JP5827886B2 - 電線搬送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電線の端末を電線搬送クランプで把持して無端ベルトに沿って皮剥き工程や端子圧着工程等に搬送する電線搬送方法に関するものである。
従来、ワイヤハーネスの製造過程において、電線を検尺・切断し、電線の端末を皮剥きし、電線の端末に端子を圧着接続するために、種々の電線搬送装置や電線搬送方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、無端のタイミングベルトに沿って等ピッチで電線搬送クランプの付いた複数の連結プレート(パレット)を歯合させ、電線搬送クランプにU字状に折り返された電線の各端末を連結プレートの一対の電線搬送クランプに把持させ、連結プレートのローラ部をタイミングベルトに沿うガイドレールに係合させて、タイミングベルトの回転で電線を電線供給・切断工程から皮剥き工程、端子圧着工程に順に搬送することが記載されている。
また、特許文献2には、一対の電線クランプを設けたクランプ台をクランプ支持体に搭載して無端搬送帯(無端チェーン)で電線送り方向に移動させることが記載され、その従来技術として、電線を電線リールから一対の検尺ローラで電線反転装置と切断部を介してU字状に繰り出して、無端チェーン上の等ピッチな電線クランプで電線皮剥き工程、皮剥き良否検出工程、端子圧着工程、圧着良否検出工程に順送りすることが記載されている。
特許第3341804号公報 特開平9−161939号公報
しかしながら、上記従来の各電線搬送方法においては、図3に特許文献1の類似例を示す如く、横長の電線搬送装置50において、例えば、電線の端末処理加工を行うための第一工程51と第二工程52と第三工程53と第四工程54とが電線搬送装置50の前部側の第一区間61に配置され、第五工程55が電線搬送装置50の長手方向中間部の第二区間62のほぼ中央に配置され、第六工程56と第七工程57とが電線搬送装置50の後部側の第三区間63に配置された場合に、電線搬送装置50の中間部(第二区間62の前後の部分62a,62b)に不使用の無駄なパレット6が多数発生し、しかも不使用のパレット6を順送りするための無駄な時間がかかるという問題があった。
すなわち、ワイヤハーネス自動製造機の全行程を一体型の電線搬送装置50で対応するため、搬送路上に搬送用パレット6を等間隔で並べ、毎回等間隔で搬送する方法を採用していることで、搬送ベルト58の全周に電線クランプ5付きの多数のパレット6を配置する必要があり、加工作業が発生しない部位にもパレット6を配置することになるため、パレット数が搬送ベルト58の長さに応じて必要になり、工程内の仕掛り品を搭載したパレット6が工程数以上存在することになっている。
なお、図3の例で、第一工程51は電線検尺+電線クランプへの電線打込み工程、第二工程52は電線先端揃え(トリミング)工程、第三工程53はゴム栓挿入工程、第四工程54は電線皮剥き+検査工程、第五工程55は端子圧着工程、第六工程56は圧着検査工程、第七工程57は不良品切断(識別)工程である。第五工程55の端子圧着工程は複数の不図示の圧着機(アプリケータ)を等ピッチで並列に配置して、第二区間62の各パレット6を何れか一つの圧着機に選択的に配置するようにしている。図3で矢印Aは復路のパレット戻り方向を示す。
本発明は、上記した点に鑑み、横長の搬送路に沿って送られる電線搬送クランプ付きの複数のパレットの数を減少させると共に、所要の工程に所要のパレットを迅速に移動させることのできる電線搬送方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る電線搬送方法は、電線搬送クランプを有するパレットを複数の工程に対応して複数等ピッチで配置した一方の搬送機と、電線搬送クランプを有するパレットを少なくとも一つの工程に対応して該少なくとも一つの工程の数と同じ数だけ配置した他方の搬送機とを、電線送り方向に連結し、両搬送機の間でパレットを乗り移り可能とし、該他方の搬送機においてパレットを該少なくとも一つの工程のみで停止させることを特徴とする。
上記構成により、一方の搬送機において、各パレットが間欠移動して各工程ごとに停止し、各パレットの電線搬送クランプで把持された電線の端末が各工程ごとに加工等の処理をされ、次いでパレットが一方の搬送機から他方の搬送機に少なくとも一つ乗り移り、他方の搬送機少なくとも一つの工程に素早く移動し、その工程でパレットの電線搬送クランプで把持された電線の端末が加工等の処理をされる。「少なくとも一つ」とは一つ又は二つ程度(数個)の意味である。他方の搬送機における工程数が数個の場合、他方の搬送機におけるパレット数も同じ数個となる。他方の搬送機におけるパレット数が一方の搬送機におけるよりも少ないから、他方の搬送機におけるパレットを所要の工程に迅速に移動させることができる。
請求項2に係る電線搬送方法は、電線搬送クランプを有するパレットを複数の工程に対応して複数等ピッチで配置した一方の搬送機と、電線搬送クランプを有するパレットを少なくとも一つの工程に対応して少なくとも一つ配置した他方の搬送機とを、電線送り方向に連結し、両搬送機の間でパレットを乗り移り可能とし、該他方の搬送機においてパレットを該少なくとも一つの工程のみで停止させる電線搬送方法であって、前記他方の搬送機に沿って複数種の加工機を配置し、前記パレットを該複数種の加工機のうちの前記少なくとも一つの工程としての何れか一つの加工機において選択的に停止させることを特徴とする。
上記構成により、一方の搬送機において、各パレットが間欠移動して各工程ごとに停止し、各パレットの電線搬送クランプで把持された電線の端末が各工程ごとに加工等の処理をされ、次いでパレットが一方の搬送機から他方の搬送機に少なくとも一つ乗り移り、他方の搬送機の少なくとも一つの工程に素早く移動し、その工程でパレットの電線搬送クランプで把持された電線の端末が加工等の処理をされる。「少なくとも一つ」とは一つ又は二つ程度(数個)の意味である。他方の搬送機における工程数が数個の場合、他方の搬送機におけるパレット数も同じ数個となる。他方の搬送機におけるパレット数が一方の搬送機におけるよりも少ないから、他方の搬送機におけるパレットを所要の工程に迅速に移動させることができる。
例えば加工機として端子圧着機を用いた場合、電線や端子の種類に応じて並列に配置された複数種の端子圧着機のうちの一つの端子圧着機にパレットが迅速に移動して停止し、パレットの電線搬送クランプで把持された電線の端末に端子が圧着接続される。加工機としてゴム栓挿入機等を用いることも可能である。
請求項3に係る電線搬送方法は、請求項1又は2記載の電線搬送方法において、電線搬送クランプを有するパレットを後工程に対応して複数等ピッチで配置した第三の搬送機を前記他方の搬送機に連結し、両搬送機の間でパレットを乗り移り可能としたことを特徴とする。
上記構成により、他方(第二)の搬送機が一方(第一)の搬送機と第三の搬送機との間に配置され、パレットが一方の搬送機から他方の搬送機に送られて、パレット上の電線が少数の工程で加工された後、第三の工程に送られて後工程処理されて、完成品として払い出される(例えば端子付き電線として次の端子挿入工程へ送られる)。
請求項4に係る電線搬送方法は、請求項1〜3の何れかに記載の電線搬送方法において、加工機の種類や数や工程の数に応じて搬送機の数や配置を適宜変更することを特徴とする。
上記構成により、例えば端子圧着工程の手前の工程に、電線径に応じた複数種のゴム栓挿入機を配置したい場合に、一方の搬送機に沿って電線検尺・切断+打込み工程と、電線先端揃え工程とを等ピッチで配置し、他方の搬送機に沿って複数種のゴム栓挿入機を並列に配置し、第三の搬送機に沿って皮剥き+検査工程と端子圧着工程とを等ピッチで配置し、新たに第四の搬送機に沿って圧着検査工程と不良品識別工程とを等ピッチで配置することができる。端子圧着工程に複数種の端子圧着機を配置したい場合は、第三の搬送機と第四の搬送機との間に新たに第二の他方の搬送機を配置し、第二の他方の搬送機に沿って複数種の端子圧着機を並列に配置する。これはあくまで組み合わせの一例である。
請求項1記載の発明によれば、従来の横長の搬送機を複数の搬送機で構成し、そのうちの一方の搬送機に対して他方の搬送機に、少数の工程に対応した少数のパレットを配置したことで、電線搬送装置全体で電線搬送クランプ付きのパレットの数を減少させることができると共に、他方の搬送機の所要の工程に所要のパレットを迅速に移動させることができ、それにより、電線搬送装置のコストを低減させることができると共に、端子付き電線やサブワイヤハーネスの生産性を高めることができる。
請求項2記載の発明によれば、従来の横長の搬送機を複数の搬送機で構成し、そのうちの一方の搬送機に対して他方の搬送機に、少数の工程に対応した少数のパレットを配置したことで、電線搬送装置全体で電線搬送クランプ付きのパレットの数を減少させることができると共に、他方の搬送機の所要の工程に所要のパレットを迅速に移動させることができ、それにより、電線搬送装置のコストを低減させることができると共に、端子付き電線やサブワイヤハーネスの生産性を高めることができる。
また、例えば複数種の端子圧着機といった電線径や端子形状に応じた複数種の加工機のうちの一つを選択してパレットをその加工機まで迅速に移動させることができる。
請求項3記載の発明によれば、例えば、一方の搬送機で電線の検尺・切断や皮剥き等を等ピッチ送りで行い、他方の搬送機で端子圧着を早送りで行った後、第三の搬送機で圧着検査や不良品識別等を等ピッチ送りで行って、全体として端子付き電線の生産を効率良く行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、例えば端子圧着機やゴム栓挿入機等を複数種配置したい場合に、各搬送機を適宜組み合わせたり増設したりすることで、これら加工機の増設に容易に対応することができる。
本発明に係る電線搬送方法の一実施形態を示す正面図である。 電線搬送用のパレットの一例とパレットをタイミングベルトに歯合させた状態を示す、(a)は正面図、(b)は側面図である。 従来の電線搬送装置及び電線搬送方法の一形態を示す正面図(一部を鎖線で省略している)である。
図1は、本発明に係る電線搬送装置及び電線搬送方法の一実施形態を示すものである。
電線搬送装置1及び電線搬送方法は、電線搬送方向の前後及び中間の三つの搬送機2〜4を直列に連結配置し、前後の各搬送機2,4に電線搬送クランプ5付きの複数のパレット6を等ピッチで配置し、中央の搬送機3に電線搬送クランプ5付きの上下各一つのパレット6を配置して、各搬送機2〜4におけるパレット6を各搬送機2〜4ごとに独立して移動可能とし、特に中間の搬送機3におけるパレット6を他の搬送機2,4におけるよりも素早く移動可能としたものである。
従来の図3の搬送装置における第一工程〜第四工程を前側の第一(一方)の搬送機2の上側の往路の四つのパレット6で担い、同じく第五工程(端子圧着工程)を中間の第二(他方)の搬送機3の上側の往路の一つのパレット6で担い、同じく端子圧着工程の後工程である第六工程と第七工程を後側の第三の搬送機4の上側の往路の二つのパレット6で担っている。各工程名については図3の搬送装置の説明を参照のこと。明細書では「前」を搬送始端側、「後」を搬送終端側として説明する。
第一の搬送機2は、前後一対のプーリ7,8と、何れか一方のプーリ(7又は8)を駆動する不図示のサーボモータと、各プーリ7,8の間に掛け渡された無端のタイミングベルト(ベルト)10と、タイミングベルト10に沿って垂直なフレーム基板11に形成された略横U字状のガイドレール12と、タイミングベルト10の歯部13(図2参照)に係合する歯合部14(図2参照)及び、ガイドレール12に回転自在に係合する複数のローラ15(図2参照)と一対の電線搬送クランプ5とを有する等ピッチの複数のパレット6と、を備えている。
第二の搬送機3は、前後一対のプーリ16,17と、何れか一方のプーリ(16又は17)を駆動する不図示のサーボモータと、各プーリ16,17の間に掛け渡された無端のタイミングベルト(ベルト)18と、タイミングベルト18に沿って垂直なフレーム基板19に形成された上下二本の水平で平行なガイドレール20と、タイミングベルト18の歯部(図2の符号13参照)に係合する歯合部(図2の符号14参照)及び、ガイドレール20に回転自在に係合する複数のローラ(図2の符号15参照)と一対の電線搬送クランプ5とを有する上下各一つのパレット6と、を備えている。
第三の搬送機4は、前後一対のプーリ21,22と、何れか一方のプーリ(21又は22)を駆動する不図示のサーボモータと、各プーリ21,22の間に掛け渡された無端のタイミングベルト(ベルト)23と、タイミングベルト23に沿って垂直なフレーム基板24に形成された略横逆U字状のガイドレール25と、タイミングベルト23の歯部(図2の符号13参照)に係合する歯合部(図2の符号14参照)及び、ガイドレール25に回転自在に係合する複数のローラ(図2の符号15参照)と一対の電線搬送クランプ5とを有する等ピッチの複数のパレット6と、を備えている。
第一と第三の搬送機2,4における各パレット6の各一対の電線搬送クランプ5は全てのパレット6に渡って等ピッチで配置されている。図1において第二の搬送機3の上側(往路)のパレット6は前端側(往路の搬送始端)に位置し、下側(復路)のパレット6は後端側(復路の搬送始端)に位置している。
第一と第三の搬送機2,4におけるガイドレール12,25は前後対称に形成され、第一の搬送機2のガイドレール12は前側のプーリ7の外側に沿う半円部12aを有し、第三の搬送機のガイドレール4は後側のプーリ22の外側に沿う半円部25aを有し、各ガイドレール12,25は各半円部12a,25aに続く上下の水平で平行な真直部(符号12,25で代用)を有している。第二の搬送機3のガイドレール20は上下の平行な真直部のみで構成されている。
図1においては、第二と第三の搬送機3,4の前側のプーリ16,21の外側に沿うガイドレール20,25の半円部20a,25bを図示しているが、この半円部20a,25bは各搬送機3,4を並べ替えて例えば前側の搬送機2として使用する場合に用いるもので、図1の例では使用しない。
第一の搬送機2と第二の搬送機3との間、及び第二の搬送機3と第三の搬送機4との間にも上下平行なガイドレール26が延長配置されており、この延長部26も垂直なフレーム基板27に形成されている。三つの搬送機2〜4のガイドレール12,20,25は、第一の搬送機2の前側の半円部12aと第三の搬送機4の後側の半円部25aと第一〜第三の搬送機2〜4の上下の連続した真直部と上下の延長部26とで横長のループ状に形成されている。
第一と第三の搬送機2,4において各パレット6は一ピッチずつ間欠送りされる。第二の搬送機3において上側の一つのパレット6は他の搬送機2,4のパレット6よりも好ましくは高速で所定の工程すなわち不図示の所定の圧着機まで移動して停止する。このパレット6の移動・停止はサーボモータの制御で行われる。
例えば第一の搬送機2の各パレット6は複数の各工程ごとに停止し、第二の搬送機3の一つのパレット6は一つの工程のみで停止するので、第二の搬送機3のパレット6の送り速度すなわちタイミングベルト18の回転速度が第一の搬送機2におけると同じ速度であっても、第二の搬送機3のパレット6は第一の搬送機2のパレット6よりも素早く移動することができる。
圧着機は例えば従来の図3におけると同様に複数の圧着機が等ピッチで並列に配置され、そのうちの何れか一つの所要の圧着機までパレット6が移動して停止する。使用する圧着機の種類は、搬送する電線や端子の種類に応じて異なる。
第二の搬送機3の下側の一つのパレット6は上側のパレット6と同時に同じ速度で反対方向に移動し、上側のパレット6が第三の搬送機4のタイミングベルト23の始端側に乗り移ると同時に、下側のパレット6が第一の搬送機2のタイミングベルト10の終端側(復路の始端側)に乗り移る。上下の各パレット6はガイドレール20の真直な延長部26を経て第一,第三の搬送機2,4の各タイミングベルト10,23に乗り移る。パレット6はそのローラ(図2の符号15参照)が常時ガイドレール12,20,25,26に係合して送り方向に案内される。
同様に、第一の搬送機2の往路の終端のパレット6はガイドレール12の真直な延長部26を介して第二の搬送機3の往路の始端に乗り移り、第三の搬送機4の復路の終端のパレット6はガイドレール25の真直な延長部26を介して第二の搬送機3の復路の始端に乗り移る。
本例においては第一の搬送機2と第三の搬送機4の長さは同じであり、第二の搬送機3の長さはそれよりも長い。搬送機2〜4の長さは適宜設定される。第一の搬送機2のパレット6の送り速度と第三の搬送機4のパレット6の送り速度、すなわち各タイミングベルト10,23の回転速度は同じであるが、各工程のタクトタイムに応じて適宜変更可能である。各搬送機2〜4は、各フレーム基板11,19,24に固定した垂直なブラケット28で装置フレームに固定されている。
第一の搬送機2の往路の始端側のパレット6の前後一対の電線クランプ5に不図示の検尺済みのU字状の電線の各端末が不図示の前後一対の移載チャックで打ち込まれて移載され、そのパレット6が電線先端揃え工程、ゴム栓挿入工程、皮剥き+検査工程と、第二の搬送機3の圧着工程、第三の搬送機4の圧着検査工程、不良品識別工程を経て、第三の搬送機4の終端側のパレット位置において一対の電線クランプ5からU字状の端子付き電線が不図示のチャックで把持されて払い出され、空(カラ)のパレット6が第三、第二、第一の各搬送機4,3,2の復路を通って第一工程の電線打ち込み工程に戻される。
端子付き電線は不図示のチャックで次工程の端子挿入工程に送られて、不図示のコネクタハウジング内に端子挿入され、コネクタハウジングと端子とでコネクタが構成され、コネクタと各電線とでサブワイヤハーネスが構成される。
図示していないが、第一の搬送機2の前側のプーリ7と第三の搬送機4の後側のプーリ22との外側に沿って(ガイドレールの半円部12a,25aに沿って)カラのパレット6が垂直に位置する。
図2(a)(b)は参考までに他の形態の電線搬送クランプ5’付きのパレット6’と、タイミングベルト10へのパレット6’の歯合状態を示すものである(他のタイミングベルト18,23においても同様である)。
電線搬送クランプ5’は前後一対のクランプ爪5aで成り、一対のクランプ爪5aは閉じ方向に弾性付勢されている。本例では(図1の例も同様であるが)一つのパレット6’に二つの電線搬送クランプ5’が上向きに立設されている。パレット6’の幅方向の左右の側面に複数(本例では四つ)のローラ15が回転自在に軸支して設けられ、各ローラ15はフレーム基板11のガイドレール12に係合している(他のガイドレール20,25においても同様である)。パレット6’の底面にタイミングベルト10の凹凸状の歯部13に係合する凸状又は凹状の歯合部14が設けられている(他のタイミングベルト18,23においても同様である)。
図1の実施形態によれば、等間隔にて搬送する第一の搬送機2及び第三の搬送機4と、搬送路上で自由位置に停止できる第二の搬送機3を連結して組み合わせたことで、従来の課題を解決することができる。すなわち、第一の搬送機(搬送路)2と第三の搬送機(搬送路)4では等間隔で多くの加工工程が配置され、第二の搬送機(搬送路)3では搬送区間内に一箇所ないし数箇所しか加工工程がない場合に対応できるようになる。加工工程が数箇所の場合は、第二の搬送機3に加工工程と同じ数の数個のパレット6が配置される。
そして、加工工程の少ない第二の搬送機(搬送路ないし搬送区間)3において必要最低限のパレット数で稼働することができ、第二の搬送区間における搬送を時間短縮することができ、全行程の総加工時間を短縮することができる。総括すると、電線搬送用パレット6の員数削減と、加工工程の不要部位における搬送時間短縮と、工程内仕掛り品数の削減を達成することができる。
また、各搬送機2〜4をモジュール単位で設置することができ、必要に応じてユニット(加工機等)を追加したり、並べ替えを行うことができる。すなわち、例えば第二の搬送機3を複数繋げることで、電線に圧着接続する端子の種類をさらに増やすことができる。
また、圧着工程以外でも第二の搬送機3と同様な中間搬送を追加することで、例えば、ゴム栓挿入機(ユニット)を増設して、電線の種類に応じて種類の異なるゴム栓を電線の端末に挿入したり、皮剥き機(ユニット)を増設して、電線の種類に応じて異なる切断カッタで電線の絶縁被覆を切断除去することが可能となる。
このように、端子圧着工程以外でも第二の搬送機3と同様の搬送機を同時に又は別個に適用可能である。この場合、搬送機2〜4の数は例えば全部で四つないし五つ程度となる。ゴム栓挿入機(図示せず)は、電線の絶縁被覆に円筒状の防水ゴム栓を外挿するものであり、外挿されたゴム栓は端子挿入工程でコネクタハウジングの端子収容室の内面に密着する。
また、例えば第三の搬送機4を排除し、第一と第二の搬送機2,3のみを使用し、第二の搬送機3に圧着工程とその後工程である圧着検査工程や不良品識別工程等を加えて、第二の搬送機3の一つのパレット6を速度を変えて又は同じ速度でこれら各工程に送ることも可能である。
本発明に係る電線搬送方法は、ワイヤハーネスの製造過程において電線搬送クランプの数を削減し、且つ所要の加工機に電線を迅速に搬送するために利用することができる。
2 第一(一方)の搬送機
3 第二(他方)の搬送機
4 第三の搬送機
5 電線搬送クランプ
6 パレット

Claims (4)

  1. 電線搬送クランプを有するパレットを複数の工程に対応して複数等ピッチで配置した一方の搬送機と、電線搬送クランプを有するパレットを少なくとも一つの工程に対応して該少なくとも一つの工程の数と同じ数だけ配置した他方の搬送機とを、電線送り方向に連結し、両搬送機の間でパレットを乗り移り可能とし、該他方の搬送機においてパレットを該少なくとも一つの工程のみで停止させることを特徴とする電線搬送方法。
  2. 電線搬送クランプを有するパレットを複数の工程に対応して複数等ピッチで配置した一方の搬送機と、電線搬送クランプを有するパレットを少なくとも一つの工程に対応して少なくとも一つ配置した他方の搬送機とを、電線送り方向に連結し、両搬送機の間でパレットを乗り移り可能とし、該他方の搬送機においてパレットを該少なくとも一つの工程のみで停止させる電線搬送方法であって、
    前記他方の搬送機に沿って複数種の加工機を配置し、前記パレットを該複数種の加工機のうちの前記少なくとも一つの工程としての何れか一つの加工機において選択的に停止させることを特徴とする電線搬送方法。
  3. 電線搬送クランプを有するパレットを後工程に対応して複数等ピッチで配置した第三の搬送機を前記他方の搬送機に連結し、両搬送機の間でパレットを乗り移り可能としたことを特徴とする請求項1又は2記載の電線搬送方法。
  4. 加工機の種類や数や工程の数に応じて搬送機の数や配置を適宜変更することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の電線搬送方法。
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