JP5453145B2 - 画像形成システムおよびユーザマネージャサーバ装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成システムおよびユーザマネージャサーバ装置に関するものである。
近年、ネットワークシステムにおけるユーザや機器を管理するために、アクティブディレクトリ、eディレクトリなどといったディレクトリサービスが導入されている。プリンタ、コピー機、複合機などの画像形成装置にはネットワーク機能を有しているものがあり、現在、そのようなディレクトリサービスでユーザやグループ(部門)の管理を行うことができる。ディレクトリサービスでユーザ管理を行う場合、通常、画像形成装置に対してログイン操作を行ったユーザのユーザ認証が、ディレクトリサービスのサーバ装置で行われる。
他方、画像形成装置において、各種機能のうち、ログインユーザに許可された機能のみが使用可能とする認可処理が行われることがある。通常、認可処理では、各ユーザについて、使用が許可される機能(または使用が禁止される機能)を指定する認可情報が画像形成装置に予め設定されており、その認可情報に従って、ログインユーザが使用する機能が制限される。また、ユーザごとの認可情報を有する中間サーバ装置を使用して、ログインユーザの認可情報を画像形成装置に提供するシステムもある(例えば特許文献1参照)。
また、複合機などの画像形成装置では、ファクシミリや電子メールなどの送信履歴が蓄積されており、ユーザにより閲覧可能となっている。
特開2008−140067号公報
上述のシステムでは、サーバ装置で各ユーザについての各種情報が集中管理されるが、通常、各画像形成装置による送信履歴は、各画像形成装置で蓄積される。複数の画像形成装置が存在する場合、ユーザが画像形成装置を操作し、送信先を指定するために送信履歴を閲覧すると、その画像形成装置により実行された送信ジョブの履歴しか閲覧できない。つまり、別の画像形成装置により実行された送信ジョブの履歴は閲覧できない。
また、送信履歴がユーザに関係なくまとめて送信履歴が蓄積される場合、ユーザごとに主要な送信先が異なるときには、送信ジョブにおいて、ユーザが送信履歴内の送信先から今回の送信先を選択しにくくなってしまう。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、複数の画像形成装置が存在するシステムにおいて、ユーザがどの画像形成装置を使用しても、そのユーザが送信履歴から簡単に送信先を選択できる画像形成システム、およびその画像形成システムに使用可能なユーザマネージャサーバ装置を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。
本発明に係る画像形成システムは、ネットワークに接続された複数の画像形成装置と、ネットワークに接続され、複数の画像形成装置のログインユーザのユーザ認証を行い、ログインユーザによる使用が許可される機能を特定する認可情報をその画像形成装置に提供するユーザマネージャサーバ装置と、ディレクトリサービスを提供しドメイングループおよびドメインユーザの登録情報を有するディレクトリサーバ装置とを備える。ユーザマネージャサーバ装置は、ドメインユーザとは別にローカルユーザの登録情報、並びにドメインユーザおよび/または前記ローカルユーザが含まれるローカルグループの登録情報を有し、さらに、ドメイングループ、ローカルグループ、ドメインユーザ、およびローカルユーザに対して別々に設定可能な認可ポリシーを有し、ログインユーザに適用すべき認可ポリシーが複数ある場合、その複数の認可ポリシーにおいて競合する設定項目については所定のルールに従って選択されるものを適用しつつ、その複数の認可ポリシーを結合して1つの認可ポリシーを生成し、複数の認可ポリシーを結合して生成した認可ポリシーで、画像形成装置へログインしているユーザに適用される認可情報を特定し、特定した認可情報を前記画像形成装置へ送信する。複数の画像形成装置のそれぞれは、その認可情報を受信し、受信した前記認可情報に基づいて、当該画像形成装置のログインユーザによる使用を禁止または許可する機能を特定するとともに、ユーザ認証に成功したログインユーザの送信ジョブを実行する際に、ドメインユーザまたはローカルユーザであるログインユーザの送信履歴をユーザマネージャサーバ装置から取得し、取得した送信履歴から、この送信ジョブにおける送信先を選択し、この送信ジョブを実行すると、この送信ジョブでの送信先情報を含むジョブログ情報を生成し、ログインユーザに関連付けてジョブログ情報をユーザマネージャサーバ装置へ送信する。ユーザマネージャサーバ装置は、さらに、複数の画像形成装置のそれぞれに対してログインしたドメインユーザまたはローカルユーザであるログインユーザの送信履歴を送信し、複数の画像形成装置からジョブログ情報を受信し、ジョブログ情報における送信先情報に基づいてログインユーザごとに送信履歴を記録する。
これにより、複数の画像形成装置が存在するシステムにおいて、ユーザがどの画像形成装置を使用しても、そのユーザが、自己の送信履歴から簡単に送信先を選択できる。
本発明に係るユーザマネージャサーバ装置は、ネットワークに接続されるネットワークインタフェースと、(a)ディレクトリサーバ装置により提供されるディレクトリサービスのドメインユーザとは別にローカルユーザの登録情報、並びにドメインユーザおよび/またはローカルユーザが含まれるローカルグループの登録情報を記憶し、(b)ディレクトリサービスのドメイングループ、ローカルグループ、ドメインユーザ、およびローカルユーザに対して別々に設定可能な認可ポリシーを記憶し、(c)ユーザごとに、複数の画像形成装置における送信ジョブの送信履歴を記憶する記憶装置と、ネットワークインタフェースを使用して、ネットワークに接続された画像形成装置のログインユーザの認証を行うユーザ認証処理部と、ユーザ認証に成功したログインユーザに適用すべき認可ポリシーが複数ある場合、その複数の認可ポリシーにおいて競合する設定項目については所定のルールに従って選択されるものを適用しつつ、その複数の認可ポリシーを結合して1つの認可ポリシーを生成し、複数の認可ポリシーを結合して生成した認可ポリシーで、ログインユーザについての認可情報を特定し、特定した認可情報を、ネットワークインタフェースを使用して画像形成装置へ送信する認可処理部と、ユーザ認証に成功したドメインユーザまたはローカルユーザであるログインユーザの送信ジョブにおける送信先の選択のために、ログインユーザの送信履歴を、複数の画像形成装置のうちのログインユーザがログインしている画像形成装置へ送信し、送信ジョブが実行されたときに生成されるジョブログ情報を、ネットワークインタフェースを使用して画像形成装置から受信し、ジョブログ情報に含まれる送信先情報に基づいてログインユーザの送信履歴を更新する送信履歴管理部とを備える。
これにより、複数の画像形成装置が存在するシステムにおいて、ユーザがどの画像形成装置を使用しても、そのユーザが、自己の送信履歴から簡単に送信先を選択できる。
また、本発明に係るユーザマネージャサーバ装置は、上記のユーザマネージャサーバ装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、送信履歴管理部は、直近の所定の回数分の送信ジョブについての送信履歴を画像形成装置へ送信する。
これにより、画像形成装置へ送信する送信履歴のデータ量を少なくすることができる。
また、本発明に係るユーザマネージャサーバ装置は、上記のユーザマネージャサーバ装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、記憶装置は、送信ジョブの種別ごとにそれぞれ、送信履歴を記憶し、送信履歴管理部は、ログインユーザの送信ジョブの種別に対応する送信履歴を画像形成装置へ送信する。
これにより、複数の画像形成装置が存在するシステムにおいて、ユーザがどの画像形成装置を使用しても、そのユーザが、自己の送信履歴から簡単に送信先を選択できる。
本発明によれば、複数の画像形成装置が存在するシステムにおいて、ユーザがどの画像形成装置を使用しても、そのユーザが、自己の送信履歴から簡単に送信先を選択できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成システムの構成を示すブロック図である。 図2は、図1における複合機の構成を示すブロック図である。 図3は、図1におけるユーザマネージャサーバ装置の構成を示すブロック図である。 図4は、図3における認可ポリシーデータの構成例を示す図である。 図5は、図1におけるディレクトリサーバ装置の構成を示すブロック図である。 図6は、図1に示すシステムにおいて、複合機へユーザがログインしたときの各装置の動作について説明するシーケンス図である。 図7は、図1に示すシステムにおいて、複合機により送信ジョブが実行されるときの各装置の動作について説明するシーケンス図である。 図8は、図1および図2に示す複合機において表示される送信履歴の一例を示す図である。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成システムの構成を示すブロック図である。図1に示すシステムでは、複数の複合機1A,1Bおよびプリンタ1Cがネットワーク2に接続されており、さらに、そのネットワーク2にユーザマネージャサーバ装置3およびディレクトリサーバ装置4が接続されている。
複合機1Aは、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、画像をファクシミリデータとして送受するファクシミリ機能、画像を電子メールで送信する電子メール送信機能(ScanToEmail、BoxToEmail等)などを備え、複合機1A上の操作パネル、ネットワーク2に接続されたホスト装置などからの指令に従って上述の機能で各種ジョブを実行する画像形成装置である。複合機1Bも同様の装置である。また、プリンタ1Cも、複合機1A,1Bと同様に画像形成装置であるが、スキャナ機能、コピー機能およびファクシミリ機能を有さない。以下では、複合機1A,1Bが画像形成装置として機能する場合について主に説明するが、プリンタ1Cも同様に画像形成装置として機能させることが可能である。
ユーザマネージャサーバ装置3は、複合機1A,1Bからのユーザ認証要求の受け付け、および複合機1A,1Bへのログインユーザについての認可情報の提供を行うサーバ装置である。また、ディレクトリサーバ装置4は、アクティブディレクトリ、eディレクトリなどのディレクトリサービスを提供するサーバ装置である。
図2は、図1における複合機1Aの構成を示すブロック図である。なお、複合機1Bも同様の構成を有する。複合機1Aは、操作パネル21、モデム22、ネットワークインタフェース23、プリンタ24、スキャナ25および制御装置26を有する。
操作パネル21は、複合機1Aの筐体に設置され、ユーザに各種情報を表示する表示装置21aおよびユーザ操作を受け付ける入力装置21bを有する。表示装置21aは、例えば、液晶ディスプレイ、各種インジケータなどである。入力装置21bは、例えば、タッチパネル、キースイッチなどである。
また、モデム22は、公衆交換電話網(PSTN)などの加入電話回線ネットワークに接続可能であり、ファクシミリデータの送受を行う通信装置である。
また、ネットワークインタフェース23は、有線または無線のコンピュータネットワーク2に接続可能であり、ネットワーク2に接続されている他の装置(サーバ装置3、図示せぬホスト装置など)との間でデータ通信を行う装置である。
また、プリンタ24は、印刷要求に従って用紙に印刷を行い印刷物を排出する内部装置である。電子写真方式の場合、プリンタ24は、感光体ドラムを帯電させた後、印刷データに基づいて光源を発光させることにより、感光体ドラム表面に静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーで現像し、トナー画像を用紙に転写し定着し、その用紙を印刷物として排出する。
また、スキャナ25は、自動原稿給紙装置により給紙されてきた原稿またはユーザにより載置された原稿の片面または両面に対して光を照射しその反射光等を受光して原稿の画像を読み取り画像データとして出力する内部装置である。
また、制御装置26は、複合機1Aにおける各部を制御するとともに、データ処理を行う装置である。制御装置26は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを有するコンピュータとして構成される。制御装置26において、CPUが、ROMや他の記憶装置(フラッシュメモリなど)に記憶されているプログラムをRAMにロードして実行することで各種処理部を実現する。この制御装置26では、FAX通信部31、ネットワーク通信部32、制御部33、および判定部34が実現される。
FAX通信部31は、モデム22を制御し、ファクシミリデータを送受信する処理部である。FAX通信部31は、ファクシミリデータを受信すると、印刷要求を判定部34に供給する。
ネットワーク通信部32は、ネットワークインタフェース23を制御し、各種通信プロトコルでネットワーク2上の装置との間でデータ通信を行う処理部である。例えば、ネットワーク通信部32は、ユーザログイン時に操作パネル21に入力されたユーザ名(ユーザID)およびパスワードをユーザマネージャサーバ装置3へ送信し、ユーザマネージャサーバ装置3からログインユーザの認可情報を受信する。また、例えば、ネットワーク通信部32は、ホストコンピュータから印刷要求(PDL(Page Description Language)データなど)を受信し、その印刷要求を制御部33に供給する。また、ネットワーク通信部32は、電子メール送信機能による電子メールの送信を行う。
制御部33は、操作パネル21へのユーザ操作によるジョブ要求、またはネットワークインタフェース23およびネットワーク通信部32によりホスト装置から受信されたジョブ要求を受け付け、複合機1A内の各部を制御して、そのジョブ要求に対応するジョブを実行する処理部である。ジョブ要求としては、印刷要求、スキャン要求、ファクシミリ送信要求、電子メール送信要求などがある。また、制御部33は、ネットワーク通信部32を使用して、ログイン操作があると、ユーザ認証、認可情報などをユーザマネージャサーバ装置3に要求する。
また、制御部33は、ユーザ認証に成功したログインユーザのジョブを実行するとジョブログ情報を生成し、ログインユーザに関連付けてジョブログ情報をユーザマネージャサーバ装置3へ送信する。特に、制御部33は、ユーザ認証に成功したログインユーザの送信ジョブ(ファクシミリ送信、電子メール送信などのジョブ)を実行する際に、このログインユーザの送信履歴をユーザマネージャサーバ装置3から取得して操作パネル21の表示装置21aに表示させ、入力装置21bに対するログインユーザによる操作に従って、送信履歴から、この送信ジョブにおける送信先を選択し、また、この送信ジョブを実行すると、この送信ジョブでの送信先情報を含むジョブログ情報を生成し、ログインユーザに関連付けてジョブログ情報をユーザマネージャサーバ装置3へ送信する。
判定部34は、ネットワークインタフェース23およびネットワーク通信部32により、ユーザマネージャサーバ装置3から受信された、ログインユーザについての認可情報に基づいて、この複合機1Aの有する機能のうち、ログインユーザによる使用を禁止する機能(または許可する機能)を特定し、各機能について使用を許可するか否かを示すデータを例えばRAM上に保持する処理部である。制御部33は、そのデータを参照して、ログインユーザによる複合機1Aの使用を制限する。例えば、ログインユーザに対してカラーコピー機能の使用が制限される場合、操作パネル21において、カラーコピーが選択できないようにコピー機能のメニューが表示される(例えば、モノクロ/カラーのうちのカラーの選択ボタンがグレイアウトされる)。
このように、複合機1A,1Bは構成される。
図3は、図1におけるユーザマネージャサーバ装置3の構成を示すブロック図である。ユーザマネージャサーバ装置3は、記憶装置41、ネットワークインタフェース42、および演算処理装置43を有する。
記憶装置41は、プログラムやデータを記憶する装置である。記憶装置41には、不揮発性半導体メモリ、ハードディスクドライブなどが使用される。記憶装置41には、認可ポリシーデータ51、ローカルユーザデータ52、ローカルグループデータ53、および送信履歴54が記憶されている。
認可ポリシーデータ51は、複合機1A,1Bのログインユーザによる使用が許可される機能を特定するために使用される認可情報を含むデータである。認可ポリシーデータ51には、ユーザについての認可情報と、グループについての認可情報とを含むことができる。ユーザについての認可情報は、そのユーザに対して適用される認可情報であり、グループについての認可情報は、そのグループに属するユーザに対して適用される認可情報である。また、認可ポリシーデータ51には、ユーザについての認可情報として、ディレクトリサーバ装置4に登録されているドメインユーザについての認可情報と、このユーザマネージャサーバ装置3に登録されているローカルユーザについての認可情報とを含めることができる。また、認可ポリシーデータ51には、グループについての認可情報として、ディレクトリサーバ装置4に登録されているドメイングループについての認可情報と、このユーザマネージャサーバ装置3に登録されているローカルグループについての認可情報とを含めることができる。ユーザについての認可情報は、ユーザID、およびそのユーザについて使用が許可(または禁止)される機能の情報(例えば機能のID)を含む。グループについての認可情報は、グループID、およびそのグループに属するユーザについて使用が許可(または禁止)される機能の情報(例えば機能のID)を含む。例えば、使用が許可(または禁止)される機能は、印刷、スキャン、コピー、ファクシミリ送信などの大項目の他、各大項目に付随する小項目(例えばカラー/モノクロ選択機能)を含む。
図4は、図3における認可ポリシーデータ51の構成例を示す図である。
図4に示す認可ポリシーデータ51では、ドメイングループAは、ドメインユーザA,B,C,Dを含み、ローカルグループAは、ローカルユーザA,BおよびドメインユーザB,Dを含む。そして、ドメイングループAについて認可ポリシー#1(認可情報を含むポリシーデータ)が設定されており、ドメイングループAに属するドメインユーザAについて認可ポリシー#2が設定されており、ローカルグループAについて認可ポリシー#3が設定されており、ローカルグループAに属するローカルユーザAについて認可ポリシー#4が設定されており、ドメイングループAに属するドメインユーザBについて認可ポリシー#5が設定されており、ドメインユーザEについて認可ポリシー#6が設定されており、ローカルユーザCについて認可ポリシー#7が設定されている。
ローカルユーザデータ52は、ローカルユーザの登録情報(ユーザIDおよびパスワード)を含むデータである。ローカルユーザは、ディレクトリサーバ装置4に登録されているドメインユーザとは別に、このユーザマネージャ装置3に登録されているユーザである。
ローカルグループデータ53は、ローカルグループの登録情報(グループID、およびグループに属するユーザのユーザID)を含むデータである。ローカルグループは、ディレクトリサーバ装置4に登録されているドメインユーザとは別に、このユーザマネージャ装置3に登録されているグループである。ローカルグループには、ローカルユーザと、ドメインユーザとを含めることができる。つまり、ローカルユーザのみからなるローカルグループ、ドメインユーザのみからなるローカルグループ、およびローカルユーザおよびドメインユーザからなるローカルグループが設定可能である。
送信履歴54は、ローカルユーザおよびドメインユーザのユーザごとに、複合機1A,1Bにおける送信ジョブの送信履歴を有するデータである。また、送信履歴54は、送信ジョブの種別(ここでは、ファクシミリ送信、および電子メール送信)ごとに生成される。送信履歴54には、送信日時情報、送信先情報などが含まれる。送信先情報は、ファクシミリ送信の場合には、ファクシミリ番号を含み、電子メール送信の場合には、電子メールアドレスを含む。さらに、送信先情報は、送信先の氏名や名称を含んでいてもよい。送信先の氏名や名称は、各複合機1A,1Bに記憶されている図示せぬアドレス帳データから特定されジョブログ情報に含められる。
また、ネットワークインタフェース42は、有線または無線のコンピュータネットワーク2に接続可能であり、ネットワーク2に接続されている他の装置(複合機1A,1B、サーバ装置4など)との間でデータ通信を行う装置である。
また、演算処理装置43は、CPU、ROM、RAMなどを有するコンピュータとして構成され、ROMまたは記憶装置41に記憶されているプログラムをRAMにロードし、CPUで実行することにより各種処理部を実現する。この演算処理装置43では、ネットワーク通信部61、ユーザ認証処理部62、認可処理部63、および送信履歴管理部64が実現される。
ネットワーク通信部61は、ネットワークインタフェース42を制御し、各種通信プロトコルでネットワーク2上の装置との間でデータ通信を行う処理部である。例えば、ネットワーク通信部61は、ユーザ名(ユーザID)およびパスワードを複合機1Aから受信し、そのユーザについての認可情報をその複合機1Aへ送信する。また、例えば、ネットワーク通信部61は、ユーザ認証要求をディレクトリサーバ装置4へ送信し、その認証結果およびユーザ情報をディレクトリサーバ装置4から受信する。
ユーザ認証処理部62は、複合機1A,1Bのログインユーザの認証を、ローカルユーザデータ52で、またはネットワークインタフェース42を使用してディレクトリサーバ装置4で行う処理部である。
認可処理部63は、ユーザ認証に成功した、複合機1A(または複合機1B)のログインユーザについての認可情報をその複合機1A(または複合機1B)へ送信する処理部である。この実施の形態では、認可処理部63は、ユーザ認証に成功した、複合機1A(または複合機1B)のログインユーザがローカルグループに属する場合、そのローカルグループに対する認可情報を、認可ポリシーデータ51から抽出して、そのログインユーザについての認可情報としてネットワークインタフェース42を使用して複合機1A(または複合機1B)へ送信し、ユーザ認証に成功したログインユーザがローカルグループに属さない場合、そのログインユーザの属するドメイングループまたはそのユーザ(ドメインユーザまたはローカルユーザ)に対する認可情報を、認可ポリシーデータ51から抽出して、そのログインユーザについての認可情報としてネットワークインタフェース42を使用して複合機1A(または複合機1B)へ送信する。
例えば図4に示す認可ポリシーデータ51の場合、ドメインユーザAが複合機1Aにログインすると、認可ポリシー#2および認可ポリシー#1が複合機1Aに送信される。なお、ユーザおよびグループの認可ポリシー(ここでは認可ポリシー#2および認可ポリシー#1)において競合する認可設定がある場合には、グループまたはユーザのうちの所定の認可ポリシーの設定が適用される。また、その場合、ドメインユーザBが複合機1Aにログインすると、認可ポリシー#5、認可ポリシー#3および認可ポリシー#1が複合機1Aに送信される。なお、ドメイングループおよびローカルグループの認可ポリシー(ここでは認可ポリシー#1および認可ポリシー#3)において競合する認可設定がある場合には、ドメイングループまたはローカルユーザのうちの所定の認可ポリシーの設定が適用される。また、その場合、ドメインユーザCが複合機1Aにログインすると、認可ポリシー#1が複合機1Aに送信される。また、その場合、ドメインユーザDが複合機1Aにログインすると、認可ポリシー#1および認可ポリシー#3が複合機1Aに送信される。また、その場合、ドメインユーザEが複合機1Aにログインすると、認可ポリシー#6が複合機1Aに送信される。また、その場合、ローカルユーザAが複合機1Aにログインすると、認可ポリシー#4および認可ポリシー#3が複合機1Aに送信される。また、その場合、ローカルユーザBが複合機1Aにログインすると、認可ポリシー#3が複合機1Aに送信される。また、その場合、ローカルユーザCが複合機1Aにログインすると、認可ポリシー#7が複合機1Aに送信される。
なお、あるログインユーザに適用すべき認可ポリシーが複数ある場合、サーバ装置3において、認可処理部63が、それらの認可ポリシーを結合して1つの認可ポリシーを生成し、その生成した認可ポリシーを送信するようにしてもよい。その場合、複数の認可ポリシーで競合する設定項目については、所定のルールに従って選択されるいずれかの認可ポリシーが適用される。
送信履歴管理部64は、ジョブログ情報を、ネットワークインタフェース42を使用して複合機1A,1Bから受信し、ジョブログ情報を含まれている送信ジョブの送信先情報を特定し、その送信先情報を含む、その送信ジョブのログを、送信履歴54に追加するとともに、複合機1Aまたは複合機1Bから、送信先の選択のために、ログインユーザの送信履歴54を要求されると、そのユーザの送信履歴54を読み出し、その複合機へ送信する処理部である。この実施の形態では、送信履歴管理部54は、直近の所定の回数分(例えば5回分)の送信ジョブについての送信履歴をその複合機へ送信する。なお、記憶装置41は、送信ジョブの種別ごとにそれぞれ、送信履歴54を記憶し、送信履歴管理部64は、送信履歴の要求とともに送信ジョブ種別情報をその複合機から受信し、その送信ジョブ種別情報の値に対応する送信履歴54をその複合機へ送信する。
このように、ユーザマネージャサーバ装置3は構成される。
図5は、図1におけるディレクトリサーバ装置4の構成を示すブロック図である。ディレクトリサーバ装置4は、記憶装置71、ネットワークインタフェース72、および演算処理装置73を有する。
記憶装置71は、プログラムやデータを記憶する装置である。記憶装置71には、不揮発性半導体メモリ、ハードディスクドライブなどが使用される。記憶装置71には、ディレクトリサービスのデータベース91が構築されており、データベース91には、ユーザデータ91aおよびグループデータ91bが含まれる。ユーザデータ91aには、ユーザID、パスワード、およびユーザ情報(連絡先となる電話番号、ファクシミリ番号、電子メールアドレス、その他の属性情報)が含まれる。グループデータ91bには、グループID、グループに属するユーザのユーザIDリストおよびグループ情報(連絡先、責任者、その他の属性情報)が含まれる。
ネットワークインタフェース72は、有線または無線のコンピュータネットワーク2に接続可能であり、ネットワーク2に接続されている他の装置(サーバ装置3など)との間でデータ通信を行う装置である。
演算処理装置73は、CPU、ROM、RAMなどを有するコンピュータとして構成され、ROMまたは記憶装置71に記憶されているプログラムをRAMにロードし、CPUで実行することにより各種処理部を実現する。この演算処理装置73では、ネットワーク通信部81、およびディレクトリサービス処理部82が実現される。
ネットワーク通信部81は、ネットワークインタフェース72を制御し、各種通信プロトコルでネットワーク2上の装置との間でデータ通信を行う処理部である。例えば、ネットワーク通信部81は、ユーザ認証要求を受信し、その認証結果およびユーザ情報を送信する。
ディレクトリサービス処理部82は、ドメインユーザおよびドメイングループを管理する処理部である。ディレクトリサービス処理部82は、ドメインユーザおよびドメイングループの登録および削除、ユーザ認証、ドメインユーザのユーザ情報およびドメイングループのグループ情報の提供などを行う。ユーザ認証には、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)認証、ケルベロス認証などが使用される。ディレクトリサービスがアクティブディレクトリである場合、ディレクトリサービス処理部82は、ドメインコントローラとして動作する。
このように、ディレクトリサーバ装置4は構成される。
次に、上記システムにおいて、複合機1Aへユーザがログインしたときの各装置の動作について説明する。図6は、図1に示すシステムにおいて、複合機1Aへユーザがログインしたときの各装置の動作について説明するシーケンス図である。なお、複合機1Bへユーザがログインしたときも同様に各装置が動作する。
複合機1Aの操作パネル21がユーザによるユーザ名(ユーザID)およびパスワードの入力操作を検出すると(ステップS1)、制御部33は、そのユーザ名およびパスワードを、ネットワーク通信部32およびネットワークインタフェース23を使用してユーザマネージャサーバ装置3へ送信する(ステップS2)。
ユーザマネージャサーバ装置3では、ユーザ認証処理部62が、ネットワーク通信部61およびネットワークインタフェース42を使用して、そのユーザ名およびパスワードを受信し、そのユーザ名およびパスワード並びに認証要求を所定のプロトコル(LDAP等)でディレクトリサーバ装置4に送信する(ステップS3)。
ディレクトリサーバ装置4では、ディレクトリサービス処理部82が、ネットワーク通信部81およびネットワークインタフェース72を使用して、そのユーザ名およびパスワード並びに認証要求を所定のプロトコルで受信し、ディレクトリデータベース91を参照して、そのユーザ名およびパスワードが正当なユーザのものであるか否かを判定する(ステップS4)。
そして、ディレクトリサービス処理部82は、ネットワーク通信部81およびネットワークインタフェース72を使用して、その判定結果(つまり、認証結果)、および認証に成功した場合にはそのユーザのユーザ情報を、認証要求の応答として、ユーザマネージャサーバ装置3へ送信する(ステップS5)。
ユーザマネージャサーバ装置3では、ユーザ認証処理部62が、ネットワーク通信部61およびネットワークインタフェース42を使用して、認証要求の応答としてその認証結果を受信し、認証に成功した場合には、併せてユーザ情報を受信する。そして、認証に成功した場合には、認可処理部63は、認可ポリシーデータ51を参照し、そのユーザの認可情報(つまり、そのユーザに適用される認可ポリシー)を特定し(ステップS6)、ネットワーク通信部61およびネットワークインタフェース42を使用して、その認可情報およびユーザ情報とともに、認証成功を示す応答を複合機1Aへ送信する(ステップS7)。
複合機1Aでは、制御部33は、ネットワーク通信部32およびネットワークインタフェース23を使用して、その認可情報およびユーザ情報を受信し、その認可情報を判定部34に提供する(ステップS8)。判定部34は、その認可情報に基づいて、複合機1Aの有する所定の機能のそれぞれについてそのユーザの使用が許可されるか否かを示すデータをRAM上に設定する。
その後、その認可情報に従って機能制限された状態で、ユーザに複合機1Aの使用が許可される(ステップS9)。複合機1Aでは、制御部33は、判定部34により設定された上述のデータを参照して、そのユーザに許可されている機能を使用するジョブのみを受け付けて実行する。
なお、ユーザ認証に失敗した場合には、認証失敗を示す応答のみがユーザマネージャサーバ装置3から複合機1Aへ送信され、複合機1Aは、認証失敗を示す応答を受信すると、認証失敗を示すメッセージを操作パネル21に表示するとともに、そのユーザによる複合機1Aの使用を禁止する。
その後、複合機1Aでは、制御部33が、ユーザ認証に成功したログインユーザのジョブを実行するごとにジョブログ情報を生成し、ネットワーク通信部32およびネットワークインタフェース23を使用して、ユーザマネージャサーバ装置3へ送信する。
ここで、送信ジョブが実行される際の処理について説明する。図7は、図1に示すシステムにおいて、複合機1Aにより送信ジョブが実行されるときの各装置の動作について説明するシーケンス図である。
複合機1Aにおいて、ログインユーザにより送信ジョブが選択され送信ジョブの要求が発生すると(ステップS21)、制御部33は、ネットワーク通信部32を使用して、そのログインユーザの送信履歴の要求を、ユーザマネージャサーバ装置3へ送信する(ステップS22)。その要求には、ログインユーザのユーザIDおよび送信ジョブの種別が含まれる。
ユーザマネージャサーバ装置3では、送信履歴管理部64は、ネットワーク通信部61を介してその要求を受信すると、その要求により指定されたユーザの、その要求により指定された送信ジョブの種別についての送信履歴54を記憶装置41から読み出し、その要求の応答として複合機1Aに送信する(ステップS23)。
複合機1Aでは、制御部33は、ネットワーク通信部32を介して、その送信履歴を受信し、送信ジョブについてのファクシミリや電子メールの送信先をそのログインユーザに選択させるために、受信した送信履歴を操作パネル21の表示装置21aに表示させる(ステップS24)。送信履歴には、直近の所定の回数の送信ジョブの送信先リストが含まれており、その送信先リストが表示される。このとき、送信履歴から不要な情報を削除したりするなどの編集を行い、編集後の送信履歴を表示させるようにしてもよい。
その送信先リストから送信先を選択するための操作がログインユーザにより行われると、入力装置21bによりその操作が検出され、制御部33は、その操作に従って、送信履歴から送信先を選択する(ステップS25)。
図8は、図1および図2に示す複合機1Aにおいて表示される送信履歴の一例を示す図である。図8に示す画面は、送信ジョブにおいて送信先を選択するための画面として表示される。図8に示す画面では、直近5回分のファクシミリ送信ジョブの送信先リストが表示されており、カーソル101により指定された送信先が、送信先選択ボタン102が押下されると、今回の送信ジョブの送信先として選択される。
このように送信先が選択され、さらに、その他の設定項目の値が選択された後に、制御部33は、送信ジョブを実行し、FAX通信部31またはネットワーク通信部32を使用して、スキャナ25等により得られた画像を送信する(ステップS26)。
そして、送信ジョブが完了すると、制御部33は、この送信ジョブのジョブログ情報を生成し、ネットワーク通信部32を使用して、ユーザマネージャサーバ装置3へ送信する(ステップS27)。このジョブログ情報には、送信情報として、ログインユーザのユーザID、送信ジョブの種別、送信日時、送信先などが含まれている。
ユーザマネージャサーバ装置3では、送信履歴管理部64が、ネットワーク通信部61を介して、このジョブログ情報を受信し、そのジョブログ情報により指定されたユーザの送信履歴54のうちの、そのジョブログ情報により指定された送信ジョブ種別の送信履歴54に対して、その送信日時および送信先などを、1回の送信ジョブについての1件のログとして追加する(ステップS28)。
以上のように、上記実施の形態1によれば、システム内の複数の複合機1A,1Bのそれぞれは、ユーザ認証に成功したログインユーザの送信ジョブを実行する際に、このログインユーザの送信履歴をユーザマネージャサーバ装置3から取得し、取得した送信履歴から、この送信ジョブにおける送信先を選択し、この送信ジョブを実行すると、この送信ジョブでの送信先情報を含むジョブログ情報を生成し、ログインユーザに関連付けてジョブログ情報をユーザマネージャサーバ装置3へ送信する。ユーザマネージャサーバ装置3は、複数の複合機1A,1Bのそれぞれに対してログインしたログインユーザの送信履歴を送信し、複数の複合機1A,1Bからジョブログ情報を受信し、ジョブログ情報における送信先情報に基づいてログインユーザごとに送信履歴を記録する。
これにより、複数の複合機1A,1Bが存在するシステムにおいて、ユーザがどの複合機を使用しても、そのユーザが、自己の送信履歴から簡単に送信先を選択できる。つまり、送信履歴には選択頻度の高い送信先が含まれるため、ユーザは、アドレス帳から選択する場合に比べ簡単な手順で、送信先を選択することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る画像形成システムでは、ログイン時にユーザがユーザ名を複合機1Aに入力する代わりに、ユーザに割り当てられているIDカード(ここでは、ICカード)を使用する。
実施の形態2では、複合機1AにICカードリーダが接続されており、そのICカードリーダにIDカードが近接されると、制御部33がICカードリーダを使用してIDカードからIDカードのカードIDを読み取り、実施の形態1と同様に入力されたパスワードとともに、ユーザマネージャサーバ装置3へ送信する。
実施の形態2では、ユーザマネージャサーバ装置3の記憶装置41に、IDカードのカードIDとそのIDカードを割り当てられたユーザのユーザIDとを関連付ける変換データが予め記憶されており、ユーザ認証処理部62は、カードIDおよびパスワードを受信すると、変換データを参照して、そのカードIDに対応するユーザIDを特定し、特定したユーザIDと受信したパスワードに基づいてディレクトリサーバ装置4でユーザ認証を行う。
なお、実施の形態2に係るシステムにおける装置のその他の構成および動作については実施の形態の場合と同様であるので、その説明を省略する。
また、ここでは、IDカードとしてICカードを使用しているが、他の方式の記録媒体を備えるカード(磁気カードなど)を使用するようにしてもよい。その場合には、その方式のカードからカードIDを読み取り可能なリーダがICカードリーダの代わりに使用される。さらに、IDカードの代わりに、指紋などの生体情報を使用するようにしてもよい。その場合、その生体情報をユーザから取得可能なリーダがICカードリーダの代わりに使用され、その生体情報から得られる特徴量がIDとして使用される。
以上のように、上記実施の形態2によれば、ユーザマネージャサーバ装置3の記憶装置41は、IDカードのカードIDとそのIDカードを割り当てられたユーザのユーザIDとの対応関係を含む変換データを有し、ユーザ認証処理部62は、複合機1A,1Bから、IDカードのカードIDとパスワードとを受信し、その変換データに従って、受信したカードIDからログインユーザのユーザIDを特定し、そのユーザIDを使用してユーザ認証を行う。
これにより、ユーザマネージャサーバ装置3において、IDカードのカードIDが管理されるため、ディレクトリサービスにおいて、カードIDを管理する必要がなく、既にディレクトリサービスが稼働しているシステムにおいて、IDカードによるログインシステムを簡単に追加可能である。
なお、上述の各実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記各実施の形態では、ローカルユーザとドメインユーザが混在してローカルグループに含まれているが、ローカルユーザのみのローカルグループや、ドメインユーザのみのローカルグループがあってもよい。
また、上記各実施の形態において、ユーザマネージャサーバ装置3を、ネットワーク2には接続せずにネットワーク2とは異なる別のネットワークに接続し、その別のネットワークおよびネットワーク2にディレクトリサーバ装置4に接続し、ユーザマネージャサーバ装置3とディレクトリサーバ装置4とはその別のネットワークを介してデータ通信を行うようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、画像形成装置として複合機1A,1Bが使用されているが、その代わりに、プリンタ、コピー機などが使用されていてもよい。また、上記各実施の形態では、システムの画像形成装置は3台であるが、1台、2台または4台以上の画像形成装置を使用することも可能である。
また、上記各実施の形態において、認可情報に、複合機へのアクセス権限レベルを含めるようにしてもよい。例えば、アクセス権限レベルとして、管理者および一般ユーザのうちのいずれかが設定される。管理者の場合には、メンテナンスなど、一般ユーザが使用できない機能が使用可能となる。
また、上記各実施の形態において、送信履歴管理部54は、直近の所定の回数分の送信ジョブについての送信履歴をその複合機へ送信しているが、その代わりに、送信頻度の高い複数のアドレスをそれぞれ含む所定の回数分の送信ジョブについての送信履歴を送信するようにしてもよい。つまり、5回分の送信ジョブについての送信履歴を送信する場合、送信頻度の高い上位5つのアドレスをそれぞれ含む5回分の送信ジョブについての送信履歴が送信される。なお、送信頻度は、複合機1A,1Bから受信される送信ジョブのログから集計されるようにすればよい。また、所定の回数分の送信ジョブについての送信履歴を送信する際に、送信履歴管理部54は、アドレスについてのアルファベット順や送信日時順で、送信履歴をソートするようにしてもよい。また、アルファベット順や送信日時順などのソート種別をユーザが選択可能としてもよい。その場合、複合機1A,1Bは、操作パネル21でソート種別メニューを表示し、そのメニューからユーザにより選択されたソート種別を検出し、そのソート種別を指定する情報を送信履歴要求に含め、送信履歴管理部54は、送信履歴要求により指定されるソート種別で送信履歴をソートし、ソート後の送信履歴を送信する。
本発明は、例えば、複数の画像形成装置を有するネットワークシステムに適用可能である。
1A,1B 複合機(画像形成装置の一例)
1C プリンタ(画像形成装置の一例)
2 ネットワーク
3 ユーザマネージャサーバ装置(サーバ装置の一例)
4 ディレクトリサーバ装置
21a 表示装置
21b 入力装置
23,42 ネットワークインタフェース
33 制御部
41 記憶装置
54 送信履歴
62 ユーザ認証処理部
63 認可処理部
64 送信履歴管理部

Claims (4)

  1. ネットワークに接続された複数の画像形成装置と、
    前記ネットワークに接続され、前記複数の画像形成装置のログインユーザのユーザ認証を行い、前記ログインユーザによる使用が許可される機能を特定する認可情報をその画像形成装置に提供するユーザマネージャサーバ装置と
    ディレクトリサービスを提供しドメイングループおよびドメインユーザの登録情報を有するディレクトリサーバ装置とを備え、
    前記ユーザマネージャサーバ装置は、前記ドメインユーザとは別にローカルユーザの登録情報、並びに前記ドメインユーザおよび/または前記ローカルユーザが含まれるローカルグループの登録情報を有し、さらに、前記ドメイングループ、前記ローカルグループ、前記ドメインユーザ、および前記ローカルユーザに対して別々に設定可能な認可ポリシーを有し、前記ログインユーザに適用すべき前記認可ポリシーが複数ある場合、その複数の前記認可ポリシーにおいて競合する設定項目については所定のルールに従って選択されるものを適用しつつ、その複数の前記認可ポリシーを結合して1つの認可ポリシーを生成し、複数の前記認可ポリシーを結合して生成した認可ポリシーで、前記画像形成装置へログインしているユーザに適用される認可情報を特定し、特定した前記認可情報を前記画像形成装置へ送信し、
    前記複数の画像形成装置のそれぞれは、前記認可情報を受信し、受信した前記認可情報に基づいて、当該画像形成装置のログインユーザによる使用を禁止または許可する機能を特定するとともに、ユーザ認証に成功した前記ログインユーザの送信ジョブを実行する際に、前記ドメインユーザまたは前記ローカルユーザである前記ログインユーザの送信履歴を前記ユーザマネージャサーバ装置から取得し、取得した送信履歴から、この送信ジョブにおける送信先を選択し、この送信ジョブを実行すると、この送信ジョブでの送信先情報を含むジョブログ情報を生成し、前記ログインユーザに関連付けて前記ジョブログ情報を前記ユーザマネージャサーバ装置へ送信し、
    前記ユーザマネージャサーバ装置は、さらに、前記複数の画像形成装置のそれぞれに対してログインした前記ドメインユーザまたは前記ローカルユーザである前記ログインユーザの送信履歴を送信し、前記複数の画像形成装置から前記ジョブログ情報を受信し、前記ジョブログ情報における前記送信先情報に基づいて前記ログインユーザごとに前記送信履歴を記録すること、
    を特徴とする画像形成システム。
  2. ログインユーザによる使用が許可される機能を特定する認可情報を複数の画像形成装置へ提供するユーザマネージャサーバ装置において、
    ネットワークに接続されるネットワークインタフェースと、
    (a)ディレクトリサーバ装置により提供されるディレクトリサービスのドメインユーザとは別にローカルユーザの登録情報、並びに前記ドメインユーザおよび/または前記ローカルユーザが含まれるローカルグループの登録情報を記憶し、(b)前記ディレクトリサービスのドメイングループ、前記ローカルグループ、前記ドメインユーザ、および前記ローカルユーザに対して別々に設定可能な認可ポリシーを記憶し、(c)ユーザごとに、前記複数の画像形成装置における送信ジョブの送信履歴を記憶する記憶装置と、
    前記ネットワークインタフェースを使用して、前記ネットワークに接続された画像形成装置のログインユーザの認証を行うユーザ認証処理部と、
    ユーザ認証に成功した前記ログインユーザに適用すべき前記認可ポリシーが複数ある場合、その複数の前記認可ポリシーにおいて競合する設定項目については所定のルールに従って選択されるものを適用しつつ、その複数の前記認可ポリシーを結合して1つの認可ポリシーを生成し、複数の前記認可ポリシーを結合して生成した認可ポリシーで、前記ログインユーザについての認可情報を特定し、特定した前記認可情報を、前記ネットワークインタフェースを使用して前記画像形成装置へ送信する認可処理部と、
    ユーザ認証に成功した前記ドメインユーザまたは前記ローカルユーザである前記ログインユーザの送信ジョブにおける送信先の選択のために、前記ログインユーザの前記送信履歴を、前記複数の画像形成装置のうちの前記ログインユーザがログインしている画像形成装置へ送信し、前記送信ジョブが実行されたときに生成されるジョブログ情報を、前記ネットワークインタフェースを使用して前記画像形成装置から受信し、前記ジョブログ情報に含まれる送信先情報に基づいて前記ログインユーザの送信履歴を更新する送信履歴管理部と、
    を備えることを特徴とするユーザマネージャサーバ装置。
  3. 前記送信履歴管理部は、直近の所定の回数分の送信ジョブについての前記送信履歴を前記画像形成装置へ送信することを特徴とする請求項2のユーザマネージャサーバ装置。
  4. 前記記憶装置は、前記送信ジョブの種別ごとにそれぞれ、前記送信履歴を記憶し、
    前記送信履歴管理部は、前記ログインユーザの前記送信ジョブの種別に対応する送信履歴を前記画像形成装置へ送信すること、
    を特徴とする請求項2記載のユーザマネージャサーバ装置。
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