JP2006213499A - スリングベルト用フック - Google Patents

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曉男 礒野
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Abstract

【課題】
スリングベルトに、自由に着脱して使用することができるフックを提供する。
【解決手段】
偏平なスリングベルトを巻回させて係止する係止杆2を備えたフック本体1に、2つのフック杆3,3を設ける。2つのフック杆3,3は、偏平なスリングベルトを厚み方向に通過させることができる隙間Xを保持して平行に配置し、係止杆2とフック杆3,3の間には、フック杆の隙間を通過させたスリングベルトの向きを変えて前記係止杆に係止させることができる空間を保持し、二つのフック杆は一対でフック杆として機能する。フック杆は、フック杆に働く外力によって前記係止杆に係止させたスリングベルトを引っ張る方向に湾曲形成する。具体的な構造として、一本の棒材を用い、棒材の中間位置に係止杆2を形成し、両側方の棒材を湾曲させてそれぞれフック杆3,3を形成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、スリングベルト、特に帯状のスリングベルトに、着脱自在に装着して使用するフックに関する発明である。
各種荷役作業に際して、例えば荷物を吊り上げる作業(玉掛け)や、トラックの荷台などに荷物を固定するために、ロープやワイヤーロープの他に、偏平な布製のスリングベルトが使用されている。スリングベルトは、一般にポリエステル繊維など、丈夫で柔軟な材質で作られ、荷物に傷をつけないことや安定良く吊り下げ、あるいは固定することができる特長を有するものである。
スリングベルトは、その使用状況によって各種の形態のものがある。一般的には、ベルトの両端にアイと称する環状部分を形成し、この環状部分を利用して荷物を吊り下げるものである。しかしながら、使用形態によっては、スリングベルトの両端もしくは一端にフックを取付けておき、フックを利用して荷物の吊り下げや、固定を行なうものがある。従来のフック付きのスリングベルトは、アイを形成するときに、環状に形成するフックの本体部分を通過させた上で、縫製などの手段で接合して環状のアイを形成している。そのため、フックは取り外すことが出来ないものであった。
特許文献1には、ワイヤを着脱させる開口部を本体の一部に備え、開口部を開いてワイヤを挿入する吊輪の発明が開示されている。
特開2001−122579号公報
従来のフック付きスリングベルトは、フックを取り外すことができないため、フックなしのスリングベルトにフックを装着して、フック付きのスリングベルトとして使用することはできなかった。そのため、適宜フック付きとフックなしのスリングベルトを使い分けるためには、両方のものを準備しておく必要があり、不経済であった。
特許文献1に開示される吊輪は、ワイヤに対して吊輪を装着することができるものであるが、ワイヤの環状部分に装着するフックではない。吊輪を着脱するための構造としてフック構造を利用しているものである。
上記、従来技術の欠点に鑑み、スリングベルトのアイ(環状部分)などに、自由に着脱することができるフックを提供し、一つのスリングベルトをフック付きのスリングベルトとして、あるいはフックなしのスリングベルトに自由に使い分けることができることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の本発明は、偏平なスリングベルトを巻回させて係止する係止杆2を備えたフック本体1に2つのフック杆3,3を設ける。2つのフック杆3,3は偏平なスリングベルトを厚み方向に通過させることができる隙間Xを保持して平行に配置する。係止杆3,3とフック杆2の間には、フック杆3,3の隙間Xを通過させたスリングベルトの向きを変えて、スリングベルトを係止杆2に係止させることができる空間を保持するとともに、フック杆3は、フック杆3に働く外力によって係止杆2に係止させたスリングベルトを引っ張る方向に力が作用する方向に湾曲形成する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のスリングベルト用フックを、一本の連続する棒材で形成するものである。
すなわち、連続する棒材の中間位置に係止杆2を形成し、係止杆2の両側方の棒材を湾曲させて、それぞれフック杆3,3を形成する。係止杆2の両側方の棒材でフック杆3を形成するためには、棒材は左右両側から折曲させて中間位置に接近させることになり、この折曲部分によって空間4が形成される。
請求項1記載の本発明スリングベルト用フックによれば、スリングベルトに簡単に着脱することができる。そのため、通常のアイが形成されたスリングベルトを、フック付き又はフックなしのスリングベルトとして自由に使い分けることができる。また、長寸法のスリングベルトの中間位置にフックを装着し、スリングベルトを二つ折りとし、一端にフック、他端に二つのアイが位置するような形態で使用することもできる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明に係るスリングベルト用フックを、一本の棒材を折曲形成することによって、比較的簡単に製造し、安価に提供することができる。
添付図面は、本発明に係るスリングベルト用フックの実施形態を示すものである。図1はスリングベルト用フック全体の斜視図、図2は平面図、図3は背面図、図4は正面図、図5はスリングベルトに対してフックを装着する工程を示す略図である。
図示実施形態のスリングベルト用フックは、一本の棒材を折曲することによって全体を構成している。すなわち、直径12mm程度の丈夫な棒材の中間位置を、幅Wのスリングベルト6を掛けることができる寸法の係止杆2とし、その両側方部分を斜め下方に折曲し、係止杆2と傾斜部5,5によって略三角形のフック本体1を形成する。傾斜部5,5の先方は、上方に折り返すように湾曲させて、一対のフック杆3,3を形成する。すなわち、係止杆2と二つの傾斜部5,5によって空間4が形成される。
上方に折り返す一対のフック杆3,3は、スリングベルト6の厚みが通過する隙間Xを保持させて平行に配置し、フック杆3,3は一対で荷物に引っ掛けるなど、フックとして機能させる。
上記構造のスリングベルト用フックを、スリングベルトに装着する一例を図5に基づいて説明する。図5(a)に示すスリングベルト6は、ベルトの端部を折り返して環状のアイ7を形成している。アイ7は荷物の吊り下げ、トラック荷台に形成されたフックに係止するなどに利用されるものであり、荷物を吊り下げた場合などに力が直接作用する部分であるため、図示例のスリングベルトでは、強度や作業性などを考慮して環状の略半分の範囲を二つ折りの細幅としている。折り返して重ね合わせる部分、すなわちアイ7の基部は、幅Wの広幅状態である。
スリングベルト6のアイ7に、上記本発明に係るスリングベルト用フックを装着するには、図5の(b)に示すように、アイ7の重ね合わせ部(基部)近辺の一重部分を、平行に配置されているフック杆3,3の隙間X部分を通過させて、スリングベルトのアイ部分をフック本体1の空間4部分に挿入する。
図5の(b)で、フック本体1の空間4にスリングベルト6のアイ7部分が挿入された状態で、フック杆3,3をスリングベルト6の延長方向に向けて姿勢を変更すると、図5の(c)に示す状態となる。図5の(c)に示す状態は、フック本体1の係止杆2にスリングベルト6のアイ7部分が支持されている。したがって、フック杆3に荷重が掛かると、スリングベルト6はフックの係止杆2に強く引っ張られ、ピント張った状態で支持される。
図5の(c)に示す、スリングベルト6のアイ7にフックを装着した状態から、フックを取り外すには、前記場合とは逆にフックの方向を変えて、スリングベルト6の一重部分とフック杆3,3の、隙間X位置を合わせ、隙間Xを通過させてスリングベルト6を抜き取る。すなわち、荷重が掛かる使用状態において、スリングベルト6は係止杆2に確実に支持され、フック杆3には別のものを引っ掛けているため、スリングベルト6からフックが脱落する可能性がなく、安全に使用することができる。
スリングベルト6に荷重がかからない、保管や準備作業のときには、フックはスリングベルト6のアイ7の環状範囲で盲動する。しかしながら、フック杆3,3の隙間Xとスリングベルトの一重部分の厚み方向は、意図的に一致させない限り、隙間Xをスリングベルトが通過することはなく、装着したフックが脱落する虞はない。したがって、一旦フックを装着したスリングベルト6は、フック付きスリングベルトとして安心して取り扱うことができる。
本発明に係るスリングベルト用フックは、図5に示すような二重に形成しないアイを備えたものに使用しても容易に脱落することはない。また、長寸法のスリングベルトの中間位置に装着して使用することも可能である。この場合、折り返して重ね合わせた二つのアイが一方の支持端、スリングベルト6の中間位置に配置したフックが、もう一方の支持端となり、スリングベルトは二重の状態で荷重が支持される。
図示実施形態のスリングベルト用フックは、一本の棒材を折曲して構成しているが、鋳物や鋼板によって構成することも可能である。その場合は、環状に形成するフック本体1に、スリングベルトが係止される係止杆が形成されること、係止杆の対向位置に環状が切断され、スリングベルトを厚み方向に通過させることができる隙間部分が存在すること、環状が切断された隙間を挟んで隙間Xを保持して一対のフック杆が形成されることが必要である。上記の条件が満たされる限り、具体的な形状は種々変更可能である。
もっとも、図示例のように、一本の棒材を折曲させて構成する場合は最も簡単かつ合理的であって、安価に製造することができる。
また、フック杆3,3の隙間Xは、スリングベルト6を厚み方向に通過させることができるものであればよく、必ずしも一重の状態だけを通過させることができるものではなく、二重の状態、すなわち、アイ7の細幅部分においても通過させることができるものであってもよい。しかしながら、不用意な脱落を防止する上において、スリングベルト6を幅方向に通過させることができるような広幅とするのは好ましくない。
図1は、本発明スリングベルト用フックの実施形態を示す斜視図、 図2は、本発明スリングベルト用フックの平面図、 図3は、本発明スリングベルト用フックの背面図、 図4は、本発明スリングベルト用フックの正面図、 図5は、スリングベルトに対してフックを装着する工程を示す略図である。
符号の説明
1…フック本体、 2…係止杆、 3…フック杆、 4…空間、 5…傾斜部、 6…スリングベルト、 7…アイ、 X…隙間、 W…幅。

Claims (2)

  1. 偏平なスリングベルトを巻回させて係止する係止杆を備えたフック本体に2つのフック杆を設け、該2つのフック杆は偏平なスリングベルトを厚み方向に通過させることができる隙間を保持して平行に配置し、係止杆とフック杆の間には、前記フック杆の隙間を通過させたスリングベルトの向きを変えて前記係止杆に係止させることができる空間を保持するとともに、フック杆はフック杆に働く外力によって前記係止杆に係止させたスリングベルトを引っ張る方向に湾曲形成したことを特徴とするスリングベルト用フック。
  2. 連続する棒材の中間位置に係止杆を形成し、該係止杆の両側方の棒材を湾曲させてそれぞれフック杆を形成したことを特徴とする請求項1記載のスリングベルト用フック。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012050199A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Oh Industrial Co Ltd ケーブルグリップ
CN112576915A (zh) * 2019-09-27 2021-03-30 株式会社山彦 用于卡定于工具扣的吊钩

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