JP5588805B2 - 印刷管理装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、印刷管理装置、及び、画像形成装置に関する。
近年、画像形成システムでは、被画像形成媒体として使用する紙を管理する必要性が大きくなってきている。たとえば、環境負荷あるいはセキュリティなどの観点から、画像を形成してから廃棄するまでの紙のライフサイクルを管理できる画像形成システムが要望されている。
特開2003−58629号公報
被画像形成媒体としての紙を効率的に管理できる印刷管理装置、及び、画像形成装置を提供することを目的とする。
実施形態によれば、印刷管理装置は、ログメモリと、許容量メモリと、計数部と、算出部と、出力部とを有する。ログメモリは、ユーザの指示に応じて前記画像形成装置がプリントした紙を示す情報あるいはユーザが廃棄した紙を示す情報をユーザ識別情報に対応づけて記憶する。許容量メモリは、各ユーザが使用可能な紙の許容量を記憶する。計数部は、前記ログメモリが記憶する、あるユーザがプリントした紙のうち未廃棄の紙の数を計数する。算出部は、前記計数部が計数した未廃棄の紙の数と前記許容量メモリが記憶する当該ユーザに対する紙の許容量とから紙の使用率を算出する。出力部は、前記算出部により算出した紙の使用率を含む情報を出力する。
図1は、画像形成システムの構成例を概略的に示す図である。 図2は、デジタル複合機およびサーバの制御系統の構成例を示すブロック図である。 図3は、画像とバーコード情報とを用紙にプリントあるいはコピーした例である。 図4は、文書管理テーブルの構成例を示す図である。 図5は、ページ管理テーブルの構成例を示す図である。 図6は、プリント管理テーブルの構成例を示す図である。 図7は、操作ログテーブルの構成例を示す図である。 図8は、許容量管理テーブルの構成例を示す図である。 図9は、使用量管理テーブルの構成例を示す図である。 図10は、待機状態の操作画面の表示例である。 図11は、コピー画面の表示例である。 図12は、機密印刷画面の表示例である。 図13は、廃棄登録画面の表示例である。 図14は、デジタル複合機におけるコピー、プリントおよび廃棄登録の処理例を説明するためのフローチャートである。 図15は、プリントサーバにおけるコピー、プリント及び廃棄登録の処理例を説明するためのフローチャートである。 図16は、紙の使用率を案内する処理におけるデジタル複合機の動作を説明するためのフローチャートである。 図17は、紙の使用率を案内する処理におけるプリントサーバの動作を説明するためのフローチャートである。 図18は、紙の廃棄を催促するメールを送信する処理の例を説明するためのフローチャートである。 図19は、廃棄促進メールの例を示す図である。 図20は、紙の使用率に応じてプリントを制限するプリント制限処理の例を説明するためのフローチャートである。 図21は、紙の廃棄に伴うCO2排出量の算出処理を説明するためのフローチャートである。 図22は、紙の廃棄量の調整処理を説明するためのフローチャートである。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、画像形成システムの構成例を概略的に示す図である。
図1に示すように、画像形成システムは、デジタル複合機1、プリントサーバ2、ユーザ管理サーバ3、およびユーザ端末4を有する。画像形成システムは、デジタル複合機1、プリントサーバ2、ユーザ管理サーバ3およびユーザ端末4をローカルエリアネットワーク5で接続する。
上記デジタル複合機(MFP)1は、画像形成装置(印刷装置)として機能する。上記デジタル複合機1は、スキャナ機能、プリンタ機能およびネットワーク通信機能などを有する。上記デジタル複合機1は、各ローカルエリアネットワーク5を介して各機器(プリントサーバ2、ユーザ管理サーバ3、ユーザ端末4)とデータ通信する通信機能を有する。たとえば、上記デジタル複合機1は、ネットワークプリンタとして、ユーザ端末4からの要求されるプリント処理を実行する。
プリントサーバ2は、サーバコンピュータである。プリントサーバ2は、ローカルエリアネットワーク5を介して各機器とデータ通信する機能を有する。プリントサーバ2は、各機器から要求されるプリントジョブを管理する。ユーザ管理サーバ3は、サーバコンピュータである。ユーザ管理サーバ3は、ローカルエリアネットワーク5を介して各機器とデータ通信する機能を有する。ユーザ管理サーバ3は、ユーザ情報を管理する。
ユーザ端末4は、ユーザが使用する端末装置である。ユーザ端末4は、ローカルエリアネットワーク5を介して各機器とデータ通信する通信機能を有する。ユーザ端末4は、ローカルエリアネットワーク5を介してデータ通信が可能な機器であれば良い。ユーザ端末4は、例えば、パーソナルコンピュータであっても良いし、携帯型の端末装置であっても良い。なお、ローカルエリアネットワーク5は、無線通信により実現しても良い。
次に、デジタル複合機1の構成について概略的に説明する。
図1に示すように、デジタル複合機1は、操作パネル7、スキャナ(画像読取部)8、プリンタ(画像形成部)9などを有する。また、デジタル複合機1は、画像データを入出力する種々の外部インターフェースを有する。デジタル複合機1は、コピー機、スキャナ、プリンタ、あるいは、ネットワーク通信機として機能する。
上記スキャナ8は、原稿面の画像をカラー画像データあるいはモノクロ画像データとして読み取る。上記スキャナ8は、原稿面を光学的に走査することにより原稿面上の画像を読取る。上記スキャナ8は、走査機構、光電変換部および原稿送り装置(ADF)などを有する。
上記プリンタ9は、カラー画像あるいはモノクロ画像を用紙上に形成する。たとえば、プリンタ9は、電子写真方式の画像形成装置である。プリンタ9は、用紙収納部、搬送機構、露光装置、感光体ドラム、現像装置、転写ベルト、転写装置および定着装置などを有する。プリンタ9において、搬送機構は、用紙収納部にセットされた用紙を搬送する。露光装置は、感光体ドラムに潜像を形成する。現像装置は、感光体ドラム上の潜像をトナー(カラーの場合は各色のトナー)で現像する。転写装置は、転写ベルトを介して現像装置により現像された感光体ドラム上のトナー像を用紙に転写する。定着装置は、たとえば、用紙を加圧状態で加熱することによりトナー像を用紙上に定着する。搬送機構は、トナー像を定着させた用紙を印刷結果として出力する。なお、プリンタ9は、電子写真方式に限定されるものではなく、インクジェット方式あるいは熱転写方式などの印刷方式により画像形成を行うものであっても良い。
操作パネル7は、ユーザインターフェースである。操作パネル7は、たとえば、各種の操作ボタン、およびタッチパネル内蔵の表示部7aを有する。操作パネル7は、ユーザが操作指示を入力するための操作部、および、ユーザに対する案内などを表示する表示部として機能する。
次に、デジタル複合機1の制御系統の構成について説明する。
図2は、デジタル複合機1、プリントサーバ2及びユーザ管理サーバ3における制御系統の構成例を示すブロック図である。
上記デジタル複合機1は、図2に示すように、各部を統括的に制御するシステム制御部10を有する。たとえば、システム制御部10は、スキャナ8およびプリンタ9を制御する。システム制御部10は、操作パネル7、ユーザ端末4からユーザ又は管理者が入力した情報を取得する。システム制御部10は、プロセッサ(CPU)11、ランダムアクセスメモリ(RAM)12、リードオンリーメモリ(ROM)13、不揮発性メモリ14、画像処理部15、ネットワークインターフェース16、ページメモリ17、ハードディスクドライブ(HDD)18、およびタイマ19などを有する。
プロセッサ11は、たとえば、CPUである。プロセッサ11は、ROM13、不揮発性メモリ14あるいはHDD18に記憶されている制御プログラムを実行することにより各種の処理機能を実現する。RAM12は、ワーキングメモリとして機能するメインメモリである。ROM13は、デジタル複合機1の動作を司る制御プログラムおよび制御データなどを記憶する。不揮発性メモリ14は、書換え可能な不揮発性のメモリである。不揮発性メモリ14は、各種の処理機能を実現するための制御プログラムおよび制御データを記憶する。たとえば、不揮発性メモリ14は、設定情報を保持する。
画像処理部15は、スキャナ8で読取った画像データ、あるいは、ネットワーク経由で受信した画像データを画像処理する。ネットワークインターフェース16は、ローカルエリアネットワーク5を介して外部装置と通信を行うためのインターフェースである。ページメモリ17は、少なくとも1ページ分の画像データを展開する記憶領域を有するメモリである。HDD18は、データ記憶用の大容量のメモリである。HDD18は、たとえば、印刷対象とする画像データを蓄積する。
次に、プリントサーバ2の構成について説明する。
図2に示すように、プリントサーバ2は、プロセッサ(CPU)21、RAM22、ROM23、HDD24、ネットワークインターフェース(I/F)25、タイマ26を有する。
プロセッサ21は、たとえば、CPUである。プロセッサ21は、サーバ2全体の制御を司る。プロセッサ21は、ROM23あるいはHDD24に記憶されているプログラムを実行することにより様々な処理機能を実現する。プロセッサ21は、当該画像形成システムにおける被画像形成媒体の紙を管理するための処理機能を有する。処理機能は、プロセッサ21がプログラムを実行することにより実現する。RAM22は、ワーキングメモリである。ROM23は、サーバ2の基本的な動作を司る制御プログラム及び制御データなどを記憶する。ネットワークインターフェース25は、ローカルエリアネットワーク5内の各装置とのデータ通信を行うためのインターフェースである。
HDD24は、データ記憶用の記憶装置である。HDD24は、当該システム全体においてプリント対象となる画像を管理する情報を記憶する。HDD24は、文書管理テーブル24a、ページ管理テーブル24b、プリント管理テーブル24c、操作ログテーブル24d、許容量管理テーブル24e、および使用量管理テーブル24fを有する。
文書管理テーブル24aは、プリント対象とする文書(原稿)に関する情報を記憶する。ページ管理テーブル24bは、プリント対象とする各ページに関する情報を記憶する。プリント管理テーブル24cは、プリントした画像に関する情報を記憶する。操作ログテーブル24dは、操作ログを記憶する。許容量管理テーブル24eは、利用可能な紙の量(紙の許容量)を示す情報を記憶する。使用量管理テーブル24fは、使用した紙の量を示す情報を記憶する。
なお、プリントサーバ2が有する機能の一部又は全部は、デジタル複合機1又はユーザ管理サーバ3が具備しても良い。たとえば、プロセッサ21がプログラムを実行することにより実現する各機能は、デジタル複合機1のプロセッサ11またはユーザ管理サーバ3のプロセッサ31が実現するようにしても良い。また、文書管理テーブル24a、ページ管理テーブル24b、プリント管理テーブル24c、操作ログテーブル24d、許容量管理テーブル24eおよび使用量管理テーブル24fの一部又は全部は、デジタル複合機1のHDD18あるいはユーザ管理サーバ3のHDD34にあっても良い。
次に、ユーザ管理サーバ3の構成について説明する。
図2に示すように、ユーザ管理サーバ3は、プロセッサ(CPU)31、RAM32、ROM33、HDD34、ネットワークインターフェース(I/F)35を有する。
プロセッサ31は、たとえば、CPUである。プロセッサ31は、サーバ3全体の制御を司る。プロセッサ31は、ROM33あるいはHDD34に記憶されているプログラムを実行することにより様々な処理機能を実現する。RAM32は、ワーキングメモリである。ROM33は、サーバ3の基本的な動作を司る制御プログラム及び制御データなどを記憶する。HDD34は、データ記憶用の記憶装置である。HDD34は、たとえば、ユーザ認証用のデータを記憶する。ネットワークインターフェース35は、ローカルエリアネットワーク5内の各装置とのデータ通信を行うためのインターフェースである。
ユーザ管理サーバ3において、プロセッサ31は、ユーザ認証機能を有する。この機能は、プロセッサ31がプログラムを実行することにより実現する。ユーザ認証機能は、ユーザを認証する。ユーザ認証機能は、ユーザがデジタル複合機1の操作パネル7で入力したユーザIDあるいはパスワードなどのユーザ情報を取得する。ユーザ認証機能は、デジタル複合機1から取得したユーザ情報とHDD34に記憶したユーザ認証用のデータとを照合することにより認証の成否を判定する。また、ユーザ認証に用いるユーザ情報は、ユーザが所持するICカードからデジタル複合機1が読取るようにしても良い。
なお、ユーザ管理サーバ3が有する機能の一部又は全部は、デジタル複合機1又はプリントサーバ2が具備しても良い。たとえば、ユーザ認証機能は、デジタル複合機1のプロセッサ11あるいはプリントサーバ2のプロセッサ21が実現するようにしても良い。また、ユーザ認証用のデータは、デジタル複合機1のHDD18あるいはプリントサーバ2のHDD24に記憶しても良い。
以下、画像形成システムにおける画像をプリントした用紙の管理について説明する。
本画像形成システムは、画像をプリントした用紙を管理する。画像形成システムは、用紙にプリントする画像の世代情報(例えば、画像形成回数)を管理する。画像形成システムは、世代情報により画像のプリントを制限できる。画像形成システムは、1つの画像をコピーあるいはプリントするごとにプリント処理に対する識別情報としてのプリントIDを発行する。プリントIDは、たとえば、2次元バーコードなどのコード情報に変換できる情報である。画像形成システムは、プリントIDを含む情報をバーコード化したバーコード情報を当該画像とともに用紙にプリントする。画像形成システムは、用紙にプリントしたバーコード情報から得られるプリントIDにより用紙にプリントされた画像に対する世代情報を管理を実現する。プリントIDは、画像ともに用紙にプリントできる情報(画像)に変換できるものであれば良い。
図3は、画像とプリントIDを示すバーコード情報とを用紙にプリントあるいはコピーした例を示す。
図3に示す例では、まず、デジタル複合機1が3ページからなる原稿Oをプリントする。デジタル複合機1が原稿Oをプリントする場合、プリントサーバ2は、原稿Oの各ページの画像に対して識別情報を発行する。プリントサーバ2は、各頁の画像に対する識別情報をそれぞれバーコード情報(バーコード画像)C1、C2、C3に変換する。プリントサーバ2は、プリントすべき原稿Oの各画像と対応づけてバーコード情報C1、C2、C3をデジタル複合機1へ供給する。プリントサーバ2は、各画像の識別情報を世代数(プリント回数)に対応づけてプリント管理テーブル24cに記憶する。
デジタル複合機1は、プリントサーバ2が発行したバーコード情報C1、C2、C3を原稿Oの各頁の画像とともに用紙にプリントする。デジタル複合機1は、たとえば、各用紙における基準位置にバーコード情報C1、C2、C3をプリントする。図3に示す例では、デジタル複合機1は、原稿Oの1頁目の画像における右上にバーコード情報C1とを印刷した用紙P1、原稿Oの2頁目の画像における右上にバーコード情報C2を印刷した用紙P2、原稿Oの3頁目の画像における右上にバーコード情報C3を印刷した用紙P3を生成する。
さらに、用紙P1と用紙P2とをコピーする場合、デジタル複合機1は、用紙P1及び用紙P2をスキャンし、用紙P1および用紙P2のが御厨をスキャン画像データに変換する。デジタル複合機1は、スキャン画像(用紙P1の画像と用紙P2の画像)をプリントサーバ2へ転送する。プリントサーバ2は、用紙P1及び用紙P2のスキャン画像からそれぞれバーコード情報を抽出する。プリントサーバ2は、抽出したバーコード情報から各画像のプリントIDを判定する。プリントサーバ2は、判定したプリントIDにより各画像のプリント回数を確認し、用紙P1と用紙P2のコピーが可能か否かを判断する。用紙P1及び用紙P2のコピーが可能であると判断した場合、プリントサーバ2は、2つの新たな識別情報を発行する。
プリントサーバ2は、発行した識別情報をそれぞれバーコード情報(例えば、2次元バーコード)C4、C5に変換する。プリントサーバ2は、用紙P1の画像にバーコード情報C4を付加したプリントデータと、用紙P2の画像にバーコード情報C5を付加したプリントデータとをデジタル複合機1へ供給する。なお、プリントサーバ2は、プリントIDにより各画像の原本の画像データをプリント用の画像としてデジタル複合機1へ供給しても良い。プリントサーバ2は、新たに発行した各画像の識別情報を世代数(プリント回数)に対応づけてプリント管理テーブル24cに記憶する。
デジタル複合機1は、用紙P1の画像(或は原本の画像データ)とプリントサーバ2が発行したバーコード情報C4とを用紙P4にプリント(コピー)する。ただし、デジタル複合機1は、用紙P1の画像におけるバーコード情報C1をバーコード情報C4に置き換えたプリントデータをプリントする。デジタル複合機1は、用紙P2の画像(或は原本の画像データ)とプリントサーバ2が発行したバーコード情報C5とを用紙P5にプリント(コピー)する。ただし、デジタル複合機1は、用紙P2の画像におけるバーコード情報C2をバーコード情報C5に置き換えたプリントデータをプリントする。
用紙P3をコピーする場合、デジタル複合機1は、用紙P3をスキャンし、スキャン画像をプリントサーバ2へ転送する。プリントサーバ2は、用紙P3のスキャン画像からバーコード情報を抽出し、抽出したバーコード情報から識別情報を判定する。プリントサーバ2は、判定した識別情報と後述する管理情報とにより用紙P3のコピーが可能か否かを判断する。用紙P3のコピーが可能であると判断した場合、プリントサーバ2は、1つの新たな識別情報を発行し、発行した識別情報をバーコード情報(例えば、2次元バーコード)C6に変換する。
プリントサーバ2は、用紙P3の画像にバーコード情報C6を付加したプリントデータをデジタル複合機1へ供給する。プリントデータは、デジタル複合機1は、用紙P3の画像におけるバーコード情報C3をバーコード情報C6に置き換えたものである。このため、デジタル複合機1は、用紙P3の画像におけるバーコード情報C3をバーコード情報C6に置き換えた画像をプリントする。プリントサーバ2は、新たに発行した各画像の識別情報を世代数(プリント回数)に対応づけてプリント管理テーブル24cに記憶する。
次に、プリントサーバ2で管理する情報について説明する。
図4は、文書管理テーブル24aの構成例を示す図である。
文書管理テーブル24aは、プリント或はコピーする管理対象の文書に関する情報を記憶する。文書は、1又は複数のページの画像からなる。たとえば、文書管理テーブル24aは、文書を識別するための情報、および、文書全体に対するコピー制限などのセキュリティ設定情報などを記憶する。
図4に示す例では、文書管理テーブル24aは、文書ID、ファイル名、ページ数、および原本データを対応づけて記憶する。文書IDは、文書を識別するための文書識別情報である。新しい文書をプリントする場合、プリントサーバ2は、当該文書全体に対する文書IDを発行する。また、バーコード情報が付加されていない原稿(1枚又は複数枚の原稿)をコピーする場合、プリントサーバ2(又はデジタル複合機1)は、各原稿の画像からなる文書全体に文書IDを発行する。ファイル名は、文書の電子データとしての名称である。ページ数は、文書を構成する画像の総ページ数である。原本データは、文書を構成する各ページ画像の原本となる画像データである。
図5は、ページ管理テーブル24bの構成例を示す図である。
ページ管理テーブル24bは、プリント或はコピーする各ページの画像(個々の画像)に関する情報を記憶する。たとえば、ページ管理テーブル24bは、各ページの画像に対する機密レベル、有効期限、出力フラグなどのを識別するための情報、および、各ページの画像に対するセキュリティ設定に関する情報などを記憶する。
図5に示す例では、ページ管理テーブル24bは、ページID、文書ID、ページ番号、機密レベル、有効期限、および出力フラグを対応づけて記憶する。ページIDは、各ページの画像を識別するためのページ識別情報である。文書IDは、当該ページの画像が属する文書を識別するための文書識別情報である。ページIDは、当該システム内において、完全にユニークとなる情報であっても良いし、文書IDと組み合わせてユニークとなる情報であっても良い。新しい文書を文書管理テーブル24aに登録する場合、プリントサーバ2は、当該文書の各ページに関する情報もページ管理テーブル24bに登録する。文書の各ページに関する情報をページ管理テーブル24bに登録する場合、プリントサーバ2は、各ページに対するページIDを発行する。
機密レベルは、当該ページの画像に対するセキュリティ設定を示す。たとえば、機密レベルは、機密度の低い順にレベル1(最低)からレベル5(最高)までの何れかが設定される。この機密レベルは、文書作成時にユーザが設定しても良いし、後で管理者が設定しても良い。機密レベルは、当該ページの画像に対するプリント(コピー)権限を示す情報である。有効期限は、当該ページの画像に対するプリント(コピー)の有効期限を示す情報である。たとえば、有効期限は、ユーザが登録しても良いし、管理者が設定しても良い。出力フラグは、当該ページの画像に対するプリントおよびコピーを許可するか否かを示すフラグである。
図6は、プリント管理テーブル24cの構成例を示す図である。
プリント管理テーブル24cは、プリント処理に関する情報を記憶する。たとえば、プリント管理テーブル24cは、各ページの画像に対するプリント処理を識別するための情報、各ページの画像に対するプリント回数(世代数)、および、プリント結果の廃棄状態などを示す情報などを記憶する。
図6に示す例では、プリント管理テーブル24cは、プリントID、1世代前のプリントID、世代数、ページID、ユーザID、廃棄フラグなどを対応づけて記憶する。プリントIDは、1ページ分の画像に対する1回のプリント処理を識別するための識別情報である。1世代前のプリントIDは、プリント処理した画像に対する前回のプリント処理のプリントIDである。世代数は、当該プリント処理によりプリントしたページの画像に対する累積のプリント回数である。ページIDは、プリントした画像のページを示す識別情報である。ユーザIDは、当該プリント処理を実行したユーザを示す識別情報である。廃棄フラグは、プリント結果(用紙)が廃棄されたか否かを示すフラグである。なお、廃棄フラグは、用紙を廃棄登録する廃棄登録処理により更新する。
図7は、操作ログテーブル24dの構成例を示す図である。
操作ログテーブル24dは、ユーザによる操作履歴(操作ログ)を示す情報を記憶する。操作ログテーブル24dは、ユーザの操作に応じて実行したコピー、プリント、廃棄などの処理の履歴を示す情報を記憶する。
図7に示す例では、操作ログテーブル24dは、日時、ユーザID、操作内容(処理内容)、サイズ、およびプリントIDを対応づけて記憶する。日時は、操作(処理)を実行した日時を示す情報である。ユーザIDは、操作(処理)を実行したユーザを示す識別情報である。操作内容(処理内容)は、実行した操作(処理)の内容を示す情報である。図7に示す例では、操作内容(処理内容)としては、コピー、プリント、廃棄などを登録する。サイズは、操作(処理)した用紙のサイズを示す情報である。プリントIDは、操作(処理)した用紙を識別するための情報である。
図8は、許容量管理テーブル24eの構成例を示す図である。
許容量管理テーブル24eは、プリントあるいはコピーの用紙として利用できる許容量に関する情報を記憶する。許容量管理テーブル24eは、オフィスごとの許容量、フロア毎の許容量、エリア(部署)ごとの許容量、および、ユーザ毎の許容量を記憶することができる。
図8に示す例では、許容量管理テーブル24eは、オフィス許容量、フロア、フロア別許容量、部署、部署別許容量、ユーザID、およびユーザ別許容量を対応づけて記憶する。オフィス許容量は、オフィス全体でプリント或はコピーできる用紙の許容量を示す情報である。フロアおよびフロア別許容量は、各フロアでプリント或はコピーできる用紙の許容量を示す。部署および部署別許容量は、各部署でプリント或はコピーできる用紙の許容量を示す。ユーザIDおよびユーザ別許容量は、各ユーザでプリント或はコピーできる用紙の許容量を示す。たとえば、許容量管理テーブル24eに記憶する許容量などの情報は、管理者が設定する。
図9は、使用量管理テーブル24fの構成例を示す図である。
使用量管理テーブル24fは、プリントあるいはコピーの用紙として使用されている使用量に関する情報を記憶する。使用量管理テーブル24fは、使用量、許容量および使用率などを対応づけて記憶する。使用量管理テーブル24fは、許容量が設定される個人あるいはグループごとに設けることができる。
図9に示す例では、使用量管理テーブル24fは、ユーザID、使用量、許容量および使用率を対応づけて記憶する。図9に示す使用量管理テーブル24fは、ユーザ毎の使用量に関する情報を記憶するテーブルの例である。ユーザIDは、ユーザを識別するための識別情報である。使用量は、対応するユーザが使用中の紙の量を示す情報である。許容量は、対応するユーザがプリント或はコピーできる用紙の許容量を示す情報である。使用率は、許容量に対する用紙の使用量の割合を示す情報である。
次に、画像形成システムにおけるコピーあるいはプリントについて説明する。
本画像形成システムでは、コピー或はプリントを実行したユーザを識別するため、認証が成功したユーザによる指示に応じてコピー、プリントあるいは用紙の廃棄を行うものとする。デジタル複合機1は、ユーザが操作パネル7に入力したユーザ情報(ユーザID及びパスワードなど)あるいはユーザが提示するICカードなどのIDカードから取得するユーザ情報を用いてユーザ管理サーバ3によるユーザ認証を実行する。
デジタル複合機1におけるコピー、プリント、廃棄登録の処理例について説明する。
図10は、ユーザ認証が成功した場合に、操作パネル7の表示部7aに表示する待機状態の操作画面の表示例を示す図である。図10に示す操作画面において、操作パネル7は、コピーボタン、機密印刷ボタンおよび廃棄登録ボタンを表示する。ユーザは、コピーを実行する場合にはコピーボタンを押し、機密印刷(プライベートプリント)を実行する場合には機密印刷ボタンを押し、用紙の廃棄を実行する場合には廃棄登録ボタンを押す。
ユーザがコピーボタンを押すと、操作パネル7は、表示部7aにコピー画面を表示する。図11は、コピー画面の表示例である。図11に示すようなコピー画面では、各種のコピー設定が入力できる。コピー画面において、ユーザは、コピー設定を入力し、コピー開始を指示する。ユーザがコピー開始を指示すると、デジタル複合機1は、ユーザがセットする原稿に対するコピー処理を開始する。
ユーザが機密印刷ボタンを押すと、操作パネル7は、表示部7aに機密印刷画面を表示する。図12は、機密印刷画面の表示例である。図12に示す機密印刷画面では、当該ユーザがプリント可能なプリントデータが一覧表示する。機密印刷画面において、ユーザは、プリントするプリントデータを指定し、プリントの開始を指示する。ユーザがプリント開始を指示すると、デジタル複合機1は、ユーザが指定するプリントデータに対するプリント処理を開始する。
ユーザが廃棄登録ボタンを押すと、操作パネル7は、表示部7aに廃棄登録画面を表示する。図13は、廃棄登録画面の表示例である。図13に示す廃棄登録画面では、用紙の廃棄処理に関する設定が入力できる。廃棄登録画面において、ユーザは、スキャナ8に廃棄する用紙をセットし、廃棄登録の開始を指示する。ユーザが廃棄登録の開始を指示すると、デジタル複合機1は、ユーザがセットする用紙に対する廃棄登録処理を開始する。
図14は、デジタル複合機1におけるコピー、プリントおよび廃棄登録の処理例を説明するためのフローチャートである。
図14を参照して、デジタル複合機1におけるコピー処理を説明する。
コピーを要求するユーザは、デジタル複合機1のスキャナ8に原稿をセットし、操作パネル7によりコピー設定を入力し、コピー開始を指示する。ここで、図11に示すコピー画面を表示した状態において、ユーザが、バーコード情報のプリントされた原稿をスキャナ8にセットし、操作パネル7でコピー実行の指示を入力したものとする。
システム制御部10では、操作パネル7からコピー実行の指示を受信する。コピー実行の指示を受信した場合(ACT101、YES)、プロセッサ11は、スキャナ8によりユーザがセットした原稿を読取る(ACT102)。システム制御部10のプロセッサ11は、スキャナ8により読取った原稿のスキャン画像とコピー設定を示す情報(コピー設定情報)とをプリントサーバ2へ送信する(ACT103)。コピーの対象となる原稿のスキャン画像を送信した後、システム制御部10のプロセッサ11は、プリントサーバ2からプリントデータ(PJL)の受信待ちとなる(ACT104)。
プリントサーバ2からプリントデータを受信すると(ACT104、YES)、システム制御部10のプロセッサ11は、受信したプリントデータをプリンタ9により用紙にプリントする(ACT105)。プリンタ9による用紙へのプリントデータのプリントが完了すると、プロセッサ21は、ネットワークインターフェース16を介してプリント完了を示す通知を当該プリントデータの送信元であるプリントサーバ2へ送信する(ACT106)。
図14を参照して、デジタル複合機1におけるプリント処理を説明する。
デジタル複合機1でプリントを要求するユーザは、操作パネル7によりプリント対象する画像データを指定し、プリント設定を入力し、プリント開始の指示を入力する。ここで、図12に示す機密印刷画面において、ユーザが、操作パネル7でプリントする文書(画像データ)を指定し、プリント実行の指示を入力したものとする。
システム制御部10では、操作パネル7からプリント実行の指示を受信する。プリント実行の指示を受信した場合(ACT111、YES)、プロセッサ11は、ユーザが指定したプリント対象の画像データを示す情報(たとえば、画像の文書ID及びページID)を取得する(ACT112)。
プリント対象の画像データを示す情報を送信した後、システム制御部10のプロセッサ11は、プリントサーバ2からプリントデータ(PJL)の受信待ちとなる(ACT104)。プリントサーバ2からプリントデータを受信すると(ACT104、YES)、システム制御部10のプロセッサ21は、受信したプリントデータをプリンタ9により用紙にプリントする(ACT105)。プリンタ9による用紙へのプリントデータのプリントが完了すると、プロセッサ21は、ネットワークインターフェース16を介してプリント完了を示す通知を当該プリントデータの送信元であるプリントサーバ2へ送信する(ACT106)。
なお、デジタル複合機のプリント処理は、ユーザ端末からのプリント要求に応じて開始するようにしても良い。ユーザ端末4からのプリント要求に応じてプリント処理を実行する場合、ユーザ端末4が上記ACT111〜112の処理を実行し、デジタル複合機1が上記ACT104〜106の処理を実行する。
次に、プリントサーバ2におけるコピー処理およびプリント処理について説明する。
図15は、プリントサーバ2におけるコピー、プリント及び廃棄登録の処理例を説明するためのフローチャートである。
図15を参照して、プリントサーバ2におけるコピー処理及びプリント処理について説明する。
デジタル複合機1からコピー要求を受信する場合(ACT201、YES)、プリントサーバ2は、デジタル複合機1からバーコード情報を含む原稿のスキャン画像とコピー設定情報とを取得する。
バーコード情報を含む原稿のスキャン画像を取得すると、プリントサーバ2のプロセッサ21は、スキャン画像からバーコード情報(バーコード画像)を抽出する(ACT202)。スキャン画像からバーコード情報を抽出すると、プロセッサ21は、抽出したバーコード情報を認識(デコード)する(ACT203)。バーコード情報は、プリントIDを含む。プリントIDは、1つの用紙に画像をプリントするごとに発行される識別情報である。
スキャン画像から抽出したバーコード情報をデコードした後、プリントサーバ2のプロセッサ21は、当該原稿の画像をコピーする用紙に付与する新たなプリントIDを発行する(ACT204)。プロセッサ21は、新たに発行したプリントIDに対応づけて、原稿の画像のページID、1世代前のプリントID、世代数などの情報をプリント管理テーブル24cに登録する(ACT205)。たとえば、プロセッサ21は、プリント管理テーブル24cを検索することにより、原稿のプリントIDに対応するページID、1世代前のプリントID、および世代数などを判定する。
また、プリントIDを発行すると、プロセッサ21は、発行したプリントIDを含む情報を1つのバーコード情報に変換(エンコード)する(ACT206)。発行したプリントIDを含む情報をバーコード情報に変換すると、プロセッサ21は、当該バーコード情報をプリント用の画像に配置(プリント用の画像とバーコード画像とを合成)したプリントデータ(PJL)を形成する(ACT207)。なお、コピー処理の場合、プロセッサ21は、プリント管理テーブル24cおよびページ管理テーブル24bにより特定できる当該原稿の原本の画像データをプリント用の画像としても良い。
プリントデータを作成すると、プロセッサ21は、作成したプリントデータをデジタル複合機1へ送信する(ACT208)。プリントデータを送信した後、プリントサーバ2は、デジタル複合機1からのプリント完了通知を待つ(ACT209)。デジタル複合機からプリント完了の通知を受信した場合(ACT209、YES)、プリントサーバ2のプロセッサ21は、当該プリント処理を操作ログテーブル24dに登録する(ACT210)。たとえば、プロセッサ21は、1件分のプリント処理(或はコピー処理)の履歴情報として、プリント(或はコピー)を実行した日時、プリントを指示したユーザのユーザID、処理内容がコピー或はプリントであることを示す情報、プリントした紙のサイズ、および、プリントIDを操作ログテーブル24dに登録する。
さらに、プロセッサ21は、プリント管理テーブル24cと使用量管理テーブル24fとを更新する(ACT211、ACT212〜215)。たとえば、プリント完了の通知を受信した後、プロセッサ21は、プリント管理テーブル24cにおいて、プリントが完了したプリントIDに対応する廃棄フラグを未廃棄あるいは使用中であることを示す情報「false」に更新する(ACT211)。
プリント完了の通知を受信した後、プロセッサ21は、プリントが完了したプリントIDに対応するユーザID(使用量管理テーブル24fを更新すべきユーザのユーザID)を判定する。プリントが完了したユーザIDを判定すると、プロセッサ21は、操作ログテーブル24dに登録した情報から当該ユーザIDのユーザが未廃棄(使用中)の紙の数を計数する(ACT212)。ユーザが使用中の紙の数は、使用量管理テーブル24fに登録済みであった紙の使用数に新にプリントした枚数を加算することにより計数しても良い。
更新するユーザの紙の使用数を計数すると、プロセッサ21は、当該ユーザに対する紙の許容量を許容量管理テーブル24eから取得する。プロセッサ21は、取得した紙の使用数と許容量とにより当該ユーザに対する紙の使用率を算出する(ACT214)。たとえば、プロセッサ21は、(使用数)/(許容量)×100[%]により紙の使用率を算出する。紙の使用率を算出すると、プロセッサ21は、当該ユーザIDに対応する紙の使用数および紙の使用率を更新する(ACT215)。
また、デジタル複合機1或はユーザ端末4からプリント要求を受信した場合(ACT221、YES)、プリントサーバ2のプロセッサ21は、ACT204を進み、受信したプリント用の画像データをプリントする用紙に付与する新たなプリントIDを発行する(ACT204)。プリント用の画像データに対するプリントIDを発行した後、プロセッサ21は、上記ACT205〜215の処理を実行する。
上記画像形成システムは、コピー処理により原稿をコピーした用紙、あるいは、プリント処理により画像をプリントした用紙の状態を示す情報をプリント管理テーブルに記憶し、ユーザごとの紙の使用量に関する情報を使用量管理テーブルに記憶する。画像形成システムによれば、コピーあるいはプリントした用紙の状態を管理でき、ユーザごとの紙の使用量なども容易に管理できる。
なお、上述したプリントサーバ2が実行する各処理(ACT201〜215)の一部又は全部は、デジタル複合機1が実行しても良い。ACT201〜215の各処理は、プロセッサがプログラムを実行することにより実現できる機能である。このため、ACT201〜215の各処理は、デジタル複合機1のプロセッサ11が実行可能である。ACT201〜215の各処理をデジタル複合機1のプロセッサ11が実行する形態によれば、上述したコピー処理およびプリント処理は、デジタル複合機1単体でも実現できる。
次に、画像形成システムにおける廃棄登録処理について説明する。
廃棄登録処理は、プリント結果としての用紙を廃棄を登録する処理である。廃棄登録処理において、デジタル複合機1は、廃棄する用紙をスキャナ8によりスキャンする。デジタル複合機1は、廃棄する用紙をスキャンした画像をプリントサーバ2へ送信する。プリントサーバ2は、スキャン画像に含まれるバーコード情報により廃棄する用紙(例えば、プリントID)を特定する。廃棄する用紙のプリントIDを特定すると、プリントサーバ2は、廃棄する用紙の状態が廃棄済みであることを示す情報に更新する。つまり、プリントサーバ2は、当該プリントIDに対応する用紙の状態を示す廃棄フラグを「True」(廃棄済みを示す情報)にする。
ただし、廃棄する用紙をスキャンする処理は、ネットワーク5を介してプリントサーバ2とのデータ通信が可能なスキャナなどのデジタル複合機1とは別の機器で実行しても良い。たとえば、廃棄する用紙をスキャンする処理は、用紙を裁断する手前でスキャンする機構を設けたシュレッダが実行するようにしても良い。このシュレッダは、廃棄する用紙のスキャン画像をプリントサーバ2へ送信する機能を有する。
以下の説明では、廃棄登録処理において、デジタル複合機1のスキャナ8が廃棄する用紙をスキャンするものとする。
図14を参照して、デジタル複合機1における廃棄登録処理について説明する。
廃棄登録を要求するユーザは、デジタル複合機1のスキャナ8に廃棄する用紙をセットし、操作パネル7により廃棄登録の開始を指示する。たとえば、図10に示す待機画面においてユーザが廃棄登録ボタンを押すと、操作パネル7の表示部7aは、図13に示すような廃棄登録画面を表示する。廃棄登録画面を表示した状態において、ユーザは、廃棄する用紙をスキャナ8にセットし、操作パネル7で廃棄登録の開始指示を入力する。
システム制御部10では、操作パネル7から廃棄登録の開始指示を受信した場合(ACT121、YES)、プロセッサ11は、スキャナ8によりユーザがセットした廃棄する用紙の画像(廃棄する用紙を示す情報を含む画像)を読取る(ACT122)。システム制御部10のプロセッサ11は、スキャナ8により読取った廃棄する用紙のスキャン画像と廃棄登録要求とをプリントサーバ2へ送信する(ACT123)。
なお、デジタル複合機1は、廃棄する用紙のスキャン画像の代わりに、廃棄する用紙を示す情報(プリントID)自体をプリントサーバ2へ送信するようにしても良い。たとえば、デジタル複合機1は、廃棄する用紙をスキャンした画像に含まれるバーコード情報をデコードし、デコードした情報に含まれるプリントIDを廃棄登録要求とともにプリントサーバ2へ送信するようにしても良い。
また、プリントIDなどの廃棄する用紙を示す情報は、操作パネル7で入力されるようにしても良い。この場合、デジタル複合機1は、操作パネル7で入力されたプリントIDなどの廃棄する用紙を示す情報を廃棄登録要求とともにプリントサーバ2へ送信するようにすれば良い。
廃棄登録要求を送信した後、システム制御部10のプロセッサ11は、プリントサーバ2からの廃棄登録完了の通知を待つ(ACT124)。プリントサーバ2から廃棄登録完了の通知を受信すると(ACT124、YES)、プロセッサ11は、廃棄が完了したことを示す案内を表示部7aに表示する(ACT125)。
次に、プリントサーバ2における廃棄登録処理について説明する。
図15を参照して、プリントサーバ2における廃棄登録処理について説明する。
廃棄登録要求を受信する場合(ACT231、YES)、プリントサーバ2は、廃棄登録要求とともに、バーコード情報を含む廃棄する用紙のスキャン画像を取得する。バーコード情報を含む廃棄する用紙のスキャン画像を取得すると、プリントサーバ2のプロセッサ21は、スキャン画像からバーコード情報(バーコード画像)を抽出する(ACT232)。スキャン画像からバーコード情報を抽出すると、プロセッサ21は、抽出したバーコード情報を認識(デコード)する(ACT233)。バーコード情報をデコードした情報は、当該用紙を一意に特定するプリントIDを含む。
スキャン画像から抽出したバーコード情報をデコードした後、プリントサーバ2のプロセッサ21は、デコードした情報に含まれるプリントIDの用紙を廃棄したことを示す情報を操作ログテーブル24dに登録する(ACT234)。たとえば、プロセッサ21は、1件分の廃棄登録処理の履歴情報として、廃棄した日時、廃棄登録を指示したユーザのユーザID、処理内容が廃棄であることを示す情報、廃棄した紙のサイズ、および、廃棄した用紙のプリントIDを操作ログテーブル24dに登録する。廃棄登録処理を示す履歴情報を操作ログテーブル24dに登録すると、プロセッサ21は、廃棄登録が完了したことをデジタル複合機1へ通知する(ACT235)。
プロセッサ21は、廃棄する用紙のプリントIDを取得した後、プリント管理テーブル24cと使用量管理テーブル24fとを更新する(ACT211、ACT212〜215)。プリント管理テーブルの更新処理として、たとえば、プロセッサ21は、プリント管理テーブル24cにおいて、廃棄する用紙のプリントIDに対応する廃棄フラグを「True」(廃棄済みを示す情報)に更新する(ACT211)。
また、使用量管理テーブル24fを更新処理として、プロセッサ21は、廃棄した用紙のプリントIDに対応するユーザID(使用量管理テーブル24fを更新すべきユーザのユーザID)を判定する。廃棄したユーザIDを判定すると、プロセッサ21は、操作ログテーブル24dに登録した情報から当該ユーザIDのユーザが未廃棄(使用中)の紙の数を計数する(ACT212)。プロセッサ21は、使用量管理テーブル24fに登録済みであった紙の使用数から廃棄した紙の数を減算することにより、ユーザが使用中の紙の数を計数しても良い。
更新するユーザの紙の使用数を計数すると、プロセッサ21は、当該ユーザに対する紙の許容量を許容量管理テーブル24eから取得する。プロセッサ21は、取得した紙の使用数と許容量とにより当該ユーザに対する紙の使用率を算出する(ACT214)。たとえば、プロセッサ21は、(使用数)/(許容量)×100[%]により紙の使用率を算出する。紙の使用率を算出すると、プロセッサ21は、使用量管理テーブル24fにおける当該ユーザIDに対応する紙の使用数および紙の使用率を更新する(ACT215)。
プロセッサ21は、プリント管理テーブル24cと使用量管理テーブル24fとを更新した後、デジタル複合機1へ廃棄登録の完了を通知するようにしても良い。
上記廃棄登録処理において、画像形成システムは、廃棄する用紙の画像をスキャナでスキャンし、スキャンした画像に含まれるバーコード情報から用紙の識別情報を判別する。画像形成システムは、廃棄した用紙に関する情報を操作ログテーブルに登録し、プリント管理テーブル24cにおいて識別情報で特定した用紙の状態を廃棄状態に更新し、使用量管理テーブルにおける使用量を示す情報も更新する。上記廃棄登録処理によれば、コピーあるいはプリントした用紙の廃棄を管理でき、ユーザごとの紙の使用量なども容易に管理できる。
なお、上述したプリントサーバ2が実行する各処理(ACT231〜235、211−215)の一部又は全部は、デジタル複合機1が実行しても良い。ACT231〜235、211−215の各処理は、プロセッサがプログラムを実行することにより実現できる機能である。このため、ACT231〜235、211−215の各処理は、デジタル複合機1のプロセッサ11が実行可能である。ACT231〜235、211−215の各処理をデジタル複合機1のプロセッサ11が実行すれば、上述した廃棄登録処理は、デジタル複合機1単体で実現できる。
次に、ユーザに対して紙の使用率を案内する処理について説明する。
画像形成システムは、ログインしたユーザに対して紙の使用率を案内する機能を有する。たとえば、デジタル複合機1は、ログインしたユーザの紙の使用率を操作パネル7の表示部7aに表示する機能を有する。
図16は、紙の使用率を案内する処理におけるデジタル複合機の動作を説明するためのフローチャートである。
デジタル複合機1は、ログインを希望するユーザからユーザ情報を取得する(ACT301)。たとえば、ログインするユーザは、デジタル複合機1の操作パネル7でユーザID及びパスワードなどのユーザ情報を入力する。また、デジタル複合機1は、ログインするユーザが所持するICカードからユーザ情報を取得しても良い。ユーザ情報を取得すると、システム制御部10のプロセッサ11は、取得したユーザ情報とともにユーザ認証要求をユーザ管理サーバ3へ送信する。ユーザ管理サーバ3は、デジタル複合機1から取得したユーザ情報によりユーザ認証を行い、ユーザ認証結果をデジタル複合機1へ送信する。
ユーザ管理サーバ3から当該ユーザの認証が失敗したことを示す通知を受信した場合(ACT302、NO)、プロセッサ11は、リトライなどのエラー処理を実行する(ACT303)。ユーザ管理サーバ3から当該ユーザの認証成功を示す通知を受信した場合(ACT302、YES)、デジタル複合機1のプロセッサ11は、プリントサーバ2に対して、当該ユーザ(ユーザIDで示すユーザ)の紙の使用率を示す情報を要求する(ACT304)。認証成功した場合、デジタル複合機1は、ユーザ管理サーバ3から少なくとも当該ユーザを識別するためのユーザIDを取得する。すなわち、プロセッサ11は、認証が成功したユーザのユーザIDに対応する紙の使用率をプリントサーバ2に要求する。
当該ユーザの紙の使用率を示す情報を要求した後、プロセッサ11は、プリントサーバ2から紙の使用率を示す情報の受信待ちの状態となる。プリントサーバ2から当該ユーザの紙の使用率を示す情報を受信した場合(ACT305、YES)、プロセッサ11は、操作パネル7の表示部7aに当該ユーザによる現在の紙の使用率を表示する(ACT306)。たとえば、プロセッサ11は、当該ユーザによる紙の使用率とともに、当該ユーザの紙の使用量を表示したり、部署、フロアあるいはオフィス全体の紙の使用率を表示したりしても良い。また、プロセッサ11は、図10に示す待機画面において紙の使用率を表示しても良い。
図17は、紙の使用率を案内する処理におけるプリントサーバ2の動作を説明するためのフローチャートである。
プリントサーバ2は、指定するユーザIDに対応する紙の使用率の通知要求をデジタル複合機1から受信したものとする。紙の使用率の通知要求を受信した場合(ACT401、YES)、プリントサーバ2のプロセッサ21は、指定されたユーザIDで使用量管理テーブル24fを検索することにより、当該ユーザIDに対応する紙の使用率を使用量管理テーブル24fから取得する(ACT402)。当該ユーザIDに対応する紙の使用率を取得すると、プロセッサ21は、取得した紙の使用率を示す情報をデジタル複合機1へ送信する(ACT403)。
なお、プロセッサ21は、ACT402の処理として、図15に示すACT212−215の処理を実行しても良い。つまり、プロセッサ21は、紙の使用率が要求された場合に当該ユーザの紙の使用数と許容量とから使用率を算出して、デジタル複合機1へ通知しても良い。ACT402の処理として図15に示すACT212−215の処理を実行する場合、図15に示すプリント処理および廃棄登録処理では、図15に示すACT212−215の処理を省略できる。
また、プリントサーバ2は、当該ユーザIDに対応する紙の使用率以外の情報(例えば、使用量(使用枚数)、許容量など)についても、各テーブル24a〜24fから取得してデジタル複合機1へ通知しても良い。この場合、デジタル複合機1は、操作パネル7の表示部7aに紙の使用率以外の情報も表示できる。
上記使用率の案内処理において、ユーザがログインした場合、デジタル複合機は、ログインしたユーザの紙の使用率をプリントサーバ2から取得する。デジタル複合機は、プリントサーバから取得した当該ユーザによる現在の紙の使用率を操作パネルの表示部に表示する。自分自身の紙の使用率が表示部に表示されるため、各ユーザは、ログインするごとに現在の紙の使用状況を認識することができる。
なお、上述したプリントサーバ2が実行する各処理(ACT401〜403)の一部又は全部は、デジタル複合機1が実行しても良い。ACT401〜403の各処理は、プロセッサがプログラムを実行することにより実現できる機能である。このため、ACT401〜403の各処理は、デジタル複合機1のプロセッサ11が実行可能である。ACT401〜403の各処理をデジタル複合機1のプロセッサ11が実行すれば、上述したユーザに紙の使用率を案内する処理は、デジタル複合機1単体で実現できる。
次に、紙の使用率が高いユーザに対して用紙の廃棄を促す処理(廃棄促進処理)について説明する。
ここで、プリントサーバ2は、紙の使用率の高いユーザに対して、紙の廃棄を促すメールを送信する機能を有する。プリントサーバ2は、各ユーザについて紙の使用率がある閾値(例えば、80%)を超えるか否かを判断する。プリントサーバ2は、紙の使用率が閾値を超えたユーザに対して、有効期限が近い紙の廃棄を促すメールを送信する。なお、廃棄促進処理は、画像形成システムにおいて紙を使用した履歴情報のある全てのユーザに対して実行しても良いし、紙を使用している全てのユーザ(使用率が1%以上のユーザ)に対して実行しても良い。
図18は、プリントサーバ2が紙の廃棄を催促するメールを送信する処理(廃棄促進処理)の例を説明するためのフローチャートである。
プリントサーバ2は、定期的(例えば、毎日、10日毎、毎週または毎月に1回など)に、使用率の高いユーザに紙の廃棄を催促するメールを送信する処理(廃棄促進処理)を行う。また、プリントサーバ2は、当該画像形成システムの管理者による指示に応じて、廃棄促進処理を行うようにしても良い。廃棄促進処理において、プロセッサ21は、使用量管理テーブル24fを参照し、ユーザごとに紙の使用率をチェックする。
プロセッサ21は、紙の使用率をチェックするユーザを決定する(ACT501)。プロセッサ21は、使用量管理テーブル24fを参照して、当該ユーザの紙の使用率が廃棄催促用の閾値(例えば、80%)以上であるか否かを判断する(ACT502)。
当該ユーザの紙の使用率が廃棄催促用の閾値以上である場合(ACT502、YES)、プロセッサ21は、操作ログテーブル24dを参照して、当該ユーザが使用中(未廃棄)の紙をチェックする。プロセッサ21は、操作ログテーブル24dから当該ユーザの履歴情報の一覧を取得する(ACT503)。プロセッサ21は、取得した一覧からチェックする履歴情報を決定する(ACT504)。プロセッサ21は、履歴情報ごとにプリント結果(コピーによるプリント結果を含む)としての紙の廃棄を促すべきか否かをチェックする(ACT505)。
たとえば、プロセッサ21は、プリントした画像の有効期限と現在の日時とに基づいて廃棄を促す紙(廃棄候補となる紙)を決定するようにしても良い。この場合、プロセッサ21は、当該履歴情報に含まれるプリントIDに対応する廃棄フラグの状態をプリント管理テーブル24cによりチェックする。廃棄フラグが未廃棄を示す状態であれば、プロセッサ21は、当該プリントIDに対応するページIDの画像に対する有効期限をページ管理テーブル24bにより取得する。プロセッサ21は、現在の日時から取得した有効期限までの期間が、廃棄促進の期間(例えば、1週間前、10日前、1ヶ月前、2ヶ月前など)以内であるか否かを判断する。有効期限までの期間が廃棄促進の期間内である場合、プロセッサ21は、当該履歴情報が示すプリント結果としての紙の廃棄を促すべきと判断する。
また、プロセッサ21は、プリントした画像の機密レベルに応じて廃棄を促すべき紙を決定するようにしても良い。この場合、プロセッサ21は、当該履歴情報に含まれるプリントIDに対応する廃棄フラグの状態をプリント管理テーブル24cによりチェックする。廃棄フラグが未廃棄を示す状態であれば、プロセッサ21は、当該プリントIDに対応するページIDの画像に対する機密レベルをページ管理テーブル24bにより取得する。プロセッサ21は、取得した機密レベルが廃棄促進のレベル(例えば、機密レベル「2」以下)であるか否かを判断する。機密レベルが廃棄促進のレベルである場合、プロセッサ21は、当該履歴情報が示すプリント結果としての紙の廃棄を促すべきと判断する。
履歴情報から紙の廃棄を促すべき紙を判断した場合、プロセッサ21は、廃棄を促すべきと判断した紙に関する情報(たとえば、プリントした日時、操作内容、ファイル名、ページ番号など)をRAM22などのメモリに記憶する(ACT505)。廃棄を促すべきと判断した紙に関する情報は、ユーザに送信するメールに記載する廃棄を促す紙の情報である。言い換えると、プロセッサ21は、ユーザに送信する紙の廃棄を促すメールの仕様に応じて、廃棄を促す紙の情報を決定する。
廃棄を促す紙の情報をRAM22に記憶した場合(ACT504)、あるいは、当該履歴情報のプリント結果が廃棄を促すべき紙でない場合(ACT505、NO)、プロセッサ21は、チェックした履歴情報が最後の履歴情報であるか否か(当該ユーザに対する全履歴情報のチェックが完了したか否か)を判断する(ACT507)。チェックすべき次の履歴情報が存在すると判断した場合(ACT507、NO)、プロセッサ21は、上記ACT504へ戻り、次の履歴情報に対するチェックを行う。
1ユーザに対する全履歴情報のチェックが完了したと判断した場合(ACT507、YES)、プロセッサ21は、当該ユーザに送信する廃棄促進メールを作成する(ACT508)。廃棄促進メールは、ユーザに紙の廃棄を促すメールである。プロセッサ21は、廃棄促進メールに、有効期限あるいは機密レベルにより廃棄を促すべきと判断した紙の情報を記載する。
図19は、廃棄促進メールの例を示す図である。
図19に示す例において、廃棄促進メールは、ユーザ名、紙の廃棄を促す案内、廃棄を促す用紙としての廃棄候補となる用紙の一覧などを記載したメールである。たとえば、プロセッサ21は、廃棄候補となる用紙の一覧として、有効期限が近い画像をプリントした用紙の一覧を作成する。有効期限が近い用紙の一覧を作成する場合、プロセッサ21は、上記ACT506の処理によりRAM22などのメモリに有効期限が近い用紙(例えば、1ヶ月以内に有効期限となる画像をプリントした用紙)を示す履歴情報を廃棄候補の紙を示す情報として蓄積する。プロセッサ21は、有効期限が近い画像をプリントした紙を有効期限の近い順に並べた廃棄候補となる紙の一覧を作成する。
また、プロセッサ21は、廃棄候補となる用紙の一覧として、機密レベルの低い画像をプリントした用紙の一覧を作成する。廃棄候補となる用紙の一覧として機密レベルの低い画像をプリントした用紙の一覧を作成する場合、プロセッサ21は、上記ACT506の処理においてRAM22などのメモリに機密レベルが低い紙(たとえば、機密レベルが「2」以下の画像をプリントした紙)を示す履歴情報を廃棄候補の紙を示す情報として抽出する。プロセッサ21は、機密レベルが低い画像をプリントした紙を機密レベルの低い順に並べた廃棄候補となる用紙の一覧を作成する。
さらに、プロセッサ21は、廃棄を促す紙にプリントした画像のサムネイル画像を廃棄促進メールに添付しても良い。たとえば、プロセッサ21は、各テーブル24a〜24dを参照して廃棄を促す紙にプリントしたページの原本データを取得し、取得した原本データからサムネイル画像を作成できる。
廃棄促進メールを作成すると、プロセッサ21は、作成した廃棄促進メールを当該ユーザに対して送信する。プロセッサ21は、廃棄促進メールを送信する送信先のユーザのメールアドレスをユーザ管理サーバ3から取得する。ユーザのメールアドレスは、プリントサーバ2のHDD24などに記憶しても良い。
廃棄促進メールを送信した場合(ACT504)、あるいは、当該ユーザの紙の使用率が廃棄催促用の閾値未満であると判断した場合(ACT502、YES)、プロセッサ21は、全ユーザに対する紙の使用率のチェックが完了したか否か(最後のユーザに対する使用率のチェックが完了したか否か)を判断する(ACT510)。紙の使用率をチェックすべき次のユーザが存在すると判断した場合(ACT510、NO)、プロセッサ21は、上記ACT501へ戻り、次のユーザに対する使用率のチェックを行う。全ユーザに対する紙の使用率のチェックが完了したと判断した場合(ACT510、YES)、プロセッサ21は、当該廃棄促進処理を終了する。
なお、プロセッサ21は、上記した廃棄促進処理により選出する廃棄候補の紙に関する情報を操作パネル7の表示部7aに表示する情報としてデジタル複合機1に出力しても良い。たとえば、プロセッサ21は、上記廃棄促進メールに記載する廃棄候補となる紙の一覧を示す情報をデジタル複合機1へ出力しても良い。廃棄候補となる紙の一覧を示す情報を取得した場合、デジタル複合機1では、廃棄候補の一覧として有効期限の近い順に並んだ廃棄候補の一覧あるいは機密レベルの低い順に並んだ廃棄候補の一覧を表示部7aに表示できる。
上記廃棄促進処理において、プロセッサは、使用率の高いユーザに紙の廃棄を促す廃棄促進メールを送信する。また、廃棄促進処理において、プロセッサは、有効期限が近い画像をプリントした用紙あるいは機密レベルが低い画像をプリントした用紙などの廃棄を促すべき用紙を示す情報を各テーブルから抽出し、廃棄を促すべき用紙を示す情報を廃棄促進メールに記載する。廃棄促進処理によれば、紙の使用率の高いユーザに紙の廃棄を促すことができる。廃棄促進処理によれば、廃棄する候補となる用紙を示す情報をユーザに提示できる。
なお、上述したプリントサーバ2が実行する各処理(ACT501〜510)の一部又は全部は、デジタル複合機1が実行しても良い。ACT501〜510の各処理は、プロセッサがプログラムを実行することにより実現できる機能である。このため、ACT501〜510の各処理は、デジタル複合機1のプロセッサ11が実行可能である。ACT501〜510の各処理をデジタル複合機1のプロセッサ11が実行すれば、上述した廃棄促進処理は、デジタル複合機1単体で実現できる。
次に、紙の使用率に応じたプリント制限処理について説明する。
紙の使用率に応じたプリント制限処理は、プリントサーバ2が紙の使用率に応じて段階的に画像のプリントを制限する処理である。たとえば、プリントサーバ2は、紙の使用率に応じた機密レベルの画像のプリントを禁止する。プリントサーバ2は、段階的に出力(プリント)を制限するための複数の閾値を記憶する。各閾値は、紙の使用率に対する閾値である。プリント制限処理によるプリント制限は、ユーザごと、部署ごと、フロアごと、あるいはオフィス全体で実行できる。プリント制限処理は、各ユーザの紙の使用率、各部署の紙の使用率、各フロアの紙の使用率、あるいは、オフィス全体の紙の使用率に応じてプリント制限ができる。
図20は、ユーザごとに紙の使用率に応じてプリントを制限するプリント制限処理の例を説明するためのフローチャートである。
プリントサーバ2は、定期的(例えば、毎日、10日毎、毎週または毎月に1回など)に、紙の使用率に応じたプリント制限処理を行う。また、プリントサーバ2は、プリントを実行するごとに、あるいは、当該画像形成システムの管理者による指示に応じてプリント制限処理を実行しても良い。図20に示すプリント制限処理の例では、プロセッサ21は、各ユーザに対して、紙の使用率に応じた機密レベル(例えば、「1」〜「5」)のプリントを制限する処理(プリント制限処理)を行うものとする。
プロセッサ21は、紙の使用率をチェックするユーザを決定する(ACT601)。たとえば、プロセッサ21は、使用量管理テーブル24fに登録した各ユーザを順にチェック対象とする。チェック対象のユーザを決定すると、プロセッサ21は、使用量管理テーブル24fを参照して、当該ユーザの紙の使用率がプリント制限用の第1閾値(例えば、70%)以上であるか否かを判断する(ACT602)。当該ユーザの紙の使用率がプリント制限用の第1閾値未満である場合(ACT602、NO)、プロセッサ21は、当該ユーザに対する全ての用紙の出力(プリント)制限を解除し(ACT603)、ACT612へ進む。
たとえば、プロセッサ21は、当該ユーザが出力(コピー或はプリント)した用紙のプリントIDを操作ログテーブル24dから取得し、ページ管理テーブル24bにおいて取得したプリントIDに対応する全てのページに対する出力フラグを「FALSE(出力許可状態)」にする。なお、プロセッサ21は、各ユーザに対するプリント制限処理として、使用量管理テーブル24fにおいて、当該ユーザIDに対応づけてプリント制限が無いことを示す情報を記憶するようにしても良い。
当該ユーザの紙の使用率がプリント制限用の第1閾値以上である場合(ACT602、YES)、プロセッサ21は、当該ユーザの紙の使用率がプリント制限用の第2閾値(例えば、75%)以上であるか否かを判断する(ACT604)。ここでは、第2閾値は第1閾値よりも大きいものとする。当該ユーザの紙の使用率がプリント制限用の第1閾値以上かつ第2閾値未満である場合(ACT604、NO)、プロセッサ21は、当該ユーザに対して、機密レベルが第1レベル(例えば、「1」)の画像の出力(プリント)を禁止し(ACT605)、機密レベル「1」以外の画像の出力禁止を解除する(ACT606)。
たとえば、プロセッサ21は、当該ユーザが出力(コピー或はプリント)した用紙のプリントIDを操作ログテーブル24dから取得し、ページ管理テーブル24bにおいて取得したプリントIDに対応するページのうち機密レベルが「1」のページの出力フラグを「TRUE(出力禁止状態)」にし、機密レベルが「1」以外のページの出力フラグを「FALSE(出力許可状態)」にする。なお、プロセッサ21は、各ユーザに対するプリント制限処理として、使用量管理テーブル24fにおいて、当該ユーザIDに対応づけてプリント制限する機密レベルを示す情報(例えば、「1」)を記憶するようにしても良い。
当該ユーザの紙の使用率がプリント制限用の第2閾値以上である場合(ACT604、YES)、プロセッサ21は、当該ユーザの紙の使用率がプリント制限用の第3閾値(例えば、100%)以上であるか否かを判断する(ACT607)。ここでは、第3閾値は第2閾値よりも大きいものとする。当該ユーザの紙の使用率がプリント制限用の第2閾値以上かつ第3閾値未満である場合(ACT607、NO)、プロセッサ21は、当該ユーザに対して、機密レベルが第2レベル(例えば、「2」)以下の画像の出力(プリント)を禁止し(ACT608)、機密レベルが第2レベル以下(つまり、「1」又は「2」)以外の画像の出力禁止を解除する(ACT609)。
たとえば、プロセッサ21は、当該ユーザが出力(コピー或はプリント)した用紙のプリントIDを操作ログテーブル24dから取得し、ページ管理テーブル24bにおいて取得したプリントIDに対応するページのうち機密レベルが「1」及び「2」(「2」以下)のページの出力フラグを「TRUE(出力禁止状態)」にし、機密レベルが「1」又は「2」以外のページの出力フラグを「FALSE(出力許可状態)」にする。なお、プロセッサ21は、各ユーザに対するプリント制限処理として、使用量管理テーブル24fにおいて、当該ユーザIDに対応づけてプリント制限する機密レベルを示す情報(例えば、「2」以下)を記憶するようにしても良い。
当該ユーザの紙の使用率がプリント制限用の第3閾値以上である場合(ACT607、YES)、プロセッサ21は、当該ユーザの権限レベルを示す情報を取得する(ACT610)。たとえば、プロセッサ21は、ユーザ管理サーバ3に対してユーザの権限レベルを問合せ、ユーザ管理サーバ3から当該ユーザの権限レベルを示す情報を取得する。また、各ユーザの権限レベルは、プリントサーバ2のHDD24に記憶しても良い。
ユーザの権限レベルを示す情報を取得すると、プロセッサ21は、当該ユーザの権限レベルが管理者レベルであるか否かを判断する(ACT611)。ユーザの権限レベルが管理者レベルである場合(ACT611、YES)、プロセッサ21は、当該ユーザに対して機密レベルが第3レベル(例えば「5」)以外の画像の出力(プリント)を禁止する(ACT612)。
たとえば、プロセッサ21は、当該ユーザが出力(コピー或はプリント)した用紙のプリントIDを操作ログテーブル24dから取得し、ページ管理テーブル24bにおいて取得したプリントIDに対応するページのうち機密レベルが「5」以外の全ページの出力フラグを「TRUE(出力禁止状態)」にし、機密レベルが「5」のページの出力フラグを「FALSE(出力許可状態)」にする。なお、プロセッサ21は、各ユーザに対するプリント制限処理として、使用量管理テーブル24fにおいて、当該ユーザIDに対応づけてプリント制限する機密レベルを示す情報(例えば、「5」以外)を記憶するようにしても良い。
また、ユーザの権限レベルが管理者レベルでない場合(ACT611、NO)、プロセッサ21は、当該ユーザに対して全ての出力(プリント)を禁止する(ACT613)。たとえば、プロセッサ21は、当該ユーザが出力(コピー或はプリント)した用紙のプリントIDを操作ログテーブル24dから取得し、ページ管理テーブル24bにおいて取得したプリントIDに対応する全ページの出力フラグを「TRUE(出力禁止状態)」にする。なお、プロセッサ21は、各ユーザに対するプリント制限処理として、使用量管理テーブル24fにおいて、当該ユーザIDに対応づけて全ページが出力禁止である旨をを記憶するようにしても良い。
上記ACT610〜612の処理において、プロセッサ21は、当該ユーザの権限レベルが管理者レベルであれば、機密レベルが「5」以上の画像のみプリントを許可する。上記ACT610〜612の処理によれば、紙の使用率が全てのプリントを禁止する閾値以上になっているユーザであっても、権限レベルに応じて、高い機密レベルの画像に対するプリントのみを許可する制御が可能となる。たとえば、管理者は、紙の使用率に関係なく、予め設定した機密レベル(例えば、機密レベル「5」)の画像をプリントできる。
また、上記ACT610〜612の処理は、省略しても良い。ACT610〜612の処理を省略すると、プロセッサ21は、当該ユーザの紙の使用率がプリント制限用の第3閾値以上である場合(ACT607、YES)、プロセッサ21は、ユーザの権限に関わらず、当該ユーザに対して全ての出力(プリント)を禁止する(ACT613)。
当該ユーザに対して紙の使用率に応じたプリント制限を行った場合、プロセッサ21は、全ユーザに対するプリント制限処理が完了したか否か(最後のユーザに対するプリント制限処理が完了したか否か)を判断する(ACT614)。紙の使用率に応じたプリント制限処理を実施すべき次のユーザが存在すると判断した場合(ACT614、NO)、プロセッサ21は、上記ACT601へ戻り、次のユーザに対するプリント制限処理を行う。全ユーザに対するプリント制限処理が完了したと判断した場合(ACT614、YES)、プロセッサ21は、当該プリント制限処理を終了する。
上記プリント制限処理において、プロセッサは、使用率に応じてプリントを制限する。たとえば、プロセッサは、紙の使用率が高ければ高いほど、プリントできる画像を機密レベル高い画像に限定する。プリント制限処理によれば、紙の使用率の高い場合には、ユーザにプリントを抑制させるために、プリントを制限することができる。プリント制限処理によれば、紙の使用率が高いほど、機密レベルの高い画像のプリントをできなくするようにできる。
また、プリント制限処理において、プロセッサは、紙の使用率が全てのプリントを禁止すべきレベルであっても、ユーザが規定のレベル以上の権限を有する者(例えば、管理者)であれば、規定よりも高い機密レベル(例えば、最大の機密レベル「(5)」)の画像のプリントのみを許可する。プリント制限処理によれば、管理者は、紙の使用率に関わらず、機密レベルの高い画像をプリントできる。
なお、上述したプリントサーバ2が実行する各処理(ACT601〜614)の一部又は全部は、デジタル複合機1が実行しても良い。ACT601〜614の各処理は、プロセッサがプログラムを実行することにより実現できる機能である。このため、ACT601〜614の各処理は、デジタル複合機1のプロセッサ11が実行可能である。ACT601〜614の各処理をデジタル複合機1のプロセッサ11が実行すれば、上述したプリント制限処理は、デジタル複合機1単体で実現できる。
次に、紙の廃棄に伴う二酸化炭素(CO2)の排出量の算出処理について説明する。
プリントサーバ2は、ある期間(例えば、1ヶ月間)内に廃棄した紙の量からCO2の排出量を算出する機能を有する。プリントサーバ2は、算出したCO2の排出量をネットワークを介して外部のシステムへ出力する機能を有する。外部のシステムは、たとえば、オフィス全体におけるCO2の排出量を監視するエコシステムなどを想定する。なお、CO2の排出量は、ユーザ毎、部署毎、フロア毎あるいはオフィス毎(当該画像形成システム全体)で算出することが可能である。ここでは、画像形成システム全体での紙の廃棄に伴うCO2の排出量を算出する処理について説明する。
図21は、当該画像形成システム全体における紙の廃棄に伴うCO2排出量の算出処理を説明するためのフローチャートである。
プリントサーバ2は、CO2の廃棄量を算出する期間ごと(例えば、毎日、10日毎、毎週または毎月に1回など)に、CO2排出量の算出処理を行う。また、プリントサーバ2は、当該画像形成システムの管理者による指示に応じて、CO2排出量の算出処理を実行しても良い。プリントサーバ2は、管理者が指定する期間内でのCO2排出量を算出することも可能である。図21に示すCO2排出量の算出処理の例では、プロセッサ21は、1ヶ月間に全ユーザが廃棄した紙の量に応じてCO2の排出量を算出するものとする。
プリントサーバ2のプロセッサ21は、操作ログテーブル24dから、全ユーザが期間(例えば1カ月間)内に紙を廃棄した全履歴情報を抽出する(ACT701)。プロセッサ21は、順番に各履歴情報からCO2の排出量を算出する(ACT702)。プロセッサ21は、算出対象とする履歴情報から廃棄した紙のサイズと枚数とを取得する(ACT703)。プロセッサ21は、紙のサイズに対するCO2の排出量と枚数とによりCO2の排出量を算出する(ACT704)。例えば、紙1kgを燃焼して発生する二酸化炭素量は、1.61kgと言われている。プロセッサ21は、各履歴情報から算出したCO2の排出量を積算してRAM22などのメモリに記憶する(ACT705)。
プロセッサ21は、ACT702〜705の処理を1カ月以内に紙を廃棄した各履歴情報について実行する(ACT706)。1カ月以内に紙を廃棄した全履歴情報からのCO2排出量の算出が完了すると(ACT706、YES)、プロセッサ21は、RAM22に保存した各履歴情報から算出したCO2排出量を積算した値(全履歴情報から算出したCO2排出量)を外部のシステムへ出力する(ACT707)。なお、外部のシステムは、データ通信用のインターフェースを有し、当該画像形成システムとネットワークを介して接続するものとする。
CO2の排出量としては、廃棄した紙だけでなく、紙に画像をプリントするために必要なエネルギーをCO2に換算した値を加えるようにしてもよい。たとえば、1枚の紙に画像をプリントするには、電力あるいは現像材料(トナー、インクなど)などのエネルギーを消費する。たとえば、1枚の紙に画像をプリントするのに必要なエネルギーは、サイズごとに平均値を設定できる。紙サイズごとのエネルギーの平均値をCO2に換算すれば、プロセッサ21は、用紙サイズごとに、プリントに必要なCO2の量を算出できる。
上記CO2排出量の算出処理において、プロセッサは、期間内に紙を廃棄した履歴情報から期間内に廃棄した紙によるCO2排出量を算出する。プロセッサは、算出したCO2排出量を、当該画像形成システムにおいて紙の廃棄により発生したCO2排出量として外部のシステムに通知する。上記CO2排出量の算出処理によれば、外部のシステムが、画像形成システムにおいて紙の廃棄により発生したCO2排出量を把握できる。
なお、上述したプリントサーバ2が実行する各処理(ACT701〜707)の一部又は全部は、デジタル複合機1が実行しても良い。ACT701〜707の各処理は、プロセッサがプログラムを実行することにより実現できる機能である。このため、ACT701〜707の各処理は、デジタル複合機1のプロセッサ11が実行可能である。ACT701〜707の各処理をデジタル複合機1のプロセッサ11が実行すれば、上述したCO2排出量の算出処理は、デジタル複合機1単体で実現できる。
次に、CO2総排出量に応じた紙の廃棄量の調整処理について説明する。
プリントサーバ2は、オフィス全体などにおけるCO2の総排出量に応じて紙の廃棄量を調整する調整処理を行う。例えば、プリントサーバ2は、電力消費量などの用紙の廃棄以外の要因による排出量も含むオフィス全体(画像形成システムを含む領域全体)におけるCO2の総排出量を一定にすべく、当該画像形成システムにおける紙の廃棄量を調整する。たとえば、プリントサーバ2との通信可能な外部エコシステムは、オフィス全体における1カ月間のCO2の総排出量(電力消費量などの要因を含む)を示すデータを管理するものとする。
図22は、当該画像形成システムにおける紙の廃棄量の調整処理を説明するためのフローチャートである。
プリントサーバ2は、紙の廃棄量の調整を行う期間ごと(例えば、毎日、10日毎、毎週または毎月に1回など)に、紙の廃棄量の調整処理を行う。また、プリントサーバ2は、当該画像形成システムの管理者による指示に応じて、紙の廃棄量の調整処理を実行しても良い。プリントサーバ2は、管理者が指定する期間内での紙の廃棄量の調整処理を実行することも可能である。図22に示す調整処理の例では、プロセッサ21は、1ヶ月ごとに紙の廃棄量の調整処理を実行するものとする。
プリントサーバ2のプロセッサ21は、オフィス全体における1カ月間のCO2の総排出量を示すデータを外部エコシステムから取得する(ACT801)。プロセッサ21は、取得したCO2の総排出量と基準値とを比較する(ACT802)。たとえば、オフィス全体において、1年間のCO2総排出量の基準値(キャップ)が決められているものとする。この場合、1年間のCO2総排出量の基準値(キャップ)を12ヶ月に振り分けることにより、各月の基準値が決定できる。
外部エコシステムから取得したCO2の総排出量が基準値未満である場合(ACT802、NO)、プロセッサ21は、当該画像形成システム内において紙の廃棄量の増加を促す処理(廃棄量の増加促進処理)を実行する(ACT803)。
例えば、廃棄量の増加促進処理として、プロセッサ21は、各ユーザの紙の許容量を下げる(たとえば、全ユーザの紙の許容量を5%下げる)。紙の許容量が少なくなれば、各ユーザによる紙の廃棄が促されることになる。なお、プロセッサ21は、取得したCO2の総排出量と基準値との差分の値から許容量の下げ幅を決定しても良い。
また、廃棄量の増加処理として、プロセッサ21は、用紙にプリントした画像の有効期限を早めても良い(たとえば、2ヶ月先までの有効期限を1ヶ月分早める)。有効期限が早まれば、各ユーザによる紙の廃棄が促されることになる。なお、プロセッサ21は、取得したCO2の総排出量と基準値との差分の値から有効期限を早める量を決定しても良い。
外部エコシステムから取得したCO2の総排出量が基準値以上である場合(ACT802、YES)、プロセッサ21は、当該画像形成システム内において紙の廃棄量の低減を促す処理(廃棄量の低減促進処理)を実行する(ACT804)。
例えば、廃棄量の低減促進処理として、プロセッサ21は、各ユーザの紙の許容量を上げる(たとえば、全ユーザの紙の許容量を5%上げる)。紙の許容量が多くなれば、各ユーザによる紙の廃棄の遅延が促されることになる。なお、プロセッサ21は、取得したCO2の総排出量と基準値との差分の値から許容量の上げ幅を決定しても良い。
また、廃棄量の低減促進処理として、プロセッサ21は、用紙にプリントした画像の有効期限を延ばしても良い(たとえば、1ヶ月以内の有効期限を1ヶ月分延ばす)。有効期限が延ばされれば、各ユーザによる紙の廃棄の遅延が促されることになる。なお、プロセッサ21は、取得したCO2の総排出量と基準値との差分の値から有効期限を延ばす量を決定しても良い。
上記調整処理において、プロセッサは、電気消費量などによるCO2総排出量を外部システムから取得し、CO2総排出量が基準値以上であれば、紙の廃棄量の低減を促す処理を実行し、CO2総排出量が基準値未満であれば、紙の廃棄量の増加を促す処理を実行する。調整処理によれば、画像形成システムにおける紙の廃棄により、CO2総排出量を基準値に近づけることが可能となる。
なお、上述したプリントサーバ2が実行する各処理(ACT801〜804)の一部又は全部は、デジタル複合機1が実行しても良い。ACT801〜804の各処理は、プロセッサがプログラムを実行することにより実現できる機能である。このため、ACT801〜804の各処理は、デジタル複合機1のプロセッサ11が実行可能である。ACT801〜804の各処理をデジタル複合機1のプロセッサ11が実行すれば、上述した調整処理は、デジタル複合機1単体で実現できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に本件出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
印刷管理装置であって、
ユーザの指示に応じて画像形成装置がプリントした紙を示す情報あるいはユーザが廃棄した紙を示す情報をユーザ識別情報に対応づけて記憶するログメモリと、
各ユーザが使用可能な紙の許容量を記憶する許容量メモリと、
前記ログメモリが記憶する、あるユーザがプリントした紙のうち未廃棄の紙の数を計数する計数部と、
前記計数部が計数した未廃棄の紙の数と前記許容量メモリが記憶する当該ユーザに対する紙の許容量とから紙の使用率を算出する算出部と、
前記算出部により算出した紙の使用率を含む情報を出力する出力部と、
を有する印刷管理装置。
[2]
さらに、ユーザから認証用のユーザ情報を取得する取得部を有し、
前記出力部は、前記取得部が取得したユーザ情報によるユーザ認証が成功した場合、認証が成功したユーザに対する紙の使用率を表示装置に表示させるための表示データを出力する、
ことを特徴とする前記[1]に記載の印刷管理装置。
[3]
さらに、紙にプリントした画像に対する有効期限を記憶する画像管理メモリと、
前記紙の使用率が基準値を超えたユーザが未廃棄の用紙から、前記有効期限が基準期間内の画像をプリントした用紙を廃棄候補として選出する選出部と、を有し、
前記出力部は、前記選出部が選出した廃棄候補を画像の有効期限が近い順に並べた廃棄候補の一覧を含む情報を出力する、
ことを特徴とする前記[1]に記載の印刷管理装置。
[4]
さらに、前記選別部が選別した廃棄候補を画像の有効期限が近い順に並べた廃棄候補の一覧を記載したメールを作成する作成部を有し、
前記出力部は、前記作成部が作成したメールを当該ユーザ宛に送信する、
ことを特徴とする前記[3]に記載の印刷管理装置。
[5]
さらに、紙にプリントした画像に対する機密レベルを記憶する画像管理メモリと、
前記紙の使用率が基準値を超えたユーザが未廃棄の用紙から、前記機密レベルが基準レベル以下の画像をプリントした用紙を廃棄候補として選出する選出部と、を有し、
前記出力部は、前記選出部が選出した廃棄候補を画像の機密レベルが低い順に並べた廃棄候補の一覧を含む情報を出力する、
ことを特徴とする前記[1]に記載の印刷管理装置。
[6]
さらに、前記選別部が選別した廃棄候補を画像の機密レベルが低い順に並べた廃棄候補の一覧を記載したメールを作成する作成部を有し、
前記出力部は、前記作成部が作成したメールを当該ユーザ宛で送信する、
ことを特徴とする前記[5]に記載の印刷管理装置。
[7]
さらに、紙にプリントした画像に対する機密レベルを記憶する画像管理メモリと、
各ユーザに対して紙の使用率に応じた機密レベルの画像のプリントを禁止するプリント制限部と、を有する、
ことを特徴とする前記[1]に記載の印刷管理装置。
[8]
前記プリント制限部は、前記紙の使用率が第1閾値以上であるユーザに対して機密レベルが第1レベル以下の画像のプリントを禁止する、
ことを特徴とする前記[7]に記載の印刷管理装置。
[9]
さらに、前記ログメモリから期間内に廃棄した紙に関する情報を抽出する抽出部と、
前記抽出部が抽出した廃棄した紙に関する情報から期間内に廃棄した紙の量を算出し、算出した紙の量を二酸化炭素の排出量に換算する換算部と、
前記換算部が換算した廃棄した紙による二酸化炭素の排出量を外部システムへ通知する通知部と、を有する、
ことを特徴とする前記[1]に記載の印刷管理装置。
[10]
外部システムから二酸化炭素の総排出量を示す情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した二酸化炭素の総排出量が基準値以上である場合、紙の廃棄量の低減を促す処理を実行し、前記取得部が取得した二酸化炭素の総排出量が基準値未満である場合、紙の廃棄量の増加を促す処理を実行する処理部と、を有する、
ことを特徴とする前記[1]に記載の印刷管理装置。
[11]
画像形成装置であって、
ユーザの指示に応じて紙に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部によりプリントした紙を示す情報あるいはユーザが廃棄した紙を示す情報をユーザ識別情報に対応づけて記憶するログメモリと、
各ユーザが使用可能な紙の許容量を記憶する許容量メモリと、
前記ログメモリが記憶するあるユーザがプリントした紙のうち未廃棄の紙の数を計数する計数部と、
前記計数部が計数した未廃棄の紙の数と前記許容量メモリが記憶する当該ユーザに対する紙の許容量とから紙の使用率を算出する算出部と、
前記算出部により算出した紙の使用率を含む情報を表示する表示部と、
を有する画像形成装置。
[12]
印刷管理方法であって、
ユーザの指示に応じて前記画像形成装置がプリントした紙を示す情報あるいはユーザが廃棄した紙を示す情報をユーザ識別情報に対応づけて保存し、
あるユーザがプリントした紙のうち未廃棄の紙の数を計数し、
前記計数した未廃棄の紙の数と、メモリに記憶した当該ユーザに対する紙の許容量と、から当該ユーザの紙の使用率を算出し、
前記算出した紙の使用率を含む情報を出力する、
ことを特徴とする印刷管理方法。
2…プリントサーバ、3…ユーザ管理サーバ、4…ユーザ端末、5…ネットワーク、7…操作パネル、7a…表示部、8…スキャナ、9…プリンタ、10…システム制御部、11…プロセッサ、14…不揮発性メモリ、16…ネットワークインターフェース、19…タイマ、21…プロセッサ、24a…文書管理テーブル、24b…ページ管理テーブル、24c…プリント管理テーブル、24d…操作ログテーブル、24e…許容量管理テーブル、24f…使用量管理テーブル、25…ネットワークインターフェース、26…タイマ、31…プロセッサ、35…ネットワークインターフェース。

Claims (7)

  1. ユーザの指示に応じて画像形成装置がプリントした紙を示す情報あるいはユーザが廃棄した紙を示す情報をユーザ識別情報に対応づけて記憶するログメモリと、
    各ユーザが使用可能な紙の許容量を記憶する許容量メモリと、
    紙にプリントした画像に対する機密レベルを記憶する画像管理メモリと、
    前記ログメモリが記憶する、あるユーザがプリントした紙のうち未廃棄の紙の数を計数する計数部と、
    前記計数部が計数した未廃棄の紙の数と前記許容量メモリが記憶する当該ユーザに対する紙の許容量とから紙の使用率を算出する算出部と、
    前記紙の使用率が基準値を超えたユーザが未廃棄の用紙から、前記機密レベルが基準レベル以下の画像をプリントした用紙を廃棄候補として選出する選出部と、
    前記算出部により算出した紙の使用率を含む情報と、前記選出部が選出した廃棄候補を画像の機密レベルが低い順に並べた廃棄候補の一覧を含む情報と、を出力する出力部と、
    を有する印刷管理装置。
  2. ユーザの指示に応じて画像形成装置がプリントした紙を示す情報あるいはユーザが廃棄した紙を示す情報をユーザ識別情報に対応づけて記憶するログメモリと、
    各ユーザが使用可能な紙の許容量を記憶する許容量メモリと、
    紙にプリントした画像に対する有効期限を記憶する画像管理メモリと、
    前記ログメモリが記憶する、あるユーザがプリントした紙のうち未廃棄の紙の数を計数する計数部と、
    前記計数部が計数した未廃棄の紙の数と前記許容量メモリが記憶する当該ユーザに対する紙の許容量とから紙の使用率を算出する算出部と、
    前記紙の使用率が基準値を超えたユーザが未廃棄の用紙から、前記有効期限が基準期間内の画像をプリントした用紙を廃棄候補として選出する選出部と、
    前記選出部が選別した廃棄候補を画像の機密レベルが低い順に並べた廃棄候補の一覧を記載したメールを作成する作成部と、
    前記算出部により算出した紙の使用率を含む情報と、前記選出部が選出した廃棄候補を画像の有効期限が近い順に並べた廃棄候補の一覧を含む情報と、を出力し、前記作成部が作成したメールを当該ユーザ宛で送信する出力部と、
    を有する印刷管理装置。
  3. 紙にプリントした画像に対する機密レベルを記憶する画像管理メモリと、
    各ユーザに対して紙の使用率に応じた機密レベルの画像のプリントを禁止するプリント制限部と、を有する、
    ことを特徴とする前記請求項に記載の印刷管理装置。
  4. 前記プリント制限部は、前記紙の使用率が第1閾値以上であるユーザに対して機密レベルが第1レベル以下の画像のプリントを禁止する、
    ことを特徴とする前記請求項に記載の印刷管理装置。
  5. 前記ログメモリから期間内に廃棄した紙に関する情報を抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出した廃棄した紙に関する情報から期間内に廃棄した紙の量を算出し、算出した紙の量を二酸化炭素の排出量に換算する換算部と、
    前記換算部が換算した廃棄した紙による二酸化炭素の排出量を外部システムへ通知する通知部と、を有する、
    ことを特徴とする前記請求項に記載の印刷管理装置。
  6. 外部システムから二酸化炭素の総排出量を示す情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した二酸化炭素の総排出量が基準値以上である場合、紙の廃棄量の低減を促す処理を実行し、前記取得部が取得した二酸化炭素の総排出量が基準値未満である場合、紙の廃棄量の増加を促す処理を実行する処理部と、を有する、
    ことを特徴とする前記請求項に記載の印刷管理装置。
  7. ユーザの指示に応じて紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記請求項1乃至6の何れか1項に記載の印刷管理装置と、
    を有する画像形成装置。
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