JP2798949B2 - 外壁構造 - Google Patents

外壁構造

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寿衛 小関
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は躯体上にセメント系成分を主成分とする下地
材を固定し、この下地材上に弾性爪を有する取付具によ
って焼成セラミック製の化粧板を着脱可能に装着した外
壁構造に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、セラミックを用いた外壁としてはタイル(小
板、大型平板)が使用された構造、あるいはセラミック
板が連続した外壁としては特開昭60−98054号公報、
特開昭61−294060号公報、実開昭61−56438号公
報、および特開昭61−261563号公報、等がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この種構造では、下記する諸点におい
て種々の欠点があった。すなわち、ではセラミックの
下地にアルミ押出の下地板が必要であり、かつ目地間に
パッキング材を介在させなければならず、しかもセラミ
ックパネルの挟持には弾力が殆ど作用しない構造で、コ
ストが高く、かつ施工性に劣り、しかも外観上はセラミ
ックパネルの外壁のように見えるが実際はセラミックの
存在しない部分が多く、防火性に欠ける。は目地にコ
ーキングが現れ、3〜4年で劣化し、かつパネルの挟持
に弾力が十分に付加されていないし、下地は金属板であ
ったり、躯体であったりし、防水性、防火性、耐結露性
に欠ける。はコンクリート下地にアンカーを介してレ
ール状の取付具を装着し、かつリベットで各セラミック
パネルの頭部を固定しなければならず、施工性が悪く、
その上、セラミックパネルをデザイン的に装着すること
ができない。は下地に金属パネルを全面に施工し、か
つセラミックパネルを逆台形状のリブで装着するため横
方向からの差し込み構造となり、破壊した際の交換が困
難であり、その上、コーキング材が目地となっており、
コスト、施工時間および耐候性に問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するため、躯体、また
は野地板(フォームを介在した複合板も含む)にセメン
ト成分を主成分とし、かつその表面に保護膜を有する下
地材上に取付具を適宜ピッチで釘等により固定し、この
取付具に焼成セラミック板からなる化粧板を横、斜め、
あるいは真上から化粧板を嵌挿して外壁を形成できる構
造とし、かつ万一の破壊の際でも容易に化粧板を交換で
き、しかも外観上は焼成セラミック外壁で、下地材はセ
メント系の板体で釘、ビスによる躯体への固定が可能
で、その上防水性、耐久性、耐食性、防錆、非凍害性、
希有な目地の形成も可能な外壁構造を提案するものであ
る。
〔実施例〕
以下に、図面を用いて本発明に係る外壁構造の一実施
例について詳細に説明する。第1図は上記外壁構造の代
表例を示す一部切り欠き斜視図であり、1は型鋼、柱等
の躯体、もしくは野地板等の下地である。は下地材で
セメント成分を主成分とする材質(ALC板、木片セメン
ト板、無機繊維入り、フライアッシュ入り、アルシュル
板、カルシウムアルミネート、モノサルフェート、ハイ
ドレートと石膏を含むセメントを含む)で釘打設可能な
板体が好ましく、かつその表面に保護膜3を設けた板体
である。その厚さ(高さ)は3〜50mm位、大きさは300
×1000mm、600×1800mm、900×2400mm、1000×4000mm等
の任意寸法に形成したオートクレーブ養生物、または自
然養生物からなる。さらに説明すると、下地材は第2
図(a)、(b)に示すように表面に凹溝4を所定ピッ
チPで配設し、ここに取付具を後記する釘、ビス、ボ
ルト等の固定具13で固定するガイドとしても機能する。
また、下地材の連結部は相決り、実継突き合わせ等
で、必要によりコーキング材Aを介在させる。なお、凹
溝4の幅W1は20〜100mm位、深さD1は1〜5mm位である。
勿論、この寸法に限定されず、取付具に対応した寸法
とすることもできる。また、保護膜3は下地材の表面
に防水性、耐候性、目地部における意匠性の改善、凍害
の排除を図るのに有用であり、その膜厚(フィルム厚も
含む)としては10ミクロンから1mm位までである。この
素材としては塗料、合成樹脂フィルム等の1種以上から
なり、下地板にスプレー、ロールコータで塗布し、そ
の後に焼成、常温乾燥のいずれかにより硬化したもので
ある。また、合成樹脂数等のフィルムを使用する際は接
着剤を介して一体に添着する。さらに、釉薬をセメント
に用いた下地材も実質上、焼成セラミック外観を呈す
る。取付具は第3図に示すように長尺状(短尺も可)
で断面を変形コ字状とし、底部6と弾力性付与の弾性爪
7と底部6に穿設した装着孔8とから形成する。弾性爪
7は弾力性が効果的に機能し、かつ下記する化粧板10を
装着しやすいように弾性爪7間に空隙9を設ける。さら
に、取付具の寸法関係は底部6の幅をW2、弾性爪7間
の寸法をW3とするとW3>W2とする。なお、取付具の材
質としてはステンレス、アルミニウム、チタン合金、ク
ラッド鋼板、防錆処理された鋼板、高強度プラスチック
等の1種をロール成形、プレス成形、その他の方法で形
成したものである。10は化粧板で第4図に示すようにフ
ラット表面、あるいは図示しないエンボス柄からなる表
面11と弾性爪7と弾力下で係合する嵌合溝12とから形成
し、嵌合溝12の寸法W4、W5はW4<W5で、かつW3>W4、W3
≒W5位である。化粧板10は焼成セラミック製で、例えば
板厚を3〜10mm位の平板とし、その大きさは300×1000m
m、500×1800mm、900×2400mm等の任意寸法に形成し、
約700〜1300℃で焼成した板体である。その原料として
は陶石、長石、カオリンおよび、各地の粘土等を適宜比
で混合した原土を主成分とし、これに石綿、ガラス繊
維、ウィスカ、炭素繊維などを必要により添加したもの
である。13は固定具で釘、ボルト、ビス、スクリュービ
ス等の1種からなる。
次に施工法につき簡単に説明する。いま下地1として
C型チャンネルを用い、これに第2図に示す下地材
固定具13で所定位置に固定する。この際、各下地材
連結部には防水目地処理、コーキング、防水テープ等の
防水構造を施す。次に取付具を凹溝4に嵌合させ、固
定具13で固定する。次に、取付具の側面から化粧板10
の嵌合溝12を差し込んで第1図に示すように装着する。
従って外壁はこのような工程を順次土台から軒、あるい
は縦張りでは右から左に行えばよいものである。また、
必要により、化粧板10間の目地14には第1図において示
すように目地材15を充填することもできる。この目地材
15はモルタル、コーキング材、パッキング材等のいずれ
かからなる。勿論、充填しない外壁は希有な外観とな
る。
以上説明したのは本発明に係る外壁構造の一実施例に
すぎず、下地材を第5図(a)〜(e)に示すように
形成したり、取付具も第6図(a)〜(m)に示すよ
うに形成することもできる。なお、第5図(c)、
(d)は凸リブ2aを設け、この凸リブ2a間に化粧板10を
収納するように装着したり、(e)図に示すように防水
テープBを下地材間の継目に敷設した構造とすること
もできる。また、第6図において、(a)〜(g)は単
体構造、(h)〜(m)は2部材から形成した調整可能
な構造の取付具である。なお、取付具の弾力性、弾
性爪7のピッチは必要な強度で化粧板10を支持でき、簡
単に離脱せず、しかも装着は容易な構成である。第7図
(a)〜(j)、第8図(a)〜(f)は化粧板10のそ
の他の実施例であり、特に第7図(b)は嵌合溝12の変
形で、中央に挿入突起12aを形成した化粧板10である。
なお、この場合、取付具は例えば第9図に示すように
挿入突起12aを挟持する構造が必要である。また、化粧
板10は表面11にブリック調、その他の任意の模様を形成
することもできる。さらに10aは取付孔である。第10図
(a)〜(c)は下地1のその他の構造例であり、
(a)図は下地1と下地材との間に複合板(アルミク
ラフト紙イ−合成樹脂発泡体ロ−合板、石膏ボード、シ
ージングボード等の硬質基材ハを一体に形成したもの)
を介在させた構造、(b)図は下地1と下地材間に防
水シート(ピロアスファルトフェルト)ニを介在させた
構造、(c)図は下地1に合成樹脂発泡体ロを設け、こ
の上に通気層となる胴縁ホを介在させた構造である。さ
らに、化粧板10の表面にホーロー、等の被膜を形成する
こともできる。また、保護膜3は下地材を全部固定し
た後で塗布し、形成することもできる。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明に係る外壁構造によれば、
安価で、釘打ち可能な板材を下地材として使用するため
施工が容易である。下地材の保護膜は防水性、耐候
性、耐凍害性にすぐれ、かつ外観に希有な目地を形成で
きる。防火性、遮音性、防水性、耐久性、耐凍害性に
すぐれる。外壁は焼成セラミック板からなる外壁とな
る。外壁をモザイク調、目地なし状、ブリック調など
任意の外観を形成できる。化粧板の着脱が容易で、か
つ離脱の心配がない。目地はクラック、劣化、変色の
おそれがない。取付具さえ交換し、かつ化粧板に嵌合
溝さえ備えていれば、容易に交換できる。等の特徴があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る外壁構造の一実施例を示す一部切
り欠き斜視図、第2図(a)、(b)は下地材の一例を
示す斜視図、第3図は取付具の一例を示す説明図、第4
図は化粧板の一例を示す斜視図、第5図(a)〜(e)
は下地材のその他の実施例を示す説明図、第6図(a)
〜(m)および第9図は取付具の一例を示す説明図、第
7図(a)〜(j)および第8図(a)〜(f)は化粧
板のその他の実施例を示す説明図、第10図(a)〜
(c)は下地のその他の構造例を示す説明図である。 1……下地、……下地材、3……保護膜、……取付
具、10……化粧板。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下地に下地材としてセメント系成分を主成
    分とし、かつ保護膜を表面に設けた板体を固定し、該下
    地材上に弾性爪を有し、防錆性を有する取付具を複数
    個、縦方向、または横方向に平行に装着し、該取付具に
    焼成セラミック製の化粧板を着脱容易に嵌合し外壁を形
    成したことを特徴とする外壁構造。
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