JP5611937B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ブレーキ装置についての故障診断機能を有するエレベータ装置に関するものである。
従来のエレベータのブレーキ制御装置では、ブレーキ装置の作動を制御する制御器がブレーキ装置の故障を検出する機能を有している。この制御器は、ブレーキ装置の故障を検出するとブレーキ装置への電源供給を停止し、ブレーキ装置を制動状態とする(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−126183号公報
上記のような従来のエレベータのブレーキ制御装置では、制御器によってブレーキ装置の故障を検出可能である。しかしながら、制御器自体に発生した故障については検出することができなかった。このため、制御器に故障が発生した際には、ブレーキ装置についての故障検出を行うことができず、ブレーキ装置に故障が生じたままかごの運転を継続させてしまう可能性がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、複数の診断部の少なくともいずれか1つが故障した場合に、その故障検出を行うことができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明のエレベータ装置は、昇降路内に設けられたかごと、かごの昇降を駆動するモータと、モータの回転とともに回転されるブレーキホイールと、ブレーキホイールの回転を制動するための複数のブレーキユニットとを有し、モータの回転を制動するためのブレーキ装置と、ブレーキユニットの動作に関するブレーキ診断用信号を生成する信号生成手段と、かごの運転を統括して制御する運転制御部と、運転制御部からの指令に応じてモータの駆動を制御するモータ制御部と、ブレーキユニット毎に異なるブレーキ系統に属しており、運転制御部からの指令に応じて複数のブレーキユニットの動作をそれぞれ制御する複数のブレーキ制御部と、それぞれ異なるブレーキ系統に属しており、自身が属するブレーキ系統において、信号生成手段からのブレーキ診断用信号に基づくブレーキユニットについての故障診断を実行可能な複数の診断部とを備え、複数の診断部のそれぞれは、自身の診断内容を他の診断部の診断内容と比較し、それらの診断内容が不一致であることを確認した場合には、自身を含めた複数の診断部のうちの少なくともいずれか1つについて故障が発生したと判断するものである。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。 図1の第1診断部のブレーキ装置についての故障診断動作を示すフローチャートである。 図1の第1診断部のブレーキ制御部についての故障診断動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4によるエレベータ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態5によるエレベータ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態6による第1診断部のブレーキ装置についての故障診断動作を示すフローチャートである。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。
図1において、昇降路には、巻上機1が設けられている。巻上機1は、モータ2及びシーブ3を有している。シーブ3は、モータ2により回転される。シーブ3には、ロープ4が巻き掛けられている。ロープ4には、かご5及び釣合おもり6が吊り下げられている。かご5及び釣合おもり6は、モータ2の駆動力によって、昇降路内を昇降される。
巻上機1には、ブレーキ装置7が取り付けられている。ブレーキ装置7は、ブレーキホイール7a、制動片としてのブレーキシュー7b、及びブレーキ駆動部7cを有している。ブレーキシュー7b及びブレーキ駆動部7cは、ブレーキユニットを構成している。ブレーキホイール7aは、モータ2の回転軸に取り付けられている。また、ブレーキホイール7aは、モータ2により、シーブ3とともに回転される。
ブレーキシュー7bは、制動位置と開放位置との間で変位可能となっている。制動位置とは、ブレーキシュー7bのブレーキライニングがブレーキホイール7aの制動面(例えば外周面)と接触する位置である。開放位置とは、ブレーキシュー7bのブレーキライニングがブレーキホイール7aの制動面から間隔をおいて離れる位置である。つまり、開放位置とは、ブレーキライニングがブレーキホイール7aの制動面と非接触状態となる位置である。
ブレーキシュー7bの変位は、ブレーキ駆動部7cによって駆動される。また、ブレーキ駆動部7cによってブレーキシュー7bのブレーキライニングがブレーキホイール7aの制動面に押し付けられることにより、モータ2の回転が制動される。ブレーキ駆動部7cは、ブレーキホイール7aへ向けて付勢するばねと、そのばねの付勢力に抗してブレーキシュー7bをブレーキホイール7aから離すための励磁コイルとを有している(いずれも図示せず)。励磁コイルが励磁されているときに、ブレーキシュー7bが開放位置に配置される。
また、ブレーキ駆動部7cには、ブレーキ装置7の作動状態に関する帰還信号を生成する帰還信号生成手段が(機械的又は電気的に)接続されている(図示せず)。帰還信号生成手段は、例えば、ブレーキ駆動部7cの励磁コイルに流れる電流に応じた信号を生成する電流検出器、又はブレーキシュー7bの位置(制動位置・開放位置)に応じた信号を生成するスイッチ等である。なお、帰還信号生成手段は、ブレーキ装置7の作動状態に関する信号を生成可能なスイッチ・センサ類であればよい。また、帰還信号生成手段として複数種のスイッチ・センサ類を複合して用いてもよい。
かご5の運転は、エレベータ制御装置100によって制御される。エレベータ制御装置100は、運転制御部101、モータ制御部102、ブレーキ制御部103、出力制御部104、第1診断部105及び第2診断部106を有している。運転制御部101は、かご5の運転を統括して制御する。また、運転制御部101は、かご5の運転状況に応じて、モータ制御部102にモータ駆動指令を送る。さらに、運転制御部101は、かご5の運転状況に応じて、ブレーキ制御部103にブレーキ駆動指令を送る。
モータ制御部102は、運転制御部101からのモータ駆動指令に従い、モータ2の駆動を制御する。ブレーキ制御部103は、運転制御部101からのブレーキ作動指令と、かご5の運転状況とに応じて、ブレーキ装置7の制動力を設定する。そして、ブレーキ制御部103は、設定した制動力を発揮させるための出力指令を出力制御部104に送る。
出力制御部104は、ブレーキ制御部103とブレーキ装置7との間に介在されている。出力制御部104は、ブレーキ制御部103から受けた出力指令に応じて、ブレーキ装置7の励磁コイルに加える電圧の大きさを決定し、その決定した大きさの電圧を励磁コイルに加える。
第1診断部105は、ブレーキ装置7及びブレーキ制御部103についての故障診断を行う。これと同様に、第2診断部106も、ブレーキ装置7及びブレーキ制御部103についての故障診断を行う。第1診断部105及び第2診断部106は、互いに独立して故障診断を行う。また、第1診断部105及び第2診断部106は、故障診断を随時行う。
この診断処理の一例について説明すると、第1診断部105及び第2診断部106は、ブレーキ駆動部7cからの帰還信号(ブレーキ診断用信号)に基づいて、ブレーキ装置7の電源異常、制動力異常又は機構異常等を検出可能になっている。また、第1診断部105及び第2診断部106は、ブレーキ制御部103からの帰還信号(ブレーキ制御部診断用信号)に基づいて、ブレーキ制御部103の出力波形異常、又は動作異常等を検出可能になっている。従って、第1診断部105及び第2診断部106は、これらの異常を検出した場合に、ブレーキ装置7又はブレーキ制御部103が故障していると判断する。
また、第1診断部105及び第2診断部106は、故障診断を行った際に、その故障診断の内容を相互に比較し合う。即ち、第1診断部105及び第2診断部106は、それぞれ自身の診断結果と、第2診断部106及び第1診断部105(他の診断部)の診断結果とを比較する。
そして、第1診断部105及び第2診断部106は、比較結果が相互に不一致であることを確認した場合には、第1診断部105及び第2診断部106の少なくともいずれか一方に故障が発生したと判断する。即ち、第1診断部105及び第2診断部106は、自身を含めた複数の診断部のうちの少なくともいずれか1つに故障が発生したと判断する。この場合、第1診断部105及び第2診断部106は、運転制御部101に診断部故障信号を送る(図1の一点鎖線)。
さらに、第1診断部105及び第2診断部106は、診断内容についての比較結果が相互に一致していることを確認した場合に、ブレーキ装置7又はブレーキ制御部103が故障していることを確認したときには、ブレーキ故障信号又はブレーキ制御部故障信号を運転制御部101に送る。
これらの診断部故障信号、ブレーキ故障信号又はブレーキ制御部故障信号に対して、運転制御部101は、モータ制御部102を介して、モータ2の駆動を停止させ、かご5の運転を停止する。なお、運転制御部101は、かご5が乗場階間にいるときに診断部故障信号、ブレーキ故障信号又はブレーキ制御部故障信号を受けた場合には、かご5を最寄階で戸開させてから、かご5の運転を停止させてもよい。
ここで、エレベータ制御装置100は、演算処理部(CPU)、記憶部(ROM、RAM及びハードディスク等)及び信号入出力部を持ったハードウェア(図示せず)により構成することができる。エレベータ制御装置100の記憶部は、図2,3の動作を実現するためのプログラムを予め記憶している。なお、エレベータ制御装置100の各機能101〜106は、互いに独立したハードウェアによっても実現することができる。
次に、動作について説明する。図2は、図1の第1診断部105の故障診断時の動作を示すフローチャートである。図2において、第1診断部105は、帰還信号生成手段からの信号に基づいて、ブレーキ装置7についての故障診断を行う(ステップS101)。そして、第1診断部105は、第2診断部(他の診断部)106と診断内容を比較し(ステップS102)、診断内容が第2診断部106と一致しているかどうかを確認する(ステップS103)。
このときに、第1診断部105は、診断内容が一致していることを確認した場合には、自身の診断内容に基づいて、ブレーキ装置7が正常であるか否かを確認する(ステップS104)。そして、第1診断部105は、ブレーキ装置7が正常である場合には、同様の動作を繰り返す。
また、第1診断部105は、診断内容が第2診断部106と一致しているかどうかを確認した際に、診断内容が不一致であることを確認した場合には(ステップS103のNO方向)、第1診断部105及び第2診断部106のいずれか一方に故障が発生したと判断し、診断部故障信号を運転制御部101へ送信する(S105)。そして、第1診断部105は、リセットされるまで待機する(ステップS107)。この後、第1診断部105は、リセットされると、同様の動作を繰り返す。
さらに、第1診断部105は、ブレーキ装置7が正常であるか否かを確認した際に、ブレーキ装置7が故障していることを確認した場合には(ステップS104のNO方向)、ブレーキ故障信号を運転制御部101へ送信する(ステップS106)。そして、第1診断部105は、リセットされるまで待機する(ステップS107)。この後、第1診断部105は、リセットされると、同様の動作を繰り返す。
図3は、図1の第1診断部105のブレーキ制御部103についての故障診断動作を示すフローチャートである。ここで、第1診断部105のブレーキ制御部103についての故障診断動作は、故障診断対象がブレーキ制御部103である点と、ブレーキ制御部103の故障検出後にブレーキ制御部故障信号を運転制御部101に送る点で、図2に示す動作と異なっている。その他の動作については、図2に示す動作と同様である。また、第2診断部106の動作は、第1診断部105の動作と同様である。
上記のような実施の形態1のエレベータ装置によれば、第1診断部105及び第2診断部106は、ブレーキ装置7又はブレーキ制御部103についての診断内容を相互に比較し合い、その演算結果が不一致であることを確認した際に、第1診断部105及び第2診断部106の少なくともいずれか一方に故障がしたと判断する。この構成により、診断部105,106の少なくともいずれか1つが故障した場合に、その故障検出を行うことができる。
また、第1診断部105及び第2診断部106が、第1診断部105及び第2診断部106についての故障検出した際に、運転制御部101に診断部故障信号を送る。そして、運転制御部101がかご5の運転を停止する。つまり、運転制御部101は、第1診断部105及び第2診断部106のいずれか一方が故障した状態、即ちブレーキ装置7及びブレーキ制御部103についての故障診断が行えない状態でのかご5の運転を行わない。従って、ブレーキ装置7及びブレーキ制御部103が故障したままの状態でのかご5の運転を事前に回避することができる。
なお、実施の形態1では、第1診断部105及び第2診断部106の2つの診断部を用いた。しかしながら、診断部の数は2つに限定するものではなく、3つ以上であってもよい。即ち、診断部を3つ以上に多重化させてもよい。この場合、複数の診断部に同時に故障した場合であっても、その故障を検出可能となる。
また、実施の形態1では、運転制御部101が、第2診断部106から故障検出信号を受けた際に、かご5の運転を停止した。しかしながら、この例に限定するものではなく、運転制御部101が、第2診断部106から故障検出信号を受けた際に、かご5の運転を停止するとともに、例えば、発生した故障の情報を遠隔監視センタに送信してもよい。
さらに、実施の形態1では、第2診断部106が、故障検出信号を運転制御部101に送った。しかしながら、この例に限定するものではなく、第1診断部105及び第2診断部の一方又は両方が、故障検出信号を運転制御部101に送ってもよい。
また、実施の形態1における出力制御部104を省略することもできる。この場合、出力制御部104に代えて、ブレーキ制御部103がブレーキ装置7の励磁コイルに加える電圧の大きさを決定し、その決定した大きさの電圧を励磁コイルに加えてもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、ブレーキ装置7におけるブレーキシュー7b及びブレーキ駆動部7cと、ブレーキ制御装置103と、出力制御部104とがそれぞれ1つずつ用いられた。これに対して、実施の形態2では、これらのものがブレーキシュー7b,7d、ブレーキ駆動部7c,7e、ブレーキ制御装置103A,103B及び出力制御部104A,104Bとして、それぞれ2つずつ用いられる。即ち、実施の形態2では、2つのブレーキユニットが用いられる
図4は、この発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す構成図である。図4において、ブレーキシュー7b、ブレーキ駆動部7c、ブレーキ制御装置103A、出力制御部104A及び第1診断部105は、第1ブレーキ系統を構成している。ブレーキシュー7d、ブレーキ駆動部7e、ブレーキ制御装置103B、出力制御部104B及び第2診断部106は、第2ブレーキ系統を構成している。
実施の形態2の第1診断部105は、第1ブレーキ系統に属するブレーキシュー7b、ブレーキ駆動部7c、及びブレーキ制御装置103Aについての故障診断を行う。また、実施の形態2の第1診断部106は、第2ブレーキ系統に属するブレーキシュー7d、ブレーキ駆動部7e、及びブレーキ制御装置103Bについての故障診断を行う。即ち、実施の形態2の第1診断部105及び第2診断部106は、自身の属するブレーキ系統のブレーキシュー7b,7d及びブレーキ駆動部7c,7eについての故障診断を行う。他の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
上記のような実施の形態2のエレベータ装置によれば、第1診断部105及び第2診断部106が互いに異なるブレーキ系統についての故障診断を行う場合であっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
実施の形態1の出力制御部104は、ブレーキ制御部103からの出力指令に応じて、ブレーキ駆動部(励磁コイル)7cへの電圧の印加・遮断を制御した。これに対して、実施の形態3の出力制御部104は、ブレーキ制御部103からの出力指令、又は第1診断部105及び第2診断部106からの制動指令に応じて、ブレーキ駆動部7cへの電圧の印加・遮断を制御する。
図5は、この発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す構成図である。図5において、実施の形態3の第1診断部105及び第2診断部106は、ブレーキ装置7、ブレーキ制御部103、第1診断部105及び第2診断部106の少なくともいずれか1つについて故障を検出した際に、故障検出信号を運転制御部101に送るとともに、出力制御部104に制動指令を送る(図5の破線)。
出力制御部104は、第1診断部105又は第2診断部106からの制動指令に応じて、ブレーキ駆動部7cへの電圧を遮断する。即ち、出力制御部104は、第1診断部105又は第2診断部106からの制動指令に応じて、ブレーキ装置7を強制的に作動状態とする。他の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
上記のような実施の形態3のエレベータ装置によれば、第1診断部105及び第2診断部106が、ブレーキ装置7、ブレーキ制御部103、第1診断部105及び第2診断部106の少なくともいずれか1つについて故障を検出した際に、出力制御部104に制動指令を送る。この構成により、ブレーキ制御部103が故障している場合であっても、第1診断部105及び第2診断部106からの制動指令によって、ブレーキ装置7を強制的に制動状態とすることができる。
なお、実施の形態3では、第1診断部105及び第2診断部106の両方が出力制御部104に制動指令を送った。しかしながら、この例に限定するものではなく、第1診断部105及び第2診断部106のいずれか一方のみが出力制御部104に制動指令を送ってもよい。
実施の形態4.
実施の形態2の出力制御部104Aは、ブレーキ制御部103Aからの出力指令に応じて、ブレーキ駆動部7cへの電圧の印加・遮断を制御した。また、実施の形態2の出力制御部104Bは、ブレーキ制御部103Bからの出力指令に応じて、ブレーキ駆動部7eへの電圧の印加・遮断を制御した。実施の形態4の出力制御部104A,104Bは、実施の形態3の場合と同様に、第1診断部105及び第2診断部106からの制動指令に応じて、ブレーキ駆動部7c,7eへの電圧の印加・遮断を制御する。
図6は、この発明の実施の形態4によるエレベータ装置を示す構成図である。図6において、実施の形態3の第1診断部105及び第2診断部106は、ブレーキ装置7、ブレーキ制御部103、第1診断部105及び第2診断部106の少なくともいずれか1つについて故障を検出した際に、故障検出信号を運転制御部101に送るとともに、出力制御部104A,104Bの両方に制動指令を送る(図6の破線)。即ち、第1診断部105及び第2診断部106は、それぞれ自他両系統の出力制御部104A,104Bに制動指令を送る。他の構成及び動作は、実施の形態2及び実施の形態3と同様である。
上記のような実施の形態4のエレベータ装置によれば、第1診断部105及び第2診断部106が互いに異なるブレーキ系統についての故障診断を行う場合であっても、実施の形態3と同様の効果を得ることができる。
実施の形態5.
実施の形態4の第1診断部105及び第2診断部106は、自他両系統の出力制御部104A,104Bに制動指令を送った。ここで、例えば、第1診断部105及び第2診断部106のうち第1診断部105が故障している場合において、第2診断部106から出力制御部104A,104Bへの制動指令が、第1診断部105の故障に伴って、指令の発生タイミングや回路構成によっては、正常に伝わらない可能性が生じる。
これに対して、実施の形態5の第1診断部105及び第2診断部106は、図7に示すように、異なるブレーキ系統の出力制御部104A,104Bに対してのみ制動指令を送る(図7の破線)。即ち、第1診断部105及び第2診断部106は、自身が属するブレーキ系統の出力制御部104A,104Bに対して制動指令を送らない。他の構成及び動作は、実施の形態4と同様である。
上記のような実施の形態5のエレベータ装置によれば、第1診断部105及び第2診断部106が、それぞれ異なるブレーキ系統の出力制御部104A,104Bに対してのみ制動指令を送る。この構成により、第1診断部105又は第2診断部106の故障による影響を受けることなく、ブレーキ装置7のうちブレーキシュー7b,7dの少なくともいずれか一方を制動位置に変位させて、ブレーキ装置7をより確実に制動状態とすることができる。
なお、実施の形態2,4,5では、ブレーキ系統が2つの場合の例について説明した。しかしながら、ブレーキ系統が3つ以上であってもよい。
実施の形態6.
実施の形態1では、第1診断部105及び第2診断部106が、ブレーキ装置7、ブレーキ制御部103、第1診断部105及び第2診断部106のいずれか1つについての故障を検出した後に、リセットされるまで待機した。これに対して、実施の形態6の第1診断部105及び第2診断部106は、各機器7,103,105,106のいずれか1つについての故障を検出して各機器についての故障検出後に、再度故障診断を行う。
図8は、この発明の実施の形態6による第1診断部105のブレーキ装置7についての故障診断動作を示すフローチャートである。実施の形態6の第1診断部105の動作は、実施の形態1の第1診断部105による故障信号を運転制御部101へ送信した後の動作(図2のステップS105,S106以降の動作)が異なっており、ここでは、実施の形態1との違いについてのみ説明する。
図8において、実施の形態6の第1診断部105は、各機器7,103,105,106のいずれか1つについての故障信号を運転制御部101に送るとともに(ステップS105,S106)、診断運転要求を運転制御部101に送る(ステップS301)。ここで、この第1診断部105からの診断運転要求に応じて、運転制御部101は、診断運転を行う。この診断運転とは、例えば、昇降路の最下階から最上階までかご5を試験的に昇降させる運転である。
また、第1診断部105は、運転制御部101による診断運転中に、各機器7,105,106についての再度の故障診断を行う(ステップS302)。そして、第1診断部105は、この再度の故障診断の結果に基づいて、前回の診断結果が誤診断であったかどうかを確認する(ステップS303)。このときに、第1診断部105は、各機器7,105,106についての故障を検出せずに、前回の診断結果が誤診断であることを確認した場合には、通常運転復帰可能信号を運転制御部101へ送り(ステップS304)、同様の動作を繰り返す。
これに対して、第1診断部105は、再度の故障診断において、各機器7,105,106についての故障を再度検出した場合には、運転制御部101による診断運転を中止させて、リセットされるまで待機する(ステップS305)。この後、第1診断部105は、リセットされると、同様の動作を繰り返す。なお、第1診断部105のブレーキ制御部103についての故障診断動作については。図8に示す動作と同様である。また、第2診断部106の動作は、第1診断部105の動作と同様である。さらに、他の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
上記のような実施の形態6のエレベータ装置によれば、運転制御部101による診断運転の際に、第1診断部105及び第2診断部106が再度の故障診断を行い、その再度の故障診断において故障を確認しなければ、最初に検出した故障を一時的な誤診断であると判断する。この結果、誤診断に伴うかご5の運転休止時間を最小限に抑えることができる。
なお、実施の形態6では、実施の形態1の第1診断部105及び第2診断部106について、再度の故障診断を行った例について説明した。しかしながら、実施の形態2〜5の第1診断部105及び第2診断部106が、実施の形態6の再度の故障診断を行ってもよい。
また、実施の形態6において、第1診断部105及び第2診断部106が最初に故障を検出した後に、救出運転(最寄り階でかご5を戸閉させる運転)を行った後に、エレベータの運転制御部101が診断運転を行ってもよい。
さらに、実施の形態1〜6では、第1診断部105及び第2診断部106がブレーキ装置7及びブレーキ制御部103(103A,103B)の両方についての故障診断を行う例について説明した。しかしながら、第1診断部105及び第2診断部106がブレーキ装置7のみについて故障診断を行い、ブレーキ制御部103についての故障診断を省略してもよい。

Claims (3)

  1. 昇降路内に設けられたかごと、
    前記かごの昇降を駆動するモータと、
    前記モータの回転とともに回転されるブレーキホイールと、前記ブレーキホイールの回転を制動するための複数のブレーキユニットとを有し、前記モータの回転を制動するためのブレーキ装置と、
    前記ブレーキユニットの動作に関するブレーキ診断用信号を生成する信号生成手段と、 前記かごの運転を統括して制御する運転制御部と、
    前記運転制御部からの指令に応じて前記モータの駆動を制御するモータ制御部と、
    前記ブレーキユニット毎に異なるブレーキ系統に属しており、前記運転制御部からの指令に応じて前記複数のブレーキユニットの動作をそれぞれ制御する複数のブレーキ制御部と、
    それぞれ異なる前記ブレーキ系統に属しており、自身が属する前記ブレーキ系統において、前記信号生成手段からのブレーキ診断用信号に基づく前記ブレーキユニットについての故障診断を実行可能な複数の診断部と
    を備え
    記複数の診断部のそれぞれは、自身の診断内容を他の前記診断部の診断内容と比較し、それらの診断内容が不一致であることを確認した場合には、自身を含めた前記複数の診断部のうちの少なくともいずれか1つについて故障が発生したと判断するエレベータ装置。
  2. 同一の前記ブレーキ系統に属する前記ブレーキ制御部と前記ブレーキユニットとの間に介在され、かつ前記ブレーキ系統毎に設けられ、前記複数のブレーキ制御部からの指令に応じて、前記ブレーキユニットへの出力信号を制御する複数の出力制御部
    をさらに備え、
    前記複数の診断部は、前記ブレーキ装置、前記ブレーキ制御部及び前記複数の診断部の少なくともいずれか1つについて故障を検出した場合に、前記複数の出力制御部の全てに対して、前記ブレーキ装置を作動させるための制動指令を送り、
    前記複数の出力制御部は、前記複数の診断部のうちの少なくとも1つの前記診断部からの制動指令に応じて、前記ブレーキユニットに前記ブレーキホイールの回転を制動させる 請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 同一の前記ブレーキ系統に属する前記ブレーキ制御部と前記ブレーキユニットとの間に介在され、かつ前記ブレーキ系統毎に設けられ、前記複数のブレーキ制御部からの指令に応じて、前記ブレーキユニットへの出力信号を制御する複数の出力制御部
    をさらに備え、
    前記複数の診断部は、前記ブレーキ装置、前記ブレーキ制御部及び前記複数の診断部の少なくともいずれか1つについて故障を検出した場合に、自身とは異なる前記ブレーキ系統に属する前記複数の出力制御部に対して、前記ブレーキ装置を作動させるための制動指令を送り、
    前記複数の出力制御部は、前記複数の診断部のうちの少なくとも1つの前記診断部からの制動指令に応じて、前記ブレーキユニットに前記ブレーキホイールの回転を制動させる 請求項1記載のエレベータ装置。
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