JP2001233441A - 処理ラインにおける処理方法及び処理ライン - Google Patents

処理ラインにおける処理方法及び処理ライン

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JP2001233441A
JP2001233441A JP2000048747A JP2000048747A JP2001233441A JP 2001233441 A JP2001233441 A JP 2001233441A JP 2000048747 A JP2000048747 A JP 2000048747A JP 2000048747 A JP2000048747 A JP 2000048747A JP 2001233441 A JP2001233441 A JP 2001233441A
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JP2000048747A
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Michio Mitsuyu
道生 三露
Toshinori Kaneko
利憲 兼子
Shinji Ueki
伸児 植木
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TAIWA CHAIN KIKO KK
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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  • General Factory Administration (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タクト式ラインの中に、処理配分の大きい工
程を行うライン部を、ラインの流れを崩すことなく含ま
せることができ、しかも、それを、分岐ラインなど設け
ず、一本のラインの中で実現することができるようにす
ること。 【解決手段】 処理対象物a…を10秒に1回、1ピッ
チ分づつ間欠的に進ませるか、又は、処理対象物a…を
10秒間に1ピッチのペースで連続的に進ませる第1ラ
イン部3,4と、処理対象物を20秒に1回、2ピッチ
分づつ間欠的に進ませる第2ライン部2とを、バッファ
部5,6を介して直列にしたライン1を形成し、第2ラ
イン部2において、処理配分の大きい工程[1+2]
[3+4][5+6]を行っていく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、品物の加
工、組立、検査、調整などの各種処理に用いられる処理
ラインにおける処理方法及び処理ラインに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、品物の組立、検査、調整等の生
産ラインにおいて用いられるライン構成の一例として、
タクト式のものがある。このタクト式の基本的な考え方
は、図7に示すように、処理を、配分が同じ複数の工程
に分け、これらの工程を、ライン51に沿って設けた複
数の作業ステーション52…に割り当て、品物a…を、
一の作業ステーションから次の作業ステーションへと、
例えば10秒に1回、間欠的に送っていくようにし、各
ステーション52…において、品物a…が静止している
間にその工程の作業を行い、処理を段階的に進めていこ
うというものである。
【0003】しかしながら、処理の内容によっては、処
理を、配分の大きい少ない数の工程に分け、これをライ
ンの中に割り当てるようにした方が処理の実作業時間を
長くすることができて有利であるという場合があるが、
そのような場合であっても、上記のような基本的な考え
方のみに基づくライン51では、そのような割り当て方
をするとライン全体の流れを狂わせてしまい、処理をそ
のような配分に分けることができないことがある。
【0004】そのため、従来より、図8(イ)に示すよ
うに、ライン61の途中の一定範囲に迂回ライン62を
設け、この迂回ライン62にも作業ステーション63…
を設けて品物a…を流すようにし、それによって、この
範囲内での各作業ステーション63…における品物aの
静止時間を長くし、各ステーション63…に処理配分の
大きい工程を割り当てることができるようにしたものが
提供されている。
【0005】また、図8(ロ)に示すように、ライン7
1の途中に設定した第1ライン部72の上方に第1迂回
ライン73を設けると共に、この第1ライン部72と隣
り合う第2ライン部74の上方に第2迂回ライン75を
設け、第1及び第2ライン部72,74での各作業ステ
ーション76…における品物の静止時間を長くし、各ス
テーション76…に処理配分の大きい工程を割り当てる
ことができるようにしたものも提供されている。この場
合、第1、第2の迂回ライン73,75に作業ステーシ
ョンはなく、この迂回ライン73,75は品物を送るの
みである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8
(イ)(ロ)に示すライン構成では、迂回ライン62,
73,75を設けなければならないのみならず、迂回ラ
イン62,73,75に品物a…を流していくようにす
るための分流装置64,77や、迂回ライン62,7
3,75の品物a…をラインに戻すための合流装置6
5,78なども必要であり、そのため、設備費用が大き
なものになってしまうと共に、メンテナンス要素も増え
て維持費用も大きなものになってしまうという問題があ
る。
【0007】また、品物を変更したり、処理内容を変更
するような場合に、それに合ったラインに組み直すのが
難しく、変更に対する機動性にも欠けるという問題など
もある。
【0008】本発明は、上記のような背景において、ラ
インの中に、処理配分の大きい工程を行うライン部を、
ラインの流れを崩すことなく含ませることができ、しか
も、それを、分岐ラインなど設けず、一本のラインの中
で実現することができるようにすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、処理ライ
ンにおける処理方法であって、処理対象物をt秒に1
回、pピッチ分づつ間欠的に進ませるか、又は、処理対
象物をt秒間にpピッチのペースで連続的に進ませる第
1のライン部と、処理対象物をn・t秒に1回、n・p
ピッチ分づつ間欠的に進ませる第2のライン部(nは1
を越える数)とを、バッファ部を介して直列にしたライ
ンを形成し、第2のライン部において、処理配分の大き
い工程を行っていくことを特徴とする処理ラインにおけ
る処理方法によって解決される。
【0010】この方法では、処理対象物の静止時間を長
くした第2のライン部をラインの中に直列に備えさせて
いるので、本来ならば、ラインの流れを崩してしまうは
ずのところ、第2ライン部ではn・pピッチ分づつ間欠
的に進ませるようにし、しかも、第1、第2のライン部
間にバッファ部を設けるようにしているので、ラインの
流れを崩してしまうことがない。従って、ラインの中
に、処理配分の大きい工程を行うライン部を、ラインの
流れを崩すことなく含ませることができ、しかも、それ
を一本のラインの中で実現することができる。
【0011】従ってまた、このように一本のラインの中
に処理配分の大きい工程を行うライン部を含ませること
ができるので、迂回ラインや分流装置、合流装置が不要
であり、設備費用を低く抑えることができると共に、メ
ンテナンス要素が増えることもなく維持費用も低く抑え
ることができる。
【0012】なお、第1ライン部では、処理配分の小さ
い工程を行うようにしてもよいし、このような工程を行
うことなく間欠搬送又は連続搬送のみを行うようにして
もよい。第1ライン部において処理配分の小さい工程を
行う場合は、処理配分の大小異なる複数の工程を同じ一
本のラインの中で進めていくことができる。第1ライン
部において処理配分の小さい工程を行う場合に、第1ラ
イン部は処理対象物を連続的に送るようにしてもよい
し、間欠的に送るようにしてもよいことはいうまでもな
い。
【0013】また、第1ライン部は、第2ライン部を挟
む前後のいずれか一方にのみ、あるいは、両方ともに、
備えられているライン構成としてよい。
【0014】また、処理対象物をt秒に1回、pピッチ
分づつ間欠的に進ませるか、又は、処理対象物をt秒間
にpピッチのペースで連続的に進ませることのできる処
理ラインにおいて、このラインの一部又は全部が、処理
対象物をn・t秒に1回、n・pピッチ分づつ間欠的に
進ませる(nは1を越える数)よう切換え可能であるこ
とを特徴とする処理ラインによって解決される。このラ
インでは、処理対象物を変更したり、処理内容や工程の
配分を変更するような場合に、このラインをそれに合っ
たラインに容易に組み直すことができ、変更に対して機
動的な対応ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0016】図1に示す実施形態の処理ライン1は、家
電等の製品a…を処理対象物とし、この製品a…の調整
の処理を行うライン部2を含むラインであり、このライ
ン1において、2はこの処理を行うための第2ライン
部、3,4は第1ライン部である。一方の第1ライン部
3は、第2ライン部2に製品a…を送り込むライン部で
あり、もう一方の第1ライン部4は第2ライン部2から
の製品a…を送り出していくライン部であり、これらラ
イン部2,3,4は、第2ライン部2を前後から第1ラ
イン部3,4で挟むようにして一本のライン1中に直列
に設けられている。
【0017】そして、本実施形態では、第1ライン部
3,4はそれぞれ、製品a…を10秒に1回、1ピッチ
分づつ間欠的に進ませるように設定されており、第2ラ
イン部2は、製品a…を20秒に1回、2ピッチづつ間
欠的に進ませるように設定されており、これらライン部
2,3,4間にバッファ部5,6が介設されて、処理ラ
イン1を構成している。なお、第1ライン部3,4はそ
れぞれ、製品a…を10秒間に1ピッチの送り速度で連
続的に進ませるように設定されていてもよい。7…は調
整の各工程を行うための作業ステーションであり、8…
は調整機である。
【0018】この処理ライン1では、製品a…は、入り
側の第1ライン部3から第2ライン部2へは、図2に示
すような態様で送られていき、第2ライン部2から出側
の第1ライン部4へは、図3に示すような態様で送られ
ていく。
【0019】即ち、入り側では、図2(イ)に示すよう
に、第1ライン部をその先頭位置まで進んで静止した製
品「1」が、10秒後に、図2の(ロ)に示すように、
1ピッチ進んでバッファ部内に入って静止する。更にそ
の10秒後に、この製品「1」は、図2の(ハ)に示す
ように、バッファ部内を1ピッチ進んで静止し、バッフ
ァ部に2つの製品「1」「2」が静止した状態となる。
更にその10秒後に、バッファ部内のこの2つの製品
「1」「2」が、今度は、図2(ニ)に示すように、2
ピッチ進んで、第2ライン部内に入って静止し、同時
に、第1ライン部の先頭に位置していた製品「3」が、
1ピッチ進んで、バッファ部内に入って静止する。更に
10秒後に、図2(ホ)に示すように、製品「3」が、
バッファ部内を1ピッチ進んで静止し、バッファ部に2
つの製品「3」「4」が静止している状態となる。この
時、第2ライン部2の製品「1」「2」は静止したまま
である。更に10秒後に、図2(ヘ)に示すように、第
2ライン部内の2つの製品「1」「2」が2ピッチ進ん
で静止し、同時に、バッファ部内の2つの製品「3」
「4」も2ピッチ進んで第2ライン部内に入って静止
し、同時に、第1ライン部の先頭に位置していた製品
「5」が1ピッチ進んでバッファ部内で静止する。更に
10秒後に、図2(ト)に示すように、製品「5」が、
バッファ部内を1ピッチ進んで静止し、バッファ部には
2つの製品「5」「6」が静止している状態となる。こ
の時、第2ライン部2の製品「1」「2」「3」「4」
は静止したままである。更に10秒後に、図2(チ)に
示すように、第2ライン部内の4つの製品「1」「2」
「3」「4」が2ピッチ進んで静止し、同時に、バッフ
ァ部内の2つの製品「5」「6」が2ピッチ進んで第2
ライン部内に入って静止し、同時に、第1ライン部の先
頭に位置していた製品「7」が1ピッチ進んでバッファ
部内で静止する。更に10秒後に、図2(リ)に示すよ
うに、製品「7」が、バッファ部内を1ピッチ進んで静
止し、バッファ部には2つの製品「7」「8」が静止し
ている状態となる。この時、第2ライン部の製品「1」
「2」「3」「4」「5」「6」は静止したままであ
る。これが繰り返されていくことにより、入り側の第1
ライン部の流れを崩すことなく、第1ライン部から第2
ライン部へと製品が送り込まれていく。
【0020】また、出側では、図3(イ)に示すよう
に、第2ライン部をその先頭位置まで進んで静止した製
品「1」「2」は、図3(ロ)に示すように、その10
秒後は、その位置に静止したままであるが、更にその1
0秒後に、図3の(ハ)に示すように、2ピッチ進んで
バッファ部内に入って静止する。更にその10秒後に、
製品「1」「2」は、図3の(ニ)に示すように、1ピ
ッチ進んで、製品「1」は第1ライン部に入って静止
し、製品「2」はバッファ部内を1ピッチ進んで静止す
る。この時、第2ライン部内の製品「3」「4」は静止
したままである。更にその10秒後に、図3(ホ)に示
すように、第1ライン部の製品「1」は1ピッチ進んで
静止し、同時に、バッファ部内の製品「2」も1ピッチ
進んで第1ライン部内の入って静止し、同時に、第2ラ
イン部の製品「3」「4」は、2ピッチ進んでバッファ
部内に入って静止する。更にその10秒後に、製品
「1」「2」「3」「4」は、図3の(ヘ)に示すよう
に、1ピッチ進んで、製品「1」「2」は、第1ライン
部を1ピッチ進んで静止し、製品「3」は第1ライン部
に入って静止し、製品「4」はバッファ部内を1ピッチ
進んで静止する。この時、第2ライン部内の製品「5」
「6」は静止したままである。これが、更に図3(ト)
(チ)(リ)に示すように順次に繰り返されていくこと
で、出側の第1ライン部の流れを崩すことなく、第2ラ
イン部から出側の第1ライン部へと製品が送り出されて
いく。
【0021】このように、上記の処理ライン1では、製
品a…を10秒に一回1ピッチ分づつ間欠的に送ってい
く第1ライン部3,4を含む処理ライン1の中に、製品
a…を20秒に一回2ピッチ分づつ送っていく第2ライ
ン部2を、第1ライン部3,4の流れを崩すことなく含
ませることができ、しかも、それを、分岐ラインなど設
けず、一本のライン1の中で実現することができるのが
わかる。
【0022】上記のライン1を実現するためのコンベア
設備については、特段の制限はなく、各種形式のコンベ
ア設備によって実現されてよいが、例えば、図6に示す
ように、機長を最小ピッチの長さ寸法に設計した単位コ
ンベア11を、ライン方向に多数、直列に並べ、各単位
コンベア11…の駆動をPLCなどの制御手段によって
制御する式のコンベア設備12によって実現することが
できる。なお、13は減速のためのセンサー、14は停
止のためのセンサーである。このコンベア設備12で
は、バッファ部5,6を含んで第1、第2のライン部
2,3,4の混在する処理ライン1を、制御手段により
各単位コンベア11…の駆動を制御するだけで形成する
ことができるのみならず、このライン1を、第1ライン
部3,4のみからなるラインに切り替えたり、第2ライ
ン部2のみからなるラインに切り替えたり、その他の様
々なラインに切り替えることができ、処理対象物を変更
したり、作業内容を変更するような場合に、ラインをそ
れに合ったラインに容易に組み直すことができ、変更に
対して機動的な対応が可能となる。また、単位コンベア
を単位として、あるいは、複数、例えば4つの単位コン
ベアを単位として、これら単位を直列にしてラインを形
成していくことができ、ラインの増減、変更等を容易に
行うことができるようになる。なお、この式のコンベア
設備12で処理ライン1を形成する場合に、バッファ部
5,6における処理対象物の搬送をうまく行い得るよ
う、ライン1における処理対象物の配置間隔をピッチ単
位で大小都合の良いように設定するようにしてもよいこ
とはいうまでもない。
【0023】次に、上記の処理ライン1(以下、実施例
ラインという)を用いて製品の調整を行った場合と、図
7に示す処理ライン51(以下、比較例ラインという)
を用いて製品の調整を行った場合とについて、処理の比
較をする。
【0024】比較例ライン51は、図5に示すように、
製品a…を10秒に1回、1ピッチ分づつ間欠的に進ま
せるように設定されている。1ピッチは、例えば500
mmである。そして、この比較例ライン51では、調整
が、[1][2][3][4][5][6]の6つの工
程に分けられており、ライン51に沿ってそれぞれの工
程を行う6つのステーション52…が設定され、各ステ
ーションに作業者が配備されている。また、各ステーシ
ョン52…には、各工程において行う調整のための調整
機8…が配置されている。各調整機8…はそれぞれ、そ
れ単独で[1][2][3][4][5][6]の6つ
の工程における各調整を行うことのできるものである。
【0025】一方、実施例ライン1は、上記のように、
第1ライン部3,4がそれぞれ、製品a…を10秒に1
回、1ピッチ分づつ間欠的に進ませるように設定され、
第2ライン部2が、製品a…を20秒に1回、2ピッチ
分づつ間欠的に進ませるよう設定されている。2ピッチ
は、1ピッチを上記のように500mmとすると、10
00mmとなる。なお、第1ライン部3,4はそれぞ
れ、製品a…を10秒間に1ピッチの送り速度で連続的
に進ませるように設定されていてもよい。そして、この
実施例ラインでは、図4に示すように、調整が、[1]
と[2]を統合して1つの工程[1+2]とし、また、
[3]と[4]を統合して1つの工程[3+4]とし、
更に、[5]と[6]を統合して1つの工程[5+6]
とすることによって、合計3つの工程[1+2][3+
4][5+6]に分けられており、第2ライン部2に沿
って、それぞれの工程を行う3つのステーションが、2
組設定され、各ステーション7…には作業者が配備され
ている。また、各ステーション7…には、各工程におい
て行う調整のための、比較例ライン51の場合と同じ調
整機8…が配置されている。
【0026】上記の比較例ライン51において、静止状
態から加速し、減速して次の静止状態に至るまでの時間
(以下、搬送時間という)に1.65秒を要する場合
は、実施例ライン1の第2ライン部2では、この搬送時
間は2.4秒となる。即ち、第2ライン部2では、1回
に2ピッチ進むので、途中の減速、加速の過程がなくな
り、搬送時間は、1.65秒の2倍である3.3秒より
大幅に短縮されて、上記のように2.4秒となる。
【0027】また、比較例ライン51において、搬送後
の静止時点からその静止位置に製品パレットを位置決め
するのに要する時間(以下、位置決め時間という)に
0.5秒を要する場合は、実施例ライン1の第2ライン
部2においても、この位置決め時間は、同じ0.5秒と
なる。
【0028】また、比較例ライン51において、製品a
を調整機8に接続(例えば、各種信号の入出力のための
接続とか、定電圧電源の接続など)するのに要する時間
(以下、接続時間という)に1.5秒を要する場合は、
実施例ライン1の第2ライン部2についても、この接続
時間は同じ1.5秒になる。
【0029】そうすると、上記の比較例ライン51で
は、各ステーション52において調整を行うための実作
業時間は、10秒から、搬送時間の1.65秒と、位置
決め時間の0.5秒と、接続時間の1.5秒とを差し引
いて、6.35秒になる。つまり、6つに分けた各工程
の実作業時間が6.35秒ということになる。
【0030】これに対し、実施例ライン1では、各ステ
ーション7において調整を行う実作業時間は、20秒か
ら、搬送時間の2.4秒と、位置決め時間の0.5秒
と、接続時間の1.5秒とを差し引いて、15.6秒と
なる。この15.6秒は、調整を3つの工程に分けた場
合のもので、これを比較例ライン51の場合と同様に調
整を6つに分けた場合の各工程の実作業時間に換算する
と7.8秒ということになる。
【0031】このように、実施例ライン1では、比較例
ライン51と同じ1本のラインでありながら、処理の実
作業時間を長くすることができるのがわかる。これによ
ってまた、処理ラインの全長をトータル的に短くしてい
く可能性を見出していくことができるようにもなる。
【0032】しかも、本来、単独で[1][2][3]
[4][5][6]の6つの工程における各調整を行え
る調整機8の稼働率に関して、比較例ライン51では、
各調整機8…においてそのうちの1つの機能しか使うこ
とができないのに対し、実施例ライン1では、各調整機
8…においてそのうちの2つの機能を使うことができ、
しかも、上記のように処理の実作業時間を長くすること
ができることも相俟って、各調整機8…の稼働率を上げ
ることができる。
【0033】以上に、本発明の実施形態を示したが、本
発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱し
ない範囲で、各種の変更が可能である。例えば、上記の
実施形態では、本発明において言う時間tを10秒と
し、ピッチpを1とし、nを2とした場合を示している
が、時間tは何秒であってもよい。また、ピッチpは、
2でも3でもよく、適当に定められてよい。また、nに
ついては、これが3であっても4であってもよく、要
は、これが1では第2ライン部における処理対象物の静
止時間を長くすることにならないので、1を越える数で
あればよい。好ましくは、nは2以上の自然数である。
また、本発明は、家電製品の調整に限らず、その他、各
種製品の加工、組立、検査等、あるいは、事務処理など
の各種処理のための処理ラインに広く用いることができ
るものであることはいうまでもない。
【0034】また、上記の実施形態では、調整機を用い
た場合の利点について言及しているが、調整機に限られ
るものではなく、一つの処理をライン処理のために複数
の工程に分けなければならないような場合に、その処理
対象物の処理のために用いられる処理機であればよい。
例えば、検査の処理であれば測定器などの検査機であっ
てよいし、加工や組立などの処理であればロボットなど
であってよい。
【0035】また、上記の実施形態では、第2ライン部
2において、2つの同じ内容の処理を並行させて行って
いく場合を示しているが、第2ライン部2に送られてく
る品物の半分を処理対象物とする場合は、1つの処理の
み行うようにしてもよい。また、第2ライン部2に送ら
れてくる品物の半分について一の種類の処理をし、残り
半分についてそれとは異なる他の種類の処理をするよう
にしてもよい。
【0036】また、本発明は、タクト式のラインに組み
込んで用いられてもよいし、フリーフロー式のラインに
組み込んで用いられてもよいことはいうまでもない。ま
た、フリーフロー式のラインなどにおいては、処理対象
物間に適当なピッチの空きをおきつつ処理対象物を送っ
ていく方式との組み合わせにおいて用いられてもよい。
また、本発明における処理ラインは、上記のような第
1、第2のライン部のみで構成されていてもよいし、ラ
インの中の一部として第1、第2のライン部が含まれて
いる構成のものであってもよいし、また、ラインの中に
複数の第2ライン部が含まれている構成のものであって
もよい。
【0037】
【発明の効果】上述の次第で、本発明は、以上のとおり
のものであるから、ラインの中に、処理配分の大きい工
程を行うライン部を、ラインの流れを崩すことなく含ま
せることができ、しかも、それを、分岐ラインなど設け
ず、一本のラインの中で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の処理ラインを示す平面図である。
【図2】入り側の第1ライン部から第2ライン部への製
品の搬送の流れの一例を(イ)から(リ)へと順次に示
す説明図である。
【図3】第2ライン部から出側の第1ライン部への製品
の搬送の流れの一例を(イ)から(リ)へと順次に示す
説明図である。
【図4】実施例ラインの平面図である。
【図5】比較例ラインの平面図である。
【図6】ラインを形成するコンベア設備の一例を示す側
面図である。
【図7】従来の処理ラインを示す平面図である。
【図8】図(イ)(ロ)はそれぞれ、従来の他の処理ラ
インを示す斜視図である。
【符号の説明】
1…処理ライン 2…第2ライン部 3,4…第1ライン部 5,6…バッファ部 7…作業ステーション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兼子 利憲 熊本県菊池郡合志町幾久富1866−1471 (72)発明者 植木 伸児 大阪府吹田市新芦屋上16番15号 Fターム(参考) 3F027 AA01 CA01 DA04 DA08 DA12 DA14 EA01 FA12 9A001 BB06 HH34 JJ46 KK54

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理ラインにおける処理方法であって、 処理対象物をt秒に1回、pピッチ分づつ間欠的に進ま
    せるか、又は、処理対象物をt秒間にpピッチのペース
    で連続的に進ませる第1のライン部と、 処理対象物をn・t秒に1回、n・pピッチ分づつ間欠
    的に進ませる第2のライン部(nは1を越える数)と を、バッファ部を介して直列にしたラインを形成し、 第2のライン部において、処理配分の大きい工程を行っ
    ていくことを特徴とする処理ラインにおける処理方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のライン部において、処理配分
    の小さい工程を行う請求項1に記載の処理ラインにおけ
    る処理方法。
  3. 【請求項3】 処理対象物をt秒に1回、pピッチ分づ
    つ間欠的に進ませるか、又は、処理対象物をt秒間にp
    ピッチのペースで連続的に進ませることのできる処理ラ
    インにおいて、 このラインの一部又は全部が、処理対象物をn・t秒に
    1回、n・pピッチ分づつ間欠的に進ませる(nは1を
    越える数)よう切換え可能であることを特徴とする処理
    ライン。
  4. 【請求項4】 処理対象物をt秒に1回、pピッチ分づ
    つ間欠的に進ませるか、又は、処理対象物をt秒間にp
    ピッチのペースで連続的に進ませる第1のライン部と、 処理対象物をn・t秒に1回、n・pピッチ分づつ間欠
    的に進ませて、処理配分の大きい工程を行う第2のライ
    ン部(nは1を越える数)とが、バッファ部を介して直
    列に備えられていることを特徴とする処理ライン。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013127894A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Yazaki Corp 電線搬送方法

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