JP4896815B2 - 表面実装装置 - Google Patents

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本発明は、表面実装装置に関する。
従来より、平板状をなす基板上にICなどの電子部品を実装ヘッドを用いて実装する表面実装機が広く知られている。この種の装置においては、部品の実装効率を高めてタクトタイムを短縮する試みが行われている。例えば、下記特許文献1のものでは、基板を流す基板搬送路を2経路独立して設け、各経路上にそれぞれ実装ステージを設けている。このようにすることで、各実装ステージの同時稼動を可能とし、これをもって、タクトタイムの短縮化を図っている。
また、下記特許文献2のものでは実装ステージを可動ステージとしている。そして、これら各実装ステージを基台中央に一列状に集結させることで基板搬送路を構築させて基板の搬送を行う一方、実装を行うときには、隣接する実装ステージを互いに逆方向に移動させている。これにより、部品の実装を行う各装置の干渉回避を図り、各実装ステージの同時稼動を実現させている。
特開2001−68898公報 特開2002−208797公報
上記特許文献1では基板搬送路を専用に2経路設けており、コスト高となる。また、上記特許文献2では、隣接する実装ステージを逆方向に移動させているから、基台がステージの移動方向に長くなり、装置の大型化を招く。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、複数の部品実装部を同時稼動させつつも、装置が大型化することなく、また、コスト面においても有利な表面実装装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、本発明は、基板に部品を実装する実装ヘッドと前記実装ヘッドを基台上において水平移動させる駆動装置とを具備した部品実装部を基台上に複数備え、前記基台上を一方向に延びる基板搬送路に沿って基板を搬送しつつ、一基板に対する部品の実装処理を前記複数の部品実装部によって分担して実行する表面実装装置であって、前記一方向をX方向、同X方向に直交する方向をY方向と定義したときに、前記基板搬送路上に設けられる第一部品実装部と、前記第一部品実装部に対してX方向に隣接し、かつ前記基板搬送路からY方向に離間した位置に設けられる第二部品実装部と、
前記基板搬送路と前記第二部品実装部との間において、実装対象の基板をY方向に往復移動させるY軸搬送装置と、を備え、前記第二部品実装部は、前記基板搬送路を中心とするY方向の片側にのみ配置され、かつ前記第二部品実装部は、少なくとも一部が前記第一部品実装部に対して前記X方向に重なるように寄せて配置されている
本発明の実施態様として、以下の構成が好ましい。
・前記基板搬送路上に、第一部品実装部に隣接して中継位置を設定すると共に、前記中継位置と前記第二部品実装部との間を往復移動する前記Y軸搬送装置として機能するスライドテーブルを前記基台上に設ける。このような構成としておけば、中継位置から第二部品実装部に、あるいは第二部品実装部から中継位置に基板を無理なく搬送できる。
・前記基板搬送路上に前記中継位置を間に設定しつつ部品実装部をN個配置することにより第一の部品実装群を形成させ、前記基板搬送路上から前記Y方向に離間した位置にN−1個、或いはN+1個の部品実装部を、前記中継位置に対応させて配置することにより第二の部品実装群を形成する。このような構成とすれば、基台上に多数の部品実装部を配置しつつも、基台を最小限の大きさに抑えることができる。
尚、ここでいう、Nというのは自然数(1を除く)のことである。
本発明によれば、基板搬送路が1つで済むから、基板搬送路を複数設ける従来の構成(特許文献1の構成)に比べコスト的に有利である。また、第一部品実装部を基板搬送路上に設けているから、従来の構成(特許文献2の構成)比べ、Y方向に基台を小さくできる。
本発明の一実施形態を図1ないし図11によって説明する。
1.全体構成
図1は表面実装装置の平面図、図2は基台及び支持脚の斜視図である。図1、図2に示すように、表面実装装置10は基台11の上面に搬送系、実装系など各種の装置を配置している。以下、基台11における、手前寄りの部分(図1に示す下側)を基台前部12と呼び、奥方寄りの部分(図1に示す上側)を基台奥部13と呼ぶ。また、図1の左右方向をX方向と呼ぶものとし、Y方向、Z方向をそれぞれ図1〜図2の向きに定めるものとする。
基台前部12はX方向に延びる横長な形状をなすとともに、同基台前部12には基板搬送路Lが設けられている。基板搬送路Lは実装対象となる基板Pが搬送される路を構成するものであり、X方向に延びている。
図1に示すように基板搬送路L上には、X方向の左右両側に基板停止位置A、基板停止位置Cが設けられている。そして、本実施形態のものは、基板停止位置A、基板停止位置Cとの間に位置して中継位置Uが設定されている。中継位置Uは基板搬送路L上を搬送される基板を一時停止させると共に、次に説明する基板停止位置Bとの間で基板Pを中継させる領域である。
基台奥部13はX方向の左右が所定幅に渡って大きく切り欠かれており、同基台奥部13の横幅(X方向の幅)は基台前部12の横幅に比べかなり幅狭となっている。当基台奥部13は基台前部12の中継位置Uに対応してX方向のほぼ中央に設けられており、中継位置Uに向かい合うようにして基板停止位置Bを設けている。
このように、当表面実装装置10は基台11上にA〜Cの3つの基板停止位置を設けている。そして、これら各基板停止位置A〜Cに対応して、部品実装部30A〜30Cがそれぞれ設けられており、各基板停止位置A〜Cで部品の実装作業を個別に行うことができるようになっている。
ここで、部品実装部30A〜30Cを構成する各装置を支える支持脚の構成を説明する。図2に示すように、基台前部12にはX方向の左右両側と中央に支持脚32、33、34が配置されている。3つの支持脚32、33、34は共にY方向に延びる形状をなしている。
3つの支持脚のうち、中央とX方向右側の両支持脚32、33は、基板停止位置Aの両側に位置しており、両間にベース部材51Aが架設されている。このベース部材51Aは、基板停止位置Aに停止した基板Pに対して実装作業を行うヘッドユニット(図2上は省略)60Aを支持する機能を担っている。
同様にして、中央とX方向左側の両支持脚33、34は、基板停止位置Cの両側に位置しており、両間にベース部材51Cが架設されている。このベース部材51Cは、基板停止位置Cに停止した基板Pに対して実装作業を行うヘッドユニット(図2上は省略)60Cを支持する機能を担っている。
そして、これら支持脚32〜34のうち中央の支持脚33はL字状をなすとともに、X方向の両側に位置する支持脚32、34は基板搬送路Lを取り囲むような門型をなし、いずれも内部空間を開放している。このような構成とすることで、支持脚32、33、34に干渉することなく、基板Pを基板搬送路Lに沿って搬送することが可能となる。
一方、基台奥部13には2つの支持脚35、36が設けられている。両支持脚35、36は共にY方向に延びる形状をなし、基板停止位置Bの両側に位置している。これら両支持脚35、36の間には、ベース部材51Bが架設されている。このベース部材51Bは、基板停止位置Bに停止した基板Pに対して実装作業を行うヘッドユニット(図2上は省略)60Bを支持する機能を担っている。
また、これら2つの支持脚35、36は、先端35F、36Fが内向きに屈曲して、全体が平面視L字状をなしており、両先端35F、36Fの上面間に連結部材37を渡している。そして、係る連結部材37の下面壁に、基台前部12の中央に位置する支持脚33の先端33Fが固定されている。
本実施形態のものは、支持脚33の下方領域が基台奥部13に連通するトンネルになっており、支持脚33の直下に設定される中継位置Uと基台奥部13の基板停止位置Bとの間において、基板Pを出入りさせる基板通路を形成している。
2.部品実装部の構造
部品実装部30A〜30Cの基本構成は同じであるので、ここでは、部品実装部30Bを代表して説明を行う。
図1に示すように支持脚35、36には、Y方向に延びるガイドレール42が支持脚上面に設置されると共に、これら左右のガイドレール42に長手方向の両端部を嵌合させつつベース部材51Bが取り付けられている。
また、各支持脚35、36の上面にはガイドレール42の内側に位置して、Y方向に延びるY軸ボールねじ45、46が装着され、更にY軸ボールねじ45、46にはボールナットが螺合されている。そして、Y軸ボールねじ45、46の軸端部には、Y軸モータ47が付設されると共に、各Y軸ボールねじ45、46に螺合するボールナット48、49はベース部材51BのX方向両端部にそれぞれ固定されている(図7参照)。
以上のことから、Y軸モータ47を通電操作すると、左右のY軸ボールねじ45、46が同期回転する。すると、両ボールナット48、49が同期を保ってY方向に進退する結果、ベース部材51Bがガイドレール42に沿ってY方向に水平移動する(Y軸サーボ機構)。
図3に示すように、ベース部材51B上には、X方向に長いブロック状をなすヘッド支持体52Bが固定されている。係るヘッド支持体52BにはX方向に延びるガイド部材53が設置され、更に、ガイド部材53に対してヘッドユニット60Bが、ガイド部材53の軸に沿って移動自在に取り付けられている。このヘッド支持体52Bには、X方向に延びるX軸ボールねじ55が装着されており、更にX軸ボールねじ55にはボールナットが螺合されている。
そして、X軸ボールねじ55にはX軸モータ57Bが付設されており、同モータ57Bを通電操作すると、X軸ボールねじ55に沿ってボールナットが進退する結果、ボールナットに固定されたヘッドユニット60Bがガイド部材53に沿ってX方向に移動する(X軸サーボ機構)。
従って、X軸サーボ機構、Y軸サーボ機構を複合的に制御することで、ヘッドユニット60Bを、基台奥部13の上方領域近辺について水平方向(XY方向)に移動操作出来る構成となっている。尚、X軸モータ57B、X軸サーボ機構、Y軸モータ47、Y軸サーボ機構が、本発明の「駆動装置」に相当するものである。
係るヘッドユニット60Bには上部側にZ軸モータ65、バルブユニット66が設けられると共に、下部には実装動作を行う吸着ノズル64を先端に設けた吸着ヘッド63が列状をなして複数個搭載されている(図3、図5を参照)。
Z軸モータ65はヘッドユニット60Bのフレーム61に対して吸着ヘッド63を昇降させるものであり、また、バルブユニット66は各吸着ノズル64に負圧を供給させ、ヘッド先端に吸引力を生じさせるものである。
このような構成とすることで、次に説明する部品供給部80B上にヘッドユニット60Bを移動させつつ、その状態から吸着ヘッド63を昇降させることで部品供給部80Bに設置されるテープフィーダFから部品を取り出すことができる。
そして、部品を取り出した後、吸着ヘッド63を基板停止位置Bの上方に移動させつつ、所定の部品搭載位置に達したところで同吸着ヘッド63を昇降させることで基板停止位置Bに停止した基板Pに対して部品を実装できる。
尚、図3に示す符号67は各吸着ヘッド63を軸周りに回転させるR軸モータである。また、符号69は取り付けフレームである。同取り付けフレーム69には取り出した部品の側面画像を撮像するカメラ68が取り付けられている(図5を参照)。
3.部品供給部
当実施形態では、図1に示すように、3つの部品実装部30A〜30Cに対応して、基台11上に3つの部品供給部80A〜80Cが設けられている。部品実装部30Aに対応する部品供給部80Aと、部品実装部30Cに対応する部品供給部80Cは、共に基台前部12のY方向手前側に設定され、部品実装部30Bに対応する部品供給部80Bは基台奥部13のY方向奥側に設定されている。
これら各部品供給部80A〜80Cには2台の台車91、92がX方向に並んで固定されている。台車91、92はテープフィーダFを横並び状に多数設置させ、かつ基台11から脱着可能な取り付け部材としての機能を担うものである(図1上では、テープフィーダを省略してある)。このような構成とすることで、フィーダFを複数個、一括して同時交換できる。
テープフィーダFは一方向に長い形状をなすとともに、台車91、92に対して、部品供給位置Oが設定されたフィーダ前部を基板搬送路L側に向けた状態で取り付けられる。係るテープフィーダFは部品供給テープ(部品を一定間隔おきに保持したテープ)を、リールから引き取りつつフィーダ前部に送ることで、部品供給位置Oに部品を一定間隔で供給するものである(図5参照)。
4.搬送系の構成
次に、各基板停止位置A〜Cに実装対象の基板Pを搬送する搬送系について説明を行う。本実施形態では基板Pを基板搬送路Lに沿ってX方向に搬送するX軸搬送装置100と、基板Pを中継位置Uと基板停止位置Bとの間でY方向に往復搬送するY軸搬送装置200の2種の装置を備えている。
(a)X軸搬送装置
X軸搬送装置100は、図4(同図にあっては、搬送系に関係ない装置は省略してある)に示すように、3つの搬送コンベア110、120、130から分割構成されている。搬送コンベア110〜130は、X方向に循環駆動する一対の搬送ベルト105を備えた公知のものであり、両搬送ベルト105を渡すように基板Pをセットすると、ベルトとの摩擦により基板PをX方向に搬送できる。
第一搬送コンベア110と、第三搬送コンベア130は基板停止位置A、基板停止位置Cに対応して基台11に設けられると共に、コンベアの先端は基台前部12の端からX方向外側に突出しており、実装機に隣接する上位装置(半田印刷装置、ディスペンサ装置)或いは下位装置(表面実装装置や、リフロー装置など)との間で基板Pを搬入/搬出する構成となっている。
また、第二搬送コンベア120は、後に述べるY軸搬送装置200によりY方向に移動可能なスライドテーブル210上に搭載された可動式のコンベアとなっており、中継位置U(図7、図8、図10に示す位置)と、基板停止位置(図9、図11に示す位置)Bとの間を往復移動する構成となっている。
尚、搬送コンベア110、130はコンベア幅調整装置109により、コンベア幅(より具体的には、搬送ベルト105の幅)を可変できる構成となっている。また、搬送コンベア120についても、コンベア幅調整装置により、コンベア幅(より具体的には、搬送ベルト105の幅)を可変できる構成となっている。
そして、第二搬送コンベア120が中継位置Uに位置すると、3つの搬送コンベア110〜130が基板搬送路Lに沿って段差なく一列状に並ぶ結果、基板Pを基板搬送路Lに沿って搬送できるようになっている。
また、基板停止位置A、基板停止位置Cには、バックアップ装置150がそれぞれ設けられている。図5を参照して具体的に説明すると、バックアップ装置150は、複数本のバックアップピン151と、バックアップピン151を起立姿勢に保持するプレート155と、プレート155が装着される水平テーブル160と、同水平テーブル160を昇降させる昇降装置170と、から構成される。
昇降装置170はPU軸モータ175と、動力伝達用のプーリ177と、水平テーブル160を支える支持軸としてボール螺子軸171、スライドシャフト181を備えている。
係るボール螺子軸171はボールナット(図略)と共にボール螺子機構を構成しており、PU軸モータ175の動力がプーリ177を経由して伝えられると上下動し、水平テーブル160を昇降させる。
以上のことから、バックアップピン151を、図5に示す待機位置(基板Pの下方において待機する位置)から上昇させたり、或いは上昇状態にあるバックアップピン151を下降させ、図5に示す待機位置に復帰させることが可能となっている。
本実施形態のものは、バックアップピン151を図5に示す待機位置に待機させた状態で、基板Pの搬送を行うこととしている。
そして、基板Pに部品を実装する場合には、バックアップピン151を図5に示す待機位置から上昇させるようにしている。このようにすることで、基板Pを搬送ベルト105の上面から持ち上げつつ、ガイド片107との間に挟み付けて、基板Pを移動不能に保持することができる。
そして、同保持状態においては、基板Pの下面をバックアップピン151が支えた状態にあるので、実装により加わる圧力に抗することが可能となり、各基板停止位置A、Cにて実装処理を行なうときに、基板Pに湾曲等が生じない。従って、信頼性の高い部品実装動作が実施可能となる。
尚、図5に示す符号106は搬送ベルト105を循環駆動させる駆動ローラ、符号108は駆動ローラ106を回転させる駆動装置である。また、符号109は搬送コンベアの幅(Y方向の幅)を調整するコンベア幅調整装置である。また、図5中には、ヘッドユニット60CがY方向に並んで2個示されているが、これはヘッドユニット60Cの可動範囲を表すものであり、ヘッドユニット60Cが2機搭載されているわけではない。
(b)Y軸搬送装置
Y軸搬送装置200はスライドテーブル210と、同スライドテーブル210をY方向に移動させるY軸ボール螺子機構J、及び駆動用のモータ265から構成されている。
図6に示すように、スライドテーブル210は、テーブル上面にバックアップ装置220を設けると共に、バックアップ装置220のY方向両側に支持壁240を一対設けている。両支持壁240は図6の紙面直交方向(すなわち、X方向)に延びている。係る両支持壁240は第二搬送コンベア120を構成する搬送ローラ、搬送ベルト105などを支持している。
また、バックアップ装置220の構成、機能は先に説明したバックアップ装置150と同様であり、テーブル230の昇降を通じてバックアップピン231を上下させるものである。
そして、図4、図6に示すように、基台11上には、Y軸ボール螺子軸260が軸をY方向に向けつつ、中継位置Uと基板停止位置Bを渡すように配置されると共に、Y軸ボール螺子軸260のX方向の両側にガイドレール270が一対設けられている。
係るY軸ボール螺子軸260はY軸ボール螺子機構Jを構成しており、外周にはスライドテーブル210のテーブル下面に固定されたボールナット215が螺合されている。そして、同Y軸ボール螺子軸260の基台手前の軸端にはカップリング261を介してモータ265が連結されている。
これにより、モータ265を通電操作すると、ガイドレール270の案内作用を受けつつ、スライドテーブル210がY軸ボール螺子軸260に沿って直線往復移動する。
以上のことから、第二搬送コンベア120、バックアップ装置220を含むスライドテーブル210の全体を、中継位置Uと基板停止位置Bとの間で往復移動させることが出来る。
5.一連の動作
次に、上述の如く構成された表面実装装置10により行われる一連の動作を図7〜図11を参照して説明する。尚、Y軸搬送装置200を構成するスライドテーブル210は図7に示す中継位置Uにセットされているものとする。また、以下の説明において上流とは、図7に示すX方向右側を指し、下流とは図7に示すX方向左側を指すものとする。
実装対象となる一枚目の基板P1は、搬送コンベア110を介して入り口側となる図7の右側から機内に搬入される。その後、基板P1は基板搬送路Lに沿ってX方向を右から左へ搬送され、基板停止位置Aで停止(具体的には、不図示のストッパに突き当たって停止)する。
基板P1が基板停止位置Aに停止すると、次に、バックアップ装置150が作動してバックアップピン151を上昇させる。これにより、停止した基板P1は基板下面をバックアップされると共に、ガイド片107に突き当てられて移動不能な状態に保持される。
その後、部品実装部30Aにより、停止した基板P1に対する部品の実装動作が行われる。そして、部品実装部30Aの負担する部品実装処理が終了すると、再びバックアップ装置150が作動し、今度はバックアップピン151を下降させてゆく。
これにより、バックアップピン151による基板P1の保持が解かれ、基板P1をX方向に搬送可能な状態になる。
基板P1が搬送可能な状態になると、搬送コンベア110、120が駆動開始し、基板停止位置P1にある基板Pを下流に搬送する。そして一枚目の基板P1の搬送と並行して、搬送コンベア110を介して二枚目の基板P2が機内に搬入される。
その後、両基板P1、基板P2は下流へと更に送られ、一枚目の基板P1は中継位置Uで停止し、二枚目の基板P2は基板停止位置で停止する(図8参照)。
両基板P1、P2が各位置に停止すると、次にY軸搬送装置200が駆動され、中継位置Uにあるスライドテーブル210を基板停止位置Bに向けてスライドさせる。
これにより、中継位置Uにある一枚目の基板P1はスライドテーブル210とともにY方向に移動し、基板搬送路L上の中継位置Uから基台奥部13の基板停止位置Bに運ばれる(図9参照)。
かくして、一枚目の基板P1が基板停止位置Bに運ばれると、バックアップ装置220の作動により基板P1は保持状態となる。その後、部品実装部30Bにより基板P1に対する部品の実装動作が行われる。また、部品実装部30Bによる部品の実装処理と並行して、部品実装部30Aにより、二枚目の基板P2に対する部品の実装動作が一枚目の基板P1と同じ要領で行われる。
そして、部品実装部30Bの負担する部品実装処理が終了すると、Y軸搬送装置200が駆動され、基板停止位置Bにあるスライドテーブル210を中継位置Uに向けてスライドさせる。これにより、一枚目の基板P1は基板搬送路L上の中継位置Uに戻される(図8参照)。
そして、一枚目の基板P1が中継位置Uに戻されたときには、一枚目の基板P1、二枚目の基板P2ともバックアップ装置150、220による保持を解かれた状態にあり、X方向への搬送が可能な状態とされる。
かくして、両基板P1、P2が搬送可能な状態になると、全3つの搬送コンベア110、120、130が駆動し、各基板P1、P2を下流に向けて搬送する。
そして、一枚目の基板P1は基板停止位置Cで停止され、二枚目の基板P2は中継位置Uで停止される。また、これら基板P1、P2の搬送と並行して、搬送コンベア110を介して三枚目の基板P3が搬入され、搬入された三枚目の基板P3は基板停止位置Aに停止される(図10参照)。
そして、各基板P1、P2、P3が各位置に停止すると、次にY軸搬送装置200が駆動され、中継位置Uにあるスライドテーブル210を基板停止位置Bに向けてスライドさせる。これにより、中継位置Uにある二枚目の基板P2は基板停止位置Bに運ばれる(図11参照)。
その後、各部品実装部30A〜30Cにより部品の実装処理が並行して進められる。すなわち、部品実装部30Cは一枚目の基板P1に対する部品の実装処理を進め、また、部品実装部30Bは二枚目の基板P2に対する部品の実装処理を進め、部品実装部30Aは三枚目の基板P3に対する部品の実装処理を進める。
そして、各部品実装部30A〜30Cの負担する部品実装処理が終了すると、次に、基板Pを搬送する処理が行われる。すなわち、まず、Y軸搬送装置200が駆動され、基板停止位置Bにあるスライドテーブル210を中継位置Uに向けてスライドさせる。これにより、二枚目の基板P2は中継位置Uに戻され、全3枚の基板P1〜P3が基板搬送路L上に一列状に並んだ状態となる(図10参照)。
その後、X軸搬送装置100を構成する全3つの搬送コンベア110、120、130が駆動され、全三枚の基板P1、P2、P3を下流に向けて同時搬送する。
これにより、全実装工程(部品実装部30A〜30Cによる各部品実装処理)を終えた一枚の基板P1は搬送コンベア130を介して機外に搬出される。
そして、二枚目の基板P2は基板停止位置Cへと送られると共に、三枚目の基板P3は中継位置Uへと送られる。また、これら基板P1〜P3の搬送と並行して、搬送コンベア110を介して4枚目の基板P4が搬入される。
その後、各基板P2、P3、P4が各位置に停止すると、次にY軸搬送装置200が駆動され、中継位置Uにあるスライドテーブル210を基板停止位置Bに向けてスライドさせる。これにより、中継位置Uにある三枚目の基板P3は基板停止位置Bに運ばれる。
あとは、部品の実装、基板Pの搬送を交互に繰り返しつつ、上記要領に従って処理が進められることとなる。
6.効果
上記実施形態によれば、基台11上に複数の部品実装部30A〜30Cを配置して、一の基板Pに対する部品の実装を複数の部品実装部30A〜30Cにより分担して行う構成としてあるので、部品の実装を効率的に行える。尚、Y軸搬送装置200がスライドテーブル210を往復移動させる移動最中についても、部品実装部30A、部品実装部30Cに部品実装を負担させる設定とすることにより、より実装効率を高めることが可能となる。
また、基台11上に3つの部品実装部30A〜30Cを配置しつつも、基板搬送路Lは1つしか設定してないから、基板搬送路Lを複数設ける従来の構成(特許文献1の構成)に比べコスト的に有利である。
そして、部品実装部30A、30Cについては基板搬送路L上に設置してあるから、従来の構成(特許文献2の構成)比べ、基台11のサイズをY方向に関し、小さく設定できる。
また、本実施形態のものは、部品実装部30Bを基板搬送路LからY方向に離間して配置しつつ、X方向に3つの部品実装部30A〜30Cを詰めて配置している。すなわち、X方向のみで言えば、ベース部材51Aを含む部品実装部30Aと、ベース部材51Bを含む部品実装部30Bとが相互に重なっており、また、ベース部材51Bを含む部品実装部30Bと、ベース部材51Cを含む部品実装部30Cとが相互に重なりあっている。このような構成とすれば、基台11上に3つの部品実装部30を一列状に配置する構成に比べ、基台11のサイズをX方向に関しても、小さく設定できる。
加えて、本実施形態のものは、基台前部12の中央に位置する支持脚33が、部品実装部30Aのベース部材51Aの支持と、部品実装部30Cのベース部材51Cの支持を兼用している(図2参照)。このような構成であれば、各ベース部材51A、51Cのそれぞれに対応して支持脚を別々に設ける場合に比べてX方向の幅を狭くできるから、この点も基台11の小型化に寄与している。
そして、本実施形態では、支持脚33の下方領域が基台奥部13に連通するトンネルになっており、基台前部12の中継位置Uと基台奥部13の基板停止位置Bとの間において、基板Pを出入りさせる基板通路を形成している。
このような構成とすれば、他の構造物に干渉させることなく基板Pを、中継位置Uと基板停止位置Bとの間において往復移動させることが可能となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、基板搬送路L上に2つの部品実装部30A、30Cを設定し、基板搬送路LからY方向に離れた位置に部品実装部30Bを設定する例を挙げた。本発明は、少なくとも基板搬送路L上に1つの部品実装部30を設定し、基板搬送路LからY方向に離れた位置に他の部品実装部30を設定するものであればよく、部品実装部30の設置個数は実施形態の例に限定されるものではない。例えば、図12に示す表面実装装置400のように、基板搬送路L上に3つの部品実装部(30A、30C、30E:第一の部品実装群)を配し、基板搬送路LからY方向に離れた位置に2つの部品実装部(30B、30D:第二の部品実装群)を配置するなどの変形が可能である。このように、基台上により多くの部品実装部を配置する構成としておけば、各部品実装部の負担を軽くできるから、実装効率をより高めることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る表面実装装置の平面図 基台及び支持脚の斜視図 ヘッドユニットの支持構造を示す図(図1をY方向奥側から見た図) 搬送系の構成を示す図 図4中のG−G線断面図 図4中のH−H線断面図 基板搬送手順を示す平面図 基板搬送手順を示す平面図 基板搬送手順を示す平面図 基板搬送手順を示す平面図 基板搬送手順を示す平面図 他の実施例を示す図
符号の説明
10…表面実装装置
11…基台
30A…部品実装部(本発明の「第一部品実装部」に相当すると共に、本発明の「第一の部品実装群」を形成する)
30B…部品実装部(本発明の「第二部品実装部」に相当すると共に、本発明の「第二の部品実装群」を形成する)
30C…部品実装部(本発明の「第一部品実装部」に相当すると共に、本発明の「第一の部品実装群」を形成する)
63A〜63C…吸着ヘッド(本発明の「実装ヘッド」に相当)
100…X軸搬送装置
110…第一搬送コンベア
120…第二搬送コンベア
130…第三搬送コンベア
200…Y軸搬送装置
210…スライドテーブル
215…ボールナット
260…Y軸ボール螺子軸
265…モータ

Claims (3)

  1. 基板に部品を実装する実装ヘッドと前記実装ヘッドを基台上において水平移動させる駆動装置とを具備した部品実装部を基台上に複数備え、前記基台上を一方向に延びる基板搬送路に沿って基板を搬送しつつ、一基板に対する部品の実装処理を前記複数の部品実装部によって分担して実行する表面実装装置であって、
    前記一方向をX方向、同X方向に直交する方向をY方向と定義したときに、
    前記基板搬送路上に設けられる第一部品実装部と、
    前記第一部品実装部に対してX方向に隣接し、かつ前記基板搬送路からY方向に離間した位置に設けられる第二部品実装部と、
    前記基板搬送路と前記第二部品実装部との間において、実装対象の基板をY方向に往復移動させるY軸搬送装置と、を備え
    前記第二部品実装部は、前記基板搬送路を中心とするY方向の片側にのみ配置され、かつ前記第二部品実装部は、少なくとも一部が前記第一部品実装部に対して前記X方向に重なるように寄せて配置されていることを特徴とする表面実装装置。
  2. 前記基板搬送路上に、第一部品実装部に隣接して中継位置を設定すると共に、前記中継位置と前記第二部品実装部との間を往復移動する前記Y軸搬送装置として機能するスライドテーブルを前記基台上に設けたことを特徴とする請求項1に記載の表面実装装置。
  3. 前記基板搬送路上に前記中継位置を間に設定しつつ部品実装部をN個配置することにより第一の部品実装群を形成させ、
    前記基板搬送路から前記Y方向に離間した位置にN−1個、或いはN+1個の部品実装部を、前記中継位置に対応させて配置することにより第二の部品実装群を形成したことを特徴とする請求項2に記載の表面実装装置。
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