JP5555573B2 - ケーブルグリップ - Google Patents
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Description
この特許文献1には、リング部と、このリング部に長手方向の一端側が取り付けられた多数本の細長い帯とからなるケーブルグリップと、多数本の細長い帯を重ね合わせて、その中央部を折り曲げてリング部を形成したケーブルグリップとが開示されている。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、ケーブルに対する取付作業が容易なケーブルグリップを提供することを課題とする。
また、グリップ本体部は一本の帯素材から形成され、この帯素材の長手方向中央側部分を二つ折りにして該二つ折り部分を相互に固着することにより幅狭部が形成されているのがよい。
また、前記グリップ本体部は、幅が広ければ広いほどケーブルとの間の摩擦抵抗が大きくなるので、ケーブルを把持するのに有利であるが、そうすると、一本の帯状のグリップ本体部を長手方向中央部からケーブルに巻き付けるようにしたケーブルグリップにあっては、ケーブルに巻き付けられたグリップ本体部の長手方向中央部(巻き始め部分)がケーブルの外周面からケーブルの径方向外方に大きく突出してしまい(図5(b)参照)、該突出部分が何かの障害物に引っ掛かる惧れがある。
これに対し、本発明では、グリップ本体部の長手方向中央側部分に、グリップ本体部の長手方向両側部分よりも幅狭な幅狭部を形成したことにより、ケーブルに巻き付けられたグリップ本体部の長手方向中央部がケーブルの外周面からケーブルの径方向外方へ突出する突出量は小さく(図5(a)参照)、該グリップ本体部の巻き始め部分が何かの障害物に引っ掛かる惧れがない(又は少ない)。また、グリップ本体部の長手方向両側部分は、幅広であるので、ケーブルを確実に把持することができる。
図1、図2、図6において、1は、主として、ケーブルCを敷設等する際におけるケーブルCの中間引きに使用されるケーブルグリップである。
このケーブルグリップ1は、帯状のグリップ本体部2と、このグリップ本体部2の長手方向両端側にそれぞれ設けられたリング部3と、各リング部3に設けられた補強布4とを有する。
なお、リング部3は、グリップ本体部2と別体で形成して該グリップ本体部2の長手方向の端部に縫着等によって固着するようにしてもよい。
前記グリップ本体部2は、長手方向中央側部分の幅狭部6と、この幅狭部6よりも幅広に形成された長手方向両側部分の幅広部7とから主構成されている。前記幅狭部6の長さは幅広部7の長さよりも短く形成されている。
本実施形態では、幅狭部6は、図3に示すように、グリップ本体部2を構成する帯素材を幅方向に二つ折りにして、該二つ折りした部分を相互に縫着等によって固着することにより形成されている。
これによって、幅狭部6の強度確保が図られている。
幅狭部6の長手方向中央部はグリップ本体部2の中央部であり、このグリップ本体部2の中央部には、目印部材8が縫着されて取り付けられている。
先ず、グリップ本体部2及びリング部3を構成する帯素材の長手方向の端部側を長手方向に折り返して、該帯素材の長手方向の端部側をグリップ本体部2の長手方向端部側に重ね合わせ、該重ね合わせた部分(図1、2のA部分)を相互に逢着することにより、リング状部分を形成する。
なお、グリップ本体部2の長手方向中央部から一方のリング部3までの寸法と、グリップ本体部2の長手方向中央部から他方のリング部3までの寸法とは同じ寸法に形成されている。
前記構成のケーブルグリップ1にあっては、図4、図5(a)、図6に示すように、グリップ本体部2をケーブルCに長手方向の中央から巻き付けていく。
すなわち、グリップ本体部2の長手方向中央を境としたグリップ本体部2の長手方向一方側と他方側とを、螺旋状に且つ互いに交差するようにケーブルCに巻き付ける。
なお、ケーブルグリップ1は目印部材8が設けられている側とは反対側の面をケーブルCに接触させるようにして巻き付ける。
すると、ケーブルグリップ1(のグリップ本体部2)は締まって、該ケーブルグリップ1によってケーブルCがしっかりと把持(把掴)され、ケーブルCを引っ張って軸方向移動させたり、該ケーブルCを引っ張りながら横移動させたりすることができる。
また、前記グリップ本体部2は、幅が広ければ広いほどケーブルCとの間の摩擦抵抗が大きくなるので、ケーブルCを把持するのに有利であるが、そうすると、一本の帯状のグリップ本体部2を長手方向中央部からケーブルCに巻き付けるようにしたケーブルグリップ1にあっては、図5(b)に示すように、ケーブルCに巻き付けられたグリップ本体部2の長手方向中央部がケーブルCの外周面からケーブルCの径方向外方に大きく突出してしまい(グリップ本体部2の長手方向中央部のケーブルCの外周面からの突出量B1が大きく)、該突出部分10が何かの障害物に引っ掛かる惧れがある。
これに対し、前記実施形態のケーブルグリップ1では、グリップ本体部2の長手方向中央側部分に、グリップ本体部2の長手方向両側部分よりも幅狭な幅狭部6を形成したことにより、図5(a)に示すように、ケーブルCに巻き付けられたグリップ本体部2の長手方向中央部がケーブルCの外周面からケーブルCの径方向外方への突出量B2は小さく、該グリップ本体部2の長手方向中央部が何かの障害物に引っ掛かる惧れがない(又は少ない)。また、グリップ本体部2の長手方向両側部分(幅広部7)は、幅広であるので、ケーブルCを確実に把持することができる。
3 リング部
6 幅狭部
7 グリップ本体部の長手方向両側部分(幅広部)
8 目印部材
9 ケーブル
Claims (3)
- ケーブル(C)に長手方向中央から巻き付けられる帯状のグリップ本体部(2)と、このグリップ本体部(2)の長手方向両端側に設けられたリング部(3)とからなり、前記グリップ本体部(2)の長手方向中央側部分に、グリップ本体部(2)の長手方向両側部分(7)よりも幅狭な幅狭部(6)が形成されていることを特徴とするケーブルグリップ。
- グリップ本体部(2)は一本の帯素材から形成され、この帯素材の長手方向中央側部分を二つ折りにして該二つ折り部分を相互に固着することにより幅狭部(6)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のケーブルグリップ。
- グリップ本体部(2)の長手方向中央部に目印部材(8)が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のケーブルグリップ。
Priority Applications (1)
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JP2010188354A JP5555573B2 (ja) | 2010-08-25 | 2010-08-25 | ケーブルグリップ |
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JP2010188354A JP5555573B2 (ja) | 2010-08-25 | 2010-08-25 | ケーブルグリップ |
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JP2012050199A JP2012050199A (ja) | 2012-03-08 |
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Family
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JP2010188354A Expired - Fee Related JP5555573B2 (ja) | 2010-08-25 | 2010-08-25 | ケーブルグリップ |
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2010
- 2010-08-25 JP JP2010188354A patent/JP5555573B2/ja not_active Expired - Fee Related
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