JP5537589B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
また近年の遊技機には、演出用の役物装置を搭載しており、例えば大当たり当選時や大当り期待度が高いリーチ演出時において役物装置を作動させることで遊技者により面白みのある演出を提供するように構成されたものがある。
さらに、上記したようなメイン画像表示装置とは別にサブ画像表示装置を搭載した遊技機なども提案されている(例えば特許文献1)。
しかしながら、遊技機における遊技演出は、遊技者が慣れるにしたがって興趣が薄れるため、遊技機においては遊技者によりインパクトを与えることができる遊技演出が常に求められていた。
本発明は、上記したような点を鑑みてなされたものであり、よりインパクトのある遊技演出を実行可能な遊技機を提供することを目的とする。
第1の形態の遊技機は、第1表示画面を有する表示装置と、第1の役物演出部と該第1の役物演出部から所定位置まで突出移動可能な可動部を有し、前記第1の役物演出部が前記第1表示画面のうち第1の表示領域を覆う位置まで移動可能な第1演出用可動装置と、第2の役物演出部を有し、前記第1表示画面のうち前記第1の表示領域とは異なる第2の表示領域を覆う位置まで移動可能な第2演出用可動装置と、前記表示装置、前記第1演出用可動装置および前記第2演出用可動装置を用いて演出制御を行う演出制御手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記第1の役物演出部を前記第1の表示領域を覆う位置まで移動させた後、前記可動部を前記第1の役物演出部から所定位置まで突出移動させるとともに、前記第2の役物演出部を前記第2の表示領域を覆う位置まで移動させる可動演出制御を行う可動演出制御手段と、前記可動演出制御手段により前記可動演出制御がおこなわれているときに、前記第1表示画面に所定の演出画像を表示させる画像演出制御を行う画像演出制御手段と、を有し、前記第1演出用可動装置は、前記第1の役物演出部の一面に第2表示画面を有するとともに他面に前記可動部を有し、前記第2表示画面が前面となる第1状態と前記可動部が前面となる第2状態とに回動可能であり、前記可動演出制御手段は、前記第1の役物演出部を前記第1の表示領域を覆う位置まで移動させた後であって前記可動部を突出移動させる前に、前記第1の役物演出部を前記第1状態から前記第2状態に回動させることを特徴とする。
図1は本発明の実施形態に係る遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の構成例を示した全体正面図であり、図2は各種部品を搭載した遊技盤の正面図であり、図3乃至図7は遊技盤面上における各演出用可動装置の動作を示す説明図である。
ガラス枠310は、遊技盤2の前方(遊技者側)において遊技領域3を視認可能に覆うガラス板(図示しない)を支持している。
また、ガラス枠310には、回動操作されることにより遊技領域3に向けて遊技球を発射させる操作ハンドル311と、音声出力装置(スピーカ)312と、複数のランプを有する上下の演出用照明装置313a、313bと、押圧操作により演出態様を変更させるための演出ボタン314と、左右の演出用可動照明装置320L、320Rが設けられている。演出用可動照明装置320L、320Rは、ガラス枠310の左上隅及び右上隅に設けられている。
演出用可動照明装置320L、320Rは、図示しない可動照明部を備えており、図1に示す可動照明部を収納(閉塞)した状態から可動照明部を開放(突出)した状態に自動的に変動させることができるように構成されている。
上記のようにして発射された遊技球がレール5a、5b間を上昇して玉戻り防止片5cを超えると、遊技領域3に到達し、その後遊技領域3内を落下する。このとき、遊技領域3に設けられた複数の釘や風車によって、遊技球は予測不能に落下することとなる。
図1、図2において、遊技領域3には、複数の一般入賞口18が設けられている。これら各一般入賞口18に遊技球が入賞すると、所定の賞球(例えば10個の遊技球)が払い出される。
また、遊技領域3の中央下側の領域には、遊技球が入球可能な始動領域を構成する第1始動口13および第2始動口14が設けられている。
なお、本実施形態の遊技機1では、第1始動口13又は第2始動口14に遊技球が入球した場合、通常は例えば3個程度の払い出し(賞球)を行うようにしているが、始動口への遊技球の入球に伴う賞球は必ずしも行う必要は無い。
このため、操作ハンドル3を大きく回動させ、強い力で打ち出された遊技球でないと、ゲート15と第1大入賞口16とには遊技球が、通過又は入賞しないように構成されている。
ゲート15には、遊技球の通過を検出するゲートスイッチ15a(図30参照)が設けられており、このゲートスイッチ15aが遊技球の通過を検出すると、補助図柄判定用乱数値を取得し、後述する「補助図柄の当たり抽選」が行われる。
具体的には、第1始動口13又は第2始動口14に遊技球が入球したときには、3個の演出図柄8をそれぞれスクロール表示するとともに、所定時間経過後に当該スクロールを停止させて、演出図柄8を停止表示するものである。また、この演出図柄8の変動表示中に、さまざまな画像やキャラクタ等を表示することによって、大当たりに当選するかもしれないという高い期待感を遊技者に与えるようにもしている。
上記第1特別図柄表示装置20は、第1始動口13に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たり抽選の結果を報知するものである。第2特別図柄表示装置21は、第2始動口14に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たり抽選の結果を報知するためのものである。
なお、この大当たり遊技には、複数種類の大当たりが設けられているが、詳しくは後述する。
ここで、「補助図柄の抽選」とは、ゲート15に遊技球が通過したときに、補助図柄判定用乱数値を取得し、取得した補助図柄判定用乱数値が「当たり」に対応する乱数値であるかどうかの判定する処理をいう。
この補助図柄の抽選結果についても、ゲート15を遊技球が通過して即座に抽選結果が報知されるわけではなく、補助図柄表示装置22において補助図柄が点滅等の変動表示を行い、所定の変動時間を経過したところで、補助図柄の抽選結果に対応する補助図柄が停止表示して、遊技者に抽選結果が報知されるようにしている。
これら両保留は、それぞれ上限保留個数を4個に設定し、その保留個数は、それぞれ第1特別図柄保留表示器23と第2特別図柄保留表示器24とに表示される。
図8(a)及び(b)は第1の演出用可動装置が下降位置(第1の位置)にあるときの正面図、及び斜視図であり、図9(a)及び(b)は第1の演出用可動装置が中間上昇位置にあるときの正面図、及び斜視図であり、図10は第1の演出用可動装置が中間形態にある時(サブ画像表示装置の回転途中)の正面図であり、図11(a)及び(b)は第1の演出用可動装置が上昇位置(第2の位置)においてサブ画像表示装置を縦姿勢に回転させた後の状態を示す正面図、及び斜視図である。
また、図12は第1の演出用可動部材の正面側分解斜視図であり、図13は第1の演出可動部材の動作機構の背面側分解斜視図である。また、図14乃至図16は動作機構がサブ画像表示装置を上昇させる動作手順を示す背面図であり、図17(a)(b)及び(c)は動作機構がサブ画像表示装置を上昇させる動作手順を示す背面側斜視図であり、図18(a)及び(b)は昇降機構、駆動機構、ホルダのリンク状態(下降位置)を示す正面図及び背面図であり、図19(a)及び(b)は昇降機構、駆動機構、ホルダのリンク状態(中間位置)を示す正面図及び背面図であり、図20(a)及び(b)は昇降機構、駆動機構、ホルダのリンク状態(最上昇位置)を示す正面図及び背面図である。
即ち、メイン画像表示装置7の前面にあるメイン表示画面7aの前方にはサブ画像表示装置30が配置されており、サブ画像表示装置30は、動作機構(サブ画像表示装置動作機構)60によって図1、図2、図8、図18等に示した下降位置(第1の位置)と図3、図4、図8乃至図10、図19、図20等に示した上昇位置(第2の位置)との間を進退自在に構成されている。
表示装置基部33は、前面及び後面を除いた4つの側端部のうちの対向する2つの側端部、本例では長手方向両側端部に夫々設けた被軸支部34aを夫々各ホルダ部材40に設けた軸支部34によって軸支されることにより回転(自転)自在に構成されており、サブ表示画面31と役物演出部50を交互に前面側に方向転換して遊技者に視認させるように構成されている。
各ホルダ部材40は、表示装置基部33の長手方向両側端縁の各中間部に設けた各被軸支部34aを回転自在に軸支することにより各被軸支部34a(軸支部34)間を結ぶ回転軸線(第1の回転軸)34Aを中心として表示装置基部33を正逆回転させる。
また、各ホルダ部材40では、第2の回転軸41は図23(a)に示した弾性部材(トーションバネ等)97によってその前端部を下向きに下降させるように常時弾性付勢されている。従って、ホルダ部材に対してその前端部を上昇させる力が加わって上向きに回動した場合であっても、その上向きの力が解除されることによりホルダは原位置(下降位置)に復帰するように構成されている。
第2の回転軸41は、2つのホルダ部材間を連結する連結部材45によって支持されている。つまり、連結部材45に設けた第2の回転軸41によって、各ホルダ部材40は上下方向へ回動自在に軸支されている。各ホルダ部材40と連結部材45とは、ホルダHを構成している。
言い換えれば、ホルダH(連結部材45)は、動作機構60によって液晶表示装置本体の周縁寄りの第1の位置(図1、図2)と、内部寄りの第2の位置(図3、図4)との間を往復移動するようにガイドされつつ、第3の回転軸46を中心として回転するように構成されている。つまり、動作機構60は、サブ画像表示装置30を保持したホルダHを、所定の移動経路、本例ではメイン画像表示装置の下端縁中心部と表示画面の略中心部との間の上下方向へ延びる移動経路に沿って往復移動させる。
なお、この縦方向への移動経路は一例に過ぎず、横方向、斜め方向等々、種々変形が可能である。
動作機構60が各ホルダ部材40、及びサブ画像表示装置30と共に連結部材45を移動経路の最下部(一端部)まで下降させた際に、ストッパ49がホルダ部材40の下部(第2の回転軸41よりも前部)と接して相対的にホルダ部材を押し上げることにより、各ホルダ部材40の前部を第2の回転軸41を中心として上向きに回動させる。このため、ホルダ部材40により保持されたサブ画像表示装置30のサブ表示画面31を、第2の回転軸41を中心として所定の角度(ホルダHが傾斜した角度)だけ上向きに傾斜させることができる。即ち、サブ画像表示装置30は、上方位置にある時には弾性部材97の力によりサブ表示画面31を垂直な姿勢に維持しているが、ホルダ部材40が下降してその前部底面がストッパ49と接した後も、ホルダ部材40の後部は更に所定距離下降することによりストッパ49がホルダ部材40の前部底面を押し上げることになるため、サブ画像表示装置30のサブ表示画面31は上向きに傾斜した姿勢となる。
本例では固定部材61は、遊技盤2の裏面に固定される液晶ベース27(図12)の下部に対して前面側から固定される部材であり、後固定部材61Aと前固定部材61Bとから構成されている。液晶ベース27は中央が開放した開口部27aとなっており、その背面にメイン画像表示装置7の前面外周縁を添設して支持するように構成されている。
ガイド部材63は、固定部材61の背面に設けられたスライドレールであり、固定部材61に固定されたベース部63aと、ベース部63aによって上下方向へスライド自在に支持された可動部63bと、を有する。可動部63bは昇降機構70を構成する第1の往復部材71に固定されている(図14乃至図16)。
また、図8等に示すように、揺動部材85が揺動する際の軌道を安定させるために、揺動部材の背面適所から突設したピン85dを固定部材61に設けた円弧状のガイド長穴61a内に遊嵌させて、ガイド長穴61a内に沿ってピン85d(揺動部材)を移動させるようにしている。
ガイド部材63を構成する可動部63bは、第1の往復部材71に固定されており、下降位置にある第1の往復部材71を駆動機構80によって上昇させる際に、可動部63bがベース部63aにより安定して上下方向へガイドされるため、第1の往復部材71の移動経路を安定させることができる。
第1の往復部材71と第2の往復部材75との間には、弾性部材77が配置されており、第2の往復部材75は第1の往復部材71によって常時上昇方向へ付勢されている。
即ち、サブ画像表示装置30の高さ位置と、昇降機構70との関係は、次の通りである。第1の往復部材71がサブ画像表示装置30の下降位置に対応する位置から上昇して、第2の往復部材75の突起75bがストッパ片78に当接した時点でピン47が長穴76によりそれ以上の上昇を阻止されるため(図15(a)、図19)、連結部材45(サブ画像表示装置30)の上昇は停止する。その後も第1の往復部材71が単独で上昇を継続すると、長穴76によってそれ以上の上昇を阻止されているピン47は長穴内を横方向へ移動しつつ、ガイドスリット72内を相対的に移動する(図15(b)、図16)。つまり、第2の往復部材75の突起75bがストッパ片78に当接した時点でピン47は長穴76によりそれ以上の上昇を阻止されるが、ピンは長穴76内を横方向へ移動する余地が残されているため、第1の往復部材の更なる上昇に伴ってピンは長穴内を横方向へ移動しながら、ガイドスリット72内に沿って相対的に周方向へ移動することができる。つまり、第2の往復部材が上昇を阻止された後で第1の往復部材71が単独で上昇する際の力はホルダH(サブ画像表示装置)を回転させる力として利用される。ピン47がガイドスリット72内を相対的に周方向移動する過程で、連結部材45(ホルダH)は第3の回転軸46を中心として回動する。
第1の往復部材71により支持されたホルダHが図8、図14に示した最下降位置に達する直前で各ホルダ部材40の下面がストッパ49と接するが、その後引き続いてホルダHが下降して最下降位置に達すると、各ホルダ部材40の前部が第2の回転軸41を中心として上向きに回動させられる。このため、ホルダHにより保持されたサブ画像表示装置30のサブ表示画面31を弾性部材97に抗して第2の回転軸41を中心として所定の角度(ホルダ部材が傾斜した角度)だけ上向きに傾斜させることができる。
サブ画像表示装置30のサブ表示画面31が遊技機の前面を向いている時、或いは役物演出部50が前面を向いている時に、後述するランプ制御基板241がモータ51を駆動して各ギヤを回転させることにより、各可動部54を表示装置基部背面から同時に出没させる演出を行う。
なお、本例では、表示装置基部33がメイン画像表示装置7の中央部にまで上昇し、且つ縦姿勢にある時に表示装置基部を第1の回転軸34Aを中心として回転させるようにしているが、表示装置基部はどのような位置、状態にあっても回転させることができる。
サブ画像表示装置30は、長手方向両側端部に夫々設けた被軸支部34aを夫々各ホルダ部材40A、40Bに設けた軸支部34によって軸支されることにより回転(自転)自在に構成されており、一方のホルダ部材40Aに搭載したモータ91を含むサブ画像表示装置回転機構90によってサブ画像表示装置30を回転させる。
即ち、モータ91が後述するランプ制御基板241からの制御信号に基づいて正逆回転することにより、サブ画像表示装置30を任意の回動角度で、任意の方向に回動させることができる。
なお、各ギヤ92a、92b、軸支部34を樹脂材料で構成すると共に、ギヤ92bの一部に鉄片98を固定してギヤ92bと一体回転するように構成する。更にケース95bの内面の鉄片98の回転移動経路と近接する二箇所に永久磁石98aを離間配置する。一方の永久磁石98aは、サブ画像表示装置30の前面が前方を向いた時に鉄片98を吸引することによりその姿勢を維持し、他方の永久磁石98aはサブ画像表示装置30の後面が前方を向いた時に鉄片98を吸引することによりその姿勢を維持するように配置する。
第2の演出用可動装置Bは、2つの開閉軸105を中心として夫々メイン画像表示装置の表示画面と並行な平面に沿って回動(開閉)する2つのアーム部材107と、各開閉軸105に一体化されて各開閉軸を中心として回動する開閉ギヤ108と、各アーム部材107の先端に一体化された半環状部材100と、各アーム107の開閉軸105を回動させる駆動機構110と、を概略備えている。
図24(a)(b)に示した開放状態(退避状態)では各アーム部材107、及び各半環状部材100は、図1乃至図6のように飾り部材6の背面側に退避してほぼ隠蔽された状態にある一方で、図25(a)(b)に示した閉止状態(突出状態)では各アーム部材107、及び各半環状部材100は、図7に示したように飾り部材6の背面側からメイン画像表示装置の表示画面前方に出現する。
各アーム部材107、及び各半環状部材100がメイン画像表示装置の表示画面前方に出現するタイミングは、例えばサブ画像表示装置30が最上昇位置に達して縦姿勢になり、且つ役物演出部50を前面側に移動させた状態となるタイミングに合わせる。
図24のようにセンサ117がギヤ付きアーム部材113の他端部を検知している時にはランプ制御基板241はモータへの通電を中止しているが、図25のように検知していない時にはモータへ通電させる。
即ち、図26(a)及び(b)は上昇位置にある第3の演出用可動装置Cの正面図、及び背面図であり、図27(a)及び(b)は下降位置(突出位置)にある第3の演出用可動装置Cの正面図、及び背面図である。
第3の演出用可動装置Cは、顔ギミック120と、顔ギミックを昇降させる昇降機構125と、を有している。
昇降機構125は、遊技盤2に固定された固定部材に固定されたモータ126と、モータの出力ギヤ126aと、固定部材により回転自在に軸支されて出力ギヤ126aと噛合する中間ギヤ127と、両端部に長穴128a、及び長穴128bを有したアーム128と、顔ギミック120の背面から突設され長穴128aに遊嵌するピン120aと、中間ギヤ127から突設され長穴128bに遊嵌するピン127aと、を有している。
顔ギミック120が図26に示した初期位置で停止している時には中間ギヤ127とアーム128は図示のような位置関係にあるが、中間ギヤ127が図26中に矢印aで示した時計回り方向へ回動を開始して、ピン127aが図26(b)に示した位置に達したときに顔ギミックは図26に示した下降位置に達する。
モータの駆動によって中間ギヤ127が正逆回転を繰り返すことにより、顔ギミックの昇降が繰り返される。
符号129は、フォトインタラプタであり、中間ギヤ127に設けた被検知部を検知する。図26のようにフォトインタラプタ129が被検知部を検知している時には後述するランプ制御基板241はモータ126への通電を遮断し、図26のように検知していない時にはモータへの通電をオンする。
なお、左側の装飾体、及び駆動機構については右側と対称に構成され、対称に動作するため、説明は省略する。
各装飾体130は、遊技盤に固定された固定部材に設けた回動軸131によって左右方向へ回動自在に軸支されている。
駆動機構135は、固定部材に固定されたモータ136と、固定部材によって軸支され、且つモータの出力ギヤ136aと噛合することにより回転駆動される従動ギヤ137と、従動ギヤ137と一体化されて外径方向へ突出する凸部に設けた軸部137aと、装飾体130側に設けた軸部130aと軸部137aに対して夫々両端部を回動自在に連結されたアーム部材138と、フォトインタラプタ139と、を備えている。
図28に示した退避状態では各装飾体130は縦長の姿勢にあって飾り部材6の背面に隠れているが、図29に示した突出状態では各装飾体130は回動軸131を中心としてメイン画像表示装置7の表示画面の前方に突出する。
退避状態で装飾体130が停止している時には、従動ギヤの軸部137aは図28(a)(b)に示すように最下降位置にある。この時、アーム部材138も最下降位置にあるため、装飾体130の下部は回動軸131を中心として下方へ引っ張られており、飾り部材の裏側で装飾体は起立した姿勢となる。
退避状態にある装飾体130を突出状態に移行させるには、モータ136を駆動して出力ギヤ136aを突出方向へ回動させる。すると、従動ギヤ137が突出方向へ回動し、最下降位置にあった軸部137aが上方に移動して図29(a)(b)の状態となる。このとき、アーム部材138は最上昇位置に移動するため、装飾体130の下部は回動軸131を中心として上方へ押し上げられる。このため、装飾体130は倒れた状態となり、飾り部材の裏側から出現してメイン画像表示装置7の表示画面の前方に突出する。
しかしながら、本実施形態の遊技機1では、メイン画像表示装置7の表示画面7aの周囲に、表示画面7aの前面の一部を覆うように可動可能な第1〜第4の演出用可動装置A〜Dが配置されている。このため、メイン画像表示装置7の表示画面7a内に遊技者が常に視認可能な表示領域を確保して第4図柄を表示することは困難であった。
そこで、本実施形態の遊技機1では、飾り部材6に第4図柄を表示するための第4図柄用表示器10を設けるようにした。
このように構成すると、メイン画像表示装置7の周囲に第1〜第4の演出用可動装置A〜Dが配置されている場合でも、第4図柄を遊技者から常に視認可能な状態で表示することができるという利点がある。
なお、本実施形態では、第4図柄を表示するための第4図柄用表示器10を飾り部材6に設けるようにしているが、これはあくまでも一例であり、第4図柄用表示器10は、遊技者が常に視認可能な領域であれば任意の位置に配置可能である。
図30は、本実施形態の遊技機の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。
この図30に示す遊技制御装置には、遊技の進行を制御する主制御基板として遊技制御基板211が設けられている。また副制御基板として、演出制御基板221、画像制御基板231、ランプ制御基板241、払出制御基板251等が設けられている。
遊技制御基板211は、CPU212、ROM213、及びRAM214等を有し、当該パチンコ遊技機の主たる制御を行う。
遊技制御基板211には、第1始動口13内に設けられた第1始動口SW13a、第2始動口14内に設けられた第2始動口SW14a、第2始動口14の一対の可動片14bを開閉動作させるための第2始動口ソレノイド(SOL)14c、ゲート15内に設けられたゲートSW15a、第1大入賞口16に入賞した遊技球を検出する第1大入賞口SW16a、第1大入賞口の開閉扉16bを開閉動作させるための第1大入賞口ソレノイド(SOL)16c、第2大入賞口17に入賞した遊技球を検出する第2大入賞口SW17a、第2大入賞口の開閉扉17bを開閉動作させるための第2大入賞口ソレノイド(SOL)17c、一般入賞口18内に設けられた一般入賞口SW18a等が接続されている。
第1特別図柄表示装置20及び第2特別図柄表示装置21は、特別図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより特別図柄が当たりに当選したか否かを表示する。また、補助図柄表示装置22は、遊技球がゲートSW15aを通過したときに、補助図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより補助図柄が当たりに当選したか否かを表示する。
遊技制御基板211は、第1特別図柄の保留球と第2特別図柄の保留球とが共に保留されている場合は、第2特別図柄の保留球を優先的に消化するように構成されている。勿論、第1特別図柄と第2特別図柄の保留球を入賞順に消化するように構成してもよい。
演出制御基板221は、CPU222、ROM223、RAM224、RTC(リアルタイムクロック)225等を有し、遊技演出全体の制御を行う。
演出制御基板221には、画像及び音声の制御を行う画像制御基板231、各種ランプ及び演出役物の制御を行うランプ制御基板241、及び演出ボタンスイッチ35が接続されている。
画像制御基板231は、CPU232、ROM233、RAM234等を有し、演出制御基板221の指示に基づいて、画像及び音声の制御を行う。このため、画像制御基板231には、メイン画像表示装置7及びサブ画像表示装置30と、音声出力装置(スピーカ)312とが接続されている。
また払出制御基板251には、枠用外部情報端子基板270が接続されている。
盤用外部情報端子基板260は、遊技盤の各種情報を外部に出力するための端子基板である。また枠用外部情報端子基板270は、枠の各種情報を外部に出力するための端子基板である。
次に、本実施形態の遊技機1の主制御基板である遊技制御基板211が実行する各種動作について説明する。
図31は、遊技機1の遊技制御基板211において取得される各種乱数の説明図であり、(a)は特別図柄判定用乱数、(b)は大当たり図柄判定用乱数、(c)はリーチ判定用乱数、(d)は補助図柄判定用乱数の一例をそれぞれ示した図である。
遊技制御基板211においては、図31(a)に示す特別図柄判定用乱数と図31(b)に示す大当たり図柄判定用乱数とにより特別図柄が決定される。また、図31(d)に示す補助図柄判定用乱数により補助図柄が決定される。
図31(a)に示す特別図柄判定用乱数の場合、低確率遊技状態(通常遊技状態)では、大当たりの割合が1/300に設定され、取得した特別図柄判定用乱数値が「3」のときに大当たりと判定される。
一方、高確率遊技状態では、大当たりの割合が、例えば低確率遊技状態の10倍である10/300に設定され、取得した特別図柄判定用乱数値が「3」、「7」、「37」、「67」、「97」、「127」、「257」、「187」、「217」、「247」のときに大当たりと判定される。また、図31(a)に示す特別図柄判定用乱数では、ハズレの一種である小当たりの抽選も行っている。ここでは、小当たりの割合が3/300に設定され、取得した特別図柄判定用乱数値が「150」、「200」、「250」のときに小当たりと判定される。
本実施形態では、複数種類の大当たりとして、通常時短付き長当たり、通常時短付き短当たり、高確率時短付き長当たり、高確率時短付き短当たり、高確率時短無し短当たりが用意されている。
通常時短付き短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後、特別図柄が所定回数(例えば100回)変動するまでの期間、第2始動口14への遊技球の入球確率を高めた開閉扉14bの開放サポートを伴う時短遊技を付与する大当たりである。
高確率時短付き短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に高確率遊技と第2始動口14への遊技球の入球確率を高めた開閉扉14bの開放サポートを伴う時短遊技の両方を付与する大当たりである。
高確率時短無し短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に高確率遊技を付与する大当たりである。
例えば、通常時短付き長当たりが選択される割合は、遊技球が第1始動口13に入賞した場合と第2始動口14に遊技球が入賞した場合のいずれも35/250で同一とされる。同様に通常時短付き短当たりが選択される割合は、第1始動口13に遊技球が入賞した場合と第2始動口14に遊技球が入賞した場合のいずれも15/250で同一とされる。
具体的には、図31(b)に示すように、第1始動口又は第2始動口に遊技球が入賞した時に取得された大当たり図柄判定用乱数が「0」〜「34」であれば、通常時短付き長当たりが選択され、「35」〜「49」であれば、通常時短付き短当たりが選択される。
また、高確率時短付き短当たりが選択される割合は、第1始動口13に遊技球が入賞した場合は75/250、第2始動口14に遊技球が入賞した場合は25/250とされる。
また、高確率時短無し短当たりが選択される割合は、第1始動口13に遊技球が入賞した場合のみ100/250とされる。
具体的には、第1始動口に遊技球が入賞した時に取得された大当たり図柄判定用乱数が「50」〜「74」であれば、高確率時短付き長当たりが選択され、「75」〜「149」であれば、高確率時短付き短当たりが選択され、「150」〜「249」であれば、高確率時短無し短当たりが選択される。
これに対して、第2始動口に遊技球が入賞した時に取得された大当たり図柄判定用乱数が「50」〜「224」であれば、高確率時短付き長当たりが選択され、「225」〜「249」であれば、高確率時短付き短当たりが選択される。
そして、時短フラグと高確フラグが共にOFFとなる低確率遊技状態又は時短フラグがOFFで高確フラグがONとなる高確率時短無し遊技状態のときは取得した補助図柄判定用乱数が「7」のときのみ当たりと判定する。
一方、時短フラグがON、高確フラグがOFFとなる低確率時短遊技状態、又は時短フラグと高確フラグが共にONとなる高確率時短遊技状態のときは、取得した補助図柄判定用乱数が「0」〜「9」のときに当たりと判定する。
なお、以下に説明する処理は、遊技制御基板211のCPU212がROM213に格納されているプログラムを実行することにより実現することができる。
図32は、遊技制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、タイマ割込処理として、乱数更新処理(S110)、スイッチ処理(S120)、図柄処理(S130)、電動役物処理(S140)、賞球処理(S150)、出力処理(S160)等を実行する。
[始動口SW処理]
図33は、遊技制御基板のCPUが実行する始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU212は、ステップS201において、第1始動口13の第1始動口SW13aがオンであるか否かの判別を行い、第1始動口SW13aがオンであると判別した場合は、ステップS202において、第1始動口SW13aの保留個数U1が「4」より少ないか否かの判別を行う。
ここで、保留個数U1が「4」より少ないと判別した場合は、ステップS203において、保留個数U1に「1」を加算する。この後、ステップS204において、特別図柄用の特別図柄判定用乱数、大当たり図柄判定用乱数、及びリーチ判定用乱数等を取得してRAM214に格納する。
次いで、CPU212は、ステップS205において、第1特別図柄保留表示器23に表示する保留数を増加するために第1保留数増加コマンドをセットする。なお、ステップS202において、否定結果が得られた場合、つまり保留個数U1が最大保留可能個数である「4」と判別した場合は、ステップS203〜S205の処理をスキップしてステップS206に進む。
ここで、保留個数U2が「4」より少ないと判別した場合は、ステップS208において、保留個数U2に「1」を加算する。この後、ステップS209において、特別図柄用の特別図柄判定用乱数、大当たり図柄判定用乱数、及びリーチ判定用乱数等を取得してRAM214に格納する。
次いで、CPU212は、ステップS210において、第2特別図柄保留表示器24の保留数を増加するために第2保留数増加コマンドをセットして、始動口SW処理を終了する。
なお、ステップS207において、否定結果が得られた場合、つまり保留個数U2が最大保留可能個数である「4」と判別した場合は、始動口SW処理を終了する。
図34は、遊技制御基板のCPUが実行するゲートSW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、ステップS221において、ゲート15のゲートSW15aがオンであるか否かの判別を行い、ゲートSW15aがオンであると判別した場合は、ステップS222において、ゲートSW15aのゲート通過回数Gが「4」より少ないか否かの判別を行う。
ステップS222において、ゲート通過回数Gが「4」より少ないと判別した場合は、ステップS223において、ゲート通過回数Gに「1」を加算し、続くステップS224において、補助図柄判定用の乱数を取得してRAM214に格納して、ゲートSW処理を終了する。
なお、ステップS221において、ゲートSW15aがオンでないと判別した場合、或いはステップS222において、否定結果が得られた場合、つまりゲート通過回数Gが最大保留可能個数である「4」と判別した場合は、ゲートSW処理を終了する。
図35は、遊技制御基板のCPUが実行する特別図柄処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、ステップS311において、特別遊技フラグがONであるか否か、つまり大当たり遊技中又は小当たり遊技中であるか否かの判別を行い、大当たり遊技中又は小当たり遊技中でないと判別した場合は、続くステップS312において、第1特別図柄表示装置20又は第2特別図柄表示装置21の特別図柄が変動中であるか否かの判別を行う。
ステップS312において、特別図柄が変動中でないと判別した場合は、次にステップS313において、優先的に消化する第2始動口SW14aの保留個数U2が「1」より多いか否かの判別を行い、ステップS313において、保留個数U2が「1」より多いと判別した場合は、ステップS314において、保留個数U2を「1」減算する。
変動開始コマンドには、特別図柄の変動時間を示した変動パターンコマンド、大当たり抽選の抽選結果を示す大当たり又は小当たりコマンド、大当たり図柄の抽選結果を示す大当たり図柄コマンド、リーチ抽選の抽選結果を示すリーチコマンド、現在の遊技状態に関する遊技状態コマンド等が含まれる。
ステップS322において、所定の変動時間を経過したと判別した場合は、続くステップS323において、第1特別図柄表示装置20又は第2特別図柄表示装置21の変動を停止して所定特別図柄を表示させる。
この後、ステップS324において、変動停止コマンドをセットし、続くステップS325において、後述する停止中処理を実行して特別図柄処理を終了する。
また、ステップS312において、特別図柄が変動中であると判別した場合は、ステップS322に進み、特別図柄の変動時間が所定の変動時間を経過したか否かの判別を行う。
また、ステップS315において、保留個数U1が≧1でないと判別した場合、つまり保留個数U1、U2の保留が無いと判別した場合は、ステップS326において、後述する客待ち設定処理に実行して特別図柄処理を終了する。
図36は、遊技制御基板のCPUが実行する特別遊技判定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、ステップS331において、RAM214に記憶された特別図柄判定用乱数の判定を行い、続くステップS332において、大当たりに当選したか否かの判定を行う。
ステップS332において、大当たりに当選したと判定した場合は、続くステップS333において、RAM214に記憶された大当たり図柄判定用乱数の判定を行い、ステップS334において、その判定結果に基づいて、第1特別図柄表示装置20又は第2特別図柄表示装置21にセットする大当たり図柄を設定して、特別遊技判定処理を終了する。
ステップS335において、小当たりに当選したと判定した場合は、続くステップS336において、第1特別図柄表示装置20又は第2特別図柄表示装置21にセットする小当たり図柄を設定して、特別遊技判定処理を終了する。
また、ステップS335において、小当たりに当選していない判定した場合は、ステップS337において、第1特別図柄表示装置20又は第2特別図柄表示装置21にセットするハズレ図柄を設定して特別遊技判定処理を終了する。
図37は、遊技制御基板のCPUが実行する変動パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、ステップS341において、大当たりに当選したと判定した場合は、ステップS342において、大当たり用テーブルをRAM214にセットする。
ステップS344において、リーチに当選したと判定した場合は、ステップS345において、リーチ用テーブルをRAM214にセットする
また、ステップS344において、リーチでないと判定した場合は、ステップS346において、ハズレ用テーブルをRAM214にセットする。
次に、CPU212は、ステップS347において、先に取得した変動パターン乱数の判定を行い、続くステップS348において、その変動パターン乱数に応じた変動パターンを設定して変動パターン選択処理を終了する。
図38は、遊技制御基板のCPUが実行する停止中処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、ステップS351において、時短フラグがONであるか否かの判別を行い、時短フラグがONであると判別した場合は、続くステップS352において、RAM214に記憶されている時短ゲームの残ゲーム回数Jから「1」減算する。
次に、CPU212は、ステップS353において、残ゲーム回数Jが「0」であるか否かの判別を行い、残ゲーム回数Jが「0」であれば、時短ゲームにおいて特別図柄の変動表示が所定回数(例えば100回)行われたことを意味するので、続くステップS354において、時短フラグをOFFにする。
なお、ステップS351において時短フラグがONでないと判別した場合、或いはステップS353において、残ゲーム回数Jが「0」でないと判別した場合は、ステップS355に移行する。
次に、CPU212は、ステップS357において、残ゲーム回数Xが「0」であるか否かの判別を行い、残ゲーム回数Xが「0」であれば、高確率ゲームにおいて特別図柄の変動表示が所定回数(例えば10000回)行われたことを意味するので、続くステップS358において、高確フラグをOFFにする。
なお、ステップS355において、高確フラグがONでないと判別した場合、或いはステップS357において、残ゲーム回数Xが「0」でないと判別した場合は、ステップS359に移行する。
また、ステップS359において、大当たりであると判別した場合は、次にステップS364において、大当たりが長当たりであるか否かの判別を行い、長当たりであると判別した場合は、ステップS365において、長当たり遊技フラグ(特別遊技フラグ)をONにし、そうでなければステップS366において、短当たりフラグ(特別遊技フラグ)をONにする。この後、ステップS367において、時短ゲームの残ゲーム回数J、及び高確率ゲームの残回数Xをそれぞれ「0」にセットして、残ゲーム回数J/Xをリセットした後、ステップS368において、時短フラグと高確フラグをOFFにして、ステップS362に進む。
図39は、遊技制御基板のCPUが実行する客待ち設定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、ステップS371において、客待ちフラグがONであるか否かの判別を行い、客待ちフラグがONであると判別した場合は、客待ち設定処理を終了する。
一方、ステップS371において、待ちフラグがONでないと判別した場合は、ステップS372において、客待ちコマンドをセットし、続くステップS373において、客待ちフラグをONにしてから客待ち設定処理を終了する。
なお、客待ちフラグは、第1特別図柄と第2特別図柄の変動が共に停止状態のとき、或いは第1特別図柄と第2特別図柄の変動が共に停止した状態が所定期間継続したときに、OFFからONになる。
図40は、遊技制御基板のCPUが実行する補助図柄処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、ステップS381において、補助遊技フラグがONであるか否かの判別を行い、補助遊技フラグがONであると判別した場合は、補助図柄処理を終了する。
一方、ステップS381において、補助遊技フラグがONでないと判別した場合は、ステップS382において、補助図柄が変動中であるか否かの判別を行う。ステップS382において、補助図柄が変動中でないと判別した場合は、ステップS383において、遊技球がゲートSW15aを通過した回数を記憶したゲート通過回数Gが「1」より多いか否かの判別を行い、ゲート通過回数Gが「1」より多い場合は、続くステップS384において、ゲート通過回数Gを「1」減算し、ゲート通過回数Gが「1」より多くないと判別した場合、つまり「0」の場合は、補助図柄処理を終了する。
次に、CPU212は、ステップS385において、補助図柄判定用乱数の判定を行い、続くステップS386において、補助図柄表示装置22に停止表示する停止図柄を設定し、ステップS387において、変動時間を設定する。
ここで、変動時間は、時短フラグがOFFであれば、例えば4.0秒、時短フラグがONであれば、例えば1.5秒に設定することが考えられる。
次に、CPU212は、ステップS391において、補助図柄が当たり図柄であるか否かの判別を行い、補助図柄が当たり図柄である場合は、ステップS392において、補助遊技フラグをONにして、補助図柄処理を終了する。
なお、ステップS391において、停止図柄が当たり図柄でない場合は、補助遊技フラグをONにすることなく、補助図柄処理を終了する。
また、ステップS382において、補助図柄が変動中であると判別した場合は、ステップS389に進み、補助図柄の変動時間が所定の変動時間を経過したか否かの判別を行う。
図41は、遊技制御基板のCPUが実行する大入賞口処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、ステップS411において、特別遊技フラグがONであるか否かの判別を行い、特別遊技フラグがONであると判別した場合は、ステップS412において、オープニング中であるか否かの判別を行う。ステップS412において、大当たりのオープニング中であると判別した場合は、次にステップS413において、オープニング時間を経過したか否かの判別を行う。ステップS413において、オープニング時間を経過したと判別した場合は、続くステップS414において、ラウンド回数Rの値に「0」をセットする共に、ラウンド回数(R数)/作動パターンの設定を行う。
また特別遊技が小当たりであった場合は、例えばラウンド数(R数)を1R、1R中の作動パターンを0.1秒開放×2回に設定する。
次に、CPU212は、ステップS418において、第1大入賞口16又は第2大入賞口17の作動時間が所定の作動時間を経過したか否かの判別を行い、作動時間が所定時間を経過していないと判別した場合は、続くステップS419において、個数カウンタCの値が規定個数に達したか否かの判別を行う。
ステップS419において、個数カウンタCの値が規定個数Cであると判別した場合は、ステップS420において、第1大入賞口16又は第2大入賞口17の作動を終了する。つまり、開状態にある第1大入賞口16又は第2大入賞口17を閉状態にする。
一方、個数カウンタCの値が規定個数に達していないと判別した場合は、大入賞口処理を終了する。
また、ステップS418において、第1大入賞口16又は第2大入賞口17の作動時間が所定の作動時間を経過していた場合は、ステップS419の処理をスキップして、個数カウンタCの個数をチェックすることなく、ステップS420において、第1大入賞口16又は第2大入賞口17の作動を終了する。
ステップS421において、大当たりラウンドが最終ラウンドであると判別した場合は、ステップS422において、エンディングを開始すると共に、ステップS423において、エンディングコマンドをセットする。
次いで、CPU212は、ステップS424において、ラウンド回数Rの値を「0」にセットする。この後、ステップS425において、エンディング時間が経過したか否かの判別を行い、エンディング時間を経過したと判別した場合は、続くステップS426において、後述する遊技状態設定処理を実行する。この後、ステップS427において、特別遊技フラグをOFFにして、大入賞口処理を終了する。
ステップS429において、第1大入賞口16又は第2大入賞口17が作動中であると判別した場合は、ステップS418に移行し、第1大入賞口16又は第2大入賞口17が作動中でないと判別した場合はステップS415に移行する。
なお、ステップS411において、オープニング時間を経過していないと判別した場合は、大入賞口処理を終了する。また、同様にステップS419において、個数カウンタCの値が規定個数に達していないと判別した場合や、ステップS421において大当たりラウンドが最終ラウンドでないと判別した場合、或いはステップS425においてエンディング時間を経過していないと判別した場合も、大入賞口処理を終了する。
図43は、遊技制御基板のCPUが実行する遊技状態設定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、先ず、ステップS431において、小当たりであるか否かの判別を行い、小当たりであると判別した場合は、遊技状態設定処理を終了する。
一方、ステップS431において、小当たりでないと判別した場合は、次にステップS432において、通常当たり(通常時短付き長当たり又は通常時短付き短当たり)であるか否かの判別を行い、通常当たりであると判別した場合は、ステップS433において、時短フラグをONにすると共に、ステップS434において、時短ゲームの残ゲーム回数Jに例えば「100」をセットして、遊技状態設定処理を終了する。
次に、CPU212は、ステップS437において、当たりが時短付き当たりであるか否かの判別を行い、時短付き当たりであると判別した場合は、ステップS438において、時短フラグをONにすると共に、ステップS439において、時短ゲームの残ゲーム回数Jに例えば「10000」をセットして、遊技状態設定処理を終了する。一方、ステップS437において、時短付き当たりでないと判別した場合、ステップS440において、時短フラグをOFFにすると共に、ステップS441において、時短ゲームの残ゲーム回数Jをリセットして、遊技状態設定処理を終了する。
図44は、遊技制御基板のCPUが実行する第2始動口開放処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、ステップS511において、補助遊技フラグがONであるか否かの判別を行い、補助遊技フラグがONであると判別した場合は、次にステップS512において、第2始動口14の開閉扉14bが作動中であるか否かの判定を行う。ステップS512において、第2始動口14の開閉扉14bが作動中(開放中)でなければ、ステップS513において、遊技状態に応じて開閉扉14bの作動パターンを設定し、ステップS514において、開閉扉14bの作動を開始する。
ここで、設定する第2始動口14の開閉扉14bの作動パターン(時間)は、例えば時短フラグがOFFであれば、0.15秒開放×1回、時短フラグがONであれば、1.80秒開放×3回に設定することが考えられる。
なお、ステップS512において、第2始動口14の開閉扉14bが作動中であると判別した場合は、ステップS515に移行する。
また、ステップS511において、補助遊技フラグがONでないと判別した場合、又はステップS515において、第2始動口14の作動時間が経過していないと判別した場合は、第2始動口開放処理を終了する。
高確率遊技は、特別図柄の変動回数が予め設定した設定回数(例えば10000回)に達するか、或いは再度大当たりに当選するまで継続して行われる。
一方、時短遊技は、特別図柄の変動回数が予め設定した設定回数(例えば通常時短遊技であれば100回、高確率時短遊技であれば10000回)に達するか、或いは再度大当たりに当選するまで継続して行われる。
また、時短遊技中は、特別図柄の変動開始から変動停止までの変動時間を通常遊技中より短時間に設定されると共に、補助図柄の当選確率が通常遊技中より高確率に設定される。更に補助図柄の当選時における第2始動口14の開閉扉14bの開放時間が通常遊技中より長く設定される。従って、時短遊技中は、第2始動口14への遊技球の入賞率が通常遊技中より高くなるため、遊技者は第2始動口14を狙って遊技球を発射することで通常遊技中に比べて遊技効率を大幅に高めることができる。
本実施形態の遊技機1は、第1の演出用可動装置Aと第2の演出用可動装置Bとを連動させて可動させることができるように構成されている。そして、この第1の演出用可動装置Aと第2の演出用可動装置Bとの可動制御を行う際には、第1の演出用可動装置Aと第2の演出用可動装置Bの可動制御に合わせて、第1の演出用可動装置A及び第2の演出用可動装置Bの可動に関連した演出画像をメイン画像表示装置7のメイン表示画面7aに表示する遊技演出が実行可能に構成されている。
本実施形態の遊技機1では、例えば図45(a)〜(c)に示すようにメイン表示画面7aに表示されている変動中の演出図柄8のうち、第1図柄8aと第3図柄8bが同一図柄(例えば「7」)で停止してリーチ状態に移行したときに、図46に示すような遊技演出に移行するように構成されている。
また、図45(a)〜(c)に示すような演出図柄8がリーチ状態に移行するまでの図柄変動期間では、メイン表示画面7aの前部下方に配置されている第1の演出用可動装置Aは、サブ表示画面31が横長状態で且つ遊技者から視認し易いように斜め上方に約45度傾斜させた状態で停止している。なお、このときサブ表示画面31にはリーチや大当たりの期待度を表す画像を表示するといったことが考えられる。
また、同様に図45(a)〜(c)に示すような演出図柄8がリーチ状態に移行するまでの図柄変動期間では、飾り部材6の上縁部の裏側であってメイン表示画面7aの前方に配置されている第2の演出用可動装置Bも飾り部材6の裏側に退避した状態のままとなる。
先ず、第1の演出用可動装置Aの動作について説明する。
第1の演出用可動装置Aは、図46(a)に示すように、斜め上方に約45度の角度で傾斜した状態で停止していたサブ表示画面31を横長状態のまま垂直姿勢となるように可動する。
次に、第1の演出用可動装置Aは、図46(a)に示すような横長状態で垂直姿勢のサブ画像表示装置30を上昇させ、上昇位置においてサブ画像表示装置30を時計回りに90度回転させて、図46(b)に示すようにサブ画像表示装置30が縦姿勢となり、サブ表示画面31が縦長状態となるように可動する。
次に、第1の演出用可動装置Aは、図46(d)に示すように、役物演出部50の背面側(役物演出部50とサブ画像表示装置30との間)に隠蔽されていた可動部54を役物演出部50の両側から側方に突出させるように可動する。
第2の演出用可動装置Bは、図46(a)〜図46(c)に示した期間では、飾り部材6の上縁部の裏側に退避した状態を継続する。そして、図46(c)に示すように、第1の演出用可動装置Aの役物演出部50が視認不能な態様から視認可能な態様となるように可動し、さらに図46(d)に示すように、役物演出部50の背面に隠蔽されている可動部54が可動した際には、可動部54の可動タイミングに合わせて、第2の演出用可動装置Bを構成する2つの半環状部材100を可動するようにしている。つまり、役物演出部50を包囲するような環状体101を構成するようにしている。
さらにメイン表示画面7aに表示する演出画像もエフェクト画像Eに限らず任意の演出画像で良いことはいうまでもない。
[タイマ割込処理]
図47は、演出制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。なお、図47に示すタイマ割込み処理は、演出制御基板221のCPU222がROM223に格納されているプログラムを実行することにより実現できる。
この場合、演出制御基板221のCPU122は、タイマ割込処理として、コマンド受信処理(S610)、演出ボタン処理(S620)、コマンド送信処理(S630)等を実行する。
図48は、コマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU222は、ステップS701において、保留数増加コマンドを受信したか否かの判別を行い、保留数増加コマンドを受信したと判別した場合は、ステップS702において、RAM224に記憶した保留球の保留数の加算を行い、続くステップS703において、保留数コマンドをセットする。
次に、CPU222は、ステップS704において、変動開始コマンドを受信したか否かの判別を行い、変動開始コマンドを受信したと判別した場合は、続くステップS705において、演出選択処理を実行する。なお、ステップS704において、変動開始コマンドを受信していないと判別した場合は、演出選択処理を実行することなくステップS706に進む。
図49は、演出選択処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU222は、先ず、ステップS721において、変動開始コマンドの解析を行い、続くステップS722において、RAM224に記憶されている保留球の保留数を減算する。
次に、ステップS723において、変動開始コマンドの解析結果に基づいて変動演出パターンの選択処理を行い、続くステップS724において、変動演出開始コマンドをセットして、演出選択処理を終了する。
図50は、変動演出終了中処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU222は、ステップS731において、変動停止コマンドの解析を行い、解析結果に基づいてモードフラグの変更等の各種処理を行った後、次のステップS732において、変動演出終了コマンドをセットして、変動演出終了中処理を終了する。
図51は、特別遊技演出選択処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU222は、ステップS741において、オープニングコマンドの解析を行い、続くステップS742において、特別遊技演出パターン選択処理を行う。この後、ステップS743において、オープニング演出開始コマンドをセットして、特別遊技演出選択処理を終了する。
図52は、エンディング演出選択処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU222は、ステップS751において、エンディングコマンドの解析を行い、続くステップS752において、エンディング演出パターン選択を行う。この後、ステップS753において、エンディング演出開始コマンドをセットして、エンディング演出選択処理を終了する。
図53は、ランプ制御基板のCPUが実行する第1の演出用可動装置作動処理の一例を示したフローチャートである。なお、ここでは、第1の演出用可動装置Aの作動処理を例に挙げて説明する。
この場合、ランプ制御基板241のCPU242は、ステップS811において、演出制御基板221からの変動演出開始コマンドを受信したか否かの判別を行う。ステップS811において、変動演出開始コマンドを受信したと判別したときは、ステップS812において、図49のステップS723において選択された変動演出パターンに基づいて、所定のタイミングで第1の演出用可動装置Aを作動(可動)させる。なお、ステップS811において、変動演出開始コマンドを受信していないと判別したときは、ステップS813に進む。
一方、ステップS813において、変動演出停止コマンドを受信していないと判別したときは、第1の演出用可動装置Aの作動を終了することなく、処理を抜ける。
図54は、画像制御基板のCPUが実行する演出画像表示処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、画像制御基板231のCPU232は、ステップS851において、演出制御基板221からの変動演出開始コマンドを受信したか否かの判別を行う。ステップS851において、変動演出開始コマンドを受信したと判別したときは、ステップS852において、図49のステップS723において選択された変動演出パターンに基づいて、メイン表示画面7aに所定の演出画像を表示する。即ち、図46(d)に示したようなエフェクト画像Eを所定期間表示する。なお、ステップS851において、変動演出開始コマンドを受信していないと判別したときはステップS853に移行する。
一方、ステップS853において、変動演出停止コマンドを受信していないと判別したときは、メイン表示画面7aに表示している演出画像の表示処理を終了することなく処理を抜ける。
このようにすれば、上記した本実施形態の遊技演出を実現することができる。
また、本発明のサブ画像表示装置の移動機構を備えた遊技盤は、パチンコ遊技機のみならず、スロットマシン、その他、表示装置を有した遊技機、ゲーム機一般に適用することができる。
Claims (1)
- 第1表示画面を有する表示装置と、
第1の役物演出部と該第1の役物演出部から所定位置まで突出移動可能な可動部を有し、前記第1の役物演出部が前記第1表示画面のうち第1の表示領域を覆う位置まで移動可能な第1演出用可動装置と、
第2の役物演出部を有し、前記第1表示画面のうち前記第1の表示領域とは異なる第2の表示領域を覆う位置まで移動可能な第2演出用可動装置と、
前記表示装置、前記第1演出用可動装置および前記第2演出用可動装置を用いて演出制御を行う演出制御手段と、を備え、
前記演出制御手段は、
前記第1の役物演出部を前記第1の表示領域を覆う位置まで移動させた後、前記可動部を前記第1の役物演出部から所定位置まで突出移動させるとともに、前記第2の役物演出部を前記第2の表示領域を覆う位置まで移動させる可動演出制御を行う可動演出制御手段と、
前記可動演出制御手段により前記可動演出制御がおこなわれているときに、前記第1表示画面に所定の演出画像を表示させる画像演出制御を行う画像演出制御手段と、を有し、
前記第1演出用可動装置は、
前記第1の役物演出部の一面に第2表示画面を有するとともに他面に前記可動部を有し、前記第2表示画面が前面となる第1状態と前記可動部が前面となる第2状態とに回動可能であり、
前記可動演出制御手段は、
前記第1の役物演出部を前記第1の表示領域を覆う位置まで移動させた後であって前記可動部を突出移動させる前に、前記第1の役物演出部を前記第1状態から前記第2状態に回動させることを特徴とする遊技機。
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