JPH0544307A - 石綿スレート屋根の改修屋根構造 - Google Patents

石綿スレート屋根の改修屋根構造

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Publication number
JPH0544307A
JPH0544307A JP22488091A JP22488091A JPH0544307A JP H0544307 A JPH0544307 A JP H0544307A JP 22488091 A JP22488091 A JP 22488091A JP 22488091 A JP22488091 A JP 22488091A JP H0544307 A JPH0544307 A JP H0544307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
asbestos slate
new
batten
existing
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Pending
Application number
JP22488091A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ishikawa
堯 石川
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IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
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Publication date
Application filed by IG Technical Research Inc filed Critical IG Technical Research Inc
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Publication of JPH0544307A publication Critical patent/JPH0544307A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 既存石綿スレート屋根を居住を中止すること
なく、かつ新規外観と種々の特性を付加した新規屋根を
得ることである。 【構成】 既存石綿スレート屋根1に当て木7、野地板
8、防水シート9からなるフラットな新規下地6を形成
し、この下地6上に任意屋根材10を施工して新規横段
葺屋根を葺成し、防水性、断熱性、遮音性、調湿性、換
気性を付加した構成の石綿スレート屋根1の改修屋根構
造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は既存石綿スレート屋根を
除去することなしに、新規金属製横段葺屋根を葺成した
改修屋根構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、石綿スレート系屋根材を用いた
屋根の改修は、既存屋根材を全部除去するか、新規下地
として合板をスレート屋根材上に敷設して新規下地を形
成し、その上に新規屋根材を葺成するかのいずれかであ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、既存屋
根を除去し、新規屋根を形成するには居住を長期に亘っ
て中止する必要があると共に、廃棄物となった屋根材の
処分に困り、その上、改修用の総コストが膨大となる不
利があった。また、新規下地を合板のみで形成した際は
居住を中止する必要がなくなる利点がある反面、既存屋
根材と新規屋根材間に合板が介在するのみであり、断熱
性、防音性に欠け、かつ空気の合板に対する換気が悪い
ため耐久性に劣る欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、既存石綿スレート屋根材上に垂木と同
じ方向に、かつ垂木と同位置に換気空間も兼ねる厚さを
有する寸法の当て木を固定し、この当て木に野地板を固
定し、その上に防水シートを敷設して新規下地とし、こ
の下地に新規屋根を葺成し、防水性、遮音性、耐食性、
施工性、安全性を強化した石綿スレート屋根の改修屋根
構造を提案するものである。
【0005】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明に係る石綿スレ
ート屋根の改修屋根構造の一実施例について詳細に説明
する。すなわち、図1は上記発明の代表的な一例を示す
断面図であり、1は既存屋根で垂木2と野地板3と防水
シート4と石綿スレート屋根材5とから形成されたもの
である。
【0006】6は新規下地で当て木7と野地板8と防水
シート9とから形成し、当て木7は垂木2と平行で、か
つ石綿スレート屋根材5上の同位置に釘12で固定す
る。なお、当て木7は換気スペーサの確保と石綿スレー
ト屋根材5上にフラットな下地を形成するために用いる
ものである。また、野地板8は桁と平行に当て木7に固
定したものである。
【0007】防水シート9はアスファルトフェルト、あ
るいはシージングインシュレーションボードを用いる。
10は新規屋根であり、図1では金属製横段葺の屋根材
11を釘12で当て木7に到達するように固定したもの
である。
【0008】屋根材11は例えば図2、および図3
(a)〜(d)に示すような断面で横段葺きの外観とな
る屋根材、あるいは図示しない瓦、瓦棒葺きの屋根材1
1等も用いるものである。なお、金属製屋根材としては
主にカラー鋼板、ステンレス、アルミニウム板、チタ
ン、亜鉛鉄板、銅板等の厚さ0.2〜0.6mm位の板
材をロール成形により形成したものである。
【0009】さらに説明すると、屋根材11は図2に示
すように係止部11aと化粧面11bと係合部11cと
固定部11dとから形成したり、図3(a)、(b)、
(d)に示すように係合部11cを図示しない吊子で固
定する構造とした屋根材11等である。勿論、図示しな
いが化粧面11bに砂を接着剤で固定し、その上にオー
バコートを塗布した、所謂リシン風合の外観とすること
もできる。
【0010】次に本発明に係る石綿スレート屋根の改修
屋根構造の施工順序を図1を用いて説明する。まず、既
存の石綿スレート屋根1上に当て木7を垂木2と同ピッ
チで固定し、次に野地板8を桁と平行に当て木7上に固
定した後、その上に防水シート9をピンで固定して新規
下地6を形成する。
【0011】次に図示しないが軒先に唐草兼用のスター
ト材を固定し、このスタート材に屋根材11の係止部1
1aを係合し、他端の固定部11dを釘12を介して新
規下地6に固定する。そこで、2段目以後も上記と同様
の工程をくり返すことにより新規屋根10を完成するこ
とができるものである。
【0012】以上説明したのは本発明に係る石綿スレー
ト屋根の改修屋根構造の一実施例にすぎず、図4
(a)、(b)に示すように野地板8、防水シート9を
除去し、その代わりにシージングボード13を用いて新
規下地6とすることもできる。この場合はコスト、施工
性、調湿性にすぐれる利点がある。
【0013】
【発明の効果】上述したように本発明に係る石綿スレー
ト屋根の改修屋根構造によれば、既存屋根を破壊せ
ず、かつ居住を中止することなしに改修することができ
る。断熱性、防水性、遮音性、耐久性、換気性を容易
に付加できる。下地が凹凸していても下地の機能で新
規下地としては平坦で施工しやすい新規下地となる。
定尺の金属製屋根材のため施工に熟練を要せず素人でも
施工できる。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る石綿スレート屋根の改修屋根構造
の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明において用いる屋根材の一例を示す斜視
図である。
【図3】本発明において用いる屋根材のその他の例を示
す斜視図である。
【図4】本発明に係る石綿スレート屋根の改修屋根構造
のその他の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 既存屋根 2 垂木 5 石綿スレート屋根材 6 新規下地 7 当て木 8 野地板 9 防水シート 10 新規屋根 11 屋根材 12 固定具 13 シージングボード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既存石綿スレート屋根の屋根材表面上に
    既存屋根の垂木と平行に、かつ同一位置程度に当て木を
    固定し、該当て木上に新規下地を敷設し、該下地上に新
    規屋根材を葺成して新規屋根を構成したことを特徴とす
    る石綿スレート屋根の改修屋根構造。
JP22488091A 1991-08-10 1991-08-10 石綿スレート屋根の改修屋根構造 Pending JPH0544307A (ja)

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JP22488091A JPH0544307A (ja) 1991-08-10 1991-08-10 石綿スレート屋根の改修屋根構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4903404A (en) * 1987-11-24 1990-02-27 U.S. Philips Corp. Shaving apparatus
JPH07155416A (ja) * 1993-12-09 1995-06-20 Prod Otokogumi:Kk ゴルフ練習用具
JP2021017709A (ja) * 2019-07-18 2021-02-15 Jfe鋼板株式会社 既存屋根の改修用屋根材およびそれを用いた施工構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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