JP5537374B2 - 乾燥処理装置及び除去装置 - Google Patents

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Description

本発明は、衣類を乾燥させる乾燥処理装置及び衣類から発生するリントを乾燥空気から除去するための除去装置に関する。
衣類を乾燥させる乾燥機や乾燥機能に加えて洗濯機能を有する洗濯乾燥機といった乾燥処理装置は、典型的には、乾燥空気を、衣類が収容されたドラム内に供給し、衣類を乾燥させる。衣類から分離したリント(糸くず)は、乾燥空気とともに筐体内で循環される。
乾燥空気の循環経路中には、乾燥空気を除湿並びに加熱を行う除湿加熱装置、乾燥空気を加熱する加熱装置や乾燥空気の流動を引き起こす送気装置が配設される。上述のリントが除湿装置、加熱装置や送風装置に付着するならば、乾燥機能の低下や乾燥処理装置の故障が引き起こされる。したがって、乾燥空気の循環系路中には、一般的に、上述の除湿装置、加熱装置及び/又は送気装置に加えて、リントを除去するためのフィルタ装置が配される(例えば、特許文献1参照)。
図17は、特許文献1に開示されるフィルタ装置の概略的な断面図である。図17を用いて、特許文献1に開示されるフィルタ装置が説明される。
特許文献1に開示されるフィルタ装置900は、洗濯乾燥機910の筐体911内で乾燥空気の循環経路を規定する管路912を横切るように配設された半円筒形状のフィルタ筒920と、フィルタ筒920の一端部に接続された回収筒921とを備える。フィルタ装置900は、フィルタ筒920内に配設されたコイル部材922と、フィルタ筒920の他端部に取り付けられたモータ923とを更に備える。モータ923は、コイル部材922をフィルタ筒920内で回転させる。この間、コイル部材922は、フィルタ筒920の内面に摺接される。この結果、フィルタ筒920によって捕捉されたリントLは、フィルタ筒920の内面から掻き取られる。その後、リントLは、コイル部材922によって、回収筒921に向けて送り出される。
洗濯乾燥機910は、回収筒921を取り囲む外筒931と、外筒931の底壁913と、管路912とを接続する副管路914とを備える。回収筒921の底部924は、下方に突出する環状筒925を含む。環状筒925は、副管路914に挿入される。かくして、副管路914は、外筒931に連結される。
回収筒921は、副フィルタ926を含む。環状筒925によって規定される底部924の開口部を覆う副フィルタ926は、フィルタ筒920から回収筒921に流れ込んだ乾燥空気が、副管路914を通じて、管路912に戻ることを許容する一方で、リントLの通過を防ぐ。
特開2008−6045号公報
コイル部材922によるフィルタ筒920からのリントLの除去は、フィルタ筒920を通過する乾燥空気の流量の減少を抑制する。しかしながら、フィルタ筒920からのリントLの頻繁な除去は、フィルタ筒920を通過するほど小さなリントLの増加を招来する。フィルタ筒920を通過する細かなリントLの増大は、結果として、乾燥機能の低下や乾燥処理装置の故障を引き起こす。
本発明は、比較的長期間に亘って、乾燥機能を適切に維持することができる乾燥処理装置及び除去装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る乾燥処理装置は、衣類を乾燥させるための乾燥空気が吸気される吸気口及び前記乾燥空気が排気される排気口が形成された乾燥槽と、前記排気口から排出された前記乾燥空気からリントを除去する除去装置と、該除去装置によって前記リントが除去された前記乾燥空気に対して除湿並びに加熱を行う除湿加熱装置と、該除湿加熱装置によって、除湿及び加熱がなされた前記乾燥空気を前記吸気口に送る送気装置と、を備え、前記除去装置は、前記排気口から排出された前記乾燥空気が導入される導入口及び前記除湿加熱装置に向けて前記乾燥空気が排出される排出口が形成された筐体と、前記乾燥空気から前記リントを除去するように前記排出口に取り付けられるフィルタ要素と、前記導入口から前記フィルタ要素へ向かう前記乾燥空気の流動方向を調整する調整機構と、を含み、該調整機構は、前記筐体内で回転する回転シャフトと、該回転シャフトから延出する調整板と、を含み、前記フィルタ要素は、前記回転シャフトの延出方向に延びる第1領域と、該第1領域に沿って延びる第2領域と、を含み、前記調整板は、前記回転シャフトの回転に従って、前記第1領域を通過する前記乾燥空気の流量及び前記第2領域を通過する前記乾燥空気の流量を変化させることを特徴とする。
上記構成によれば、乾燥空気は、吸気口を通じて、乾燥槽に流入する。その後、排気口を通じて、乾燥槽から排出される。この結果、乾燥槽内の衣類が乾燥される。除去装置は、乾燥槽から排出された乾燥空気からリントを除去する。リントの除去処理の後、除湿加熱装置は、乾燥空気に対して除湿並びに加熱を行う。送気装置は除湿並びに加熱後の乾燥空気を乾燥槽の流入口に送る。乾燥空気は、再度、乾燥槽内の衣類を乾燥するために用いられる。除去装置の筐体には、排気口から排出された乾燥空気が導入される導入口及び除湿加熱装置に向けて乾燥空気が排出される排出口が形成される。排出口に取り付けられたフィルタ要素は、乾燥空気からリントを除去する。調整機構は、導入口からフィルタ要素へ向かう乾燥空気の流動方向を調整する。調整機構は、筐体内で回転する回転シャフトと、回転シャフトから延出する調整板と、を含む。フィルタ要素は、回転シャフトの延出方向に延びる第1領域と、第1領域に沿って延びる第2領域と、を含む。調整板は、回転シャフトの回転に従って、第1領域を通過する乾燥空気の流量及び第2領域を通過する乾燥空気の流量を変化させるので、第1領域及び第2領域のうち一方にリントが多く貯まっているときは、必要に応じて、他方に乾燥空気が向かうように乾燥空気の流動方向が調整される。この結果、乾燥空気の流量は適切なレベルに維持される。フィルタ要素によって捕捉されたリントは、細かなリントを捕捉するので、除湿乾燥装置に向けて流れる細かなリントの量が低減される。したがって、除去装置を通過した細かなリントに起因する乾燥機能の低下や乾燥処理装置の故障が好適に抑制される。かくして、乾燥機能が比較的長期間に亘って適切に維持される。
上記構成において、前記乾燥槽、前記除去装置、前記除湿加熱装置及び前記送気装置を収容する主筐体を更に備え、前記筐体には、前記主筐体外からの外気が導入される外気導入口が形成され、前記除去装置は、前記外気導入口を閉塞する閉塞位置と、前記外気導入口を開放する開放位置との間で変位するプラグ部を含む弁要素と、前記回転シャフトに接続されたカム片と、を含み、該カム片は、前記回転シャフトの回転に伴って、前記プラグ部を前記閉塞位置と前記開放位置との間で変位させることが好ましい。
上記構成によれば、筐体に形成された外気導入口には、乾燥槽、除去装置、除湿加熱装置及び送気装置を収容する主筐体外からの外気が導入される。弁要素のプラグ部は、回転シャフトに接続されたカム片によって、外気導入口を閉塞する閉塞位置と外気導入口を開放する開放位置との間で変位される。除湿加熱装置の冷却が求められるとき、外気導入口が開放される。したがって、除湿加熱装置は適切に冷却される。かくして、乾燥機能が比較的長期間に亘って適切に維持される。
上記構成において、前記筐体は、前記乾燥空気及び前記外気が流動する内部空間を規定する内壁面と、前記内部空間を前記乾燥空気が流動する第1室と前記外気が流動する第2室とに仕切る仕切板を含み、前記排出口は、前記第1室中の前記乾燥空気を前記除湿加熱装置に向けて排出するための第1排出口と、前記第2室中の前記外気を前記除湿加熱装置に向けて排出するための第2排出口と、を含み、前記フィルタ要素は、前記第1排出口を覆う第1フィルタ部と、前記第2排出口を覆う第2フィルタ部と、を含むことが好ましい。
上記構成によれば、筐体の内壁面は、乾燥空気及び外気が流動する内部空間を規定する。仕切板は、内部空間を乾燥空気が流動する第1室と外気が流動する第2室とに仕切る。第1フィルタ部は、第1室中の乾燥空気を筐体外へ排出するための第1排出口を覆う。第2フィルタ部は、第2室中の外気を筐体外へ排出するための第2排出口を覆う。仕切板は、第1室から第2室へのリントの移動を抑制するので、第2フィルタ部がリントによって目詰まりすることが抑制される。したがって、外気は、除湿加熱装置へ適切に供給される。かくして、乾燥機能が比較的長期間に亘って適切に維持される。
上記構成において、前記除湿加熱装置は、前記除去装置に隣接し、前記第1フィルタ部を通過した前記乾燥空気及び前記第2フィルタ部を通過した前記外気は、前記除湿加熱装置に直接的に供給されることが好ましい。
上記構成によれば、第1フィルタ部を通過した乾燥空気は、除去装置に隣接する除湿加熱装置に直接的に供給されるので、除湿加熱装置は、高い効率で、乾燥空気を除湿及び加熱する。また、第2フィルタ部を通過した外気も、除去装置に隣接する除湿加熱装置に直接的に供給される。したがって、除湿加熱装置の冷却効率が向上する。かくして、乾燥機能が比較的長期間に亘って適切に維持される。
上記構成において、前記仕切板は、前記内壁面に接続される外縁と、前記回転シャフトが挿通される開口部を規定する内縁と、を含み、前記第2室は、前記開口部を通じて、前記第1室に連通することが好ましい。
上記構成によれば、仕切板の外縁は、内壁面に接続される。仕切板の内縁は、回転シャフトが挿通される開口部を規定する。したがって、仕切板は、外縁と内縁との間で、第1室から第2室へのリントの移動を適切に抑制する。この結果、第2フィルタ部がリントによって目詰まりすることが抑制される。したがって、外気は、除湿加熱装置へ適切に供給される。かくして、乾燥機能が比較的長期間に亘って適切に維持される。開口部を通じて第1室に連通する第2室は、第1室内での乾燥空気の流動によって、負圧になるので、主筐体外から外気が外気導入口に適切に導入される。したがって、除湿加熱装置が適切に冷却される。かくして、乾燥機能が比較的長期間に亘って適切に維持される。
上記構成において、前記回転シャフトは、前記内縁に沿う周縁を有する環状突出部を含み、該環状突出部は、前記開口部に隣接することが好ましい。
上記構成によれば、内縁に沿う周縁を有する環状突出部は、開口部に隣接するので、第1室から第2室へのリントの移動が適切に抑制される。この結果、第2フィルタ部がリントによって目詰まりすることが抑制される。したがって、外気は、除湿加熱装置へ適切に供給される。かくして、乾燥機能が比較的長期間に亘って適切に維持される。
上記構成において、前記主筐体は、該主筐体の上面を形成する天壁を含み、該天壁には、前記外気導入口と連通する吸引口が形成され、前記除去装置は、前記天壁に隣接することが好ましい。
上記構成によれば、主筐体の上面を形成する天壁には、外気導入口と連通する吸引口が形成される。除去装置は天壁に隣接されるので、除去装置に隣接する除湿加熱装置に対する冷却効率が向上する。かくして、乾燥機能が比較的長期間に亘って適切に維持される。
上記構成において、前記天壁は、前記吸引口が形成されたカバー要素と、該カバー要素によって閉塞される取出口が形成された主壁と、を含み、前記カバー要素は、前記筐体に連結される連結部を含み、前記カバー要素が前記主壁から取り外されると、前記カバー要素と連結した前記除去装置は前記取出口を介して前記主筐体外へ取り出されることが好ましい。
上記構成によれば、天壁は、吸引口が形成されたカバー要素と、カバー要素によって閉塞される取出口が形成された主壁と、を含む。カバー要素の連結部は、筐体に連結される。カバー要素が主壁から取り外されると、カバー要素と連結した除去装置は取出口を介して主筐体外へ取り出される。したがって、除去装置のメンテナンスが容易となる。
上記構成において、前記主筐体は、前記乾燥槽に前記衣類を投入するための投入口が形成された正面壁を含み、前記吸引口は、前記正面壁とは反対方向に向けて開口することが好ましい。
上記構成によれば、主筐体の正面壁には、乾燥槽に衣類を投入するための投入口が形成される。吸引口は、正面壁とは反対方向に向けて開口するので、主筐体内で発生した音は正面壁の傍に存する使用者に伝達されにくくなる。
上記構成において、前記カバー要素は、前記取出口に相補的な第1外面を含むカバー板と、該カバー板に回動可能に取り付けられたレバー板と、を含み、前記カバー板は、前記レバー板に相補的な取付口を形成する取付縁を含み、前記取付口に取り付けられた前記レバー板は、該レバー板の回動軸に沿う基端縁と、該基端縁と反対側の先端縁と、前記基端縁と前記先端縁との間に形成された第2外面と、を含み、前記先端縁は、前記取付縁よりも前記主筐体の内方に位置し、前記第2外面は、前記基端縁から前記第1外面に沿って延びる基面と、前記先端縁から前記基面に向けて延びる傾斜面と、を含み、前記取付縁と前記傾斜面は、前記吸引口を規定することが好ましい。
上記構成によれば、カバー要素は、取出口に相補的な第1外面を含むカバー板と、カバー板に回動可能に取り付けられたレバー板とを含む。カバー板は、レバー板に相補的な取付口を形成する取付縁を含む。取付口に取り付けられたレバー板は、レバー板の回動軸に沿う基端縁と、基端縁と反対側の先端縁と、基端縁と先端縁との間に形成された第2外面とを含む。先端縁は、取付縁よりも主筐体の内方に位置する。第2外面は、基端縁から第1外面に沿って延びる基面と、先端縁から基面に向けて延びる傾斜面と、を含む。取付縁と傾斜面は、吸引口を規定する。使用者は、取付縁と傾斜面との間で規定される吸引口に指を挿入し、カバー要素を容易に取出口から取り外すことができる。したがって、除去装置の交換或いはメンテナンス作業の効率が高められる。
上記構成において、前記取付縁は、上方に隆起した隆起縁を含み、該隆起縁は、前記先端縁の上方に位置することが好ましい。
上記構成によれば、使用者は、主筐体の上面をなす天壁に物を載置することができる。上方に隆起した隆起縁は、先端縁の上方に位置する。使用者が天壁上に液体を零しても、隆起縁は吸引口を通じた主筐体内への液体の進入を好適に抑制することができる。
上記構成において、前記カバー要素は、前記先端縁を上方に付勢する付勢要素を含むことが好ましい。
上記構成によれば、付勢要素は、先端縁を上方に付勢するので、不必要に吸引口が大きくなることが抑制される。したがって、筐体内で発生した音は、使用者に伝達されにくくなる。
上記構成において、前記筐体は、前記吸引口と前記外気導入口との間の空間を部分的に仕切る仕切壁を含み、該仕切壁は、前記筐体の上面から上方に突出することが好ましい。
上記構成によれば、筐体の上面から上方に突出する仕切壁は、吸引口と外気導入口との間の空間を部分的に仕切る。したがって、仕切壁は、天壁上で零された液体が外気導入口を介して筐体内に流入することを好適に抑制する。
上記構成において、前記筐体は、前記導入口及び前記外気導入口が形成される第1筐体壁と、前記排出口が形成される第2筐体壁とを含み、前記第2筐体壁は前記第1筐体壁に対して回動可能に取り付けられることが好ましい。
上記構成によれば、筐体は、導入口及び外気導入口が形成される第1筐体壁と、排出口が形成される第2筐体壁とを含む。第2筐体壁は第1筐体壁に対して回動可能に取り付けられるので、筐体内部のリントが容易に除去される。
上記構成において、前記弁要素は、前記筐体に取り付けられる基部と、前記基部と前記プラグ部との間に形成されたヒンジ部と、を含み、前記カム片に接触された前記プラグ部は、前記ヒンジ部周りに上方に回動し、前記開放位置に変位し、前記カム片との接触が解除された前記プラグ部は、自重により、前記ヒンジ部周りに下方に回動し、前記閉塞位置に変位することが好ましい。
上記構成によれば、弁要素は、筐体に取り付けられる基部と、基部とプラグ部との間に形成されたヒンジ部とを含む。カム片に接触されたプラグ部は、ヒンジ部周りに上方に回動し、開放位置に変位する。カム片との接触が解除されたプラグ部は、自重により、ヒンジ部周りに下方に回動し、閉塞位置に変位する。かくして、比較的簡素化された構造により、外気導入口の開閉が達成される。
本発明の他の局面に係る衣類を乾燥させるための乾燥空気からリントを除去する除去装置は、前記乾燥空気が導入される導入口及び前記乾燥空気が排出される排出口が形成された筐体と、前記乾燥空気から前記リントを除去するように前記排出口に取り付けられるフィルタ要素と、前記導入口から前記フィルタ要素へ向かう前記乾燥空気の流動方向を調整する調整機構と、を備え、該調整機構は、前記筐体内で回転する回転シャフトと、該回転シャフトから延出する調整板と、を含み、前記フィルタ要素は、前記回転シャフトの延出方向に延びる第1領域と、該第1領域に沿って延びる第2領域と、を含み、前記調整板は、前記回転シャフトの回転に従って、前記第1領域を通過する前記乾燥空気の流量及び前記第2領域を通過する前記乾燥空気の流量を変化させることを特徴とする。
上記構成によれば、除去装置の筐体には、乾燥空気が導入される導入口及び乾燥空気が排出される排出口が形成される。排出口に取り付けられたフィルタ要素は、乾燥空気からリントを除去する。調整機構は、導入口からフィルタ要素へ向かう乾燥空気の流動方向を調整する。調整機構は、筐体内で回転する回転シャフトと、回転シャフトから延出する調整板と、を含む。フィルタ要素は、回転シャフトの延出方向に延びる第1領域と、第1領域に沿って延びる第2領域と、を含む。調整板は、回転シャフトの回転に従って、第1領域を通過する乾燥空気の流量及び第2領域を通過する乾燥空気の流量を変化させるので、第1領域及び第2領域のうち一方にリントが多く貯まっているときは、必要に応じて、他方に乾燥空気が向かうように乾燥空気の流動方向が調整される。この結果、乾燥空気の流量は適切なレベルに維持される。フィルタ要素によって捕捉されたリントは、細かなリントを捕捉するので、筐体からの細かなリントの漏出が低減される。したがって、除去装置を通過した細かなリントに起因する乾燥機能の低下が好適に抑制される。かくして、乾燥機能が比較的長期間に亘って適切に維持される。
上述の如く、本発明に係る乾燥処理装置及び除去装置は、比較的長期間に亘って、適切な乾燥機能を維持することができる。
本発明の一実施形態に係る洗濯乾燥機の概略的な斜視図である。 図1に示される洗濯乾燥機の概略的な断面図である。 図1に示される洗濯乾燥機の天壁の拡大斜視図である。 図1に示される洗濯乾燥機の外気導入機構を概略的に示す図である。 図4に示されるA−A線に沿う外気導入機構の断面図である。 図4に示される外気導入機構のカバー機構を概略的に示す平面図である。 図6に示されるカバー機構の概略的な底面図である。 図4に示される外気導入機構のフィルタ装置の概略的な平面図である。 図8に示されるB−B線に沿うフィルタ装置の概略的な断面図である。 図9に示されるC−C線に沿うフィルタ装置の概略的な断面図である。 図5に示されるフィルタ装置の調整機構の動作を示す。 図5に示されるフィルタ装置の調整機構の動作を示す。 図11及び図12に示される調整機構の動作の制御を司る要素の概略的なブロック図である。 図13に示される調整機構に対する制御に基づく回転シャフトの回転範囲を示す。 図9に示されるフィルタ装置の回転シャフトを概略的に示す断面図である。 図9に示されるフィルタ装置の筐体の開閉動作を概略的に示す断面図である。 従来のフィルタ装置を概略的に示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。尚、以下の説明で用いられる「上」、「下」、「左」や「右」などの方向を表す用語は、単に、説明の明瞭化を目的とするものであり、何ら本発明を限定するものではない。
(洗濯乾燥機の全体構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る乾燥処理装置として例示される洗濯乾燥機の概略的な斜視図である。本実施形態において、洗濯機能と乾燥機能とを兼ね備えた洗濯乾燥機が乾燥処理装置として例示される。代替的に、洗濯機能を備えない乾燥機が乾燥処理装置として用いられてもよい。
洗濯乾燥機100は、主筐体200と、扉体300とを備える。主筐体200は、略直方体形状に形成される。主筐体200は、上下方向に立設された正面壁210、正面壁210と反対側の背面壁220、正面壁210と背面壁220との間で上下方向に立設された左側壁230及び右側壁240、主筐体200の上面を形成する天壁250並びに主筐体200の下面を形成する底壁260を含む。
正面壁210は、下方に配設される下部壁211と、下部壁211の上方に配設される中央壁212と、中央壁212の上方に配設される上部壁213とを含む。中央壁212及び上部壁213は、上方に向かうにつれて背面壁220へ近づくように湾曲しつつ傾斜する。
中央壁212は、略円板状の扉体300と略相補的な形状をなす凹領域を形成する環状の凹面214を含む。凹面214は、中央壁212の略中央を貫通するように形成された投入口215を取り囲む。投入口215は、主筐体200の内部に収容された洗濯乾燥槽(後述される)に連通する。使用者は、投入口215を通じて、主筐体200の内外に衣類(衣服やこれに類する物)を出し入れすることができる。
洗濯乾燥機100は、扉体300を主筐体200に回動可能に接続する蝶番構造330を備える。蝶番構造330によって、扉体300は、投入口215を閉塞する閉塞位置と、投入口215を開放する開放位置との間で回動することができる。閉塞位置に回動された扉体300は、凹面214に取り囲まれる凹領域に収容される。尚、図1に示される扉体300は開放位置に存する。
図2は、閉塞位置に存する扉体300を有する洗濯乾燥機100の概略的な断面図である。図2に示される主筐体200中の要素の配置、形状及び構造は、限定的に解釈されるべきではない。主筐体200内の要素の配置、形状及び構造は、乾燥処理装置の設計や機能に応じて適宜定められてもよい。図1及び図2を用いて、洗濯乾燥機100の全体構造が更に説明される。
図2に示される如く、主筐体200内に乾燥処理を行う処理装置400が構築される。本実施形態において、処理装置400は、乾燥処理に加えて、洗濯処理、すすぎ処理や脱水処理といった衣類Cの洗濯並びに乾燥に必要な処理を実行する。代替的に、洗濯機能を備えない乾燥機が、乾燥処理装置として用いられるならば、処理装置は、乾燥処理のみを実行してもよい。
処理装置400は、上述の洗濯乾燥槽410を備える。洗濯乾燥槽410は、主筐体200の内部で揺動自在に支持される一端有底円筒状の水槽420と、水槽420内で回転自在に支持される一端有底円筒状の回転ドラム440とを含む。処理装置400は、洗濯乾燥槽410を弾性的に支持するサスペンション490を備える。主筐体200の底壁260に接続されたサスペンション490は、上述の乾燥処理、洗濯処理、すすぎ処理や脱水処理といった様々な処理の間に生じた振動を適切に吸収する。
処理装置400は、回転ドラム440を回転させるモータ430を更に含む。モータ430の本体部は、水槽420の底壁431の外面に取り付けられる。また、モータ430の回転シャフトは、水槽420の底壁431を貫通し、回転ドラム440の底壁432に接続される。乾燥処理、洗濯処理、すすぎ処理や脱水処理といった様々な処理の間、モータ430は回転ドラム440を回転させる。
水槽420の底壁431と反対側の前壁433には、閉塞位置に存する略円形の扉体300と略同心の開口部434が形成される。同様に、回転ドラム440の底壁432と反対側の前壁435には、水槽420の前壁433に形成された開口部434と略同心の開口部436が形成される。使用者は、扉体300を開放位置に移動させ、投入口215を通じて、回転ドラム440内に衣類Cを投入することができる。処理装置400は、主筐体200の中央壁212と水槽420の前壁433との間に配設されるベローズ437を更に備える。水槽420は、ベローズ437を介して、弾性的に主筐体200に接続される。
図1に示される如く、扉体300は、略一端有底台形円錐形状の透明な窓部310と、窓部310を支持する略円板形状の支持枠320とを含む。図2に示される如く、扉体300が閉塞位置に配設されると、窓部310は、主筐体200に形成された投入口215内に挿入される。扉体300が閉塞位置に存する間、使用者は、透明な窓部310を通じて、洗濯乾燥槽410内の衣類Cを視認することができる。
図2に示される如く、水槽420には、洗濯液を排出するための排出口423と、洗濯液が流入する流入口424が形成される。洗濯に用いられる洗濯液は、排出口423と流入口424との間で循環して使用される。洗濯乾燥機100は、排出口423と流入口424との間の洗濯液の循環経路を規定する管路425を備える。管路425は、上流管路426と下流管路427とを含む。上流管路426の一端部は、排出口423に接続される。上流管路426の他端部は、主筐体200の底壁260に接続される。下流管路427の一端部は、上流管路426の途中部に接続される。下流管路427の他端部は、流入口424に接続される。
洗濯乾燥機100は、排出口423と流入口424との間での洗濯液の循環を生じさせる循環ポンプ428と、主筐体200外への洗濯液の排出を制御する排出弁429とを備える。循環ポンプ428及び排出弁429はともに、上流管路426に取り付けられる。循環ポンプ428は、上流管路426と下流管路427との間の接続部よりも上流に配置される。排出弁429は、循環ポンプ428よりも下流に配設される。洗濯乾燥機100が洗濯乾燥槽410中における所定量の貯水が要求される処理(例えば、洗濯処理やすすぎ処理)を実行している間、排出弁429は閉じられる。この間、循環ポンプ428は、必要に応じて作動し、排出口423と流入口424との間での洗濯液の循環を生じさせる。一方、洗濯乾燥機100が洗濯乾燥槽410中の貯水が不要となる処理(例えば、脱水処理や乾燥処理)を行うとき、排出弁429は開かれる。この結果、洗濯乾燥槽410中の洗濯液は、上流管路426を通じて、底壁260から主筐体200外へ排出される。
洗濯乾燥機100は、回転ドラム440中に収容された衣類Cを乾燥させるための乾燥空気を循環させる循環機構600を備える。水槽420は、底壁431と前壁433との間で延びる円筒状の周壁438を含む。水槽420の周壁438には、乾燥空気が洗濯乾燥槽410から排気されるための排気口601が形成される。また、水槽420の底壁431には、乾燥空気が洗濯乾燥槽410内に吸気されるための吸気口643が形成される。循環機構600は、排気口601と吸気口643との間で乾燥空気を循環させる。
回転ドラム440の底壁432には、吸気口643から吸気された乾燥空気を回転ドラム440内に促すための底穴645が形成される。回転ドラム440は、底壁432と前壁435との間で延びる円筒状の周壁439を含む。回転ドラム440の周壁439には、水槽420の周壁438に形成された排気口601に乾燥空気を促すための多数の周穴646が形成される。底穴645から周穴646へ向かう乾燥空気によって、回転ドラム440内の衣類Cの乾燥が促される。本実施形態において、乾燥処理が行われる洗濯乾燥槽410は、乾燥槽として例示される。
主筐体200内で乾燥空気を循環させる循環機構600は、排気口601から主筐体200の天壁250に向けて延びる第1管路610と、第1管路610に接続されるフィルタ装置700と、フィルタ装置700に隣接するヒートポンプ630と、を備える。図1に示される如く、天壁250は、主筐体200の上面の大部分を形成する略矩形状の主壁252と、主壁252に取り囲まれる略矩形状のカバー機構800とを含む。図2に示される如く、フィルタ装置700は、カバー機構800に隣接する。
回転ドラム440中での乾燥処理の間、衣類Cからリント(糸くずといった埃成分)が分離する。リントは、乾燥空気の流れに従って、第1管路610を通じて、フィルタ装置700に導入される。フィルタ装置700は、乾燥空気中のリントを除去するように形成される。本実施形態において、フィルタ装置700は除去装置として例示される。
後述される如く、フィルタ装置700は、主壁252に着脱自在なカバー機構800と連結される。カバー機構800が主壁252から取り外されると、フィルタ装置700はカバー機構800とともに主筐体200外へ除去される。使用者は、その後、フィルタ装置700内にたまったリントを除去することができる。
ヒートポンプ630は、一般的に用いられる熱交換機であってもよい。ヒートポンプ630は、乾燥空気を冷却し、乾燥空気中の湿気を除去する除湿部635と、除湿部635を通過した乾燥空気を加熱する加熱部633とを備える。除湿部635による除湿並びに加熱部633による加熱は、除湿部635及び加熱部633中を通過する冷媒に対する加減圧及び加熱によって達成される。本実施形態において、ヒートポンプ630は、除湿加熱装置として例示される。除湿加熱装置は、ヒートポンプ630のように除湿部635と加熱部633とが組み込まれた装置であってもよい。代替的に、除湿加熱装置は、除湿を行う除湿装置と、除湿装置とは別体に設けられた加熱装置とを含んでもよい。
循環機構600は、ヒートポンプ630によって除湿並びに加熱された乾燥空気を吸気口643へ送るための送風機621と、送風機621によって流動される乾燥空気を吸気口643へ案内する第2管路620とを備える。送風機621は、送風機621の上流側で負圧を作り出し、送風機621の下流側で正圧を作り出す。この結果、排気口601と吸気口643との間での乾燥空気の循環が作り出される。本実施形態において、送風機621は、送気装置として例示される。
循環機構600は、第2管路620から分岐する分岐管路650と、第2管路620と分岐管路650との接続部に配設された切替弁651と、を備える。分岐管路650は、回転ドラム440の前壁435に形成された開口部436に連通する先端部を有する。切替弁651は、送風機621から吸気口643に向かう乾燥空気の流れを遮る第1位置と、送風機621から吸気口643に向かう乾燥空気の流れに沿う第2位置との間で回動する。第1位置に切替弁651が存するとき、乾燥空気の大部分は、分岐管路650を通じて、回転ドラム440の開口部436から衣類Cに吹き付けられる。第2位置に切替弁651が存するとき、乾燥空気の大部分は、吸気口643に向かう。切替弁651は、例えば、乾燥処理が開始してから、所定期間、第2位置に設定される。その後、乾燥処理が終了するまで、切替弁651は、第1位置に設定される。かくして、衣類Cの乾燥の程度に合わせて、乾燥動作が変更される。
(外気導入機構)
図1及び図2を用いて、ヒートポンプ630を冷却するための外気導入機構が説明される。本実施形態において、上述のヒートポンプ630の熱交換効率を維持するために、主筐体200内部に主筐体200外の外気が冷却空気として導入される。
図2に示される如く、外気導入機構150は、上述のフィルタ装置700とフィルタ装置700の上方に配設されるカバー機構800とを含む。上述の如く、カバー機構800は、主筐体200の天壁250に取り付けられる。
図3は、天壁250の拡大斜視図である。図1乃至図3を用いて、外気導入機構150が更に説明される。
天壁250には、略矩形状に開口した取出口251が形成される。取出口251は、フィルタ装置700を主筐体200の内外に出し入れするために形成される。後述される如く、カバー機構800は、フィルタ装置700に接続される。したがって、使用者は、カバー機構800を取出口251から取り外すことにより、フィルタ装置700を取出口251を介して主筐体200外に取り出すことができる。また、使用者は、カバー機構800をフィルタ装置700に接続させ、カバー機構800を取出口251に取り付けることにより、フィルタ装置700を衣類Cが収容される主筐体200内の適所に配設することができる。
図1に示される如く、カバー機構800は、取出口251に相補的な外面813を有するカバー板810と、カバー板810に回動可能に取り付けられたレバー板820とを含む。カバー板810は、取出口251を適切に閉塞する。したがって、主筐体200に収容された様々な要素(例えば、洗濯乾燥槽410、フィルタ装置700、ヒートポンプ630や送風機621)から発生した機械音や流動音の漏出が適切に抑制される。後述されるように、カバー板810とレバー板820との間に主筐体200内へ外気を導入するための吸引口が形成される。また、フィルタ装置700には、吸引口に連通するように形成された外気導入口が形成される。フィルタ装置700の外気導入口を通じて主筐体200内に取り込まれた外気は、上述のヒートポンプ630の冷却に用いられる。本実施形態において、カバー機構800は、カバー要素として例示される。また、カバー板810の外面813は第1外面として例示される。
図4は、外気導入機構150の正面図である。図5は、図4に示されるA−A線に沿う外気導入機構150の断面図である。図6は、カバー板810の平面図である。図1、図4乃至図6を用いて、カバー板810とレバー板820との間に形成される吸引口が説明される。
図4及び図5に示される如く、カバー機構800のカバー板810は、フィルタ装置700の上部に取り付けられる。図6に示される如く、カバー板810は、レバー板820に相補的な取付口811を形成する取付縁812を含む。本実施形態において、取付縁812は、略矩形状の閉ループを描く。図1に示される如く、レバー板820は、取付口811を塞ぐように取り付けられる。
図5に示される如く、レバー板820は、洗濯乾燥機100の背面側に位置する基端縁821と、基端縁821の反対側(即ち、正面側)に位置する先端縁822と、基端縁821と先端縁822との間で延びる外面823とを含む。基端縁821は、レバー板820の回動軸に沿う。本実施形態において、レバー板820の外面823は第2外面として例示される。
レバー板820は、基端縁821の近傍の回動軸周りに上下に回動する。したがって、使用者は、レバー板820を押し下げて、カバー板810を掴むことができる。先端縁822は、取付縁812の下方(即ち、主筐体200の内方)に位置する。
レバー板820の外面823は、基端縁821からカバー板810の外面813に沿って正面方向に延びる基面824と、先端縁822から基面824に向けて傾斜して延びる湾曲した傾斜面825とを含む。傾斜面825と取付縁812との間に形成された空間は、外気を吸引するための吸引口830として用いられる。吸引口830は、正面壁210と反対方向に(即ち、背面壁220に向けて)開口する。斜め上方に開口した吸引口830は、主に、背面方向に主筐体200内で発生した音の伝達方向を規定するので、正面壁210近傍で作業する使用者への音の伝達が好適に抑制される。
図5及び図6に示される如く、取付縁812は、上方に隆起した隆起縁814を含む。隆起縁814は、レバー板820の先端縁822の上方に位置する。隆起縁814は、例えば、使用者が天壁250上に載置した洗濯物から滴り落ちた水が吸引口830へ流入することを好適に抑制する。
図7は、カバー機構800の底面図である。図5及び図7を用いて、レバー板820の回動が説明される。
レバー板820は、基端縁821の近傍に配設される第1シャフト片826及び第2シャフト片827を備える。第1シャフト片826及び第2シャフト片827は、レバー板820の底面から下方に突出する。第1シャフト片826は、略円柱形状の第1シャフト828を含む。第2シャフト片827は、第1シャフト828よりも短い略円柱形状の第2シャフト829を含む。第1シャフト828及び第2シャフト829は、基端縁821に沿って延びる。
カバー板810は、略矩形状のループを描くように延びる取付壁815を備える。取付壁815は、カバー板810の底面から下方に突出する。取付壁815は、第1シャフト828を回転可能に支持する第1軸受片816と、第2シャフト829を回転可能に支持する第2軸受片817とを含む。第1軸受片816及び第2軸受片817は、レバー板820の基端縁821に隣接する取付壁815の内面から正面方向へ突出する。かくして、レバー板820は、カバー板810に回動可能に取り付けられる。レバー板820の基端縁821に沿って整列された第1シャフト828及び第2シャフト829は、レバー板820の回動軸を規定する。
カバー機構800は、第1シャフト828を取り巻く捻りコイルバネ840を備える。捻りコイルバネ840の一端部は、カバー板810の底面に接続される。捻りコイルバネ840の他端部は、レバー板820の底面に接続される。かくして、捻りコイルバネ840は、レバー板820の先端縁822を上方に押し上げるように、レバー板820を付勢する。本実施形態において、捻りコイルバネ840は、付勢機構として例示される。
レバー板820は、略U型の位置決め片891を含む。位置決め片891は、先端縁822及びレバー板820の側縁の一部を形成する。位置決め片891は、カバー板810と部分的に重なり合う。かくして、位置決め片891は、捻りコイルバネ840の付勢によるレバー板820の上方への回動を適切に規制する。
図8は、フィルタ装置700の平面図である。図1、図2、図4、図5、図7及び図8を用いて、カバー機構800とフィルタ装置700との接続が説明される。
図4、図5及び図8に示される如く、フィルタ装置700は、筐体710を備える。筐体710には、排気口601から排出された乾燥空気が導入される導入口712及び主筐体200外の外気が導入される外気導入口725が形成される。筐体710には、導入口712と対向して、排出口713が形成される。排出口713には、直角格子状の支持部714が形成される。支持部714に沿って、フィルタメッシュ720(図5参照)が取り付けられる。
排気口601から第1管路610によってフィルタ装置700へ案内された乾燥空気は、導入口712を介して、筐体710内に導入される。その後、乾燥空気は、導入口712に対向して形成された排出口713から排出される。乾燥空気が排出口713を通過するとき、フィルタメッシュ720は、乾燥空気を漉す。この結果、フィルタメッシュ720は、乾燥空気に含まれるリントを好適に捕捉することができる。ヒートポンプ630は、排出口713の直後に配設される。したがって、リントの除去処理がなされた乾燥空気は、排出口713からヒートポンプ630へ向けて排出される。本実施形態において、フィルタメッシュ720は、フィルタ要素として例示される。以下の説明において、導入口712から排出口713に向かう乾燥空気の流れ方向(即ち、正面壁210から背面壁220へ向かう方向)は、第1方向と称される。
筐体710は、導入口712及び外気導入口725が形成された第1筐体壁715と、排出口713が形成された第2筐体壁716とを含む。第1筐体壁715は、カバー機構800との接続に用いられる略U型の断面を有する接続壁717を含む。図5に示される如く、下方に湾曲した接続壁717と平板状のカバー板810との間には、レバー板820が回動するための空間R1が形成される。
図5に示される如く、接続壁717は、上方に隆起した突条718を含む。突条718は、接続壁717の背面側の縁部に沿って形成される。接続壁717を覆うように配設されたカバー板810の取付壁815は、突条718に隣接する。取付壁815と突条718は、ねじやビスといった適切な固定具を用いて連結される。本実施形態において、取付壁815は連結部として例示される。
図9は、図8に示されるB−B線に沿うフィルタ装置700の断面図である。図1、図5、図8及び図9を用いて、筐体710内への外気の導入が説明される。
図5に関連して説明された如く、略平板状のカバー板810と下方に湾曲した接続壁717との間には、空間が形成される。図8及び図9に示される如く、第1筐体壁715は、第1方向に延びる仕切壁719を備える。仕切壁719は、カバー板810と接続壁717との間の空間をレバー板820が回動される空間R1と外気が流入される空間R2とに部分的に区画する。空間R2は、仕切壁719の上縁とカバー板810との間の間隙を介して、吸引口830に連通する。
空間R2を規定する接続壁717には、略矩形状に開口した外気導入口725が形成される。吸引口830と外気導入口725との間の空間(即ち、カバー板810と接続壁717との間の空間)は、接続壁717の上面から上方に突出する仕切壁719によって部分的に仕切られる。仕切壁719は、吸引口830から接続壁717上に流下した液体の外気導入口725への流入を好適に抑制する。
図8及び図9に示される如く、フィルタ装置700は、外気導入口725を開閉する開閉機構730を含む。開閉機構730は、弁片735を含む。弁片735は、外気導入口725に隣接して形成された開口部に嵌入される基部731と、外気導入口725を閉塞する閉塞位置と外気導入口725を開放する開放位置との間で変位するプラグ部732と、基部731とプラグ部732との間に形成される薄肉部733とを含む。本実施形態において、弁片735は、弁要素として例示される。尚、図9において、開放位置に存するプラグ部732は、点線で描かれている。
略直方体形状に形成された基部731は、固定的に接続壁717に取り付けられる。略直方体形状に形成されたプラグ部732は、外気導入口725を通じて、筐体710の内部空間に部分的に突出する。プラグ部732は、薄肉部733周りに開放位置と閉塞位置との間で回動する。プラグ部732が開放位置に存する間、吸引口830を介して、主筐体200の外部に連通する外気導入口725を通じて、外気は筐体710内に流入する。本実施形態において、薄肉部733はヒンジ部として例示される。
図10は、図9に示されるC−C線に沿うフィルタ装置700の断面図である。図5、図9及び図10を用いて、開閉機構730が説明される。
図10に示される如く、筐体710略円柱形状の内部空間を形成する内壁面726を含む。内壁面726が形成する内部空間は、第1方向に略直交する第2方向に延びる。筐体710は、第2方向に延びる内部空間を第1室727と第2室728とに仕切る環状の仕切板729を備える。第1室727は、導入口712と連通する。したがって、第1室727内で乾燥空気が流動する。図9に示される如く、第2室728は、外気導入口725と連通する。したがって、プラグ部732が開放位置に存する間、第2室728内で外気が流動する。
フィルタ装置700は、筐体710内で回転する回転シャフト740を含む。第1筐体壁715は、導入口712と排出口713との間で延びる第1側壁736及び第2側壁737を含む。第1側壁736の外面にギア738が取り付けられる。ギア738は、第1側壁736に形成された貫通穴に挿通されるギアシャフト739を備える。ギアシャフト739は、回転シャフト740の一端部に形成された凹部に挿入される。ねじやビスといった適切な固定具は、ギアシャフト739及び回転シャフト740の長手方向軸に沿って螺通される。かくして、ギア738及び回転シャフト740は、適切に接続される。ギア738には、モータ或いは他の適切な駆動源が接続される。ギア738への駆動力の伝達により、回転シャフト740は、筐体710内で適切に回転される。第2側壁737は、回転シャフト740の他端部に形成された凹部に挿入されるボス741を含む。ボス741は、回転シャフト740を回転可能に支持する。
開閉機構730は、第2室728内の回転シャフト740の周面から突出するカム片745を含む。回転シャフト740とともに回転するカム片745は、閉塞位置に存するプラグ部732と接触するように形成される。カム片745と接触したプラグ部732は、上方に押し上げられる。かくして、プラグ部732は、薄肉部733周りに上方に回動し、開放位置に変位する。その後、カム片745との接触が解除されたプラグ部732は、自重により、ヒンジ部周りに下方に回動し、閉塞位置へ変位する。かくして、開閉機構730は、回転シャフト740の回転に連動して、外気導入口725を開閉することができる。
仕切板729は、筐体710の内壁面726に接続される外縁746と、回転シャフト740が挿通される開口部を形成する内縁747とを含む。回転シャフト740は、内縁747が形成する開口部を横切る。内縁747と回転シャフト740との間には、第1室727と第2室728とを連通させるための環状の空隙部が形成される。
導入口712から排出口713へ向けて流れる乾燥空気の流動は、第2室728を負圧にする。この結果、カム片745によって、プラグ部732が押し上げられると、吸引口830から外気が第2室728内へ流入する。
図10に示される如く、排出口713は、導入口712から第1室727内に流入した乾燥空気をヒートポンプ630に向けて排出するための第1排出口748と、第2室728内に流入した外気をヒートポンプ630に向けて排出するための第2排出口749とを含む。また、フィルタメッシュ720は、第1排出口748を覆う第1フィルタ部751(図5参照)と、第2排出口749を覆う第2フィルタ部752(図9参照)とを含む。第1フィルタ部751を導入口712から流入した乾燥空気を漉し、乾燥空気に含まれるリントを除去するために用いられる。リントの除去の後、乾燥空気は、直接的に(即ち、送風機621を間に挟むことなく)、ヒートポンプ630へ供給される。第2フィルタ部752は、外気導入口725から流入した外気を漉し、外気に含まれる異物(例えば、埃)を除去するために用いられる。異物の除去の後、外気は、直接的に(即ち、送風機621を間に挟むことなく)、ヒートポンプ630へ供給される。
(調整機構)
図5及び図10を用いて、導入口712から排出口713へ向かう乾燥空気の流動方向を調整するための調整機構が説明される。
フィルタ装置700は、導入口712から排出口713へ向かう乾燥空気の流動方向を調整するための調整機構500を備える。調整機構500は、上述の回転シャフト740と、回転シャフト740から延出する調整片765と、を備える。回転シャフト740が筐体710内での回転に伴って、調整片765は回転する。調整片765は、略矩形の板材である。本実施形態において、調整片765は、調整板として例示される。
筐体710は、内壁面726から排出口713に向かって突出する上側ストッパピン773及び下側ストッパピン774と、を含む。上側ストッパピン773は、導入口712の上側に形成される。下側ストッパピン774は、導入口712の下側に形成される。調整片765は、上側ストッパピン773と下側ストッパピン774との間で周回する先端部766を含む。調整片765が上方に移動すると、先端部766は上側ストッパピン773に当接する。この結果、調整片765の上方への移動が規制される。調整片765が下方に移動すると、先端部766は下側ストッパピン774に当接する。この結果、調整片765の下方への移動が規制される。本実施形態において、上側ストッパピン773及び/又は下側ストッパピン774は、規制要素として例示される。
図11及び図12は、調整機構500の動作を概略的に示す。図11(a)及び図12(a)は、フィルタ装置700の概略的な断面図である。図11(b)及び図12(b)は、第1フィルタ部751を示す。図10乃至図12を用いて、調整機構500の動作が説明される。
図11(a)に示される調整片765は、回転シャフト740から下方に向けて突出し、先端部766は、下側ストッパピン774に当接している。図12(a)に示される調整片765は、図11(a)に示される調整片765よりも水平な姿勢に保たれている。
回転シャフト740は、第2方向に延出する。第1フィルタ部751は、回転シャフト740と同様に第2方向に延出する。図11(b)及び図12(b)において、第1フィルタ部751を上下に二分する仮想線FLが示されている。仮想線FLは、回転シャフト740の延出方向に沿って延びる上側領域753と、上側領域753に沿って延びる下側領域754とを規定する。本実施形態において、上側領域753は、第1領域として例示される。また、下側領域754は、第2領域として例示される。
図11に示される如く、回転シャフト740から下方に向けて突出した調整片765は、回転シャフト740よりも下方を流れようとする乾燥空気と干渉する。この結果、多くの乾燥空気は、上方へと促される。この結果、下側領域754を通過する乾燥空気の流量が減少する一方で、上側領域753を通過する乾燥空気の流量は増大する。
図12に示される調整片765は、図11に示される調整片765と較べて、乾燥空気の円滑な流動を許容する。この結果、図11に示される位置から図12に示される位置に調整片765が移動されると、下側領域754を通過する乾燥空気の流量が増大する一方で、上側領域753を通過する乾燥空気の流量は減少する。
したがって、調整片765は、回転シャフト740の回転に伴って、上側領域753を通過する乾燥空気の流量及び下側領域754を通過する乾燥空気の流量を変化させることができる。
図13は、フィルタ装置700に対する制御を担う要素のブロック図である。図2、図11乃至図13を用いて、フィルタ装置700に対する制御が説明される。
洗濯乾燥機100は、調整機構500を制御するための制御要素510を備える。調整機構500は、回転シャフト740を回転させるためのステッピングモータ520を含む。制御要素510は、図10に関連して説明されたギア738と噛み合うステッピングモータ520の制御を通じて、フィルタ装置700内の乾燥空気の流動を調整する。本実施形態において、ステッピングモータ520は駆動源として例示される。代替的に、駆動源として、回転シャフト740を回転させることができる他の駆動要素が用いられてもよい。
送風機621は、ファン622と、ファン622を回転させるためのモータ623と、を備える。モータ623は、洗濯乾燥機100内で循環される乾燥空気の量を所定の水準に保つようにファン622を回転させる。洗濯乾燥機100は、モータ623に電力を供給するための電力供給源530を備える。制御要素510は、電力供給源530からモータ623へ送られる電力に基づいて、ステッピングモータ520を制御する。この結果、図11及び図12に関連して説明されたフィルタ装置700内の乾燥空気の流動の調整が適切に行われる。
本実施形態において、制御要素510は、電力供給源530からモータ623への流れる電流の値を読取り、或いは、受信し、電流の値が低減されるように(即ち、電力が低減されるように)ステッピングモータ520を制御する。例えば、第1フィルタ部751の上側領域753において、下側領域754よりも多くのリントが付着しているときに、上側領域753を多くの乾燥空気が通過するように調整片765の位置が設定されるよりも、下側領域754を多くの乾燥空気が通過するように調整片765の位置が設定される方が、低い電流値で同量の乾燥空気が循環されることとなる。したがって、この場合、制御要素510は、下側領域754を多くの乾燥空気が通過するように、調整片765の位置を調整する。
ヒートポンプ630は、乾燥空気との熱交換に用いられる冷媒の温度を検出する温度センサ631と、冷媒を圧縮するコンプレッサ632とを備える。制御要素510は、温度センサ631によって検出された冷媒の温度とコンプレッサ632の回転数に基づいて、ステッピングモータ520を制御し、プラグ部732を開放位置或いは閉塞位置に移動させる。
制御要素510は、電力供給源530からモータ623への流れる電流の値を読取り、或いは、受信する取得部511を備える。取得部511は、更に、温度センサ631からの出力信号を受信する。加えて、取得部511は、コンプレッサ632の回転数を読取り、或いは、受信する。本実施形態において、電力供給源530からモータ623への流れる電流の値は、電力情報として例示される。また、温度センサ631からの出力信号及び/又はコンプレッサ632の回転数は、温度情報として例示される。
制御要素510は、ステッピングモータ520を動作させるための動作信号を出力する出力部512を備える。動作信号は、上側ストッパピン773及び/又は下側ストッパピン774によって規定される所定の回転範囲に亘って回転シャフト740を回転させる第1動作信号を含む。第1動作信号に基づき、所定の回転範囲に亘って回転シャフト740が回転している間、取得部511は送風機621に供給される電流値をモニタする。
回転シャフト740の回転の基準位置は、例えば、調整片765が上側ストッパピン773に当接する位置、及び/又は、調整片765が下側ストッパピン774に当接する位置に設定される。ステッピングモータ520は、第1動作信号に基づき、所定の回転範囲に亘って回転シャフト740を回転させる。取得部511は、回転シャフト740の回転の間の電流値をモニタし、回転シャフト740の回転が開始されてから最小となる電流値が観察されるまでの期間を見出す。本実施形態において、取得部511によって見出された期間のデータは、調整片765の位置に関する位置情報として例示される。
制御要素510は、取得部511によって見出された期間のデータを記憶する記憶部513を備える。動作信号は、第1動作信号に基づく回転シャフト740の回転の間に最も電力が低減された位置に調整片765を移動させるための第2動作信号を含む。期間のデータに基づいて、回転シャフト740の回転の間に最も電力が低減されたときの調整片765の位置は見出される。出力部512は、第1動作信号に基づく回転シャフト740の回転が終了した後、第2動作信号をステッピングモータ520に出力する。この結果、調整片765は、送風機621に供給される電力が最も低減される位置に移動する。
図14は、外気導入機構150の概略的な断面図である。図9、図13及び図14を用いて、制御要素510による制御が更に説明される。
本実施形態において、回転シャフト740の回転範囲は、上側回転範囲URと、下側回転範囲LRとを含む。上側回転範囲URは、例えば、調整片765が上側ストッパピン773に当接してから下方に約60°移動するまでの範囲として規定される。下側回転範囲LRは、例えば、調整片765が下側ストッパピン774に当接してから上方に約49°移動するまでの範囲として規定される。上側回転範囲UR内で回転シャフト740が回転する間、プラグ部732は開放位置に保たれる。下側回転範囲LR内で回転シャフト740が回転する間、プラグ部732は閉塞位置に保たれる。本実施形態において、下側回転範囲LRは、第1範囲として例示される。また、上側回転範囲URは、第2範囲として例示される。
上述の第1動作信号は、下側回転範囲LR内に亘って回転シャフト740を回転させる第1モード信号と、上側回転範囲UR内に亘って回転シャフト740を回転させる第2モード信号と、を含む。取得部511は、温度センサ631からの出力信号及び/又はコンプレッサ632の回転数に基づいて、ヒートポンプ630の冷却が必要か否かを判定する。ヒートポンプ630の冷却が必要とされないとき、取得部511は、下側回転範囲LR内に亘って回転シャフト740が回転する第1モードを選択する。ヒートポンプ630の冷却が必要とされるとき、上側回転範囲UR内に亘って回転シャフト740が回転する第2モードを選択する。この結果、プラグ部732は開放位置に移動し、外気がヒートポンプ630に供給される。
出力部512は、取得部511の判定に従い、第1モード信号と第2モード信号とを選択的に出力する。この結果、回転シャフト740は、上側回転範囲UR又は下側回転範囲LRに亘って回転する。この間、取得部511は、回転シャフト740の回転の間の電流値をモニタし、回転シャフト740の回転が開始されてから最小となる電流値が観察されるまでの期間を見出す。記憶部513は、回転シャフト740の回転が開始されてから最小となる電流値が観察されるまでの期間を記憶する。出力部512は、その後、第2動作信号を出力する。この結果、調整片765は、送風機621に供給される電力が最も低減される位置に移動する。
図15は、回転シャフト740の長手方向軸に沿うフィルタ装置700の断面図である。図15を用いて、回転シャフト740が説明される。
上述の如く、仕切板729の内縁747は、第1室727と第2室728とを連通させる開口部を形成する。回転シャフト740は、内縁747によって規定される開口部に隣接する環状突出部775を含む。開口部と略等しい大きさに形成された環状突出部775は、仕切板729の内縁747に沿う周縁776を含む。したがって、環状突出部775は、第2方向への乾燥空気の流れに乗ったリントが第1室727から第2室728へ進入することを好適に抑制する。尚、仕切板729と環状突出部775との間には、若干の隙間が形成される。仕切板729と環状突出部775との間の隙間によって、第1室727と第2室728との間の連通が保たれる。
図16は、フィルタ装置700の筐体710を示す概略的な断面図である。図16(a)は、使用時における筐体710を示す。図16(b)は、分解時における筐体710を示す。図16を用いて、筐体710が説明される。
第2筐体壁716は、第1筐体壁715に対して回動可能に取り付けられる。第1筐体壁715の接続壁717の下方に、第1筐体壁715と第2筐体壁716との間の接続部780が設けられる。第2筐体壁716は、例えば、接続壁717の直下に配設される接続板781と、接続板781から突出するピン782とを含む。接続壁717は、ピン782を回転可能に保持するように形成される。使用者は、第2筐体壁716を回動させることにより、筐体710内で蓄積されたリントを好適に除去することができる。
本発明は、洗濯機、乾燥機及び洗濯乾燥機に好適に利用される。
100・・・・・・洗濯乾燥機
200・・・・・・主筐体
210・・・・・・正面壁
215・・・・・・投入口
250・・・・・・天壁
251・・・・・・取出口
252・・・・・・主壁
410・・・・・・洗濯乾燥槽
500・・・・・・調整機構
601・・・・・・排気口
621・・・・・・送風機
630・・・・・・ヒートポンプ
643・・・・・・吸気口
700・・・・・・フィルタ装置
710・・・・・・筐体
712・・・・・・導入口
713・・・・・・排出口
715・・・・・・第1筐体壁
716・・・・・・第2筐体壁
719・・・・・・仕切壁
720・・・・・・フィルタメッシュ
725・・・・・・外気導入口
726・・・・・・内壁面
727・・・・・・第1室
728・・・・・・第2室
729・・・・・・仕切板
731・・・・・・基部
732・・・・・・プラグ部
733・・・・・・薄肉部
735・・・・・・弁片
740・・・・・・回転シャフト
745・・・・・・カム片
746・・・・・・外縁
747・・・・・・内縁
748・・・・・・第1排出口
749・・・・・・第2排出口
751・・・・・・第1フィルタ部
752・・・・・・第2フィルタ部
753・・・・・・上側領域
754・・・・・・下側領域
765・・・・・・調整片
775・・・・・・環状突出部
800・・・・・・カバー機構
810・・・・・・カバー板
811・・・・・・取付口
812・・・・・・取付縁
813・・・・・・外面
814・・・・・・隆起縁
815・・・・・・取付壁
820・・・・・・レバー板
821・・・・・・基端縁
822・・・・・・先端縁
823・・・・・・外面
824・・・・・・基面
825・・・・・・傾斜面
830・・・・・・吸引口
840・・・・・・捻りコイルバネ
C・・・・・・・・衣類

Claims (16)

  1. 衣類を乾燥させるための乾燥空気が吸気される吸気口及び前記乾燥空気が排気される排気口が形成された乾燥槽と、
    前記排気口から排出された前記乾燥空気からリントを除去する除去装置と、
    該除去装置によって前記リントが除去された前記乾燥空気に対して除湿並びに加熱を行う除湿加熱装置と、
    該除湿加熱装置によって、除湿及び加熱がなされた前記乾燥空気を前記吸気口に送る送気装置と、を備え、
    前記除去装置は、
    前記排気口から排出された前記乾燥空気が導入される導入口及び前記除湿加熱装置に向けて前記乾燥空気が排出される排出口が形成された筐体と、
    前記乾燥空気から前記リントを除去するように前記排出口に取り付けられるフィルタ要素と、
    前記導入口から前記フィルタ要素へ向かう前記乾燥空気の流動方向を調整する調整機構と、を含み、
    該調整機構は、前記筐体内で回転する回転シャフトと、該回転シャフトから延出する調整板と、を含み、
    前記フィルタ要素は、前記回転シャフトの延出方向に延びる第1領域と、該第1領域に沿って延びる第2領域と、を含み、
    前記調整板は、前記回転シャフトの回転に従って、前記第1領域を通過する前記乾燥空気の流量及び前記第2領域を通過する前記乾燥空気の流量を変化させることを特徴とする乾燥処理装置。
  2. 前記乾燥槽、前記除去装置、前記除湿加熱装置及び前記送気装置を収容する主筐体を更に備え、
    前記筐体には、前記主筐体外からの外気が導入される外気導入口が形成され、
    前記除去装置は、
    前記外気導入口を閉塞する閉塞位置と、前記外気導入口を開放する開放位置との間で変位するプラグ部を含む弁要素と、
    前記回転シャフトに接続されたカム片と、を含み、
    該カム片は、前記回転シャフトの回転に伴って、前記プラグ部を前記閉塞位置と前記開放位置との間で変位させることを特徴とする請求項1に記載の乾燥処理装置。
  3. 前記筐体は、前記乾燥空気及び前記外気が流動する内部空間を規定する内壁面と、前記内部空間を前記乾燥空気が流動する第1室と前記外気が流動する第2室とに仕切る仕切板を含み、
    前記排出口は、前記第1室中の前記乾燥空気を前記除湿加熱装置に向けて排出するための第1排出口と、前記第2室中の前記外気を前記除湿加熱装置に向けて排出するための第2排出口と、を含み、
    前記フィルタ要素は、前記第1排出口を覆う第1フィルタ部と、前記第2排出口を覆う第2フィルタ部と、を含むことを特徴とする請求項2に記載の乾燥処理装置。
  4. 前記除湿加熱装置は、前記除去装置に隣接し、
    前記第1フィルタ部を通過した前記乾燥空気及び前記第2フィルタ部を通過した前記外気は、前記除湿加熱装置に直接的に供給されることを特徴とする請求項3に記載の乾燥処理装置。
  5. 前記仕切板は、前記内壁面に接続される外縁と、前記回転シャフトが挿通される開口部を規定する内縁と、を含み、
    前記第2室は、前記開口部を通じて、前記第1室に連通することを特徴とする請求項3又は4に記載の乾燥処理装置。
  6. 前記回転シャフトは、前記内縁に沿う周縁を有する環状突出部を含み、
    該環状突出部は、前記開口部に隣接することを特徴とする請求項5に記載の乾燥処理装置。
  7. 前記主筐体は、該主筐体の上面を形成する天壁を含み、
    該天壁には、前記外気導入口と連通する吸引口が形成され、
    前記除去装置は、前記天壁に隣接することを特徴とする請求項4乃至6いずれか1項に記載の乾燥処理装置。
  8. 前記天壁は、前記吸引口が形成されたカバー要素と、該カバー要素によって閉塞される取出口が形成された主壁と、を含み、
    前記カバー要素は、前記筐体に連結される連結部を含み、
    前記カバー要素が前記主壁から取り外されると、前記カバー要素と連結した前記除去装置は前記取出口を介して前記主筐体外へ取り出されることを特徴とする請求項7に記載の乾燥処理装置。
  9. 前記主筐体は、前記乾燥槽に前記衣類を投入するための投入口が形成された正面壁を含み、
    前記吸引口は、前記正面壁とは反対方向に向けて開口することを特徴とする請求項8に記載の乾燥処理装置。
  10. 前記カバー要素は、前記取出口に相補的な第1外面を含むカバー板と、該カバー板に回動可能に取り付けられたレバー板と、を含み、
    前記カバー板は、前記レバー板に相補的な取付口を形成する取付縁を含み、
    前記取付口に取り付けられた前記レバー板は、該レバー板の回動軸に沿う基端縁と、該基端縁と反対側の先端縁と、前記基端縁と前記先端縁との間に形成された第2外面と、を含み、
    前記先端縁は、前記取付縁よりも前記主筐体の内方に位置し、
    前記第2外面は、前記基端縁から前記第1外面に沿って延びる基面と、前記先端縁から前記基面に向けて延びる傾斜面と、を含み、
    前記取付縁と前記傾斜面は、前記吸引口を規定することを特徴とする請求項9に記載の乾燥処理装置。
  11. 前記取付縁は、上方に隆起した隆起縁を含み、
    該隆起縁は、前記先端縁の上方に位置することを特徴とする請求項10に記載の乾燥処理装置。
  12. 前記カバー要素は、前記先端縁を上方に付勢する付勢要素を含むことを特徴とする請求項11に記載の乾燥処理装置。
  13. 前記筐体は、前記吸引口と前記外気導入口との間の空間を部分的に仕切る仕切壁を含み、
    該仕切壁は、前記筐体の上面から上方に突出することを特徴とする請求項11又は12に記載の乾燥処理装置。
  14. 前記筐体は、前記導入口及び前記外気導入口が形成される第1筐体壁と、前記排出口が形成される第2筐体壁とを含み、
    前記第2筐体壁は前記第1筐体壁に対して回動可能に取り付けられることを特徴とする請求項2乃至13いずれか1項に記載の乾燥処理装置。
  15. 前記弁要素は、前記筐体に取り付けられる基部と、前記基部と前記プラグ部との間に形成されたヒンジ部と、を含み、
    前記カム片に接触された前記プラグ部は、前記ヒンジ部周りに上方に回動し、前記開放位置に変位し、
    前記カム片との接触が解除された前記プラグ部は、自重により、前記ヒンジ部周りに下方に回動し、前記閉塞位置に変位することを特徴とする請求項2乃至14いずれか1項に記載の乾燥処理装置。
  16. 衣類を乾燥させるための乾燥空気からリントを除去する除去装置であって、
    前記乾燥空気が導入される導入口及び前記乾燥空気が排出される排出口が形成された筐体と、
    前記乾燥空気から前記リントを除去するように前記排出口に取り付けられるフィルタ要素と、
    前記導入口から前記フィルタ要素へ向かう前記乾燥空気の流動方向を調整する調整機構と、を備え、
    該調整機構は、前記筐体内で回転する回転シャフトと、該回転シャフトから延出する調整板と、を含み、
    前記フィルタ要素は、前記回転シャフトの延出方向に延びる第1領域と、該第1領域に沿って延びる第2領域とを含み、
    前記調整板は、前記回転シャフトの回転に従って、前記第1領域を通過する前記乾燥空気の流量及び前記第2領域を通過する前記乾燥空気の流量を変化させることを特徴とする除去装置。
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