JP5596014B2 - 筒状編地およびその編成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、横編機により無縫製で編成される筒状編地およびその編成方法に関する。
従来から、歯口を挟んで対向する少なくとも一対の針床を備える横編機では、両針床にわたって編糸を周回させれば、各針床でそれぞれ編成される編地が編幅の両端で歯口を越えて連結されて全体として筒状になることが知られている。以下、このような筒状編地を周回編み筒状編地と称することとする。周回編み筒状編地を応用して、手袋や靴下をはじめ、セーターなどの衣服を無縫製で一体的に編成することができる。
ミトンの手袋を、親指を収容する周回編み筒状編地としての親指用指袋を編幅内に接合した状態で、横編機で一体的に編成する技術も知られている(たとえば、特許文献1参照)。この技術では、親指用指袋用の周回編み筒状編地を、四本胴用の周回編み筒状編地と離れた位置で並行して形成する。周回編み筒状編地は、両針床を使用するので、2つの筒状編地の編成に使用する編針が重複すると退避が困難となる。このため、2つの筒状編地は離れた位置で形成してから、2つの筒状編地が重なるように移動して、重なる編地の内側同士を伏目で接合する必要がある。
無縫製の筒状編地は、編糸を周回させないで、引返し編みを繰返して形成することもできる。基部から先端までの往路では編幅を順次減少させながら編端の両端に接合用の編目を残し、先端から基部までの復路では往路で残した接合用の編目の間に編目を形成するように、編幅を順次増加させれば、指袋などの筒状編地を形成することもできる(たとえば、特許文献2参照)。以下、このような編地を引返編み筒状編地と称することとする。ただし、従来からの引返編み筒状編地は、筒丈を高くするためには筒幅を広くする必要があり、靴下の指袋や踵などには適用可能でも、手袋の指袋には適用が難しい。
米国特許第6216494号明細書 特開2008−121152号公報
特許文献1に開示されているような離れた位置で編成した周回編み筒状編地を編成後に接合する方法で、親指用指袋を四本胴の編幅内に接合した手袋には、伏目処理による接合部が内側に形成される。このため、親指用指袋と四本胴との内側の境界部の見栄えが悪くなり、伸びも少なくなって固くなり、着用感が損われる問題点がある。親指用指袋が編幅内に接合される手袋は、比較的高級品であり、ファッション性が重視され、境界部の見栄えが悪くなると商品価値が下がってしまう。したがって、このような手袋は、横編機では一体的には編成されず、親指用指袋と他の部分となるベース編地とを別に編成し、後工程の縫製作業で接合している。ベース編地には、親指用指袋の端部を取付ける孔を準備しておき、孔と端部の編目同士を手作業で編むようにして、親指用指袋をベース編地に取付けている。
このようなベース編地と手袋の指先などとを組合せる筒状編地は、横編機で一体的に編成することは可能でも、接合部分の見栄えを良好にすることは難しい。一方、特許文献2に開示されているような編成方法で形成する引返編み筒状編地は、一方の針床の編成であるので、周回編み筒状編地の途中に付加することは比較的容易になる。しかしながら、引返編み筒状編地で、筒状編地としての深さとなる筒丈を高くするために、基端での筒幅を広くしておく必要がある。筒幅を一定にして筒丈を増やす部分では、往路側の編地と復路側の編地とを連結することができず、孔が開いて、外観が損われるからである。さらに、従来の引返編み筒状編地では、筒丈を高くするとともに筒幅を増やすことはできない。したがって、靴下の指袋などには適用可能であっても、手袋の指袋などを形成すると見栄えが悪く、筒幅を一定にして筒丈を高くすることができず、人体で立体的に膨らんでいる部位などにフィットさせることも困難な場合がある。
本発明の目的は、横編機により無縫製で編成することが可能で、外観を損わずに着用部位の立体的な形状へも合わせ易い筒状編地およびその編成方法を提供することである。
本発明は、横編機により無縫製で編成される筒状編地であって、
コース方向の往復編成を繰返す引返し編みで、ウエール方向に連続して編成される編地に対し、ウエール方向の一方側と他方側との中間に折返し部が設けられ、
折返し部で折返されるウエール方向の一方側の編地と他方側の編地とが対向し、
一方側の編地のコース方向の両側の端部と、該端部に対向する他方側の編地のコース方向の両側の端部との連結部分は、目移しによる重ね目でそれぞれ形成されている、
ことを特徴とする筒状編地である。

また本発明は、前記ウエール方向の一方側の編地と他方側の編地との連結部分に各編地で隣接する領域で3コース以上編目がウエール方向に連続するように並んでいる、同径の筒となる部分を含む、
ことを特徴とする。
また本発明で、前記ウエール方向の一方側の編地と他方側の編地とのうちの少なくとも一方のウエール方向の端部の一部は、他の編地に連なり、
該他の編地と該端部の一部との境界部では、編目がウエール方向に連続している、
ことを特徴とする。
また本発明は、前記ウエール方向の一方側の編地と他方側の編地との間の連結部分に、襠となる編地を有することを特徴とする。
また本発明で、前記ウエール方向の一方側の編地と他方側の編地とは、コース数または対応するコースの編目数のうちの少なくとも一方が異なる形状を有することを特徴とする。
また本発明は、前記ウエール方向の一方側の編地と他方側の編地との連結により、手袋または靴下で、指を収容する指袋が形成されていることを特徴とする。
また本発明は、前記ウエール方向の一方側の編地と他方側の編地との連結により、靴下で足の踵を収容する踵部が形成されていることを特徴とする。
さらに本発明は、編目を移動する機能を備える横編機を使用し、コース方向への往復編成の繰返しで編目列が形成される引返し編地を、ウエール方向に連続して編成する途中で折返し、折返しに至る往路側の編地と折返しからの復路側の編地とを対向させて、往路側の編地と復路側の編地とを、対向している編幅の端部で連結する筒状編地の編成方法であって、
往路側の編地は、
連結用の編目を、既に編成した編目列の端部に付加した連結用の編目を係止する編針とは異なる編針に係止するように、編目列の移動を伴いながら、編目列の端部に付加して編針に係止することを繰り返して編成し、
復路側の編地は、
連結用の編目が端部に付加されている往路側の編地の編目列に予め対応付けられている編目列を編成する際に、端部を該連結用の編目に目移しで重ねて連結させるとともに、
往路側の編地を編成する際の移動を戻すことを繰返して編成する、
ことを特徴とする筒状編地の編成方法である。
また本発明で、前記往路側の編地は、ベース編地となる他の編地を編成する途中で、該ベース編地の編成を休止する状態で編成を開始し、
前記往路側となる編地での編目列の移動は、ベース編地の編幅外に離れる方向に行う、
ことを特徴とする。
また本発明では、前記往路側の編地と前記復路側の編地とを編成して連結を行うまでに、厚みを付ける編地を付加しておくことを特徴とする。
また本発明で、前記往路側の編地または前記復路側の編地のうちの少なくとも一方は、編成した編目列に対し、増やし、または減らしを行う、成型編みで編成することを特徴とする。
本発明によれば、折返し部で折返されるウエール方向の一方側の編地と他方側の編地とが対向し、コース方向の端部が目移しによる重ね目で連結されて筒状編地が形成される。各編地は、それぞれコース方向の往復編成を繰返す引返し編みで形成されるので、横編機の前後の針床の一方のみでも無縫製で編成することができ、両方の針床を使用する周回編み筒状編地の途中に付加することも比較的容易に行うことができる。付加する筒状編地は、周回編み筒状編地ではなく、筒丈を高くしても筒幅を拡げる必要はないので、見栄えを犠牲にすることなく、付加する部分の境界部に厚みを与えたりして、立体的な着用部位の形状へも合わせ易くすることができる。
また本発明によれば、3コース以上連続して、編幅が一定となるようにして、ウエール方向の一方側の編地と他方側の編地との連結部分に孔があかずに見栄えが良い同径の筒となる部分を得ることができる。
また本発明によれば、筒状編地と他の編地とが連なる境界部で編目がウエール方向に連続しているので、境界部の見栄えを良くし、着用部位へのフィットも良くすることができる。
また本発明によれば、筒状編地のウエール方向の一方側と他方側との間の連結部分に、襠となる編地を有するので、動きや膨らみがある部位などへの着用時に、厚みを持たせてゆとりを与えることができる。
また本発明によれば、筒状編地の折り返し部を挟むウエール方向の一方側の編地と他方側の編地とがコース数または対応するコースの編目数のうちの少なくとも一方が異なる形状を有するので、関節部分などへの着用時に、曲る方向に合わせて膨らみなどを与える立体的な形状を得ることができる。
また本発明によれば、手袋または靴下で、見栄えや指を収容する際に着用感が良好となる指袋を形成することができる。
また本発明によれば、靴下の踵を引返編み筒状編地として、筒丈が深く、かつ見栄え良く形成することができる。
さらに本発明によれば、編目を移動する機能を備える横編機を使用し、コース方向への往復編成の繰返しで編成する引返し編地をウエール方向の途中で折り返して端部を連結し、筒状編地として編成することができる。往路側の編地の編成では、端部に、連結用の編目を付加する編目列を含ませておく。連結用の編目が異なる編針に係止されるように、編成した編目列の位置を移動させる。復路側の編地では、往路側の連結用の編目に、予め対応付けられている編目列の端の編目を、目移しで重ねて連結し、往路側での移動を戻すので、全体的に筒状となる編地を形成することができる。このように形成される筒状編地は、前後に針床を備える横編機で一方側の針床のみを使用しても編成することが可能で、無縫製で他の編地へ連なる境界部の見栄えも良好にすることができる。また、境界部では伏目処理などによる筒状編地同士の接合を行う必要がないので、編成時間の短縮を図ることができる。
また本発明によれば、編成を休止しているベース編地から離れた方向にある、編目の係止に使用していない編針を使用して、編目の移動を伴う筒状編地の編成を行う。歯口下方への引下げなどに関し、係止中のベース編地の影響を受けにくい状態で、筒状編地を編成することができる。
また本発明によれば、折返し部を挟む往路側の編地と復路側の編地との連結を、襠などの厚みを付ける編地を付加して行うので、筒状編地にゆとりを持たせて編成することができる。
また本発明によれば、折返し部を挟む往路側の編地と復路側の編地とのうちの少なくとも一方を成型編みで編成するので、着用する部位にフィットする立体的な形状を、見栄えが良好な状態で得ることができる。
図1は、本発明の実施例1としての手袋1を横編機で編成する手順を概略的に示す簡略化した平面図である。 図2は、図1の親指用指袋往路側7を横編機で編成する手順を概略的に示す編成図である。 図3は、図1の親指用指袋往路側7から親指用指袋復路側10を、横編機で折返して形成する手順を概略的に示す編成図である。 図4は、図1の親指用指袋復路側10を横編機で編成する手順を概略的に示す編成図である。 図5は、図1の手袋1で、親指用指袋11を手首部15側に開いている状態を示す平面図である。 図6は、図1の手袋1の周回編み筒状編地としての指袋2と編目列の移動を伴う筒状編地としての親指用指袋11とを、編目を比較する状態で示す部分的な平面図である。 図7は、本発明の実施例2としての編地21の外観構成を簡略化して示す斜視図である。 図8は、本発明の実施例3としての靴下31を従来からの靴下33と比較して示す平面図である。 図9は、本発明の実施例4としての靴下41の一部を、実施例3の靴下31と比較して示す側面図である。 図10は、図9(a)の靴下41を編成する手順の途中での編地の状態を示す図である。 図11は、図10の編成手順の一部を示す編成図である。 図12は、図9(a)の靴下41の全体的な構成を示す斜視図である。 図13は、本発明の実施例5としての手袋51の一部の編成状態を簡略化して示す図である。 図14は、図13の編成手順の一部を示す編成図である。 図15は、図13の手袋51の一部を示す側面図である。 図16は、本発明の実施例6としての手袋61の一部の編成状態を簡略化して示す図である。 図17は、図16の手袋61の編成手順を、実施例1としての手袋1と比較して示す図である。 図18は、図16の手袋61の親指袋62についての編成状態を示す工程図である。 図19は、図16の手袋61の全体的な構成を示す平面図である。
本発明の実施の形態では、図1に示すような手袋1の親指用指袋11をベース編地となる掌側に付加しても、境界部が見栄えを損わないような筒状編地として、横編機で一体的に編成することができる。以下に説明する各実施例では、対応する部分に同一の参照符を付して示し、重複する説明を省略することがある。
図1は、本発明の実施例1としての手袋1を横編機で一体的に編成する概略的な手順を簡略化して示す。横編機は、歯口を挟んで対向する針床を少なくとも一対備え、針床間の目移しや、針床を相互にずらすラッキングの機能も有するものを使用する。手袋1の編成は、下方の指袋2,3,4,5から、四本胴6へのように、上方に進行させる。
図1(a)は、親指用指袋往路側7を編成した状態を示す。親指用指袋往路側7は、四本胴6と後述する五本胴14とをベース編地として、掌の編幅内に引返し編地として編成する。親指を除く他の四本の指をそれぞれ収容する指袋2,3,4,5と四本胴6とは、編糸をコース方向に周回させる周回編み筒状編地として編成される。親指用指袋往路側7は、四本胴6の端部にウエール方向が連続して、コース方向には往復を繰返しながら編成する。親指用指袋往路側7では、中間に複数の編目をコース方向に有する編目列を編成し、編目列の両側に繋がるように、接合用の編目となる掛け目8,9をそれぞれ付加する。掛け目8,9は、割増やしで形成する編目でもよい。付加する掛け目8,9を係止する編針が異なるように、編目列の位置を、四本胴6の端部から離れる側に向けてずらす。編目列の両側に繋がる掛け目8,9または編目の形成は、編目列を係止している針床、または係止していない針床のどちら側でもよいけれども、渡り糸の関係で、近くにあることが好ましい。
図1(b)は、親指用指袋復路側10を、親指用指袋往路側7の先端から折返すように編成した状態を示す。ただし後述するように、親指用指袋復路側10の編成を進めると、親指用指袋往路側7の編成で図の左側に移動している編目列が、図の右側に戻される。親指用指袋復路側10の各コースは、対向する親指用指袋往路側7の各コースで編目列の両側に形成されて編針に係止されている掛け目8,9間を連結するように編目列を形成し、形成する方向を、コース毎に反転させて往復させることを繰り返す。親指用指袋往路側7と親指用指袋復路側10とは、各引返し編地のコース方向の両側がそれぞれ編目を重ねて連結されて、全体として筒状編地になる。
図1(c)は、親指用指袋往路側7と親指用指袋復路側10とで筒状編地となる親指用指袋11を形成した後で、編成する部分を示す。親指用指袋11とベース編地との境界は、外側境界部12および内側境界部13となる。内側境界部13では、四本胴6と親指用指袋往路側7とでウエール方向に編目が連続する。外側境界部12からは、親指用指袋復路側10のウエール方向に編目が連続するように、編糸をコース方向に周回させて五本胴14および手首部15を筒状に編成し、手袋1として完成させる。内側境界部13では、伏目処理などは行う必要がないので、見栄えを良好にして、編成時間の短縮も図ることができる。
図2、図3および図4は、図1の親指用指袋11を、横編機を使用して編成する際のより詳細な手順の一例を示す。各図で、BおよびFは、後針床および前針床をそれぞれ示す。枡目は、個々の編針を示す。枡目が空白であることは、空き針であることを示す。枡目内の黒丸印は、新たに形成される編目を示す。枡目内の白丸印は、編針に係止される編目を示す。枡目内のV印は、空き針に対しては掛け目、編目を係止する編針に対してはタックを示す。新たに形成される掛け目またはタックは、V印を太線で示す。V印の向きは、前針床Fと後針床Bとが逆方向となるようにしている。枡目内の二重丸印は、重ね目を示す。枡目内の矢印は、目移しを示す。右側の矢印は、コースの編目を編成する方向を示す。なお、使用する編針の本数や編成するコース数は便宜的なものであり、実際に編地を編成する場合は、一般により多くの数が使用される。また、小指用の指袋5から人差指用の指袋2までを前後針床の左側から右側に向けて、掌側を後針床Bで、手の甲側を前針床Fで編成し、親指用指袋11は、主として後針床Bの編針を使用して編成する例を示す。
図2は、図1の親指用指袋往路側7を編成する手順を示す。a0コースは、前後の針床を使用して、四本胴6を周回編み筒状編地として編成した状態を示す。編針は、基本的に針抜きの状態で使用する。a1コースは、右方向への給糸で、四本胴6の最終コースの編目列を、後針床Bに形成し、最後に前針床Fの編幅の右端に掛け目を形成した状態を示す。a2コースは、a1コースとは逆方向の左方向への給糸で、親指用指袋往路側7となる1コース目の編目列を、後針床Bの右側3本の編針に形成した状態を示す。1コース目の編目列に対して、右側となる掛け目は、a1コースで先に形成されている。a3コースでは、後針床Bの右側3本の編針に形成した編目を前針床Fの空き針に目移しした状態を示す。a4コースでは、後針床Bを前針床Fに対して左側に編針2本分ずらすラッキングを行い、a3コースで目移しした編目を前針床Fから後針床Bに目移しで戻す状態を示す。a3コースからa4コースで、後針床Bの右側3本の編針に形成した編目列は、編針2本分だけ右側に移動する。移動した編目列と移動を行わなかった編目列との間には、空き針が生じる。a5コースでは、後針床Bの前針床Fに対するずれを戻し、右方向への給糸で、空き針を利用して、掛け目を形成する。左側での掛け目の形成に続いて、親指用指袋往路側7の2コース目となる編目列を編成する。2コース目となる編目列の右側では、前針床Fに掛け目を形成する。この掛け目は、a1コースで1コース目の右側となるように形成した掛け目よりも右側となる空き針に形成する。
a6コースでは、a5コースとは逆方向の左方向への給糸で、親指用指袋往路側7の3コース目となる編目列を形成する。a7コースでは、a6コースで形成した編目を、後針床Bから前針床Fに目移しする。a8コースでは、後針床Bを前針床Fに対して左側に編針2本分ずらし、a7コースで目移しした編目を、前針床Fから後針床Bに戻して、空き針を生じさせる。a9コースでは、後針床Bの前針床Fに対するずれを戻し、空き針を利用して、掛け目を形成する。掛け目に続いて、親指用指袋往路側7の4コース目となる編目の列を形成し、右側では前針床Fの空き針に掛け目を形成する。
以上のような手順のうち、a2コース、a5コース、a6コースおよびa9コースで形成される親指用指袋往路側7の編目の列は、編幅が一定で、連結部に隣接する編目がウエール方向に連続している4コース分の編地となる。従来の引返編み筒状編地では、編幅を一定にすると、連結用の編目を連続する複数コース分設けることができず、同一編幅の編目列を3コース以上編成すると、連結部分に孔があいてしまう。なお、実施例1では、編目列の編成を後針床Bで行い、連結用の両側の編目を、左側は後針床Bに、右側は前針床Fに形成している。各連結用の編目が形成される編針に歯口を挟んで対向する針床の編針も空き針となっているので、その空き針に連結用の編目を形成してもよい。さらには、編目列と同じ針床で隣接する空き針に連結用の編目を形成してから、目移しを行ってもよい。
図3は、図1(b)に示す、親指用指袋往路側7から親指用指袋復路側10に折返す際に、編目列を移動しない引返し編成で親指用指袋11の指先に丸みを付ける編成手順を示す。b0コースは、図2の手順を繰返して、後針床Bの右側の3本の編針に形成する編目列に対して、左側となる掛け目が後針床Bに、右側となる掛け目が前針床Fに、それぞれ異なる編針で5つずつ係止されている状態を示す。ここで折返せば、コース方向に3目の筒幅で、ウエール方向に5目の筒丈で、一定の径を有する筒状編地を形成することができる。コース方向の編目列の編目数を変更すれば筒幅を、掛け目の数を変更すれば筒丈を、それぞれ調整することが可能となる。
b1コースでは、後針床Bで右側の3本の編針に編目を形成する。b2コースでは、b1コースで形成した編目のうちの左側の編目をタック編成し、他の2本の編針に編目を形成する。b3コースでは、2本の編針のうちの右側で係止していた編目をタック編成する。b4コースでは、3本の編針に編目を形成する。3本の編針のうちの左右の編針では、タック編成による重なり目に編目を形成して、1目の通常の編目に戻す。このように、引返編み筒状編地を付加して、中央部の編目を多くし、両端の編目を少なくする手法は、指先の丸みを出すために一般的に行われている。
図4は、図1の親指用指袋復路側10を編成しながら、親指用指袋11を筒状に形成する手順を示す。c1コースでは、後針床Bの右側の3本の編針に係止されている編目を、前針床Fに目移しする。c2コースでは、後針床Bを前針床Fに対して右側に編針2本分ずらし、c1コースで目移しした編目を、前針床Fから後針床Bに戻して、掛け目の列の右端と編目の列の左端とを重ねる。c3コースでは、後針床Bを前針床Fに対して左側に編針1本分ずらす状態に戻し、前針床Fに係止されている掛け目の列の右端を後針床Bに目移しして、編目の列の右端に重ねる。c4コースでは、後針床Bの前針床Fに対するずれを戻し、後針床の右側の3本の編針に編目を形成する。この編成で、折り返した最初の編目列が連結される。すなわち、連結部分を、目移しによる重ね目で形成する。この編目列の両側には、4つずつの掛け目が残る状態となる。
c5コース、c6コース、c7コース、およびc8コースでは、c1コース、c2コース、c3コース、およびc4コースとそれぞれ同様に、編目と掛け目との重ね、新たな編目の形成を行う。この編目列の両側には、3つずつの掛け目が残る状態となる。以下、c9コース、c10コース、およびc11コースは、c1コース、c2コース、およびc3コースとそれぞれ同様な動作を行い、後針床Bで右側の3本の編針に編目を形成する位置を左側に戻すように移動させながら、親指用指袋往路側7で形成した掛け目8、9間を編目列で連結する。最終的には、c12コースとして示すように、編目列を形成する3本の編針の位置は、a0コースの後針床Bの編幅内に戻る。
以上のように、親指用指袋11は、往路側を、編目列の編成、掛け目、目移しを組合わせて、編目列を移動させながら両側に掛け目を形成するように、コース方向を往復しながら編成する。先端で折り返す復路側でもコース方向を往復しながら、目移しで重ね目を形成して掛け目間を連結し、移動している編目列を戻して、先端側から順次、筒状の編地を形成する。
図5は、図1の手袋1で、親指用指袋11を手首部15側に開いている状態を示す。親指用指袋往路側7は、四本胴6とウエール方向に編目が連続するように編成されるので、内側境界部13の見栄えを良好にすることができる。
図6は、図1の手袋1の親指用指袋11の先端付近の編目構造を、人差指用の指袋2の先端付近と並べて示す。指袋2は、先端の編出し部2aに続いて、コース2cが周回するように編成され、ウエール2wは編出し部2aから指袋2の基端側に向う。親指用指袋11では、親指用指袋往路側7から親指用指袋復路側10の方向にウエール11wが折返されて連続する。親指用指袋往路側7および親指用指袋復路側10のコース7c,10cは、掛け目8で連結するように、往復する。掛け目8で連結している境界部分の両側で、親指用指袋往路側7および親指用指袋復路側10の編地は、3コース以上の編目がウエール方向11wにそれぞれ連続している同径の筒状編地となっている。
図7は、本発明の実施例2としてのポケット付き編地21の概略的な構成を示す。ポケット付き編地21では、ベース編地22が編糸をコース方向に周回させて筒状に編成される途中に、本発明を適用するポケット23の筒状編地が付加される。
図7(a)では、ポケット付き編地21を編成する際のウエールの方向を、二点鎖線に矢印を付けて示す。ベース編地22の前半側22aは、ウエール方向22awに示すように、図の下方から上方に、筒状に編成する。ポケット23を付加する位置に達すると、ベース編地22の編成を休止し、ポケット23を筒状に編成する。ポケット23は、往路側23aと復路側23bとを、ウエール方向23aw,23bwで示すように先端で折返すように編成する。往路側23aでは、コース方向の両端に掛け目を残すように編目列を移動させながら編成し、復路側23bでは、掛け目を連結するように、移動した編目列を戻しながら編成する。ポケット23の編成が終了すると、ベース編地22の後半側22bを、ウエール方向22bwに、編糸を周回させて筒状に編成する。
なお、ベース編地22のコース方向の中間にポケット23のような筒状編地を編成する際には、針床の一方側を空き針にしておくことが望ましい。このためには、ベース編地22をコース方向の一方側で係止する編針から編目を対向する針床に回し込むようにして、ポケット23を形成する編目列を端部に移動すればよく、必要に応じてポケット23の形成後に戻せばよい。
図7(b)は、ポケット23をベース編地22の内側に押込んだ状態を示す。ベース編地22とポケット23との外側境界部24には、装飾となる模様編みを付加しているけれども、編目はウエール方向に連続している。内側境界部25でも同様に、編目がウエール方向に連続する状態となる。
なお、ベース編地22として周回編みで筒状に形成する編地の例を単純に示すけれども、横編機で一体的に形成され、上半身や下半身、あるいは全身に装着する衣服に、同様に本発明を適用することができる。また、そのような衣服のパーツとして編成される引返編み筒状編地や筒状ではない編地をベース編地として、筒状編地を付加する場合にも本発明を同様に適用することができる。
図8は、(a)の本発明の実施例3としての靴下31を、(b)の従来からの靴下33と比較して示す。靴下31,33は、踵32,34をそれぞれ備える。踵32,34は、ベース編地となる靴下31,33を足先側31aから足首側31bに周回編み筒状編地として編成する途中で編成する。本発明を適用する踵32は、編幅一定部分32aを含む。編目列の移動を伴うので、編幅一定部分32aを引返し編成を使用しても筒状編地として編成することができる。編幅減少部分32bは、筒幅一定部分32aの往路側の編地を編成した状態で、編目列の移動を伴わない従来からの引返編み筒状編地として編成することができる。筒幅一定部分32aの復路側は、筒幅減少部分32bの編成後に、往路側で移動した編目列を戻すように編成する。踵34は、全体を従来からの引返編み筒状編地として編成する。
踵32,34として必要な筒丈をAとすると、踵32では、筒丈AのうちのBを筒幅一定部分32aで編成するので、踵32の先端の筒幅Caを広くとり、踵部に余裕の空間を得ることができる。踵33では、筒丈Aの全体に亘って編幅を減少させながら引返し編成を行うので、踵34の先端の筒幅Cbが狭くなってしまう。
図9は、本発明の実施例4としての靴下41の一部を、実施例3の靴下31と比較して示す。(a)に示す靴下41は、(b)に示す靴下31の踵32に、襠42を付加している。すなわち、踵32を編目列の移動を伴う筒状編地として編成する途中で連結するまでに襠42となる編目を編込み、筒状編地の往路側と復路側とを連結する部分に、襠42を介在させている。
図10は、図9(a)の靴下41を編成する手順の途中での編地の状態を示す。襠42は、踵32を往路側と復路側とで編成しながら、同時進行で、複数の部分42a,42b,42c,42dに分けて編成することができる。襠42の部分42a,42b,42c,42dを編成する際には、周回編成を行い、踵32となる編地も形成するとともに、足甲側の編地の一部も形成する。また、踵32の往路側を編成した後に襠42の全体をまとめて編成し、続けて踵32の復路側を編成することもできる。襠42の形状は、三角形や四角形など、自由に調整することができる。
図11は、図10に従う編成手順の一部を編成図として示す。編成図としては、基本的に、図2、図3および図4と同様に示すけれども、編針の数は異ならせておく。また、連結に関係する編針には右上がりの斜線を施して示し、襠を形成する編針には右下がりの斜線を施して示す。さらに、連結や襠に関連する編針の位置には、左側にはa〜j、右側にはq〜zの符号を付けて示す。
靴下41は、横編機の前後の針床の両方を使用する周回編み筒状編地として足先側31aを編成する途中で、一方の針床に係止されている編目列の全体にウエール方向でそれぞれ連続するような筒状編地として踵42を編成する。足先側31aの足裏の編地を係止する後針床Bの編幅の全体を使用して踵42の筒幅分を編成する点で、編幅の一部を使用する実施例1の親指用指袋11とは異なる。このように異なる点を除いて、d1コースへは、足先側31aについての図2のa0コースと同様な状態から、端部への掛け目の形成と編目の移動とを繰返して、後針床Bで踵32の往路側を編成しながら到達することができる。d1コースは、前針床Fの位置g,iの編針には左側の連結用となる掛け目が係止され、後針床Bの位置x,zの編針には右側の連結用となる掛け目が係止される状態となっている。
次のd2コースでは、前針床Fに右方向の給糸を行い、位置g,iの編針には襠42の部分42aの一部となる編目を形成する。位置jよりも右側の編針では、踵32の往路側となる編目列を形成する。次のd3コースでは、後針床Bに左方向の給糸を行い、位置z,xの編針に襠42の部分42aの編目を形成する。次のd4コースでは、後針床Bに右方向の給糸を行い、位置xの編針にはタックし、位置zの編針には襠42の部分42aの編目を形成する。次のd5コースでは、前針床Fに左方向の給糸を行い、位置i,gの編針を含めて、踵32の往路側の編目列と襠42の部分42aの編目とを形成する。次のd6コースでは、後針床Bに右方向の給糸を行い、位置gの編針に左側の連結用となる掛け目を形成し、位置hから位置vまでの編針で踵32の往路側の編目列編成する。
以上のようなd2コースからd6コースに示す手順で、図10に示す襠42の部分42aを、左右に2目で2コース分までを編成することができる。以下、同様にして、襠42の部分42bを、例えば左右に4目で2コース分編成すると、三角形の襠42の往路側を含む踵32の往路側を編成することができる。部分42a,42bで、編目の数を2目と4目とに異ならせているけれども、同数とすれば四角形の襠を形成することができる。
d7コースは、後針床Bへの左方向の給糸で、図10に示す踵32の往路側の最終コースまで編成した状態を示す。次のコースでは、折返して、後針床Bへの右方向の給糸で、踵32の復路側の最初コースを編成する。d8コースは、位置qよりも左側で、後針床Bに係止する編目を2ピッチ分右側に移動させ、位置rの編針に重ね目を形成して、編目列の左端を往路側と連結する。編目の移動は、後針床Bからいったん前針床Fに目移しし、後針床Bを前針床Fに対して左に2ピッチ分ずらして、前針床Fに目移しした編目を後針床Bに再び目移しして戻すことで行う。前針床Fの位置aの編針に係止されていた掛け目は、後針床Bの位置dの編針に係止する編目に重ねて、編目列の右端を往路側と連結する。後針床Bは、前針床Fに対して右に2ピッチ分戻す。このような編目の移動は、給糸を伴わないで、キャリッジを複数コース走行させて行う。
d9コースでは、後針床Bへの右方向の給糸で、踵32の復路側の編目列を形成するとともに、右側の位置t,v,x,zの編針に襠42の部分42cの1コース分となる4目の編目列を形成する。d10コースでは、前針床Fへの左方向の給糸で、踵32の復路側の編目列を形成するとともに、左側の位置i,g,e,cの編針に襠42の部分42cの1コース分となる4目の編目列を形成する。d11コースでは、d8コースと同様にして、踵32の復路側での編目列の移動による位置t,fの編針での連結を行う。以下、同様にして、踵32の復路側の編成と、襠42の部分42c,42dの編成とを、編目列の移動による戻しと、端部での連結とを伴いながら行って、襠42を連結部に介在させた踵32の編成を行うことができる。
図12は、図9(a)の靴下41の全体的な構成を示す。周回編み筒状編地として編成する足先側31aをベース編地として、筒状編地として編成する踵32を付加するように形成し、連結部分に襠42を介在させて、ベース編地の残りとなる足首側31bを形成している。足の立体的な形状に適合した靴下41を得ることができる。
なお、踵32などでは、編幅の中心線に関して対称形ではなく、左右非対称に編成することもできる。編成後の踵32では、ゴアラインの角度や深さが左右対称の状態から変化し、左右非対称の足の形状に、より以上に適合させることができる。
図13は、本発明の実施例5としての手袋51の一部の編成状態を簡略化して示す。実施例5では、実施例1の手袋1で四本胴6から五本胴14を編成する途中で付加する親指袋11に代えて、親指袋52を付加する。親指袋52は、往路側52aと復路側52bとともに、増目部52cを編成する。増目部52cは、たとえば往路側52aに付加され、筒状編地を形成するために折返す前後で、ウエール方向の編目数に差を設けることができる。
図14は、図13の編成手順の一部を、基本的には図11と同様に示す。ただし、図13では、増目部52cを往路側52aの後にまとめて付加している状態を示しているけれども、編成手順では、増目部52cは分散して往路側52aの編成途中に挿入する形で編成する。e1コースまでは、親指袋52の往路側52aの編成を、編目列の移動を伴って、端部に連結用の掛け目を残しながら行う。e1コースからe4コースでは、後針床Bへの引返し給糸で、位置f,v間の編針に増目部52cの編目列を形成する。ただし、増目部52cの編目列は、復路側52bの端部とは連結しないので、左側の端部の位置f,hや右側の端部の位置vの編針へは、必ずしも毎回編目を形成しないで、タックなどを行って、筒状編地としての折返しの前後で、連結部に孔があかないようにしている。
e5コースからe7コースまでは、往路側52aを編目列を移動して端部に連結用の掛け目を残しながら編成する手順の一部を示す。コースe8からコースe11までは、移動を戻して、端部を往路側52aと連結しながら復路側の編目列を編成する手順の一部を示す。
図15は、図13の手袋51の一部を示す。親指袋52は、筒状編地として折返す前後で、ウエール方向の編目数が四本胴6に続く往路側の方が五本胴14に続く復路側よりも多くなるように編成しているので、親指の立体的な形状に適合させることができる。
図16は、本発明の実施例6としての手袋61の一部の編成状態を簡略化して示す。手袋61の胴部などのベース編地61a,61bから親指袋62を編目列の移動を伴う筒状編地として編成する際には、横編機で知られている各種の成型編みを適用することもできる。すなわち(a)で示すように、往路側で編幅を減らして、復路側で編幅を増やしたり、(b)で示すように、往路側で編幅を増やして、復路側で編幅を減らしたりすることができる。さらに編幅を途中で増減させることもできる。編幅の増減による成型の処理を、編幅の端部から離れた内側で行えば、編幅の端部の編目はウエール方向に連続させることができる。(b)で示すような増やしと減らしとによる成型は、指袋には必ずしも適さないけれども、実施例2のポケット付き編地21のポケット23や、人体の膨らんだ部位を覆うような場合などには利用することができる。
図17は、図16の手袋61の編成手順を、実施例1としての手袋1と比較して示す。(a)に示す手袋61では、四本胴となるベース編地61aから親指袋62の往路側62a,62bを編成し、折返して復路側62c,62dを編成する。往路側62aおよび復路側62dは筒幅一定の状態で編成するけれども、往路側62bおよび復路側62cでは成型編みで、減らしおよび増やしをそれぞれ行う。(b)に示す親指用指袋往路側7と親指用指袋復路側10とでは、成型編みは行わない。
また、(a)に示す手袋61では、親指を除く他の指を収容する指袋72,73,74,75を編目列の移動を伴う筒状編地として、たとえば薬指用の指袋74の基端から順次編成してから、三本胴を周回編み筒状編地として編成し、小指用の指袋75を編成して四本胴76の周回編み筒状編地に続ける。最初の指袋74の編成時に、編糸の糸入れを行うので、端糸74aが生じるけれども、他の指袋や胴は前に編成した部分の端部に続けて編出しながら編成するので、他には端糸を生じさせないでベース編地61aを編成することができる。
(b)に示す手袋1では、各指袋2,3,4,5をそれぞれ周回編み筒状編地として編成する際に、先端での糸入れと基端での糸出しとを行うので、端糸2a,2b;3a,3b;4a,4b;5a,5bとが生じ、この適切な処理を必要とする。
また、手袋1では、周回編み筒状編地としての指袋2,3,4,5同士や四本胴6との連結部分の指股の部分にゆとりが足りない。(a)に示す手袋61では、指股の部分で編目がウエール方向に連続するので、隣接する各指間に厚み77が形成され、ゆとりを持たせて着用感を向上させることができる。また、五本胴となるベース編地61bでは、親指袋62の復路側62dにウエール方向で編目が続く部分64aを順次目減らしで成型し、掌部分64bに合わせて、手の立体形状に適合させることができる。
図18は、図17の手袋61の指袋についての成型編みを伴う編成状態を工程図として示す。編目の数やコースの数は説明の便宜のためのものであり、実際の編地の編成では、必要に応じて変えることができる。f0コースでは、周回編み筒状編地をベース編地として、前針床Fと後針床Bとにそれぞれ針抜き状態で8目ずつ係止しておく。各針床で編目を係止する編針に対向する編針は空き針としておく。以下、編目の移動などのピッチは、編針2本分を1ピッチ分として説明する。
f1コースでは、後針床Bの8目の編目の左側の6目の編目を左に1ピッチ分寄せた後、左方向に給糸しながら、空き針となった編針に掛け目を形成して、掛け目の左側の6目に新たな編目を形成する。f2コースでは、右方向に給糸し、前針床Fの左側の空き針に掛け目を形成し、後針床Bの6目の編目に新たな編目を形成する。
f3コースでは、f2コースで新たに形成した6目の編目のうちの右側3目を、1ピッチ分左に寄せ、左端の編目を、寄せないで残した左側3目の右端の編目と重ねて1目を減らす。さらに左方向に給糸し、右側3目の編目を左に寄せて生じる空き針に掛け目を形成し、掛け目の左側の5目に新たな編目を形成する。f4コースでは、右方向に給糸し、前針床Fの左側の空き針に掛け目を形成し、後針床Bの5目の編目に新たな編目を形成する。
f5コースでは、f4コースで新たに形成した5目の編目を、全体的に1ピッチ分だけ左に寄せた後、左方向に給糸しながら、空き針となった編針に掛け目を形成して、掛け目の左側の5目に新たな編目を形成する。
f6コースでは、f5コースで新たに形成した5目の編目のうちの左側3目を、1ピッチ分右に寄せ、右端の編目を、寄せないで残した右側2目の左端の編目と重ねて1目を減らす。さらに右方向に給糸し、前針床Fの左側の空き針に掛け目を形成し、後針床Bの4目の編目に新たな編目を形成する。
f7コースでは、f6コースで新たに形成した4目の編目を、全体的に1ピッチ分だけ左に寄せた後、左方向に給糸しながら、空き針となった編針に掛け目を形成して、掛け目の左側の4目に新たな編目を形成する。f8コースでは、右方向に給糸し、前針床Fの左側の空き針に掛け目を形成し、後針床Bの4目の編目に新たな編目を形成する。f8コースで、往路側の編成を終了する。
f9コースからは、折返し後の復路側を編成する。f8コースで前針床Fの左側に形成した掛け目を目移しで後針床Bの4目の編目のうちの左端に重ねて連結した後、左方向に給糸して、後針床Bの4目の編目に新たな編目を形成する。
f10コースでは、後針床Bの4目の編目のうち、右側の2目を1ピッチ分だけ右に寄せ、右方向に給糸して、左側の2目と右側の2目とに新たな編目を形成する。左側の2目と右側の2目との間は空き針となっている。左側の2目のうちの右端では、割増やしを行い、増やした編目を隣の空き針に移動する。このようにして、左側で1目の編目を増やす。
f11コースでは、f6コースで前針床Fの左側に形成した掛け目を目移しで後針床Bの5目の編目のうちの左端に重ねた後、左方向に給糸して、後針床Bの5目の編目に新たな編目を形成する。f12コースでは、5目の編目を全体的に1ピッチ分だけ右に寄せる。5目のうちの右端は、f5コースで形成した掛け目に重なって連結される。次に右方向に給糸し、5目の編目に新たに編目を形成する。
f13コースでは、後針床Bの5目の編目のうち、左側の2目を1ピッチ分だけ左に寄せ、左端の編目にf4コースで形成した掛け目を重ねて連結する。次に左方向に給糸して、左側の2目と右側の3目とに新たな編目を形成する。左側の2目と右側の3目との間は空き針となっている。右側の3目のうちの左端では、割増やしを行い、増やした編目を隣の空き針に移動する。このようにして、右側で1目の編目を増やす。f14コースでは、6目の編目を全体的に1ピッチ分だけ右に寄せる。6目のうちの右端は、f3コースで形成した掛け目に重なって連結される。次に右方向に給糸し、6目の編目に新たに編目を形成する。f15コース以降も、ヤーンフィーダ80から給糸する編糸81で筒状編地の編成を続ける。なお、本実施例では、成型編みとして、f3コースとf6コースとで減らしを、f10コースとf13コースとで増やしを、それぞれ行っている。
図19は、図16の手袋61の全体的な構成を示す。親指袋62や他の指袋72,73,74,75を編目列の移動を伴う筒状編地として、成型編みを含むように編成することで、手袋61は、手の立体的な形状に適合させることができる。また、成型編みによる編幅の増減は、編幅の端部から離れた内側で行っているので、親指袋62や他の指袋72,73,74,75では、往路側の編地と復路側の編地との連結部に隣接する領域で、編目がウエール方向にそれぞれ連続して並ぶようにすることができる。また、編幅を変えるための編目の減らしや増やしは、指袋の端部近傍で行ってもよい。
本発明は、実施例1、実施例5、実施例6で説明した手袋1,51,61や、実施例2で説明したポケット付き編地21、実施例3,実施例4で説明した靴下31,41の他にも多様な編地に適用することができる。たとえば、図7のベース編地22で頭部を覆う帽子とすれば、ポケット23に相当する部分を二つ設け、耳を覆うようにすることができる。また、ポケット23などの筒状編地は、ベース編地22のウエール方向の途中ではなく、始端または終端に形成することもできる。
本発明を適用する編目列の移動を伴う筒状編地は、筒幅や筒丈は任意であり、接続位置や数も自由に設定することができる。また、各実施例では、一対の針床を有する二枚ベッドの横編機で針抜き編成を行っているけれども、四枚ベッドの横編機や、二枚ベッドでも編針にスライダによるホールディングが可能な複合針を使用すれば、総針編成も可能である。
1,51,61 手袋
7 親指用指袋往路側
8,9 掛け目
10 親指用指袋復路側
11,52,62 親指用指袋
12、24 外側接合部
13,25 内側接合部
21 ポケット付き編地
22,71a,71b ベース編地
23 ポケット
31,41 靴下
31a 足先側
31b 足首側
32 踵
32a 編幅一定部分
32b 編幅減少部分
42 襠
72,73,74,75 指袋

Claims (11)

  1. 横編機により無縫製で編成される筒状編地であって、
    コース方向の往復編成を繰返す引返し編みで、ウエール方向に連続して編成される編地に対し、ウエール方向の一方側と他方側との中間に折返し部が設けられ、
    折返し部で折返されるウエール方向の一方側の編地と他方側の編地とが対向し、
    一方側の編地のコース方向の両側の端部と、該端部に対向する他方側の編地のコース方向の両側の端部との連結部分は、目移しによる重ね目でそれぞれ形成されている、
    ことを特徴とする筒状編地。
  2. 前記ウエール方向の一方側の編地と他方側の編地との連結部分に各編地で隣接する領域で3コース以上編目がウエール方向に連続するように並んでいる、同径の筒となる部分を含む、
    ことを特徴とする請求項1記載の筒状編地。
  3. 前記ウエール方向の一方側の編地と他方側の編地とのうちの少なくとも一方のウエール方向の端部の一部は、他の編地に連なり、
    該他の編地と該端部の一部との境界部では、編目がウエール方向に連続している、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の筒状編地。
  4. 前記ウエール方向の一方側の編地と他方側の編地との間の連結部分に、襠となる編地を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の筒状編地。
  5. 前記ウエール方向の一方側の編地と他方側の編地とは、コース数または対応するコースの編目数のうちの少なくとも一方が異なる形状を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の筒状編地。
  6. 前記ウエール方向の一方側の編地と他方側の編地との連結により、手袋または靴下で、指を収容する指袋が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の筒状編地。
  7. 前記ウエール方向の一方側の編地と他方側の編地との連結により、靴下で足の踵を収容する踵部が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のベース編地を備える筒状編地。
  8. 編目を移動する機能を備える横編機を使用し、コース方向への往復編成の繰返しで編目列が形成される引返し編地を、ウエール方向に連続して編成する途中で折返し、折返しに至る往路側の編地と折返しからの復路側の編地とを対向させて、往路側の編地と復路側の編地とを、対向している編幅の端部で連結する筒状編地の編成方法であって、
    往路側の編地は、
    連結用の編目を、既に編成した編目列の端部に付加した連結用の編目を係止する編針とは異なる編針に係止するように、編目列の移動を伴いながら、編目列の端部に付加して編針に係止することを繰返して編成し、
    往路側の編地は、
    連結用の編目を、既に編成した編目列の端部に付加した連結用の編目を係止する編針とは異なる編針に係止するように、編目列の移動を伴いながら、編目列の端部に付加して編針に係止することを繰り返して編成し、
    復路側の編地は、
    連結用の編目が端部に付加されている往路側の編地の編目列に予め対応付けられている編目列を編成する際に、端部を該連結用の編目に目移しで重ねて連結させるとともに、
    往路側の編地を編成する際の移動を戻すことを繰返して編成する、
    ことを特徴とする筒状編地の編成方法。
  9. 前記往路側の編地は、ベース編地となる他の編地を編成する途中で、該ベース編地の編成を休止する状態で編成を開始し、
    前記往路側となる編地での編目列の移動は、ベース編地の編幅外に離れる方向に行う、
    ことを特徴とする請求項8記載の筒状編地の編成方法。
  10. 前記往路側の編地と前記復路側の編地とを編成して連結を行うまでに、厚みを付ける編地を付加しておくことを特徴とする請求項9記載の筒状編地の編成方法。
  11. 前記往路側の編地または前記復路側の編地のうちの少なくとも一方は、編成した編目列に対し、増やし、または減らしを行う、成型編みで編成することを特徴とする請求項9または10記載の筒状編地の編成方法。
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