JP2016128219A - 画像形成装置 - Google Patents

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賢治 田中
浩卓 児玉
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Abstract

【課題】ユーザ毎に設定されている制限を超えるジョブであっても実行可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は印刷指示に応じて印刷ジョブを実行する。この画像形成装置は、ユーザを認証するためのユーザ認証機能を持ち、認証可能なユーザに対して、当該画像形成装置の利用に関する利用制限を予め設定する。画像形成装置はさらに、ログインユーザの利用制限に他のユーザの利用制限を統合する機能を持つ。画像形成装置は、ユーザがログイン(ステップS1000)した後であって、利用制限の統合前に、利用制限を統合する他のユーザを設定する(ステップS1030)。画像形成装置は、ログインユーザの利用制限と設定された他のユーザの利用制限とを統合し(ステップS1050)、統合された利用制限のもとで印刷ジョブを実行する(ステップS1060)。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、ユーザ認証機能を持つ画像形成装置に関する。
情報処理装置の1種として、多くの事業所(会社、事務所等)に画像形成装置(代表的にはコピー機)が導入されている。このような画像形成装置の1つである複合機(MFP(Multifunction Peripheral))のように、コピーモード、ネットワーク対応のプリントモード、及びスキャナモードのような複数の動作モードを有するものも多くなってきている。
こうした画像形成装置のなかには、セキュリティを確保したり、ユーザ毎の使用状況を管理したりするために、ユーザ認証を行なう機能を備えたものがある。ユーザ認証機能が有効にされている場合、ユーザは画像形成装置にログインした後に印刷ジョブを実行できる。印刷ジョブの実行時には、印刷された記録用紙の出力枚数がカウントされて管理される。無駄な印刷出力を抑制するために印刷制限枚数(使用枚数の上限)が設定されることがある。出力枚数が印刷制限枚数に達すると、当該ユーザは、画像形成装置を用いたコピー印刷等の印刷出力が制限される。
例えば、ジョブの実行途中に出力枚数が印刷制限枚数に達すると、画像形成装置における印刷動作が停止する。こうした印刷動作の停止は、ユーザにとって予期せぬことであり、以降の印刷を続行させるために不必要な時間と手間が生じて作業効率を低下させる。
こうした問題に対して、後掲の特許文献1は、予期せぬ印刷動作の停止を回避する技術を開示する。特許文献1には、登録されたコード番号別に複写が許される許容複写枚数を管理する複写装置が記載されている。この複写装置は、許容複写枚数と複写に先立って設定された実行複写枚数とを比較し、実行複写枚数が許容複写枚数を超えると判定すると警告を発する。これにより、複写途中に複写動作が停止するのを事前に回避できる。
また従来、認証可能なユーザに対して利用できる機能を設定により制限することが可能な画像形成装置も知られている。後掲の特許文献2には、カラー印字出力を制限する機能を持つカラープリンタが記載されている。このカラープリンタは、カラー出力権限を持つユーザにのみカラー印字出力を許可する。
特開平2−111973号公報 特開2004−348630号公報
ユーザ認証を実施している環境においては、実行するジョブに対する機能制限、及び印刷枚数制限は、ログインしてジョブを実行しようとするユーザ(以下「ログインユーザ」と呼ぶことがある。)に対して行なわれる。そのため、例えば1つの文書ファイルを複数人に配布するために複数部数の印刷を行なう場合、他のユーザのために印刷する出力枚数もログインユーザにカウントされる。ログインユーザは、他のユーザのための印刷カウントをも負担することになるため出力枚数(カウント)の負担が大きい。
部門等のグループ毎に印刷制限枚数を設定した場合、個人の負担は軽減される。しかし、この場合は、グループとして使用する分と個人で使用する分との区別が困難となるため実際の使用枚数(出力枚数)にユーザ間で不公平が生じる。グループ毎及びユーザ毎の両方に印刷制限枚数を設定し、複数人に配布するための印刷か否かに応じてグループ認証とユーザ認証とを使い分ければ、ユーザ間の不公平は軽減される。しかし、この場合、グループ制限とユーザ制限との2重の管理が必要になる。そのため、管理が煩雑になるという別の問題が生じる。このように、従来の技術では、一部のユーザに出力枚数の負担が掛かるのを効果的に抑制することが困難である。
複数人に配布するために複数部数の印刷を行なう場合、配布する人数等によっては印刷枚数がログインユーザの印刷制限枚数を超えることもあり得る。この場合、ログインユーザは印刷ジョブを実行できない。特許文献1の複写装置は、警告を発することによって印刷制限枚数を超えることをユーザに知らせることは可能であるものの、ジョブを実行できないことには変わりはない。そのため、特許文献1に記載の技術では、こうした問題を解決できない。
さらに、例えば上記文書ファイルをカラー印刷する必要がある場合、ログインユーザがカラー出力権限を有していなければカラー印刷を実行できない。こうした問題は、特許文献2のカラープリンタであっても解決できない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の1つの目的は、一部のユーザに出力枚数の負担が掛かるのを効果的に抑制することが可能な画像形成装置を提供することである。
本発明のもう1つの目的は、ユーザ毎に設定されている制限を超えるジョブであっても実行可能な画像形成装置を提供することである。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、印刷指示に応じて印刷ジョブを実行する画像形成装置である。この画像形成装置は、ユーザを認証するためのユーザ認証手段と、ユーザ認証手段によって認証可能なユーザに対して、画像形成装置の利用に関する利用制限を予め設定するための制限設定手段と、ユーザ認証手段によって認証された認証ユーザの利用制限に他のユーザの利用制限を統合するための制限統合手段と、制限統合手段による利用制限の統合前に、利用制限を統合する他のユーザを予め設定するためのユーザ設定手段と、制限統合手段によって統合された利用制限のもとで印刷ジョブを実行するためのジョブ実行手段と、を含む。
ユーザ認証手段は、ユーザを認証する。制限設定手段は、認証可能なユーザに対して、画像形成装置の利用に関する制限を予め設定する。制限統合手段は、認証ユーザの利用制限に他のユーザの利用制限を統合する。ユーザ設定手段は、利用制限の統合前に、利用制限を統合する他のユーザを予め設定する。ジョブ実行手段は、制限統合手段によって統合された制限のもとで印刷ジョブを実行する。
画像形成装置は、統合された制限のもとで印刷ジョブを実行する。認証ユーザの利用制限に他のユーザの利用制限が統合されるため、認証ユーザは他のユーザの利用制限を使用できる。認証ユーザは、例えば他のユーザの印刷制限枚数を使用して印刷ジョブを実行できる。他のユーザの印刷制限枚数を使用した場合、印刷ジョブの実行による出力枚数のカウントは当該他のユーザにも行なわれる。これにより、一部のユーザに出力枚数(カウント)の負担が掛かるのを効果的に抑制できる。さらに、認証ユーザの利用制限に他のユーザの利用制限が統合されることによって制限が緩和されるため、画像形成装置は、ユーザ毎に設定されている制限を超えるジョブであっても実行できる。さらに、画像形成装置の利用に関する制限はユーザ毎に設定されるため、グループ毎に制限を設ける場合とは異なり、ユーザ間で不公平が生じるのを抑制できる。加えて、グループ制限とユーザ制限との2重の管理も不要となるため、管理が煩雑になるのを抑制することもできる。
好ましくは、制限設定手段は、ユーザ認証手段によって認証可能なユーザに対して、印刷処理に関する機能の一部の使用を禁止する機能制限、又は印刷出力の枚数に上限を設ける印刷枚数制限を予め設定するための設定手段を含み、画像形成装置はさらに、ジョブ実行手段による印刷ジョブの実行に応答して、認証ユーザ、及びユーザ設定手段によって設定された他のユーザに対して、印刷出力の出力枚数をカウントし、ユーザ毎に出力枚数を管理するための出力枚数管理手段を含む。
より好ましくは、画像形成装置はさらに、認証ユーザ、及びユーザ設定手段によって設定された他のユーザに対して、印刷出力枚数の配分を設定するための配分設定手段を含み、出力枚数管理手段は、配分設定手段によって設定された配分に応じて、認証ユーザ、及びユーザ設定手段によって設定された他のユーザに対して、印刷出力の出力枚数をカウントし、ユーザ毎に出力枚数を管理するための出力枚数カウント手段を含む。
さらに好ましくは、ユーザ設定手段は、認証ユーザのログイン状態においてユーザ認証手段が認証したユーザを、利用制限を統合する他のユーザとして設定するための設定手段を含む。
さらに好ましくは、画像形成装置はさらに、特定のユーザの利用制限との統合を許可するユーザの識別情報を記憶するための記憶手段と、記憶手段に記憶されている識別情報のなかから認証ユーザの利用制限との統合を許可するユーザの識別情報を抽出するための抽出手段と、認証ユーザに抽出手段が抽出した識別情報を選択させるための選択手段と、を含み、ユーザ設定手段は、選択手段により識別情報が選択されたことに応答して、選択された識別情報に対応するユーザを、利用制限を統合する他のユーザとして設定するための設定手段を含む。
さらに好ましくは、画像形成装置はさらに、特定のユーザの利用制限との統合を許可する複数のユーザの識別情報をグループ化して記憶するための記憶手段と、記憶手段に記憶されているグループのなかから認証ユーザの利用制限との統合を許可するグループを抽出するための抽出手段と、認証ユーザに抽出手段が抽出したグループを選択させるためのグループ選択手段と、を含み、ユーザ設定手段は、グループ選択手段によりグループが選択されたことに応答して、選択されたグループを構成するユーザを、利用制限を統合する他のユーザとして設定するための設定手段を含む。
さらに好ましくは、画像形成装置はさらに、ネットワークを介して外部機器と通信可能に接続するための通信手段を含み、外部機器は、当該外部機器を操作するユーザが、自身の利用制限を特定のユーザの利用制限との統合に使用する権限を特定のユーザに委譲するために、外部機器を操作するユーザの操作に応じて、特定のユーザの指定を受付けるための受付手段と、外部機器を操作するユーザの識別情報に、指定を受付けた特定のユーザの識別情報を付加して画像形成装置に送信するための情報送信手段とを含み、通信手段は、情報送信手段が送信する識別情報を受信するための受信手段を含み、記憶手段は、受信手段が受信した外部機器を操作するユーザの識別情報、及び指定を受付けた特定のユーザの識別情報を互いに関連付けて記憶するための識別情報記憶手段を含み、抽出手段は、ユーザ認証手段を介してログインしたユーザの識別情報と指定を受付けた特定のユーザの識別情報とを照合することにより、識別情報記憶手段に記憶されている識別情報のなかから使用する権限を認証ユーザに委譲しているユーザの識別情報を抽出するための識別情報抽出手段を含み、選択手段は、認証ユーザに識別情報抽出手段が抽出した識別情報を選択させるための手段を含む。
以上より、本発明によれば、一部のユーザに出力枚数の負担が掛かるのを効果的に抑制することが可能な画像形成装置を得ることができる。さらに本発明によれば、ユーザ毎に設定されている制限を超えるジョブであっても実行可能な画像形成装置を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示す制御ブロック図である。 図1に示す画像形成装置で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 ネットワークプリント画面の一例を示す図である。 コピー画面の一例を示す図である。 対象ユーザを設定する設定画面の一例を示す図である。 ユーザ認証画面の一例を示す図である。 図1に示す画像形成装置で実行される利用制限の統合を説明するための図である。 図1に示す画像形成装置で実行される利用制限の統合を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の操作ユニットに表示されるネットワークプリント画面の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の操作ユニットに表示されるコピー画面の一例を示す図である。 グループ一覧画面の一例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置(画像形成システム)を示す図である。 プリンタドライバのUI画面の一例を示す図である。 図12に示す画像形成装置の操作ユニットに表示されるネットワークプリント画面の一例を示す図である。 図12に示す画像形成装置の操作ユニットに表示されるコピー画面の一例を示す図である。 ユーザ一覧画面の一例を示す図である。 図12に示す画像形成装置で実行される利用制限の統合を説明するための図である。 図12に示す画像形成装置で実行される利用制限の統合を説明するための図である。 図12に示す画像形成装置で実行される利用制限の統合を説明するための図である。 図12に示す画像形成装置で実行される利用制限の統合を説明するための図である。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの機能及び名称も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
(第1の実施の形態)
図1を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置100は、コピーモード、及びネットワーク対応のプリントモード等の複数の動作モードを備える複合機(MFP)である。この画像形成装置100は、カラー印刷が可能なカラー複合機であって、レーザー光を露光に利用する、所謂レーザー方式(電子写真方式)の印刷機能を備える。しかし、他の形式の印刷機能を備えたものであってもよい。
画像形成装置100はユーザ認証を行なう機能を持つ。認証された認証ユーザ、すなわちログインユーザは当該画像形成装置100を操作してジョブを実行できる。画像形成装置100は、印刷ジョブの実行時に印刷された記録用紙の出力枚数をカウントするカウント機能を持ち、カウントした出力枚数を管理する。
画像形成装置100はさらに、認証可能なユーザに対して、当該画像形成装置100の利用に関する制限を予め設定する機能を持つ。画像形成装置100の利用に関する制限は、印刷出力の枚数に上限(印刷制限枚数)を設ける印刷枚数制限、及び画像形成装置100で利用可能な複数の機能の一部の使用を禁止する機能制限を含む。機能制限は、各モードの使用制限、及び各モードの機能の使用制限を含む。すなわち、画像形成装置100は、モードの使用を禁止する設定、及びモードが持つ機能の使用を禁止する設定が可能である。モードが持つ機能としては、例えば、カラー印刷機能、両面印刷機能、集約印刷機能、及びステープル処理等を行なう後処理機能等が例示される。モードが持つ機能の使用が禁止されていないユーザは、その機能を利用する権限(以下「機能権限」と呼ぶ場合がある。)を持つ。例えば、カラー印刷機能の使用が禁止されていないユーザは、カラー印刷を行なう権限(以下「カラー印刷権限」と呼ぶ場合がある。)を持つ。これらの制限は、認証可能なユーザに対して、ユーザ毎に設定される(以下、ユーザ毎に設定されている制限を「利用制限」と呼ぶ。)。なお、「認証可能なユーザ」とは、画像形成装置100にログインすることが可能なユーザ、すなわち当該画像形成装置100に登録されているユーザである。
本実施の形態に係る画像形成装置100はさらに、ログインユーザの利用制限に他のユーザの利用制限を統合する機能を持つ。利用制限の統合とは、ログインユーザの利用制限に他のユーザの利用制限を組合せる処理である。ログインユーザは、他のユーザの利用制限を使用することが可能になる。そのため、ログインユーザの利用制限が拡大する。例えば、ログインユーザの印刷枚数制限と他のユーザの印刷枚数制限とが統合されると、ログインユーザの印刷制限枚数に他のユーザの印刷制限枚数が追加される。換言すると、ログインユーザの印刷制限枚数は、他のユーザの印刷制限枚数分だけ増加する。さらに例えば、ログインユーザの機能制限と他のユーザの機能制限とが統合されると、ログインユーザは、他のユーザが持つ機能権限を使用することが可能となる。
利用制限を統合する対象となる他のユーザ(以下「対象ユーザ」と呼ぶ場合がある。)は、ログイン後であって印刷ジョブの実行前に設定される。ユーザの利用制限が統合されると、画像形成装置100は統合された利用制限のもとで印刷ジョブを実行する。
[ハードウェア構成]
画像形成装置100は、制御部110、操作ユニット120、原稿読取部130、画像処理部140、画像形成部150、給紙部160、ユーザ認証装置170、及びネットワークインターフェイス(以下「ネットワークIF」と呼ぶ。)180を含む。
制御部110は、実質的にコンピュータであって、画像形成装置100全体を制御するCPU(Central Processing Unit)112、プログラム等を記憶するためのROM(Read−Only Memory)114、揮発性の記憶装置であるRAM(Random Access Memory)116、及び記憶装置118を含む。記憶装置118は、通電が遮断された場合にもデータを保持する不揮発性記憶装置であり、例えばハードディスクドライブ(HDD)及びフラッシュメモリを含む。CPU112には、BUSライン190が接続されており、このBUSライン190には、ROM114、RAM116及び記憶装置118が電気的に接続される。
CPU112は、操作ユニット120等からの指示に応じて各種コンピュータプログラムを実行することによって、画像形成装置100の各部の動作及びパーソナルコンピュータ(PC)等の外部機器との通信等の所望の処理を実行する。上記の各種コンピュータプログラムは、予めROM114又は記憶装置118に記憶されており、所望の処理の実行時において、当該ROM114又は記憶装置118から読出されてRAM116に転送される。CPU112は、CPU112内の図示しないプログラムカウンタと呼ばれるレジスタに格納された値によって指定される、RAM116内のアドレスからプログラムの命令を読出し、解釈する。CPU112はまた、読出された命令によって指定されるアドレスから演算に必要なデータを読出し、そのデータに対し命令に対応する演算を実行する。実行の結果も、RAM116、記憶装置118及びCPU112内のレジスタ等の、命令によって指定されるアドレスに格納される。ROM114又は記憶装置118には、画像形成装置100の一般的な動作等を実現するためのコンピュータプログラムとともに、複数のユーザの利用制限を統合するためのコンピュータプログラムが記憶される。
制御部110はさらに、例えば操作ユニット120に対するユーザの操作入力に応じて、認証可能なユーザに対して、印刷制限枚数(印刷枚数制限)、又は機能制限を設定する。設定された利用制限は記憶装置118に記憶される。記憶装置118は、ユーザ毎に設定された利用制限に関する設定情報(以下「利用制限情報」と呼ぶことがある。)と、そのユーザのユーザ名と、当該ユーザを識別するためのユーザ情報とを関連付けて記憶する。記憶装置118は、他に、画像データ等を含む各種データ及び設定情報等を記憶する。
BUSライン190には、さらに、操作ユニット120、原稿読取部130、画像処理部140、画像形成部150、給紙部160、ユーザ認証装置170、及びネットワークIF180が電気的に接続される。
操作ユニット120はユーザによる操作を受付ける。この操作ユニット120は、タッチパネルディスプレイ122を含む。タッチパネルディスプレイ122は、液晶パネル等で構成された表示パネル124と、表示パネル124の上に配置され、タッチされた位置を検出するタッチパネル126とを含む。表示パネル124は、画像形成装置100の状態及び各種処理の状態に関する情報等の各種情報をユーザに提供する。このタッチパネルディスプレイ122は、ユーザに対して対話的な操作インターフェイス(UI)を提供する。この対話的な操作インターフェイスは、タッチパネル126から画像形成装置100全体の動作に対するユーザの指示を受付け、その指示の内容を表示パネル124に表示するとともに、その指示に応じた制御信号を制御部110等に対して出力する。
原稿読取部130は、スキャナ及びCCD(Charge−Coupled Device)ラインセンサ(以上いずれも図示せず。)を含む。スキャナは、原稿載置台(図示せず。)上に載置された原稿の画像表面に対し光源(図示せず。)から光を照射することによって得られる反射光像をCCDラインセンサ上に結像させ、光源を移動させながら原稿をスキャンする。CCDラインセンサは、結像した反射光像を順次光電変換して画像データとして画像処理部140に対して出力する。すなわち、原稿読取部130は、原稿のコピー時又はスキャン時に、原稿載置台に載置される原稿からスキャナによって画像情報を読取り、読取った画像情報をCCDラインセンサによって電気信号に変換して画像データとして画像処理部140に対して出力する。
画像処理部140は、MPU(Micro Processing Unit、図示せず。)を含む。画像処理部140は、原稿読取部130、又は、情報処理装置等から受信した画像データに対して、例えば、ラスタライズ処理等の所定の画像処理を含む各種処理を施して所定の階調の印刷データを作成し、画像形成部150に対して出力する。
画像形成部150は、画像データによって示される画像をカラー又は単色で記録用紙に印刷するものであって、例えば、感光体ドラム、帯電装置、レーザースキャンユニット(LSU)、現像装置、転写装置、クリーニング装置、定着装置、及び除電装置等を備えている。画像形成部150には、例えば、搬送路が設けられており、給紙部160から給紙されてきた記録用紙が搬送路に沿って搬送される。
給紙部160は、複数枚(例えば約500枚)の記録用紙を収納可能なカセットトレイ(図示せず。)を含む。給紙部160は、カセットトレイに収納された記録用紙を1枚ずつ引出して記録用紙を画像形成部150の搬送路へと送り出す。画像形成部150の搬送路に沿って記録用紙が搬送されている途中で、記録用紙が感光体ドラムと転写装置との間を通過し、さらに定着装置を通過して、記録用紙に対する印刷が行なわれる。
感光体ドラムは、一方向に回転し、その表面は、クリーニング装置と除電装置によりクリーニングされた後、帯電装置により均一に帯電される。レーザースキャンユニットは、印刷対象の画像データに基づいてレーザー光を変調し、このレーザー光によって感光体ドラムの表面を主走査方向に繰返し走査して、静電潜像を感光体ドラムの表面に形成する。現像装置は、トナーを感光体ドラムの表面に供給して静電潜像を現像し、トナー像を感光体ドラムの表面に形成する。転写装置は、転写装置と感光体ドラムとの間を通過していく記録用紙に感光体ドラムの表面のトナー像を転写する。
定着装置は、記録用紙を加熱するための加熱ローラと、記録用紙を加圧するための加圧ローラとを含む。記録用紙が加熱ローラによって加熱され、かつ、加圧ローラによって加圧されることによって、記録用紙上に転写されたトナー像が記録用紙に定着される。定着装置から排出された(印刷された)記録用紙は排紙トレイに排出される。
ユーザ認証装置170は、CPU112の制御の下で、ユーザに対して認証処理を実行する。ユーザ認証装置170は、認証用カードに記憶されている情報を読取るカード読取部172を含む。認証用カードは、例えばICカード等の情報を記憶することが可能なカードであって、画像形成装置100を利用するユーザに配布されている。認証用カードには当該認証用カードを所持するユーザを識別するための識別情報であるユーザ情報(例えばユーザID)が予め記憶されている。カード読取部172は、ユーザによって認証用カードがかざされると、当該認証用カードに記憶されたユーザ情報を読取る。ユーザ認証装置170は、カード読取部172が読取ったユーザ情報に基づいて、認証処理を行なう。
ネットワークIF180は、ネットワーク50とのインターフェイスをとる。画像形成装置100は、このネットワークIF180を介して、ネットワーク50上の情報処理装置等と、所定の通信プロトコルにしたがったデータ通信を行なうことができる。画像形成装置100は、ネットワークIF180を介して、PC等から印刷ジョブ等の各種処理の実行を命令する命令信号を受信できる。
[ソフトウェア構成]
図2を参照して、複数のユーザの利用制限を統合する処理を実行するために、画像形成装置100で実行されるコンピュータプログラムの制御構造について説明する。
このプログラムは、ユーザによるログイン操作を受付けたことに応じて開始する。このプログラムは、ログイン処理を実行することによりユーザを認証するステップS1000と、ステップS1000の後に実行され、認証されたユーザ(ログインユーザ)の操作に応じて、動作モードを選択するステップS1010と、ステップS1010の後に実行され、統合設定がオンであるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1020とを含む。
画像形成装置100は、印刷ジョブを実行する動作モードとして、例えばネットワークプリントモード及びコピーモードを持つ。ネットワークプリントモードは、サーバ装置(図示せず。)に保存されている印刷ファイル(画像データ)を、ネットワーク50を介して取得し、取得した画像データを用いて印刷処理を実行するモードである。コピーモードは、コピー印刷を実行する動作モードである。
図3を参照して、ネットワークプリントモードが選択されると、タッチパネルディスプレイ122(図1)にネットワークプリント画面200が表示される。ネットワークプリント画面200は、サーバ装置に保存されている印刷ファイルを表示する領域210、保存されている印刷ファイルを選択する際にチェックが入れられるチェックボックス220、選択された印刷ファイルの印刷処理を開始するための「印刷」キー230、印刷設定を行なうための「印刷設定」キー240、利用制限の統合処理を実行する際にチェックが入れられるチェックボックス250、チェックボックス250の近傍に表示され、チェックボックス250を説明する文字列(「機能権限及び印刷枚数制限を統合」)を表示する領域252、及びユーザ認証画面を表示させるための「認証画面」キー260を含む。「印刷設定」キー240は、例えば印刷部数等を設定するためのキーである。
図4を参照して、コピーモードが選択されると、タッチパネルディスプレイ122にコピー画面300が表示される。コピー画面300は、コピー印刷を開始するための「スタート」キー310、利用制限の統合処理を実行する際にチェックが入れられるチェックボックス320、チェックボックス320の近傍に表示され、チェックボックス320を説明する文字列(「機能権限及び印刷制限枚数を統合」)を表示する領域322、及びユーザ認証画面を表示させるための「認証画面」キー330を含む。
図2のステップS1020では、ネットワークプリント画面200のチェックボックス250、又はコピー画面300のチェックボックス320にチェックが入れられると、利用制限の統合設定がオンであると判定される。
再び図2を参照して、このプログラムはさらに、ステップS1020において、利用制限の統合設定がオンであると判定された場合に実行され、対象ユーザを設定する処理を実行するステップS1030と、ステップS1030の後に実行され、対象ユーザの設定が完了したか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1040とを含む。ステップS1040において、対象ユーザの設定が完了していないと判定された場合は、制御はステップS1030に戻る。
対象ユーザの設定は、認証処理によって行なわれる。すなわち、ログインされている状態でログインユーザ以外の他のユーザが認証されることにより、当該他のユーザが対象ユーザとして設定される。具体的には、ログイン状態において、図1に示すカード読取部172に認証用カードがかざされると、カード読取部172が認証用カードのユーザ情報を読取り、ユーザ認証装置170によって認証処理が実行される。対象ユーザは、自身の利用制限をログインユーザの利用制限と統合する権限を当該ログインユーザに一時点に委譲する。他のユーザの権限をログインユーザに一時点に委譲するために、画像形成装置100は、権限を譲る方のユーザの認証をしなければならない。そのため、対象ユーザの設定には、認証処理が必要となる。他のユーザの認証が成功すると、タッチパネルディスプレイ122には、図5に示す設定画面400が表示される。図5を参照して、設定画面400は、各ユーザの情報を表示する領域410、設定内容を編集するための「編集」キー420、ユーザ認証画面を表示させるための「認証画面」キー430、及び「決定」キー440を含む。領域410は、ログインユーザの情報を表示する領域412、及び対象ユーザに設定されたユーザを表示する領域414を含む。設定画面400はさらに、使用枚数の適用割当てを、各ユーザに均等に割当てるか、個別に設定するかを選択するためのラジオボタン450を含む。このラジオボタン450は、印刷ジョブの実行による出力枚数の負担を各ユーザにどのように配分するかをユーザに選択させる。領域410には、ログインユーザのユーザ名が予め表示されている。カード読取部172が読取ったユーザ情報に対応するユーザが認証されると、当該ユーザが対象ユーザに設定される。すなわち、ユーザ認証によって対象ユーザが設定される。領域414には、対象ユーザに設定されたユーザのユーザ名が表示される。複数のユーザを対象ユーザに設定する場合、カード読取部172は続けて別の認証用カードのユーザ情報を読取る。ユーザ認証装置170が、カード読取部172が読取った別のユーザ情報に対応するユーザを認証すると、当該ユーザが対象ユーザとして設定される。領域414には対象ユーザに設定されたユーザのユーザ名が追加される。領域410にはさらに、当該領域410に表示されているユーザに対して、使用枚数の適用割当てをどのように配分するのか個別に設定するための配分入力欄460及び出力枚数をカウントする順番を示すカウント順470が表示されている。
ラジオボタン450によって使用枚数を「均等に割当てる」が選択されていると、領域410に表示されているユーザに対して、カウント順にしたがって、印刷ジョブの実行時に印刷された記録用紙の出力枚数がカウントされる。図5を参照して、ユーザA、ユーザB、ユーザC、ユーザD及びユーザEの順にカウント順が設定されている場合、例えば1枚目の出力はユーザAにカウントされ、2枚目の出力はユーザBにカウントされる。3枚目以降は、ユーザC→ユーザD→ユーザE→ユーザA→・・・の順にカウントされる。
一方、ラジオボタン450によって使用枚数を「個別に設定」するが選択されていると、配分入力欄460への入力が可能となる。配分入力欄460には、図示しないテンキー等を用いて、配分数が入力される。例えば、図5に示すユーザA〜ユーザDの印刷制限枚数が少なく、ユーザEの印刷制限枚数が多い場合に、ユーザA〜ユーザDの配分数を少なく設定し、ユーザEの配分数を多く設定できる。この場合、領域410に表示されているユーザに対して、配分入力欄460に入力された配分に応じて、印刷ジョブの実行時に印刷された記録用紙の出力枚数がカウント順にしたがってカウントされる。ユーザA〜ユーザDに対するカウント数が設定されている配分数に達すると、以降の出力枚数のカウントはユーザEにのみ行なわれる。なお、配分入力欄460には配分数に代えて配分比率が入力されるよう構成されていてもよい。
「編集」キー420が操作されると、画像形成装置100は、領域410に表示されているユーザのカウント順を変更したり、ユーザ名を削除したりすることが可能となる。ユーザ名を削除することにより、対象ユーザの設定が取消される。「決定」キー440が操作されると、対象ユーザの設定が完了する。設定が完了すると、設定画面400が消去されて元の画面(ネットワークプリント画面200又はコピー画面300)が表示される。
対象ユーザの設定は、ユーザ名及びパスワードの入力による認証操作によっても実行可能である。ネットワークプリント画面200の「認証画面」キー260(図3参照)、又はコピー画面300の「認証画面」キー330(図4参照)が操作されると、図6に示されるユーザ認証画面(入力画面)500がタッチパネルディスプレイ122に表示される。図6を参照して、ユーザ認証画面500は、ユーザ名を入力する領域510、パスワードを入力する領域520、「OK」キー530、「CANCEL」キー540、及び「RESET」キー550を含む。ユーザ名を入力する領域510には、図示しない入力キーを用いてユーザ名又はユーザIDが入力される。パスワードを入力する領域520には、図示しない入力キーを用いてパスワードが入力される。「OK」キー530が操作されると、入力されたユーザ名及びパスワードに基づいて認証処理が実行される。正常に認証されると認証されたユーザが対象ユーザに設定される。タッチパネルディスプレイ122には、設定画面400(図5参照)が表示される。「CANCEL」キー540が操作されると、認証処理がキャンセルされる。「RESET」キー550が操作されると、領域510に入力されたユーザ名、及び領域520に入力されたパスワードがリセットされる。
再び図5を参照して、ユーザ認証画面500(図6参照)への入力によってユーザが認証された場合も、上記と同様、当該ユーザのユーザ名が設定画面400の領域414に表示される。設定画面400の「認証画面」キー430が操作されると、再び図6のユーザ認証画面500が表示される。ユーザ認証画面500への入力によってユーザが認証されると、認証されたユーザが対象ユーザとして設定され、当該ユーザのユーザ名が設定画面400の領域414に追加表示される。
再び図2を参照して、このプログラムはさらに、ステップS1040において、対象ユーザの設定が完了したと判定された場合に実行され、ログインユーザの利用制限に対象ユーザとして設定されたユーザの利用制限を統合するステップS1050と、ステップS1050の後に実行され、ユーザの操作に応じて、統合された利用制限のもとで印刷ジョブを実行するステップS1060と、ステップS1060の後に実行され、ログインユーザ及び対象ユーザに対して、出力枚数のカウント処理を実行するステップS1070と、ステップS1070の後に実行され、印刷ジョブが完了したか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1080と、ステップS1080において、印刷ジョブが完了したと判定された場合に実行され、利用制限の統合を解除するステップS1090とを含む。ステップS1050では、ログインユーザの利用制限に他のユーザの利用制限を組合せて、ログインユーザに他のユーザの利用制限を使用可能にする。ステップS1080において、印刷ジョブが完了していないと判定された場合は、制御はステップS1060に戻る。
このプログラムはさらに、ステップS1020において、利用制限の統合設定がオンではないと判定された場合に実行され、ユーザの操作に応じて、印刷ジョブ(通常ジョブ)を実行するステップS1100と、ステップS1100の後に実行され、印刷ジョブを実行するログインユーザ(以下「ジョブ実行ユーザ」と呼ぶ場合がある。)に対して出力枚数のカウント処理を実行するステップS1110と、ステップS1110の後に実行され、印刷ジョブが完了したか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1120とを含む。ステップS1120において、印刷ジョブが完了していないと判定された場合は、制御はステップS1100に戻る。ステップS1120において、印刷ジョブが完了したと判定された場合、又はステップS1090の処理が終了した場合は、このプログラムは終了する。
[動作]
本実施の形態に係る画像形成装置100は以下のように動作する。以下の説明では、画像形成装置100の動作の内、本発明に関連する部分のみを説明する。他の動作は従来の画像形成装置の動作と同様である。
図7を参照して、例えば1つの文書ファイルを複数人に配布するために複数部数の印刷を行なう場合を考える。以下では、説明を簡潔にするために、印刷制限枚数はカラー印刷とモノクロ印刷とを区別しないものとする。ドキュメントを必要とするユーザは、ユーザA〜ユーザEの5人であり、ジョブを実行するユーザはユーザAである。ユーザA〜ユーザEは、いずれも、認証可能なユーザである。画像形成装置100において、ユーザA〜ユーザEに対して利用制限が予め設定されている。各ユーザの利用制限は例えば以下のように設定されている。ユーザAは、カラー印刷権限を持たず(カラー印刷機能の使用が禁止されている)、印刷制限枚数(印刷制限枚数)は10枚である。ユーザB、ユーザC及びユーザDは、いずれも、カラー印刷権限を持ち(カラー印刷機能の使用が禁止されていない)、印刷制限枚数は10枚である。ユーザEは、カラー印刷権限を持ち、印刷制限枚数は100枚である。
画像形成装置100は、ユーザAのログイン操作に応じてログイン処理を実行する。ユーザ認証が正常に行なわれると、ユーザAは画像形成装置100にログインする(図2に示すステップS1000)。画像形成装置100は図示しないホーム画面をタッチパネルディスプレイ122に表示してログインユーザに動作モードを選択させる。ログインユーザによって動作モードが選択されると(ステップS1010)、選択された動作モードにおいて印刷ジョブを実行することが可能となる。以下では、ネットワークプリントモードにおいて文書ファイルを印刷する場合について説明する。
ユーザAによってネットワークプリントモードが選択されると、画像形成装置100は図3に示されるネットワークプリント画面200をタッチパネルディスプレイ122に表示する。画像形成装置100は、ネットワークIF180及びネットワーク50を介してサーバ装置と通信し、当該サーバ装置に保存されている印刷ファイルの一覧を領域210に表示する。ユーザAの操作によってチェックボックス220にチェックが入れられると、画像形成装置100はチェックが入れられた印刷ファイルを、印刷を実行するファイルに指定する。ユーザAは、「印刷設定」キー240を操作して、印刷部数を5部に設定する。指定されたファイルは、例えばカラー画像を含む10頁からなる文書ファイルである。この文書ファイルの印刷(1つの印刷ジョブ)の実行によって5人分(50枚)の印刷が行なわれる。
ユーザAは、機能権限及び印刷制限枚数を統合するために、ネットワークプリント画面200のチェックボックス250にチェックを入れる。画像形成装置100は、チェックボックス250にチェックが入れられたことに応答して、利用制限の統合設定をオンにする(図2に示すステップS1020においてYES)。画像形成装置100は、対象ユーザが設定されるまで待機する。ユーザBが、自身が所持している認証用カードをカード読取部172にかざすと、カード読取部172が認証用カードのユーザ情報を読取る。ユーザ認証装置170は認証処理を実行する。ユーザBが認証されると、タッチパネルディスプレイ122には、図5に示す設定画面400が表示される。設定画面400の領域414にはユーザBのユーザ名が表示される。ユーザC、ユーザD及びユーザEが順に所持している認証用カードをカード読取部172にかざすと、設定画面400の領域414に各ユーザのユーザ名が順に追加表示される。なお、ログインユーザであるユーザAは、デフォルトで設定画面400の領域412に表示されている。このように、本実施の形態に係る画像形成装置100は、ユーザAがログインした後に、そのログイン状態において他のユーザB〜Eを認証することにより、当該他のユーザB〜Eを、利用制限を統合する対象ユーザとして設定する。
ユーザAは、印刷ジョブの実行による出力枚数の負担を各ユーザに対してどのように配分するかを設定する。この設定はラジオボタン450の操作によって行なわれる。画像形成装置100は、ラジオボタン450の操作入力を受付けたことに応答して、使用枚数の適用割当てを変更する。ユーザAによって「決定」キー440が操作されると、対象ユーザの設定が完了する(ステップS1040においてYES)。「決定」キー440が操作されたことに応答して、設定画面400が消去され、画面表示がネットワークプリント画面200に戻る。続いて、画像形成装置100は利用制限の統合処理を実行する(ステップS1050)。具体的には、設定された対象ユーザのユーザ情報に基づいて、記憶装置118に記憶されている対象ユーザの利用制限情報を読出し、読出した利用制限情報に基づいてログインユーザの利用制限に対象ユーザの利用制限を統合する。利用制限の統合によって、ログインユーザの機能権限、及び印刷制限枚数が拡張される。
ユーザB、ユーザC及びユーザDは、いずれも、カラー印刷権限を持つため、利用制限の統合によって、ユーザAに対してもカラー印刷権限が付与される。ユーザA、ユーザB、ユーザC及びユーザDの印刷制限枚数はいずれも10枚であり、ユーザEの印刷制限枚数は100枚である。利用制限の統合によって、各ユーザの印刷制限枚数が合算されて、印刷制限枚数が140枚となる。
図8を参照して、画像形成装置100は、利用制限の統合処理によって、ジョブを実行するユーザ(ログインユーザ)であるユーザAの利用制限を、カラー印刷権限があり、印刷制限枚数が140枚に拡張する。これにより、ユーザAは、10頁からなる文書ファイルを5人分(50枚)カラーで印刷することが可能となる。ユーザAによって、ネットワークプリント画面200の「印刷」キー230が操作されると、画像形成装置100は、統合された利用制限のもとで印刷ジョブを実行する(ステップS1060)。画像形成装置100は、印刷処理に応じて、ログインユーザ及び対象ユーザに対して、出力枚数のカウント処理を実行する。各ユーザに使用枚数を均等に割当てるよう設定されるものとすると、画像形成装置100は、カウント順にしたがって、ユーザA〜ユーザEに対して出力枚数をカウントする(ステップS1070)。一方、使用枚数の適用割当てが個別に設定されている場合、配分入力欄460(図5参照)に入力された配分に応じて、出力枚数がカウント順にしたがってカウントされる。この場合、一部のユーザに対するカウント数が配分入力欄460に入力された配分数に達すると、当該ユーザには以降の出力枚数はカウントされない。残りの出力枚数のカウントは、配分入力欄460に入力された配分数に達していないユーザに対して行なわれる。印刷ジョブが完了すると(ステップS1080においてYES)、利用制限の統合が解除される(ステップS1090)。ユーザAの利用制限は、カラー権限なし、印刷制限枚数が0枚となる。他のユーザB、ユーザC、ユーザD及びユーザEの利用制限は、いずれもカラー権限があり、印刷制限枚数はそれぞれ0枚、0枚、0枚及び90枚となる。
なお、利用制限の統合設定がオンにされていない場合(ステップS1020においてNO)、画像形成装置100は通常の印刷ジョブを実行し(ステップS1100)、ジョブ実行ユーザに対して出力枚数のカウントを実行する(ステップS1110)。利用制限が統合されないため、ユーザAの利用制限(カラー印刷権限なし、印刷制限枚数は10枚)の範囲内で印刷ジョブが実行される。出力枚数が印刷制限枚数に達した場合、印刷処理は停止する。
ユーザAによってコピーモードが選択された場合、画像形成装置100は図4に示されるコピー画面300をタッチパネルディスプレイ122に表示する。コピーモードでは、コピー(複写)を行なう原稿が画像形成装置100にセットされ、コピー印刷ジョブの実行時にセットされた原稿の画像が原稿読取部130で読取られる。その他の動作は、上記動作と同様である。
[作用・効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る画像形成装置100を利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
画像形成装置100は、認証可能なユーザに対して、当該画像形成装置100の利用に関する利用制限を予め設定する。画像形成装置100は、ログインユーザの利用制限に他のユーザの利用制限を統合することが可能である。画像形成装置100は、利用制限の統合前に、利用制限を統合する他のユーザを予め設定する。画像形成装置100は、統合された利用制限のもとで印刷ジョブを実行する。
画像形成装置100は、統合された制限のもとで印刷ジョブを実行する。ログインユーザの利用制限に他のユーザの利用制限が統合されるため、ログインユーザは他のユーザの利用制限を使用できる。ログインユーザは、例えば他のユーザの印刷制限枚数を使用して印刷ジョブを実行できる。他のユーザの印刷制限枚数を使用した場合、印刷ジョブの実行による出力枚数のカウントは当該他のユーザにも行なわれる。これにより、一部のユーザに出力枚数(カウント)の負担が掛かるのを効果的に抑制できる。さらに、ログインユーザの利用制限に他のユーザの利用制限が統合されることによって制限が緩和されるため、画像形成装置100は、ユーザ毎に設定されている制限を超えるジョブであっても実行できる。さらに、画像形成装置100の利用に関する利用制限はユーザ毎に設定されるため、グループ毎に制限を設ける場合とは異なり、ユーザ間で不公平が生じるのを抑制できる。加えて、グループ制限とユーザ制限との2重の管理も不要となるため、管理が煩雑になるのを抑制することもできる。
画像形成装置100は、ユーザがログインした後に、そのログイン状態において他のユーザを認証することにより、認証した他のユーザを、利用制限を統合する対象ユーザに設定する。他のユーザは、例えば自身が所持している認証用カードをカード読取部172にかざすだけで、対象ユーザとして設定できる。そのため、対象ユーザを容易に設定できる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成装置は、グループを選択させることで対象ユーザを設定する点において、第1の実施の形態に係る画像形成装置100とは異なる。その他の点では、各画像形成装置は同一の構成である。
画像形成装置には、認証可能なユーザからなるグループが予め登録されている。すなわち、画像形成装置には、認証可能なユーザを識別するユーザ情報(認証情報)がグループ化されて登録されている。各ユーザは複数のグループに属することも可能である。各ユーザのユーザ情報は、当該ユーザの利用制限情報及びユーザ名と関連付けて記憶装置に記憶されている。グループのメンバー(グループを構成するユーザ)は、いずれも、特定のユーザの利用制限との統合を許可している。特定のユーザは、グループのメンバーで共通(同一)である。登録されている各グループには、利用制限の統合を許可するユーザ(特定のユーザ)のユーザ情報が付加されている。
画像形成装置は、上記第1の実施の形態と同様、印刷ジョブを実行するモードとして、例えばネットワークプリントモード及びコピーモードを持つ。
図9を参照して、ネットワークプリントモードが選択されると、タッチパネルディスプレイ122にネットワークプリント画面200Aが表示される。ネットワークプリント画面200Aは、図3に示されるネットワークプリント画面200の「認証画面」キー260に代えて、「リスト表示」キー270を含む。この「リスト表示」キー270は、チェックボックス250にチェックが入れられていない状態ではグレーアウト表示されており、チェックボックス250にチェックが入れられると操作可能となる。
図10を参照して、コピーモードが選択されると、タッチパネルディスプレイ122にコピー画面300Aが表示される。コピー画面300は、図4に示されるコピー画面300の「認証画面」キー330に代えて、「リスト表示」キー340を含む。この「リスト表示」キー340は、チェックボックス320にチェックが入れられていない状態ではグレーアウト表示されており、チェックボックス320にチェックが入れられると操作可能となる。
「リスト表示」キー270又は340が操作されると、タッチパネルディスプレイ122には、図11に示されるグループ一覧画面600が表示される。図11を参照して、グループ一覧画面600は、予め登録されているグループのグループ名及びグループメンバーを表示する領域610と、領域610に表示されているグループのなかから選択されたグループのメンバーを対象ユーザとして設定するための「設定」キー620とを含む。グループの選択は、領域610においてグループが表示されている位置をタッチすることにより行なわれる。
[動作]
本実施の形態に係る画像形成装置は以下のように動作する。なお、対象ユーザを設定する動作を除いた動作は、上記第1の実施の形態と同様である。したがって、同様の動作についての詳細な説明は繰返さない。
画像形成装置は、例えばユーザAのログイン操作に応じてログイン処理を実行する。ユーザ認証が正常に行なわれると、ユーザAは画像形成装置にログインする。ログインユーザであるユーザAによって動作モードが選択されると、選択された動作モードにおいて印刷ジョブを実行することが可能となる。
ユーザAによってネットワークプリントモードが選択されると、画像形成装置は図9に示されるネットワークプリント画面200Aをタッチパネルディスプレイ122に表示する。画像形成装置は、ネットワークIF180及びネットワーク50を介してサーバ装置と通信し、当該サーバ装置に保存されている印刷ファイルの一覧を領域210に表示する。ユーザAの操作によってチェックボックス220にチェックが入れられると、画像形成装置はチェックが入れられた印刷ファイルを、印刷を実行するファイルに指定する。
ネットワークプリント画面200Aのチェックボックス250にチェックが入れられ、「リスト表示」キー270が操作されると、画像形成装置は、図11に示されるグループ一覧画面600をタッチパネルディスプレイ122に表示する。図11を参照して、グループ一覧画面600の領域610には、ログインユーザであるユーザAが使用可能なグループ(ログインユーザの利用制限との統合を許可しているユーザからなるグループ)が一覧表示されている。ユーザAにより、いずれかのグループが選択されて「設定」キー620が操作されると、画像形成装置は、選択されたグループのメンバーを対象ユーザに設定する。画像形成装置は、グループ一覧画面600に代えて、図5に示した設定画面400をタッチパネルディスプレイ122に表示する。設定画面400の領域414には、選択されたグループのメンバー(メンバーのユーザ名)が表示される。
ユーザAによってコピーモードが選択されると、画像形成装置は図10に示されるコピー画面300Aをタッチパネルディスプレイ122に表示する。コピー画面300Aのチェックボックス320にチェックが入れられ、「リスト表示」キー340が操作されると、画像形成装置は、図11に示されるグループ一覧画面600をタッチパネルディスプレイ122に表示する。ユーザAにより、いずれかのグループが選択されて「設定」キー620が操作されると、画像形成装置は、選択されたグループのメンバーを対象ユーザに設定する。
[作用・効果]
本実施の形態に係る画像形成装置は、第1の実施の形態と同様の効果に加えて、以下に述べる効果をさらに奏する。
記憶装置118には、認証可能な複数のユーザをそれぞれ識別するための複数のユーザ情報がグループ化されて記憶されている。画像形成装置は、グループ一覧画面600をタッチパネルディスプレイ122に表示して、ログインユーザにグループを選択させる。グループが選択されて「設定」キー620が操作されると、画像形成装置は選択されたグループのメンバーを対象ユーザに設定する。
ログインユーザは、グループを選択するだけで複数の他のユーザを対象ユーザに設定できる。さらに、他のユーザが画像形成装置の近くにいなくても当該他のユーザを対象ユーザに設定できる。したがって、ログインユーザは対象ユーザをより容易に設定できる。
(第3の実施の形態)
図12を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置700は、ネットワーク50を介して接続される外部機器から、利用制限を統合する候補となるユーザの情報を予め取得する点において、第1の実施の形態に係る画像形成装置100とは異なる。その他の点では、各画像形成装置は同一の構成である。
画像形成装置700は、外部機器とともに画像形成システムを構成する。画像形成装置700は、ネットワーク50を介して、複数の外部機器800a〜800e(以下、総称する場合は外部機器800と記す。)、と通信可能に接続されている。外部機器800a〜800eは、いずれも、パーソナルコンピュータ(PC)からなる。なお、画像形成装置700と接続される外部機器800の台数は図12に示した台数に限定されない。外部機器の台数は1台であってもよいし、複数台であってもよい。
各外部機器800a〜800eには、図形描画ツール及びワードプロセッサ等のアプリケーションプログラム、並びに、印刷データの印刷ジョブを実現するためのプリンタドライバプログラム(以下「プリンタドライバ」と記す。)がインストールされている。外部機器800a〜800eは、上記アプリケーションプログラムを使用するユーザの指示に応じて、文字及び図形等を含む文書を出力するための印刷データを作成し、作成した印刷データをプリンタドライバによってプリンタ記述言語に変換して、画像形成装置700に対して送信できる。
外部機器800は、プリンタドライバにより、当該外部機器800を操作するユーザを識別するためのユーザ情報、及び当該ユーザが指定した特定のユーザのユーザ情報を含む情報を画像形成装置700に送信する。外部機器800を操作するユーザは、自身の利用制限を特定のユーザの利用制限と統合する権限を当該特定のユーザに委譲するために、自身の権限を委譲するユーザ(特定のユーザ)を指定する。外部機器800から画像形成装置700に送信される情報は、委譲する権限の有効期限をさらに含む。画像形成装置700は、外部機器800から送信されたこれらの情報を受信すると、受信した情報を有効期限の間、記憶装置118に記憶する。
このように、認証可能なユーザは、外部機器800を操作することによって、上記統合する権限を所望のユーザに委譲することを予め画像形成装置700に登録できる。すなわち、外部機器800を操作する当該ユーザは、自身の利用制限を、特定のユーザが、当該特定のユーザが持つ利用制限と統合することを許可できる。外部機器800を操作するユーザは、例えば自身が必要とする文書等の印刷を所望のユーザに委任できる。
委任(委譲)を行なうか否か等の設定は、プリンタドライバのユーザインターフェイス画面(以下「UI画面」と呼ぶ。)から行なわれる。図13を参照して、UI画面810は、画像形成装置700に対する認証を行なうためのユーザ情報(認証情報)を入力するための領域820、委任条件を入力するための領域830、及び「OK」キー850を含む。ユーザ情報は、ログイン名及びパスワードを含む。ログイン名はユーザ名とすることもできる。ユーザ情報を入力するための領域820は、ログイン名を入力する際にチェックが入れられるチェックボックス822、ログイン名を入力するための入力欄824、パスワードを入力する際にチェックが入れられるチェックボックス826、及びパスワードを入力するためのパスワード入力欄828を含む。委任条件を入力するための領域830は、権限等を委任する際にチェックが入れられるチェックボックス832、委任先ユーザを選択するためのドロップダウンリスト834、印刷するファイル名を設定する際にチェックが入れられるチェックボックス836、印刷するファイル名を入力するためのファイル名入力欄838、有効期限を入力するための期限入力欄840、及び他のユーザに対する印刷制限枚数の利用を禁止する際にチェックが入れられるチェックボックス842を含む。
チェックボックス832にチェックが入れられると、委任を行なうよう設定され、ドロップダウンリスト834から委任先ユーザを選択することが可能となる。ドロップダウンリスト834から委任先ユーザが選択されると、選択されたユーザに委任を行なう(権限を委譲する)よう設定される。チェックボックス836にチェックが入れられ、ファイル名入力欄838にファイル名が入力されると、入力されたファイルに委任の対象が限定される。チェックボックス836にチェックがなければ、すなわちファイル名入力欄838にファイル名の入力がなければ、委任の対象は特に限定されない。ファイル名入力欄838にファイル名を入力しておくことにより、それ以外のファイルの印刷に、自身の印刷制限枚数が利用されるのを抑制できる。さらに、チェックボックス842にチェックが入れられると、他のユーザに対する印刷制限枚数の利用を禁止できる。すなわち、チェックボックス842にチェックを入れることによって、外部機器800を操作するユーザの印刷枚数制限の利用が、当該ユーザが必要とする枚数(1部分の枚数)の印刷出力に制限される。
ユーザによって「OK」キー850が操作されるとUI画面810が消去する。ユーザによって印刷開始の指示が入力されると、外部機器800は、印刷データとともに、領域820及び領域830にて設定された情報(操作するユーザを識別するためのユーザ情報、利用制限の統合を許可するユーザを特定する特定情報、有効期限等の委任情報)を画像形成装置700に送信する。送信される委任情報は、ともに送信される印刷データとは別個独立である。すなわち、委任は、送信される印刷データによって印刷される文書等に限定されない。なお、外部機器800は、例えば「OK」キー850が操作されたことに応答して、領域820及び領域830にて設定された委任情報のみを画像形成装置700に送信する構成であってもよい。
画像形成装置700は、上記第1の実施の形態と同様、印刷ジョブを実行するモードとして、例えばネットワークプリントモード及びコピーモードを持つ。
図14を参照して、ネットワークプリントモードが選択されると、タッチパネルディスプレイ122にネットワークプリント画面200Bが表示される。ネットワークプリント画面200Bは、図3に示されるネットワークプリント画面200の「認証画面」キー260に代えて、「リスト表示」キー280を含む。この「リスト表示」キー280は、チェックボックス250にチェックが入れられていない状態ではグレーアウト表示されており、チェックボックス250にチェックが入れられると操作可能となる。
図15を参照して、コピーモードが選択されると、タッチパネルディスプレイ122にコピー画面300Bが表示される。コピー画面300Bは、図4に示されるコピー画面300の「認証画面」キー330に代えて、「リスト表示」キー350を含む。この「リスト表示」キー350は、チェックボックス320にチェックが入れられていない状態ではグレーアウト表示されており、チェックボックス320にチェックが入れられると操作可能となる。
「リスト表示」キー280又は350が操作されると、タッチパネルディスプレイ122には、図16に示されるユーザ一覧画面900が表示される。図16を参照して、ユーザ一覧画面900は、認証ユーザに対して委任を行なっているユーザの情報を表示する領域910、及び領域910に表示されているユーザのなかから選択されたユーザを対象ユーザとして設定するための「設定」キー920とを含む。ユーザの選択は、領域910においてユーザの情報が表示されている位置をタッチすることにより行なわれる。領域910は、ユーザ名を表示するフィールド910a、機能権限を表示するフィールド910b、印刷制限枚数を表示するフィールド910c、及び本人以外への利用の可否を表示するフィールド910dを含む。本人以外への利用の可否が「可」の場合は、他のユーザ(委任元のユーザ以外のユーザ)に対する印刷制限枚数の利用が可能である。本人以外への利用の可否が「否」の場合は、他のユーザ(委任元のユーザ以外のユーザ)に対する印刷制限枚数の利用が禁止される。
[動作]
本実施の形態に係る画像形成装置700は以下のように動作する。
図17を参照して、例えば1つの文書ファイルを複数人に配布するために複数部数の印刷を行なう場合を考える。ドキュメントを必要とするユーザは、ユーザA〜ユーザEの5人であり、ジョブを実行するユーザはユーザAとする。ユーザA〜ユーザEの利用制限は、第1の実施の形態と同じである。ユーザB、ユーザC、ユーザD及びユーザEは、ユーザAに対して文書ファイルの印刷を委任しているものとする。
画像形成装置700は、ユーザAのログイン操作に応じてログイン処理を実行する。ユーザ認証が正常に行なわれると、ユーザAは画像形成装置700にログインする。ログインユーザであるユーザAによって動作モードが選択されると、選択された動作モードにおいて印刷ジョブを実行することが可能となる。
ユーザAによってネットワークプリントモードが選択されると、画像形成装置700は図14に示されるネットワークプリント画面200Bをタッチパネルディスプレイ122に表示する。画像形成装置700は、ネットワークIF180及びネットワーク50を介してサーバ装置と通信し、当該サーバ装置に保存されている印刷ファイルの一覧を領域210に表示する。ユーザAの操作によってチェックボックス220にチェックが入れられると、画像形成装置700はチェックが入れられた印刷ファイルを、印刷を実行するファイルに指定する。指定されたファイルは、例えばカラー画像を含む15頁からなる文書ファイルである。この文書ファイルの印刷(1つの印刷ジョブ)の実行によって5人分(75枚)の印刷が行なわれる。
ユーザAによって、ネットワークプリント画面200Bのチェックボックス250にチェックが入れられ、「リスト表示」キー280が操作されると、画像形成装置700は、図16に示されるユーザ一覧画面900をタッチパネルディスプレイ122に表示する。図16を参照して、ユーザ一覧画面900の領域910には、ログインユーザ(ユーザA)に文書等の印刷を委任(権限を委譲)しているユーザの一覧が表示されている。ユーザAは、ユーザB、ユーザC、ユーザD及びユーザEを選択して「設定」キー920を操作する。画像形成装置700は、選択されたユーザを対象ユーザに設定する。画像形成装置700は、ユーザ一覧画面900に代えて、設定画面400(図5参照)をタッチパネルディスプレイ122に表示する。設定画面400には、選択されたユーザが対象ユーザとして表示される。
図5を参照して、ユーザAは、印刷ジョブの実行による出力枚数の負担を各ユーザにどのように配分するかを設定する。この設定はラジオボタン450の操作によって行なわれる。画像形成装置700は、ラジオボタン450の操作入力を受付けたことに応答して、使用枚数の適用割当てを変更する。ここで、ユーザAの本来の印刷制限枚数は10枚であり、ユーザB、ユーザC、及びユーザDの印刷制限枚数も10枚である。各ユーザに使用枚数を均等に割当てるよう設定した場合、印刷途中でユーザA〜ユーザDの制限枚数に達してしまう。そのため、ここでは、ユーザEが他のユーザの不足分を負担するよう使用枚数の適用割当てが個別に設定されるものとする。例えば、ユーザA〜ユーザDの配分入力欄460には、それぞれ、10(枚)と入力され、ユーザEの配分入力欄460には35(枚)と入力されているものとする。ユーザAによって「決定」キー440が操作されると、設定画面400が消去されて、画面表示がネットワークプリント画面200Bに戻る。画像形成装置700は、「決定」キー440が操作されたことに応答して、利用制限の統合処理を実行する。
図18を参照して、画像形成装置700は、利用制限の統合処理によって、ジョブを実行するユーザ(ログインユーザ)であるユーザAの利用制限を、カラー印刷権限があり、印刷制限枚数が140枚に拡張する。ユーザAによって、ネットワークプリント画面200Bの「印刷」キー230(図14参照)が操作されると、画像形成装置700は、統合された利用制限のもとで印刷ジョブを実行する。画像形成装置700は、印刷処理に応じて、ログインユーザ及び対象ユーザに対して、出力枚数のカウント処理を実行する。画像形成装置700は、カウント順にしたがって、ユーザA〜ユーザEに出力枚数をカウントする。印刷途中でユーザの制限枚数に達した場合、当該ユーザには出力枚数のカウントを行なうことができなくなる。この場合、残りのユーザに出力枚数が順にカウントされる。具体的には、印刷途中でユーザA〜ユーザDの制限枚数に達すると、ユーザEに残りの出力枚数がカウントされる。印刷ジョブが完了すると、利用制限の統合が解除される。ユーザA、ユーザB、ユーザC、及びユーザDの印刷制限枚数はいずれも0枚となり、ユーザEの印刷制限枚数は65枚となる。ユーザEは、他のユーザに対する印刷制限枚数の利用を可能としている。すなわち、ユーザEは、自身が必要とする枚数(15枚)を超える印刷出力の負担(カウント)を許容している。ユーザEには、ユーザA〜ユーザDの不足分(20枚)がカウントされ、その分を負担することになる。
図19を参照して、ユーザEが他のユーザに対する印刷制限枚数の利用を禁止している場合、ユーザEは他のユーザの不足分を負担しなくて済む。図20を参照して、画像形成装置700は、利用制限の統合処理によって、ジョブを実行するユーザであるユーザAの利用制限を、カラー印刷権限があり、印刷制限枚数が55枚(40枚+ユーザEの印刷枚数分(15枚))に拡張する。ユーザAによって、ネットワークプリント画面200Bの「印刷」キー230が操作されると、画像形成装置700は、統合された利用制限のもとで印刷ジョブを実行する。使用枚数の適用割当てを個別に設定した場合でも、ユーザEが他のユーザの不足分を負担するように設定できないため、画像形成装置700は、ユーザA〜ユーザDの制限枚数を超えた時点で印刷ジョブを停止する。なお、この場合でも、管理者ユーザによる制限枚数の追加等によって継続して印刷を行なうようにすることも可能である。
ユーザAによってコピーモードが選択された場合、画像形成装置700は図15に示されるコピー画面300Bをタッチパネルディスプレイ122に表示する。コピーモードでは、コピー(複写)を行なう原稿が画像形成装置100にセットされ、コピー印刷ジョブの実行時にセットされた原稿の画像が原稿読取部130で読取られる。その他の動作は、上記動作と同様である。
[作用・効果]
本実施の形態に係る画像形成装置700は、第1の実施の形態と同様の効果に加えて、以下に述べる効果をさらに奏する。
画像形成装置700は、ネットワーク50を介して外部機器800と通信可能に接続される。画像形成装置700は、外部機器800から送信される、当該外部機器800を操作するユーザを識別するためのユーザ情報、及び利用制限の統合を許可するユーザを特定する特定情報を受信して記憶する。認証可能なユーザは、外部機器800を操作することによって、所望のユーザに対して自身の利用制限の使用許可を予め画像形成装置700に登録できる。ログインユーザは、予め登録されたユーザを選択することで他のユーザを対象ユーザに設定できる。したがって、他のユーザが画像形成装置700の近くにいなくても、対象ユーザを容易に設定できる。
(変形例)
上記実施の形態では、画像形成装置の一例である複合機に本発明を適用した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。ユーザ認証機能を備え、ユーザ毎に利用制限を設定可能な画像形成装置であれば、複合機以外の画像形成装置に本発明を適用することもできる。
上記実施の形態では、認証用カードを用いてユーザ認証を行なう例、及びユーザID及びパスワード等を入力することによってユーザ認証を行なう例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。ユーザを認証する認証方法は他の方法であってもよい。例えば、生体認証装置を備えることによって、生体認証によってユーザ認証を行なう構成でもよい。
上記実施の形態では、画像形成装置の記憶装置に、ユーザ毎の利用制限情報をユーザ情報と関連付けて記憶し、利用制限の統合時に利用制限情報を記憶装置から読出して統合処理を実行する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば外部のサーバ装置にユーザ毎の利用制限情報を保持させて、利用制限の統合時にサーバ装置から利用制限情報を取得するようにしてもよい。さらに、例えば各ユーザが所持する認証用カードに当該ユーザの利用制限情報を記憶しておき、認証操作時に認証用カードから利用制限情報を取得するようにしてもよい。
上記実施の形態では、画像形成装置の利用に関する制限として、印刷枚数制限及び機能制限を設定する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。利用に関する制限は、印刷枚数制限及び機能制限のいずれか一方のみを設定する構成であってもよい。
上記実施の形態では、操作ユニットを操作することによって、ユーザ毎に印刷枚数制限及び機能制限を設定する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば外部のサーバ装置から印刷枚数制限及び機能制限を設定するようにしてもよい。
上記実施の形態では、使用枚数を均等に割当てるよう設定されている場合に各ユーザに順に出力枚数をカウントする例について示したが、例えば余りが出た場合に、ログインユーザに対して、余り分のカウントをどのユーザに配分するのか、又は配分せずにジョブの実行をキャンセルするのか等を問合せる(選択させる)ようにしてもよい。なお、実際の印刷内容が事前に分からない場合には、例えば均等割りで印刷を実行して制限枚数を超えると印刷ジョブが停止する。こうした場合にジョブを再開し易くするために、画像形成装置は、枚数制限でジョブが停止したときに、出力枚数の負担の配分を変更可能に構成されていると好ましい。
上記実施の形態において、利用制限の統合処理が終了した後に、統合された利用制限を画面に表示するようにしてもよい。対象ユーザの設定方法は、上記実施の形態で示した方法を適宜組合せてもよい。これにより、ユーザは状況に応じた設定方法を選択できるので、ユーザの利便性が向上する。
上記実施の形態では、外部機器の一例であるPCから委任情報を画像形成装置に送信する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。委任情報を画像形成装置に送信する外部機器は、PC以外の機器であってもよい。例えば、外部機器は、タブレット端末又はスマートフォン等の携帯端末であってもよい。
上記実施の形態では、外部機器にインストールされたプリンタドライバを用いて委任情報を送信する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。委任情報の送信は、プリンタドライバ以外のアプリケーションソフトを用いて行なうようにしてもよい。さらに、画像形成装置の操作ユニットを操作して、直接、委任情報(権限の委譲)を画像形成装置に登録するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
50 ネットワーク
100、700 画像形成装置
110 制御部
118 記憶装置
120 操作ユニット
130 原稿読取部
140 画像処理部
150 画像形成部
160 給紙部
170 ユーザ認証装置
172 カード読取部
180 ネットワークIF
200、200A、200B ネットワークプリント画面
300、300A、300B コピー画面
400 設定画面
600 グループ一覧画面
800 外部機器
810 UI画面
900 ユーザ一覧画面

Claims (7)

  1. 印刷指示に応じて印刷ジョブを実行する画像形成装置であって、
    ユーザを認証するためのユーザ認証手段と、
    前記ユーザ認証手段によって認証可能なユーザに対して、前記画像形成装置の利用に関する利用制限を予め設定するための制限設定手段と、
    前記ユーザ認証手段によって認証された認証ユーザの利用制限に他のユーザの利用制限を統合するための制限統合手段と、
    前記制限統合手段による利用制限の統合前に、利用制限を統合する前記他のユーザを予め設定するためのユーザ設定手段と、
    前記制限統合手段によって統合された利用制限のもとで印刷ジョブを実行するためのジョブ実行手段と、を含む、画像形成装置。
  2. 前記制限設定手段は、前記ユーザ認証手段によって認証可能なユーザに対して、印刷処理に関する機能の一部の使用を禁止する機能制限、又は印刷出力の枚数に上限を設ける印刷枚数制限を予め設定するための設定手段を含み、
    前記画像形成装置はさらに、前記ジョブ実行手段による印刷ジョブの実行に応答して、前記認証ユーザ、及び前記ユーザ設定手段によって設定された前記他のユーザに対して、印刷出力の出力枚数をカウントし、ユーザ毎に出力枚数を管理するための出力枚数管理手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置はさらに、前記認証ユーザ、及び前記ユーザ設定手段によって設定された前記他のユーザに対して、印刷出力枚数の配分を設定するための配分設定手段を含み、
    前記出力枚数管理手段は、前記配分設定手段によって設定された配分に応じて、前記認証ユーザ、及び前記ユーザ設定手段によって設定された前記他のユーザに対して、印刷出力の出力枚数をカウントし、ユーザ毎に出力枚数を管理するための出力枚数カウント手段を含む、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ユーザ設定手段は、前記認証ユーザのログイン状態において前記ユーザ認証手段が認証したユーザを、利用制限を統合する前記他のユーザとして設定するための設定手段を含む、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置はさらに、
    特定のユーザの利用制限との統合を許可するユーザの識別情報を記憶するための記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている識別情報のなかから前記認証ユーザの利用制限との統合を許可するユーザの識別情報を抽出するための抽出手段と、
    前記認証ユーザに前記抽出手段が抽出した識別情報を選択させるための選択手段と、を含み、
    前記ユーザ設定手段は、前記選択手段により識別情報が選択されたことに応答して、選択された識別情報に対応するユーザを、利用制限を統合する前記他のユーザとして設定するための設定手段を含む、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置はさらに、
    特定のユーザの利用制限との統合を許可する複数のユーザの識別情報をグループ化して記憶するための記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されているグループのなかから前記認証ユーザの利用制限との統合を許可するグループを抽出するための抽出手段と、
    前記認証ユーザに前記抽出手段が抽出したグループを選択させるためのグループ選択手段と、を含み、
    前記ユーザ設定手段は、前記グループ選択手段によりグループが選択されたことに応答して、選択されたグループを構成するユーザを、利用制限を統合する他のユーザとして設定するための設定手段を含む、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置はさらに、ネットワークを介して外部機器と通信可能に接続するための通信手段を含み、
    前記外部機器は、当該外部機器を操作するユーザが、自己の利用制限を特定のユーザの利用制限との統合に使用する権限を前記特定のユーザに委譲するために、前記外部機器を操作するユーザの操作に応じて、前記特定のユーザの指定を受付けるための受付手段と、
    前記外部機器を操作するユーザの識別情報に、前記指定を受付けた特定のユーザの識別情報を付加して前記画像形成装置に送信するための情報送信手段とを含み、
    前記通信手段は、前記情報送信手段が送信する識別情報を受信するための受信手段を含み、
    前記記憶手段は、前記受信手段が受信した前記外部機器を操作するユーザの識別情報、及び前記指定を受付けた特定のユーザの識別情報を互いに関連付けて記憶するための識別情報記憶手段を含み、
    前記抽出手段は、前記ユーザ認証手段を介してログインしたユーザの識別情報と前記指定を受付けた特定のユーザの識別情報とを照合することにより、前記識別情報記憶手段に記憶されている識別情報のなかから前記使用する権限を前記認証ユーザに委譲しているユーザの識別情報を抽出するための識別情報抽出手段を含み、
    前記選択手段は、前記認証ユーザに前記識別情報抽出手段が抽出した識別情報を選択させるための手段を含む、請求項5に記載の画像形成装置。
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