JP3176950U - 屋根葺き替え構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】葺き替えの必要性が生じた屋根の葺き替え構造として、元の基本構造物を除去することなしに、遮熱防水性と共に軽量性、経済性及び作業性に優れた屋根葺き替え構造を提供する。
【解決手段】瓦棒6及び鋼板(トタン)4等の元の基本構造物を除去することなくそのまま生かしながら、傾斜面14付きの加工垂木15及び瓦棒6、又は傾斜面付きの加工垂木と、野地板18及び19と、遮熱(防水)シート20及び21と、シングル材22及び23とをこの順に積層した積層構造物からなる。
【選択図】図1

Description

本考案は、例えば雨漏り等により葺き替えの必要性が生じた屋根の葺き替え構造に関するものである。
従来、家屋の屋根には、瓦棒屋根(トタン屋根)、スレート屋根、瓦屋根等、種々のタイプがあるが、図13について瓦棒屋根の構造を例示する。
即ち、図13(A)にその外観図、図13(B)にその分解図で示すように、家屋の天井部に所定の間隔で配される屋根垂木1(但し、その下部の各種構造材は図示省略。)上には、野地板2、フェルト3、垂木を鋼板5でカバーした瓦棒6、更には垂木間の鋼板(トタン)4が順次積層されている。
これらの部材は、その軒先部7に対向配置された雨樋8と、外壁9側の雨おさえ10との間に配設されている。なお、雨樋8は軒先部(更には鼻かくし12)に沿って配され、縦方向に雨水を導く雨樋11を有している。
こうした屋根構造は、長期間の使用中に雨漏りが生じたり、また鋼板が外部熱を伝達し易くて屋根裏(言い換えれば室内)が熱くなってしまうので、新たに屋根を葺き替える必要がある。
屋根を葺き替えるには、これまで、上記した野地板2、フェルト3、鋼板4及び垂木内包の瓦棒6といった基本構造物をすべて除去した後、新たな野地板、フェルト、鋼板及び瓦棒を再施工していた。
しかしながら、これでは、作業効率が悪い上に、コスト高となってしまう。そこで、上記した基本構造物を除去することなしに葺き替えを可能にする方法が提案されているが、その一例として後記の特許文献1(特開平9−49294号公報)に示された方法がある。
この公知の葺き替え(改修)方法によれば、瓦棒と瓦棒との間に、補強材を屋根板に固定した後、該補強材と瓦棒との上に硬質板を敷き詰めて固定し、該硬質板上に防水シートを敷設した積層構造物を形成している。
しかしながら、この公知の方法では、図1(A)に一点鎖線で示すように、瓦棒を含めた上記の積層構造物100は単に軒先まで敷設されていると思われるが、これでは、軒先での厚さ(即ち、高さ)が大きいために、雨水101がうまく雨樋8に入らず、こぼれ易くなる。このため、別の雨樋に取り替えるか、或いは取り付け位置を変更して、雨水を受け入れ易くする必要がある。
しかも、上記の積層構造物には、その上部に屋根材、例えば瓦棒付きの鋼板を敷設しておらず、屋根としての機能をなしていない。
本考案の目的は、屋根の基本構造物を除去することなしに葺き替えが可能であって、遮熱及び防水性、軽量性、経済性に優れ、しかも雨樋を取り替えなくても雨水を十分に受け入れることのできる軒先部を有する屋根葺き替え構造を提供することにある。
即ち、本考案は、屋根垂木上に少なくとも野地板及びフェルトがこの順に積層されてなる基本構造物を有する屋根を葺き替える構造であって、
前記基本構造物をそのままにして、この基本構造物上に、垂木、野地板、遮熱防水シ ート及び屋根材がこの順に積層され、複数の前記垂木と前記野地板と前記基本構造物と が空間を形成しており、
前記垂木のうち、雨樋に臨む軒先部分の上面が前記雨樋の方向に下方へより傾斜した 傾斜面に形成され、これに応じて、前記野地板、前記遮熱防水シート及び前記屋根材も 前記雨樋の方向に下方へより傾斜している
屋根葺き替え構造に係るものである
本考案によれば、屋根の前記基本構造物をそのままにして、この基本構造物上に、垂木、野地板、遮熱防水シート及び屋根材がこの順に積層され、複数の前記垂木と前記野地板と前記基本構造物とが空間を形成しているので、屋根の前記基本構造物をそのままにして(除去せずに)作業性良く作製できると共に、前記遮熱防水シートによる遮熱防水効果に加えて、前記空間に存在する空気によって断熱又は遮熱効果を一層向上させることができる。また、前記垂木、野地板、遮熱防水シート及び屋根材の積層体として軽量で低コストなものを使用でき、遮熱防水性に優れた軽量で低コストな葺き替え構造を提供することができる。
しかも、前記垂木のうち、雨樋に臨む軒先部分の上面が前記雨樋の方向に下方へより傾斜した傾斜面に形成され、これに応じて、前記野地板、前記遮熱防水シート及び前記屋根材も前記雨樋の方向に下方へより傾斜することになるので、前記屋根材上から雨樋へ雨水をうまく導入することができ、雨樋を取り替えたり、取り付け位置を変更する必要がない。
本考案の実施の形態による瓦棒屋根葺き替え構造の要部断面図(A)(図8のIA−IA線断面図;但し、ハッチングは省略)、同屋根葺き替え構造の要部断面図(B)(図8のIB−IB線断面図)、同屋根葺き替え構造における垂木の変形例の要部斜視図(C)である。 同、瓦棒屋根葺き替え施工手順における垂木の部分除去を示す要部斜視図である。 同、瓦棒屋根葺き替え施工手順における斜め加工した加工垂木の取付けを示す要部斜視図である。 同、瓦棒屋根葺き替え施工手順における野地板張り(斜め部分)を示す要部斜視図である。 同、瓦棒屋根葺き替え施工手順における野地板張り完了を示す要部斜視図である。 同、瓦棒屋根葺き替え施工手順における遮熱(防水)シート敷設を示す要部斜視図である。 同、瓦棒屋根葺き替え施工手順におけるガラスファイバー入りシングル材張りを示す要部斜視図である。 同、瓦棒屋根葺き替え施工手順におけるガラスファイバー入りシングル材張り完了を示す要部斜視図である。 本考案の他の実施の形態によるスレート屋根葺き替え施工手順における加工垂木の取り付けを示す要部斜視図である。 同、スレート屋根葺き替え施工手順における野地板張り完了を示す要部斜視図である。 同、スレート屋根葺き替え施工手順における遮熱(防水)シート敷設完了を示す要部斜視図である。 同、スレート屋根葺き替え施工手順におけるガラスファイバー入りシングル材張り完了を示す要部斜視図である。 従来例による瓦棒屋根の要部斜視図(A)、その分解斜視図(B)である。
本考案においては、前記垂木の軒先部分が、前記基本構造物の一部をなす垂木(例えば、瓦棒屋根を構成する鋼板カバー付きの垂木)の切断除去部分に対し、別に作製された追加部分として連設されるか、或いは、前記基本構造物の一部をなすスレート上に新たに固定された垂木の一部分であるのが望ましく、また実際的である。
また、前記垂木の一部分がその幅方向に欠除され、この欠除部を通して、隣接する複数の前記空間が連通し合っているのが、断熱及び遮熱効果を一層十分とする上で望ましい。
また、前記垂木の軒先部分の上面が長さ200mm〜900mmに亘って30°〜45°の角度で下方へ傾斜しており、かつ前記空間の厚さが数10mmであるのが効果的である。
また、前記基本構造物が瓦棒屋根の垂木及びその上のトタン材、又はスレートを更に含み、瓦屋根の場合には瓦を除去してなるものであり、前記屋根材がガラスファイバー入りのシングル材又はスレートからなっていてよい。
以下、本考案の実施の形態を図面参照下に詳細に説明する。
図1〜図8は、本考案の第1の実施の形態による瓦棒屋根葺き替え構造における要部とその施工手順を示すものである(但し、図13に示した従来例と共通する部分には共通符号を付して、その説明を省略することがある)。
まず、図2〜図8について、瓦棒屋根葺き替え手順を説明すると、図13に示した従来例による瓦棒屋根において、図2に示すように、各瓦棒6のうちそれぞれの軒先部分を長さLに亘って切断除去する。この切断除去部分は、鋼板カバー5及び内包された垂木13を長さL(200mm〜900mm)の位置で長さ方向と直角に切断除去されたものである。なお、図面には、瓦棒6下にも鋼板4が存在するように概略図示したが、この部分には実際には既述したように垂木が存在している(以下、同様)。
次に、図3に示すように、別に用意した長尺状の角材(図示せず)の上面を上記Lの長さに亘って斜めに部分的に切断除去すると共に、長さ方向と直角に切断して、角度θの傾斜面14付きの長さLの加工垂木15を作製する。この加工垂木15を上記の各瓦棒6の切断端面にそれぞれ接合し、くぎ打ち16等で固定する。
この場合、斜めに切断する長さや傾斜は、軒先位置及び雨樋8の取り付け位置を考慮して決めるが、上記の長さLは200mm〜900mm、上記の傾斜角θは30°〜45°としてよい。なお、この加工垂木15は、図中に破線で示すように長さLの傾斜面14に長さαに亘って一体に連設された矩形断面の連設部17を有し、これが瓦棒6の切断端面と接合されるようにしてもよい。
次に、図4に示すように、上記の加工垂木15の傾斜面14上に、例えば2〜3本の垂木間に亘って、対応するサイズの野地板18をくぎ打ち16等で固定する。この野地板18はコンクリート用パネル材(合板材)からなっていてよい(以下に述べる各野地板も同様)。なお、図面には、野地板の固定領域に対応する加工垂木15又は瓦棒6の本数は複数本であればよく、あくまで概略図示している(以下、同様)。
次に、図5に示すように、加工垂木15の傾斜面14上と共に、上記の瓦棒6の上面に例えば3本の瓦棒間に亘って、対応するサイズの野地板18と野地板19をくぎ打ち16等で固定し、野地板張りを完了する。
次に、図6に示すように、野地板18、19の形状に合わせて、遮熱(防水)シート20、21を野地板18、19上にそれぞれ固定する。この場合、各シート20、21は平坦面を呈するように平らにしながら固定すると共に、軒先側のシート20上に幅W1(例えば100mm)に亘って外壁側のシート21を平行な状態で部分的に重ねるようにする。なお、これらの遮熱(防水)シートは市販品であってよいが、雨水は通さず、湿気は外部へ逃がせる浸湿性のあるものを使用するのがよい。
次に、図7に示すように、屋根材としてのガラスファイバー入りシングル材22をシート20上に固定する。このシングル材は市販品であってよいが、スレート等と比べて比較的軟質であるため、固定後に引張りを受けても元の形状、サイズに復元する性質があり、割れたりすることのない安定なものである。そして、屋根材としての耐久性、耐候性、防水性等を有していることは勿論である。このシングル材22に代えて、スレートを固定することも可能である。
次に、図8に示すように、上記のシングル材22と共に、外壁側のガラスファイバー入りシングル材23をシート21上に固定し、シングル材張りを完了して、葺き替え作業を終了し、葺き替え屋根24を完成する。この場合、図7に一点鎖線で示すようにシングル材22上にシングル材23を幅W2(例えば150mm)に亘って部分的に重ねるように固定して雨水をスムーズに流下させるようにする。
なお、図8において、シングル材23を固定する前に、外壁9と葺き替え屋根24との間に、破線で示すすて谷25(L字形の板金)をくぎ打ち等で固定しておく。その後、雨おさえ26(板金)を屋根24から100mmほどの高さに外壁面に沿って立ち上げ、くぎ打ち等で外壁9に固定する。雨おさえ26の先端部は全長に亘ってコーキング処理をする。また、図示省略したが、この葺き替え屋根24の側面は耐候性、耐久性のあるカバー材で覆うのがよい(以下、同様)。
以上に説明した施工手順によって作製された葺き替え屋根24は、元の瓦棒6及び鋼板(トタン)4を除去することなくそのまま生かしながら、傾斜面14付きの加工垂木15及び瓦棒6と、野地板18及び19と、遮熱(防水)シート20及び21と、シングル材22及び23とをこの順に積層した積層構造物によって構成されている。
従って、この第1の実施の形態によれば、元の屋根の基本構造物をそのままにして(除去せずに)作業性良く作製できると共に、遮熱(防水)シート20、21による遮熱防水効果に加えて、図1(A)に明示するように、複数の垂木13、15又は瓦棒6と野地板18、19と鋼板4との間に形成される空間27に存在する空気によって断熱又は遮熱効果を一層向上させ、夏は涼しく、冬は暖かい屋根を実現することができる。
また、垂木15及び瓦棒6、野地板18及び19、シート20及び21、屋根材22及び23の積層体として軽量で低コストなものを使用でき、遮熱防水性に優れる上に、軽量、低コストであって雨のたたく音も静かな葺き替え構造を提供することができる。また、遮熱(防水)シート20、21は外部からの雨水は通さず、内部の湿気を外部へ放出する性質があることや、シングル材22及び23は柔軟性があって割れにくいことも重要な付加的効果である。
この場合、図1(C)に示すように、瓦棒6の上面に長さ方向と直角に凹部28を形成すれば、隣接する空間27同士が凹部28を介して連通し合うので、空間27内の空気を屋根の面方向に逃がすことができ、断熱又は遮熱効果を更に向上させ、熱のこもり現象を緩らげることができる。
しかも、図1(A)に示すように、垂木のうち、雨樋8に臨む軒先部分を加工垂木15とし、その上面が雨樋8の方向に下方へより傾斜した傾斜面14に形成され、これに応じて、野地板18、遮熱(防水)シート20及び屋根材(シングル材)22も雨樋8の方向に下方へより傾斜することになるので、屋根材23及び22上から雨樋8へ雨水29をうまく導入することができる。このため、従来のように雨樋を取り替えたり、取り付け位置を変更する必要がなく、そのまま使用できることは大きな利点である。なお、図1(A)では、上記の鼻かくし等は図示省略し、要部のみを図示している。
図9〜図12は、本考案の第2の実施の形態によるスレート屋根葺き替え構造の要部の施工手順を示すものである。なお、上述の第1の実施の形態と共通する機能又は構造を有する部分には共通符号を付して、その説明を省略することがある。但し、図面には、屋根の片側のみを図示するが、他の側も同様に施工する(図示及び説明は省略)。
まず、図9に示すように、葺き替えを必要とするスレート屋根30の最上層のスレート31の上面に、屋根頂部から雨樋8のある軒先部7にまで延びる加工垂木35を所定の間隔でくぎ打ち16等で固定する。この加工垂木35は、長尺状の角材の先端部の上面を上述した加工垂木15と同様に斜めに切断加工したものであって、傾斜面34の長さL、傾斜角度θは上述したものと同様である。また、図示省略したが、加工垂木35はそれぞれ1本としたが、複数個に切断加工した垂木を接合させてもよい。
次に、図10に示すように、図4及び図5に示したと同様に、加工垂木35の軒先部7の傾斜面34上に、例えば2〜3本の加工垂木35に亘って、対応するサイズの野地板18をくぎ打ち等で固定し、更に屋根頂部側の加工垂木35の上面にも、対応するサイズの野地板19をくぎ打ち等で固定し、野地板張りを完了する。
次に、図11に示すように、図6に示したと同様に、遮熱(防水)シート20、21を野地板18、19上にそれぞれ固定する。この固定に際しては、上述したように、両シート20、21を幅W1に亘って部分的に重ねて平らにしながら固定する。また、シート21は実際には、屋根の片側から頂部、更には他の側にかけて連続して設けるのがよい。
次に、図12に示すように、図7に示したと同様に、屋根材としてのガラスファイバー入りシングル材22、23をシート20及び21上に固定し、シングル材張りを完了する。この固定に際しては、シングル材22及び23間を幅W2に亘って部分的に重ね合せることは上述した通りである。但し、上部のシングル材23上には一点鎖線で示す屋根頂部用のシングル材23’を固定して屋根を完成する。
この第2の実施の形態によれば、元の屋根のスレート31を除去することなくそのまま生かしながら、傾斜面34付きの加工垂木35と、野地板18及び19と、遮熱(防水)シート20及び21と、シングル材22及び23とをこの順に積層することによって葺き替え屋根44を作製しているので、上述した第1の実施の形態と同様に、遮熱防水性、軽量性、経済性に優れ、かつ雨水を雨樋に十分に導入できる葺き替え屋根を作製することができる。
以上、本考案を実施の形態に基づいて説明したが、本考案は上述した例に何ら限定されるものではなく、考案の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した屋根葺き替え構造に使用する屋根材は、上述のシングル材の代りにスレートを用いてもよい。また、瓦屋根の場合には、元の瓦を撤去した後、下地のフェルト上に、図9〜図12に示した加工垂木の取り付け、野地板張り、遮熱(防水)シート敷設及びシングル材張りを行えばよく、或いは、その遮熱(防水)シート上にフェルト及び瓦の敷設を行うこともできる。
また、屋根材として、上述のシングル材又はスレート以外にも、場合によっては瓦を使用することも可能であるが、この場合には常法と同様に、上述の遮熱(防水)シート上にフェルトを取り付け、この上に瓦を取り付ければよい。
また、トタン屋根であっても上述した瓦棒を使用しないタイプでは、平坦な元の鋼板(トタン)上に、図9〜図12に示した施工を行えばよい。
また、図1(C)に示した構造において、凹部28のサイズや位置は種々であってもよいし、或いはその凹部に代えて瓦棒を幅方向に貫通した貫通孔を形成しても空間27同士が連通し合うことができる。その他、上述した構造の各部の形状、サイズ、材質等は種々に変更してもよい。
本考案は、葺き替えの必要が生じた屋根の葺き替え構造として、遮熱防水性と共に軽量性、経済性及び作業性に優れた構造を提供することができる。
4…鋼板(トタン)、5…鋼カバー、6…瓦棒、7…軒先部、8…雨樋(軒先)、
9…外壁、11…雨樋(縦方向)、12…鼻かくし、13…垂木、
14、34…傾斜面、15、35…加工垂木、16…くぎ、18、19…野地板、
20、21…遮熱(防水)シート、22、23、23’…シングル材、
24、44…葺き替え屋根、25…すて谷、26…雨おさえ、31…スレート
特開平9−49294号公報(特許請求の範囲、明細書 段落番号[0010]〜[0039]、図面の[図1]〜[図3])

Claims (5)

  1. 屋根垂木上に少なくとも野地板及びフェルトがこの順に積層されてなる基本構造物を有する屋根を葺き替える構造であって、
    前記基本構造物をそのままにして、この基本構造物上に、垂木、野地板、遮熱防水シ ート及び屋根材がこの順に積層され、複数の前記垂木と前記野地板と前記基本構造物と が空間を形成しており、
    前記垂木のうち、雨樋に臨む軒先部分の上面が前記雨樋の方向に下方へより傾斜した 傾斜面に形成され、これに応じて、前記野地板、前記遮熱防水シート及び前記屋根材も 前記雨樋の方向に下方へより傾斜している
    屋根葺き替え構造。
  2. 前記垂木の軒先部分が、前記基本構造物の一部をなす垂木の切断除去部分に対し、別に作製された追加部分として連設されるか、或いは、前記基本構造物の一部をなすスレート上に新たに固定された垂木の一部分である、請求項1に記載した屋根葺き替え構造。
  3. 前記垂木の一部分がその幅方向に欠除され、この欠除部を通して、隣接する複数の前記空間が連通し合っている、請求項1又は2に記載した屋根葺き替え構造。
  4. 前記垂木の軒先部分の上面が長さ200mm〜900mmに亘って30°〜45°の角度で下方へ傾斜しており、かつ前記空間の厚さが数10mmである、請求項1〜3のいずれか1項に記載した屋根葺き替え構造。
  5. 前記基本構造物が、瓦棒屋根の垂木及びその上のカバー、又はスレートを更に含み、瓦屋根の場合には瓦を除去してなるものであり、また前記屋根材がガラスファイバー入りシングル材又はスレートからなっている、請求項1〜4のいずれか1項に記載した屋根葺き替え構造。
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