JP7006955B2 - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7006955B2 JP7006955B2 JP2019195280A JP2019195280A JP7006955B2 JP 7006955 B2 JP7006955 B2 JP 7006955B2 JP 2019195280 A JP2019195280 A JP 2019195280A JP 2019195280 A JP2019195280 A JP 2019195280A JP 7006955 B2 JP7006955 B2 JP 7006955B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- effect
- special
- game
- game ball
- jackpot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
- Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)
Description
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、遊技機枠16を備える。遊技機枠16は、前方側から順に、前面枠18、内枠(図示せず)、外枠(図示せず)によって構成される。前面枠18は、ハンドル4と、打球供給皿(上皿ともいう)24と、余剰球受皿(下皿ともいう)25と、演出ボタン9と、スピーカ8,8と、左サイドランプ23aと、右サイドランプ23bとを備えている。
第2大入賞装置40の内部には、第2大入賞口42に入賞した遊技球が通過可能な領域である特定領域(V入賞領域ともいう、図示せず)および非特定領域(図示せず)が形成されている。特定領域を通過した遊技球は、特定領域センサ45によって検出される。第2開閉部材41は、後述する小当たりが発生したときに盤面から後方に退避し、遊技球が第2大入賞口42に入賞可能になる。そして、第2大入賞口42に入賞した遊技球が特定領域を通過し、特定領域センサ45によって検出されると、2種大当たりが発生する。
以下、大入賞口が開口してから閉口するまでに要する期間を大入賞口の開口期間といい、大入賞口が開口してから次回開口するまでの期間をラウンドという。また、大当たりが発生したときに最初のラウンド開始から最終ラウンドが終了するまでの遊技を大当たり遊技という。また、小当たりが発生したときに第2大入賞口42が開口してから閉口するまでの遊技を小当たり遊技という。
以下、第1特別図柄および第2特別図柄に共通の事項を説明する場合は、単に特別図柄という。また、第1特別図柄表示器51および第2特別図柄表示器52に共通の事項を説明する場合は、単に特別図柄表示器という。各特別図柄表示器は、それぞれ複数のLEDにより構成されている。各特別図柄表示器を構成する各LEDは、それぞれ所定の点灯パターンにて点灯し、点灯しているLEDおよび消灯しているLEDの組合わせが特別図柄を表しており、点灯するLEDおよび消灯しているLEDの組合わせが変化している状態が特別図柄の変動表示を表している。以下、特別図柄が変動表示を開始してから特別図柄が確定表示されるまでの特別図柄の変動パターンを特図変動パターンという。第1特別図柄(特図1)および第2特別図柄(特図2)は、本発明の識別図柄の一例であり、第1特別図柄表示器51および第2特別図柄表示器52は、本発明の識別図柄表示手段の一例である。
また、遊技球が、振分装置400に設けられた第2始動口402(図5)に入賞すると、第2特別図柄表示器52が第2特別図柄を変動表示しているときに遊技球が第2始動口22に入賞したときは、その入賞を契機とする第2特別図柄表示器52の作動が保留され、その作動保留の数を示す記憶数が第2特図保留表示器52aによって表示される。以下、第2特別図柄表示器52の作動保留の記憶数を第2特図保留数という。また、第1特図保留数および第2特図保留数に共通の事項を説明する場合は、単に特図保留数という。
以下、特別図柄表示器が特別図柄の変動表示を開始してから特別図柄を確定表示するまでを特別図柄の1回の変動という。また、特別図柄が1回変動される毎に特図保留数が1個ずつ減少することを特図保留数の消化という。
また、大当たり判定において小当たりと判定された場合は、第2開閉部材41が盤面から退避し、第2大入賞口42が開口する。本実施形態のパチンコ遊技機1は、第1ラウンド(最初のラウンド)のみ、第2大入賞口42が開閉し、第2大入賞口42に入賞した遊技球が特定領域に入賞(V入賞)すると、2種大当たりが発生し、第2ラウンドから最終ラウンドまでは第1大入賞口32が開閉する。本実施形態では、第2大入賞口42に入賞した遊技球が特定領域を通過する確率は100%に設定されている。
3個の一般入賞口13は、遊技領域3の下方に配置されている。レール部材17は、遊技盤2の周囲に沿って配置されている。レール部材17は、発射装置90(図7)によって発射された遊技球を遊技領域3に案内する。遊技盤2の下部中央には、どこにも入賞しなかった遊技球を排出するためのアウト口19が開口している。センター装飾体15は、遊技盤2のうち上部に配置されている。センター装飾体15は透光性を有し、その内側には、演出内容に応じて点灯・点滅する複数のLEDが設けられている。
図3および図4に示すように、遊技球通路300は、案内部材301と、滞留部材310と、排出部材316と、進入センサ315と、排出センサ317とを備えている。案内部材301は、遊技領域3を流下する遊技球を滞留部材310へ案内する役割をする。案内部材301は、両端が開口した横長の樋状に形成されている。案内部材301の右端には、遊技領域3を流下する遊技球が進入可能な進入口302が開口形成されており、開口した左端の出口303は、滞留部材310に接続されている(図4)。案内部材301は、進入口302から左に傾斜しており、進入口302から進入した遊技球Pは、転動して滞留部材310へ案内される。案内部材301を形成する内壁の前後の幅は、遊技球Pが1個通過できる幅である。
図5に示すように、振分装置400は、ハウジング408を備えており、そのハウジング408の上面に入球口407が開口形成されている。ハウジング408の内部には、第1始動口401と、第2始動口402と、流下口403,404,405と、振分部材406とが設けられている。第1始動口401は第2始動口402の左方に配置されており、第1始動口401と第2始動口402との間に流下口403が配置されている。第1始動口401の左側には流下口404が配置されており、第2始動口402の右側には流下口405が配置されている。
本実施形態では、振分装置400は、振分部材406によって振り分けられた遊技球Pが高い確率で第1始動口401または第2始動口402に振り分けられ、流下口403~405に振り分けられる確率は低いように構成されている。
また、第2始動口402に入賞した遊技球Pは、第2始動口センサ402a(図7)によって検出され、その検出信号は主制御基板60へ出力される。遊技制御用マイコン61は、第2始動口センサ402aから出力された検出信号に基づいて、遊技球Pが第2始動口402に入賞したと判定し、第2特別図柄表示器52に第2特別図柄を変動表示させ、かつ、賞球払出装置500(図7)に所定個数の賞球を払出させる。第1始動口401および第2始動口402は、本発明の入球領域の一例である。
演出表示装置7は、各演出図柄を特別図柄の変動表示と同期させて変動表示し、特別図柄が確定表示されると同時に各演出図柄を確定表示し、大当たり判定結果を表示する。ここで、確定表示とは、演出図柄が上下に揺れたり、再変動したりすることなく、完全に停止した停止表示状態のことである。
以下、演出表示装置7が特別図柄と同期させて変動表示する演出図柄を変動演出パターンといい、その変動演出パターンの背景に表示される画像を背景画像という。背景画像は、静止画像または動画像である。
変動演出パターンは、特図変動パターンの変動表示と同期して変動表示され、特別図柄の変動が保留された場合は、演出図柄の変動も保留される。つまり、特図保留数と、演出図柄の変動が保留されている数とは一致する。
図2に示すように、パチンコ遊技機1は、特図保留数を表す画像として本保留画像HGを演出表示装置7の画面に表示し、仮保留の数(以下、仮保留数という)を表す画像として仮保留画像KGを演出表示装置7の画面に表示する。本保留画像HGは、第1特図保留数と第2特図保留数とを合計した数である特図保留合計数を表示する。本保留画像HG1の数が特図保留合計数を示す。以下、特図保留合計数を本保留数という。本実施形態では、本保留数の上限は8個である。図2に示す例では、4個の本保留画像HGと、4個の仮保留画像KGとが表示されている。図示の例では、本保留画像HGは、丸(円形)を表す画像であり、仮保留画像KGは、四角(四角形)の中に疑問符(?)が表示された画像である。
遊技者は、滞留数画像SGが示す数字を見ることにより、滞留部材310に滞留している遊技球P、つまり、将来、仮保留に変化する可能性のある遊技球Pの数を知ることができる。仮保留数は、将来、本保留が消化されたときに本保留に昇格(変化)する可能性の高い数値である。その一方、滞留数は、通路内球数から仮保留数を減算した数値であり、仮保留数として計数されていない数であるため、仮保留数が上限に達しているときに、滞留部材310に滞留している遊技球Pが排出口316aから排出されると、単に減少するだけの数値であるため、仮保留数と比較すると、本保留に昇格(変化)する可能性の低い数値である。仮保留数および滞留数は、本発明の通路内球数の一例である。また、仮保留数は、本発明の第1通路内球数の一例であり、滞留数は、本発明の第2通路内球数の一例である。
演出表示装置7の画面には、仮保留画像KGを表示するための仮保留画像表示領域DE1と、本保留画像HGを表示するための本保留画像表示領域DE2とが設けられている。本保留画像HGは、本保留画像表示領域DE2において、特図保留の発生順に左端から右方に向けて順番に表示される。左端に表示された本保留画像HGが、時間的に最も古い特図保留に対応する画像であり、右端に表示された本保留画像HGが、時間的に最も新しい特図保留に対応する画像である。
仮保留画像KGは、仮保留画像表示領域DE1において、仮保留が発生した順に右端から左方に向けて順番に表示される。各本保留画像HGと各仮保留画像KGとは、相互に対向した位置に表示される。図示の例では、本保留画像HGの直上に仮保留画像KGが表示されている。
図6(A)に示す例では、本保留画像表示領域DE2に4個の本保留画像HGが表示されており、仮保留画像表示領域DE1に4個の仮保留画像KGが表示されている。つまり、本保留数が4個であり、仮保留数が4個であることを表している。また、滞留数画像SGは滞留数が3個であることを表している。つまり、通路内球数は、計7個であり、そのうちの4個が仮保留数に割り当てられ、残りの3個が仮保留数に割り当てられていないことを表している。なお、この状態で遊技球Pが進入口302から進入すると、その進入した数だけ、滞留数画像SGが表す滞留数が増加する。
次に、パチンコ遊技機1の主な電気的構成について図7および図8を参照しつつ説明する。
パチンコ遊技機1は、主制御基板60(図7)と、払出制御基板73(図7)と、サブ制御基板100(図8)と、画像制御基板200(図8)と、ランプ制御基板79(図8)と、音声制御基板78(図8)とを備えている。
また、主制御基板60には、発射制御回路75を介して発射装置90が電気的に接続されている。発射装置90は、発射モータ91と、タッチスイッチ92と、発射ボリューム93とを備えている。発射モータ91は、遊技球を打撃して発射する打撃槌(図示せず)を駆動する。タッチスイッチ92は、遊技者がハンドル4に触れたことを示す信号を出力する。発射ボリューム93は、発射レバー4a(図1)の回転量に応じて、上記打撃槌が遊技球を打撃する強度を調節する。
電源基板70には、バックアップ電源回路71が設けられている。バックアップ電源回路71は、パチンコ遊技機1に対して外部から電力が供給されていない場合に、主制御基板60のRAM64などに対して情報の保持に必要な電力を供給する。電源基板70には、電源基板70へ電力を供給する主電源をオンオフするための電源スイッチ72が電気的に接続されている。
図10(B)に示すように、第1特図保留演出記憶部121は、第1ないし第4記憶領域から成る4つの記憶領域を有し、各記憶領域は、主制御基板60から出力される第1始動入賞コマンドなどを記憶する。第1始動入賞コマンドは、遊技球が第1始動口401に入賞したことを契機として、遊技制御用マイコン61が取得した大当たり乱数、大当たり種別乱数、変動パターン乱数およびリーチ乱数を含むコマンドである。
図10(C)に示すように、第2特図保留演出記憶部122は、第1ないし第4記憶領域から成る4つの記憶領域を有し、各記憶領域は、主制御基板60から出力される第2始動入賞コマンドなどを記憶する。第2始動入賞コマンドは、遊技球が第2始動口402に入賞したことを契機として、遊技制御用マイコン61が取得した大当たり乱数、大当たり種別乱数、変動パターン乱数およびリーチ乱数を含むコマンドである。
当該変動用演出記憶部123は、変動演出パターンの当該変動に用いる第1始動入賞コマンドまたは第2始動入賞コマンドを記憶する。
入出力回路103は、サブ制御基板100に接続された各基板などとの間でデータの送信または受信を行う。
サブ制御基板100には、音声制御基板78を介して各スピーカ8が電気的に接続されている。音声制御基板78には、音声制御用マイコン78aと、音声データ記憶部78bと、音源IC78cと、音声合成回路78dと、アンプ78eとが搭載されている。音声制御用マイコン78aには、音声制御を行うためのコンピュータプログラムなどが記憶されたROM、ワークメモリなどとして使用されるRAM、ROMに記憶されたコンピュータプログラムを実行するCPUが含まれている。音声データ記憶部78bには、各スピーカ8が楽曲や効果音などの音を出力するための音声データが記憶されている。
なお、図7および図8は、パチンコ遊技機1の電気的な機能をブロックで示す説明図であるため、主制御基板60を除いて図7または図8に示す何れか複数の基板を1つの基板として構成することもでき、1つの基板を複数の基板として構成することもできる。
図11(A)に示す大当たり判定テーブルTA1は、遊技制御用マイコン61(図7)が大当たりか否かの大当たり判定を実行する際に参照するテーブルである。大当たり判定テーブルTA1は、抽選の種類(特図1の抽選か特図2の抽選か)と大当たり乱数とを対応付けて構成されている。大当たり乱数は、大当たり乱数カウンタが発生する大当たり乱数の中から所定の乱数を選択したものである。大当たり乱数カウンタを動作させるためのコンピュータプログラムは、ROM63に記憶されており、そのコンピュータプログラムをCPU62が実行することにより、大当たり乱数カウンタが動作して大当たり乱数が発生する。大当たり乱数カウンタは、カウンタICなどの乱数生成回路を利用したものでも良い。本実施形態では、大当たり乱数カウンタは、0~65535の計65536個の大当たり乱数をカウントする。つまり、0~65535の計65536個の大当たり乱数を発生する。本実施形態では、大当たり判定テーブルTA1には、第1特別図柄の抽選(特図1の抽選)のときの大当たり乱数値として、0~546の計547個の大当たり乱数が設定されている。遊技制御用マイコン61は、大当たり乱数カウンタから取得した大当たり乱数が0~546のいずれかであった場合は、大当たり判定において大当たりと判定し、0~65535のうち0~546以外であった場合は、大当たりではない、つまり、ハズレと判定する。
図11(B)に示す大当たり種別判定テーブルTA2は、大当たりと判定された場合に遊技制御用マイコン61(図7)が大当たりの種別判定を実行する際に参照するテーブルである。大当たり種別判定テーブルTA2は、抽選の種類(特図1の抽選か特図2の抽選かV入賞による大当たりか)と大当たり種別乱数とを対応付けて構成されている。大当たり種別乱数は、大当たり種別乱数カウンタが発生する大当たり種別乱数の中から所定の乱数を選択したものである。大当たり種別乱数カウンタを動作させるためのコンピュータプログラムは、ROM63に記憶されており、そのコンピュータプログラムをCPU62が実行することにより、大当たり種別乱数カウンタが動作して大当たり種別乱数が発生する。大当たり種別乱数カウンタは、カウンタICなどの乱数生成回路を利用したものでも良い。本実施形態では、大当たり種別乱数カウンタは、0~99の計100個の大当たり種別乱数をカウントする。つまり、0~99の計100個の大当たり種別乱数を発生する。本実施形態のパチンコ遊技機1では,大当たりの種別として、「4R大当たり」と、「10R大当たり」とがある。
一方、第2特別図柄の抽選(特図2の抽選)でも、大当たり種別乱数が0~49の範囲内の値であれば、「4R大当たり」に当選したと判定し、大当たり種別乱数が50~99であれば、「10R大当たり」に当選したと判定する。つまり、第2特別図柄の大当たりでは、大当たりの種類として50/100の確率で「4R大当たり」に当選し、50/100の確率で「10R大当たり」に当選する。
また、V入賞による大当たり(第2大入賞装置40内の特定領域に入賞したことによる2種大当たり)では、大当たり種別乱数が0~99の範囲内の値であれば、「10R大当たり」に当選したと判定する。つまり、V入賞による大当たりでは、大当たりの種類として100/100の確率で「10R大当たり」に当選する。
図11(C)に示すリーチ判定テーブルTA3は、遊技制御用マイコン61(図7)が大当たり判定の結果がハズレであった場合に、リーチが出現する特図変動パターンを選択するか否かを判定する際に参照するテーブルである。ここで、リーチとは、複数の特別図柄のうち変動表示されている特別図柄が残り1つとなっている状態であって、変動表示されている特別図柄がどの特別図柄で確定表示されるか次第で大当たりを示す特別図柄の組み合わせとなる状態のことである。また、リーチとは、演出表示装置7の複数の表示領域においてそれぞれ変動表示されている演出図柄のうち、変動表示されている演出図柄が残り1つとなっている状態であって、変動表示されている演出図柄がどの演出図柄で確定表示されるか次第で大当たり演出図柄の組み合わせとなる状態のことである。
たとえば、大当たり演出図柄の組み合わせの1つが「777」である場合に、左演出図柄表示領域において左演出図柄9Lとして「7」が確定表示されており、右演出図柄表示領域において右演出図柄9Rとして「7」が確定表示されており、中演出図柄表示領域において中演出図柄9Cが変動表示されている状態のことである。なお、リーチの概念には、中演出図柄9Cがスクロールしている状態の他、揺れている状態、拡大と縮小を繰り返す状態などが含まれる。
なお、図11(C)は、基本的に第1特別図柄に対応するリーチ判定テーブルを示す。第2特別図柄に対応するリーチ判定テーブルは、第1特別図柄と同一内容にしても良いし、異なるテーブルとしても良い。
次に、遊技制御用マイコン61(図7)が実行する主な処理について図を参照しつつ説明する。
(メイン側主制御処理)
最初に、遊技制御用マイコン61が実行するメイン側主制御処理の内容についてそれを示す図12を参照しつつ説明する。
遊技制御用マイコン61は、パチンコ遊技機1の電源がオンされると、ROM63(図7)から図12に示すメイン側主制御処理のコンピュータプログラムを読み出して実行する。遊技制御用マイコン61は、最初に初期設定を行う(ステップ(以下、Sと略す)1)。この初期設定では、たとえば、スタックの設定、定数の設定、割込時間の設定、CPU62の設定、SIO(System Input/Output)、PIO(Parallel Input/Output)、CTC(Counter/Timer Circuit:割込時間を管理するための回路)の設定、各種のフラグ、カウンタおよびタイマなどのリセットなどを行う。続いて、遊技制御用マイコン61は、割込禁止を実行し(S2)、特別図柄主要乱数更新処理を実行する(S3)。この特別図柄主要乱数更新処理では、前述した大当たり乱数、大当たり種別乱数、リーチ乱数および変動パターン乱数を発生する各乱数カウンタの初期値をそれぞれ「1」加算して更新する。各乱数カウンタのカウント値は上限値に達すると「0」に戻って再び「1」加算される。なお、各乱数カウンタの初期値は「0」以外の値であってもよく、ランダムに変更されるものであってもよい。また、各乱数カウンタのカウント値にそれぞれ「2」以上の数値を加算して更新してもよい。また、各乱数は、カウンタICなどから成る公知の乱数生成回路を利用して生成される、いわゆるハードウェア乱数であってもよい。このハードウェア乱数を用いる場合は、ソフトウェアによる乱数の更新処理(S3)は必要ない。
次に、遊技制御用マイコン61が実行するメイン側タイマ割込処理(図12のS5)の内容についてそれを示す図13を参照しつつ説明する。
遊技制御用マイコン61は、出力処理を実行する(S10)。この出力処理では、以下に説明する各処理において主制御基板60のRAM64(図7)に設けられた出力バッファにセットされたコマンドなどをサブ制御基板100(図8)や払出制御基板73(図7)などに出力する。続いて、遊技制御用マイコン61は、入力処理を実行する(S11)。この入力処理では、主にパチンコ遊技機1に取付けられている各種センサ(第1始動口センサ401a、第2始動口センサ402a、第1大入賞口センサ33、第2大入賞口センサ43、特定領域センサ45など(図7))が検出した各検出信号を読み込む。
続いて、遊技制御用マイコン61は、特別図柄主要乱数更新処理を実行する(S14)。この特別図柄主要乱数更新処理は、図12のメイン側主制御処理で実行する特別図柄主要乱数更新処理(S3)と同じである。つまり、各乱数カウンタの初期値の更新処理は、メイン側タイマ割り込み処理(S5)の実行期間と、それ以外の期間(メイン側タイマ割込処理(S5)の終了後、次のメイン側タイマ割込処理(S5)が開始されるまでの期間)との両方で行われている。
そして、次に遊技制御用マイコン61に割り込みパルスが入力されるまではメイン側主制御処理のステップS2~S4の処理が繰り返し実行され(図12参照)、割り込みパルスが入力されると(約4mec後)、再びメイン側タイマ割り込み処理(S5)が実行される。再び実行されたメイン側タイマ割り込み処理(S5)の出力処理(S10)においては、前回のメイン側タイマ割り込み処理(S5)にてRAM64の出力バッファにセットされたコマンドなどが所定の基板へ出力される。
次に、遊技制御用マイコン61がメイン側タイマ割込処理(図13)のS15において実行するセンサ検出処理の内容についてそれを示す図14を参照しつつ説明する。
遊技制御用マイコン61は、遊技球が第1始動口401(図5)に入賞したか否かを判定し(S20)、遊技球が第1始動口401に入賞したと判定した場合は(S20:Yes)、第1特図保留数U1が上限値の「4」以上であるか否か判定する(S21)。ここで、第1特図保留数U1が「4」以上であると判定した場合は(S21:Yes)、S26に進むが、第1特図保留数U1が「4」以上ではないと判定した場合は(S21:No)、第1特図保留数U1に1を加算する(S22)。続いて、遊技制御用マイコン61は、第1特図関係乱数取得処理を実行する(S23)。この第1特図関係乱数取得処理では、大当たり乱数カウンタがカウントする大当たり乱数と、大当たり種別乱数カウンタがカウントする大当たり種別乱数と、リーチ乱数カウンタがカウントするリーチ乱数と、変動パターン乱数カウンタがカウントする変動パターン乱数とを取得し、それら取得した各乱数を第1特図保留記憶部64a(図9(A))のうち、現在の第1特図保留数に応じた記憶領域に記憶する。たとえば、現在の第1特図保留数が「3」であった場合は、各乱数値を第4記憶領域に記憶する。
次に、遊技制御用マイコン61がメイン側タイマ割込処理(図13)のS16において実行する特定領域通過検出処理の内容についてそれを示す図15を参照しつつ説明する。
遊技制御用マイコン61は、遊技球が第2大入賞装置40の内部に設けられた特定領域を通過したか否かを判定する(S40)。遊技球が特定領域を通過したことは特定領域センサ45(図2,図7)によって検出される。ここで、遊技球が特定領域を通過したと判定した場合は、大当たりの種類を判定する(S41)。大当たりの種別の判定では、大当たり種別乱数を取得し、大当たり種別判定テーブルTA2(図11(B))を参照し、取得した大当たり種別乱数と対応付けられている大当たりの種類を選択する。
次に、遊技制御用マイコン61がメイン側タイマ割込処理(図13)のS17において実行する特別図柄待機処理の内容についてそれを示す図16を参照しつつ説明する。
遊技制御用マイコン61は、第2特図保留数U2が「0」であるか否かを判定し(S50)、「0」ではないと判定した場合は(S50:No)、後述する特図2大当たり判定処理(図17)を実行する(S51)。続いて、遊技制御用マイコン61は、特図2の変動パターンを選択するための特図2変動パターン選択処理を実行する(S52)。続いて、遊技制御用マイコン61は、第2特図保留数U2から「1」を減算し(S53)、第2特図保留記憶部64b(図9(B))の各記憶領域に格納されている各データを、記憶の順番が古い方の記憶領域、つまり、読み出される側に1つずつシフトする(S54)。続いて、遊技制御用マイコン61は、特図2変動開始処理を実行する(S55)。つまり、第2特別図柄表示器52は、遊技制御用マイコン61が第2特図保留記憶部64b(図9(B))に記憶されている大当たり乱数に基づいて大当たり判定を実行する順に第2特別図柄の変動表示を行う。また、第2特別図柄表示器52が第2特別図柄の変動表示を行う毎に、第2特図保留記憶部64bの各記憶領域に記憶されている各データは、記憶の順番が古い方の記憶領域にシフトされる。
この特図2変動開始処理では、変動開始コマンドをRAM64の出力バッファにセットして、第2特別図柄の変動表示を開始する。RAM64の出力バッファにセットする変動開始コマンドには、後述する第2特図大当たり判定処理(図17)において選択した特図停止図柄のデータや第2特図変動パターン選択処理(S52)において選択した特図変動パターンのデータが含まれている。
この特図1変動開始処理では、変動開始コマンドをRAM64の出力バッファにセットして、第1特別図柄の変動表示を開始する。RAM64の出力バッファにセットする変動開始コマンドには、第1特図大当たり判定処理(図17)において選択した特図停止図柄のデータや第1特図変動パターン選択処理(S58)において選択した変動パターンのデータが含まれている。
また、本実施形態では、第1特図保留に基づく第1特別図柄の変動表示は、第2特図保留数U2が「0」の場合(S50:Yesの場合)に限って行われる。つまり、第2特図保留の消化は、第1特図保留の消化に優先して実行される。
次に、遊技制御用マイコン61が特別図柄待機処理(図16)のS51,S57において実行する特図2大当たり判定処理(特図1大当たり判定処理)の内容についてそれを示す図17を参照しつつ説明する。なお、特図2大当たり判定処理(図16のS51)と特図1大当たり判定処理(図16のS57)とは、処理の流れが同じであるため、まとめて説明する。また、第1特図保留記憶部64aおよび第2特図保留記憶部64bに共通の事項を説明する場合は、単に特図保留記憶部という。
遊技制御用マイコン61は、S72において大当たりと判定した場合は(S72:Yes)、大当たり判定において、大当たりと判定したことを示す大当たりフラグをONする(S73)。続いて、遊技制御用マイコン61は、特図保留記憶部の第1記憶領域(図9)に記憶されている大当たり種別乱数を読み出し、大当たり種別判定テーブルTA2(図11(B))を参照し、大当たりの種別を判定する(S74)。大当たりの種別によって、特図の大当たり図柄、特図の停止図柄、振分率、最大ラウンド数および大当たり演出図柄などが異なる。ここで、振分率とは、大当たり種別判定テーブルTA2に設定されている複数種類の大当たりのうち、所定の大当たりが選択される確率のことである。また、最大ラウンド数とは、大当たり遊技における実行可能な最大ラウンド数のことである。
次に、演出制御用マイコン101(図8)が実行するサブ側主制御処理についてそれを示す図18を参照しつつ説明する。
最初に、演出制御用マイコン101は、初期設定を実行する(S300)。この初期設定では、たとえば、スタックの設定、定数の設定、割込時間の設定、CPU102(図8)の設定、SIO(System Input/Output)、PIO(Parallel Input/Output)、CTC(Counter/Timer Circuit:割込時間を管理するための回路)の設定、各種のフラグ、カウンタおよびタイマなどのリセットなどを行う。続いて、演出制御用マイコン101は、電源断信号がONしており、かつ、RAM120(図8)の内容が正常であるか否かを判定し(S301)、ここで否定判定した場合は(S301:No)、RAM120を初期化し(S302)、S303に進む。また、S301において肯定判定した場合は(S301:Yes)、RAM120を初期化しないでS303に進む。つまり、電源断信号がONになっていない場合、または、電源断信号がONになっていてもRAM120の内容が正常でない場合には(S301:No)、RAM120を初期化するが、停電などで電源断信号がONとなったがRAM120の内容が正常に保たれている場合には(S301:Yes)、RAM120を初期化しない。なお、RAM120を初期化すれば、各種のフラグ、カウンタおよびタイマなどの値はリセットされる。また、このS300~S302は、電源投入後に一度だけ実行され、それ以降は実行されない。
次に、演出制御用マイコン101が実行する受信割込処理(図18のS307)についてそれを示す図19を参照しつつ説明する。
演出制御用マイコン101は、主制御基板60(図7)から、演出制御用マイコン101の外部INT(割込)入力部に与えられるストローブ信号(STB信号)の信号レベルが変化したか否か、つまり、コマンドを受信するタイミングであるか否かを判定する(S310)。具体的には、たとえば、ストローブ信号の信号レベルがハイレベルからローレベルに変化したか否かを判定する。そして、受信するタイミングでなはないと判定した場合は(S310:No)、この受信割込処理を終え、受信するタイミングであると判定した場合は(S310:Yes)、主制御基板60から送信されてきた各種のコマンドを受信し、それら受信した各種のコマンドをRAM120(図8)の受信バッファに格納する(S311)。この受信割込処理は、他の割込処理(S308、S309)に優先して実行される処理である。
次に、演出制御用マイコン101が実行する1msタイマ割込処理(図18のS308)についてそれを示す図20を参照しつつ説明する。
演出制御用マイコン101は、サブ制御基板100に1msec周期の割込パルスが入力される度に、この1msタイマ割込処理を実行する。演出制御用マイコン101は、入力処理を実行する(S320)。この入力処理では、演出ボタン検出スイッチ9a(図8)からの検出信号に基づいて、スイッチがONしたことを示すスイッチデータ(エッジデータおよびレベルデータ)を作成する。続いて、演出制御用マイコン101は、出力処理を実行する(S321)。この出力処理では、後述する変動演出開始処理のS415(図23)においてRAM120(図8)のコマンドバッファにセットされる変動演出開始コマンドを画像制御基板200に出力する。
続いて、演出制御用マイコン101は、変動演出開始コマンドを出力したか否かを判定する(S322)。変動演出開始コマンドは、後述する変動演出開始処理のS415(図23)においてRAM120(図8)のコマンドバッファにセットされ、S321において画像制御基板200に出力される。ここで、演出制御用マイコン101は、変動演出開始コマンドを出力していないと判定した場合は(S322:No)、本処理を終え、出力したと判定した場合は(S322:Yes)、変動演出パターンの変動時間の計測を開始する(S323)。続いて、ウォッチドッグタイマのリセット設定を行うウォッチドッグタイマ処理を行い(S324)、本処理を終える。
次に、演出制御用マイコン101が実行する10msタイマ割込処理(図18のS309)についてそれを示す図21を参照しつつ説明する。
演出制御用マイコン101は、サブ制御基板100に10msec周期の割込パルスが入力される度に、この10msタイマ割込処理を実行する。演出制御用マイコン101は、後述する受信コマンド解析処理(図22)を実行し(S330)、スイッチ状態取得処理を実行する(S331)。このスイッチ状態取得処理では、1msタイマ割込処理の入力処理(図20のS320)において作成したスイッチデータを10msタイマ割込処理用のスイッチデータとしてRAM120に格納する。続いて、スイッチ状態取得処理にて格納したスイッチデータに基づいて、演出表示装置7が表示するボタン演出などの表示内容を設定するスイッチ処理を実行する(S332)。続いて、演出制御用マイコン101は、ランプ処理を実行する(S333)。このランプ処理では、楽曲の進行に伴って各ランプ(盤ランプ2a、左サイドランプ23aおよび右サイドランプ23bなど)の発光を制御するためのランプデータの作成や発光演出の時間管理などを行う。これにより、各ランプは、楽曲の進行に合った発光演出を行う。
次に、演出制御用マイコン101が10msタイマ割込処理(図21)のS330において実行する受信コマンド解析処理についてそれを示す図22を参照しつつ説明する。
演出制御用マイコン101は、主制御基板60から始動入賞コマンド(第1始動入賞コマンドまたは第2始動入賞コマンド)を受信したか否かを判定し(S340)、受信したと判定した場合は(S340:Yes)、先読み演出判定処理を実行する(S341)。この先読み演出判定処理では、特図保留演出記憶部(第1特図保留演出記憶部121または第2特図保留演出記憶部122:図10)に記憶した始動入賞コマンドに含まれている大当たり乱数が、大当たり判定(図17のS72)において大当たりと判定される大当たり乱数であるか否かを判定する。つまり、遊技制御用マイコン61が大当たり判定を行う前に大当たり判定(事前判定)を行う。そして、大当たりと判定した場合は、特図保留の中に大当たりが存在することを示唆するか否かを抽選により決定し、示唆すると決定した場合は、大当たりが存在する特図保留に対応する本保留画像HG(図6)を所定の本保留画像に変化させるなどの先読み演出を実行する。
次に、演出制御用マイコン101が受信コマンド解析処理(図22)のS347において実行する変動演出開始処理についてそれを示す図23を参照しつつ説明する。
演出制御用マイコン101は、受信した変動開始コマンドを解析する(S410)。変動開始コマンドには、特図2変動パターン選択処理(図16のS52)で選択した特図2変動パターンの情報、または、特図1変動パターン選択処理(図16のS58)で選択した特図1変動パターンの情報が含まれている。続いて、演出制御用マイコン101は、S410において解析した変動開始コマンドが特図1変動開始コマンドである場合は、特図1保留演出カウンタの値を「1」減算し、特図2変動開始コマンドである場合は、特図2保留演出カウンタの値を「1」減算する(S411)。続いて、演出制御用マイコン101は、特図保留演出記憶部(第1特図保留演出記憶部121または第2特図保留演出記憶部122:図10)に記憶されている始動入賞コマンドおよび先読み大当たりフラグなどの各データを古い記憶領域の方にシフトする(S412)。
続いて、演出制御用マイコン101は、S413において選択した変動演出パターンの表示を演出表示装置7に開始させるための変動演出開始コマンドをRAM120(図8)の出力バッファにセットする(S414)。
次に、演出制御用マイコン101が受信コマンド解析処理のS348(図22)において実行する保留画像処理についてそれを示す図24を参照しつつ説明する。
演出制御用マイコン101は、本保留数に対応する個数の本保留画像HGを演出表示装置7の画面に表示し(S420:図6)、仮保留数に対応する個数の仮保留画像KGを演出表示装置7の画面に表示する(S421:図6)。続いて、演出制御用マイコン101は、滞留数を示す滞留数画像SGを演出表示装置7の画面に表示する(S422:図2)。続いて、演出制御用マイコン101は、本保留数(U1+U2)が1減少したか否かを判定し(S423)、1減少したと判定した場合は(S423:Yes)、本保留画像HGを1個消す(S424)。具体的には、右端の本保留画像HGを消す(図6(B))。続いて、演出制御用マイコン101は、仮保留数が1以上であるか否かを判定し(S425)、仮保留数が1以上であると判定した場合は(S425:Yes)、仮保留画像KGを1個消す(S426)。具体的には、S424において消した本保留画像HGと対応付けられている仮保留画像KG、つまり、右端の仮保留画像KGを消す(図6(C))。続いて、演出制御用マイコン101は、本保留画像HGを1個表示する(S427)。具体的には、S426において消した仮保留画像KGと対応付けられている表示領域、つまり、右端に本保留画像HGを表示する(図6(C))。演出制御用マイコン101が実行するS420は、本発明の保留数表示手段として機能し、S421およびS422は、本発明の通路内球数表示手段として機能する。
(1)上述した実施形態のパチンコ遊技機1によれば、遊技者は、遊技球通路300の排出口316aから排出される遊技球の排出方向に第1始動口401および第2始動口402が配置されているという、従来のパチンコ遊技機には無かった遊技を楽しむことができるため、遊技の興趣を高めることができる。
(2)しかも、前述した実施形態のパチンコ遊技機1によれば、滞留部材310は、遊技球Pが進入口302から進入してから排出口316aから排出されるまでの時間を遅延させることができるため、遊技者は、滞留部材310に滞留している遊技球Pが、何時、排出口316aから排出されるか否か、スリルを味わうことができる。
(4)さらに、前述した実施形態のパチンコ遊技機1によれば、特図保留記憶部に記憶される可能性の高い仮保留数と、仮保留数よりも特図保留記憶部に記憶される可能性の低い滞留数とを表示することができるため、遊技者は、仮保留数が本保留数に変化するか否か、さらには、滞留数が仮保留数に変化するか否かという、従来の遊技機には無かったスリルを楽しむことができるため、遊技の興趣を高めることができる。
(6)さらに、前述した実施形態のパチンコ遊技機1によれば、通路内球数のうち、特図保留の上限数から現在の保留の数を減算した数を仮保留上限数として設定するため、特図保留に変化する可能性のある数を正確に把握することができる。また、前述した実施形態のパチンコ遊技機1によれば、通路内球数のうち、仮保留の上限数を超える数を滞留数に設定することができるため、遊技者は、仮保留に変化する可能性のある数を正確に把握することができる。
(9)さらに、前述した実施形態のパチンコ遊技機1によれば、常時、右打ちのみにより遊技を行うという、従来のパチンコ遊技機には無かった演出を楽しむことができるため、遊技の興趣を高めることができる。
(11)さらに、前述した実施形態のパチンコ遊技機1によれば、特別図柄の変動時間が、所定の遊技条件が成立していない遊技状態よりも所定の遊技条件が成立している遊技状態の方が短縮されるという機能、いわゆる時短機能を備えていないという、従来のパチンコ遊技機には無かった遊技を楽しむことができるため、遊技の興趣を高めることができる。
(12)さらに、前述した実施形態のパチンコ遊技機1によれば、遊技球が遊技盤に配置されたゲートを通過したことに基づいて普通図柄を変動表示する普通図柄表示装置と、この普通図柄表示装置が当たりの普通図柄を停止表示したときに開閉動作する普通電動役物(電チュー)とを備えていないという、従来のパチンコ遊技機には無かった遊技を楽しむことができるため、遊技の興趣を高めることができる。
(1)前述した実施形態のパチンコ遊技機1では、本保留画像HGの直上に仮保留画像KGを表示することにより、本保留画像HGと仮保留画像KGとの対応関係を表したが、本保留画像HGと仮保留画像KGとの対応関係が分かれば、本保留画像HGの直上に仮保留画像KGを表示しなくても良い。たとえば、本保留画像HG1個分の表示領域と、この本保留画像HGと対応する仮保留画像KG1個分の表示領域とを囲むライン、または、対応する本保留画像HGおよび仮保留画像KG間を接続するラインを表示する。この構成によれば、本保留画像HGと仮保留画像KGとの位置関係が斜めであったり、本保留画像HGの表示位置と仮保留画像KGの表示位置とが離れたりしていても、本保留画像HGと仮保留画像KGとの対応関係が分かる。
3 遊技領域
11 第1始動口
32 第1大入賞口
42 第2大入賞口
61 遊技制御用マイコン
101 演出制御用マイコン
300 遊技球通路
302 進入口
316a 排出口
310 滞留部材
400 振分装置
401 第1始動口
402 第2始動口
DE1 仮保留画像表示領域
DE2 本保留画像表示領域
HG 本保留画像
KG 仮保留画像
SG 滞留数画像
Claims (1)
- 遊技領域を流下する遊技球が入球可能な入球領域と、
遊技球が前記入球領域に入球したことに基づいて当たりか否かの当否判定を行う当否判定手段と、
識別図柄を変動表示し、前記当否判定の結果を示す識別図柄を停止表示する識別図柄表示手段と、を備えた遊技機であって、
前記遊技領域を流下する所定の遊技球が進入可能な進入口と、前記進入口から進入した遊技球が排出される排出口とを有する遊技球通路を備え、前記入球領域が、前記排出口から排出される遊技球の排出方向に配置されていると共に、
前記遊技球通路に存在する遊技球の数である通路内球数を計数する通路内球数計数手段と、
前記通路内球数計数手段が計数した前記通路内球数を表示する通路内球数表示手段と、
前記当否判定手段が前記当否判定を行う権利の保留を所定の上限数まで記憶する保留記憶手段と、
前記保留記憶手段に記憶されている前記保留の数を表示する保留数表示手段と、を備えており、
前記通路内球数表示手段は、
前記通路内球数のうち、前記保留記憶手段の前記所定の上限数から現在の保留の数を減算した数を仮保留上限数とする範囲の第1通路内球数と、前記仮保留上限数を超える第2通路内球数と、を表示することを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019195280A JP7006955B2 (ja) | 2019-10-28 | 2019-10-28 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019195280A JP7006955B2 (ja) | 2019-10-28 | 2019-10-28 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021065586A JP2021065586A (ja) | 2021-04-30 |
JP7006955B2 true JP7006955B2 (ja) | 2022-01-24 |
Family
ID=75637990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019195280A Active JP7006955B2 (ja) | 2019-10-28 | 2019-10-28 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7006955B2 (ja) |
Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001204912A (ja) | 2000-01-25 | 2001-07-31 | Takao:Kk | 弾球遊技機 |
JP3755183B2 (ja) | 1996-04-11 | 2006-03-15 | 株式会社高尾 | 弾球遊技機 |
JP4084069B2 (ja) | 2002-04-08 | 2008-04-30 | 株式会社ソフィア | 遊技機 |
JP4385658B2 (ja) | 2003-06-12 | 2009-12-16 | 株式会社竹屋 | 遊技機 |
JP4411822B2 (ja) | 2002-04-04 | 2010-02-10 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP4943174B2 (ja) | 2007-02-06 | 2012-05-30 | 株式会社ジェイビー | 弾球遊技機 |
JP5897451B2 (ja) | 2012-11-20 | 2016-03-30 | 株式会社ニューギン | 遊技機 |
JP2017209230A (ja) | 2016-05-24 | 2017-11-30 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP6364591B2 (ja) | 2014-03-04 | 2018-08-01 | 株式会社高尾 | 弾球遊技機 |
JP2018126381A (ja) | 2017-02-09 | 2018-08-16 | 株式会社高尾 | 弾球遊技機 |
JP2018143342A (ja) | 2017-03-02 | 2018-09-20 | 豊丸産業株式会社 | 遊技機 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006095235A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Samii Kk | 遊技機 |
JP6675531B2 (ja) * | 2017-11-01 | 2020-04-01 | 株式会社高尾 | 遊技機 |
-
2019
- 2019-10-28 JP JP2019195280A patent/JP7006955B2/ja active Active
Patent Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3755183B2 (ja) | 1996-04-11 | 2006-03-15 | 株式会社高尾 | 弾球遊技機 |
JP2001204912A (ja) | 2000-01-25 | 2001-07-31 | Takao:Kk | 弾球遊技機 |
JP4411822B2 (ja) | 2002-04-04 | 2010-02-10 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP4084069B2 (ja) | 2002-04-08 | 2008-04-30 | 株式会社ソフィア | 遊技機 |
JP4385658B2 (ja) | 2003-06-12 | 2009-12-16 | 株式会社竹屋 | 遊技機 |
JP4943174B2 (ja) | 2007-02-06 | 2012-05-30 | 株式会社ジェイビー | 弾球遊技機 |
JP5897451B2 (ja) | 2012-11-20 | 2016-03-30 | 株式会社ニューギン | 遊技機 |
JP6364591B2 (ja) | 2014-03-04 | 2018-08-01 | 株式会社高尾 | 弾球遊技機 |
JP2017209230A (ja) | 2016-05-24 | 2017-11-30 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2018126381A (ja) | 2017-02-09 | 2018-08-16 | 株式会社高尾 | 弾球遊技機 |
JP2018143342A (ja) | 2017-03-02 | 2018-09-20 | 豊丸産業株式会社 | 遊技機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021065586A (ja) | 2021-04-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6803093B2 (ja) | 遊技台 | |
JP6817652B2 (ja) | 遊技台 | |
JP7334990B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6803092B2 (ja) | 遊技台 | |
JP2007307162A (ja) | 遊技機 | |
JP7006955B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2007202986A (ja) | 遊技機 | |
JP7054937B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7249042B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6822943B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2021065587A (ja) | 遊技機 | |
JP7306690B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2021101910A (ja) | 遊技機 | |
JP7445321B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7188770B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6817654B2 (ja) | 遊技台 | |
JP6817653B2 (ja) | 遊技台 | |
JP2014023614A (ja) | パチンコ機 | |
JP6803091B2 (ja) | 遊技台 | |
JP6803090B2 (ja) | 遊技台 | |
JP5869975B2 (ja) | パチンコ機 | |
JP7302870B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6822942B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2005278847A (ja) | 遊技機 | |
JP2006296502A (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201029 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210824 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210825 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211022 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211207 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211224 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7006955 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |