため、作業時間の最も長い作業機2Cと対向するパレット10の噛合部12と歯付ベルト31の歯部31aとの噛み合いを解除する一方で、作業時間の短い作業機2Aと対向するパレット10の噛合部12と歯付ベルト31の歯部31aとの噛み合いを継続することができる。これにより、作業時間の最も長い作業機2Cの作業時間内において、1つのパレット10を、作業時間の短い複数の作業機2A,2Bの間で順次移動させることができる。これにより、作業機2A,2B,2Cよりも少ない数のパレット10を用いたとしても、従来通りの生産効率を確保することができる。以上のように、搬送装置1では、所望の生産効率を確保しつつ、パレット数を減らすことができる。
また、噛合部12には、押圧部41の先端部42aと嵌合する位置決め凹部12bが設けられている。これにより、作業機2A,2B,2Cとパレット10との位置決めを高精度に行うことができる。
また、押圧部41は、噛合部12を鉛直方向に押圧する。これにより、搬送装置1の各部が鉛直方向に並設されることになるので、水平方向に対する搬送装置1の設置スペースを狭くすることができる。
また、搬送装置1は、1つの歯付ベルト31を備えるだけで、複数のパレット10を異なるタイミングで個別に移動させることができる。このため、例えば、複数の歯付ベルトを備えることによって、本実施形態と同様の動作を実施する搬送装置と比べて、駆動系の部品点数を削減することができ、低コスト化を図ることができる。
[第2実施形態]
第1実施形態の搬送装置1では、押圧部41が、噛合部12を鉛直方向に押圧することとしたが、本実施形態の搬送装置100では、図9に示されるように、押圧部41が、噛合部112を水平方向に押圧する。この点で、搬送装置100は搬送装置1と異なる。
より詳細には、第1実施形態の搬送装置1では、噛合部12は、鉛直方向を厚み方向とする板状の部材であり、噛合部12の下面には、歯部12aが設けられている。これに対し、本実施形態の搬送装置100では、噛合部112は、例えば、水平方向を厚み方向とする板状の部材である。噛合部112の外側面(歯付ベルト31側の側面)には、歯付ベルト31と噛み合う歯部112aが設けられている。また、噛合部112には、外側方に開放された溝部である位置決め凹部112bが設けられている。なお、複数の付勢部13は、嵌合部11bと噛合部112との間に配置され、噛合部112を外側方に付勢する。
搬送装置100の歯付ベルト31は、搬送装置1の歯付ベルト31に対して、長軸回りに90度回転させた水平状態で配置されている。したがって、歯付ベルト31の外側の面の一部は、噛合部112の歯部112aと対向している。これにより、噛合部112の歯部12aと歯付ベルト31の歯部31aとが噛み合う。
押圧部41は、ロッド42の伸長方向が水平となるように配置されている。水平に伸長するロッド42の先端部42aは、外側方に開放された溝部である位置決め凹部112bに嵌合し、噛合部112を水平方向に押圧する。
以上説明したように、搬送装置100では、押圧部41は、噛合部112を水平方向に押圧する。これにより、搬送装置100の各部が水平方向に並設されることになるので、搬送装置100の高さを低くすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態には限定されない。例えば、上記実施形態では、駆動解除部40は、押圧部41によってパレット10の位置決めを行う機能及び噛合部12を押圧してパレット10の駆動を解除する機能を有しているが、押圧部41をレール20に沿って移動させる移動機能を更に有していてもよい。このような構成によれば、複数の作業機を備え、3種類以上のマインサイクルタイムが存在する場合に、より効率的なワークWの搬送が可能となる。
例えば図10に示される搬送装置1を備えた設備では、生産ラインに沿って上流側から順に6台の作業機200A,200B,200C,200D,200E、200Fが配置されている。作業機200A〜200Fに対応する作業時間は、順に6秒,6秒,14秒,4秒,4秒,4秒となっている。作業機200C,200D,200E、200Fに対応する位置には、上記実施形態と同様の駆動解除部40がそれぞれ配置されている。一方で、作業機200Aと作業機200Bとの間には、1つの駆動解除部40が配置されている。当該駆動解除部40は、押圧部41をレール20に沿って移動させる一軸ロボットである移動部210を有している。移動部210は、レール20に平行に配置されたレール211と、このレール211上に沿って押圧部41を移動可能に支持する支持部212とを有している。
このような構成において、作業時間の長い作業機200Cに対応するパレット10は、駆動解除された状態で作業が行われる。一方、作業機200Cよりも下流側に位置するパレット10は、歯付ベルト31により順次搬送されながら作業時間の短い作業機200D〜200Fにより順次作業が行われる。この区間においては、パレット10の位置決めは行われるが、パレット10の駆動解除は行われない。これに対し、作業機200Cより上流側に位置するパレット10は、駆動解除された状態で、作業機200Aの作業が行われる。そして、作業機200Aの作業終了後、当該パレット10は、歯付ベルト31と噛み合うことなく、移動部210によって作業機200Bに対応する位置まで移動し、作業機200Bによる作業を行うことが可能となる。なお、移動部210を備える場合には、一時的にパレット10を逆方向に移動させることも可能となる。
上記実施形態では、押圧部41は、パレット10の位置決めを行う機能及び噛合部12を押圧する機能を有することとしたが、押圧部41は、パレット10の位置決めを行う機能を有さず、噛合部12を押圧する機能に特化した構成であってもよい。例えば、歯付ベルト31によるパレット10の搬送精度が優れている場合には、押圧部41は、位置決めを行う機能を必ずしも有しなくてもよい。例えば、押圧部41の先端部42aと位置決め凹部12bとが嵌合しない構成であってもよい。
また、上記実施形態では、作業機2A,2Bと対応する位置の押圧部41のロッド42は、それぞれ第1伸長量伸びることとしたが、当該ロッド42は第2伸長量延びてもよい。こうした場合であっても、作業機2A,2Bと、作業機2A,2Bとそれぞれ対向するパレット10との位置決めを行うことができる。これは、歯付ベルト31によるパレット10の搬送精度が悪く、ロッド42を第1伸長量伸ばしただけだと、歯付ベルト31が押圧部41によるパレット10の位置決めを阻害するような場合に、特に有効である。
また、上記実施形態では、複数の駆動解除部40は、作業機2A,2B,2Cに対応する位置にそれぞれ配置されていることとしたが、少なくとも作業機2Cに対応する位置に配置され、作業機2Cと対向するパレット10の噛合部12を押圧できればよい。
また、上記実施形態では、レール20は、水平方向に沿って延在していることとしたが、水平方向に傾斜して延在させてもよい。
1,100…搬送装置、10…パレット、11b…嵌合部、12…噛合部、12b…位置決め凹部、13…付勢部、20…レール、30…駆動部、31…歯付ベルト、31a…歯部、40…駆動解除部、41…押圧部、42a…先端部、210…移動部、W…ワーク。

Claims (4)

  1. 複数のワークを搬送する搬送装置であって、
    前記複数のワークがそれぞれ載置される複数のパレットと、
    前記複数のパレットを案内するレールと、
    前記複数のパレットを前記レールに沿って走行させるように駆動する駆動部と、
    前記駆動部による前記パレットの駆動を強制的に解除する駆動解除部と、を備え、
    前記駆動部は、複数の凸部を環状に並べることによって形成された第1歯部を有する歯付ベルトを有し、
    前記パレットは、前記レールと嵌合する嵌合部と、前記第1歯部と噛み合う第2歯部を有する噛合部と、前記噛合部を前記第1歯部側に付勢する付勢部と、を有し、
    前記第2歯部は、前記噛合部の下面において複数の凸部を前記レールの延在方向に並べることによって形成されており、
    前記第2歯部の各凸部が前記第1歯部の隣り合う凸部間に進入することで、前記第2歯部と前記第1歯部とが噛み合っており、
    前記駆動解除部は、前記噛合部が前記歯付ベルトに対して全体的に上昇して前記第2歯部と前記第1歯部との噛み合いが解除されるように前記噛合部を鉛直方向上側に押圧する押圧部を有する、搬送装置。
  2. 前記噛合部には、前記押圧部の先端部と嵌合する位置決め凹部が設けられている、請求項1記載の搬送装置。
  3. 前記押圧部は、鉛直方向に伸縮可能なロッドを有するシリンダであり、
    前記ロッドの伸長量は、第1伸長量と、前記第1伸長量よりも長い第2伸長量とに設定されており、
    前記第1伸長量は、前記ロッドの先端部が前記位置決め凹部に嵌合すると共に、前記第2歯部と前記第1歯部との噛み合いが維持される伸長量であり、
    前記第2伸長量は、前記ロッドの先端部が前記位置決め凹部に嵌合すると共に、前記ロッドが前記噛合部を上方に押し上げることで、前記第2歯部と前記第1歯部との噛み合いが解除される伸長量である、請求項2記載の搬送装置。
  4. 前記駆動解除部は、前記押圧部を前記レールに沿って移動させる移動部を有する、請求項1〜の何れか一項記載の搬送装置。
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