JP6148078B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP6148078B2
JP6148078B2 JP2013123692A JP2013123692A JP6148078B2 JP 6148078 B2 JP6148078 B2 JP 6148078B2 JP 2013123692 A JP2013123692 A JP 2013123692A JP 2013123692 A JP2013123692 A JP 2013123692A JP 6148078 B2 JP6148078 B2 JP 6148078B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
effect
game
stage
special symbol
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013123692A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014239817A (ja
Inventor
尋康 伊藤
尋康 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoraku Industrial Co Ltd filed Critical Kyoraku Industrial Co Ltd
Priority to JP2013123692A priority Critical patent/JP6148078B2/ja
Publication of JP2014239817A publication Critical patent/JP2014239817A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6148078B2 publication Critical patent/JP6148078B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に関するものである。
パチンコ機と呼ばれ一般的に普及している遊技機は、遊技者に対して興趣性の高い演出を提供するために画像表示装置を備え、特別図柄が変動している変動期間内に様々な演出を行うことで、遊技者に大当たりへの期待感を与えるように構成されている。
また、上記した遊技機は、一般に演出用の役物装置を搭載しており、例えば大当たり当選時や大当り期待度が高いリーチ演出時において役物装置を作動させることで、遊技者により面白みのある演出を提供するように構成されている。
そして近年では、上記したような役物装置を複数備えた遊技機が主流になりつつある(例えば特許文献1)。
特許文献1には、ランダムに駆動する第1演出役物装置、及び第2演出役物装置を備え、第1演出役物装置が大駆動する実行時期を解析して、第2演出役物装置を駆動させることを禁止する役物予告禁止期間を設定し、その役物予告禁止期間では、第2演出役物装置が駆動しないように処理を行うことで、複数の演出役物装置が衝突しないように構成した遊技機が開示されております。
特開2013−70805公報
しかしながら、遊技機に搭載されている演出役物装置は、例えば静電ノイズの影響やプログラム上の欠陥(バグ)により誤作動することがあった。このため、遊技機に搭載されている複数の演出役物装置の動作領域が重なっている場合は、演出役物装置同士が衝突して破損するおそれがあるため、演出役物装置同士の衝突を防止する必要があった。またこれと同時にホール側の関係者(例えば店員)に演出役物装置の動作に異常があったことを知らせることが重要になる。
本発明は、上記したような点を鑑みてなされたものであり、複数の演出役物装置を備えた遊技機において、演出役物装置同士の衝突を防止し、しかもホール側の関係者に動作異常を知らせることができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態により実現することが可能である。
第1の形態の遊技機は、待機領域から特定領域にそれぞれ移動可能な複数の演出役物装置(A、B、C、D)と、前記複数の演出役物装置の動作を監視する監視手段(221)と、前記演出役物装置の動作を制御する制御手段(221)と、を備え、前記制御手段は、前記監視手段の監視結果により前記演出役物装置の動作が異常と判定された場合、前記演出役物装置を停止させてから所定期間経過する前に操作手段が操作されたときは前記演出役物装置を前記待機領域に移動させる制御を行わないようにし、前記演出役物装置を停止させてから所定期間経過後に前記操作手段が操作されたとき前記演出役物装置を前記待機領域に移動させる制御を行うようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、演出役物装置同士が衝突するのを防止できる。
た、演出役物装置の動作異常をホール側の関係者に報知することが可能になる。
本発明の実施形態に係る遊技機の正面図である。 遊技機に設けられている遊技盤の正面図である。 遊技盤面上における各演出役物装置の動作を示した図である。 遊技盤面上における各演出役物装置の動作を示した図である。 遊技盤面上における各演出役物装置の動作を示した図である。 遊技盤面上における各演出役物装置の動作を示した図である。 遊技盤面上における各演出役物装置の動作を示した図である。 (a)及び(b)は第2の演出役物装置Bの開放状態を示す正面図、及び背面図である。 (a)及び(b)は第2の演出役物装置Bの閉止状態を示す正面図、及び背面図である。 (a)及び(b)は上昇位置にある第3の演出役物装置Cの正面図、及び背面図である。 (a)及び(b)は下降位置にある第3の演出役物装置Cの正面図、及び背面図である。 (a)及び(b)は第4の演出役物装置Dを構成する一方(右側)の装飾体、及び駆動機構の退避状態を示す正面図、及び背面図である。 (a)及び(b)は第4の演出役物装置Dを構成する一方の装飾体、及び駆動機構の突出状態を示す正面図、及び背面図である。 本実施形態の遊技機の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。 本実施形態の遊技機の遊技制御基板において各種乱数値を取得するための乱数テーブルの説明図であり、(a)は特別図柄判定用乱数テーブル、(b)は大当たり図柄判定用乱数テーブル、(c)はリーチ判定用乱数テーブル、(d)は補助図柄判定用乱数テーブルの一例をそれぞれ示した図である。 (a)〜(c)は本実施形態の遊技機における第1遊技演出の一例を示した図である。 (a)〜(d)は本実施形態の遊技機における第1遊技演出の一例を示した図である。 (a)及び(b)は本実施形態の遊技機における第2遊技演出の一例を示した図である。 (a)及び(b)は本実施形態の遊技機における第3遊技演出の一例を示した図である。 (a)及び(b)は本実施形態の遊技機における第4遊技演出の一例を示した図である。 本実施形態の遊技機における演出役物装置の動作可否の関係を示した図である。 演出制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。 演出制御基板のCPUが実行するコマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。 演出制御基板のCPUが実行する衝突回避処理の一例を示したフローチャートである。 演出制御基板のCPUが実行する復帰処理の一例を示したフローチャートである。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る遊技機の一例としてのパチンコ機の構成例を示した全体正面図であり、図2は遊技機に設けられている遊技盤の正面図であり、図3〜図7は遊技盤面上における各演出役物装置の動作を示した図である。
図1において、遊技機1は、遊技店の島設備に取り付けられる外枠300と、その外枠300により回動可能に支持されたガラス枠310と、が備えられている。外枠300には遊技球が流下する遊技領域3が形成された遊技盤2が設けられている。
ガラス枠310は、遊技盤2の前方(遊技者側)において遊技領域3を視認可能に覆うガラス板(図示しない)を支持している。
また、ガラス枠310には、回動操作されることにより遊技領域3に向けて遊技球を発射させる操作ハンドル311と、音声出力装置(スピーカ)312と、複数のランプを有する上下の演出用照明装置313a、313bと、押圧操作により演出態様を変更させるための演出ボタン314と、左右の演出用可動照明装置320L、320Rが設けられている。演出用可動照明装置320L、320Rは、ガラス枠310の左上隅及び右上隅に設けられている。
演出用可動照明装置320L、320Rは、図示しない可動照明部を備えており、図1に示す可動照明部を収納(閉塞)した状態から可動照明部を開放(突出)した状態に自動的に変動させることができるように構成されている。
さらに、ガラス枠310の下側には、受皿ユニット315が設けられている。受皿ユニット315には、複数の遊技球を貯留する球皿部が設けられており、この球皿部は、操作ハンドル311の方向側に遊技球が流下するように下りの傾斜を有している。そして、遊技者が操作ハンドル311を回動させると、遊技球が遊技領域3に発射されることとなる。
上記のようにして発射された遊技球がレール5a、5b間を上昇して玉戻り防止片5cを超えると、遊技領域3に到達し、その後遊技領域3内を落下する。このとき、遊技領域3に設けられた複数の釘や風車によって、遊技球は予測不能に落下することとなる。
次に、遊技盤2の遊技領域3の構成について説明する。
図1、図2において、遊技領域3には、複数の一般入賞口18が設けられている。これら各一般入賞口18に遊技球が入賞すると、所定の賞球(例えば10個の遊技球)が払い出される。
また、遊技領域3の中央下側の領域には、遊技球が入球可能な始動領域を構成する第1始動口13および第2始動口14が設けられている。
第2始動口14は、開閉扉14bを有しており、開閉扉14bが閉状態に維持される第1の態様と、開閉扉14bが開状態となる第2の態様とに可動制御される。従って、第2始動口14は、第1の態様にあるときには遊技球の入賞機会がなく、第2の態様にあるときには遊技球の入賞機会が増すこととなる。
ここで、第1始動口13には遊技球の入球を検出する第1始動口スイッチ13a(図14参照)が設けられ、第2始動口14には遊技球の入球を検出する第2始動口スイッチ14a(図14参照)が設けられている。そして、第1始動口スイッチ13a又は第2始動口スイッチ14aが遊技球の入球を検出すると、後述する特別図柄判定用乱数値等を取得して大当たり遊技を実行する権利獲得の抽選(以下、「大当たり抽選」という)が行われる。第1始動口スイッチ13a又は第2始動口スイッチ14aが遊技球の入球を検出した場合には、所定の賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。
なお、本実施形態の遊技機1では、第1始動口13又は第2始動口14に遊技球が入球した場合、通常は例えば3個程度の払い出し(賞球)を行うようにしているが、始動口への遊技球の入球に伴う賞球は必ずしも行う必要は無い。
さらに、遊技盤2の遊技領域3の中央に設けられている飾り部材6の両側の領域には、遊技球が通過可能な補助図柄用のゲート15が設けられている。
さらに、飾り部材6の右側の領域には、遊技球が入球可能な第1大入賞口16及び第2大入賞口17が設けられている。このため、操作ハンドル311を大きく回動させ、強い力で打ち出された遊技球でないと、右側領域のゲート15と第1大入賞口16及び第2大入賞口17とには遊技球が通過又は入賞しないように構成されている。
ゲート15には、遊技球の通過を検出するゲートスイッチ15a(図14参照)が設けられており、このゲートスイッチ15aが遊技球の通過を検出すると、補助図柄判定用乱数値を取得し、後述する「補助図柄の当たり抽選」が行われる。
第1大入賞口16は、通常は開閉扉16bによって閉状態に維持されており、遊技球の入球を不可能としている。これに対して、所定の特別遊技が開始されると、開閉扉16bが開放されるとともに、この開閉扉16bが遊技球を第1大入賞口16内に導く受け皿として機能し、遊技球が第1大入賞口16に入球可能となる。第1大入賞口16には第1大入賞口スイッチ16a(図14参照)が設けられており、この第1大入賞口スイッチ16aが遊技球の入球を検出すると、予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
第2大入賞口17は、通常は可動片17bによって閉状態に維持されており、遊技球の入球を不可能としている。これに対して、所定の特別遊技が開始されると、可動片17bが作動して開放されるとともに、この可動片17bが遊技球を第2大入賞口17内に導く誘導路として機能し、遊技球が第2大入賞口17に入球可能となる。第2大入賞口17には第2大入賞口スイッチ17a(図14参照)が設けられており、この第2大入賞口スイッチ17aが遊技球の入球を検出すると、予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
さらには、遊技領域3の最下部の領域には、一般入賞口18、第1始動口13、第2始動口14、第1大入賞口16および第2大入賞口17のいずれにも入球しなかった遊技球を排出するためのアウト口19が設けられている。
飾り部材6は、遊技領域3の中央に形成された開口部3Aに設けられている。この飾り部材6の略中央部分(開放部)であって遊技盤の背面側には、液晶表示装置等からなるメイン画像表示装置7が設けられている。このメイン画像表示装置7の周縁には各種演出役物装置A〜Dが配置されている。
このメイン画像表示装置7は、遊技が行われていない待機中に画像を表示したり、遊技の進行に応じた画像を表示したりする。なかでも、後述する大当たり抽選の結果を報知するための演出図柄として、第1図柄8a、第2図柄8b、第3図柄8cという3個の演出図柄8が表示され、特定の演出図柄8の組合せ(例えば、777等)が停止表示されることにより、大当たり抽選結果として大当たりが報知される。
具体的には、第1始動口13又は第2始動口14に遊技球が入球したときには、3個の演出図柄8a〜8cをそれぞれスクロール表示するとともに、所定時間経過後に当該スクロールを停止させて、演出図柄8a〜8cを停止表示するものである。また、この演出図柄8a〜8cの変動表示中に、さまざまな画像やキャラクタ等を表示することによって、大当たりに当選するかもしれないという高い期待感を遊技者に与えるようにもしている。
各演出役物装置A〜Dは、その動作態様によって遊技者に期待感を与えるものである。各演出役物装置A〜Dは、例えばメイン画像表示装置7の表示画面の周縁に退避した位置(待機領域)から中央寄りに突出した位置に移動したり、変形する等の各種動作を行う。これら演出役物装置A〜Dの動作態様によって、遊技者にさまざまな期待感を与えるようにしている。
さらに、上記の各種の演出役物装置に加えて、音声出力装置312は、BGM(バックグランドミュージック)、SE(サウンドエフェクト)等を出力し、サウンドによる演出を行い、演出用照明装置313a、313bは、各ランプの光の照射方向や発光色を変更して、照明による演出を行うようにしている。
遊技盤2の左下方には、後述する第1特別図柄表示装置20、第2特別図柄表示装置21、補助図柄表示装置22、第1特別図柄保留表示器23、第2特別図柄保留表示器24、補助図柄保留表示器25、ラウンド回数表示器26等の表示領域9が設けられている。
上記第1特別図柄表示装置20は、第1始動口13に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たり抽選の結果を報知するものである。第2特別図柄表示装置21は、第2始動口14に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たり抽選の結果を報知するためのものである。
ここで、「大当たり抽選」とは、第1始動口13又は第2始動口14に遊技球が入球したときに、特別図柄判定用乱数値を取得し、取得した特別図柄判定用乱数値が「大当たり」に対応する乱数値であるか、「小当たり」に対応する乱数値であるかの判定する処理をいう。この大当たり抽選の結果は即座に遊技者に報知されるわけではなく、第1特別図柄表示装置20において特別図柄が点滅等の変動表示を行い、所定の変動時間を経過したところで、大当たり抽選の結果に対応する特別図柄が停止表示して、遊技者に抽選結果が報知されるようにしている。なお、特別図柄判定用乱数値については後述する。
また、本実施形態において「大当たり」というのは、第1始動口13又は第2始動口14に遊技球が入球したことを条件として行われる大当たりの抽選において、大当たり遊技を実行する権利を獲得したことをいう。「大当たり遊技」においては、第1大入賞口16又は第2大入賞口17が開放されるラウンド遊技を所定ラウンド回数行う。各ラウンド遊技における第1大入賞口16又は第2大入賞口17の最大開放時間については予め定められた時間が設定されており、この間に第1大入賞口16又は第2大入賞口17に所定個数の遊技球(例えば9個)が入球すると、1回のラウンド遊技が終了となる。つまり、「大当たり遊技」は、第1大入賞口16又は第2大入賞口17に遊技球が入球するとともに、当該入球に応じた賞球を遊技者が獲得できる遊技である。大当たりにおけるラウンド遊技回数はラウンド回数表示器26により表示される。
なお、この大当たり遊技には、複数種類の大当たりが設けられているが、詳しくは後述する。
また、補助図柄表示装置22は、ゲート15を遊技球が通過したことを契機として行われる補助図柄の抽選結果を報知するためのものである。詳しくは後述するが、この補助図柄の抽選によって当たりに当選すると補助図柄表示装置22が点灯し、その後、上記第2始動口14が所定時間、第2の態様に制御される。
ここで、「補助図柄の抽選」とは、ゲート15に遊技球が通過したときに、補助図柄判定用乱数値を取得し、取得した補助図柄判定用乱数値が「当たり」に対応する乱数値であるかどうかの判定する処理をいう。
この補助図柄の抽選結果についても、ゲート15を遊技球が通過して即座に抽選結果が報知されるわけではなく、補助図柄表示装置22において補助図柄が点滅等の変動表示を行い、所定の変動時間を経過したところで、補助図柄の抽選結果に対応する補助図柄が停止表示して、遊技者に抽選結果が報知されるようにしている。
さらに、特別図柄の変動表示中や後述する特別遊技中等、第1始動口13又は第2始動口14に遊技球が入球して、即座に大当たりの抽選が行えない場合には、一定の条件のもとで、大当たりの抽選の権利が保留される。より詳細には、第1始動口13に遊技球が入球したときに取得された特別図柄判定用乱数値を第1保留として記憶し、第2始動口14に遊技球が入球したときに取得された特別図柄判定用乱数値を第2保留として記憶する。
これら両保留は、それぞれ上限保留個数を4個に設定し、その保留個数は、それぞれ第1特別図柄保留表示器23と第2特別図柄保留表示器24とに表示される。
そして、補助図柄の上限保留個数も4個に設定されており、その保留個数が、上記第1特別図柄保留表示器23および第2特別図柄保留表示器24と同様の態様によって、補助図柄保留表示器25において表示される。
受皿ユニット315の上面には、一般的にチャンスボタンと呼ばれる演出ボタン314が配置されている。演出ボタン314の操作は、演出ボタンスイッチ314a(図14参照)が設けられており、例えば遊技中における特定のリーチ演出に際し、演出ボタン314の操作を促すガイダンスがメイン画像表示装置7に表示されている間有効となる。
図1乃至図3に示すように、飾り部材6の内側に露出したメイン画像表示装置7のメイン表示画面7aの前部下方には、第1の演出役物装置Aが配置され、メイン表示画面7aの左右両側方に位置する飾り部材6の縦枠の裏側には第2の演出役物装置Bが表示画面上に出没自在に配置されている。
さらに、メイン表示画面7aの上部中央には第3の演出役物装置Cが昇降自在に配置され、表示画面の左右両側方に位置する飾り部材部分の裏側には第4の演出役物装置Dが表示画面上に出没自在に配置されている。
まず、第1の演出役物装置Aの動作について説明する。
図2乃至図4に示すように、第1の演出役物装置Aは、メイン画像表示装置7のメイン表示画面7aの前方に配置されており、図示しない動作機構によって図1、図2に示した下降位置と、図4に示した上昇位置との間を移動自在に構成されている。
また、第1の演出役物装置Aは、サブ画像表示装置30を備えている。サブ画像表示装置30は、前面側に長方形状の表示画面31を備え、後面(裏面)側に演出役物部50を備えている。そして、サブ画像表示装置30は、回転(自転)自在に構成されており、サブ表示画面31と演出役物部50を交互に前面側に方向転換して遊技者に視認させるように構成されている。
さらに、第1の演出役物装置Aは、図3に示すように、サブ画像表示装置30が下降位置から上昇位置に達する過程ではサブ画像表示装置30は水平な姿勢を維持しているが、上昇位置に達してから90度回動することにより、図4に示すように縦長の姿勢に変更する。
次に、第1の演出役物装置Aは、図4に示すような縦姿勢にあるサブ画像表示装置30の表裏が反転するように180度回転させて、図5に示すようにサブ表示画面31の裏面側に設けられている演出役物部50が前面側となるように可動する。つまり、演出役物部50を視認不能な態様から視認可能な態様となるように可動する。演出役物部50には可動部51が設けられており、図6に示すように演出役物部50の両側から側方に突出させるように可動する。
なお、演出役物部50の可動部51が可動した際には、可動部51の可動タイミングに合わせて、図7に示すように、第2の演出役物装置Bを構成する2つの半環状部材100を可動するようにしている。つまり、演出役物部50を包囲するような環状体101を構成するようにしている。
次に、第2の演出役物装置Bの構成及び動作について説明する。
図8(a)及び(b)は第2の演出役物装置Bの開放状態を示す正面図、及び背面図であり、図9(a)及び(b)は第2の演出役物装置Bの閉止状態を示す正面図、及び背面図である。
第2の演出役物装置Bは、第2の演出役物装置Bは、2つの開閉軸105を中心として夫々メイン画像表示装置の表示画面と並行な平面に沿って回動(開閉)する2つのアーム部材107と、各開閉軸105に一体化されて各開閉軸を中心として回動する開閉ギヤ108と、各アーム部材107の先端に一体化された半環状部材100と、各アーム107の開閉軸105を回動させる駆動機構110と、を概略備えている。
駆動機構110は、モータ111と、モータの出力ギヤ111aによって回転駆動されるギヤ112と、各開閉ギヤ108と噛合するギヤ部113aを一端に有したギヤ付きアーム部材113と、ギヤ付きアーム部材113の他端部に設けた軸部113bとギヤ112の外周縁に設けた軸部112aにより両端部を回動自在に軸支される連結アーム115と、ギヤ付きアーム部材113の他端部の移動経路に配置されるフォトインタラプタ等のセンサ117と、を有する。
後述するランプ制御基板241の制御によりモータ111を正転逆転させることにより、出力ギヤ111aがギヤ112を回転させると、軸部112a、113bを介して連結アーム115と連結されたギヤ付きアーム部材113はギヤ部113aの中心軸113cを中心として揺動する。この際、ギヤ部113aは中心軸113cを中心として回動するため、これと噛合する各開閉ギヤ108を回動させ、画開閉ギヤと一体化されたアーム部材107、及び半環状部材100を、開閉軸105を中心として開閉動作させる。
図8(a)(b)に示した開放状態(退避状態)では、各アーム部材107、及び各半環状部材100は、図1乃至図6のように飾り部材6の背面側に退避してほぼ隠蔽された状態にある一方で、図9(a)(b)に示した閉止状態(突出状態)では各アーム部材107、及び各半環状部材100は、図7に示したように飾り部材6の背面側からメイン画像表示装置7の表示画面7aの前方に出現する。
各アーム部材107、及び各半環状部材100がメイン画像表示装置の表示画面前方に出現するタイミングは、例えばサブ画像表示装置30が最上昇位置に達して縦姿勢になり、且つ演出役物部50を前面側に移動させた状態となるタイミングに合わせる。
図8のようにセンサ117がギヤ付きアーム部材113の他端部を検知している時にはランプ制御基板241はモータ111への通電を中止しているが、図9のように検知していない時にはモータ111へ通電させる。
次に、第3の演出役物装置Cの構成及び動作について説明する。
図10(a)及び(b)は上昇位置にある第3の演出役物装置Cの正面図、及び背面図であり、図11(a)及び(b)は下降位置にある第3の演出役物装置Cの正面図、及び背面図である。
第3の演出役物装置Cは、顔ギミック120と、顔ギミック120を昇降させる昇降機構125と、を有している。
顔ギミック120は、メイン画像表示装置7の表示画面7aの中央最上部にある初期位置と、表示画面の中央部寄りに下降した下降位置との間を進退するように構成されている。顔ギミック120は遊技盤に固定された固定部材に設けたガイドによって昇降自在に支持されている。
昇降機構125は、遊技盤2に固定された固定部材に固定されたモータ126と、モータの出力ギヤ126aと、固定部材により回転自在に軸支されて出力ギヤ126aと噛合する中間ギヤ127と、両端部に長穴128a、及び長穴128bを有したアーム128と、顔ギミック120の背面から突設され長穴128aに遊嵌するピン120aと、中間ギヤ127から突設され長穴128bに遊嵌するピン127aと、を有している。
顔ギミック120が図10に示した初期位置で停止している時には中間ギヤ127とアーム128は図示のような位置関係にあるが、中間ギヤ127が図10中に矢印aで示した時計回り方向へ回動を開始して、ピン127aが図10(b)に示した位置に達したときに顔ギミックは図10に示した下降位置に達する。
中間ギヤ127の逆転によりピン127aが図10(b)の位置から図10(b)の位置に戻ると、顔ギミック120は初期位置に戻る。
モータの駆動によって中間ギヤ127が正逆回転を繰り返すことにより、顔ギミック120の昇降が繰り返される。
符号129は、フォトインタラプタであり、中間ギヤ127に設けた被検知部を検知する。図10のようにフォトインタラプタ129が被検知部を検知している時には後述するランプ制御基板241はモータ126への通電を遮断し、図10のように検知していない時にはモータ126への通電をオンする。
次に、第4の演出役物装置Dの構成及び動作について説明する。
図12(a)及び(b)は第4の演出役物装置Dを構成する一方(右側)の装飾体、及び駆動機構の退避状態を示す正面図、及び背面図であり、図13(a)及び(b)は第4の演出役物装置Dを構成する一方の装飾体、及び駆動機構の突出状態を示す正面図、及び背面図である。
なお、左側の装飾体、及び駆動機構については右側と対称に構成され、対称に動作するため、説明は省略する。
第4の演出役物装置Dは、飾り部材6の左右の枠部分の裏側に退避した退避位置と、メイン画像表示装置7のメイン表示画面7aの前方に突出した突出位置との間を進退する左右の装飾体130と、各装飾体130を駆動する駆動機構135と、を有している。
各装飾体130は、遊技盤に固定された固定部材に設けた回動軸131によって左右方向へ回動自在に軸支されている。
駆動機構135は、固定部材に固定されたモータ136と、固定部材によって軸支され、且つモータの出力ギヤ136aと噛合することにより回転駆動される従動ギヤ137と、従動ギヤ137と一体化されて外径方向へ突出する凸部に設けた軸部137aと、装飾体130側に設けた軸部130aと軸部137aに対して夫々両端部を回動自在に連結されたアーム部材138と、フォトインタラプタ139と、を備えている。
フォトインタラプタ139は、従動ギヤ137に設けた被検知部を検知する。図12のようにフォトインタラプタ139が被検知部を検知している時には後述するランプ制御基板241はモータ136への通電を遮断し、図13のように検知していない時にはモータへの通電をオンする。
図12に示した退避状態では各装飾体130は縦長の姿勢にあって飾り部材6の背面に隠れているが、図13に示した突出状態では各装飾体130は回動軸131を中心としてメイン画像表示装置7の表示画面の前方に突出する。
退避状態で装飾体130が停止している時には、従動ギヤの軸部137aは図12(a)(b)に示すように最下降位置にある。この時、アーム部材138も最下降位置にあるため、装飾体130の下部は回動軸131を中心として下方へ引っ張られており、飾り部材の裏側で装飾体は起立した姿勢となる。
退避状態にある装飾体130を突出状態に移行させるには、モータ136を駆動して出力ギヤ136aを突出方向へ回動させる。すると、従動ギヤ137が突出方向へ回動し、最下降位置にあった軸部137aが上方に移動して図13(a)(b)の状態となる。このとき、アーム部材138は最上昇位置に移動するため、装飾体130の下部は回動軸131を中心として上方へ押し上げられる。このため、装飾体130は倒れた状態となり、飾り部材6の裏側から出現してメイン画像表示装置7の表示画面の前方に突出する。
次に、本実施形態の遊技機1において遊技制御を行う遊技制御装置について説明する。
図14は、本実施形態の遊技機の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。
この図14に示す遊技制御装置には、遊技の進行を制御する主制御基板として遊技制御基板211が設けられている。また副制御基板として、演出制御基板221、画像制御基板231、ランプ制御基板241、払出制御基板251等が設けられている。
遊技制御基板211は、CPU212、ROM213、及びRAM214等を有し、当該パチンコ機の主たる制御を行う。
遊技制御基板211には、第1始動口13内に設けられた第1始動口SW13a、第2始動口14内に設けられた第2始動口SW14a、第2始動口14の開閉扉14bを開閉動作させるための第2始動口ソレノイド(SOL)14c、ゲート15内に設けられたゲートSW15a、第1大入賞口16に入賞した遊技球を検出する第1大入賞口SW16a、第1大入賞口の開閉扉16bを開閉動作させるための第1大入賞口ソレノイド(SOL)16c、第2大入賞口17に入賞した遊技球を検出する第2大入賞口SW17a、第2大入賞口の可動片17bを開閉動作させるための第2大入賞口ソレノイド(SOL)17c、一般入賞口18内に設けられた一般入賞口SW18a等が接続されている。
また遊技制御基板211には、第1特別図柄の変動と表示を行う第1特別図柄表示装置20、第2特別図柄の変動と表示を行う第2特別図柄表示装置21、補助図柄の変動と表示を行う補助図柄表示装置22が接続されている。
第1特別図柄表示装置20及び第2特別図柄表示装置21は、特別図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより特別図柄が当たりに当選したか否かを表示する。また、補助図柄表示装置22は、遊技球がゲートSW15aを通過したときに、補助図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより補助図柄が当たりに当選したか否かを表示する。
更に遊技制御基板211には、第1特別図柄の変動表示を開始させる権利(保留球)の保留個数を表示する第1特別図柄保留表示器23、第2特別図柄の変動表示を開始させる権利の保留個数を表示する第2特別図柄保留表示器24、補助図柄が変動中に遊技球がゲート15を通過したときに、ゲート15の通過によって得られる補助図柄の変動表示を開始させる権利の保留個数を表示する補助図柄保留表示器25、ラウンド回数表示器26等が接続されている。
遊技制御基板211は、第1特別図柄の保留球と第2特別図柄の保留球とが共に保留されている場合は、第2特別図柄の保留球を優先的に消化するように構成されている。勿論、第1特別図柄と第2特別図柄の保留球を入賞順に消化するように構成してもよい。
更に遊技制御基板211には、演出制御基板221、払出制御基板251、及び盤用外部情報端子基板260等が接続されている。
演出制御基板221は、CPU222、ROM223、RAM224、RTC(リアルタイムクロック)225等を有し、遊技演出全体の制御を行う。
演出制御基板221には、画像及び音声の制御を行う画像制御基板231、各種ランプ及び演出役物装置の制御を行うランプ制御基板241、及び演出ボタンスイッチ314aが接続されている。
画像制御基板231は、CPU232、ROM233、RAM234等を有し、演出制御基板221の指示に基づいて、画像及び音声の制御を行う。このため、画像制御基板231には、メイン画像表示装置7及びサブ画像表示装置30と、音声出力装置(スピーカ)312とが接続されている。
ランプ制御基板241は、CPU242、ROM243、RAM244等を有し、演出制御基板221の指示に基づいて、演出用の役物装置や可動装置、照明装置等の制御を行う。このため、ランプ制御基板241には、第1の演出役物装置A、第2の演出役物装置B、第3の演出役物装置C、第4の演出役物装置D、演出用照明装置313(313a、313b)、演出用可動照明装置320(320L、320R)等が接続されている。
払出制御基板251は、CPU252、ROM253、RAM254等を有し、遊技球払出装置の払出モータ255、払出球検出SW256、球有り検出SW257、満タン検出SW258等の制御を行う。
また払出制御基板251には、枠用外部情報端子基板270が接続されている。
盤用外部情報端子基板260は、遊技盤の各種情報を外部に出力するための端子基板である。また枠用外部情報端子基板270は、枠の各種情報を外部に出力するための端子基板である。
次に、本実施形態の遊技機1の主制御基板である遊技制御基板211が実行する各種動作について説明する。
図15は、遊技機1の遊技制御基板211において各種乱数値を取得するための乱数テーブルの説明図であり、(a)は特別図柄判定用乱数テーブル、(b)は大当たり図柄判定用乱数テーブル、(c)はリーチ判定用乱数テーブル、(d)は補助図柄判定用乱数テーブルの一例をそれぞれ示した図である。
遊技制御基板211においては、図15(a)に示す特別図柄判定用乱数テーブルと図15(b)に示す大当たり図柄判定用乱数テーブルとにより特別図柄が決定される。また、図15(d)に示す補助図柄判定用乱数テーブルにより補助図柄が決定される。
図15(a)に示す特別図柄判定用乱数テーブルでは、始動口入賞時、例えば「0」〜「299」までの300個の乱数値の中から一つの乱数値が取得される。
図15(a)に示す特別図柄判定用乱数テーブルの場合、低確率遊技状態(通常遊技状態)では、大当たりの割合が1/300に設定され、取得した特別図柄判定用乱数値が「3」のときに大当たりと判定される。
一方、高確率遊技状態では、大当たりの割合が、例えば低確率遊技状態の10倍である10/300に設定され、取得した特別図柄判定用乱数値が「3」、「7」、「37」、「67」、「97」、「127」、「257」、「187」、「217」、「247」のときに大当たりと判定される。また、図15(a)に示す特別図柄判定用乱数テーブルでは、ハズレの一種である小当たりの抽選も行っている。ここでは、小当たりの割合が3/300に設定され、取得した特別図柄判定用乱数値が「150」、「200」、「250」のときに小当たりと判定される。
次に、図15(b)に示す大当たり図柄判定用乱数テーブルでは、「0」〜「249」までの250個の乱数値の中から一つの乱数値が取得される。そして取得した大当たり図柄判定用乱数値に基づいて、複数種類の大当たりの中から何れか1つの大当たりを決定する。
本実施形態では、複数種類の大当たりとして、通常時短付き長当たり、通常時短付き短当たり、高確率時短付き長当たり、高確率時短付き短当たり、高確率時短無し短当たりが用意されている。
通常時短付き長当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が比較的長く、比較的大量の出球の払い出しが期待できると共に、大当たり遊技終了後、特別図柄が所定回数(例えば100回)変動するまでの期間、第2始動口14への遊技球の入球確率を高めた開閉扉14bの開放サポートを伴う時短遊技を付与する大当たりである。
通常時短付き短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後、特別図柄が所定回数(例えば100回)変動するまでの期間、第2始動口14への遊技球の入球確率を高めた開閉扉14bの開放サポートを伴う時短遊技を付与する大当たりである。
高確率時短付き長当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が長く最も大量の出球の払い出しが期待できると共に、大当たり遊技終了後に高確率遊技と第2始動口14への遊技球の入球確率を高めた開閉扉14bの開放サポートを伴う時短遊技の両方を付与する大当たりである。
高確率時短付き短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に高確率遊技と第2始動口14への遊技球の入球確率を高めた開閉扉14bの開放サポートを伴う時短遊技の両方を付与する大当たりである。
高確率時短無し短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に高確率遊技を付与する大当たりである。
本実施形態の遊技機1において、通常時短付き長当たりが選択される割合は、例えば35/250とされる。同様に通常時短付き短当たりが選択される割合は、例えば15/250される。
具体的には、図15(b)に示すように、第1始動口又は第2始動口に遊技球が入賞した時に取得された大当たり図柄判定用乱数が「0」〜「34」であれば、通常時短付き長当たりが選択され、「35」〜「49」であれば、通常時短付き短当たりが選択される。
一方、高確率時短付き長当たりが選択される割合は、例えば100/250とされ、高確率時短付き短当たりが選択される割合は、例えば75/250とされ、高確率時短無し短当たりが選択される割合は、例えば25/250とされる。
具体的には、第1始動口又は第2始動口に遊技球が入賞した時に取得された大当たり図柄判定用乱数が「50」〜「149」であれば、高確率時短付き長当たりが選択され、「150」〜「224」であれば、高確率時短付き短当たりが選択され、「225」〜「249」であれば、高確率時短無し短当たりが選択される。
なお、本実施形態の遊技機1では、第1始動口13に遊技球が入球した場合と第2始動口14に遊技球が入球した場合とにおいて大当たりが選択される割合が同一の場合を例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、第1始動口13に遊技球が入球した場合と第2始動口14に遊技球が入球した場合では、一部の種類の大当たりについては選択される割合が異なるように構成しても良い。
次に、図15(c)に示すリーチ判定用乱数テーブルでは、始動入賞時、「0」〜「249」までの250個の乱数の中から一つの乱数値を取得し、取得したリーチ判定用乱数値が「0」〜「21」のときに「リーチ有り」、取得したリーチ判定用乱数値が「22」〜「249」のときに「リーチ無し」と判定する。
また、図15(d)に示す補助図柄の補助図柄判定用乱数テーブルでは、ゲート通過時、「0」〜「9」までの10個の乱数の中から一つの乱数値が取得される。
そして、時短フラグと高確フラグが共にOFFとなる低確率遊技状態又は時短フラグがOFFで高確フラグがONとなる高確率時短無し遊技状態のときは取得した補助図柄判定用乱数が「7」のときのみ当たりと判定する。
一方、時短フラグがON、高確フラグがOFFとなる低確率時短遊技状態、又は時短フラグと高確フラグが共にONとなる高確率時短遊技状態のときは、取得した補助図柄判定用乱数が「0」〜「9」のときに当たりと判定する。
このように構成される本実施形態の遊技機1では、例えば第1特別図柄表示装置20及び第2特別図柄表示装置21に表示されている特別図柄の変動が停止しているときに第1始動口13に遊技球が入球すると、この入球を契機に特別図柄判定用乱数値、大当たり図柄判定用乱数値、リーチ判定用乱数値等を抽選により取得すると共に、第1特別図柄表示装置20の第1特別図柄を変動表示させる。そして、取得した特別図柄判定用乱数値が特別遊技に当選したと判定した場合は、第1特別図柄表示装置20の第1特別図柄を特定の図柄で停止させる。この後、上記した長当たり、短当たり、或いは小当たりの何れかの特別遊技を実行する。特別遊技のうち長当たり遊技中は、開放状態になる第1大入賞口16又は第2大入賞口17を狙って遊技球を発射することで出球を獲得することができる。
同様に、例えば第1特別図柄表示装置20及び第2特別図柄表示装置21に表示されている特別図柄の変動が停止しているときに第2始動口14に遊技球が入球すると、この入球を契機に特別図柄判定用乱数値、大当たり図柄判定用乱数値、リーチ判定用乱数値等を抽選により取得すると共に、第2特別図柄表示装置21の第2特別図柄を変動表示させる。そして、取得した特別図柄判定用乱数値が特別遊技に当選したと判定した場合は、第2特別図柄表示装置21の第2特別図柄を特定の図柄で停止させる。この後、上記した大当たり(長当たり又は短当たり)、又は小当たりの何れかの特別遊技を実行する。長当たり遊技中は、所定期間、開放状態になる第1大入賞口16又は第2大入賞口17を狙って遊技球を発射することで出球を獲得することができる。
大当たり遊技終了後は、大当たり図柄判定用乱数値の抽選結果に基づいて、特定遊技として、第2始動口14の開閉扉14bの開放サポートを伴う時短遊技を所定期間行う通常時短遊技、前記時短遊技と大当たり当選確率が高確率とされる高確率遊技とを所定期間行う高確率時短遊技(所謂、確変遊技)、又は高確率遊技を所定期間行う高確率時短無し遊技(所謂、潜伏確変遊技)のいずれかの遊技状態に移行する。
高確率遊技は、特別図柄の変動回数が予め設定した設定回数(例えば10000回)に達するか、或いは再度大当たりに当選するまで継続して行われる。
一方、時短遊技は、特別図柄の変動回数が予め設定した設定回数(例えば通常時短遊技であれば100回、高確率時短遊技であれば10000回)に達するか、或いは再度大当たりに当選するまで継続して行われる。
また、時短遊技中は、特別図柄の変動開始から変動停止までの変動時間を通常遊技中より短時間に設定されると共に、補助図柄の当選確率が通常遊技中より高確率に設定される。更に補助図柄の当選時における第2始動口14の開閉扉14bの開放時間が通常遊技中より長く設定される。従って、時短遊技中は、第2始動口14への遊技球の入賞率が通常遊技中より高くなるため、遊技者は第2始動口14を狙って遊技球を発射することで通常遊技中に比べて遊技効率を大幅に高めることができる。
次に、本実施形態の遊技機1における遊技演出について説明する。
本実施形態の遊技機1では、第1の演出役物装置A、第2の演出役物装置B、第3の演出役物装置C、第4の演出役物装置Dをそれぞれ個別に駆動可能とされる。第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dを個別に駆動する際には、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの駆動に合わせて、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの駆動に関連した演出画像をメイン画像表示装置7のメイン表示画面7aに表示するようにしている。
また本実施形態の遊技機1では、第1の演出役物装置Aと第2の演出役物装置Bとを連動させて駆動させることも可能とされる。第1の演出役物装置Aと第2の演出役物装置Bとを連動させて駆動する際には、第1の演出役物装置Aと第2の演出役物装置Bの駆動に合わせて、第1の演出役物装置A及び第2の演出役物装置Bの駆動に関連した演出画像をメイン画像表示装置7のメイン表示画面7aに表示するようにしている。
図16、図17は、本実施形態の遊技機が実行可能な第1の遊技演出の説明図である。なお、第1の演出役物装置Aと第2の演出役物装置Bとを連動させて駆動する遊技演出とされる。
第1の遊技演出は、例えば図16(a)〜図16(c)に示すように、メイン画像表示装置7のメイン表示画面7aに表示されている変動中の演出図柄8のうち、第1図柄8aと第3図柄8bが同一図柄(例えば「7」)で停止してリーチ状態に移行したときに、図17に示すような遊技演出に移行する。
また、図16(a)〜図16(c)に示すような演出図柄8がリーチ状態に移行するまでの図柄変動期間では、メイン表示画面7aの前部下方に配置されている第1の演出役物装置Aは、サブ表示画面31が横長状態で且つ遊技者から視認し易いように斜め上方に約45度傾斜させた状態で停止している。なお、このときサブ表示画面31にはリーチや大当たりの期待度を表す画像を表示するといったことが考えられる。
また、同様に図16(a)〜図16(c)に示すような演出図柄8がリーチ状態に移行するまでの図柄変動期間では、飾り部材6の上縁部の裏側であってメイン表示画面7aの前方に配置されている第2の演出役物装置Bも飾り部材6の裏側に退避した状態のままとなる。
そして、リーチ状態に移行後、第1の演出役物装置Aと第2の演出役物装置Bを駆動させることになる。
先ず、第1の演出役物装置Aの動作について説明する。
第1の演出役物装置Aは、待機領域において斜め上方に約45度の角度で傾斜した状態で停止していたサブ表示画面31を図17(a)に示すように横長状態のまま垂直姿勢となるように駆動する。
次に、図17(a)に示すような横長状態で垂直姿勢のサブ画像表示装置30を上昇させ、特定領域である上昇位置においてサブ画像表示装置30を時計回りに90度回転させて、図17(b)に示すようにサブ画像表示装置30が縦姿勢となり、サブ表示画面31が縦長状態となるように駆動する。
次に、図17(b)に示すような縦姿勢にあるサブ画像表示装置30の表裏が反転するように180度回転させて、図17(c)に示すようにサブ表示画面31の裏面側に設けられている演出役物部50が前面側となるように駆動する。つまり、演出役物部50を視認不能な態様から視認可能な態様となるように駆動する。その後、図17(d)に示すように、演出役物部50の背面側(演出役物部50とサブ画像表示装置30との間)に隠蔽されていた可動部51を演出役物部50の両側から側方に突出させるように可動する。
次に、第2の演出役物装置Bの動作について説明する。
第2の演出役物装置Bは、図17(a)〜図17(c)に示した期間では、飾り部材6の上縁部の裏側に退避した状態を継続する。そして、図17(c)に示すように、第1の演出役物装置Aの演出役物部50を視認不能な態様から視認可能な態様となるように駆動し、さらに図17(d)に示すように、演出役物部50の背面に隠蔽されている可動部51を駆動した際に、可動部51の駆動タイミングに合わせて、第2の演出役物装置Bを構成する2つの半環状部材100を駆動するようにしている。つまり、演出役物部50を包囲するような環状体101を構成するようにしている。
さらに、本実施形態の遊技機1においては、第1の演出役物装置Aの演出役物部50の背面に隠蔽されている可動部51を駆動する際には、可動部51の駆動タイミングに合わせてメイン表示画面7aに第1の演出役物装置Aに関連したエフェクト画像Eを表示することで、インパクトのある遊技演出を実現するようにしている。
次に、図18は本実施形態の遊技機が実行可能な第2遊技演出の説明図である。なお、第2遊技演出は、第2の演出役物装置Bを単独で駆動させる演出であって、例えばメイン表示画面7aに表示される演出図柄8が変動中に実行する遊技演出とされる。
この場合、第2の演出役物装置Bは、図18(a)に示す飾り部材6の上縁部の裏側の待機領域に退避した状態から図18(b)に示すように、メイン表示画面7aの前面領域(特定領域)において、第2の演出役物装置Bを構成する2つの半環状部材100を可動して環状体101を構成するようにしている。このとき、環状体101を構成するタイミングに合わせて、メイン表示画面7aの環状体101の内部と対応する位置に「チャンス」といった演出画像Fを表示することで、遊技者に大当たり期待度を示唆するようにしている。
次に、図19は本実施形態の遊技機が実行可能な第3遊技演出の説明図である。なお、第3遊技演出は、第3の演出役物装置Cを単独で駆動させる演出であって、例えばメイン表示画面7aに表示される演出図柄8が変動中に実行する遊技演出とされる。
この場合、図19(a)(b)に示すように、メイン画像表示装置7のメイン表示画面7aの中央最上部の初期位置(待機領域)にある第3の演出役物装置Cの顔ギミック120をメイン画像表示装置7のメイン表示画面7aの下方よりの位置(特定領域)まで駆動させるようにしている。このとき、顔ギミック120が下方よりの位置に移動するタイミングに合わせてメイン表示画面7aに第3の演出役物装置Cに関連したエフェクト画像Gを表示することで、インパクトのある遊技演出を実現するようにしている。
次に、図20は本実施形態の遊技機が実行可能な第4遊技演出の説明図である。なお、第4遊技演出は、第4の演出役物装置Dを単独で駆動させる演出であって、例えばメイン表示画面7aに表示される演出図柄8がリーチ状態に移行した後に実行する遊技演出である。
この場合、図20(a)(b)に示すように、第4の演出役物装置Dの装飾体130を飾り部材6の左右の枠部分の裏側に退避した初期位置(待機領域)からメイン画像表示装置7の表示画面7aの前方位置(特定領域)まで駆動させるようにしている。このとき、装飾体130が表示画面7aの前方位置に移動するタイミングに合わせてメイン表示画面7aに第4の演出役物装置Dに関連したエフェクト画像Hを表示することで、インパクトのある遊技演出を実現するようにしている。
このように本実施形態の遊技機1では、特別図柄が変動しているときに第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dを単独或いは連動させて駆動するようにしているので遊技者に対してインパクトのある遊技演出を提供することができる。
なお、上記した第1〜第4遊技演出の実行タイミングはあくまでも一例であり、例えば特別図柄の変動開始時や演出図柄8がリーチ並びで停止する前、或いは演出図柄8が大当たりの並びで停止する直前など任意のタイミングで実行することが可能である。
さらに、本実施形態の遊技機1は、演出制御基板221を以下のように構成することで、動作領域が重なり合う演出役物装置を同時に動作させないようにした点に特徴がある。なお、本実施形態では、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dのうち、第1の演出役物装置Aと第3の演出役物装置C、第2の演出役物装置Bと第4の演出役物装置Dの動作領域がそれぞれ重なり合う場合を例に挙げて説明する。
図21は、本実施形態の遊技機1における演出役物装置の動作可否の関係を示した図である。
本実施形態の遊技機1は、図21に示すように、第1の演出役物装置Aは、第2の演出役物装置B及び第4の演出役物装置Dとは動作領域が異なるため、第1の演出役物装置Aを第2の演出役物装置B又は第4の演出役物装置Dと同時に動作させることが可能とされる。一方、第1の演出役物装置Aは、第3の演出役物装置Cとは動作領域の一部が重なるため、同時に動作させることができない。
第2の演出役物装置Bは、第1の演出役物装置A及び第3の演出役物装置Cとは動作領域が異なるため、第2の演出役物装置Bを第1の演出役物装置A又は第3の演出役物装置Cと同時に動作させることが可能とされる。一方、第2の演出役物装置Bは、第4の演出役物装置Dとは動作領域の一部が重なるため、同時に動作させることができない。
同様に、第3の演出役物装置Cは、第2の演出役物装置B及び第4の演出役物装置Dとは動作領域が異なるため、第3の演出役物装置Cを第2の演出役物装置B又は第4の演出役物装置Dと同時に動作させることが可能とされる。一方、第3の演出役物装置Cは、第1の演出役物装置Aとは動作領域の一部が重なるため、同時に動作させることができない。
また第4の演出役物装置Dは、第1の演出役物装置A及び第3の演出役物装置Cとは動作領域が異なるため、第4の演出役物装置Dを第1の演出役物装置A又は第3の演出役物装置Cと同時に動作させることが可能とされる。一方、第4の演出役物装置Dは、第2の演出役物装置Bとは動作領域の一部が重なるため、同時に動作させることができない。
しかしながら、上述したように遊技機に搭載されている演出役物装置A〜Dは、例えば静電ノイズの影響やプログラム上の欠陥(バグ)により誤作動することがある。例えば本来動き出すはずのない動作領域が重なる演出役物装置が同時に作動した場合は演出役物装置同士が衝突して破損するおそれがあった。
また従来の遊技機では、静電ノイズ以外にも演出役物装置が衝突する原因として、機構部を構成するギアの滑りや、モータの脱調、遊技者が遊技台を叩く振動による演出役物装置の所定位置からのずれることがある。
このため、従来の遊技機では、演出役物装置の衝突回避方法として、演出役物装置の位置を検知するセンサを複数設けることで、演出役物装置の位置を正確に把握し、一方の演出役物装置が所定位置にない場合は他方の演出役物装置を動かさないようにしていた。しかしながら、演出役物装置同士の衝突を回避するためにセンサを増やした場合はプログラムが煩雑になるという欠点があった。
そこで、本実施形態の遊技機1では、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dを同時に作動させることができない組み合わせに関する情報を演出制御基板221のROM223に予め記憶させておくようにした。つまり、本実施形態の遊技機1では、演出制御基板221のROM223に、図21に示したような演出役物装置の動作可否の関係に関する情報を予め記憶させておくようにした。そのうえで、演出制御基板221において、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの動作を監視し、その監視結果と予めROM223に記憶されている第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dを同時に作動させることができない組み合わせに関する情報とにより、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの動作が異常であるか否かの判定を行うようにした。判定の結果、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの動作が異常と判定した場合は、演出役物装置同士の衝突を回避するために第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの動作を停止させる制御を行うようにした。
第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの監視は、各演出役物装置A〜Dに備えられている各種センサからの検知信号だけでなく、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dに備えられている各種モータやソレノイドからの電圧信号、或いは第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの動作フラグの状態(ON、OFF)等により行うことができる。
以下、本実施形態の遊技機1において上記したような演出役物装置の衝突回避動作を実現するために演出制御基板221が実行する処理について説明する。
[タイマ割込処理]
図22は、演出制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。なお、図22に示すタイマ割込み処理は、演出制御基板221のCPU222がROM223に格納されているプログラムを実行することにより実現できる。
この場合、演出制御基板221のCPU222は、タイマ割込処理として、コマンド受信処理(S610)、衝突回避処理(S620)、復帰処理(S630)、演出ボタン処理(S640)、コマンド送信処理(S650)等を実行する。
なお、コマンド受信処理、衝突回避処理及び復帰処理の詳細については後述する。
ステップS630の演出ボタン処理では、演出ボタン314が有効期間内に操作されたか否かの判定を行い、演出ボタン314が操作されたと判定した場合は演出ボタンコマンドを出力する。
また、ステップS640のコマンド送信処理では、セットされた各種コマンドを画像制御基板231及びランプ制御基板241に送信する処理を行う。
次に、演出制御基板221のCPU222がタイマ割込処理として実行する主要な処理の一例について説明する。なお、以下に説明する処理も演出制御基板221のCPU222がROM223に格納されているプログラムを実行することにより実現できる。
[コマンド受信処理]
図23は、コマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU222は、ステップS701において、保留数増加コマンドを受信したか否かの判別を行い、保留数増加コマンドを受信したと判別した場合は、ステップS702において、RAM224に記憶した保留球の保留数の加算を行い、続くステップS703において、保留数コマンドをセットする。
次に、CPU222は、ステップS704において、変動開始コマンドを受信したか否かの判別を行い、変動開始コマンドを受信したと判別した場合は、続くステップS705において、演出選択処理を実行する。
演出選択処理では、例えば変動開始コマンドの解析を行い、その解析結果に基づいて変動演出パターンの選択し、選択した変動演出パターンに対応する変動演出開始コマンドをセットする。また、演出選択処理では、変動演出開始コマンドをセットした後、RAM224に記憶されている保留球の保留数を減算する処理等も行う。
なお、CPU222は、ステップS704において、変動開始コマンドを受信していないと判別した場合は、演出選択処理を実行することなくステップS706に進む。
次に、CPU222は、ステップS706において、変動停止コマンドを受信したか否かの判別を行い、変動停止コマンドを受信したと判別した場合は、続くステップS707において、変動演出終了中処理を実行する。
変動演出終了中処理では、例えば変動停止コマンドの解析を行い、解析結果に基づいてモードフラグの変更等の各種処理を行った後、変動演出終了コマンドをセットする。なお、ステップS706において、変動停止コマンドを受信していないと判別した場合は、変動演出終了中処理を実行することなくステップS708に進む。
次に、CPU222は、ステップS708において、オープニングコマンドを受信したか否かの判別を行い、オープニングコマンドを受信したと判別した場合は、続くステップS709において、特別遊技演出選択処理を実行する。
特別遊技演出選択処理では、例えばオープニングコマンドの解析を行い、その解析結果に基づいて、特別遊技演出パターン選択処理を行う。この後、オープニング演出開始コマンドをセットする。なお、ステップS708において、オープニングコマンドを受信していないと判別した場合は、当たり演出選択処理を実行することなくステップS710に進む。
次に、CPU222は、ステップS710において、エンディング演出選択処理を実行するエンディングコマンドを受信したか否かの判別を行い、エンディングコマンドを受信したと判別した場合は、続くステップS711において、エンディング演出選択処理を実行する。
エンディング演出選択処理では、エンディングコマンドの解析を行い、その解析結果に基づいてエンディング演出パターン選択を行う。この後、エンディング演出開始コマンドをセットする。なお、ステップS710において、エンディングコマンドを受信していないと判別した場合は、エンディング演出選択処理を実行することなくステップS712に進む。
この後、CPU222は、ステップ712において、客待ちコマンド受信処理を実行して、コマンド受信処理を終了する。
[衝突回避処理]
図24は、衝突回避処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU222は、ステップS721において、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dを監視し、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dが作動したと判定した場合は、続くステップS722において、ROM223に記憶されている演出役物装置A〜Dの動作の組み合わせに関する情報をRAM224に展開したテーブルを参照する。そして、続くステップS723において、現在の第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの動作状況が正常であるか否かの判定を行う。すなわち、ここでは動作領域が重なり合う演出役物装置が同時に動作状態になっていないかどうかの判定を行う。
ステップS723において、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの動作状況が正常でないと判定した場合は、続くステップS724において、電源投入から異常と判定した判定回数をカウントするカウンタEのカウント値に「1」を加算した後、続くステップS724において、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの動作を停止させる。この後、衝突回避処理を終了する。
なお、ステップS721において、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dが作動していない判定した場合、或いはステップS723において、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの動作状況が正常であると判定した場合は衝突回避処理を終了する。
上記のように構成すれば、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dのうち、特定の演出役物装置の動作領域が重なる場合であっても、誤作動等により演出役物装置同士が衝突して破損するのを防止することができる。
また、本実施形態の遊技機1は、演出制御基板221のROM223に、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dを同時に動作させることができない組み合わせに関するテーブル(情報)を予め記憶させておくだけで、簡単に実現することができる。
また、本実施形態では、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの衝突を回避するためのセンサ等を新たに設ける必要がないため、プログラムが煩雑になるといったこともない。
次に、本実施形態の遊技機1において演出役物装置A〜Dの動作停止状態からの復帰方法について説明しておく。
[第1実施例]
本実施形態の遊技機1においては、演出制御基板221において、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの動作が異常と判定した場合は、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの全ての動作を一定時間(例えば数分間程度)停止させた後、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの全てを初期位置にそれぞれ戻す制御を行うようにする。
従来から行われている演出役物装置のリトライ処理では、特別図柄の変動開始時に演出役物装置が所定位置(初期位置)にない場合、演出役物装置を初期位置に戻すリトライ処理を実行するようにしていた。このため、演出役物装置の動作異常が発生している場合でも、ホール側の関係者が気づかないうちに復帰している場合がある。この結果、従来の遊技機では演出役物装置の動作異常に対する対処が遅れるおそれがあった。
これに対して、本実施形態の遊技機1では、特別図柄の変動開始等に関係なく、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dを一定時間停止させた後、初期位置に復帰させるようにしているので、遊技者が遊技中であれば、遊技者はホール関係者を呼んで現在の状況を説明するのでホール側の関係者が演出役物装置の動作異常を容易に把握することが可能になる。
なお、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの動作が停止してから一定時間経過したか否かはランプ等により報知することが好ましい。
また、上記した第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの動作を停止させる一定時間は、任意に設定可能であるが、少なくとも遊技中の遊技者がホール関係者を呼ぶ前に操作ボタン314を操作したときに復帰してしまうのは好ましくない。通常の遊技者は、演出役物装置の動作が停止した時点で遊技を中止するが、特別図柄の変動が停止するまでは(保留球がある場合は保留が消化されるまで)演出ボタン314を操作する可能性が高いので、保留を含む特別図柄の変動が完全に停止する時間より長い時間に設定することが好ましい。例えば、特別図柄の平均変動時間が15秒で、最大保留個数が4個であれば、当該変動と保留個数から停止時間を75秒に設定することが考えられる。
[第2実施例]
本実施形態の遊技機1においては、演出制御基板221において、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの動作が異常と判定した場合は、当該遊技機の電源投入から第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの動作異常と判定された判定回数を記憶手段である演出制御基板221のRAM224に記憶させておくようにする。そのうえで、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの全ての動作を一定時間(例えば数分間)停止させるようにする。
そして所定期間経過後、演出ボタン314がRAM224に記憶されている異常判定回数以上操作されたときに第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dを初期位置(待機領域)に移動させる制御を行うようにする。
このように構成した場合は、上記した演出役物装置同士の衝突防止効果に加えて、ホール側の関係者が演出ボタン314を押下または操作したときに第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dがそれぞれ初期位置に移動するのでホール側の関係者に演出役物装置の動作異常の発生回数をホール側の関係者に容易に且つ確実に知らせることが可能になる。
[復帰処理]
図25は、演出制御基板が復帰処理の一例を示したフローチャートである。なお、ここでは第2実施例を例に挙げて説明する。
この場合、CPU222は、ステップS731において、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの全て或いは一部が演出役物装置の異常動作による動作停止中であるか否かの判定を行う。ステップS731において、演出役物装置の異常動作による動作停止中であると判定した場合は、続くステップS732において、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの全て或いは一部が動作を停止してから所定時間経過したか否かの判定を行う。ステップS732において、所定時間経過したと判定した場合は、続くステップS733において、演出ボタン314が所定回数、つまりRAM224に記憶されている異常判定回数以上操作されたか否かの判定を行う。
ステップS733において、演出ボタン314が所定回数操作されたと判定した場合は、ステップS734において、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの初期位置まで移動させて復帰処理を終了する。
なお、ステップS731において演出役物装置の異常動作による動作停止中でないと判定した場合、ステップS732において所定時間経過していなと判定した場合、あるいはステップS733において演出ボタン314が所定回数操作されていないと判定した場合は、復帰処理を終了する。
このような処理を実行すれば、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの動作異常をホール関係者に報知しつつ、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dを初期状態に容易に復帰させることが可能になる。
なお、第1実施例の場合は、ステップS733の処理を削除すれば良い。
なお、これまで説明した例では、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの何れかの動作が異常と判定した場合、第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dの全ての動作を一定時間(例えば数分間)停止させる場合を例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、少なくとも演出役物装置の衝突を回避するのに必要な最小限の演出役物装置の動作だけを一定時間停止させるようにしても良いことは言うまでも無い。
また、本実施形態では、演出役物装置として第1の演出役物装置A〜第4の演出役物装置Dを備えている場合を例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、本発明は、動作領域が重なる演出役物装置を備えた遊技機であれば、演出役物装置の構造や数量に関わりなく適用可能である。
また、本発明の遊技機に使用する画像表示装置、サブ画像表示装置に用いる表示装置としては、液晶表示装置、リアプロジェクタ、その他、任意の表示装置を採用することができる。
また、本発明は、パチンコ機のみならず、スロットマシン、その他、表示装置を有した遊技機、ゲーム機一般に適用することができる。
1…遊技機、2…遊技盤、3…遊技領域、6…飾り部材、7…メイン画像表示装置、7a…メイン表示画面、8…演出図柄、13…第1始動口、14…第2始動口、14b…開閉扉、15…ゲート、16…第1大入賞口、17…第2大入賞口、211…遊技制御基板、212、222、232、242…CPU、213、223、233、243…ROM、214、224、234、244…RAM、221…演出制御基板、231…画像制御基板、241…ランプ制御基板、314…演出ボタン、A〜D…演出役物装置

Claims (1)

  1. 待機領域から特定領域にそれぞれ移動可能な複数の演出役物装置と、
    前記複数の演出役物装置の動作を監視する監視手段と、
    前記演出役物装置の動作を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記監視手段の監視結果により前記演出役物装置の動作が異常と判定された場合、前記演出役物装置を停止させてから所定期間経過する前に操作手段が操作されたときは前記演出役物装置を前記待機領域に移動させる制御を行わないようにし、前記演出役物装置を停止させてから所定期間経過後に前記操作手段が操作されたとき前記演出役物装置を前記待機領域に移動させる制御を行うようにしたことを特徴とする遊技機。
JP2013123692A 2013-06-12 2013-06-12 遊技機 Expired - Fee Related JP6148078B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013123692A JP6148078B2 (ja) 2013-06-12 2013-06-12 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013123692A JP6148078B2 (ja) 2013-06-12 2013-06-12 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014239817A JP2014239817A (ja) 2014-12-25
JP6148078B2 true JP6148078B2 (ja) 2017-06-14

Family

ID=52139417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013123692A Expired - Fee Related JP6148078B2 (ja) 2013-06-12 2013-06-12 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6148078B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6301888B2 (ja) * 2015-09-04 2018-03-28 株式会社ニューギン 遊技機
JP6560652B2 (ja) * 2016-09-30 2019-08-14 株式会社ニューギン 遊技機
JP6518874B2 (ja) * 2018-01-12 2019-05-29 株式会社大都技研 遊技台

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4452864B2 (ja) * 2004-11-30 2010-04-21 株式会社大一商会 遊技機
JP5100402B2 (ja) * 2008-01-11 2012-12-19 株式会社オリンピア パチンコ機
JP5463070B2 (ja) * 2009-04-30 2014-04-09 株式会社ニューギン 遊技機
JP5198633B2 (ja) * 2011-08-09 2013-05-15 京楽産業.株式会社 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014239817A (ja) 2014-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5537589B2 (ja) 遊技機
JP2014230575A (ja) 遊技機
JP5178767B2 (ja) 可変入賞口装置および遊技機
JP5775919B2 (ja) 遊技機
JP5736482B2 (ja) 遊技機
JP5841576B2 (ja) 遊技機
JP6216363B2 (ja) 遊技機
JP6148078B2 (ja) 遊技機
JP2007029531A (ja) 遊技機
JP7441529B2 (ja) 遊技機
JP2017104229A (ja) 遊技機
JP6867667B2 (ja) 遊技機
JP2009273766A (ja) 遊技機
JP5433203B2 (ja) 遊技機
JP2007021111A (ja) 遊技機
JP2007007019A (ja) 遊技機
JP2006000679A (ja) 遊技機
JP2007061554A (ja) 遊技機
JP2017140060A (ja) 遊技機
JP5869174B2 (ja) 遊技機
JP7312492B2 (ja) 遊技機
JP7312491B2 (ja) 遊技機
JP7208633B2 (ja) 遊技機
JP7212369B2 (ja) 遊技機
JP7212368B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170502

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170518

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6148078

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees