JPH0442166Y2 - - Google Patents

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JPH0442166Y2
JPH0442166Y2 JP1987085398U JP8539887U JPH0442166Y2 JP H0442166 Y2 JPH0442166 Y2 JP H0442166Y2 JP 1987085398 U JP1987085398 U JP 1987085398U JP 8539887 U JP8539887 U JP 8539887U JP H0442166 Y2 JPH0442166 Y2 JP H0442166Y2
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tightening
tightening rope
rope
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案はタイヤ用滑り止めネツトに関し、更に
詳しくは滑り止めネツトの側縁に沿つて取付する
締付ロープの構造に関するものである。
<従来の技術> 従来のタイヤ用滑り止めネツトは、第7図にお
いてBで示されており、この滑り止めネツトBは
両側に掛止部21,21′を設け、内側の掛止部
21に沿つて締付ロープ22を取付けると共に外
側の掛止部21′に掛止フツク23を取り付けた
ものであり、締付ロープ22の両端は掛止連結で
きるようになつている。上記締付ロープ22は、
ナイロン等の合成繊維を紐状に編み込んで形成し
たものであり、固定金具24によつて取り付けら
れている。
この様な滑り止めネツトBを第8図に示す如く
タイヤCに装着する際には、この滑り止めネツト
Bをタイヤに巻回後内側の締付ロープ22の両端
を掛止連結し、外側の掛止フツク23に沿つて締
付用ゴムバンド(不図示)を掛止して、滑り止め
ネツトBをタイヤC中心へ向けて引き込みタイヤ
C周面に密着するようにしている。
走行中において、固定金具24と締付ロープ2
2には互いに一定しない方向への引張力が生じ、
この引張力により固定金具24が揺動して締付ロ
ープ22に対して位置ずれを起こす虞れがあつた
り、また締付ロープ22における固定金具24の
取り付けた部分は、揺動するこの固定金具24に
よつて繰り返しこすられ摩耗し、この摩耗により
表面の繊維が切断されると、ほぐれ始めて切断し
てしまう等の危険性があつた。
<考案の技術的課題> 本考案が解決しようとする技術的課題は、固定
金具が位置ずれを起こさないようにすると共に締
付ロープが固定金具による摩耗によつてほぐれな
いようにし、更にこの締付ロープ一端側の柔軟性
を維持させることにある。
<技術的課題を解決するための手段> 上記課題を解決するために本考案が講ずる技術
的手段は、滑り止めネツト本体の側縁に沿つて取
付する締付ロープ本体を高張力性及び柔軟性を有
する部材で適宜な長さに形成してその一端側の適
宜長を締付調整用操作部とし、該締付ロープ本体
における締付調整用操作部を除いた部分にゴムま
たは合成樹脂で成る保護材を被覆して締付ロープ
を構成したことを特徴とする。
<作用> 以上の手段によると、ゴムまたは合成樹脂で成
る保護材は、固定金具を締付ロープ本体に堅牢に
位置固定すると共に締付ロープ本体における締付
調整用操作部を除く部分を被覆してこれを保護
し、固定金具が直接締付ロープ本体に接触しない
ようにする。
締付ロープにおける保護材を被覆していない締
付調整用操作部は柔軟性をもつて自由に折れ曲が
り、そして自由にまつすぐになる。
<考案の効果> 本考案は叙上の如く、滑り止めネツト本体の側
縁に沿つて取付する締付ロープ本体を高張力性及
び柔軟性を有する部材で適宜な長さに形成してそ
の一端側の適宜長を締付調整用操作部とし、該締
付ロープ本体における締付調整用操作部を除いた
部分にゴムまたは合成樹脂で成る保護材を被覆し
て締付ロープを構成したため、固定金具を締付ロ
ープに位置ずれが生じない様に堅牢に取付固定で
きると共に締付ロープ本体が固定金具と接触して
損傷を受けることがなく、長期にわたつて締付ロ
ープを保護することができ、更に締付ロープ一端
側の締付調整用操作部の柔軟性を維持することが
でき、この柔軟性を有する締付調整用操作部を締
付ロープ他端側に結んで締め付けたり、締付調整
用操作部に適宜な締付具を取り付け他端側で連結
して締付ロープを締め付けたりする場合、この締
付操作を容易にすることができる。
依つて所期の目的を達成し得る。
<実施例> 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図に示すAはタイヤ用滑り止めネツトであ
り、この滑り止めネツトAは、芯材を内設した線
条材3を適宜に編組して形成したネツト本体aの
両側に適宜間隔を置いて掛止部4,4′を形成し、
内側の掛止部4に沿つて固定金具5を介して非伸
縮性の締付ロープ1を取り付けると共に外側の各
掛止部4′に締付用バンド6(第6図参照)を掛
止するための掛止フツク7を取り付けたものであ
る。そして一端側に連結バンド8を形成すると共
に他端側に連結バンド8を挿入する連結部10を
形成し、ネツト本体aの両端を係合状に連結でき
るようになつている。
締付ロープ1は、第2図に示す様に例えばポリ
エステルやナイロン等の合成繊維、ワイヤー、グ
ラスフアイバー等柔軟性及び適宜な滑りを有する
高張力性の部材を、適宜に編組したり、束ねた
り、あるいは束ねたものに同様の部材で形成した
織布を被覆する等して締付ロープ本体1aを構成
し、該ロープ本体1aの外周に一端側の適宜な長
さ分を除いて保護材2を被覆したものであり、こ
の保護材2を被覆しないで締付ロープ本体1aの
みで形成されている一端側を締付調整用操作部1
a′としている。
保護材2は、固定金具5が締付ロープ1に直接
触れないようにしてこれらを保護すると共に、こ
の固定金具5を締付ロープ1に位置ずれが生じな
いよう堅固に取付固定するための耐摩耗性に優れ
たものであり、天然もしくは合成ゴム、またはポ
リウレタン、ポリ塩化ビニル等適宜な合成樹脂で
形成している。
而して固定金具5は締付ロープ1に堅固に位置
固定され、締付ロープ1一端側の締付調整用操作
部1a′は柔軟性を有し自由に折り曲げたりまつす
ぐにしたりすることが可能になつている。
この様に構成した滑り止めネツトAは、締付ロ
ープ1の締付調整用操作部1a′に例えば締付装置
として第1図に示す如く連結具9を係合状態で取
り付け、他端側に掛止ループ1bを形成させるこ
とにより、締付ロープ1を自由に締付固定でき
る。
連結具9は、第4図に示す如く略矩形状の主環
9aの一端に上記掛止ループ1bに取付固定する
フツク部9bを突設し、主環9aのフツク部9b
側に移動環9cを、他端側に固定環9dを垂直に
嵌合した状態で設けたものであり、滑り止め具A
をタイヤに装着する際に、締付ロープ1の掛止ル
ープ1bにフツク部9bを介して掛止後各締付調
整用操作部1a′を引つ張ることにより締付固定で
きるようになつている。
締付調整用操作部1a′への連結具9の係合取付
は、第4図に示した如く該操作部1a′を連結具9
主環9aのフツク部9b側と移動環9cとの隙間
に下方(第4図において)より上方へ通過させ、
然る後に移動環9cの上端より固定環9d内を通
過させ、そのまま主環9a内を下方に通り抜ける
ようにしてなされており、フツク部9bを締付ロ
ープ1の掛止ループ1bに掛止し締付調整用操作
部1a′を掛止ループ1bに抗して引つ張ると移動
環9cが固定環9d側に引き寄せられ、上記操作
部1a′が移動環9cと固定環9dに挾持された状
態で締付固定されるようになつている。
上述の如く構成したタイヤ用滑り止めネツトA
を第5図に示す如くタイヤCに装着する際には、
タイヤCに巻回後両端の連結バンド8を連結部9
に挿入係合してネツト本体aの両端同士を係合状
に連結すると共に、締付ロープ1一端側における
締付調整用操作部1a′に取付された連結具9を他
端側の各掛止ループ1bに掛止した後、各操作部
1a′の先端を引つ張り締付固定し、外側の各掛止
フツク7に沿つて締付用バンド6を取り付ける
(第1図及び第6図参照)。
而して、締付ロープ1は柔軟性と適宜な滑りを
有する締付調整用操作部1a′によつて容易に締付
の操作ができ、滑り止めネツトAはタイヤCの中
心に向けて引張られ、タイヤCに密着した状態で
装着される。
走行中において、固定金具5は揺動しようとす
るが、保護材2によつて締付ロープ1に堅固に位
置固定され、この状態が維持される。
また、走行中の揺動により、締付ロープ1に取
り付けられた固定金具5は、揺動して締付ロープ
1とこすれ合おうとするが、保護材2により保護
されて摩耗は極めて微少なものとなる。
第3図に示した滑り止めネツトA′は、ネツト
本体aの両側に締付ロープ1,1′を固定金具5
によつて取り付け外側の締付ロープ1′に沿つて
掛止フツク7′を介して締付用バンド6を掛止で
きるようにしたものであり、前述した滑り止めネ
ツトAと同様に締付ロープ本体1,1′を保護材
2で被覆すると共にこの締付ロープ1,1′の一
端側に保護材2を被覆しない柔軟性のある締付調
整用操作部1a′,1a′を設け、締め付けの操作が
容易にできるようにしている。そしてこの滑り止
めネツトA′の場合も前述の滑り止めネツトAと
同様、第3図に示す如く両締付ロープ1,1′に
おける締付調整用操作部1a′,1a′に連結具9,
9を係合状態で取り付け、他端側に掛止ループ1
b,1bを形成させることにより、締付ロープ
1,1′を自由に締付固定して、内側を第5図に
示す如く、また外側を第6図に示す如く締付固定
した状態でタイヤCに装着することができる。
この場合も、走行時において固定金具5は保護
材2によつて、締付ロープ1,1′に取付された
位置がずれないように保持され、またこの保護材
2によつて締付ロープ本体1aが保護される。
なお上記実施例において締付ロープ1,1′は、
一端側の締付調整用操作部1a′と残りの保護材2
を被覆した部分とを図示した如く一体状に形成し
てもよいし、夫々別々に形成した後、該操作部1
a′と保護材2を被覆した部分とを、端部側同士が
重なるか端面同士が当接する状態で、両者にわた
つて適宜なかしめ金具などを取り付けることによ
り接続形成することもできる。
また、締付調整用操作部1a′に取り付ける締付
装置としての連結具9は前述の実施例に限定され
るものではなく、締付調整用操作部1a′に係合さ
せて取付けると共に締付ロープ1,1′の他端側
に掛止し、柔軟性を有するこの締付調整用操作部
1a′を引張ることにより締付ロープ1,1′を締
付固定できるものであればよい。本考案において
は更に締付調整用操作部を締付ロープ他端側に引
つ掛けて折り返す様にして引き締め、この折り返
しによる二重部位を挾持固定するものでもよく、
また連結具を使用せずに締付調整用操作部を締付
ロープ他端側に引つ掛けて折り返す様にして引き
締めた後柔軟性及び適宜な滑りを有するこの締付
調整用操作部を適宜に結び合わせるようにして締
付ロープを締付固定することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はタイヤ用滑り止めネツトの平面図、第
2図は締付ロープにおける締付調整用操作部を中
心として示す拡大斜視図、第3図は他の実施例の
滑り止めネツトを示す平面図、第4図は連結具を
取り付けた際の締付ロープにおける締付調整用操
作部の操作状態を示す拡大斜視図、第5図及び第
6図は滑り止めネツトの装着状態を示す正面図、
第7図及び第8図は従来例を示し、第7図は滑り
止めネツトの平面図、第8図は装着状態を示す正
面図である。 図中、A,A′……タイヤ用滑り止めネツト、
1,1′……締付ロープ、1a……締付ロープ本
体、1a′……締付調整用操作部、2……保護材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 滑り止めネツト本体の側縁に沿つて取付する締
    付ロープ本体を高張力性及び柔軟性を有する部材
    で適宜な長さに形成してその一端側の適宜長を締
    付調整用操作部とし、該締付ロープ本体における
    締付調整用操作部を除いた部分にゴムまたは合成
    樹脂で成る保護材を被覆して締付ロープを構成し
    たタイヤ用滑り止めネツト。
JP1987085398U 1987-05-29 1987-05-29 Expired JPH0442166Y2 (ja)

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JP1987085398U JPH0442166Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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JPS63192106U JPS63192106U (ja) 1988-12-12
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS639005B2 (ja) * 1981-10-07 1988-02-25 Nippon Steel Corp

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH046961Y2 (ja) * 1986-07-04 1992-02-25

Patent Citations (1)

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JPS639005B2 (ja) * 1981-10-07 1988-02-25 Nippon Steel Corp

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