JP2011131488A - スクリーン印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】振り分け装置等の付帯設備を要することなくシングル搬送型の装置とデュアル搬送型(又は二系統)の装置との間に設置できるようにする。
【解決手段】スクリーン印刷装置は、印刷実行部20A、20Bと、第1、第2の基板搬入部En1、En2および基板搬出部Exと、印刷実行部20A、20Bで印刷が可能となるように基板Wを支持する第1、第2の基板支持テーブル10A、10Bとを備える。第1基板支持テーブル10Aは、第1基板搬入部En1から搬入される基板Wを受け取る第1受取位置と基板搬出部Exから基板Wを搬出する送出位置との間を移動し、第2基板支持テーブル10Bは、第2基板搬入部En2から搬入される基板Wを受け取る第2受取位置と前記送出位置との間を移動し、印刷実行部20A、20Bは、それぞれ基板支持テーブル10A、10B上の基板Wに印刷可能な位置に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント配線板(PWB;Printed wiring board))等の基板に部品を実装するための前処理として当該基板にクリーム半田や導電性ペースト等を印刷するスクリーン印刷装置に関するものである。
スクリーン印刷装置は、プリント回路板(PCB;Printed Circuit Board)の製造ラインに組み込まれ、上流側から搬送されてくる基板に導電性ペースト等の印刷を施して下流側の部品実装装置に送り出すものである。この種のスクリーン印刷装置の多くは、特許文献1に開示されるように、装置内の一つの印刷部に対して一枚ずつ基板を受け入れて印刷処理を施しつつ部品実装装置に送り出すものが一般的である。
しかし、近年では、例えば特許文献2に開示されるように、装置内に2つの印刷部とそれらの下方に2つの基板移動ステージとをそれぞれ並列に備え、上流側から各印刷部に個別に基板を受け入れつつ印刷を施して個別に下流側に送り出すものも開発されている。これは、1つの装置内に2つの基板搬送ラインをもち、かつ各搬送ラインで部品実装を同時進行(並行)させる所謂デュアル搬送型の部品実装装置が用いられるようになったことによるもので、これらのスクリーン印刷装置と部品実装装置とを連結することで印刷および部品実装の効率化を図ることが狙いである。
特開平7−205399号公報 特開2009−70867号公報
プリント回路板の製造ラインは、生産効率を高めるべく様々な形態で構成されており、例えば1つの基板搬送ラインをもつシングル搬送型の装置(一系統の装置と称す)と、2つの基板搬送ラインを並列に備えるデュアル搬送型の部品実装装置又はシングル搬送型の2台の部品実装装置(総括して二系統の装置と称す)との間にスクリーン印刷装置を設けたり、逆に二系統の上流側装置と一系統の部品実装装置との間にスクリーン印刷装置を設置することなどが求められる場合がある。また、二系統の上流側装置と二系統の部品実装装置との間にスクリーン印刷装置を設け、上流側装置から部品実装装置に亘って2つの基板搬送ラインを構成する場合においても、一方の基板搬送ラインの上流側装置からの基板ヘの印刷後、印刷済み基板を他方の基板搬送ラインの部品実装装置に搬送することなどが求められる場合がある。
ところが、特許文献1に記載の従来装置は、シングル搬送型の上流側装置とシングル搬送型の下流側装置(部品実装装置)との間に配置することを前提とするものであり、他方、特許文献2に記載の従来装置は、デュアル搬送型の上流側装置とデュアル搬送型の下流側装置(部品実装装置)との間に配置するとともに、上流側装置から下流側装置に渡って基板搬送ラインをそれぞれ独立に形成することを前提とするものであり、何れのスクリーン印刷装置についても当該装置をそのまま適用することは不可能である。
そこで、実際の運用では、上流側がシングル搬送型の装置で下流側がデュアル搬送型の装置(部品実装装置とする)である場合であって、例えばスクリーン印刷装置として特許文献1のものを適用する場合には、スクリーン印刷装置と部品実装装置との間に基板の搬送先を振り分ける振り分け装置を介設することが行われる。また、同じケースで特許文献2のものを適用する場合には、上流側装置とスクリーン印刷装置との間に同様の振り分け装置を介設することが行われる。そして逆に、上流側がデュアル搬送型の装置で下流側がシングル搬送型の装置(部品実装装置とする)である場合であって、スクリーン印刷装置として特許文献1のものを適用する場合には、上流側装置とスクリーン印刷装置との間に基板の受け入れ元を切り換える切り換え装置を介設することが行われ、また、同じケースで特許文献2のものを適用する場合には、スクリーン印刷装置と部品実装装置との間に同様の切り換え装置を介設することが行われる。
また、二系統の上流側装置と二系統の部品実装装置との間にスクリーン印刷装置を設ける場合であってかつ特許文献2のものを適用する場合でも、例えば2つの基板搬送ラインのうち一方側の基板搬送ラインにおける基板の搬送途中で、当該基板を他方側に移動する場合には、スクリーン印刷装置と部品実装装置との間に上記同様の切り換え装置を介設する必要がある。
しかし、このようにスクリーン印刷装置に加えて振り分け装置や切り換え装置といった付帯設備を設けるライン構成では、プリント回路板製造設備の省スペース化や低コスト化を図る上で望ましくなく、この点に改良の余地が残されている。
本発明は、このような事情に鑑みて成されたものであり、生産効率を高めつつ、振り分け装置等の付帯設備を要することなくシングル搬送型の装置とデュアル搬送型の装置との間やデュアル搬送型の装置とデュアル搬送型の装置との間の上流側と下流側の少なくとも一方がデュアル搬送型の製造ラインの上流側装置と下流側装置の間に設置することができるスクリーン印刷装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、スクリーン印刷装置において、基板にスクリーン印刷を実施するための印刷実行部と、この印刷実行部の位置を挟んで特定方向における一方側の位置に設けられる基板搬入部および他方側の位置に設けられる基板搬出部と、前記基板搬入部から搬入される基板を受け取って前記印刷実行部において印刷が可能となるように支持するとともに、印刷後の当該基板を前記基板搬出部から搬出させる基板支持テーブルとを備えており、前記特定方向をX軸方向としたときに、前記基板搬入部がX軸方向と直交するY軸方向に並ぶ第1基板搬入部および第2基板搬入部からなるか、あるいは、前記基板搬出部がX軸方向と直交するY軸方向に並ぶ第1基板搬出部および第2基板搬出部からなるかの少なくとも一方の構成を備え、前記基板支持テーブルは、Y軸方向にそれぞれ移動可能に並設され、かつ互いの移動可能域の一部が重なる共通域を有する第1基板支持テーブルおよび第2基板支持テーブルからなり、これらの基板支持テーブルのうち一方側の基板支持テーブルが前記基板搬入部から搬入される基板を受け取るか、又は印刷後の基板を前記基板搬出部から搬出させるに際して当該一方側の基板支持テーブルが前記共通域内に位置する一方、他方側の基板支持テーブルが前記移動可能域内において前記一方側の基板支持テーブルを避けた位置に配置されるものであり、前記印刷実行部は、前記各基板支持テーブルに支持される基板に対してスクリーン印刷を実施可能な位置に配置されているものである。
このスクリーン印刷装置によれば、二つの基板支持テーブルを使った二つの印刷工程を並行して同時進行させることができるので、印刷を効率良く行うことができとともに、上流側装置あるいは下流装置の少なくとも一方が二系統となるスクリーン印刷装置単独で、上流装置からから基板を受け入れつつ印刷を施して下流側装置に搬出することを、従来のような付帯設備(切り換え装置)が無くても実施可能となる。
また、本発明に係る他のスクリーン印刷装置は、基板にスクリーン印刷を実施するための印刷実行部と、この印刷実行部の位置を挟んで特定方向における一方側の位置に設けられる基板搬入部および他方側の位置に設けられる基板搬出部と、前記基板搬入部から搬入される基板を受け取って前記印刷実行部において印刷が可能となるように支持するとともに、印刷後の当該基板を前記基板搬出部から搬出させる基板支持テーブルとを備えており、前記特定方向をX軸方向としたときに、前記基板搬入部は、X軸方向と直交するY軸方向に並ぶ第1基板搬入部および第2基板搬入部からなり、前記基板搬出部は、Y軸方向において前記第1、第2基板搬入部の間の位置に設けられており、前記基板支持テーブルは、その移動可能域内においてY軸方向にそれぞれ移動可能に設けられ、前記第1基板搬入部から搬入される基板を受け取り可能な第1受取位置と前記基板搬出部からの基板の搬出が可能となる送出位置との間を移動する第1基板支持テーブルおよび前記第2基板搬入部から搬入される基板を受け取り可能な第2受取位置と前記送出位置との間を移動する第2基板支持テーブルとからなり、互いの前記移動可能域の一部が重なる共通域の域内に、前記第1基板支持テーブルおよび前記第2基板支持テーブルの何れか一方側の基板支持テーブルが位置する時、他方側の基板支持テーブルが前記移動可能域内において前記一方側の基板支持テーブルを避けた位置に配置されるものであり、前記印刷実行部は、前記各基板支持テーブルに支持される基板に対してスクリーン印刷を実施可能な位置に配置されているものである。
このスクリーン印刷装置では、第1基板搬入部から搬入される基板は、第1受取位置に配置された第1基板支持テーブルに受け取られ(受け入れられ)、このテーブル上に支持された状態で印刷が施される。そして、この第1基板支持テーブルが共通域内となる送出位置に配置された状態で当該テーブルから基板が送り出されることにより印刷後の基板が基板搬出部から搬出される。一方、第2基板搬入部から搬入される基板は、移動可能域内において共通域内となる送出位置に位置する第1基板支持テーブルを避けた位置となる第2受取位置に配置された第2基板支持テーブル上に受け入れられ、このテーブル上に支持された状態で印刷が施される。そして、この第2基板支持テーブルが移動可能域を移動し共通域内となる送出位置に配置された状態で当該テーブルから基板が送り出されることにより印刷後の基板が基板搬出部から搬出される。この時、第1基板支持テーブルはその移動可能域内において、共通域内となる送出位置に位置する第2基板支持テーブルを避けた位置となる第2受取位置に配置される。すなわち、このスクリーン印刷装置によれば、二つの基板支持テーブルを使った二つの印刷工程を並行して同時進行させることができるので、印刷を効率良く行うことができとともに、従来のような付帯設備(切り換え装置)は不要であり、スクリーン印刷装置単独で二系統の上流側装置から基板を受け入れつつ印刷を施して一系統の下流側装置に搬出することが可能となる。
このスクリーン印刷装置において、前記印刷実行部は、前記送出位置に配置された前記各基板支持テーブル上の基板に対して印刷を実施するように配置される。
このスクリーン印刷装置では、第1、第2基板搬入部(二系統の上流側装置)から搬入される基板に対して共通の印刷実行部で印刷が行われつつ搬出される。
なお、前記印刷実行部は、前記第1受取位置に配置された前記第1基板支持テーブル上の基板に対して印刷を実施する第1印刷実行部と、前記第2受取位置に配置された前記第2基板支持テーブル上の基板に対して印刷を実施する第2印刷実行部とからなるものでもよい。
このスクリーン印刷装置では、基板が搬入された基板搬入部毎に別々の印刷実行部で基板に印刷が行われて搬出される。そのため、二系統の上流側装置から搬入される基板に対してそれぞれ異なるパターンの印刷を行いつつ搬出することが可能となる。
また、本発明に係るさらに他のスクリーン印刷装置は、基板にスクリーン印刷を実施するための印刷実行部と、この印刷実行部の位置を挟んで特定方向における一方側の位置に設けられる基板搬入部および他方側の位置に設けられる基板搬出部と、前記基板搬入部から搬入される基板を受け取って前記印刷実行部において印刷が可能となるように支持するとともに、印刷後の当該基板を前記基板搬出部から搬出させる基板支持テーブルとを備えており、前記特定方向をX軸方向としたときに、前記基板搬出部は、X軸方向と直交するY軸方向に並ぶ第1基板搬出部および第2基板搬出部とからなり、前記基板搬入部は、Y軸方向における前記第1、第2基板搬出部の間の位置に設けられており、前記基板支持テーブルは、Y軸方向にそれぞれ移動可能に設けられ、その移動可能域内において前記基板搬入部から搬入される基板を受け取り可能な受取位置と前記第1基板搬出部からの基板の搬出が可能となる第1送出位置との間を移動する第1基板支持テーブルおよび前記受取位置と前記第2基板搬出部からの基板の搬出が可能となる第2送出位置との間を移動する第2基板支持テーブルとからなり、互いの前記移動可能域の一部が重なる共通域の域内に、前記第1基板支持テーブルおよび前記第2基板支持テーブルの何れか一方側の基板支持テーブルが位置する時、他方側の基板支持テーブルが前記移動可能域内において前記一方側の基板支持テーブルを避けた位置に配置されるものであり、前記印刷実行部は、前記各基板支持テーブルに支持された基板に対してスクリーン印刷を実施可能な位置に配置されているものである。
このスクリーン印刷装置では、基板搬入部から搬入される基板は、第1基板支持テーブルの移動可能域と第2基板支持テーブルの移動可能域との一部が重なる共通域内となる受取位置に配置される第1基板支持テーブル又は第2基板支持テーブルに受け入れられ、このテーブル上に支持された状態で印刷が施される。そして、基板が第1基板支持テーブルに受け入れられて印刷が施された場合には、この第1基板支持テーブルが第1送出位置に配置された状態で当該テーブルから基板が送り出されることにより印刷後の基板が第1基板搬出部から搬出され、他方、基板が第2基板支持テーブルに受け入れられて印刷が施された場合には、この第2基板支持テーブルが第2送出位置に配置された状態で当該テーブルから基板が送り出されることにより印刷後の基板が第2基板搬出部から搬出される。すなわち、このスクリーン印刷装置では、基板が共通域内となる受取位置に配置された第1基板支持テーブルに受け入れられる場合、印刷後の基板を支持する第2基板支持テーブルは、その前記移動可能域内において第1基板支持テーブルを避けた第2送出位置に位置され、基板が共通域内となる受取位置に配置された第2基板支持テーブルに受け入れられる場合、印刷後の基板を支持する第1基板支持テーブルは、その移動可能域内において第2基板支持テーブルを避けた第1送出位置に位置される。このスクリーン印刷装置によれば、二つの基板支持テーブルを使った二つの印刷工程を並行して同時進行させることができるので、印刷を効率良く行うことができとともに、従来のような付帯設備(振り分け装置)は不要であり、スクリーン印刷装置単独で一系統の上流側装置から基板を受け入れつつ当該基板に印刷を施して二系統の下流側装置に搬出することが可能となる。
このスクリーン印刷装置において、前記印刷実行部は、前記受取位置に配置された前記各基板支持テーブル上の基板に対して印刷を実施するように配置される。
このスクリーン印刷装置では、基板搬入部から搬入される基板に対して共通の印刷実行部で印刷が行われつつ第1又は第2基板搬出部から搬出される。
なお、前記印刷実行部は、前記第1送出位置に配置された前記第1基板支持テーブル上の基板に対して印刷を実施する第1印刷実行部と、前記第2送出位置に配置された前記第2基板支持テーブル上の基板に対して印刷を実施する第2印刷実行部とからなるものでもよい。
このスクリーン印刷装置では、基板が搬出される基板搬出部に応じて別々の印刷実行部で印刷が行われる。そのため、一系統の上流側装置から搬入される基板に対し異なるパターンの印刷を行いつつ二系統の下流側装置に搬出することが可能となる。
なお、上記のようなスクリーン印刷装置において、前記基板支持テーブルは、前記基板搬入部から搬入される基板を受け入れるとともに印刷後の基板を前記基板搬出部から搬出するコンベヤと、このコンベヤによる基板Wの基板搬送方向に移動可能に設けられかつ基板を前記印刷実行部において印刷が可能となるように前記コンベヤから持ち上げた状態でクランプするクランプ手段とを備え、かつ前記コンベヤにおける基板搬入部側の位置が基板待機位置とされる一方、前記基板搬出部側の位置が印刷実行位置とされており、前記クランプ手段は、前記基板待機位置において前記コンベヤ上の基板をクランプして前記印刷実行位置に移動させ、当該基板の印刷後、前記印刷実行位置においてクランプ状態を解除することにより前記コンベヤ上に基板を戻した後、後続の基板をクランプすべく前記基板待機位置に移動するように構成されているのが好ましい。
この構成によれば、印刷後の先行基板をコンベヤの駆動に基板搬出部から搬出させる間に、後続の基板をクランプして印刷実行位置に配置することが可能となるため、先行基板の印刷後、後続基板の印刷をより速やかに開始することが可能となる。
以上説明したように、本発明のスクリーン印刷装置によれば、二つの基板支持テーブルを使った二つの印刷工程を並行して同時進行させることができるので、印刷を効率良く行うことができとともに、装置単独で二系統の上流側装置から基板を受け入れつつ印刷を施して一系統の下流側装置に搬出すること、あるいは一系統の上流側装置から基板を受け入れつつ印刷を施して二系統の下流側装置に搬出することを含め、上流側装置あるいは下流装置の少なくとも一方側が二系統となるスクリーン印刷装置単独で、上流装置からから基板を受け入れつつ印刷を施して下流側装置に搬出することが可能となるため、従来のような切り換え装置や振り分け装置等の付帯設備を伴うことなく、少なくとも一方側が二系統となる一系統の装置と二系統の装置との間に介設することが可能となる。
本発明に係るスクリーン印刷装置の第1実施形態を示す平面図である。 スクリーン印刷装置を示す正面図である。 スクリーン印刷装置に組み込まれる基板支持テーブル及びその駆動機構等を示す平面図(スクリーン印刷装置から印刷実行部等を除いた状態の平面図)である。 基板支持テーブルの構成を示すスクリーン印刷装置の断面図(図3のIV−IV線断面図)である。 図4におけるクランプユニットの要部拡大図である((a)は基板の非クランプ状態、(b)は基板クランプ状態)。 スクリーン印刷装置に組み込まれる印刷実行部等を示す斜視図である。 印刷実行部を示す平面図である。 スクリーンマスクを保持するマスク保持機構を示す斜視図である。 マスク保持機構に組み込まれる回転駆動機構およびY軸駆動機構を説明するための当該マスク保持機構の平面模式図である((a)はマスク回転前、(b)はマスク回転後の状態をそれぞれ示す)。 制御装置による制御に基づくスクリーン印刷装置の印刷動作を説明する平面模式図である((a)、(b)は印刷動作を時系列的に示している)。 制御装置による制御に基づくスクリーン印刷装置の印刷動作を説明する平面模式図である((a)、(b)は印刷動作を時系列的に示している)。 本発明に係るスクリーン印刷装置の第2実施形態を示す平面模式図である((a)、(b)は印刷動作を時系列的に示している)。 本発明に係るスクリーン印刷装置の第3実施形態を示す平面模式図である((a)、(b)は印刷動作を時系列的に示している)。 本発明に係るスクリーン印刷装置の第4実施形態を示す平面模式図である。 本発明に係るスクリーン印刷装置の第5実施形態を示す平面模式図である。 本発明に係るスクリーン印刷装置の第6実施形態を示す平面模式図である。 本発明に係るスクリーン印刷装置の第7実施形態を示す平面模式図である((a)、(b)、(c)は印刷動作を時系列的に示している)。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の形態について詳述する。
図1および図2は、本発明に係るスクリーン印刷装置の第1実施形態を示しており、図1は平面図で、図2は正面図でそれぞれスクリーン印刷装置を概略的に示している。
スクリーン印刷装置1は、二系統の上流側装置と一系統の下流側装置との間に介設された状態でプリント回路板(PCB)の製造ラインに組み込まれるものである。図示の例では、スクリーン印刷装置1(以下、印刷装置1と略す)は、並列に配置された2台のローダL1、L2(第1ローダL1、第2ローダL2という)と1台の部品実装装置Mとの間に介設されており、上流側の各ローダL1、L2から繰り出されてくる基板Wに印刷を実施して下流側の部品実装装置Mに送り出す。
なお、以下の説明では、製造ラインにおける基板Wの搬送方向をX軸方向、水平面上でX軸方向と直交する方向をY軸方向、これらX軸、Y軸の両方向に直交する方句(鉛直方向)をZ軸方向として印刷装置1の説明を行う。
印刷装置1は、X軸方向における一方側の端部(基板搬送方向における上流側の端部)に2つの基板搬入部En1、En2(第1基板搬入部En1、第2基板搬入部En2という)を有する一方、他方側の端部(基板搬送方向における下流側の端部)に一つの基板搬出部Exを有しており、第1ローダL1から繰り出される基板Wを第1基板搬入部En1から装置内に、第2ローダL2から繰り出される基板Wを第2基板搬入部En2から装置内にそれぞれ搬入し、印刷後の基板Wを共通の基板搬出部Exから部品実装装置Mに搬出する。各基板搬入部En1、En2はY軸方向に所定間隔を隔てた位置に設けられており、基板搬出部ExはY軸方向において各基板搬入部En1、En2の間の位置に設けられている。なお、同図中、符号CL1、CL2、CMはそれぞれローダL1、L2および部品実装装置Mに装備されるベルトコンベヤ対であり、基板Wはこれらベルトコンベヤ対CL1、CL2、CM(以下、コンベヤ対CL1、CL2、CMと略す)に沿って搬送される。
印刷装置1は、その基台2上に、基板Wを支持するための2つの基板支持テーブル10A、10Bと、これら基板支持テーブル10A、10Bに支持された基板Wに個別に印刷を実施する2つの印刷実行部20A、20Bとを備えている。
基板支持テーブル10A、10B(第1基板支持テーブル10A、第2基板支持テーブル10Bという)は、前記基板搬入部En1、En2から搬入される基板Wを受け取って印刷が可能となるように支持するとともに印刷後の当該基板Wを基板搬出部Exから送り出すものであって、これらのうち第1基板支持テーブル10Aは、第1基板搬入部En1から搬入されてくる基板Wを受け取って第1印刷実行部20Aにより印刷が可能となるように基板Wを支持し、他方、第2基板支持テーブル10Bは、第2基板搬入部En2から搬入されてくる基板Wを受け取って第2印刷実行部20Bにより印刷が可能となるように基板Wを支持する。
各基板支持テーブル10A、10Bは、図3に示すように、X軸方向に細長の平面視略長方形の形状を有しており、テーブル駆動機構により個別にY軸方向に移動するように構成されている。テーブル駆動機構は、ねじ送り機構により構成されている。すなわち、各基板支持テーブル10A、10Bは、基台2上に設けられたY軸方向に延びる共通の固定レール3上に移動自在に支持されており、それぞれねじ軸5A、5Bを介してモータ4A、4Bにより駆動されるように構成されている。そして、後記制御装置によるモータ制御に基づき、第1基板支持テーブル10Aが、第1基板搬入部En1から搬入されてくる基板Wを受け取り可能な受取位置(図1、図3に示す位置;第1受取位置という)と基板Wを基板搬出部Exから搬出可能な位置(送出位置という)との間で移動する一方で、第2基板支持テーブル10Bが、第2基板搬入部En2から搬入されてくる基板Wを受け取り可能な受取位置(図1、図3に示す位置;第2受取位置という)と前記送出位置との間で移動するようになっている。すなわち、第1基板支持テーブル10Aはその移動可動域内となる第1受取位置と送出位置との間を移動可能であり、第2基板支持テーブル10Bはその移動可動域内となる第2受取位置と送出位置との間を移動可能である。送出位置は第1基板支持テーブル10Aと第2基板支持テーブル10Bのそれぞれの移動可能域が互いに一部重なり合う共通域内に位置する。第1基板支持テーブル10Aが共通域内である送出位置に位置する場合、第2基板支持テーブル10Bは移動可能域内において第1基板支持テーブル10Aを避けた第1受取位置に、第2基板支持テーブル10Bが共通域内である送出位置に位置する場合、第1基板支持テーブル10Aは移動可能域内において第2基板支持テーブル10Bを避けた第2受取位置に、それぞれ位置される。
各基板支持テーブル10A、10Bは、それぞれ搬入されてくる基板Wを受け取るとともに印刷後の基板Wを基板搬出部Exから送り出すためのコンベヤ対12と、このコンベヤ対12上の基板Wを印刷可能に支持固定するためのクランプユニット14と、このクランプユニット14をコンベヤ対12に沿ってX軸方向に移動させるためのクランプユニット駆動機構と、後記スクリーンマスク21を清掃するためのクリーニングユニット18等とを備える。
上記コンベヤ対12は、ベルトコンベヤからなり、モータ駆動により周回移動するベルト121により基板Wの両端部分を支持した状態で当該ベルトの移動に伴い基板WをX軸方向に搬送する(図5(a)参照)。コンベヤ対12を構成する2つのコンベヤのうち一方側のコンベヤは支柱を介して基板支持テーブル10A、10B上に固定的に支持された固定コンベヤであり、他方側のコンベヤは上記一方側のコンベヤに対して接離可能(Y軸方向に移動可能)となるように基板支持テーブル10A、10Bに支持された上でモータ等のアクチュエータにより駆動される可動コンベヤである。つまり、このコンベヤ対12は、基板Wのサイズに応じて間隔を変更可能な可変ストローク型コンベヤである。
なお、当実施形態では、装置前側(図1、図3の下側)に位置する第1基板支持テーブル10Aについては、コンベヤ対12のうち後側が固定コンベヤ、前側が可動コンベヤとされることにより後側のコンベヤを基準として間隔変更が可能とされ、他方、装置後側に位置する第2基板支持テーブル10Bは、コンベヤ対12のうち前側が固定コンベヤ、後側が可動コンベヤとされることにより前側のコンベヤを基準として間隔変更が可能となっている。
上記クランプユニット14は、基板支持テーブル10A、10B上に設けられた固定レール141に沿ってX軸方向に移動可能に支持されるベース部材140を有し、このベース部材140上にコンベヤ対12から基板Wを持ち上げて支持するバックアップ機構と、このバックアップ機構により持ち上げられた基板Wを固定するクランプ機構とを備える。
図4および図5(a)に示すように、バックアップ機構は、所定配列の複数本のバックアップピン151(以下、ピン151と略す)を備えかつリンク機構等を介して上記ベース部材140上に昇降可能に支持されるバックアップテーブル150(BUテーブル150という)と駆動用のモータ152等とを含み、このモータ152の駆動により、BUテーブル150が所定の退避位置とこの位置から上昇した作動位置とに変位するように構成されている。ここで、退避位置は、ピン151の先端位置がコンベヤ対12(ベルト121)に支持された基板Wの下面より低くなる位置(図5(a)に示す位置)であり、作動位置は、同基板Wの下面よりピン151の先端位置が高くなる位置である。従って、このバックアップ機構は、図5(b)に示すように、BUテーブル150が作動位置に配置されたときに基板Wをコンベヤ対12から持ち上げる。
クランプ機構は、コンベヤ対12の上方位置に配置されてX軸方向に互いに平行に延びる一対のクランプ部材160と、これらクランプ部材160が組付けられるアーム部材161と、クランプ部材駆動用のアクチュエータ、例えば二方向型のエアシリンダ162とを含む。両クランプ部材160のうち一方側(図4、図5(a)では左側)のものは、アーム部材161に対してY軸方向に変位可能に組付けられており、前記エアシリンダ162の駆動により同図に示す退避位置と図5(b)に示す前進位置とに変位する。つまり、クランプ機構は、同図(b)に示すように、一方側のクランプ部材160が退避位置から前進位置に変位することにより、前記バックアップ機構により持ち上げられた基板Wを他方側のクランプ部材160と共にY軸方向に挟み込んでクランプする。
クランプ機構の各アーム部材161は、コンベヤ対12を外側(Y軸方向における外側)から抱え込むように形成された上で、それぞれ各コンベヤ対12に組付けられたX軸方向の固定レール122にスライド可能に連結されている。このように各アーム部材161がコンベヤ対12(固定レール122)に連結されて案内されるように構成されることで、後に説明するようにクランプユニット14をX軸方向に移動させるようにしながらもコンベヤ対12と各クランプ部材160とのY軸方向の相対位置が一定に保持される。
また、各アーム部材161のうち一方側、具体的にはコンベヤ対12のうち固定コンベヤに連結される側のアーム部材161(図4では右側のアーム部材)はベース部材140に固定され、他方、可動コンベヤに連結される側のアーム部材161(図4では左側のアーム部材)はベース部材140上に設けられた固定レール164に沿ってY軸方向に変位可能に支持されている。従って、コンベヤ対12の間隔が変更されると、可動コンベヤと一体に一方側のアーム部材161がY軸方向に移動し、これにより両クランプ部材160の間隔が自動調整される。つまり、コンベヤ対12の間隔変更後に搬送される基板Wをクランプ可能な間隔に両クランプ部材160の間隔が自動的に変更される。なお、上記各クランプ部材160は、それらのうち可動コンベヤ側に組付けられるものが駆動されるように構成されており、この構成により基板Wは、固定コンベヤ側を基準としてクランプされるようになっている。従って、第1基板支持テーブル10Aのクランプユニット14では、装置後側を基準に基板Wがクランプされ、第2基板支持テーブル10Bのクランプユニット14では、装置前側を基準として基板Wがクランプされる。
クランプユニット駆動機構は、ねじ送り機構により構成されている。すなわち、クランプユニット14の前記ベース部材140は、基台2上に設けられたX軸方向に延びる固定レール141上に移動自在に支持され、ねじ軸142を介してモータ144により駆動されるように構成されている。そして、各基板支持テーブル10A、10Bにおいては、基板搬入部En1、En2近傍の位置が基板待機位置、これよりも下流側の所定の位置が印刷実行位置とされ、クランプユニット14が後記制御装置によるモータ制御に基づきこれら基板待機位置(図2の二点鎖線に示す位置)と印刷実行位置(図2の実線に示す位置)との間を移動する。
なお、図2、図4および図5では、第1基板支持テーブル10Aのクランプユニット14のみ示しているが、基板Wを装置前側基準でクランプする点を除き、第2基板支持テーブル10Bの構成も基本的には第1基板支持テーブル10Aと共通している。
クリーニングユニット18は、詳細図を省略しているが、後述するスクリーンマスク21の下面に摺接可能なパッドおよびこのパッドを介してスクリーンマスク21を負圧吸引する吸引ノズル等を含むクリーニングヘッドを備えており、基板支持テーブル10A、10BがY軸方向に移動する際に、このクリーニングヘッドをスクリーンマスク21の下面に摺接させることで当該マスク下面やパターン孔内に溜まったペーストを除去する。クリーニングヘッドは、基板支持テーブル10A、10Bに対して昇降可能に構成されており、清掃時のみスクリーンマスク21に摺接可能な作動位置に配置され、それ以外はこの作動位置から下降した退避位置に配置されるように構成されている。
なお、図1〜図3中の符号15は、前記コンベヤ対12が有するストッパ機構であり、コンベヤ対12上に受け入れられた基板Wを上記基板待機位置で待機させるためのものである。このストッパ機構15は、例えばエアシリンダ等のアクチュエータにより進退駆動されるストッパ軸を有しており、コンベヤ対12による基板Wの搬送路中に前記ストッパ軸を進出させて基板Wの移動を規制する作動状態と、搬送路外にストッパ軸を退避させて基板Wの移動を許容する停止状態とに切り換え可能に構成されている。
また、同図中の符号16は、クランプユニット14に搭載されるマスク認識カメラである。このマスク認識カメラ16は、CCDエリアセンサ等を備えたカメラであり、後記スクリーンマスク21と基板Wとの相対位置を認識するためにスクリーンマスク下面に記されるマークや記号等の標識を下側から撮像するものである。
なお、第1印刷実行部20Aは、基板を受け取るため第1受取位置に配置した時の第1基板支持テーブルの上方に設けられ、第2印刷実行部20Bは、基板を受け取るため第2受取位置に配置した時の第2基板支持テーブルの上方に設けられる。
図6は、印刷装置1から印刷実行部20A、20Bのみを抽出して示した斜視図である。各印刷実行部20A、20Bは、Y軸方向に並設され、それぞれマスク21を保持するためのマスク保持機構と、X軸方向に配設されるスキージユニット40と、Y軸方向に配設され、このスキージユニット40をY軸方向に移動させるスキージ駆動機構等とを含む。印刷実行部20A、20Bを構成する各機構等は、基台2上にX軸方向に所定間隔を隔てて設置され、第1基板搬入部En1から第1受取位置へ移動する基板W、第2基板搬入部En2から第2受取位置へ移動する基板W、および送出位置から基板搬出部Exへ移動する基板Wを跨ぐように、それぞれ門型に形成された一対の装置フレーム6に組付けられている。
各マスク保持機構は、図6〜図8に示すように、スクリーンマスク21(以下、マスク21と略す)が着脱可能に組付けられ矩形のマスク固定部材22と、このマスク固定部材22を昇降させるための昇降駆動機構と、同固定部材22を昇降駆動機構ごとZ軸回りに回転させる回転駆動機構と、同固定部材22を昇降駆動機構ごとY軸方向に移動させるためのY軸駆動機構とを含む。
マスク固定部材22は、図7および図8に示すように、中央に印刷用の開口部22aが形成された矩形形状を有しており、予め枠体に組付けられたマスク21が当該枠体と共に前記開口部22aを塞ぐようにこのマスク固定部材22に固定されるようになっている。
マスク固定部材22の上記各駆動機構は次のように構成されている。
各装置フレーム6には、Y軸方向に延びる固定レール25が設けられ、マスク固定部材22を昇降可能に支持するためのマスク支持部材24がこれら固定レール25に移動自在に支持されている。具体的には、マスク支持部材24は、固定レール25に沿って延びる一対のY軸プレート部24aとそれらの一端部同士を繋ぐX軸プレート部24bとからなる平面視コ字型の形状を有しており、前記各固定レール25に装着されたスライダ26a〜26cに対して各Y軸プレート部24aが連結されることによりY軸方向に移動可能となっている。
図8に示すように、マスク支持部材24の各Y軸プレート部24aには、Z軸方向に延びる一対のガイド軸251が貫通しており、これらガイド軸251の下端部に前記マスク固定部材22が固定されるとともに上端部に連結部材252が固定されている。マスク支持部材24の各Y軸プレート部24aには、両ガイド軸251の間の位置に一対のプーリ一体型ナット256が回転自在かつZ軸方向固定に組付けられており、これらプーリ一体型ナット256に対してそれぞれねじ軸254がZ軸方向に螺合挿入されるとともに当該ねじ軸254の両端が前記マスク固定部材22および連結部材252に固定支持されている。また、前記マスク支持部材24にモータ260が固定され、このモータ260の出力軸に図外の駆動プーリが装着され、この駆動プーリと、マスク支持部材24に組付けられた複数のアイドルプーリ257と、上記プーリ一体型ナット256とに亘って駆動ベルト258が装着される。
この構成により、モータ260が駆動すると、その回転が駆動ベルト258を介して前記プーリ一体型ナット256に伝動されて当該プーリ一体型ナット256が回転し、この回転に伴いねじ軸254がその軸方向に移動する結果、図8中に矢印で示すように、当該ねじ軸254に固定された前記マスク固定部材22がガイド軸251によって案内されつつ上下方向(Z軸方向)に移動する。そして、印刷時には、後記制御装置によるモータ260の制御により、マスク21が、基板支持テーブル10A、10Bに支持された基板W、詳しくはコンベヤ対12から持ち上げられた状態で上記クランプユニット14によりクランプされた状態の基板Wに重なる重装高さ位置(図8中の二点鎖線に示す位置)とこの高さ位置よりも上方の退避位置(同図中の実線に示す位置)とに変位するようになっている。
マスク支持部材24は、上記の通り各固定レール25に装着されたスライダ26a〜26cに連結されているが、詳しくは、特定位置を支点としてマスク支持部材24のZ軸回りの変位が許容されるようにリンク部材28a〜28cを介して各Y軸プレート部24aがスライダ26a〜26cに連結されている。図9(a)は、その構造の理解を容易にするためにマスク支持部材24等を模式的に示した図である。この図に示すように、マスク支持部材24は、一方側(同図では左側)のY軸プレート部24aにおける中間位置がピン29を介してスライダ26bに連結された上で、この一方側のY軸プレート部24aにおけるY軸方向両端の位置とスライダ26a、26cとがそれぞれ両端ピン連結のリンク部材28a、28cを介して連結されている。また、マスク支持部材24の他方側のY軸プレート部24aにおけるY軸方向両端および中間の三箇所とスライダ26a〜26cとが同様にそれぞれ両端ピン連結のリンク部材28a〜28cを介して連結されている。
そして、マスク支持部材24の各Y軸プレート部24aにそれぞれ連結された3つのスライダ26a〜26cのうち真ん中のスライダ26bにそれぞれナット部材33が固定され、これらナット部材33に対してY軸方向に延びるねじ軸32が螺合挿入されるとともに当該ねじ軸32が装置フレーム6に固定されたモータ30の出力軸と一体化されている。
この構成により、各モータ30が同方向に等速度で駆動されるとマスク支持部材24がそのままの状態を保ちつつY軸方向に移動する一方で、例えば図9(b)に示すように何れか一方のモータ30だけが駆動されると、上記ピン29を支点としてマスク支持部材24がZ軸回りに回動する。
上記印刷実行部20A、20Bにおいてそれぞれ、上記スキージユニット40は、上記マスク保持機構の上方に配置されている。このスキージユニット40は、クリーム半田、導電ペースト等のペーストをマスク21上でローリング(混練)しながら拡張するもので、単一のスキージ42と、マスク21に対するスキージ42の傾き方向および傾き角度を変更するための図外のスキージ角度可変機構と、前記スキージ42をこれがマスク21に摺接する印刷作業高さ位置とこの位置よりも上方の退避位置(図2、図6に示す位置)との間で昇降させる図外のスキージ昇降機構等とを含む。
スキージユニット40をY軸方向に駆動するスキージ駆動機構は、ねじ送り機構により構成されている。すなわち、図6および図7に示すように、各印刷実行部20A、20Bの各スキージユニット40は、装置フレーム6に設けられたY軸方向に延びる共通の固定レール44上に移動自在に支持されており、それぞれねじ軸47A、47Bを介してモータ46A、46Bにより互いに独立して駆動されるように構成されている。
なお、図6中において符号50は基板認識カメラであり、上記各基板支持テーブル10A、10B上に支持される基板Wと印刷実行部20A、20Bとの相対位置を認識するために基板Wのマークや記号等の標識を上側から撮像するものである。この基板認識カメラ50は、上記マスク認識カメラ16と同様にCCDエリアセンサ等を備えたカメラであり、装置フレーム6のうち基板搬入部En1、En2側に位置するものの各印刷実行部20A、20Bに対応する位置に固定されている。
この印刷装置1は、CPU等を構成要素とする図外の制御装置(制御手段)を備えており、前記モータ4A、4B等のアクチュエータ類およびマスク認識カメラ16等のカメラ類は全てこの制御装置に電気的に接続されている。従って、前記基板支持テーブル10A、10Bおよび印刷実行部20A、20Bによる一連の印刷処理動作、つまり基板搬入部En1、En2から搬入されてくる基板Wの受け取り、基板Wへの印刷および基板搬出部Exからの基板Wの搬出の一連の動作はこの制御装置により統括的に制御される。
次に、この制御装置の制御に基づく印刷装置1の印刷動作について図10および図11を参照しつつ説明する。
図10(a)は、印刷装置1において連続的に行われている印刷動作の特定時点の状態を模式的に示しており、具体的には、第2基板支持テーブル10Bに支持された基板Wの印刷終了直後の状態を示している。この時点の基板支持テーブル10A、10Bおよび印刷実行部20A、20Bの状態は以下の通りである。
第2基板支持テーブル10Bは、第2基板搬入部En2にコンベヤ対12が対応する第2受取位置に配置されている。この第2基板支持テーブル10Bにおいて、クランプユニット14は基板Wをクランプした状態で印刷実行位置に配置されており、基板待機位置には後続の基板Wが待機している。第2印刷実行部20Bは、所定の待機状態、すなわちマスク支持部材24が退避位置に配置されることにより基板Wからマスク21が離版され、かつスキージ42がマスク一端上方の待機位置に配置された状態とされている。
一方、第1基板支持テーブル10Aは、基板搬出部Exにコンベヤ対12が対応する前記送出位置に配置されている。この第1基板支持テーブル10Aは、先に印刷が行われた基板Wを基板搬出部Exから搬出した直後であり、クランプユニット14は基板待機位置に配置されて後続の基板Wをクランプした状態にある。ここで、基板Wのクランプは、クランプユニット14が基板待機位置に移動した後、図5に示すように、BUテーブル150により基板Wをコンベヤ対12から持ち上げ、さらに一対の前記クランプ部材160によりY軸方向両側から基板Wを挟持することにより行われる。
このような図10(a)に示す状態から、まず、第1基板支持テーブル10Aが第2受取位置、つまりコンベヤ対12が第1基板搬入部En1に対応する位置に向かって移動する。この際、クランプユニット14が移動することにより基板待機位置から印刷実行位置に基板Wを搬送するとともに、この搬送途中で、第1印刷実行部20Aに対応する位置の前記基板認識カメラ50により基板W上の複数の標識が撮像されることによりクランプユニット14上の基板Wの位置が画像認識される。また、クランプユニット14に搭載される前記マスク認識カメラ16により第1印刷実行部20Aのマスク21の複数の標識が撮像されることによりマスク21とクランプユニット14との相対位置が画像認識され、これらの認識結果に基づき、印刷実行位置におけるマスク21と基板Wとの位置ずれが求められるとともにこの位置ずれに応じたX軸、Y軸およびR軸(Z軸回り)方向の補正値(ΔX、ΔY、ΔR)が求められる。このような認識処理および補正値の演算は、基板認識カメラ50およびマスク認識カメラ16による撮像画像に基づき上記制御装置により行われる。
また、この第1基板支持テーブル10Aの移動に追従するように第2基板支持テーブル10Bが第1受取位置から送出位置に移動する。
これにより、図10(b)に示すように、第1基板支持テーブル10Aが第1受取位置に、第2基板支持テーブル10Bが送出位置にそれぞれ配置される。
第1基板支持テーブル10Aが第1受取位置に配置されると、第1印刷実行部20Aにより基板Wへの印刷が実行されるとともに、その間に、第2基板搬入部En2から後続の基板Wが第1基板支持テーブル10Aに受け入れられて基板待機位置に配置される。この際、印刷実行位置の基板Wはコンベヤ対12から持ち上げられた状態でクランプユニット14によりクランプされているためコンベヤ対12の駆動により当該後続基板Wの受け入れに伴い位置ずれを起こすことはない。
第1印刷実行部20Aによる基板Wの印刷では、まず、マスク支持部材24が退避位置から重装高さ位置に下降してマスク21が基板Wに重装される。この際、第1基板支持テーブル10Aが第1受取位置に配置された状態で、上記補正値(ΔX、ΔY、ΔR)に基づきモータ144により基板AのX軸方向の補正値ΔX分の位置補正が、2つのモータ30によりマスク21のY軸方向の補正値ΔY分の位置補正とR軸方向の補正値ΔR分の位置補正が、それぞれ実施されることによりマスク21が基板Wに対して適正に重装される。
基板Wへのマスク21の重装が完了すると、スキージ42が退避位置から印刷作業高さ位置に下降移動した後、スキージ42を含むスキージユニット40全体がY軸方向に移動することによって基板Wに印刷が実施される。
このように第1基板支持テーブル10Aの基板Wに対して印刷が行われている間、第2基板支持テーブル10Bでは、クランプユニット14による基板Wのクランプ状態が解除され、図11(a)に示すように、印刷後の基板Wが基板搬出部Exから搬出されるとともに、クランプユニット14が基板待機位置に移動して待機中の後続基板Wをクランプする。この際、印刷後の基板Wを搬出するためにコンベヤ対12が駆動されるが、基板待機位置で待機中の後続基板Wはストッパ機構15の作動により搬送停止状態にあり、これによりクランプユニット14による当該基板Wのクランプが可能となる。
第1基板支持テーブル10Aでの基板Wの印刷が終了すると、第1印刷実行部20Aが待機状態にリセットされる。すなわち、マスク支持部材24が退避位置に配置されることにより基板Wからマスク21が離版され、かつスキージ42がY軸方向移動先のマスク一端において上方の待機位置へ上昇移動された後、停止保持された状態にされ、その後、第1基板支持テーブル10Aが送出位置に移動する。
その一方で、第2基板支持テーブル10Bが第2受取位置に移動する。この際、クランプユニット14の移動に伴い基板Wが基板待機位置から印刷実行位置に搬送されるとともに、この搬送途中に、第2印刷実行部20Bに対応する位置の基板認識カメラ50により基板W上の複数の標識が撮像され、又マスク認識カメラ16により第2印刷実行部20Bのマスク21の標識が撮像されることによりマスク21と基板Wとの相対位置が画像認識され、これらの認識結果に基づき上記補正値(ΔX、ΔY、ΔR)が求められる。
こうして、図11(b)に示すように第1基板支持テーブル10Aが送出位置に、第2基板支持テーブル10Bが第2受取位置にそれぞれ配置されると、上記補正値(ΔX、ΔY、ΔR)に基づく位置補正が実施され、マスク21が基板Wに対して適正に重装され、第2基板支持テーブル10Bの印刷実行位置に配置された基板Wに対して第2印刷実行部20Bにより印刷が実施されるとともに同図に示すように後続の基板Wが当該第2基板支持テーブル10Bに受け入れられる。他方、第1基板支持テーブル10Aについては、クランプユニット14による基板Wのクランプが解除されて印刷後の当該基板Wが基板搬出部Exから搬出される。
このようにして以後、第1基板搬入部En1から搬入される基板Wが第1基板支持テーブル10Aに、第2基板搬入部En2から搬入される基板Wが第2基板支持テーブル10Bにそれぞれ受け入れ、各印刷実行部20A、20Bにおいて基板Wの印刷が交互に行われながら当該印刷後の基板Wが共通の基板搬出部Exから部品実装装置Mに搬出される。
以上のように、この印刷装置1によれば、第1基板支持テーブル10Aを使った、主に、基板Wの待機位置への搬入、基板クランプ、基板Wの待機位置から印刷位置への移動、印刷、基板クランプ解除、基板搬出、および基板搬出と並行した基板クランプ装置の印刷位置から待機位置への移動からなる印刷工程と、第2基板支持テーブル10Bを使った、主に、基板Wの待機位置への搬入、基板クランプ、基板Wの待機位置から印刷位置への移動、印刷、基板クランプ解除、基板搬出、および基板搬出と並行した基板クランプ装置の印刷位置から待機位置への移動からなる印刷工程とを、実行のタイミングはずらしながらも並行して同時進行させることができるので、基板Wの印刷を効率良く行うことができる。
また、従来のような搬送路の切り換え装置等の付帯設備は不要であり、印刷装置単独で二系統の上流側装置、つまり2台のローダL1、L2から基板Wを受け入れつつ印刷を施して一系統の下流側装置、つまり1台の部品実装装置Mに搬出することができる。そのため、二系統の上流側装置と一系統の下流側装置との間に印刷装置1を介設しながらも製造ラインをコンパクトに構成することができる。
その上、この印刷装置1では、印刷実行部として第1基板搬入部En1から搬入される基板Wに印刷を行う第1印刷実行部20Aと第2基板搬入部En2から搬入される基板Wに印刷を実行する第2印刷実行部20Bとを備えているため、2台のローダL1、L2からそれぞれ繰り出されてくる基板Wに対して互いに異なるパターンの印刷を行いながら部品実装装置Mに送り出すことができるという利点がある。
また、この印刷装置1では、各基板支持テーブル10A、10Bにおいてクランプユニット14が印刷実行位置と基板待機位置とに移動可能に設けられており、上記の通り、印刷終了後、先行基板W(印刷が実施された基板W)のクランプが解除されて当該基板Wが搬出されている最中にクランプユニット14が基板待機位置に移動して待機中の後続基板Wをクランプし、送出位置から受取位置(第1受取位置、第2受取位置)へ基板支持テーブル10A、10Bが移動する間に当該基板Wが印刷実行位置に配置されるように構成されている。つまり、先行基板Wの搬出後、基板支持テーブル10A、10Bが受取位置(第1受取位置、第2受取位置)にリセットされるのとほぼ同時に印刷実行部20A、20Bによる後続基板Wの印刷が可能となる。従って、先行基板Wの搬出後、後続基板Wの印刷を可及的速やかに実施することが可能であり、これにより2台のローダL1、L2からそれぞれ繰り出されてくる基板Wに対して、同一パターンの印刷をする場合においても互いに異なるパターンの印刷をする場合においても、基板Wの印刷を効率良く行うことができるという利点もある。
次に、本発明に係るスクリーン印刷装置の第2実施形態について図12を参照しつつ説明する。
図12(a)は第2実施形態に係るスクリーン印刷装置1A(以下、印刷装置1Aと略す)を平面図で模式的に示している。この第2実施形態に係る印刷装置1Aは、次の点で第1実施形態の印刷装置1と構成が相違している。
まず、各基板支持テーブル10A、10Bは、後続の基板Wを待機させておくためのスペース(基板待機位置)を有しておらず、基板搬入部En1、En2から基板支持テーブル10A、10Bに受け入れられる基板Wは、印刷実行部20A、20Bの下方位置(印刷実行位置)にそのまま搬送され、この位置でクランプユニット14によりクランプされる。なお、クランプユニット14は、第1実施形態と同様にX軸方向に移動可能であるが、その可動範囲は、マスク重装時にマスク21と基板Wとの相対位置を補正できる範囲に限定される。
また、図示を省略するが、マスク認識カメラ16および基板認識カメラ50はモータ等を駆動源とする移動機構に連結され、マスク21と基板Wとの間に介在する位置(撮像位置)と、マスク21と基板Wとの間から外側に退避した位置(退避位置)とに亘って移動可能とされている。つまり、この印刷装置1Aでは、基板Wのクランプ後、マスク21の重装前に、マスク認識カメラ16および基板認識カメラ50がマスク21と当該基板Wとの間に介在してそれぞれ標識を撮像することによりマスク21と基板Wとの相対位置を認識し、その認識結果に基づいてマスク重装時の上記補正値(ΔX、ΔY、ΔR)を求めるように構成されている。
この印刷装置1Aでは、マスク21は基台2に固定される一方、第1基板支持テーブル10Aの移動基台に対してクランプユニット14がX軸方向、Z軸方向およびZ軸回りのR軸方向にそれぞれ移動可能に設けられており、第1基板搬入部En1から第1基板支持テーブル10Aに基板Wが受け入れられ(図12(a))、当該基板Wがクランプユニット14によりクランプされた後、各モータによりそれぞれ駆動されて、Z軸方向に上昇しつつ上記補正値(ΔX、ΔY、ΔR)に基づきクランプユニット14がX軸方向、R軸方向、第1基板支持テーブル10Aの移動基台がY軸方向にそれぞれ補正値分移動した後、さらにZ軸方向に上昇し当該基板Wが下方からマスク21に重装されて印刷が行われる(図12(b))。印刷終了後は、各モータによりそれぞれ駆動されて、版離れのためクランプユニット14がZ軸方向に下降しつつ、X軸方向に−ΔX、R軸方向に−ΔR移動する。その後第1基板支持テーブル10Aの移動基台がY軸方向に移動することで、第1基板支持テーブル10Aが送出位置に移動し、これにより印刷後の基板Wが基板搬出部Exから搬出される(図12(c))。
そして、このような第1基板支持テーブル10Aにおける基板Wの受入れ、基板Wの印刷および基板Wの搬出動作と、第2基板支持テーブル10Bにおける基板Wの受入れ(図12(a))、基板Wの印刷(図12(a))および基板Wの搬出(図12(b))とが一定の時間差をもって実行されることにより、第1基板搬入部En1から搬入される基板Wを第1基板支持テーブル10Aに、第2基板搬入部En2から搬入される基板Wを第2基板支持テーブル10Bにそれぞれ受け入れつつ、各印刷実行部20A、20Bにおいて基板Wの印刷が交互に行われて共通の基板搬出部Exから部品実装装置Mに搬出される。
すなわち、第1基板支持テーブル10Aは移動可動域内となる第1受取位置と送出位置の間を移動可能であり、第2基板支持テーブル10Bは移動可動域内となる第2受取位置と送出位置の間を移動可能である。送出位置は第1基板支持テーブル10Aと第2基板支持テーブル10Bのそれぞれの移動可能域が互いに重なり合う共通域内に位置する。第1基板支持テーブル10Aが共通領域である送出位置に位置する場合、第2基板支持テーブル10Bは移動可能域内において第1基板支持テーブル10Aを避けた第1受取位置に、第2基板支持テーブル10Bが共通領域である送出位置に位置する場合、第1基板支持テーブル10Aは移動可能域内において第2基板支持テーブル10Bを避けた第2受取位置に、それぞれ位置される。
このような第2実施形態の印刷装置1Aにおいても、第1基板支持テーブル10Aを使った、主に、基板搬入、基板クランプ、印刷、基板クランプ解除、基板搬出からなる印刷工程と、第2基板支持テーブル10Bを使った、主に、基板搬入、基板クランプ、印刷、基板クランプ解除、基板搬出からなる印刷工程とを、実行のタイミングはずらしながらも並行して同時進行させることができるので、基板Wの印刷を効率良く行うことができる。
また、印刷装置1A単独で2台のローダL1、L2から基板Wを受け入れつつ印刷を実施して1台の部品実装装置Mに搬出することができる。そのため、第1実施形態の印刷装置1と同様に製造ラインをコンパクトに構成する上で有用なものとなる。特に、この第2実施形態の印刷装置1Aでは、各基板支持テーブル10A、10Bが基板Wを待機させておくためのスペース(基板待機位置)を有していない分、基板支持テーブル10A、10BがX軸方向にコンパクトになる。そのため、製造ラインを基板搬送方向(X軸方向)にコンパクト化できるという利点がある。
次に、本発明に係るスクリーン印刷装置の第3実施形態について図13を参照しつつ説明する。
図13(a)は第3実施形態に係るスクリーン印刷装置1B(以下、印刷装置1Bと略す)を平面図で模式的に示している。この第3実施形態に係る印刷装置1Bは、上述した第2実施形態の印刷装置1A(図12参照)の変形であり、以下の点で第2実施形態の印刷装置1Aと構成が相違する。
まず、印刷実行部として、各基板支持テーブル10A、10B上の基板Wに印刷を実施する共通の印刷実行部20が設けられており、この印刷実行部20が、基板Wを搬出するための上記送出位置の上方位置に配置されている。また、基板認識カメラ50は、基板支持テーブル10A、10B上に基板Wを受け入れるための上記第1、第2受取位置の上方位置にそれぞれ固定的に配置されており、クランプユニット14によりクランプされた基板支持テーブル10A、10B上の基板Wのそれぞれ複数箇所の標識を第1、第2受取位置において撮像するようになっている。さらに、マスク認識カメラ16は、第1の実施形態と同様にクランプユニット14に固定的に設けられており、基板Wに印刷を実施すべく基板支持テーブル10A、10Bが第1、第2受取位置から送出位置に移動する途中で、マスク21の複数箇所の標識を撮像するように構成されている。
この印刷装置1Bでは、第1基板搬入部En1から第1基板支持テーブル10Aに基板Wが受け入れられ(図13(a))、クランプユニット14により当該基板Wがクランプされた後、第1基板支持テーブル10Aが第1受取位置から送出位置に移動することにより当該基板Wが印刷実行部20の下方に配置される。そして、この状態で基板W側において位置補正が行われた後基板Wがマスク21に重装されて印刷が行われ、印刷終了後は、基板Wのクランプが解除された後、基板Wがマスク21から離れる版離れがされ、コンベヤ対12の駆動に基板Wがそのまま第1基板支持テーブル10Aから基板搬出部Exを介して搬出される。
そして、このような第1基板支持テーブル10Aにおける基板Wの受入れ、基板Wの印刷および基板Wの搬出動作と、第2基板支持テーブル10Bにおける基板Wの受入れ(図13(b))、基板Wの印刷(図13(a))および基板Wの搬出とが一定の時間差をもって実行されることにより、第1基板搬入部En1から搬入される基板Wが第1基板支持テーブル10Aに、第2基板搬入部En2から搬入される基板Wが第2基板支持テーブル10Bにそれぞれ受け入れつつ、印刷実行部20において基板Wの印刷が交互に行われて共通の基板搬出部Exから部品実装装置Mに搬出される。
すなわち、第1基板支持テーブル10Aは移動可動域内となる第1受取位置と送出位置の間を移動可能であり、第2基板支持テーブル10Bは移動可動域内となる第2受取位置と送出位置の間を移動可能である。送出位置は印刷実行部を兼ね、第1基板支持テーブル10Aと第2基板支持テーブル10Bのそれぞれの移動可能域が互いに重なり合う共通域内に位置する。第1基板支持テーブル10Aが共通域内である送出位置に位置する場合、第2基板支持テーブル10Bは移動可能域内において第1基板支持テーブル10Aを避けた第1受取位置に、第2基板支持テーブル10Bが共通域内である送出位置に位置する場合、第1基板支持テーブル10Aは移動可能域内において第2基板支持テーブル10Bを避けた第2受取位置に、それぞれ位置される。
このような第3実施形態の印刷装置1Bによれば、第1基板支持テーブル10Aを使った、主に、基板搬入、基板クランプ、印刷、基板クランプ解除、基板搬出からなる印刷工程と、第2基板支持テーブル10Bを使った、主に、基板搬入、基板クランプ、印刷、基板クランプ解除、基板搬出からなる印刷工程とを、実行のタイミングはずらしながらも並行して同時進行させることができるので、基板Wの印刷を効率良く行うことができる。従って、各ローダL1、L2からそれぞれ繰り出されてくる基板Wに共通パターンの印刷を実施する場合に有用であり、一つの印刷実行部20を備えた簡素な構成でもって効率的に印刷を実施することができる。
次に、本発明に係るスクリーン印刷装置の第4実施形態について図14を参照しつつ説明する。
図14(a)は第4実施形態に係るスクリーン印刷装置1C(以下、印刷装置1Aと略す)を平面図で模式的に示している。この第4実施形態に係る印刷装置1Cは、一系統の上流側装置と二系統の下流側装置との間に介設されるものであり、以下の点で第1実施形態の印刷装置1と構成が相違しており、それ以外の構造は第1実施形態の印刷装置1と基本的に共通している。
この印刷装置1Cは、一つの基板搬入部Enと二つの基板搬出部Ex1、Ex2(第1基板搬出部Ex1、第2基板搬出部Ex2)とを有している。図示の例では、印刷装置1Cは、1台のローダLと2台の部品実装装置M1、M2(第1部品実装装置M1、第2部品実装装置M2)との間に介設されており、ローダLから繰り出される基板Wを基板搬入部Enより装置内に搬入し、印刷後の基板Wを第1基板搬出部Ex1から第1部品実装装置M1に、又は第2基板搬出部Ex2から第2部品実装装置M2に搬出する。各基板搬出部Ex1、Ex2はY軸方向に所定間隔を隔てた位置に設けられており、基板搬入部EnはY軸方向において各基板搬出部Ex1、Ex2の間の位置に設けられている。なお、同図中、符号CL、CM1、CM2はそれぞれローダLおよび部品実装装置M1、M2に装備されるベルトコンベヤ対である。
また、この印刷装置1Cは、各基板支持テーブル10A、10B上の基板Wに印刷を実行する共通の印刷実行部20と同基板Wの標識を撮像する共通の基板認識カメラ50とを備えている。ここで、第4実施形態の印刷装置1Cでは、第1基板支持テーブル10Aは、基板搬入部Enから搬入されてくる基板Wを受け取り可能な受取位置と印刷後の基板Wを第1基板搬出部Exから搬出可能な位置(第1送出位置という)との間を移動し、他方、第2基板支持テーブル10Bは、上記受取位置と印刷後の基板Wを第2基板搬出部Exから搬出可能な位置(第2送出位置という)との間を移動するように構成されており、上記印刷実行部20および基板認識カメラ50は、上記受取位置に配置された状態における当該基板支持テーブル10A、10Bの上方位置に設けられている。
すなわち、第1基板支持テーブル10Aは移動可動域内となる受取位置と第1送出位置の間を移動可能であり、第2基板支持テーブル10Bは移動可動域内となる受取位置と第2送出位置の間を移動可能である。受取位置は印刷実行部を兼ね、第1基板支持テーブル10Aと第2基板支持テーブル10Bのそれぞれの移動可能域が互いに重なり合う共通域内に位置する。第1基板支持テーブル10Aが共通域内である受取位置に位置する場合、第2基板支持テーブル10Bは移動可能域内において第1基板支持テーブル10Aを避けた第1送出位置に、第2基板支持テーブル10Bが共通域内である受取位置に位置する場合、第1基板支持テーブル10Aは移動可能域内において第2基板支持テーブル10Bを避けた第2送出位置に、それぞれ位置される。
この印刷装置1Cでは、図14(a)に示すように、第1基板支持テーブル10Aが受取位置に配置され、基板Wをクランプしたクランプユニット14が印刷実行位置に配置されることにより当該基板Wに対して印刷実行部20により印刷が実施されるとともに、この印刷の間に、ローダLから繰り出される後続の基板Wが基板搬入部Enから第1基板支持テーブル10A上に受け入れて基板待機位置に待機させられる。
第1基板支持テーブル10A上の基板Wの印刷が終了すると、図14(b)に示すように、第1基板支持テーブル10Aが受取位置から第1送出位置に移動する。そして、図14(c)に示すように、基板Wのクランプが解除されてコンベヤ対12の駆動により印刷後の基板Wが第1基板搬出部Ex1から第1部品実装装置M1に搬出されるとともに、クランプユニット14が基板待機位置に移動して後続の基板Wをクランプする。その後、第1基板支持テーブル10Aが第1送出位置から受取位置に移動するとともにその間に当該クランプユニット14が基板待機位置から印刷実行位置に移動することにより、当該基板Wの印刷準備が行われる。
そして、第2基板支持テーブル10Bにおいては、このような第1基板支持テーブル10Aの受取位置における基板Wの印刷および後続基板Wの受入れと並行して、第2送出位置における印刷後の基板Wの第2基板搬出部Ex2から第2部品実装装置M2への搬出、およびクランプユニット14が基板待機位置に移動しての後続の基板Wのクランプが実行され、第1基板支持テーブル10Aの受取位置から第1送出位置への移動に並行して、クランプユニット14の基板待機位置から印刷実行位置への移動および第2基板支持テーブル10Bの受取位置への移動が実施される。第1基板支持テーブル10Aの第1送出位置における印刷後の基板Wの第1基板搬出部Ex1から第1部品実装装置M1への搬出、およびクランプユニット14が基板待機位置に移動しての後続の基板Wのクランプに並行し、第2基板支持テーブル10Bにおいては、受取位置における基板Wの印刷および後続基板Wの受入れが実施される。
このように、第1基板支持テーブル10Aにおける基板Wの印刷、後続基板Wの受入れ、および基板Wの第1基板搬出部Ex1からの搬出動作と、第2基板支持テーブル10Bに支持された基板Wの印刷、後続基板Wの受入れ、および基板Wの第2基板搬出部Ex2からの搬出動作とが一定の時間差をもって実行されることにより、共通の基板搬入部Enから搬入される基板Wが基板支持テーブル10A、10Bに受け入れつつ印刷実行部20において印刷が交互に行われて基板搬出部Ex1、Ex2からそれぞれ部品実装装置M1、M2に搬出される。
このような第4実施形態の印刷装置1Cによれば、第1基板支持テーブル10Aを使った、主に、基板Wの待機位置への搬入、基板クランプ、基板Wの待機位置から印刷位置への移動、印刷、基板クランプ解除、基板搬出、および基板搬出と並行した基板クランプ装置の印刷位置から待機位置への移動からなる印刷工程と、第2基板支持テーブル10Bを使った、主に、基板Wの待機位置への搬入、基板クランプ、基板Wの待機位置から印刷位置への移動、印刷、基板クランプ解除、基板搬出、および基板搬出と並行した基板クランプ装置の印刷位置から待機位置への移動からなる印刷工程とを、実行のタイミングはずらしながらも並行して同時進行させることができるので、基板Wの印刷を効率良く行うことができる。
また、従来のような基板Wの振り分け装置等の付帯設備は不要であり、印刷装置単独で一系統の上流側装置、つまり1台のローダLから基板Wを受け入れつつ印刷を施して二系統の下流側装置、つまり2台の部品実装装置M1、M2に搬出することができる。そのため、一系統の上流側装置と二系統の下流側装置との間に印刷装置1Cを介設しながらも製造ラインをコンパクトに構成できる。特に、この第4実施形態の印刷装置1Cは、1台のローダL1からそれぞれ繰り出されてくる基板Wに共通パターンの印刷を実施して各部品実装装置M1、M2に送り出す場合に有用であり、一つの印刷実行部20で効率的に印刷を実施することができる。
また、この印刷装置1Cも第1実施形態の印刷装置1と同様に、各基板支持テーブル10A、10B上でクランプユニット14が印刷実行位置と基板待機位置とに移動可能に設けられており、上記の通り、印刷終了後、先行基板W(印刷が実施された基板W)の搬出最中にクランプユニット14が基板待機位置に移動して待機中の後続基板Wをクランプし、受取位置に基板支持テーブル10A、10Bがリセットされるまでの間に当該基板Wが印刷実行位置に配置されるように構成されている。つまり、基板支持テーブル10A、10Bが受取位置にリセットされるのとほぼ同時に印刷実行部20による印刷が可能である。従って、先行基板Wの搬出後、後続基板Wの印刷を可及的速やかに実施することが可能であり、これにより基板Wの印刷を効率良く行うことができるという利点もある。
次に、本発明に係るスクリーン印刷装置の第5実施形態について図15を参照しつつ説明する。
図15(a)は第5実施形態に係るスクリーン印刷装置1D(以下、印刷装置1Dと略す)を平面図で模式的に示している。この第5実施形態に係る印刷装置1Dは、第4実施形態の印刷装置1C(図14参照)の変形であり、以下の点で第4実施形態の印刷装置1Cと構成が相違している。
まず、基板支持テーブル10A、10Bは、後続の基板Wを待機させておくスペース(基板待機位置)を有しておらず、基板搬入部Enから基板支持テーブル10A、10Bに受け入れられる基板Wは、そのまま受取位置、すなわち印刷実行部20の下方位置(印刷実行位置)に搬送され、この位置でクランプユニット14によりクランプされる。なお、クランプユニット14は、X軸方向に移動可能であるが、その可動範囲は、マスク重装時にマスク21と基板Wとの相対位置を補正できる範囲に限定される。
また、図示を省略するが、マスク認識カメラ16および基板認識カメラ50はモータ等を駆動源とする移動機構に連結され、マスク21と基板Wとの間に介在する位置(撮像位置)と、マスク21と基板Wとの間から外側に退避した位置(退避位置)とに亘って移動可能とされている。つまり、この印刷装置1Aでは、基板Wのクランプ後、マスク21の重装前に、マスク認識カメラ16および基板認識カメラ50がマスク21と当該基板Wとの間に介在してそれぞれ標識を撮像することによりマスク21と基板Wとの相対位置を認識し、その認識結果に基づいてマスク重装時の上記補正値(ΔX、ΔY、ΔR)を求めるように構成されている。
この印刷装置1Dでは、マスク21は基台2に固定される一方、第1基板支持テーブル10A、第2基板支持テーブル10Bの移動基台に対して、それぞれのクランプユニット14がX軸方向、Z軸方向およびZ軸回りのR方向にそれぞれ移動駆動可能に設けられており、基板搬入部Enから第1基板支持テーブル10A、第2基板支持テーブル10Bに基板Wが受け入れられ、当該基板Wがクランプユニット14によりクランプされた後、Z軸方向に上昇しつつ上記補正値(ΔX、ΔY、ΔR)に基づきクランプユニット14がX軸方向、R軸方向、第1基板支持テーブル10Aの移動基台がY軸方向にそれぞれ補正値分移動した後、さらにZ軸方向に上昇して当該基板Wが下方からマスク21に重装されて印刷が行われる(図15(a)、図15(b))。印刷終了後は、第1基板支持テーブル10Aが第1送出位置に、第2基板支持テーブル10Bが第2搬出位置に移動し、これにより印刷後の基板Wが第1基板搬出部Ex1から第1部品実装装置M1に、第2基板搬出部Ex2から第1部品実装装置M1に搬出される(図15(b)、図15(a))。
そして、このような第1基板支持テーブル10Aにおける基板Wの受入れ、基板Wの印刷および基板Wの搬出動作と、第2基板支持テーブル10Bにおける基板Wの受入れ、基板Wの印刷(図15(b))および基板Wの搬出動作(図15a)とが一定の時間差をもって実行されることにより、共通の基板搬入部Enから搬入される基板Wが基板支持テーブル10A、10Bに受け入れつつ印刷実行部20において印刷が交互に行われて基板搬出部Ex1、Ex2からそれぞれ部品実装装置M1、M2に搬出される。
このような第5実施形態の印刷装置1Dにおいても、第1基板支持テーブル10Aを使った、主に、基板Wの搬入、基板クランプ、印刷、基板クランプ解除、基板搬出からなる印刷工程と、第2基板支持テーブル10Bを使った、主に、基板Wの搬入、基板クランプ、印刷、基板クランプ解除、基板搬出からなる印刷工程とを、実行のタイミングはずらしながらも並行して同時進行させることができるので、基板Wの印刷を効率良く行うことができる。
また、印刷装置1D単独で1台のローダLから基板Wを受け入れつつ印刷を施して2台の部品実装装置M1、M2に搬出することができる。そのため、第4実施形態の印刷装置1Cと同様に製造ラインをコンパクトに構成する上で有用なものとなる。特に、この第5実施形態の印刷装置1Dでは、各基板支持テーブル10A、10Bが基板Wを待機させておくためのスペース(基板待機位置)を有していない分、基板支持テーブル10A、10BがX軸方向にコンパクトになる。そのため、製造ラインを基板搬送方向(X軸方向)にコンパクト化できるという利点がある。
次に、本発明に係るスクリーン印刷装置の第6実施形態について図16を参照しつつ説明する。
図16(a)は第6実施形態に係るスクリーン印刷装置1E(以下、印刷装置1Eと略す)を平面図で模式的に示している。この第6実施形態に係る印刷装置1Eは、上述した第5実施形態の印刷装置1D(図15参照)の変形であり、以下の点で第5実施形態の印刷装置1Dと構成が相違する。
まず、この印刷装置1Eには2つの印刷実行部20A、20Bが設けられおり、これらの印刷実行部20A、20Bが、各基板支持テーブル10A、10B上の基板Wを搬出するための第1、第2送出位置の上方位置に配置されている。
また、基板認識カメラ50は、基板Wを基板支持テーブル10A、10B上に受け入れるための受取位置の上方位置に固定的に配置されており、クランプユニット14によりクランプされた基板支持テーブル10A、10B上の基板Wの標識を受取位置で撮像するように構成されている。さらに、マスク認識カメラ16は、クランプユニット14に固定的に設けられており、基板Wに印刷を実施するべく基板支持テーブル10A、10Bが受取位置から第1又は第2送出位置に移動する途中で、マスク21の標識を撮像するように構成されている。
この印刷装置1Eでは、例えば、受入位置に第1基板支持テーブル10Aが配置された状態で基板搬入部Enから当該第1基板支持テーブル10A上に基板Wが受け入れられ、当該基板Wがクランプユニット14によりクランプされるとともに基板認識がされる(図16(a))。その後、各モータによりそれぞれ駆動されて、第1基板支持テーブル10Aが第1受取位置に移動しつつマスク認識がされ、それらの認識結果に基づきクランプユニット14がX軸方向、R軸方向、第1基板支持テーブル10Aの移動基台がY軸方向にそれぞれ補正値分移動した後、Z軸方向に上昇して、マスク21に基板Wが重装されて印刷が実施される。この印刷の後、第1基板搬出部Exから第1部品実装装置M1に搬出される(図16(b))。
そして、このような第1基板支持テーブル10Aにおける基板Wの受入れ、基板Wの印刷および基板Wの搬出動作と、第2基板支持テーブル10Bにおける基板Wの受入れ(図16(b))、基板Wの印刷(図16(a))および基板Wの搬出動作とが一定の時間差をもって実行されることにより、共通の基板搬入部Enから搬入される基板Wが基板支持テーブル10A、10Bに受け入れつつ印刷実行部20A、20Bにおいて交互に印刷が実施されて基板搬出部Ex1、Ex2からそれぞれ部品実装装置M1、M2に搬出される。
このような第6実施形態の印刷装置1Eによれば、第1基板支持テーブル10Aを使った、主に、基板Wの搬入、基板クランプ、印刷、基板クランプ解除、基板搬出からなる印刷工程と、第2基板支持テーブル10Bを使った、主に、基板Wの搬入、基板クランプ、印刷、基板クランプ解除、基板搬出からなる印刷工程とを、実行のタイミングはずらしながらも並行して同時進行させることができるので、基板Wの印刷を効率良く行うことができる。
また、1台のローダL1からそれぞれ繰り出されてくる基板Wに異なるパターンの印刷を実施しながら部品実装装置M1,M2に送り出す場合に有用となる。
次に、本発明に係るスクリーン印刷装置の第7実施形態について図17を参照しつつ説明する。
印刷装置1Fは、二系統の上流側装置と二系統の下流側装置との間に介設されるものであり、以下の点で第2実施形態の印刷装置1Bと構成が相違しており、それ以外の構造は第2実施形態の印刷装置1Bと基本的に共通している。
この印刷装置1Fは、Y軸方向に所定間隔を隔てた位置に設けられた二つの基板搬入部En1、En2(第1基板搬入部En1、第2基板搬入部En2)と、同じくY軸方向に所定間隔を隔てた位置に設けられた二つの基板搬出部Ex1、Ex2(第1基板搬出部Ex1、第2基板搬出部Ex2)とを有し、第1基板搬出部Ex1と第2基板搬出部Ex2との間隔の方が狭く設けられている。
第1基板支持テーブル10Aは、印刷後の基板Wを第2基板搬出部Ex2から搬出可能な第2送出位置と、第1基板搬入部En1から搬入される基板Wを受取可能な第1受取位置よりY方向前側の第1退避位置Tes1との間で、レール3上に移動自在に支持されている。第2基板支持テーブル10Bは、印刷後の基板Wを第1基板搬出部Ex1から搬出可能な第1送出位置と、第2基板搬入部En2から搬入される基板Wを受取可能な第2受取位置よりY方向後側の第2退避位置Tes2との間で、共通のレール3上に移動自在に支持されている。これにより、第1送出位置と第2送出位置の間が、第1基板支持テーブル10Aと第2基板支持テーブル10Bのそれぞれの移動可能域の一部が互いに重なり合う共通域となる。
この印刷装置1Fでは、第1基板搬入部En1から第1受入位置の第1基板支持テーブル10Aに受け入れられた基板Wは、クランプユニット14によりクランプされ、マスク認識、基板認識がされ、印刷実行部20Aの下方の印刷位置(第1受入位置と同じ)において、マスク21との間で位置補正がなされた後マスク21に基板Wが重装されて印刷が実施される。ほぼ同じタイミングで第1基板搬入部En2から第2受入位置の第2基板支持テーブル10Aに受け入れられた基板Wは、クランプユニット14によりクランプされ、マスク認識、基板認識がされ、印刷実行部20Aの下方の印刷位置(第2受入位置と同じ)において、マスク21との間で位置補正がなされた後マスク21に基板Wが重装されて印刷が実施される(図17(a))。
その後、第1基板支持テーブル10Aが第2送出位置へ移動するとともに、第2基板支持テーブル10Bが第2受入位置より後側の第2退避位置Tes2に移動する。移動後第1基板支持テーブル10Aにおいてクランプユニット14によるクランプが解除されるとともに、基板Wが第2基板搬出部Ex2から部品実装装置M2に搬出される(図17(b))。
その後、第1基板支持テーブル10Aが第2送出位置から第1送出位置を通過し前側の第1退避位置Tes1へ移動するとともに、第2基板支持テーブル10Bが第2退避位置Tes2から第1送出位置へ移動する。移動後第2基板支持テーブル10Bにおいてクランプユニット14によるクランプが解除されるとともに、印刷後の基板Wが第1基板搬出部Ex1から部品実装装置M1に搬出される(図17(c))。
すなわち、第1基板支持テーブル10Aが共通域内の第2送出位置に位置する場合、第2基板支持テーブル10Bは移動可能域内において第1基板支持テーブルAを避けた第2退避位置Tes2に、第2基板支持テーブル10Bが共通域内の第1送出位置に位置する場合、第1基板支持テーブル10Aは移動可能域内において第2基板支持テーブルBを避けた第1退避位置Tes1に、それぞれ位置される。
このような第7実施形態の印刷装置1Fによれば、第1基板支持テーブル10Aを使った、主に、基板搬入、基板クランプ、印刷、基板クランプ解除、基板搬出からなる印刷工程と、第2基板支持テーブル10Bを使った、主に、基板搬入、基板クランプ、印刷、基板クランプ解除、基板搬出からなる印刷工程とを、基板搬出のタイミングはずらしながらも並行して同時進行させることができるので、基板Wの印刷を効率良く行うことができる。
また、各ローダL1、L2からそれぞれ繰り出されてくる基板Wに対し、二つの印刷実行部20を備えた簡素な構成でもって効率的に、共通あるいは異なるパターンの印刷を実施することができるとともに、第1基板支持テーブル10Aを第1受入位置と第1送出位置との間を移動させ、第2基板支持テーブル10Bを第2受入位置と第2送出位置との間を移動させるようにすることで、搬出先をそれぞれ部品実装装置M2,M1に簡単に切り換えることができる。
ところで、上述したスクリーン印刷装置1、1A〜1Fは、本発明に係るスクリーン印刷装置の好ましい実施形態の例示であって、その具体的な構成は本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば基板支持テーブル10A、10B等における基板Wの具体的な支持構造、印刷実行部20A、20B等における具体的なマスク21の保持構造、あるいはスキージユニット40の具体的な構造等は必ずしも上記実施形態のスクリーン印刷装置1、1A〜1Fのものに限定されるものではなく適宜変更可能です。
さらに、第1、第2、第6および第7の各実施形態において、印刷実行部20A、20Bを第1受取位置と第2受取位置と一致させるようにしたが、送出中の他方の基板テーブルと干渉しない位置で、送出位置寄りあるいは送出位置から遠い側に位置させても良い。また、第3、第4、第5の各実施形態において、共通の印刷実行部20を第3実施形態においては、送出位置ではなく第1受取位置寄りあるいは第1受取位置寄りに位置させても良く、第4、第5の各実施形態においては、受取位置ではなく第1送出位置寄りあるいは第1送出位置寄りに位置させても良い。
さらにまた、全ての実施形態において、第1基板支持テーブル10A、第2基板支持テーブル10Bをそれぞれ共通のレール3上に移動可能に支持したが、それぞれ別のレール上に移動可能に支持しても良い。
1、1A〜1F スクリーン印刷装置
10(10A、10B) 基板支持テーブル(第1基板支持テーブル、第2基板支持テーブル)
14 クランプユニット
20(20A、20B) 印刷実行部(第1印刷実行部、第2印刷実行部)
21 スクリーンマスク
40 スキージユニット
42 スキージ
En(En1、En2) 基板搬入部(第1基板搬入部、第2基板搬入部)
Ex(Ex1、Ex2) 基板搬出部(第1基板搬出部、第2基板搬出部)
W 基板

Claims (8)

  1. スクリーン印刷装置において、
    基板にスクリーン印刷を実施するための印刷実行部と、
    この印刷実行部の位置を挟んで特定方向における一方側の位置に設けられる基板搬入部および他方側の位置に設けられる基板搬出部と、
    前記基板搬入部から搬入される基板を受け取って前記印刷実行部において印刷が可能となるように支持するとともに、印刷後の当該基板を前記基板搬出部から搬出させる基板支持テーブルとを備えており、
    前記特定方向をX軸方向としたときに、前記基板搬入部がX軸方向と直交するY軸方向に並ぶ第1基板搬入部および第2基板搬入部からなるか、あるいは、前記基板搬出部がX軸方向と直交するY軸方向に並ぶ第1基板搬出部および第2基板搬出部からなるかの少なくとも一方の構成を備え、
    前記基板支持テーブルは、Y軸方向にそれぞれ移動可能に並設され、かつ互いの移動可能域の一部が重なる共通域を有する第1基板支持テーブルおよび第2基板支持テーブルからなり、これらの基板支持テーブルのうち一方側の基板支持テーブルが前記基板搬入部から搬入される基板を受け取るか、又は印刷後の基板を前記基板搬出部から搬出させるに際して当該一方側の基板支持テーブルが前記共通域内に位置する一方、他方側の基板支持テーブルが前記移動可能域内において前記一方側の基板支持テーブルを避けた位置に配置されるものであり、
    前記印刷実行部は、前記各基板支持テーブルに支持される基板に対してスクリーン印刷を実施可能な位置に配置されていることを特徴とするスクリーン印刷装置。
  2. スクリーン印刷装置において、
    基板にスクリーン印刷を実施するための印刷実行部と、
    この印刷実行部の位置を挟んで特定方向における一方側の位置に設けられる基板搬入部および他方側の位置に設けられる基板搬出部と、
    前記基板搬入部から搬入される基板を受け取って前記印刷実行部において印刷が可能となるように支持するとともに、印刷後の当該基板を前記基板搬出部から搬出させる基板支持テーブルとを備えており、
    前記特定方向をX軸方向としたときに、前記基板搬入部は、X軸方向と直交するY軸方向に並ぶ第1基板搬入部および第2基板搬入部からなり、
    前記基板搬出部は、Y軸方向において前記第1、第2基板搬入部の間の位置に設けられており、
    前記基板支持テーブルは、Y軸方向にそれぞれ移動可能に設けられ、その移動可能域内において前記第1基板搬入部から搬入される基板を受け取り可能な第1受取位置と前記基板搬出部からの基板の搬出が可能となる送出位置との間を移動する第1基板支持テーブルおよび前記第2基板搬入部から搬入される基板を受け取り可能な第2受取位置と前記送出位置との間を移動する第2基板支持テーブルとからなり、互いの前記移動可能域の一部が重なる共通域の域内に、前記第1基板支持テーブルおよび前記第2基板支持テーブルの何れか一方側の基板支持テーブルが位置する時、他方側の基板支持テーブルが前記移動可能域内において前記一方側の基板支持テーブルを避けた位置に配置されるものであり、
    前記印刷実行部は、前記各基板支持テーブルに支持される基板に対してスクリーン印刷を実施可能な位置に配置されていることを特徴とするスクリーン印刷装置。
  3. 請求項2に記載のスクリーン印刷装置において、
    前記印刷実行部は、前記送出位置に配置された前記各基板支持テーブル上の基板に対して印刷を実施するように配置されていることを特徴とするスクリーン印刷装置。
  4. 請求項2に記載のスクリーン印刷装置において、
    前記印刷実行部は、前記第1受取位置に配置された前記第1基板支持テーブル上の基板に対して印刷を実施する第1印刷実行部と、前記第2受取位置に配置された前記第2基板支持テーブル上の基板に対して印刷を実施する第2印刷実行部とからなることを特徴とするスクリーン印刷装置。
  5. スクリーン印刷装置において、
    基板にスクリーン印刷を実施するための印刷実行部と、
    この印刷実行部の位置を挟んで特定方向における一方側の位置に設けられる基板搬入部および他方側の位置に設けられる基板搬出部と、
    前記基板搬入部から搬入される基板を受け取って前記印刷実行部において印刷が可能となるように支持するとともに、印刷後の当該基板を前記基板搬出部から搬出させる基板支持テーブルとを備えており、
    前記特定方向をX軸方向としたときに、前記基板搬出部は、X軸方向と直交するY軸方向に並ぶ第1基板搬出部および第2基板搬出部とからなり、
    前記基板搬入部は、Y軸方向における前記第1、第2基板搬出部の間の位置に設けられており、
    前記基板支持テーブルは、Y軸方向にそれぞれ移動可能に設けられ、その移動可能域内において前記基板搬入部から搬入される基板を受け取り可能な受取位置と前記第1基板搬出部からの基板の搬出が可能となる第1送出位置との間を移動する第1基板支持テーブルおよび前記受取位置と前記第2基板搬出部からの基板の搬出が可能となる第2送出位置との間を移動する第2基板支持テーブルとからなり、互いの前記移動可能域の一部が重なる共通域の域内に、前記第1基板支持テーブルおよび前記第2基板支持テーブルの何れか一方側の基板支持テーブルが位置する時、他方側の基板支持テーブルが前記移動可能域内において前記一方側の基板支持テーブルを避けた位置に配置されるものであり、
    前記印刷実行部は、前記各基板支持テーブルに支持された基板に対してスクリーン印刷を実施可能な位置に配置されていることを特徴とするスクリーン印刷装置。
  6. 請求項5に記載のスクリーン印刷装置において、
    前記印刷実行部は、前記受取位置に配置された前記各基板支持テーブル上の基板に対して印刷を実施するように配置されていることを特徴とするスクリーン印刷装置。
  7. 請求項5に記載のスクリーン印刷装置において、
    前記印刷実行部は、前記第1送出位置に配置された前記第1基板支持テーブル上の基板に対して印刷を実施する第1印刷実行部と、前記第2送出位置に配置された前記第2基板支持テーブル上の基板に対して印刷を実施する第2印刷実行部とからなることを特徴とするスクリーン印刷装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか一項に記載のスクリーン印刷装置において、
    前記基板支持テーブルは、前記基板搬入部から搬入される基板を受け入れるとともに印刷後の基板を前記基板搬出部から搬出するコンベヤと、このコンベヤによる基板Wの基板搬送方向に移動可能に設けられかつ基板を前記印刷実行部において印刷が可能となるように前記コンベヤから持ち上げた状態でクランプするクランプ手段とを備え、かつ前記コンベヤにおける基板搬入部側の位置が基板待機位置とされる一方、前記基板搬出部側の位置が印刷実行位置とされており、
    前記クランプ手段は、前記基板待機位置において前記コンベヤ上の基板をクランプして前記印刷実行位置に移動させ、当該基板の印刷後、前記印刷実行位置においてクランプ状態を解除することにより前記コンベヤ上に基板を戻した後、後続の基板をクランプすべく前記基板待機位置に移動するように構成されていることを特徴とするスクリーン印刷装置。
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