JP6658776B2 - リフォーム方法 - Google Patents

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Description

本発明は、屋根構造のリフォーム方法に関し、特に、既設トップライトから新設トップライトへの交換を伴うリフォーム方法に関する。
従来より、住宅などの建物の採光のために屋根にトップライトを設けた屋根構造が知られている。トップライトは屋根を貫通するように設置されるものであるので、屋根から伝わる雨水がトップライトの設置箇所から屋内に浸入することがないように、トップライトの周辺部には金属製の水切や防水シートを配置して、防水性を確保している(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
ところで、屋根構造は防水性能の低下や屋根材の劣化などの要因でリフォームを行うことがあるが、このような場合に屋根構造に設けられたトップライトについても交換する場合がある。
そしてトップライトの交換を行う場合、既設のトップライトを撤去する際に既存の防水層が途切れることとなるので、新設のトップライトを設置する際にトップライト周辺に新たに防水シートなどを配置する必要がある。このようなトップライト交換時のトップライト周辺の防水処理は現場での工事職人任せとなっており、施工を任された工事職人がそれぞれ自己判断と自身の技能によって処理している。特に、既設屋根材を残存させて、その上から新たな屋根材を新設する重ね葺きリフォームのような場合には、既設屋根材の上に防水シートを敷設し、トップライトの外周枠までの防水層を確保することが一般的である。
特開平10−266485号公報 特開2008−303615号公報
しかし、工事職人の技能任せで防水処理を行うことは防水品質が安定しない問題がある。また、既設屋根材の上に防水シートを敷設する重ね葺きリフォームは、例えば、屋根構造のトップライトよりも上流に配置されているドーマーや棟役物などの構造物の設置位置から既設屋根材の下側を通る伝い水がトップライト周辺まで浸入する可能性を否定できず、防水層よりも屋内側に水が浸入する可能性がある。
そこで、本発明は、トップライトの交換を伴う屋根構造のリフォーム方法であり、安定した品質で、且つ、防水性を高めることができるリフォーム方法を提供することを目的とする。
本発明のリフォーム方法は、野地板と、前記野地板に設けられた貫通孔に固定された既設トップライトと、前記野地板の上に敷設され、前記既設トップライトの外周枠に水密的に固定された既設防水シートと、前記既設防水シートの上に配置される既設屋根材と、を備えた屋根構造の前記既設トップライトを新設トップライトに交換するリフォーム方法であって、前記既設屋根材を前記既設トップライトの外周枠から離れた位置で切断して、前記既設トップライト廻りの前記既設屋根材を取り除く工程と、前記既設屋根材を切断した位置と前記既設トップライトの外周枠との間の位置で前記既設防水シートを切断し、前記既設トップライトと前記既設防水シートの前記既設トップライトの外周枠に固定された部分とを撤去する工程と、前記野地板の前記貫通孔から前記既設防水シートの切断位置までの長さよりも短い幅に形成された第一高さ調整板を前記貫通孔の縁に沿って配置する工程と、前記貫通孔に前記新設トップライトを挿入して固定する工程と、前記既設防水シートの端部から前記野地板と前記第一高さ調整板の上を通って前記新設トップライトの外周縁まで外周部防水シートを接着する工程と、前記第一高さ調整板と同じ厚さの第二高さ調整板を、前記第一高さ調整板及び前記既設屋根材の間であり、且つ前記既設防水シート又は前記外周部防水シートの上に配置する工程とを備えることを特徴としている。
また、本発明のリフォーム方法は、前記既設屋根材を切断する位置は、前記既設トップライトの外周枠から予め定められた設定距離離れた位置であり、前記第一高さ調整板及び前記第二高さ調整板は同一の幅であり、且つ、前記設定距離の2分の1未満の幅であることを特徴としている。
本発明のリフォーム方法は、前記第一高さ調整板上の前記外周部防水シート、前記第二高さ調整板、及び前記既設屋根材の上に上部防水シートを敷設する工程をさらに備えることを特徴としている。
本発明のリフォーム方法は、前記上部防水シートの上側に新設屋根材を設置する工程をさらに備えることを特徴としている。
本発明のリフォーム方法によると、既設屋根材を切断した位置と既設トップライトの外周枠との間の位置で既設防水シートを切断して既設トップライトとともに撤去し、既設防水シートの切断した端部から野地板と第一高さ調整板の上を通って新設トップライトの外周縁まで外周部防水シートを接着するので、残存している既設防水シートと外周部防水シートとで防水層を確保することができる。既設防水シートは既設屋根材と野地板との間に配置されているので、棟役物やドーマーなどの設置部分を通って既設屋根材と既設防水シートとの間を伝わり流れる雨水が屋内側に浸入することを防止できる。そして、外周部防水シートは一端が野地板上で既設防水シートと接着するとともに、他端が第一高さ調整板の上を通って新設トップライトの外周縁まで貼り付けることになるので、第一高さ調整板や新設トップライトの固定のために野地板に打ち込まれるビスよりも上に外周部防水シートを配置することができ、ビス孔から屋内に水が浸入することも防止できる。
本発明のリフォーム方法によると、既設屋根材の切断位置の既設トップライトの外周枠からの距離を予め定めた設定距離とし、第一高さ調整板及び第二高さ調整板を設定距離の2分の1未満の幅とすることで第一高さ調整板及び第二高さ調整板を現場で加工することなく、予め用意しておくことができるので、現場での施工手間を軽減できるとともに、施工品質を安定させることができる。また、第一高さ調整板及び第二高さ調整板を同一の幅で同一の厚さとすることで同じ断面の板材から第一高さ調整板及び第二高さ調整板を形成することができる。
本発明のリフォーム方法によると、第一高さ調整板上の外周部防水シート、第二高さ調整板、及び既設屋根材の上に上部防水シートが敷設されるので、既設防水シート及び外周部防水シートで形成した防水層の上に上部防水シートの防水層を設けることができ、屋根構造が2重の防水層で防水されることになるのでより確実に防水することができる。第一高さ調整板及び第二高さ調整板で既設屋根材との高さを調整するので上部防水シートは比較的平坦に敷設することができ、雨水等をスムーズに流下させることができる。
本発明のリフォーム方法によると、上部防水シートの上側に新設屋根材を設置するので、トップライトの交換を伴う屋根構造のリフォームにおいて既設屋根材を撤去するコストを掛けることなく、リフォームを行うことができる。
リフォーム方法によるリフォームを行う前の屋根構造の断面構造を示す図であり、(A)はトップライトの側部断面を含む屋根構造の水平方向一部断面図であり、(B)はトップライトの上端及び下端の断面を含む屋根構造の勾配方向一部断面図。 屋根構造の既設トップライト周りの既設屋根材を切断して取り除く工程を示す図であり、(A)はトップライトの側部断面を含む屋根構造の水平方向一部断面図であり、(B)はトップライトの上端及び下端の断面を含む屋根構造の勾配方向一部断面図。 屋根構造の既設トップライト及びトップライト周りの既設防水シートを撤去する工程を示す図であり、(A)はトップライトの側部断面を含む屋根構造の水平方向一部断面図であり、(B)はトップライトの上端及び下端の断面を含む屋根構造の勾配方向一部断面図。 既設トップライト、当該既設トップライト周りの既設屋根材、及び既設防水シートを取り除いた状態の貫通孔周辺の屋根構造を示す平面図。 第一高さ調整板を貫通孔周りに配置する工程を示す図であり、(A)は貫通孔を含む屋根構造の水平方向一部断面図であり、(B)はトップライトの上端及び下端の断面を含む屋根構造の勾配方向一部断面図。 貫通孔周りに第一高さ調整板を配置した状態の貫通孔周辺の屋根構造を示す平面図。 貫通孔の上に新設トップライトを設置する工程を示す図であり、(A)はトップライトの側部断面を含む屋根構造の水平方向一部断面図であり、(B)はトップライトの上端及び下端の断面を含む屋根構造の勾配方向一部断面図。 外周部防水シートを敷設する工程を示す図であり、(A)はトップライトの側部断面を含む屋根構造の水平方向一部断面図であり、(B)はトップライトの上端及び下端の断面を含む屋根構造の勾配方向一部断面図。 外周部防水シートを敷設した状態の新設トップライト周辺の屋根構造を示す平面図。 第二高さ調整板を敷設する工程を示す図であり、(A)はトップライトの側部断面を含む屋根構造の水平方向一部断面図であり、(B)はトップライトの上端及び下端の断面を含む屋根構造の勾配方向一部断面図。 第二高さ調整板を敷設した状態の新設トップライト周辺の屋根構造を示す平面図。 上部防水シートを敷設する工程を示す図であり、(A)はトップライトの側部断面を含む屋根構造の水平方向一部断面図であり、(B)はトップライトの上端及び下端の断面を含む屋根構造の勾配方向一部断面図。 新設トップライト周りに水切を設置する工程を示す図であり、(A)はトップライトの側部断面を含む屋根構造の水平方向一部断面図であり、(B)はトップライトの上端及び下端の断面を含む屋根構造の勾配方向一部断面図。 上部防水シート上に新設屋根材を敷設する工程を示す図であり、(A)はトップライトの側部断面を含む屋根構造の水平方向一部断面図であり、(B)はトップライトの上端及び下端の断面を含む屋根構造の勾配方向一部断面図。 本発明のリフォーム方法によるリフォームを完了した屋根構造の新設トップライトの上端部周辺の一部拡大図。
以下、本発明に係るリフォーム方法の最良の実施形態について各図を参照しつつ説明する。リフォーム前の既設の屋根構造は、野地板1と、野地板1に設けられた貫通孔2に固定された既設トップライト3と、野地板1の上に敷設され、既設トップライト3の外周枠に水密的に固定された既設防水シート4と、既設防水シート4の上に配置される既設屋根材5と、を備えている。
野地板1は図示しない小屋組の上に敷き詰められる屋根下地合板であり、図1に示すように、野地板1の上にはアスファルトルーフィングの既設防水シート4が敷設されている。そして野地板1及び既設防水シート4を貫通する貫通孔2が形成されており、当該貫通孔2に既設トップライト3が固定されている。既設防水シート4は貫通孔2が形成されている縁部が既設防水シート4に設けられたフランジに接着しており、水密的に固定されている。また、貫通孔2の周縁部で野地板1の屋内側には既設トップライト3を固定する下地枠6が形成されている。既設屋根材5は本実施形態においては多数の薄板状のスレート瓦であり、既設屋根材5の上端の上に屋根の勾配方向に隣接する既設屋根材5の下端が重なりあって配置されている。
既設トップライト3を新設トップライト7に交換するリフォーム方法は、図2に示すように、まず、既設屋根材5を既設トップライト3の外周枠8から離れた位置で切断して、既設トップライト3廻りの既設屋根材5を取り除く。既設屋根材5を切断する位置は、既設トップライト3の外周枠8から予め設定された設定距離D離れた位置であることが好ましい。設定距離Dは例えば本実施形態においては400mmである。すなわち、作業者は既設トップライト3の外周枠8から400mm離れた位置で、既設屋根材5を既設トップライト3の廻りを囲うように四角く切断し、既設トップライト3廻りの既設屋根材5を取り除く。このとき、既設屋根材5の下にある既設防水シート4及び野地板1を切断しないように、図示しない丸鋸の刃を既設屋根材5の厚さよりも短く突出させて、既設屋根材5の上面に丸鋸を沿わせて既設屋根材5に切れ目を形成し、当該既設屋根材5を当該切れ目に沿って折り曲げることにより切断する。
既設トップライト3廻りの既設屋根材5を取り除くと、次に、図3及び図4に示すように、既設屋根材5を切断した位置と既設トップライト3の外周枠8との間の位置で既設防水シート4を切断する。そして、既設トップライト3と既設防水シート4の既設トップライト3の外周枠8に固定された部分とを撤去する。そして、既設トップライト3を撤去した貫通孔2の周りを清掃し、野地板1上に残存している既設防水シート4を必要に応じて補修する。
その後、図5及び図6に示すように、野地板1の貫通孔2の周りに第一高さ調整板10を配置する。第一高さ調整板10は既設屋根材5と野地板1との間の段差を調整する合板であり、互いに重なり合って敷設されている既設屋根材5の野地板1から最も離れた距離と略等しい厚さの合板である。第一高さ調整板10の厚さは例えば12mmであるが、敷設されている既設屋根材5の厚さに応じて適切な厚さの合板を用いることができる。また、第一高さ調整板10は195mm幅に形成されており、その長さは野地板1の貫通孔2の一辺の長さと第一高さ調整板10の幅の和で形成されていれば、図6に示すように、4枚の第一高さ調整板10を野地板1の貫通孔2を囲うように配置することができる。
そして、次に、図7に示すように、新たに取り付ける新設トップライト7の位置出しをして、新設トップライト7を取り付ける。新設トップライト7の外周枠9には外周方向に広がるフランジ部11が形成されており、新設トップライト7を貫通孔2の上に配置した後、フランジ部11の上から第一高さ調整板10及び野地板1にビスを打ち込んで固定する。
次に、図8及び図9に示すように、外周部防水シート12を既設防水シート4から新設トップライト7の外周縁まで貼り付ける。外周部防水シート12は例えば塩化ビニル防水シートなどの樹脂系防水シートであっても、板紙にアスファルトをしみこませたアスファルトルーフィングのシートであってもよい。外周部防水シート12の下面は防水性を有する接着層を有している。外周部防水シート12は一端が野地板1上に残存している既設防水シート4の端部に重なるように接着されるとともに、野地板1の上面から第一高さ調整板10の上面に貼り付けられ、新設トップライト7の外周縁まで貼り付ける。これによって、既設防水シート4から新設トップライト7までの間が防水される。このように外周部防水シート12は、第一高さ調整板10の上面に敷設されることになるので、新設トップライト7の固定のために第一高さ調整板10及び野地板1に打ち込まれたビスよりも上に配置されることとなり、ビスの周辺をシーリングしなくても、屋内側に水が浸入することを防止できる。
そして、次に、図10及び図11に示すように、第二高さ調整板13を第一高さ調整板10及び既設屋根材5の間であり、且つ既設防水シート4又は外周部防水シート12の上に配置する。第二高さ調整板13は、厚さ12mmで幅が195mmの合板である。第二高さ調整板13は、第一高さ調整板10と厚さ及び幅が同じ合板であり、材料のコストを低減させることができる。第一高さ調整板10及び第二高さ調整板13はいずれも幅が195mmであり、既設屋根材5を切断した位置から貫通孔2までの距離である設定距離Dの400mmの2分の1未満であるので、第一高さ調整板10及び第二高さ調整板13を新設トップライト7と既設屋根材5との間に並んで配置することができる。
第二高さ調整板13を配置すると、次に、図12に示すように、第一高さ調整板10上の外周部防水シート12、第二高さ調整板13、及び既設屋根材5の上に上部防水シート14を敷設する。上部防水シート14は例えばアスファルトルーフィングの防水シートであり、新設トップライト7の外周枠9に立ち上がるように配置される。そして、上部防水シート14を敷設すると、次に、図示しないが新設トップライト7のコーナー部にブチルテープを貼り付けるとともに、防水テープで上部防水シート14を新設トップライト7の外周枠9に水密的に固定し、新設トップライト7の防止処理を完成させる。
そして、次に図13に示すように、新設トップライト7の周りに金属製の水切15を設置する。その後、図14に示すように、上部防水シート14の上側に新設屋根材16を設置してリフォームを完了する。新設屋根材16は、下面に断熱材が設けられた鋼板である。なお、新設屋根材16は鋼板に限定されるものではない。
上記のように既設屋根材5の上に上部防水シート14を敷設し、その上に新設屋根材16を配置する屋根材を重ね葺きする工法を用いるので、トップライトの交換を伴う屋根構造のリフォームにおいて既設屋根材5をを完全に撤去する場合に比べて廃棄コストを低減させることができる。
以上のようなリフォーム方法によって形成される屋根構造は、既設防水シート4と外周部防水シート12とからなる下層の防水層と、上部防水シート14からなる上層の防水層の2層の防水層を有するので、より確実に防水することができる。また、上部防水シート14は第一高さ調整板10及び第二高さ調整板13で既設屋根材5との高さを調整するので比較的平坦に敷設することができ、雨水等をスムーズに流下させることができる。
そして、仮に図示しない棟役物やドーマーなどの設置部分を通って、既設屋根材5と既設防水シート4との間に雨水の一部が伝わった場合でも、外周部防水シート12が既設防水シート4から連続して敷設されているので、屋内側に雨水が浸入することを防止することができる。外周部防水シート12は、図15に示すように、第二高さ調整板13の下側を通って、第二高さ調整板13と第一高さ調整板10との間を通り、第一高さ調整板10の上側に敷設されているので、第一高さ調整板10の厚さによる段差が設けられている。したがって、既設屋根材5と既設防水シート4との間を伝わる水は一部が段差を乗り越えて第一高さ調整板10の上に導かれるとともに、乗り越えなかった水は段差に沿って第一高さ調整板10と第二高さ調整板13との間を伝って、図16に示すように、新設トップライト7の側部から下方に流下する。これにより既存屋根材5を残存させた場合に当該既存屋根材5の下側を伝わる水が新設トップライト7の周辺で屋内側に浸入することを防止することができる。
なお、本発明のリフォーム方法は屋根材の重ね葺き工法に限定されるものではなく、また上部防水シート14を敷設しないリフォーム方法であっても良い。
本発明の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは云うまでもない。
本発明に係るリフォーム方法は例えば住宅の屋根のトップライトの交換を伴うリフォーム方法として好適に用いることができる。
1 野地板
2 貫通孔
3 既設トップライト
4 既設防水シート
5 既設屋根材
7 新設トップライト
10 第一高さ調整板
12 外周部防水シート
13 第二高さ調整板
14 上部防水シート
16 新設屋根材

Claims (4)

  1. 野地板と、
    前記野地板に設けられた貫通孔に固定された既設トップライトと、
    前記野地板の上に敷設され、前記既設トップライトの外周枠に水密的に固定された既設防水シートと、
    前記既設防水シートの上に配置される既設屋根材と、を備えた屋根構造の前記既設トップライトを新設トップライトに交換するリフォーム方法であって、
    前記既設屋根材を前記既設トップライトの外周枠から離れた位置で切断して、前記既設トップライト周りの前記既設屋根材を取り除く工程と、
    前記既設屋根材を切断した位置と前記既設トップライトの外周枠との間の位置で前記既設防水シートを切断し、前記既設トップライトと前記既設防水シートの前記既設トップライトの外周枠に固定された部分とを撤去する工程と、
    前記野地板の前記貫通孔から前記既設防水シートの切断位置までの長さよりも短い幅に形成された第一高さ調整板を前記貫通孔の縁に沿って配置する工程と、
    前記貫通孔に前記新設トップライトを固定する工程と、
    一端が前記既設防水シートの端部に重なるように接着した外周部防水シートを前記野地板と前記第一高さ調整板の上を通って前記新設トップライトの外周縁まで貼り付ける工程と、
    前記第一高さ調整板と同じ厚さの第二高さ調整板を、前記第一高さ調整板及び前記既設屋根材の間であり、且つ前記既設防水シート又は前記外周部防水シートの上に配置する工程とを備えることを特徴とするリフォーム方法。
  2. 前記既設屋根材を切断する位置は、前記既設トップライトの外周枠から予め定められた設定距離離れた位置であり、
    前記第一高さ調整板及び前記第二高さ調整板は同一の幅であり、且つ、前記設定距離の2分の1未満の幅であることを特徴とする請求項1に記載のリフォーム方法。
  3. 前記第一高さ調整板上の前記外周部防水シート、前記第二高さ調整板、及び前記既設屋根材の上に上部防水シートを敷設する工程をさらに備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリフォーム方法。
  4. 前記上部防水シートの上側に新設屋根材を設置する工程をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載のリフォーム方法。
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