JP4772636B2 - 部品実装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板に対して部品の実装処理を行う単位実装機を複数台備えた部品実装装置に関する。
従来から、電子部品を供給する部品供給部と、部品吸着用の吸着ヘッドを有するヘッドユニット等を備え、上記部品供給部から供給された電子部品をヘッドユニットにより吸着して基板に実装するようにした実装機が知られている。
最近では、実装作業の高速化や品種切り替えに対する適応性を高める等の要求から、例えば下記特許文献1に示されるように、複数の単位実装機(モジュールマウンター)を用いて部品の実装処理を分散して行うようにした多連装型の部品実装装置が開発されている。すなわち、この多連装型の部品実装装置では、複数台の単位実装機が連結され、各単位実装機において部品の実装処理が順次行われるようになっている。このようにすれば、各単位実装機での実装部品の数を減らしてその実装作業に要する時間を短縮でき、しかも各機の作業を同時並行で行うことができるため、タクトタイムを向上させることができる。
特許第3596295号公報
ところで、上記のような多連装型の部品実装装置は、各単位実装機の実装動作が個別にコントロールされる個別制御型の部品実装装置と、各単位実装機の実装動作が統括的にコントロールされる統括制御型の部品実装装置とに分類することができる。このうち個別制御型の部品実装装置では、各単位実装機にそれぞれ制御ユニットや操作部を設ける必要があるため、装置の大型化やコストアップを招くとともに、オペレータの入力操作が煩雑になるといった問題がある。これに対し、統括制御型の部品実装装置では、制御ユニットや操作部を集約的に設けることができるため、省スペース化、低コスト化を実現しつつ操作性を向上させることができる等の利点がある。
しかしながら、上記のような統括制御型の部品実装装置においても、例えば複数の単位実装機のうちのいずれかがエラーにより停止すると、最終的に装置全体がエラー停止してしまうことが避けられず、エラー発生時の稼働率の低下が大きいという問題がある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、複数の単位実装機を設けてこれらを統括的に制御するようにした統括制御型の部品実装装置において、エラー発生時の稼働率の低下を効果的に抑制し、生産効率をより向上させることを目的とする。
上記課題を解決するためのものとして、本発明は、基板に対して部品の実装処理を行う複数の単位実装機と、これら複数の単位実装機の間で基板を搬送する基板搬送機構と、上記各単位実装機および基板搬送機構を統括的に制御することにより、基板を各単位実装機の間で移動させつつ各単位実装機に基板の実装処理を順次行わせる集中制御手段とを備えた部品実装装置において、上記複数の単位実装機のうちのいずれかがエラーにより停止し、その他の単位実装機がエラーにより停止していない場合に、上記エラー停止した単位実装機が正常状態に復旧された後に当該単位実装機に対して実装処理の再開を指示する個別再起動指示手段を設けたことを特徴とするものである(請求項1)。
本発明によれば、集中制御手段による統括制御の下、複数の単位実装機の間で基板を搬送しながら順次部品の実装処理を行う統括制御型の部品実装装置において、エラー停止した単位実装機に実装処理の再開を指示する個別再起動指示手段を設けたため、上記エラー停止した単位実装機を速やかに再起動することができ、一部の単位実装機のエラー停止に起因して装置全体がエラー停止してしまうのを有効に回避することができる。この結果、エラー発生時の稼働率の低下を効果的に抑制することができ、より生産効率を向上させることができる。
上記個別再起動指示手段は、上記各単位実装機の設置箇所の近傍にそれぞれ設けられていることが好ましい(請求項2)。
このようにすれば、エラー停止した単位実装機の復旧作業を行ったオペレータが速やかに上記個別再起動指示手段を操作してその単位実装機を再起動させることができる。しかも、複数ある個別再起動指示手段のうちのいずれの指示手段を操作すればよいかが分かり易いため、その操作性を効果的に向上させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、複数の単位実装機を設けてこれらを統括的に制御するようにした統括制御型の部品実装装置において、エラー発生時の稼働率の低下を効果的に抑制し、生産効率をより向上させることができる。
図1および図2は、本発明の一実施形態にかかる部品実装装置1の外観を示している。これらの図に示される部品実装装置1は、その外形を構成するケーシング7の内部に4台の単位実装機3〜6(モジュールマウンター)が配設されることによって構成されている。上記ケーシング7には、各単位実装機3〜6の上方にあたる位置にそれぞれ上カバー9,9・・が形成されており、これら上カバー9,9・・を上方に開放した状態(図2の2点鎖線参照)で各単位実装機3〜6のメンテナンスやエラー発生時の復旧作業等を行えるようになっている。
上記各単位実装機3〜6では、プリント基板P(図3等参照)に対する部品の実装処理が順次行われるようになっている。詳細は後述するが、プリント基板Pに対する部品の実装は、単位実装機3,4,5,6の順番で行われる。すなわち、図中では+X方向が上流側、−X方向が下流側とされており、上流側である+X方向寄りの単位実装機から順番に部品の実装処理が行われるようになっている。
このような部品実装装置1は、プリント基板Pに対して部品の実装およびその前後の所定の処理を行う実装ラインの一部として配備される。すなわち、部品実装装置1の上流側(+X方向側)には、部品の実装処理に先立って所定の前処理を行う図外の上流側機器(例えばクリームはんだ印刷機等)が配備され、装置1の下流側(−X方向側)には、部品実装済みのプリント基板Pに対して所定の後処理を行う図外の下流側機器(例えばリフロー炉等)が配備されるようになっている。部品実装装置1のケーシング7には搬入口Aおよび搬出口Bが形成されており、これら搬入口Aおよび搬出口Bを通じて上記上流側機器および下流側機器との間でプリント基板Pの受け渡しが行われるようになっている。
図3は上記ケーシング7を取り外した状態における部品実装装置1の概略構成を示す平面図、図4はその詳細図、図5は図4のV−V線に沿った断面図である。これら図3〜図5に示すように、ケーシング7の内部には基台15が設けられており、この基台15上に、上述した各単位実装機3〜6と、これら各単位実装機3〜6の間でプリント基板Pを搬送する基板搬送機構8とが配設されている。
また、上記基台15上におけるX軸方向の左右6箇所には、Y軸方向に延びる支持フレーム16〜21が突設されている。これら支持フレーム16〜21のうち、最も上流側と下流側の支持フレーム16,21を除いた4つのフレーム17〜20は、図5に示すように、Y方向内側部分がその上片部17a〜20aを残して所定範囲に亘って切り欠かれており、この切欠き領域を通じてプリント基板Pが移動するようになっている。また、図示を省略するが、最も上流側と下流側の支持フレーム16,21は、基台15上面のY方向中央部を跨ぐような門型状に形成されており、その下方をプリント基板Pが通るようになっている。
上記4台の単位実装機3〜6は、図3および図4に示すように、平面視で千鳥状に配設されている。これら単位実装機3〜6は、図3〜図5に示すように、各種電子部品を供給する多数のテープフィーダー25,25・・からなる部品供給装置26と、この部品供給装置26から供給された電子部品を上記基板支持装置24上のプリント基板Pに実装するヘッドユニット27とをそれぞれ有している。
上記ヘッドユニット27は、X軸方向およびY軸方向にそれぞれ移動可能に支持されている。すなわち、図4および図5に示すように、基台15の支持フレーム16,18上には、Y軸方向に延びる一対の固定レール41,41と、Y軸サーボモータ39により回転駆動されるボールねじ軸43とが配設されているとともに、上記ヘッドユニット27を支持する支持部材42が上記固定レール41上に配置され、この支持部材42内に設けられたボールナット40が上記ボールねじ軸43に螺合している。また、上記支持部材42には、X軸方向に延びるガイド部材44と、X軸サーボモータ38により回転駆動されるボールねじ軸46とが配設されているとともに、上記ガイド部材44にヘッドユニット27が移動可能に支持され、このヘッドユニット27内に設けられたボールナット(図示せず)が上記ボールねじ軸46に螺合している。そして、Y軸サーボモータ39の作動によりボールねじ軸43が回転して上記支持部材42がY軸方向に移動するとともに、X軸サーボモータ38の作動によりボールねじ軸46が回転して上記ヘッドユニット27が支持部材42に対してX軸方向に移動するようになっている。
上記ヘッドユニット27には、部品吸着用の複数の吸着ヘッド48が設けられており、当実施の形態では、図4に示すように3本の吸着ヘッド48がX軸方向に一列に並んで配設されている。各吸着ヘッド48は、ヘッドユニット本体45に対して昇降移動(Z軸方向の移動)および中心軸(R軸)回りの回転が可能とされ、Z軸サーボモータ47およびR軸サーボモータ49によってそれぞれ各方向に駆動されるようになっている。
このように構成されたヘッドユニット27は、その吸着ヘッド48をX,Y,Zの各方向に移動させることにより、上記部品供給装置26から電子部品を取り出してこれを後述する基板支持装置24に支持されたプリント基板P上に実装するように動作する。
また、上記ヘッドユニット27には、プリント基板P上に付与されるフィデューシャルマーク(図示せず)を撮像してプリント基板Pの位置を検出するための基板認識カメラ28が設けられている。また、基台15上には、上記吸着ヘッド48に吸着された電子部品の吸着位置を検出するための部品認識カメラ29(図6参照)が設けられている。
図3〜図5に示すように、上記基板搬送機構8は、各単位実装機3〜6に対してプリント基板Pを支持しながらY軸方向に進退移動させる基板支持装置24,24・・と、上記上流側機器から搬入口A(図1)を通じて搬入されたプリント基板Pを受け取ってこれを最上流の基板支持装置24(単位実装機3用の基板支持装置24)に渡すための搬入装置12と、最下流の基板支持装置24(単位実装機6用の基板支持装置24)からプリント基板Pを受け取ってこれを搬出口B(図1)を通じて下流側機器に渡すための搬出装置13と、上記各基板支持装置24,24・・に支持されたプリント基板PをX軸方向に押動して隣接する基板支持装置24(もしくは搬出装置13)に移動させる基板移動装置14とから構成されている。
上記基板支持装置24は、基台15上においてY軸方向に延びるように設置された一対の固定レール31,31と、これら固定レール31,31に沿ってスライド自在に支持されたコンベアテーブル34と、このコンベアテーブル34をY軸方向に進退移動させるためのサーボモータ33とを有している。
上記サーボモータ33は、基台15上においてY軸方向に延びるように設置されたボールねじ軸35を回転駆動してこれに螺合されるボールナット36をねじ送りするように構成されている。そして、このようにボールナット36がサーボモータ33によりねじ送りされるのに応じて、このボールナット36上に固定されたコンベアテーブル34が、上記基板移動装置14の真下に位置する搬送位置(図3の実線および図5参照)と、上記各単位実装機3〜6のヘッドユニット27の下方に位置する実装位置(図4参照)との間で進退移動するように構成されている。
上記コンベアテーブル34は、図5に示すように、支持台32上に配設されたX軸方向に延びる一対の無端ベルト37,37を有しており、この無端ベルト37を介してプリント基板Pを支持するように構成されている。詳細は後述するが、この無端ベルト37は、プリント基板Pが上記基板移動装置14によりX軸方向(搬送方向)に押動されるのに応じて巻回させられる。すなわち、各基板支持装置24,24・・のコンベアテーブル34は、後述する搬入・搬出装置12,13のコンベアテーブル53と異なり、基板移動装置14により押動されるプリント基板Pを移動可能に支持しているのみであり、上記無端ベルト37を巻回するための駆動源は有していない。
このようなコンベアテーブル34は、図3の実線で示される搬送位置に位置決めされた状態において他のコンベアテーブル34とX軸方向に一列に並ぶように互いに近接し、それによって基台15のY方向中心部にX軸方向に延びる搬送路51が形成されるようになっている。そして、この搬送路51が形成された状態で各コンベアテーブル34,34・・上のプリント基板Pが上記基板移動装置14によって下流側(−X方向)に押動されることにより(その機構については後で詳述する)、上流側の基板支持装置24から下流側の基板支持装置24にプリント基板Pが移動するようになっている。
図3および図5に示すように、上記基板移動装置14は、上記搬送路51の上方(基台15のY方向中心部)においてX軸方向に延びるような状態で上記支持フレーム16〜21に支持されるセンターフレーム23と、このセンターフレーム23に沿ってX軸方向にスライド自在に支持されるスライダ57と、このスライダ57をスライド駆動するための図外の駆動源等を有している。上記スライダ57は、X軸方向にスライド駆動されるのに応じて、上記搬送位置にあるコンベアテーブル34上のプリント基板Pを下流側(−X方向)に押動するように構成されている。具体的に、スライダ57は、上下方向に進退可能な係止ロッド58を下端部に有しており、この係止ロッド58をプリント基板Pの側端部に係止させた状態でX軸方向に移動することによりプリント基板Pを押動する。このように構成されたスライダ57は、X軸方向の4箇所に設けられており、この4箇所のスライダ57が、上記4台の単位実装機3〜6用の基板支持装置24,24・・(のコンベアテーブル34)に支持されたプリント基板Pをそれぞれ下流側(−X方向)に押動し、これに応じて各プリント基板Pが上流側の基板支持装置24から下流側の基板支持装置24(もしくは搬出装置13)に同時に移動するようになっている。
上記搬入装置12および搬出装置13は、図4に示すように、基台15上においてY軸方向にスライド自在に支持されたコンベアテーブル53と、このコンベアテーブル53をY軸方向に進退移動させるためのサーボモータ54等を有している。上記コンベアテーブル53は、支持台52上に配設されたX軸方向に延びる一対の無端ベルト55,55と、この無端ベルト55を巻き回すための図外の駆動源とを有しており、この駆動源によって上記無端ベルト55が巻回駆動されるのに応じて、無端ベルト55上に支持されたプリント基板Pを下流側(−X方向)に搬送するように構成されている。
上記搬入装置12のコンベアテーブル53は、図4の搬送位置に位置決めされた状態において最上流の基板支持装置24(単位実装機3用の基板支持装置24)のコンベアテーブル34に近接するように配置されている。同様に、搬出装置13のコンベアテーブル53は、図4の実線で示す搬送位置に位置決めされた状態において最下流の基板支持装置24(単位実装機6用の基板支持装置24)のコンベアテーブル34に近接するように配置されている。これにより、搬入・搬出装置12,13と最上流および最下流の基板支持装置24,24との間でプリント基板Pが直接移動できるようになっている。
以上のように構成された基板搬送機構8は、搬入口Aを通じて上流側機器から搬入されたプリント基板Pを、単位実装機3,4,5,6の順番に搬送し、これら各単位実装機3〜6で実装処理を受けたプリント基板Pを、最終的に搬出口Bを通じて下流側機器に送り出す。
図1および図2に示すように、部品実装装置1には、装置1全体に対して各種動作命令(例えば生産プログラムの変更や、部品実装装置1全体の起動・停止等の命令)を行うための集中操作部2が設けられている。この集中操作部2は、各種操作項目や運転状況に関する各種情報を表示する液晶モニタ等からなる表示手段61と、上記操作項目を入力するためのキーボード等からなる入力手段62とから構成されている。なお、当実施形態ではケーシング7の前後2箇所(+Y側および−Y側の側面)に集中操作部2が設けられており、オペレータが前後どちら側に立った状態でも操作を行えるようになっている。
また、部品実装装置1には、各単位実装機3〜6のいずれかがエラー停止した場合にその単位実装機に対して実装処理の再開を指示する個別再起動ボタン10(本発明にかかる個別再起動指示手段)が設けられている。すなわち、各単位実装機3〜6は何らかのエラー要因により自動停止することがあり、このエラー停止した単位実装機を正常状態に復旧した後に上記個別再起動ボタン10を操作することで、速やかにその単位実装機の実装処理を再開させ得るようになっている。この個別再起動ボタン10は、各単位実装機3〜6の設置箇所の近傍の4箇所にそれぞれ設けられており、オペレータはこの個別再起動ボタン10を押圧操作することで単位実装機3〜6をそれぞれ個別に再起動させることができる。
図6は、上記部品実装装置1の制御系を示すブロック図である。本図に示すように、部品実装装置1には、CPUやROM、RAM等からなる集中制御手段60が設けられており、この集中制御手段60に、各単位実装機3〜6におけるX軸、Y軸、Z軸、およびR軸の各サーボモータ38,39,47,49、基板認識カメラ28、および部品認識カメラ29等が電気的に接続されているとともに、基板搬送機構8(における各種サーボモータ)や、集中操作部2における入力手段62および表示手段61もそれぞれ上記集中制御手段60に接続されている。
以上のように構成された部品実装装置1は、上記各単位実装機3〜6や基板搬送機構8が集中制御手段60によって統括的に制御されることにより、例えば以下のようにして部品の実装処理を行う。
部品実装装置1では、まず、上流側機器から搬入口Aを通じて搬入されたプリント基板Pが、最も上流側にある単位実装機3に搬送されてそこで実装処理される。このとき、当該単位実装機3よりも下流側にある単位実装機4,5,6では、上記プリント基板Pよりも前に搬入されたプリント基板Pに対する実装処理が並行して行われる。そして、各単位実装機3〜6での実装処理が終了すると、各プリント基板Pが隣接する下流側の単位実装機に搬送され、その搬送先の単位実装機で別の部品の実装処理を受けることになる(ただし最下流の単位実装機6で実装処理されたプリント基板Pは搬出装置13を介して下流側機器に搬出される)。すなわち、部品実装装置1では、プリント基板Pが単位実装機3,4,5,6の順番に搬送されて順次実装処理されるとともに、これら各単位実装機3〜6において、異なるプリント基板Pに対する実装処理が並行して行われるようになっている。
図7は、以上のような部品実装装置1の動作をタイムチャートで示している。この図7に示すように、最上流の単位実装機3でN枚目のプリント基板Pに対する実装処理が行われているときに、下流側の単位実装機4,5,6では、N−1,N−2,N−3枚目のプリント基板Pに対する実装処理がそれぞれ並行して行われている。そして、これら各単位実装機3〜6での実装処理が終了すると、基板搬送機構8によって上記各プリント基板Pが下流側に搬送され(同時にN+1枚目のプリント基板Pが最上流の単位実装機3に搬入され)、各単位実装機3〜6での実装対象基板が1枚ずつシフトする。すなわち、単位実装機3,4,5,6では、N+1、N、N−1,N−2枚目のプリント基板Pがそれぞれ実装処理される。そして、以後このような動作が順次繰り返されることになる。
ところで、このような部品実装装置1の運転中においては、単位実装機3〜6のうちのいずれかに何らかのエラーが発生して当該単位実装機が停止してしまうことがある。このようなとき、オペレータは、その単位実装機を正常状態に戻すべく復旧作業を行い、その復旧作業の完了後、当該単位実装機用の個別再起動ボタン10を操作して当該機の実装処理を再開させる。図8は、このような事態が発生した場合のタイムチャートである。この図8の例では、上流側から2番目の単位実装機4に時点T0でエラーが発生し、その後オペレータが復旧作業を行って時点T1で個別再起動ボタン10を操作したという状況が示されている。
このように、時点T0〜T1までの間において単位実装機4がエラー停止すると(図8の符号aで示す範囲)、その上流側の単位実装機3では、実装処理が済んだ後もしばらくは上記単位実装機4にプリント基板Pを搬送する動作に移ることができず、これに応じて余分な待機時間bが発生する。一方、上記単位実装機4の下流側の単位実装機5では、単位実装機4からプリント基板Pが搬送されてこないため、その分だけ待機時間cが発生する。さらに、この単位実装機5での待機時間cは次の単位実装機5に影響してここで待機時間dが発生する。このように、1つの単位実装機でのエラー停止は他の単位実装機(エラー停止していない単位実装機)に連鎖的に影響してそれぞれの単位実装機で待機時間を生じさせるが、図示のようにエラー停止時間aがさほど長くない場合には、他の単位実装機が順番に1回ずつその影響を受けるだけで、最終的には(図8の時点T2以降は)正常な運転状態に復帰することになる。
これに対し、従来の統括制御型の部品実装装置のように、装置1全体を操作する集中操作部2しか設けられておらず、各単位実装機3〜6を個別に再起動させることが可能な上記個別再起動ボタン10が設けられていない場合には、たとえ上記エラー停止した単位実装機4の復旧作業を速やかに行うことができたとしても、その時点で当該単位実装機4にだけ個別に再起動指示を出すことができないため、図9のタイムチャートに示すように、その後も単位実装機4のエラー停止状態が続くこととなり、これに起因して他の全ての単位実装機3,5,6が待機状態となってしまう。そして、この状態が続くことにより、4台全ての単位実装機3〜6がエラー停止状態となり、最終的に時点T3で部品実装装置1全体が停止することになる(システムエラー)。その後、集中操作部2を操作することで部品実装装置1を再起動させることができるものの、先の図8の例と比較すれば明らかなように、そのロス時間は非常に大きいものとなる。
以上説明したように、上記実施形態によれば、集中制御手段60による統括制御の下、複数の単位実装機3〜6の間で基板を搬送しながら順次部品の実装処理を行う統括制御型の部品実装装置1において、エラー停止した単位実装機に実装処理の再開を指示する個別再起動ボタン10を設けたため、上記エラー停止した単位実装機を速やかに再起動することができ、一部の単位実装機のエラー停止に起因して装置1全体がエラー停止してしまうのを有効に回避することができる。この結果、エラー発生時の稼働率の低下を効果的に抑制することができ、より生産効率を向上させることができる。
また、上記実施形態のように、各単位実装機3〜6の設置箇所の近傍にそれぞれ上記個別再起動ボタン10,10・・を設けた場合には、エラー停止した単位実装機の復旧作業を行ったオペレータが速やかに上記個別再起動ボタン10を操作してその単位実装機を再起動させることができる。しかも、複数ある個別再起動ボタン10,10・・のうちのいずれのボタンを操作すればよいかが分かり易いため、その操作性を効果的に向上させることができる。
なお、上記実施形態では、個別再起動ボタン10,10・・を各単位実装機3〜6近傍の4箇所に分散して設けたが、例えば集中操作部2の近傍等に集約的に設けるようにしてもよい。この場合でも、どのボタンが各単位実装機3〜6のいずれの実装機に対応するのかを明示するようにすれば、操作性を良好に維持することができる。
本発明の一実施形態にかかる部品実装装置の外観を示す平面図である。 上記部品実装装置の外観を示す正面図である。 上記部品実装装置の内部の概略構成を示す平面図である。 上記部品実装装置の内部の具体的構成を示す平面図である。 図4のV−V線に沿った断面図である。 上記部品実装装置の制御系を示すブロック図である。 上記部品実装装置の正常運転時の動作を示すタイムチャートである。 上記部品実装装置にエラーが発生した場合の動作を示すタイムチャートである。 従来の部品実装装置にエラーが発生した場合の動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 部品実装装置
3〜6 単位実装機
8 基板搬送機構
10 個別再起動ボタン(個別再起動指示手段)
60 集中制御手段

Claims (2)

  1. 基板に対して部品の実装処理を行う複数の単位実装機と、
    これら複数の単位実装機の間で基板を搬送する基板搬送機構と、
    上記各単位実装機および基板搬送機構を統括的に制御することにより、基板を各単位実装機の間で移動させつつ各単位実装機に基板の実装処理を順次行わせる集中制御手段とを備えた部品実装装置において、
    上記複数の単位実装機のうちのいずれかがエラーにより停止し、その他の単位実装機がエラーにより停止していない場合に、上記エラー停止した単位実装機が正常状態に復旧された後に当該単位実装機に対して実装処理の再開を指示する個別再起動指示手段を設けたことを特徴とする部品実装装置。
  2. 請求項1記載の部品実装装置において、
    上記個別再起動指示手段は、上記各単位実装機の設置箇所の近傍にそれぞれ設けられていることを特徴とする部品実装装置。
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