JP5580181B2 - 勾配屋根の改修方法、及び勾配屋根 - Google Patents

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本発明は、勾配屋根の改修方法、及び該方法によって改修された勾配屋根に関する。
瓦等の屋根材を葺いた既存の勾配屋根の改修方法として、既存の屋根材を除去せずに、既存の屋根材の上にタイトフレーム等の屋根材の支持金物を固定し、この金物を利用して屋根材を新たに葺く、いわゆるカバー工法というものが知られている。この工法は、既存の屋根材の撤去作業を省くことができ、また廃棄物の発生も抑えることができるという点で有効な改修方法である。
しかし、この工法では、凹凸のある既存屋根材の上に新規屋根材の支持金物を設置することになるので安定性に欠けるという問題がある。また、支持金物を堅固に固定する為には、釘やビスの利き難い薄板状の野地板よりも、厚みのある垂木や母屋等に固定するのが好ましいが、上記の工法では既存屋根材の上から新規屋根材の支持金物を設置することになるので支持金物を垂木や母屋等に固定することは困難である。
一方、特許文献1には、例えば、既存の瓦及び葺き土を部分的に除去して野地板を露出させ、露出した野地板の平坦面に支持金物を配置して垂木や母屋等に固定し、その支持金物に新たに垂木を固定すると共に新たな野地板を敷設し、新たに敷設された野地板上に新規の瓦を固定するという瓦の葺き替え方法が開示されている。
この方法では、凹凸のある瓦上にではなく、平坦な野地板上に直接に支持金物を配置することになるので、野地板を介して支持金物を垂木や母屋に固定することが可能になり、カバー工法の弱点を補って、支持金物を安定的且つ堅固に固定することができる。
特開平06−341865号公報
しかしながら、例えば、上記の瓦の葺き替え方法では、垂木や母屋の上に野地板が存在していることもあって、実際には、垂木や母屋の位置の特定は難しく、例えば、玄能(げんのう)等で野地板の表面を打撃した際の音の響き方や玄能を持った手に伝わる衝撃の強さなど、作業者の感覚に頼って垂木等の位置を特定するしかなく、正確な特定は困難である。しかも、既存の瓦及び葺き土を除去した位置に運よく垂木や母屋が存在すればよいが、存在しなかった場合には、既存の瓦及び葺き土の除去を繰り返し行わなければならず手間がかかる、という問題もある。
本発明はこのような課題を解決し、屋根材の支持金物を確実に垂木に固定することで支持金物の堅固な固定が可能になる勾配屋根の改修方法、及び勾配屋根を提供することを目的とする。
本発明は、屋根の流れ方向に直交する横方向に並んで配置された複数の垂木と、垂木に貫通固定具を用いて固定されると共に、垂木上に継ぎ目を有する野地板と、野地板の上にルーフィング材を介して横葺きされた屋根材と、を備えた勾配屋根の改修方法であって、屋根材及びルーフィング材の一部を切除して、継ぎ目を含む野地板の上面を横一直線状に露出させる切除工程と、継ぎ目から垂木の位置を特定する垂木特定工程と、屋根材の上面を含む屋根面全体を新規ルーフィング材で覆うルーフィング材設置工程と、新規ルーフィング材の上から、新規屋根材の支持金物を垂木特定工程によって特定された垂木の位置に合わせて載せる位置合わせ工程と、垂木を下地として貫通固定具で支持金物を固定する支持金物設置工程と、支持金物を用いて屋根面全体に新規屋根材を葺く屋根材設置工程と、を含むことを特徴とする。
本発明での改修対象となる勾配屋根では、野地板の継ぎ目を確認できれば必然的に垂木の位置を特定できる。そして、屋根材及びルーフィング材の一部を切除して野地板の継ぎ目を露出させるので、垂木位置を精度良く特定でき、その結果、支持金物を垂木に確実に固定できて支持金物の堅固な固定が可能になる。特に、野地板の上面を横一直線状に露出させるので、実質的には、横方向に並ぶ複数の垂木のいずれかに対応した継ぎ目を出現させ易くなり、垂木の位置を効率よく特定できる。
さらに、支持金物は長尺部材からなり、支持金物設置工程では、横一直線状に露出された野地板の露出面に沿って配置された支持金物を垂木に固定すると好適である。横方向に並んで隣接する垂木と協働して吹き上げ力に対抗できるので、支持金物の固定を、より堅固に固定することができる。
さらに、支持金物を下地として架台を新規屋根材上に固定し、架台に屋根上設置物を固定すると好適である。改修に合わせて太陽光発電等の屋根上設置物を設置する際に、新規屋根材の支持金物を利用することで合理的、且つ堅固に固定することができる。
また、本発明は、長手方向に直交する横方向に並んで配置された複数の垂木と、垂木に貫通固定具を用いて固定されると共に、垂木上に継ぎ目を有する野地板と、野地板の上に下層ルーフィング材を介して横葺きされた複数の下層屋根材と、を備えた勾配屋根であって、下層屋根材及び下層ルーフィング材を避け、継ぎ目を含む横一直線状の領域として形成された野地板の露出部と、屋根材の上面を含む屋根面全体を覆う上層ルーフィング材と、上層ルーフィング材を介して露出部上に配置されると共に、継ぎ目に対応する垂木を下地として貫通固定具で固定された上層屋根材の支持金物と、支持金物に固定されると共に、屋根面全体を覆う上層屋根材と、を備えたことを特徴とする。本発明では、支持金物が垂木に堅固に固定された上層屋根材を有する勾配屋根とすることができる。
本発明によれば、屋根材の支持金物を確実に垂木に固定することで支持金物の堅固な固定が可能になる。
本発明の実施形態に係る改修方法によって改修された後の勾配屋根の一部を破断して示す斜視図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 本発明の実施形態に係る改修方法によって改修された勾配屋根の軒先部を拡大して示す断面図である。 本発明の実施形態に係る改修方法の手順を示すフローチャートである。 改修後の勾配屋根の上に太陽光発電装置を設置した態様を示す断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
まず、図1、及び図3を参照して改修前の既存の勾配屋根について説明する。既存の勾配屋根1は、棟木(不図示)から軒桁(不図示)にかけて斜めに取り付けられた複数の垂木3を備えている。なお、本実施形態では、棟木から軒桁にかけて下り勾配を形成する方向を屋根の流れ方向Daとし、この流れ方向Daに直交する方向を横方向Dbとして説明する。
垂木3は木質系材料、または軽量形鋼等の鋼材などからなり、基端(上端)側が棟木に支持されており、先端(下端)側が軒桁に支持されている。屋根の流れ方向Daに沿って延在する複数の垂木3は、横方向Dbに等間隔で、且つ略平行となるように並んで配置されており、野地板5を下方から支持している。
野地板5は、屋根下葺材となるルーフィング材7や屋根材9が葺かれる面を構成する。野地板5は、構造用合板等の木質系の板材からなり、複数の板材同士の継ぎ目5aが丁度、垂木3上となるように配置されており、適宜に垂木3に釘などの貫通固定具4で固定されている。
垂木3の先端側には、垂木3の先端部を覆い隠す鼻隠し(「鼻板」ともいう)11が取り付けられている。鼻隠し11は構造用合板等の木質系の板材からなり、鼻隠し11の先端(下端)には、適宜に軒樋(不図示)が設けられている。
野地板5上には、二次防水層を形成するシート状のルーフィング材(下層ルーフィング材)7が設置されている。ルーフィング材7は、アスファルトフェルトの両面にアスファルトをコーティングし、さらに、その表面に鉱物質粉粒を付着させて形成されるアスファルトルーフィングからなる。なお、ルーフィング材7に用いられるアスファルトフェルトは、原紙にアスファルトを含浸させ、合成繊維不織布で補強されたものが一般に使用される。ルーフィング材7は、タッカー等で野地板5に貼設されている。
ルーフィング材7の上には、一次防水層を形成する板状の屋根材9が設置されている。屋根材9は、繊維質材料とセメントとを主原料とする5mm〜15mm程度の板材からなり、野地板5に対して釘などの貫通固定具(不図示)を用いて固定されている。一次防水層は、複数の屋根材9から形成されており、複数の屋根材9は、一部分が三重に重なるように横葺きされている。
(勾配屋根の改修方法)
次に、既存の勾配屋根1の改修方法について図1〜図4を参照して説明する。最初に、屋根の流れ方向Daに沿った所定の高さ、つまり新規屋根材20用の支持金物21が割り付けられる高さ(位置)に対応して既存の屋根材9、及び既存のルーフィング材7を鋸やカッターナイフ等を用いて横一列切除し、野地板5が横一直線状に露出した野地板露出面5bを形成する(ステップS1)。ステップS1は、切除工程に相当する。
次に、野地板露出面5bを目視にて確認し、野地板5の継ぎ目5aを探す。この継ぎ目5aとは、野地板5の左右端の継ぎ目5a、つまり縦方向の継ぎ目5aを意図している。野地板5の継ぎ目5aは垂木3上に配置されているため、継ぎ目5aを見つけ出すことができれば、垂木3の位置を特定することができる。つまり、野地板露出面5b内に出現した継ぎ目5aを確認し、確認した継ぎ目5aから垂木3の位置を特定する(ステップS2)。なお、上記の切除工程において、既存の屋根材9、及び既存のルーフィング材7を横一列切除して野地板5の上面を横一直線状に露出させるので、実質的には、横方向Dbに並ぶ複数の垂木3のいずれかに対応する継ぎ目5aを出現させ易くなり、垂木3の位置を効率よく特定できる。
なお、既存の勾配屋根1では、全ての垂木3が野地板5の継ぎ目5aの下方に存在するわけではない。そこで、次に、野地板5の継ぎ目5aから特定される垂木(代表垂木)3以外の垂木(他の垂木)3を特定する(ステップS3)。例えば、複数の垂木3は等間隔で配置されているので、左右の代表垂木3を特定できれば、その間に配置された一、または複数の他の垂木3の位置は容易に当たりをつけることができ、代表垂木3から他の垂木3の位置を間接的に特定することができる。なお、野地板5が他の垂木3に釘等の貫通固定具4で固定されている場合には、貫通固定具4の頭部を探し出すことで他の垂木3の位置を特定することもできる。ステップS2の工程及びステップS3の工程は、垂木特定工程に相当する。
次に、既存の屋根材9の上面、及び野地板露出面5bを含む屋根面全体を新規ルーフィング材(上層ルーフィング材)23で覆う(ステップS4)。新規ルーフィング材23は、既存のルーフィング材(下層ルーフィング材)7と同じ素材であってもよいし、異なる素材であってもよく、新たな二次防水層として機能するものであれば足りる。ステップS4は、ルーフィング材設置工程に相当する。
次に、新規ルーフィング材23の上から、新規屋根材20の支持金物21を野地板露出面5bに収まるように載せる(ステップS5)。支持金物21は、新規屋根材20の位置決め及び固定の下地となるタイトフレームなどであり、新規屋根材20の凹凸形状に対応した凹凸を有する長尺部材からなる(図2参照)。支持金物21は、釘やねじなどの貫通固定具25で留め付けられる部位が上記のステップS2やステップS3で特定された垂木3の位置に合わせて配置される。ステップS5は、位置合わせ工程に相当する。
次に、支持金物21を所定位置に固定する(ステップS6)。支持金物21は、横一直線状に露出された野地板露出面5bに沿って配置されており、垂木3を下地として貫通固定具25によって支持金物21を固定する。その結果、支持金物21を定位置に堅固に固定できる。なお、垂木3が存在しない部位においては、野地板5を下地として貫通固定具25によって支持金物21を固定する。ステップS6は、支持金物設置工程に相当する。
次に、支持金物21の割り付けに基づいて新規屋根材20を敷設し、釘やねじ等の貫通固定具27(図2参照)を用いて支持金物21を下地として新規屋根材20を定位置に固定する(ステップS7)。新規屋根材20は長尺部材であり、例えば、鋼板等の金属板をプレス加工して陶器瓦あるいは洋瓦風の意匠を施した大判の金属瓦などである。新規屋根材20は長手方向が横方向Dbを向き、複数の新規屋根材20が上下に並べられて上下端の継ぎ目(水平方向の継ぎ目)20aが支持金物21上となるように設置される。ステップS7は、屋根材設置工程に相当する。
以上の改修方法によって新たな勾配屋根1Aが形成される。新たな勾配屋根1Aは、既存部分として、屋根の流れ方向Daに直交する横方向Dbに並んで配置された複数の垂木3と、垂木3に貫通固定具25を用いて固定されると共に、垂木3上に継ぎ目5aを有する野地板5と、野地板5の上にルーフィング材(下層ルーフィング材7)7を介して横葺きされた屋根材(下層屋根材)9と、を備える。さらに、改修部分として、既存の屋根材9及び既存のルーフィング材7を避け、継ぎ目5aを含む横一直線状の領域として形成された野地板露出面(野地板5の露出部)5bと、既存の屋根材9の上面を含む屋根面全体を覆う新規ルーフィング材(上層ルーフィング材7)23と、新規ルーフィング材23を介して野地板露出面5b上に配置されると共に、野地板5の継ぎ目5aに対応する垂木3を下地として貫通固定具25で固定された新規屋根材20(上層屋根材)20の支持金物21と、支持金物21に固定されると共に、屋根面全体を覆う新規屋根材20と、を備えている。本実施形態に係る勾配屋根1Aは、支持金物21が垂木3に堅固に固定された新規屋根材20を有する屋根を実現する。
次に、本実施形態に係る勾配屋根1の改修方法の作用、効果について説明する。上述の既存の勾配屋根1では、野地板5の継ぎ目5aを確認できれば必然的に垂木3の位置を特定できる。そして、屋根材9及びルーフィング材7の一部を切除して野地板5の継ぎ目5aを露出させるので、垂木位置を精度良く特定でき、その結果、支持金物21を垂木3に確実に固定できて支持金物21の堅固な固定が可能になる。特に、野地板5の上面を横一直線状に露出させるので、実質的には、横方向Dbに並ぶ複数の垂木3のいずれかに対応する継ぎ目5aを出現させ易くなり、垂木3の位置を効率よく特定できる。
また、既存の屋根材9の除去範囲を最小限度に留めることに有効であり、作業の手間と廃棄物の発生を抑えつつ、支持金物21を、垂木3を下地として確実に固定することができる。
また、凹凸があって工事中に割れる恐れもある既存の屋根材9を介さずに、平坦な野地板露出面5bに支持金物21が載置されるので長期的に安定した固定状態を維持することができる。
また、本実施形態では、長尺部材からなる支持金物21は、横一直線状に露出された野地板露出面5bに沿って配置されており、その状態で垂木3に固定されるので、横方向Dbに並んで隣接する垂木3と協働して吹き上げ力に対抗できるものとなり、支持金物21を、より堅固に固定することができる。
(他の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態に係る改修方法について、図5を参照して説明する。なお、上述のステップS1〜ステップS7の工程は共通するので、詳細な説明は省略する。
本実施形態では、新規屋根材20の横葺きと同時に、または新規屋根材20を横葺きした後で太陽光発電装置(屋根上設置物)29を搭載させる。ここで、まず、太陽光発電装置29を支える架台31を、支持金物21を下地として固定する。その後、架台31に太陽光発電装置29を設置する。本実施形態によれば、改修に合わせて太陽光発電装置29を設置する際に、新規屋根材20の支持金物21を利用することで合理的、且つ堅固に固定することができる。
なお、新規屋根材20を横葺きした後で架台31を支持金物21に設置する場合において、支持金物21は新規屋根材20の上下端の継ぎ目20aの位置に存在するので、新規屋根材20の継ぎ目20aから支持金物21の位置を容易に特定できる。
以上、本発明を各実施形態に基づいて説明したが、本発明は以上の実施形態のみに限定されない。例えば、上記の実施形態では、支持金物を新規ルーフィング材の上に直接に載せるようにした態様を説明したが、新規屋根材の凹凸形状に合わせるために高さ調整用のスペーサ部材を支持金物の下に敷き、スペーサ部材、新規ルーフィング材、野地板を貫通して垂木に到達する貫通固定具によって支持金物を垂木に固定するようにしてもよい。また、屋根上設置物は太陽光発電装置に限定されず、例えば、太陽熱温水器など、その他の装置であってもよい。
1…既存の勾配屋根、1A…改修後の勾配屋根、3…垂木、4…貫通固定具、5…野地板、5a…継ぎ目、5b…野地板露出面(野地板の露出部)、7…ルーフィング材(下層ルーフィング材)、9…屋根材(下層屋根材)、20…新規屋根材(上層屋根材)、20a…継ぎ目、21…支持金物、23…新規ルーフィング材(上層ルーフィング材)、25…支持金物の貫通固定具、27…新規屋根材の貫通固定具、29…太陽光発電装置(屋根上設置物)、31…架台、Da…屋根の流れ方向、横方向Db。

Claims (4)

  1. 屋根の流れ方向に直交する横方向に並んで配置された複数の垂木と、前記垂木に貫通固定具を用いて固定されると共に、前記垂木上に継ぎ目を有する野地板と、前記野地板の上にルーフィング材を介して横葺きされた屋根材と、を備えた勾配屋根の改修方法であって、
    前記屋根材及び前記ルーフィング材の一部を切除して、前記継ぎ目を含む前記野地板の上面を横一直線状に露出させる切除工程と、
    前記継ぎ目から前記垂木の位置を特定する垂木特定工程と、
    前記屋根材の上面を含む屋根面全体を新規ルーフィング材で覆うルーフィング材設置工程と、
    前記新規ルーフィング材の上から、新規屋根材の支持金物を前記垂木特定工程によって特定された前記垂木の位置に合わせて載せる位置合わせ工程と、
    前記垂木を下地として貫通固定具で前記支持金物を固定する支持金物設置工程と、
    前記支持金物を用いて前記屋根面全体に前記新規屋根材を葺く屋根材設置工程と、を含むことを特徴とする勾配屋根の改修方法。
  2. 前記支持金物は長尺部材からなり、
    前記支持金物設置工程では、横一直線状に露出された野地板の露出面に沿って配置された支持金物を垂木に固定することを特徴とする請求項1記載の勾配屋根の改修方法。
  3. 前記支持金物に下地として架台を前記新規屋根材上に固定し、前記架台に屋根上設置物を固定することを特徴とする請求項1または2記載の勾配屋根の改修方法。
  4. 長手方向に直交する横方向に並んで配置された複数の垂木と、前記垂木に貫通固定具を用いて固定されると共に、前記垂木上に継ぎ目を有する野地板と、前記野地板の上に下層ルーフィング材を介して横葺きされた複数の下層屋根材と、を備えた勾配屋根であって、
    前記下層屋根材及び前記下層ルーフィング材を避け、前記継ぎ目を含む横一直線状の領域として形成された前記野地板の露出部と、
    前記屋根材の上面を含む屋根面全体を覆う上層ルーフィング材と、
    前記上層ルーフィング材を介して前記露出部上に配置されると共に、前記継ぎ目に対応する前記垂木を下地として貫通固定具で固定された上層屋根材の支持金物と、
    前記支持金物に固定されると共に、前記屋根面全体を覆う上層屋根材と、を備えたことを特徴とする勾配屋根。
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