JP5564269B2 - 成形用原料ペレットの製造方法 - Google Patents
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Description
ガスインジェクション射出成形法は、ガスアシスト成形法ともいわれ、射出成形法の一種であって、先ず金型キャビティに溶融樹脂を射出し、ついで圧縮されたガス(主に不活性ガス、例えば窒素ガス)を注入して、成形品内部に中空部を有する成形品を製造する方法であり、軽量化要請のとりわけ強い自動車用部品の分野では、薄肉高剛性化が可能な方法としてガスインジェクション射出成形法が大いに期待されている。
特に、樹脂組成物がゴム成分あるいは無機フィラーを含有する場合には、ガスインジェクション射出成形時に圧力が掛かりにくい部位にピンホールが発生しやすく、成形品の形状が複雑な場合にピンホールの発生は顕著となり、致命的となる。
しかしながら、これら熱可塑性樹脂組成物自体を改良するだけでは、前記した問題点は解決せず、依然、ガスインジェクション射出成形等にて成形すると成形品表面にピンホールや表面荒れ、光沢不良等の問題が生じてしまう。
式: Tm―100<Ta<Tm+150℃
を満たすことを特徴とする成形品の製造方法が提供される。
本発明の成形品の製造方法は、芳香族ポリカーボネート樹脂(A1)と、ポリブチレンテレフタレートまたはポリエチレンテレフタレート(A2)を、(A1)/(A2)の質量比で、50〜99/50〜1の割合で含有し、さらに成分(A1)および(A2)の合計量100質量部に対して、ゴム性重合体(B)を0.5〜30質量部含有し、リン原子にアルコキシ基又はアリールオキシ基が1〜3個結合した有機リン酸エステル化合物を熱可塑性樹脂組成物(C)100質量部に対し0.02〜1質量部含有する熱可塑性樹脂組成物(C)を押出機にて、少なくとも一つ以上の溶融混練ゾーンを有する押出機の加熱バレルにおいて、前記樹脂組成物を前方に供給する供給ゾーン(a)の設定温度(Ta)を、前記樹脂組成物を溶融混練する最初の溶融混練ゾーン(b)の設定温度(Tb)よりも、10℃以上低くなるように温度制御して溶融混練することによって製造された原料ペレットを用いて、ガスインジェクション射出成形法により中空部を有する成形品を製造することを特徴とする。
以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
図1は、本発明で使用する押出機と加熱バレルの一実施態様を示す概略断面図であるである。
押出成形においては、押出成形機の加熱バレル1の内部に、スクリュー2が回転自在に配設され、ペレット状あるいは粉体状の原料の供給、溶融混練、そして溶融押出の一連の工程を行なっている。この一連の工程は、加熱バレル内のスクリューの形状によって区分けでき、シリンダー1内は、その工程順に、図1に示すように、その工程順に、供給ゾーン(a)、溶融混練ゾーン(b)、溶融ゾーン(c)に分画され、各外周にはそれぞれバンドヒーター5、6、7が配設されている。
供給ゾーン(フィードゾーン)(a)では、バレル1内に回転自在に配設されたスクリュー6を回転させて、供給口4からのポリカーボネート樹脂、他の熱可塑性樹脂、さらにはゴム系重合体等の樹脂材料をよく混練、加熱しながら、これをバレル前方の溶融混練ゾーン(b)へ送り出す。
供給ゾーン(a)は、ニーディングディスクやローターリーセグメントといった樹脂を溶融混練させるスクリューセグメントを含まない通常の送りスクリューで構成される。1条タイプと2条タイプがあるが、好ましくは2条タイプが使用される。
溶融混練ゾーン(b)では、ニーディングディスクやローターリーセグメント、特殊切り欠きエレメント等を用いて、これらスクリューセグメント間やスクリューセグメントと押出機バレル間のせん断発熱やバレルに取り付けられたバンドヒーター6からの熱により、樹脂を溶融混練させる部分である。
溶融混練ゾーン(b)の下流側(吐出ダイ側)には、ベント口8と、その下流にシールリング9等のガスシール部分が設けられるのが好ましい。シールリング9は金属製のリングで、流路の通常70〜80%を閉塞し、この部分に溶融樹脂を滞留させることによりガスの流通を防止し、この部分を減圧(開放状態を含む)とすることにより、効果的に溶融樹脂中の揮発分等を取り除くことができる。
他の添加剤を添加する場合には、この下流側のガスシール部分(シールリング9)より下流側に注入口10を設け、注入するのが好ましい。注入した添加剤がベント部から逸散してしまわないようにする工夫といえる。
ストランドの切断時の温度は、ペレタイザーに入る直前のストランド温度を非接触式温度計で測定した温度であるが、簡便には切断されたペレットを適当量溜め、温度計を挿入して測定することでも足りる。
温度制御は、通常は、コンピュータ制御により行われるが、押出成形機の運転中、各ゾーン毎に設定し記憶された設定温度を読み出し、温度センサーによって計測された各供給ゾーン(a)、溶融混練ゾーン(b)、溶融ゾーン(c)の温度と比較し、測定温度が設定温度より低ければ、対応するバンドヒーター5、6又は7の供給電流を「ON」にして設定温度まで昇温させ、測定温度が設定温度より高ければ、対応するバンドヒーター5、6又は7の供給電流を「OFF」にして設定温度まで下げる。
このように温度設定することにより得られた熱可塑性樹脂組成物原料ペレットは、これを使用して、例えばガスインジェクション射出成形しても、ガスインジェクション成形固有の低い成形圧での成型でも、成形品表面にはピンホールの発生が起きにくい。一方、バレル温度を全体的に下げて、吐出温度を低下させた場合のペレットの場合は、ピンホール発生数は減少したものの、未だ不十分であった。
後述するような本発明で好ましく用いられるポリカーボネート樹脂のガラス転移温度は、通常140〜160℃程度であり、明確な融点を示さない。一方、本発明で好ましく用いられるポリエステル樹脂の代表例であるポリブチレンテレフタレートのガラス転移温度は、通常40〜50℃、融点は230℃程度であり、ポリエチレンテレフタレートのガラス転移温度は、通常80〜90℃、融点は250℃程度である。また、本発明で好ましく用いられるゴム性重合体の代表例であるメチルメタアクリレート−ブタジエンコアシェル型エラストマーの軟化点は100〜105℃程度である。
式: Tm―100<Ta<Tm+150℃
を満たすことが好ましく、より好ましくは、Tm―70<Ta<Tm+120℃、さらには、Tm―50<Ta<Tm+100℃、の範囲にすることが好ましい。
このようにすることで、成形品のピンホール発生を抑制することができる。
なお、本発明では、供給ゾーン(a)の設定温度(Ta)を、溶融混練ゾーン(b)の設定温度(Tb)よりも10℃以上低くなるように温度制御することを要件とするが、供給ゾーン(a)の一部のみを部分的に、或いは短時間、その設定温度(Ta)を高くすることも、それが本発明の効果を損なわない限り、また全体として設定温度(Tb)よりも10℃以上低くなるように温度制御しているものであれば、本発明に含まれることは勿論である。
式:Ta−5<Tb<Ta+50 を満たすように設定するのが好ましい。
具体的には、最初の溶融混練ゾーン(b)の温度が300℃以下であることが好ましく、より好ましくは250〜295℃で、かつ供給ゾーン(a)の設定温度Taより高い温度とするのが好ましい。
溶融混練ゾーン(b)の設定温度Tbが高すぎると、樹脂の劣化が激しくなり、成形品に必要な物性が得られず、安定な成形もできにくくなる傾向がある。
式:Tb−30<Tc<Tb+5 を満たすように設定するのが好ましい。具体的には、溶融ゾーン(c)の設定温度Tcは、230〜290℃程度で、かつ溶融混練ゾーン(b)の設定温度Tbと同等かそれ以下の温度とするのが好ましい。
また本発明で用いられる押出機のバレル及びスクリューの樹脂接触部の材質としては、ステライト、ハステロイ、コルモノイ等の耐腐蝕性、耐摩耗性に優れた金属を使用することが好ましい。耐腐食性や耐摩耗性の高い材質を使用した場合、バレルやスクリュー表面が侵され難く、ペレット中の異物数が更に低減され易くなり、より好ましい。更に押出機のバレル及びスクリューの樹脂接触部の表面材質を炭化チタン、窒化チタン等のチタンコーティング、硬質クロムめっきまたはニッケルめっきを施すことにより効果は増大する。
2軸押出機におけるスクリューの長さ(L)と直径(D)との比(L/D)は、20〜50が好ましく、更に30〜42が好ましい。L/Dが20以下では、樹脂組成物を十分に溶融混練することが困難であり、また50以上では樹脂組成物にかかる熱負荷が高くなり過ぎるため機械的特性が低下するようになる。
2軸押出機には少なくとも1つ以上の混練ゾーンを設置することが好ましい。混練ゾーンの長さは、好ましくはL/Dで1〜15、より好ましくはL/Dで2〜10である。混練ゾーンの長さがL/Dで1未満の場合、樹脂組成物を十分に溶融混練することができず、未溶融物が発生したりする。また15以上の場合は樹脂組成物にかかるせん断力や熱負荷が高くなり過ぎるため、劣化やヤケが生じたり、機械的特性が低下するようになる。
[2.原料樹脂1:芳香族ポリカーボネート樹脂(A1)]
芳香族ポリカーボネート樹脂(A1)は、周知のように、芳香族ジヒドロキシ化合物をホスゲンと反応させる界面重合法や、炭酸ジエステルと反応させるエステル交換法により製造されているが、本発明では何れの製造法のものも用いることができる。エステル交換法では末端封止剤を反応させて末端OH基濃度を調節することがあるが、この処理を経たものも用いることができる。
本発明に使用する上記芳香族ポリカーボネート樹脂(A1)以外の他の熱可塑性樹脂(A2)としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET樹脂)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT樹脂)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT樹脂)等の熱可塑性ポリエステル樹脂;
ポリスチレン樹脂(PS樹脂)、高衝撃ポリスチレン樹脂(HIPS)、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン−アクリルゴム共重合体(ASA樹脂)、アクリロニトリル−エチレンプロピレン系ゴム−スチレン共重合体(AES樹脂)等のスチレン系樹脂;
ポリアミド樹脂(PA樹脂);ポリイミド樹脂(PI樹脂);ポリエーテルイミド樹脂(PEI樹脂);ポリウレタン樹脂(PU樹脂);ポリフェニレンエーテル樹脂(PPE樹脂);ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS樹脂);ポリスルホン樹脂(PSU樹脂);ポリメタクリレート樹脂(PMMA樹脂);等が挙げられる。
なお、その他の樹脂は、1種が含有されていてもよく、2種以上が任意の組み合わせ及び比率で含有されていても良い。
ポリエステル樹脂としては、芳香族ジカルボン酸を主たる酸成分とし、これを脂肪族グリコールを主とするアルコールと重縮合反応させて得られる熱可塑性ポリエステル樹脂を用いる。芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸などが挙げられる。また脂肪族グリコールとしてはエチレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオールなどの炭素数2〜10のアルキレングリコール、あるいは、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノールなどが挙げられる。さらには、ビスフェノールAポリオキシエチレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコールなども挙げられる。
他の熱可塑性樹脂(A2)がポリエステル樹脂の場合の配合量は、ポリカーボネート樹脂(A1)/ポリエステル樹脂(A2)の質量比で、50〜99/50〜1の割合であるが、1未満では、樹脂組成物の耐薬品性が不足し、99を越えると耐熱性や耐衝撃性が低下することがある。より好ましい配合比率は、ポリカーボネート樹脂51〜90/ポリエステル樹脂49〜10、特には、ポリカーボネート樹脂60〜80/ポリエステル樹脂40〜20が好ましい。
また、本発明に使用する熱可塑性組成物は、ゴム性重合体を含有する。
ゴム性重合体としては、一般にポリエステル樹脂やポリカーボネート樹脂に配合してその耐衝撃性を改良するのに用いられているものを用いればよい。例えば所謂ゴムやゴムにこれと反応する化合物をグラフト重合させたものを用いる。ゴム性重合体のガラス転移温度は0℃以下、特に−20℃以下であるのが好ましい。
また、本発明に使用する熱可塑性組成物は、強度と剛性を向上させる目的で、無機フィラーを含有するのが好ましい。
無機フィラーの形状は針状、板状、粒状または無定型状など任意である。無機フィラーの具体例としては、ガラス繊維(チョップドストランド)、ガラス短繊維(ミルドファイバー)、ガラスフレーク、ガラスビーズ等のガラス系フィラー;炭素繊維、炭素短繊維、カーボンナノチューブ、黒鉛などの炭素系フィラー;チタン酸カリウム、ホウ酸アルミニウム等のウィスカー;タルク、マイカ、ウォラストナイト、カオリナイト、ゾノトライト、セピオライト、アタバルジャイト、モンモリロナイト、ベントナイト、スメクタイトなどの珪酸塩化合物;シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム等が挙げられる。これらの中では良好な表面意匠性を得る目的で、タルク、マイカ、ウォラストナイト、カオリナイトが好ましく、特には、タルク、ウォラストナイトが好ましい。
また、無機フィラーは、2種以上を併用してもよい。
本発明に使用する熱可塑性樹脂組成物(C)には、強度と剛性を向上させる目的で、レーザー回折式粒度分布測定装置で測定した平均粒子径が0.5〜5.0μmであり、かつ粒子径が15μm以上の粒子を実質的に含まないタルクまたはウォラストナイト(D)を含有させることが好ましい。
タルクまたはウォラストナイト(D)の平均粒子径は、0.5μm未満では熱可塑性樹脂組成物(C)の熱安定性が不十分となりやすく、5.0μmを超えると熱可塑性樹脂組成μm物(C)の成形品外観や剛性が悪化してしまう。特に好ましい平均粒子径は、0.5〜4である。
タルクまたはウォラストナイト(D)が粒子径が15μm以上の粒子を実質的に含有しないことにより、タルクまたはウォラストナイト(D)は芳香族ポリエステル樹脂(A2)の島部内に存在することができ、この結果熱可塑性樹脂組成物(C)に応力が掛かった際の応力集中する点が少なくなるので耐衝撃性が格段に大きくなり、またこのような熱可塑性樹脂組成物(C)から成形した成形品の表面性状も非常に優れたものとなる。
また、粒子径が15μm以上の粒子を実質的に含有しないにおける「実質的に含有しない」とは、規定する粒子径を持つ粒子が完全に含まれない場合を含むことは勿論、上記の粒度分布測定装置で検出されないことを意味する。
粒子径が15μm以上の粒子を実質的に含有しないタルクまたはウォラストナイト(D)の好ましい製造は、たとえば、タルクまたはウォラストナイトをゼットミルで粉砕したのち、分級機のスクリ−ンおよびスクリーンを通す際の時間を長くする等の方法で得ることができる。
ウォラストナイトは、針状結晶をもつ白色鉱物であり、化学式はCaO・SiO2で表される。通常SiO2が約50質量%、CaOが約46質量%、その他Fe2O3、Al2O3等を含有しており、比重は2.9である。
(1)顆粒状のタルクまたはウォラストナイトの試料を目開きが1.4mmの篩上に乗せ、ハケで均等に軽く掃きながら篩を通す。
(2)篩に通した試料をJIS K5101に規定された嵩密度測定装置に付属する受器に山盛りになるまで投入する。
(3)受器の投入口から上部の山盛りになった試料をヘラで削り取り、受器内の試料の質量を測定し、下式にて嵩密度を算出する。
嵩密度(g/ml)=受器内の試料の質量(g)/受器の容量(ml)
(1)試料を目開きが2mmの篩上に乗せ、ハケで均等に軽く掃きながら篩を通す。
(2)篩に通した上記試料を200mlのビーカー一杯に入れ、試料縮分器(例えば吉田製作所製試料縮分器「1305 6号」(溝幅6mm))を用いて、30ml程度になるまで縮分を行う。
(3)目開き500μmの篩を用いて、縮分した上記試料の篩分けを行い、500μmの篩を通過しない質量を求め、全体量からの割合を求める。なお、篩分けは振動篩(例えば、筒井理化学器機製「電磁式振動篩い器M−100形」)を用い、振動数120回/秒で10分間行う。
これらのなかでも樹脂への親和性が高く、タルクまたはウォラストナイトとの吸着性の高い水溶性ポリエステルがより好ましく、その好適な具体的例として、テレフタル酸、エチレングリコール、5−ナトリウムスルホイソフタル酸からなる共重合体が挙げられ、互応化学工業社製「プラスコートZ−221」「プラスコートZ−561」「プラスコートZ−446」等が挙げられる。
この混合物を一軸や二軸等のスクリュー式押出機等で混練後、ストランド状に押出し、カッティングして造粒し、流動式乾燥機やバンドヒーター等を用いて乾燥して、製造する。
また、本発明に使用する熱可塑性樹脂組成物は、有機リン酸エステル化合物を含有するのが好ましい。
有機リン酸エステル化合物は、リン原子にアルコキシ基又はアリールオキシ基が1〜3個結合した部分構造を有するものである。なお、これらのアルコキシ基やアリールオキシ基には、さらに置換基が結合していてもよい。
本発明における熱可塑性樹脂組成物(C)は、所望の諸物性を著しく損なわない限り、必要に応じて、上述したもの以外にその他の成分を含有していてもよく、各種樹脂添加剤などが挙げられる。なお、その他の成分は、1種が含有されていてもよく、2種以上が任意の組み合わせ及び比率で含有されていても良い。
・その他の添加剤
本発明における熱可塑性樹脂組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、更に種々の添加剤を含有していても良い。このような添加剤としては、熱安定剤、酸化防止剤、離型剤、難燃剤、染顔料、蛍光増白剤、滴下防止剤、帯電防止剤、防曇剤、滑剤、アンチブロッキング剤、流動性改良剤、可塑剤、分散剤、抗菌剤などが挙げられる。
熱可塑性樹脂組成物(C)の製造法に制限はなく、公知のポリカーボネート系樹脂組成物の製造方法を広く採用できる。
具体例を挙げると、本発明に係る各成分、並びに必要に応じて配合されるその他の成分を、例えば、リボンブレンダー、ヘンシェルミキサー、バンバリーミキサー、ドラムタンブラー、単軸又は二軸スクリュー押出機、コニーダー等を使用して溶融混練する方法等が挙げられる。なお、溶融混練の温度は特に制限されないが、通常240〜320℃の範囲である。
本発明により製造されるこのような成形原料用ペレットは、各種の成形法によって成形品とすることができるが、射出成形、特にはガスインジェクション射出成形にて中空部を有する成形品を製造するのに好適である。
ガスインジェクション射出成形では、上記した熱可塑性樹脂組成物(C)のペレットを、射出成形機にて溶融して、金型キャビティに一定量を射出し、適切なタイミングで高圧の不活性ガス(通常は窒素ガス)を、通常ノズルまたは金型キャビティより注入して、ガスによる付形を行う。この方法は、ガスアシスト射出成形とも呼ばれる。
好ましいガス保持圧は、10〜24MPaであり、かつ金型表面温度が40〜100℃の範囲であることが好ましい。
このような成形品は、優れた耐衝撃性、耐薬品性、寸法安定性を兼備しているので、車両・航空機等の内装部品、外装部品、電気・電子・OA機器部品、携帯電話、機械部品、建築部材、レジャ−用品・雑貨類等の幅広い用途に適している。
特に、その優れた外観、生産性等から、特に車両・航空機用アウターまたはインナーハンドル用途に、好ましく用いられる。
芳香族ポリカーボネート樹脂
界面重合法で製造されたビスフェノールA型芳香族ポリカーボネート
三菱エンジニアリングプラスチックス社製 ユーピロンE−2000、粘度平均分子量28,000
ポリブチレンテレフタレ−ト樹脂(PBT(1)):
三菱エンジニアリングプラスチックス社製
ノバデュラン5020 固有粘度1.20dl/g
ポリブチレンテレフタレ−ト樹脂(PBT(2)):
三菱エンジニアリングプラスチックス社製
ノバデュラン5008、固有粘度0.85dl/g
ポリエチレンテレフタレ−ト樹脂(PET):
三菱化学社製 ノバペックスGG500
ゲルマニウム原子含有量28ppm、固有粘度0.76dl/g
尚、上述の各ポリエステル樹脂の固有粘度は、フェノ−ルとテトラクロロエタンとの1対1(質量比)混合液中、30℃で測定した値である
ポリブタジエン(コア)/アクリル酸アルキル・メタクリル酸アルキル共重合物(シェル)からなるコア/シェル型グラフト共重合体
ローム・アンド・ハース・ジャパン社製 EXL2603、軟化点温度約105℃
ブトキシエチルアシッドフォスフェート 城北化学工業社製
商品名JP−506H(C4H9OC2H4O)nP(O)(OH)3−n n=1,2
熱安定剤:トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト
旭電化工業社製 商品名アデカスタブAS2112
平均粒子径:3.7μm、粒子トップサイズ:14μm
島津製作所製レーザー回折式粒度分布測定装置「SALD2100」を用いて測定。
嵩密度0.72g/ml
粒度/目開き500μm篩上の割合が98質量%
粒子形状/円柱状、平均軸径1.2mm、平均軸長1.5mm
バインダー種/水溶性ポリエステル
<樹脂組成物の調製>
下記表1に示す成分を同表に示す割合の熱可塑性樹脂組成物1および2を以下のように調製した。
<樹脂組成物の調製>
前記表1の組成C1に示す成分を同表に示す割合にて、タンブラ−ミキサ−で均一に混合した後、二軸押出機(大阪精機社製「OTE−57」)にフィードし、供給ゾーン(a)の設定温度(Ta)および溶融混練ゾーン(b)の設定温度(Tb)を後記のとおり制御して、溶融混練した樹脂組成物を、水槽にて急冷し、ペレタイザーを用いてペレット化し、樹脂組成物のペレットを得た。
<樹脂組成物の調製>
前記した表1の組成C2に示す成分を同表に示す割合にて、タンブラ−ミキサ−で均一に混合した後、二軸押出機(日本製鋼所製「TEX30XCT」)にフィードし、供給ゾーン(a)の設定温度(Ta)および溶融混練ゾーン(b)の設定温度(Tb)を後記のとおり制御して、溶融混練した樹脂組成物を、水槽にて急冷し、ペレタイザーを用いてペレット化し、樹脂組成物のペレットを得た。
上記で得られた樹脂組成物を120℃で5時間以上乾燥した後、名機製作所社製のM150AII−SJ型射出成形機を使用して、シリンダー温度280℃、金型温度80℃、成形サイクル55秒の条件で、ASTM試験片(3.2mm厚のノッチ付き試験片)を射出成形した。ASTM D256に準拠して、上記で作製したASTM試験片(3.2mm厚のノッチ付き試験片)を使用し、23℃の環境下において、アイゾッド衝撃強度(単位:J/m)を測定した。結果を表1に示す。
結果を表2〜4に示す。
上記で得られた樹脂組成物のペレットを120℃で5時間以上乾燥した後、日本製鋼所製J−220EV−P型射出成形機に、中央部に握手部分を、両端に車両本体への取り付け部分を有する自動車用アウターハンドル成形用金型(ガス注入用ノズルを有する)を取り付け、シリンダー温度280℃、金型温度70℃、充填時間7秒、ガス射出遅延8秒、ガス圧10MPa、ガス保圧時間35秒、成形サイクル80秒の条件で、30ショット連続成形した。30ショット中に発生したピンホール数をカウントした。
結果を表2〜4に示す。
Claims (8)
- 芳香族ポリカーボネート樹脂(A1)と、ポリブチレンテレフタレートまたはポリエチレンテレフタレート(A2)を、(A1)/(A2)の質量比で、50〜99/50〜1の割合で含有し、さらに成分(A1)および(A2)の合計量100質量部に対して、ゴム性重合体(B)を0.5〜30質量部含有し、リン原子にアルコキシ基又はアリールオキシ基が1〜3個結合した有機リン酸エステル化合物を熱可塑性樹脂組成物(C)100質量部に対し0.02〜1質量部含有する熱可塑性樹脂組成物(C)を押出機にて、少なくとも一つ以上の溶融混練ゾーンを有する押出機の加熱バレルにおいて、前記樹脂組成物を前方に供給する供給ゾーン(a)の設定温度(Ta)を、前記樹脂組成物を溶融混練する最初の溶融混練ゾーン(b)の設定温度(Tb)よりも、10℃以上低くなるように温度制御して溶融混練することによって製造された原料ペレットを用いて、ガスインジェクション射出成形法により中空部を有する成形品を製造することを特徴とする成形品の製造方法。
- 供給ゾーン(a)の設定温度(Ta)が、ゴム性重合体(C)の軟化点Tmに対し、
式: Tm―100<Ta<Tm+150℃
を満たすことを特徴とする請求項1に記載の成形品の製造方法。 - 最初の溶融混練ゾーン(b)の温度が、300℃以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の成形品の製造方法。
- 前記熱可塑性樹脂組成物(C)が、レーザー回折式粒度分布測定装置で測定した平均粒子径が0.5〜5.0μmであり、かつ粒子径が15μm以上の粒子を実質的に含まないタルクまたはウォラストナイト(D)を、前記(A1)と(A2)の合計量100質量部に対して、1〜60質量部を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに1項に記載の成形品の製造方法。
- 前記(D)成分が、タルクとバインダーを用いて造粒した嵩密度が0.4〜1.5g/mlの顆粒状タルクであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに1項に記載の成形品の製造方法。
- 前記(A1)成分または(A2)成分の少なくとも1種以上が、ペレット形状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の成形品の製造方法。
- ゴム性重合体(B)が、前記(A1)成分または(A2)成分により、予めマスターバッチ化された樹脂組成物として供給されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の成形品の製造方法。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の製造方法によって製造された成形品。
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