JP5536788B2 - コンクリート部材のリフト装置およびリフト方法 - Google Patents

コンクリート部材のリフト装置およびリフト方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5536788B2
JP5536788B2 JP2011532468A JP2011532468A JP5536788B2 JP 5536788 B2 JP5536788 B2 JP 5536788B2 JP 2011532468 A JP2011532468 A JP 2011532468A JP 2011532468 A JP2011532468 A JP 2011532468A JP 5536788 B2 JP5536788 B2 JP 5536788B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lift
lift device
lifting
concrete
concrete member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011532468A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012506505A (ja
Inventor
コマフォード、アーネスト、フレデリック
ランキン、マーク、アンドリュー
Original Assignee
オベリックス ホールディングス ピーティーワイ リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from AU2008905461A external-priority patent/AU2008905461A0/en
Application filed by オベリックス ホールディングス ピーティーワイ リミテッド filed Critical オベリックス ホールディングス ピーティーワイ リミテッド
Publication of JP2012506505A publication Critical patent/JP2012506505A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5536788B2 publication Critical patent/JP5536788B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C1/00Load-engaging elements or devices attached to lifting or lowering gear of cranes or adapted for connection therewith for transmitting lifting forces to articles or groups of articles
    • B66C1/10Load-engaging elements or devices attached to lifting or lowering gear of cranes or adapted for connection therewith for transmitting lifting forces to articles or groups of articles by mechanical means
    • B66C1/62Load-engaging elements or devices attached to lifting or lowering gear of cranes or adapted for connection therewith for transmitting lifting forces to articles or groups of articles by mechanical means comprising article-engaging members of a shape complementary to that of the articles to be handled
    • B66C1/66Load-engaging elements or devices attached to lifting or lowering gear of cranes or adapted for connection therewith for transmitting lifting forces to articles or groups of articles by mechanical means comprising article-engaging members of a shape complementary to that of the articles to be handled for engaging holes, recesses, or abutments on articles specially provided for facilitating handling thereof
    • B66C1/666Load-engaging elements or devices attached to lifting or lowering gear of cranes or adapted for connection therewith for transmitting lifting forces to articles or groups of articles by mechanical means comprising article-engaging members of a shape complementary to that of the articles to be handled for engaging holes, recesses, or abutments on articles specially provided for facilitating handling thereof for connection to anchor inserts embedded in concrete structures
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G21/00Preparing, conveying, or working-up building materials or building elements in situ; Other devices or measures for constructional work
    • E04G21/14Conveying or assembling building elements
    • E04G21/142Means in or on the elements for connecting same to handling apparatus

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)

Description

1.発明の分野
本発明は、コンクリート部材を持ち上げて取り扱うための方法および装置に関する。そのようなコンクリート部材の例は、橋桁およびデッキ部材、スラブ、パイル、壁パネル、石油プラットフォームのコンクリート脚および浮遊コンクリートケーソン構造体、プレストレストコンクリート構造全般、などである。とくには、最大1,000トン(t)およびそれ以上のコンクリート部材の持ち上げ、および取り扱いに関する。本発明は、建築、建設、コンクリートのプレキャスト、取り壊し、および非常時の救助の業界/応用分野において一般的に見られるコンクリート部材へと適用可能である。
2.技術の説明
コンクリート部材の持ち上げ、および取り扱いは、典型的には、持ち上げられるコンクリート部材に恒久的に埋め込まれた1つ以上のリフト用インサートへと索具を介して接続されるクレーンまたは他のリフト装置を使用することによって行われる。そのようなリフト用インサート/アンカの例が、米国特許第4,000,591号、第4,367,892号、第4,386,486号、第4,437,642号、および第4,580,378号である。さらには、突き出したケーブルの輪、ワイヤループ、および補強バーも、取り付けのためのリフト用インサート/アンカを提供するために使用されている。クレーンの索具を、(例えば)リフトクラッチ、シャックル、フック、リフト用アイ、あるいは任意の適切な取り付け手段または組み合わせを介して、リフト用インサートへと取り付けることができる。
しかしながら、恒久的に埋め込まれるリフト用インサートは、コンクリート部材の完全性を維持するため、および/またはリフト用インサートが何らかのかたちで再使用される場合に、腐食に対して適切に保護されなければならない。さらに、リフト用インサートは、コンクリート部材の製造および使用において、かなりのコスト要因である。
リフト用インサート/アンカの大規模な使用の一例は、パネル、スラブ、およびプレストレスト橋桁のプレキャスト製造にあり、リフト用インサートが、成型の工程の際に埋め込まれる。ひとたびコンクリート部材がプレキャスト工場において成型されると、リフト用インサートが、コンクリート部材を床または製造用の金型/鋳型から持ち上げるために使用される。次いで、コンクリートの部材パネルは、典型的には、建設現場へと届けられる前にコンクリートが強度を獲得できるよう、ラックに配置され、あるいは積み重ねられる。建設現場へと届けるために、持ち上げて輸送車に載せる必要があり、その後にコンクリート部材を建設事業に配置するために、持ち上げて取り扱う必要がある。埋め込まれているリフト用インサートは、コンクリート部材に残され、さらに使用されることはない。
コンクリート部材が、建物の建設現場の傾斜スラブ製造装置によって製作される場合、リフト用インサートは、コンクリート部材を成型作業の位置から建設事業における最終的な位置へと持ち上げるために1回だけ使用されることが多い。やはり、埋め込まれたインサートは、コンクリート部材に残され、さらに使用されることはない。
コンクリート部材の製造に典型的に使用されるリフト用インサートにおいては、腐食防止のプロセスが、適切に処理されない場合には、例えば鋼製のリフト用インサートの水素脆性ゆえに、格別の危険を抱える。脆化したリフト用インサートは、コンクリート部材を持ち上げる際に不意に壊れ、荷物の付近の作業者を危険にさらす可能性がある。結果として、高価で冗長な恒久的なインサートの使用、およびそれに付随する安全の問題が、建築および建設産業にとって大きなコストおよびリスクである。
運搬可能なコンクリート製の道路障害物は、そのような道路障害物を長年にわたる使用において何度も持ち上げるために使用される鋼製のリフト用インサートを特徴とすることが多い。コンクリート製の道路障害物の上面に埋め込まれたリフト用インサートは、腐食を促進し、したがってリフト用インサートの有用性をリフト用インサートの使用の時間につれて損なう可能性がある要素へと暴露されている。
品物または構造体をコンクリート部材へと固定するために使用することができる開きボルト、スクリュファスナなどは、コンクリート部材の持ち上げおよび取り扱いには適していない。開きボルト/ファスナは、コンクリート部材の重量ならびにコンクリート部材を持ち上げて取り扱う際に直面される動的な引っ張りおよびせん断荷重に適していない。開きボルト/ファスナなどの系は、数トンという大きな動的荷重において、例えばねじ山の破損、不適切なコーンの脱け出し、および/または開きアンカの不具合によって、不具合を生じる傾向となりうる。コンクリート部材の持ち上げおよび取り扱いについての国家規格は、典型的には、開きねじボルトの使用を許していない。さらに、開きボルトは、典型的には、完全に取り除くことが不可能であり、1回限りの使用に合わせて設計されている。ねじまたはボルトは取り除くことが可能であるが、開きアンカは穴の中に残され、腐食し、穴の再使用を妨げる。
これらの従来技術の装置および方法のいずれも、コンクリート部材の持ち上げおよび取り扱いの提供、使用の容易さ、および安全な持ち上げ作業の確認について、完全に満足できる技術的解決策を提供していない。
本発明は、コンクリート部材のためのリフト装置およびリフト方法であって、従来技術の欠点を克服または改善し、あるいは少なくとも有用な選択肢を提供する代案のリフト装置およびリフト方法を提供することを目的とする。
一形態において、本発明は、コンクリート部材のためのリフト装置であって、末広がりの下端と、取り付け手段に合わせて構成された上端とを有する細長い部材、前記細長い部材の周囲のスリーブ、および前記スリーブの下端に可動に取り付けられた1つ以上のくさびを備えるリフト装置を提供する。前記スリーブが前記末広がりの端部に向かって移動するときに、前記1つ以上のくさびが、外方向に変位させられる/広げられる。好ましくは、前記くさびが、前記細長い部材の末広がりの下端の一部分によって外方向に変位させられる。使用時に、前記1つ以上のくさびが、コンクリート部材に設定された空洞の壁または縁の少なくとも一部分に係合し、このコンクリート部材の空洞からの前記細長い部材の引き出しを阻止する。前記設定された空洞は、リフト装置の下端を受け入れるように形作られ、あるいは他のやり方でそのように構成されるとともに、前記くさびまたは他の干渉装置との係合に適している。前記取り付け手段は、例えば、リフト用アイ、吊り輪、シャックルボルト、フック、ケーブル、またはループであってよい。
リフト装置を、クレーンまたは他のリフト機械のためのリフトクラッチとして構成することも可能である。
好ましくは、くさびまたは他の干渉装置が、前記スリーブの下端に枢動可能に取り付けられる。くさびまたは他の干渉装置を、枢支ピンならびに前記スリーブの下端および前記それぞれのくさびに位置する対応する端部ラグによって枢動可能に取り付けることができる。
随意により、前記末広がりの端部は、円錐台形のコーンまたは部位であり、前記細長い部材は、軸棒、矩形、または他の適切な断面であってよい。前記スリーブの断面は、円筒形、楕円形、矩形、あるいは他の適切な断面または構造であってよい。
随意により、リフト装置の細長い部材およびスリーブを、前記1つ以上のくさびが前記細長い部材の末広がりの端部の一部分に位置するときに、安全要素を受け入れるように構成または他の方法で設定することができる。好ましくは、安全要素は、前記細長い部材および前記スリーブの同心の穴を貫いて挿入されるように構成された安全ピンであってよい。
随意により、前記スリーブの上端は、前記くさびが前記細長い部材の末広がりの下端の一部分に位置していないときに、前記取り付け手段の使用またはアクセスを防止し、あるいは前記取り付け手段を阻止するように設定または構成される。好ましくは、前記スリーブの上端が安全キャップである。
本発明のさらなる形態は、管部分と、1つ以上の末広がりの壁を有する閉じた底端部とを備える形成具を提供する。この形成具を、コンクリート部材の成型の際にコンクリート部材に適切な構成の空洞を形成するために使用することができる。あるいは、適切に構成された空洞を、穿孔、切削、打撃手段、削岩機、またはコンクリート部材の加工に一般的な他の技法によって形成することもできる。
別の形態において、本発明は、コンクリート部材をリフト装置によって持ち上げるための方法であって、リフト装置の下端を受け入れるようにコンクリート部材に空洞を設定し、リフト装置の下端を前記空洞に挿入し、リフト装置の下端に位置する1つ以上のくさびを、リフト装置の細長い部材の末広がりの端部と前記設定された空洞の壁または縁の一部分とに係合させる(あるいは他のやり方で、リフト装置の下端に位置する1つ以上のくさびを、リフト装置の細長い部材の末広がりの端部と前記設定された空洞の壁または縁の一部分とに係合するように作動させる)ことによって、リフト装置をコンクリート部材へと固定するステップを含んでいる方法を提供することができる。次いで、コンクリート部材を持ち上げ、さらには/あるいは取り扱うために、前記リフト装置へとリフト機械を取り付けることができる。随意により、この持ち上げ方法は、前記リフト装置が前記コンクリート部材に固定されるまで、前記コンクリート部材の持ち上げを防止するための1つ以上の安全ステップを含むことができる。好ましくは、安全ステップは、安全要素を前記リフト装置へと取り付け、あるいは挿入するステップであってよい。安全要素が、前記コンクリート部材の前記設定された空洞からの前記リフト装置の取り出しを防止する。第2の随意による安全ステップは、前記リフト装置が前記コンクリート部材に固定されるまで、前記リフト装置へのリフト機械またはクレーンの取り付けを、好ましくは安全キャップの使用によって防止することであってよい。
本発明のさらなる形態は、添付の特許請求の範囲に記載されるとおりであり、本明細書から明らかなとおりである。
添付の図面を参照して説明が行われる。
本発明の一実施の形態におけるリフト装置および空洞形成具の概略の分解斜視図である。
組み立てられた状態の図1のリフト装置の概略の斜視図であり、スリーブが下げられた状態にある。
組み立てられた状態の図1のリフト装置の概略の斜視図であり、スリーブが上げられた状態にある。
組み立てられた状態の図1のリフト装置および空洞形成具の概略の斜視図であり、スリーブが下げられた状態にある。
持ち上げの用途のために図1〜4のリフト装置をコンクリート部材の空洞へと挿入して展開するステップの概略図であり、図1〜4の部分断面図である。 持ち上げの用途のために図1〜4のリフト装置をコンクリート部材の空洞へと挿入して展開するステップの概略図であり、図1〜4の部分断面図である。 持ち上げの用途のために図1〜4のリフト装置をコンクリート部材の空洞へと挿入して展開するステップの概略図であり、図1〜4の部分断面図である。 持ち上げの用途のために図1〜4のリフト装置をコンクリート部材の空洞へと挿入して展開するステップの概略図であり、図1〜4の部分断面図である。
図1のリフト装置の代案の50トンの実施の形態の概略の分解斜視図である。
図1の空洞形成具の別の実施の形態の概略の斜視図である。
コンクリート部材へと恒久的に鋳込まれる図1の空洞形成具の別の代案の実施の形態の概略の断面図である。
図1のものよりもさらに大きい空洞形成具のさらに別の代案の実施の形態の概略の断面図である。
辺による持ち上げのための代案のリフト装置の概略の斜視/等角投影図である。
図13の辺リフト装置の線14−14に沿った概略の断面図である。
随意によるハンドルを備えるリフト装置の概略の斜視部分断面図である。
図1が、コンクリート部材の持ち上げに使用することができるリフト装置110および空洞形成具112の実施の形態の分解斜視図を概略的に示している。以下の詳細な説明および特許請求の範囲において、用語「コンクリート部材」は、橋桁およびデッキ部材、スラブ、パイル、壁パネル、石油プラットフォームのコンクリート脚および浮遊コンクリートケーソン構造体、プレストレストコンクリート構造などの全般、ならびに最大1,000トン(t)およびそれ以上のコンクリート構造体のうちの1つ以上を含むものと解釈される。
リフト装置110は、上端においてクレーンまたは他のリフト機械(図示されていない)の索具への取り付け手段116としてのリフト用アイ116へと接続することができる細長い部材114(この実施の形態においては、軸棒114である)を有することができる。取り付け手段116は、吊りリング、シャックルボルト、フック、ケーブル、またはループなど、リフト装置をクレーンの索具へと接続するために適した他の任意の適切な構造体であってもよい。リフト用アイ116を、細長い部材114の該当のねじ穴120へとねじ込まれるねじ棒118によって細長い部材114へと取り付けることができる。あるいは、リフト用アイ116を、鋳造または他のやり方によって1つの部品を形成するように細長い部材114と一緒に製作することができる。
細長い部材114の下端は、図1において円錐台形のコーン122として示されている末広がりの端部122を有することができる。別の実施の形態においては、末広がりの端部122が、図示のコーンの直線的な外形ではなくて、湾曲した様相で末広がりとなってよい。これは、くさび124または他の干渉装置124と末広がりの端部122との相互作用に適することができる。末広がりの端部122とくさび124との相互作用は、図2〜8に関して詳しく後述される。スリーブ126が、枢支ピン130を使用して吊り下げ式のくさび124を可動に取り付けるための端部ラグ128を下端に有することができる。くさび124について、当業者であればスリーブ126へのいくつかの他の可動な取り付け機構を設計および適用できることを、容易に理解できるであろう。スリーブ126は、細長い部材114を上下に摺動できるような形状および/または構成とされ、図1の例では、スリーブが円筒形である。
さらに、細長い部材114は、図2〜8に関して詳しく後述されるように、細長い部材114にくさびをぶら下げることができるようにするための凹所132または外形を有することができる。
また、スリーブ126は、図2〜8に関して詳しく後述されるように、リフト装置110がコンクリート部材の空洞に持ち上げのために安全に係合するまでリフト用アイ116へのアクセスを防止し、リフト用アイ116の使用を防止し、あるいはリフト用アイ116を妨げるように機能する随意による安全キャップ134を上部に有することができる。さらに、随意による安全の造作は、スリーブ126、細長い部材114、およびリフト用アイ116の軸部118のそれぞれの穴138、140、142を貫いて挿入できる安全ピン136の使用であってよい。安全キャップ134に関して、安全ピンの動作は、同じ図に関して後述される。安全ピン136は、有資格の索具装着者/金具装着者/監督者による正式な取り付けだけを許容または指示するダウエル、ロールドピン、割ピン、または専用のピン装置の形態であってよい。あるいは、安全ピン136およびそれぞれの穴138、140、142を、クリップ装置(図示されていない)ならびにスリーブ126および細長い部材114のそれぞれの溝など、別の安全要素によって置き換えてもよい。さらに別の代案の実施の形態においては、安全要素/ピン136を、細長い部材114またはスリーブ126の上端に取り付けることができる随意によるハンドルに取り入れることができる。さらなる代案の安全要素が、図13および14に関して後述される。安全ピンを有する随意によるハンドルは、図15に関して詳しく後述される。
リフト装置の製造に使用される材料および技法を、大きな圧縮および引張荷重の機械装置の分野の当業者であれば、選択することができる。例えば、適切な延性を有する高張力鋼を使用することができる。さらには、リフト装置の任意の構成部品について、必要に応じて表面の焼き入れおよび/または表面コーティングを採用することができる。
図1に例示されている空洞形成具112を、コンクリート部材の成型時に使用して、リフト装置110の挿入および使用に適した適切な構成の空洞をコンクリート形成具に生成することができる。空洞形成具の鋳込みおよび他の詳細は、図10〜12に関して詳しく説明される。空洞形成具112は、管または腔部分143と、空洞形成具112の閉じた底部146へと向かう末広がりの壁144とを備えている。成型されたコンクリート中の空洞形成具112におけるリフト装置110の動作は、図5〜8に関して詳しく後述される。また、空洞形成具の別の実施の形態、ならびにリフト装置の実施の形態のための適切な空洞などを形成するための他の技法も、図10〜14に関して後述される。
図2が、組み立てられた状態のリフト装置110の概略の斜視図であり、スリーブ126が完全に下げられ、したがってくさび124が細長い部材114の末広がりの端部122に当接した状態に示されている。安全ピン136が、スリーブ126、細長い部材114、およびリフト用アイ116のそれぞれの穴138、14、142を貫いて挿入されて図示されている。スリーブ126へと取り付けられた安全キャップ134が、下方に下げられ、したがって取り付け手段/リフト用アイ116を妨げていない状態に示されている。各々のくさびの上面248が、図5〜8に関してさらに説明されるように、コンクリート部材の空洞におけるくさび124(または、他の干渉装置)の動作を容易にする外形を備えて図示されている。
図3は、組み立てられた状態のリフト装置110の概略の斜視図であり、スリーブ126が上昇させられ、したがってくさび124が細長い部材114の凹所132に位置した状態に示されている。安全ピン136は、スリーブ124が上昇させられたときには挿入不可能であるため、存在していない。安全キャップ134が、スリーブ126が上昇させられた状態において、リフト用アイ116を妨げてリフト装置110へのクレーンの索具の取り付けを阻止する状態に図示されている。
図4は、組み立てられた状態のリフト装置110の概略の斜視図であり、スリーブ126が下げられ、空洞形成具112の内部に挿入された状態に示されている。
図5〜8は、持ち上げ用としてのリフト装置のコンクリート部材の空洞への挿入および展開の概略図である。図5〜8は、リフト装置110の動作をよりよく説明するための図1〜4のリフト装置110および空洞形成具112の部分断面図である。図5および6は、図3の線5,6−5,6に沿った部分断面に相当する。図7および8は、図2および4の線7,8−7,8に沿った部分断面に相当する。
図5に示されている第1の段階においては、リフト装置110が、スリーブ126が上昇させられ、結果としてくさびが少なくとも細長い部材114の凹所132に位置した状態に示されている。次いで、リフト装置を、空洞550または腔(この例では、成型時にコンクリート部材552に空洞形成具112によって形成されている)へと挿入することができる。図5において、スリーブ126および細長い部材114の末広がりの端部122の下部の外径554が、58mmである一方で、空腔550の内径556は、60mmである。また、空腔550は、空洞の末広がりの端部558を有してもよく、この例では、腔550の線に対する末広がりの端部の角度560が、約30度であってよく、空洞の末広がりの端部558の深さ562は、約110mmである。図5に示した典型的なリフト装置は、普通の持ち上げ作業において最大10トンおよびそれ以上の荷重を持ち上げることが可能であってよい。リフト装置の荷重に関するさらなる解説が、後に図8および9に関して行われる。
図6は、末広がりの端部122が空洞形成具112および空洞550の底部146に位置する次の段階を示している。次いで、スリーブ126を、細長い部材114に対して下降させることができる。
図7に、さらなる段階が図示されており、くさび124を細長い部材114の末広がりの端部122に当接させ、空洞の末広がりの端部558を占めることができるよう、スリーブ126が完全に降下させられている。くさび124が、今や細長い部材の末広がりの端部122によって外へと変位させられ/広げられている。リフト用アイ116は、もはや安全キャップ134によって妨げられてはおらず、穴138、140、142が、所望に応じて安全ピン136を収容するように整列している。ひとたび安全ピン136または他の安全要素が挿入または適用されると、安全要素136がその場にある状態では、リフト装置を空洞550、558から取り除くことが不可能である。今や、リフト装置110をクレーンの索具へと取り付けて、コンクリート部材552の持ち上げを続けることができる状態である。リフト装置110を持ち上げの最中にコンクリート部材552の空洞550、558から取り除くことは不可能であり、随意による安全ピン136が挿入されたままである場合にはまったく不可能である。加えて、索具がリフト用アイ116へと取り付けられることでも、安全キャップ134の働きゆえにスリーブ126の上昇が防止され、したがってクレーンがリフト装置110へと取り付けられた状態において、リフト装置110をコンクリート部材552から切り離すことは不可能である。
図8には、リフト装置110が、コンクリート部材552を持ち上げている状態で示されている。リフト装置110を、矢印864によって示されるとおりに上方へと引っ張ることができ、あるいはリフト装置110への部分的なせん断および引張荷重についての別の矢印866によって示されるように、おおむね上方へと引っ張ることができる。リフト装置が上方864、866へと引っ張られるとき、くさび124が細長い部材の末広がりの端部122によって上昇させられ、くさび124の上面248が空洞の末広がりの端壁558に上方へと当接する。結果として、くさび124が、細長い部材の末広がりの端部122および末広がりの壁144に係合する。別の実施の形態においては、末広がりの端部122を底部146から離れるように押すことによって、くさび124を空洞の末広がりの端壁558に当接した状態に設定するのを助けるために、ばねまたは他の補助装置(図示されていない)を、細長い部材の末広がりの端部122の底部に組み込むことができる。
リフト装置をコンクリート部材552から解放するためには、図5〜8に関して上述した段階を逆の順序で辿る。
理論に拘束されるつもりはないが、リフト装置の荷重能力を左右する因子として、リフト装置が作用するコンクリート部材の引き抜きコーン868の体積が挙げられる。図8に、引き抜きコーンの体積868の一般化された領域の断面が、斜線にて示されている。リフト装置の引張およびせん断荷重のためのリフト用アイ116/取り付け手段を介して、細長い部材の末広がりの端部122がくさび124へと作用し、くさび124の上面248が、コンクリート部材の引き抜きコーン868の体積へと作用することができる。したがって、引き抜きコーンの体積を左右し、したがって荷重能力を左右する他の因子として、コンクリート部材552におけるリフト装置の深さ562、くさびおよび細長い部材の末広がりの端部122の作用の有効角度560、ならびに空洞の末広がりの端部558の直径が挙げられる。さらに、コンクリートの強度およびコンクリートにおいて使用される補強が、リフト装置の荷重能力を左右することを、容易に理解できるであろう。
また、図5〜8の例に示されるように空洞550の縦軸/腔の軸が必ずしもコンクリート部材552の表面に対して垂直でなくてもよいことを、容易に理解できるであろう。別の実施の形態においては、容易に、代案として、空洞550を、腔の軸とコンクリート部材の表面との間の角度が45〜90度の範囲にあるように、コンクリート部材552に形成することができる。空洞550について、さらに浅い角度(<45度)も、より浅い角度の空洞に対応するように製造されたコンクリート部材において可能であり、あるいはコンクリート部材の最終的な完全性がほとんど問題にならない解体および非常時の救助において可能である。
図9は、最大50トンおよびそれ以上のコンクリート部材を持ち上げるために使用することができるリフト装置910の別のさらに荷重能力の大きい実施の形態の分解斜視図を概略的に示している。図9ならびに本明細書の全体において、参照番号は、図面番号に一致するように割り当てられており、すなわち図面番号が先頭に置かれており、例えば、図1は「100」番台であり、図2は「200」番台であり、以下同様である。さらに、異なる図の異なる実施の形態の間の類似の特徴は、例えば図1のリフト装置110および図9の代案のリフト装置910などのように、類似の参照番号によって指し示されている。より大能力のリフト装置910は、くさび124および細長い部材の末広がりの端部124をコンクリート部材のより深い深さ962に位置させることができるよう、より長い細長い部材914およびより長いスリーブ926を備えている。さらに、より大型のリフト装置910は、末広がりの端部954について、140mmというより大きな外径を有している。この実施例における約1200mmまでのより深い深さ962ならびにくさび124の広がり/外方向への変位のより大きな直径が、より大きな荷重能力を提供する。最大1000トンまたはそれ以上の顕著に大きい荷重能力を、本明細書に記載の本発明によって容易に設計および製造できることを、容易に理解できるであろう。
現在の応用範囲の例は、以下のようであってよい。最大150トンまたはそれ以上の現在の橋桁は、最大500トンまでの製品範囲のリフト装置を必要とする可能性がある。最大50トンの橋梁のデッキ部材は、最大50トンのリフト装置の製品範囲を必要とする可能性がある。最大30トンのパネルは、最大30トンのリフト装置の製品範囲を必要とする可能性がある。最大10トンおよびそれ以上の運搬可能なコンクリート製の道路障害物は、最大10トンおよびそれ以上のリフト装置の製品範囲を必要とする可能性がある。しかしながら、現在のリフト用インサート/アンカの荷重能力は、すでに「技術の説明」において述べたように、現時点において、後に何らかのやり方で持ち上げおよび/または取り扱いが必要であるコンクリート部材について、製造可能なサイズを制限している。しかしながら、本発明が従来技術の荷重限界に制約されないことを、容易に理解できるであろう。そのようなきわめて大荷重のコンクリート部材の応用分野の一例は、現在および将来の形態において最大1,000トン(おそらくは、それ以上)の持ち上げおよび/または取り扱いを必要とする可能性がある石油プラットフォームのコンクリート脚および浮遊コンクリートケーソン構造体であってよい。
図9において、スリーブ926への安全キャップ134は、50トンまたはそれ以上のリフト装置910の実施の形態においては使用されなくてもよいため、存在していない。この実施の形態において、リフト装置910を、図1〜8のより小さい荷重能力のリフト装置110について述べたように持ち上げ作業の間にクレーンから切り離されるのではなく、持ち上げ作業の間もクレーンの索具へと取り付けられているリフトクラッチとして使用することもできる。より大きなリフト装置910をリフトクラッチとして使用することは、リフト用インサートへの横方向の結合作用に頼っており、したがって金具装着者/索具装着者によって手作業で引きずられて結合させられなければならない他のリフトクラッチに比べて利点を有することができる。コンクリート部材を持ち上げるための横方向のリフトクラッチは、人力での取り扱いにおいて金具装着者/索具装着者にとって背中の怪我の危険を増加させる可能性がある重い品物となりうる。
図10は、図1に示した空洞形成具の代案の空洞形成具1012の概略の斜視図である。空洞形成具1012は、コンクリート部材の成型の際に空洞形成具1012の形状を維持するうえで役に立つ周状のスティフナをさらに備えている。さらに、空洞形成具の底部146は、図11に関して詳述される空洞形成具の正しい配置に役立つスペーサ1072を有することができる。空洞形成具を、例えば成型プロセスにて適切なプラスチックで製作することができ、あるいは使用時のリフト装置の動作を改善すべく空洞形成具および/またはライナとして機能するように、金属および/または複合材料で製作することができる。しかしながら、特定のコンクリート部材および持ち上げの用途に見合うように、空洞形成具について他の材料も使用できることを、容易に理解できるであろう。形成具の管/腔部(143)について、例えば楕円形や、図13および14に関して後述されるような矩形の断面の辺リフト装置に適する横断面など、円形以外の横断面も製造可能であることを、容易に理解できるであろう。
図11は、また別の代案の空洞形成具1112の概略の断面図である。この代案の空洞形成具1112は、空洞形成具1112の高さと同じ厚さのコンクリート部材パネルの形態のコンクリート部材552に恒久的に鋳込まれている。スペーサ1072が、成型プロセスにおいて、空洞形成具の底部146が必要なだけ覆われるよう、空洞形成具の底部146をパネルの金型の底(図示されていない)から適切な距離だけ持ち上げるために使用されている。成型の際に、位置標示ラグ1174を有する蓋1172を、空洞形成具1112へのコンクリートの進入を防止するために使用することができる。これに代え、あるいはこれに加えて、空洞形成具の腔の内径556に適合する外径の支持具(図示されていない)を、成型時の際に空洞形成具に支持を提供するために使用することができる。
図11に示したコンクリート部材の表面に垂直であるよりも、より浅い角度で空洞を形成することができるようにするために、別の形態の空洞形成具を製作できることを、容易に理解できるであろう。コンクリート部材の表面に対する空洞形成具の腔の軸について、さまざまな角度を使用することは、図8に関して上述した。
図12は、図1〜8に示したリフト装置110よりもさらに大きな荷重能力のリフト装置に適するさらに別の代案のより大きな空洞形成具1212の概略の断面図である。この大能力の形成具1212は、図面に示したこれまでの実施の形態と比べてより長い管部分1243を有している。
さらに別の実施の形態においては、適切に構成された空洞を、コンクリート部材に第1の空洞としての穴を穿孔し、次いで穴の底部を切り広げてくさび124および細長い部材の末広がりの端部122に適した第2の空洞を形成することによって、形成することが可能である。その結果、くさびの上面248が、第2の空洞の壁および/または腔状の第1の空洞と切り広げられた第2の空洞との間の接合部に係合することができる。設定された空洞を形成するこのような方法は、例えば当初より設置のリフト用インサートが使用できない可能性がある運搬可能なコンクリート製の道路障害物など、空洞を前もって有しているわけではないコンクリート部材にリフト装置を適用可能にするために適することができる。
設定された空洞を形成するためのさらなる方法および技法は、とくには解体または非常時の救助の作業において、スラブ、パネル、および他のコンクリート製の構造体の持ち上げに適することができる。貫通穴を、細長い部材の末広がりの端部122およびくさび124をコンクリート部材の厚さの反対側へと通すことができるよう、コンクリート部材の一部分を貫いて穿孔、切削、打撃手段、削岩機、または他の方法によって形成することができる。次いで、持ち上げを行うことができるよう、くさび124を末広がりの端部122に当接させ、くさびの上面248をコンクリート部材に形成された穴の縁に当接させることができる。
空洞を形成するための上述の代案において、角度560が必ずしも図5ならびに図11および12に示した好ましい約30度でなくてもよく、30度未満および最大90度までであってよいことは、容易に明らかであろう。例えば、角度560は、10〜90度であってよく、あるいは20〜60度であってよく、用途およびリフト装置に適宜に合わせることができる。さらに、選択される特定の角度を、すでに述べたように、持ち上げられるコンクリート部材および使用されるリフト装置の所望の荷重能力に応じて選択することができる。
また、くさび124(または、他の干渉装置)、各々のくさび124の上面248、および末広がりの端部122の具体的な外形が、選択された角度、コンクリート部材の重量、および一緒に使用されるリフト装置のために利用できる空洞に見合うようにさまざまであってよいことも、容易に理解できるであろう。例えば、切り広げまたは貫通穴の応用において、空洞の腔550の底部の該当の角度560は、約90度であってよいが、このような応用に対応するためのくさび124の上面248および/または細長い部材114の末広がりの端部122の何らかの変更を必要としうる或る程度の面取り/丸め/削り落としを備えることができる。例えば、くさび124の上面248が、より凹状であってよく、さらには/あるいは末広がりの端部122の末広がりの度合いが、調節可能であってよい。さらには、くさび124の数が、図1〜9に示した好ましい5つとは異なってもよい。いくつかの応用においては、例えば内部の補強など、コンクリート部材の内部の設計の制約ゆえに、1つのくさびだけしか可能でないかもしれない。図13および14に関して詳しく後述される辺リフト装置においては、くさびが2つであると好ましいかもしれない。他の応用においては、くさびが3つであることが運動学的に最適かもしれず、別の応用においては、くさびが20個を超えることが望ましいかもしれない。
コンクリート部材において、埋め込み式のリフト用インサートおよび/またはアンカではなく、空洞を使用することは、手作業、視覚、および非破壊の検査技法による空洞の構造的な完全性(割れなど)の素早い検査を可能にする。さらには、コンクリート部材の寿命に関して、腐食の可能性があり、あるいはコンクリート部材の構造的な完全性の喪失に寄与する可能性がある埋め込み式のインサートまたはアンカが存在しない。
図13は、パネルおよびスラブなどのコンクリート部材の端辺による持ち上げに適した別のリフト装置1310の概略の斜視図/等角投影図である。床用のスラブおよび壁用のパネルならびにカーテンウォールなどの他のコンクリート部材は、比較的薄いことが多いが、依然として何トンもの重量があり、したがってパネルの一辺が一番高くなる垂直位置への持ち上げにおいて問題が生じる。そのような用途においては、パネルの面による面の持ち上げは、パネルの垂直位置への持ち上げには使用できない可能性がある。さらに、すでに述べたような面リフト装置に適する穴を、そのような薄いコンクリート部材の厚さを貫いて設けることは、望ましくないかもしれない。そのような状況においては、そのようなコンクリート部材の辺または端壁が、引張およびせん断の辺持ち上げのために、適切な持ち上げ用の点ならびにコンクリート部材の平面または面を横切る充分な深さを提供する。
辺リフト装置1310は、リフト用アイ116(この例では、バウシャックル1376が取り付けられている)へと接続された細長い部材1314を囲んでいるスリーブ1326を有している。スリーブ1326の下端に、端部ラグ1328および枢支ピン1330を介して、2つのくさび1324が可動に取り付けられている。別の実施の形態においては、くさびの数が、すでに述べたように1〜20の間であってよい。辺リフト装置1310の全体的な形状は、コンクリート部材の辺の空洞へと挿入できる部分について、矩形の断面を有して平坦である。例えば、スリーブ1326が、細長い部材1314とともに、矩形の断面を有することができる。この辺リフト装置の挿入部の全体形状は、比較的薄いコンクリート部材の端壁のリフト装置によって利用可能な小さな領域に適することができる。リフト装置のさらなる別の実施の形態においては、スリーブおよび/または細長い部材が、楕円形または目的に適合する任意の適切な断面を有することができる。
図13においては、スリーブ1326が下げられた状態に示されており、くさび1324が細長い部材1314の末広がりの端部(図14に示されている)に位置している。図13において、図14に関して詳しく説明されるスリーブ1326の移動に対応するための細長い部材の第2の凹所1376の一部分を見て取ることができる。随意による安全要素/安全ピン1336を、スリーブ1326の上方移動を防止するために設けることができる。図13においては、安全要素/ピン1336が、スリーブ1326およびくさび1324の上方移動を可能にすべく引っ込められて図示されている。安全ピン1336に、制御ハンドル1378を設けることができる。さらに、安全キャップの変種(図示されていない)を、辺リフト装置1310へと必要に応じて適用することができる。
辺リフト装置1310に合わせた適切な形状の空洞を、コンクリート部材の面による持ち上げに使用される他の代案のリフト装置について述べたように、コンクリート部材の縁に形成することができる。例えば、辺リフト装置に適するように、矩形またはほぼ矩形の横断面の空洞を形成することができる。
図14は、辺リフト装置1310の図13の線14−14に沿った概略の断面図である。矩形の細長い部材1314の第2の凹所1376が、上述した面リフト装置110、910のように、くさび1324を収容する第1の凹所1332へと広がっている。第2の凹所1376は、細長い部材1314の最大幅1478の範囲内のスリーブ1326の移動に対応する。辺リフト装置1310の動作および使用は、面リフト装置について上述したとおりであり、コンクリート部材の辺への辺リフト装置の適用を可能にしている。
図15は、2つの随意によるハンドル1580を備えている面リフト装置の別の実施の形態の概略の部分断面の斜視図である。ハンドル1580を、リフト装置をコンクリート部材の空洞へと挿入し、位置決めし、さらには/あるいは引き出すための助けとして、スリーブ126の上端の各側に取り付けることができる。あるいは、ハンドル1580を1つだけリフト装置に取り付けてもよい。ハンドル1580を、ハンドルを図15に示した位置または上方に位置させることができるヒンジ機構1582によって、スリーブ126へと取り付けることができる。さらに、ハンドル1580は、安全ピン機構1584によってハンドルへと取り入れることができる随意による安全ピン1536を備えることができる。
上述した面および辺リフト装置を適用することができる用途として、
・例えば型から取り出して養生ステーションまで持ち上げるなど、コンクリート部材の成型段階において必要な持ち上げ作業、
・成型から現場の建設へのコンクリート部材の持ち上げおよび取り扱い、
・既存のリフト用インサートが存在しない不規則なコンクリート構造体を移動させなければならない解体および非常時の救助作業、
・リフトクラッチ、
・運搬可能なコンクリート製の道路障害物、ならびに
・海洋の石油プラットフォームのコンクリート脚および浮遊コンクリートケーソン構造体
が挙げられる。
本明細書において、本発明を最も現実的かつ好ましい実施の形態であると考えられる内容において図示および説明したが、本明細書に記載された細部に限られるわけではなく、あらゆるすべての均等な集合体、装置、および器具を包含するように添付の特許請求の範囲の完全な範囲が与えられる本発明の技術的範囲において、脱却が可能であると考えられる。
本明細書において、用語「・・・からなっている(comprising)」は、「開放的」な意味に解釈されるべきであり、すなわち「・・・を含んでいる(including)」という意味に解釈されなければならず、したがって「閉鎖的」な意味に限定されず、すなわち「・・・だけからなっている(consisting only of)」という意味に限定されない。これに対応する用語「・・・からなる(comprise)」、「・・・で構成された(comprised)」、および「・・・からなる(comprises)」は、そのような用語が現れた場合、同様の意味を有する。
さらに、本明細書における公知の先行技術へのいかなる言及も、そのようでないとの表示がない限りは、そのような先行技術が本発明に関する技術の当業者に一般的に知られているとの自認を構成するものではない。

Claims (33)

  1. コンクリート部材のためのリフト装置であって、
    末広がりの下端と、取り付け手段に合わせて構成された上端とを備える細長い部材、
    前記細長い部材の周囲のスリーブ、および
    1つ以上のくさびであって、前記スリーブの下端において夫々の前記くさびに対応して設けられた端部ラグと枢支ピンによって、前記スリーブの下端に枢動可能に取り付けられたくさびを備えており、
    前記スリーブが前記末広がりの端部に向かって移動することで、前記1つ以上のくさびが外方向に変位させられるリフト装置。
  2. 1つ以上のくさびが、前記細長い部材の末広がりの下端の一部分によって外方向に変位させられる請求項1に記載のリフト装置。
  3. 1つ以上のくさびが、コンクリート部材に設定された空洞の壁または縁の少なくとも一部分に係合し、該コンクリート部材の空洞からの前記細長い部材の引き出しを阻止し、
    前記設定された空洞が、前記リフト装置の下端を受け入れるように構成されている請求項1または2に記載のリフト装置。
  4. 前記取り付け手段が、リフト用アイ、吊り輪、シャックルボルト、フック、ケーブル、またはループを含む請求項1〜3のいずれか一項に記載のリフト装置。
  5. クレーンまたは他のリフト機械のためのリフトクラッチとして構成された請求項1〜4のいずれか一項に記載のリフト装置。
  6. 前記コンクリート部材が、橋桁、橋梁のデッキ部材、スラブ、パイル、壁パネル、石油プラットフォームのコンクリート脚、石油プラットフォームのコンクリートケーソン構造体、および/またはプレストレストコンクリート構造体を含む請求項1〜5のいずれか一項に記載のリフト装置。
  7. 前記1つ以上のくさびが、1つ以上の干渉装置である請求項1〜6のいずれか一項に記載のリフト装置。
  8. 前記末広がりの端部が、円錐台形のコーンである請求項1〜のいずれか一項に記載のリフト装置。
  9. 前記細長い部材が、軸棒であり、あるいは矩形の断面である請求項1〜のいずれか一項に記載のリフト装置。
  10. 前記スリーブの断面が、円筒形、楕円形、矩形、または適切な断面である請求項1〜のいずれか一項に記載のリフト装置。
  11. 前記1つ以上のくさびが、1〜20個の範囲である請求項1〜10のいずれか一項に記載のリフト装置。
  12. 少なくとも一部分が適切な延性の高張力鋼で作られている請求項1〜11のいずれか一項に記載のリフト装置。
  13. 最大1,000トンまでのコンクリート部材用である請求項1〜12のいずれか一項に記載のリフト装置。
  14. 前記細長い部材および前記スリーブが、前記1つ以上のくさびが前記細長い部材の末広がりの端部の一部分に位置するときに、安全要素を受け入れるように構成されている請求項1〜13のいずれか一項に記載のリフト装置。
  15. 前記安全要素が、前記細長い部材および前記スリーブの同心の穴を貫いて挿入されるように構成された安全ピンである請求項14に記載のリフト装置。
  16. 前記安全要素が、前記細長い部材および前記スリーブの一致する溝に取り付けられる安全クリップである請求項14に記載のリフト装置。
  17. 前記スリーブの上端が、前記くさびが前記細長い部材の末広がりの下端の一部分に位置していないときに、前記取り付け手段の使用またはアクセスを防止するように構成されている請求項1〜16のいずれか一項に記載のリフト装置。
  18. 前記スリーブの上端が、前記取り付け手段を阻止する請求項17に記載のリフト装置。
  19. 前記スリーブの上端が、安全キャップである請求項17または18に記載のリフト装置。
  20. 前記スリーブが、前記コンクリート部材へとせん断力および/または曲げ力を伝えるように構成されている請求項1〜19のいずれか一項に記載のリフト装置。
  21. 前記1つ以上のくさびについて、使用時に摩擦力、曲げ力、および/またはせん断力が実質的にない請求項1〜20のいずれか一項に記載のリフト装置。
  22. 前記設定された空洞が、45〜90度の範囲にある該空洞の腔の軸と前記コンクリート部材の表面との間の角度にて、前記コンクリート部材に形成されている請求項3に記載のリフト装置。
  23. 前記設定された空洞が、空洞の腔の軸と前記コンクリート部材の表面とがほぼ垂直であるように、前記コンクリート部材に形成されている請求項22に記載のリフト装置。
  24. 前記設定された空洞が、形成具を使用することによってコンクリート部材の成型時に形成される請求項3に記載のリフト装置。
  25. 前記形成具が、該形成具のための内部の取り外し可能な支持具を含んでいる請求項24に記載のリフト装置。
  26. 前記形成具が、
    管部分、および
    1つ以上の末広がりの壁を有する閉じた底端部を備えている請求項24または25に記載のリフト装置。
  27. 前記設定された空洞が、穿孔、切削、打撃手段、または削岩機によって形成される請求項3に記載のリフト装置。
  28. 前記設定された空洞が、前記コンクリート部材を貫通して形成されている請求項3に記載のリフト装置。
  29. 請求項1〜28のいずれか一項に記載のリフト装置を含んでいるリフトクラッチ。
  30. コンクリート部材を請求項1〜28のいずれか一項に記載のリフト装置によって持ち上げるための方法であって、
    リフト装置の下端を受け入れるようにコンクリート部材に空洞を設定し、
    リフト装置の下端を前記空洞に挿入し、
    リフト装置の下端に位置する1つ以上のくさびを、リフト装置の細長い部材の末広がりの端部と前記設定された空洞の壁または縁の一部分とに係合させることによってリフト装置をコンクリート部材へと固定するステップ、および
    前記リフト装置へとリフト機械を取り付け、前記コンクリート部材を持ち上げるステップを含み、
    前記リフト装置が前記コンクリート部材に固定されるまで、前記コンクリート部材の持ち上げを防止するための1つ以上の安全ステップを含んでいる方法。
  31. 前記コンクリート部材の前記設定された空洞からの前記リフト装置の取り出しを防止する安全要素を、前記リフト装置へと取り付け、あるいは挿入する安全ステップを提供することをさらに含む請求項30に記載のコンクリート部材を持ち上げるための方法。
  32. 前記リフト装置が前記コンクリート部材に固定されるまで、前記リフト装置へのリフト機械またはクレーンの取り付けを防止する第2の安全ステップを提供することをさらに含む請求項30または31に記載のコンクリート部材を持ち上げるための方法。
  33. 前記安全要素を除去するステップ、
    記細長い部材の末広がりの端部を前記1つ以上のくさびから離れるように動かすステップ、および
    前記リフト装置を前記空洞から取り出すステップによる前記リフト装置の取り外しを提供することをさらに含む請求項31に記載のコンクリート部材を持ち上げるための方法。
JP2011532468A 2008-10-23 2009-10-23 コンクリート部材のリフト装置およびリフト方法 Expired - Fee Related JP5536788B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AU2008905461A AU2008905461A0 (en) 2008-10-23 Tilt-slab lifting device
AU2008905461 2008-10-23
PCT/AU2009/001401 WO2010045692A1 (en) 2008-10-23 2009-10-23 A lifting device and method for concrete elements

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012506505A JP2012506505A (ja) 2012-03-15
JP5536788B2 true JP5536788B2 (ja) 2014-07-02

Family

ID=42118859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011532468A Expired - Fee Related JP5536788B2 (ja) 2008-10-23 2009-10-23 コンクリート部材のリフト装置およびリフト方法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US9409751B2 (ja)
EP (1) EP2347067B1 (ja)
JP (1) JP5536788B2 (ja)
CN (1) CN102203361B (ja)
AU (1) AU2009307053B2 (ja)
CA (1) CA2740498C (ja)
EA (1) EA027072B1 (ja)
MX (1) MX2011004180A (ja)
NZ (1) NZ592904A (ja)
WO (1) WO2010045692A1 (ja)

Families Citing this family (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2509647C1 (ru) * 2010-01-26 2014-03-20 ПЕЛЬИСЕР Карлос ФРАДЕРА Оборудование для якорного позиционирования при заводском изготовлении панелей из армированного цементного раствора
DE102010027157A1 (de) * 2010-07-14 2012-01-19 Tecmove Gmbh Lenkrad mit Überzug und Verfahren zu dessen Herstellung
CN102476779B (zh) * 2010-11-26 2015-04-15 贵阳铝镁设计研究院有限公司 一种大直径电极的吊运方法及吊运紧固装置
US8511038B2 (en) * 2011-02-15 2013-08-20 Randel Brandstrom Concrete panel with fiber reinforced rebar
US20130111829A1 (en) * 2011-11-07 2013-05-09 Oscar PEDRAZA Pre-fabricated anchor block and rotatable anchor rod
US9340930B2 (en) * 2012-03-08 2016-05-17 Integrated Roadways, Llc Apparatus and method for servicing pavement
CN102561714B (zh) * 2012-03-21 2014-02-19 长春工程学院 预制墙板安装调整平台
US8651540B2 (en) 2012-04-17 2014-02-18 Daniel Manufacturing, Inc. Lifting apparatus and method of use
CN103224190B (zh) * 2013-04-02 2015-03-11 日本电产芝浦(浙江)有限公司 线桶提升辅助机构
US9488203B2 (en) * 2014-03-05 2016-11-08 Enginuity Inc. Disconnectable subsea connector
US9371650B2 (en) * 2014-03-24 2016-06-21 Manuel R. Linares, III Precast concrete sandwich panels and system for constructing panels
CN104030152B (zh) * 2014-06-04 2016-01-20 江苏科技大学 一种吊装飞轮及离合器的吊具
US9920490B2 (en) 2016-01-05 2018-03-20 Integrated Roadways, Llc Modular pavement system
AT518242B1 (de) * 2016-01-11 2018-03-15 Sihga GmbH Lastgreifer für den Eingriff an einer Bohrung in der Last
CA3035512A1 (fr) * 2016-09-02 2018-03-08 Marcel Arteon Ancre dynamique renforcee de levage, de relevage, de retournement d'un element de construction
US10407838B1 (en) 2017-02-06 2019-09-10 Integrated Roadways, Llc Modular pavement slab
WO2019148751A1 (zh) * 2018-02-05 2019-08-08 山东大学 用于预制混凝土支护墙的拔出装置
US11041560B2 (en) * 2018-03-08 2021-06-22 Textron Innovations Inc. Cam-locking system for a retractable driveshaft and method for use thereof
CN109850755B (zh) * 2018-04-28 2020-03-27 浙江恒利五金科技有限公司 一种锥形管活动管夹及加工方法
KR20210065929A (ko) 2018-07-19 2021-06-04 에너지 볼트 인코포레이티드 에너지 저장 시스템 및 방법
CN110316505B (zh) * 2019-07-15 2020-09-25 四川润峰建筑工程有限公司 一种用于城市排水系统建设的水泥管道安装设备
CN110844772A (zh) * 2019-09-10 2020-02-28 山东南山铝业股份有限公司 电解槽打击头断专用吊具及其吊装方法
CN110501227B (zh) * 2019-09-23 2024-09-06 水清木华结构设计事务所(深圳)有限公司 一种胀楔式拉拔装置及拉拔方法
GB2625674B (en) * 2020-01-02 2024-09-11 Brilliant Ideas Ltd Apparatus for use in pulling or lifting an object
GB2591084B (en) * 2020-01-02 2023-06-07 Brilliant Ideas Ltd Apparatus for use in pulling or lifting an object
KR20220129574A (ko) 2020-01-22 2022-09-23 에너지 볼트 인코포레이티드 댐핑 셀프-센터링 메커니즘을 포함하는 그래버
CN111267208A (zh) * 2020-03-12 2020-06-12 安徽建工建筑工业有限公司 一种带有磁性的预制墙板吊装用装置
AU2021300457A1 (en) 2020-06-30 2023-02-02 Energy Vault, Inc. Energy storage and delivery system and method
CN112474883B (zh) * 2020-11-19 2022-07-12 东台市德源不锈钢制品有限公司 一种防松动矫平机用支撑辊
EP4288369A1 (en) 2021-02-02 2023-12-13 Energy Vault, Inc. Energy storage system with elevator lift system
CN113562606B (zh) * 2021-07-20 2022-03-29 江苏亚力吊装设备有限公司 一种起重机安全防滑式吊具
JP7510393B2 (ja) 2021-07-26 2024-07-03 鹿島建設株式会社 床版吊り上げ治具及び床版吊り上げ方法
CN113582001A (zh) * 2021-08-03 2021-11-02 上海采埃孚变速器有限公司 一种吊具
CN116262588A (zh) 2021-12-13 2023-06-16 能源库公司 能量储存和输送系统及方法
US20230228371A1 (en) * 2022-01-18 2023-07-20 Anchor Ring Solutions Llc Construction anchor apparatus, system and methodology background
US20240018832A1 (en) * 2022-07-14 2024-01-18 Engineered Custom Solutions, LLC Hoisting system and method of operating a hoisting system
KR102604243B1 (ko) * 2022-10-25 2023-11-21 주식회사 항도엔지니어링 앵커형 들고리 및 이를 이용한 콘크리트 블록 인양 방법
US11982261B1 (en) 2023-04-10 2024-05-14 Energy Vault, Inc. Energy storage and delivery system and method

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US718066A (en) * 1901-10-16 1903-01-06 Francis Mcwilliams Tube-extractor.
US884198A (en) * 1907-07-23 1908-04-07 Philip Neddo Lewis.
US2642768A (en) * 1949-06-17 1953-06-23 Harley R Ogburn Rock anchor
US2719747A (en) * 1952-04-02 1955-10-04 Mark B Layne Expansible wedge type anchor
US3993341A (en) * 1975-01-14 1976-11-23 Bentley Charles A Deck structure and connector for building construction
JPS51124260A (en) * 1975-04-21 1976-10-29 Sumitomo Electric Ind Ltd Hoist
US4000591A (en) 1975-08-04 1977-01-04 Superior Concrete Accessories, Inc. Holder adapted for supporting an anchor insert to be embedded in a concrete slab
US4068879A (en) * 1976-07-12 1978-01-17 The Burke Company Concrete slab hoisting apparatus
JPS5756675U (ja) * 1980-09-16 1982-04-02
US4367892A (en) 1980-10-23 1983-01-11 The Burke Company Lift system for tilt-up walls
US4437642A (en) 1980-10-23 1984-03-20 The Burke Company Lift system for tilt-up walls
US4386486A (en) 1981-04-13 1983-06-07 The Burke Company Cover for concrete voids of lifting inserts
JPS6015108A (ja) * 1983-07-07 1985-01-25 安心院 国雄 コンクリートにあけられた孔の拡径方法とその装置
US4580378A (en) 1984-03-26 1986-04-08 The Burke Company Anchor assembly for tilt-up wall section
DE3629030A1 (de) * 1986-08-27 1988-04-14 Wayss & Freytag Ag Vorrichtung zur fixierung roehrenfoermiger einbauteile
JPH0633470A (ja) * 1992-07-16 1994-02-08 Oriental Kensetsu Kk プレキャストコンクリート柱の立設方法
JPH1095591A (ja) * 1996-09-20 1998-04-14 Sumitomo Forestry Co Ltd 吊り金具
IT1284894B1 (it) * 1996-09-30 1998-05-28 Sergio Zambelli Dispositivo per il sollevamento di manufatti prefabbricati in particolare in calcestruzzo o simili
US6109587A (en) * 1997-09-26 2000-08-29 M.A. Industries, Inc. Manhole lift insert locator
US6511113B1 (en) * 1999-09-09 2003-01-28 Timothy J. Kulage Self-adjusting connector and related methods of connecting
NO313003B1 (no) * 2000-05-19 2002-07-29 Knut Ove Steinhovden Oppdriftsutlösbar mekanisk kopling
JP2005248456A (ja) * 2004-03-02 2005-09-15 Shinyo Sanken Kk 凹陥部形成用治具
WO2009121978A1 (es) * 2008-04-04 2009-10-08 Habidite, S.A. Dispositivo de elevación y extracción de piezas
DE102008048387A1 (de) * 2008-09-22 2010-04-15 Zimmer, Günther Dübel mit Räumstegen

Also Published As

Publication number Publication date
AU2009307053A1 (en) 2010-04-29
CA2740498C (en) 2017-04-04
CN102203361A (zh) 2011-09-28
MX2011004180A (es) 2011-07-29
NZ592904A (en) 2014-06-27
EP2347067B1 (en) 2016-07-20
JP2012506505A (ja) 2012-03-15
EP2347067A4 (en) 2012-12-05
EA027072B1 (ru) 2017-06-30
EA201170593A1 (ru) 2012-04-30
CN102203361B (zh) 2015-04-22
EP2347067A1 (en) 2011-07-27
US9409751B2 (en) 2016-08-09
WO2010045692A1 (en) 2010-04-29
AU2009307053B2 (en) 2015-11-26
CA2740498A1 (en) 2010-04-29
US20110262263A1 (en) 2011-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5536788B2 (ja) コンクリート部材のリフト装置およびリフト方法
US9267287B1 (en) Pre-fabricated threaded bar assemblies
US6345472B1 (en) Apparatus and method for anchoring and erecting concrete or similar materials
US10995506B2 (en) System, apparatus and method for use in construction to assist in supporting suspended concrete
US20080196324A1 (en) Concrete Lifting Anchor
EP2161234A1 (en) Double anchor and lifting shackle for concrete slabs
US8388034B2 (en) Lift stub
CN108170978B (zh) 一种预制混凝土构件的预埋吊装锚栓的受拉承载力分析方法
US20040079859A1 (en) Concrete panel with gripping ribs and method of use
US20210087839A1 (en) Apparatus and system for use in construction to assist in supporting suspended concrete
KR20200113941A (ko) 콘크리트 파일 회수용 인양구조체
KR102327935B1 (ko) 갱폼추락방지 안전장치
KR20240066623A (ko) 콘크리트 파일용 리프팅 러그, 리프팅 러그가 구비된 콘크리트 파일 및 콘크리트 파일용 인양구
EP3103756B1 (en) A method for attaching a lifting element to a concrete body
CN110670582B (zh) 一种用于灌注桩施工的装置及灌注桩施工方法
CN211340765U (zh) 一种用于灌注桩施工的装置
CN210458907U (zh) 一种易吊型箱梁
US20190309515A1 (en) Stay-in-Place Forms and Methods and Equipment for Installation Thereof
JP2020186577A (ja) 鋼矢板はがし治具
JP5812554B1 (ja) 親綱係留用支柱の取付金具及び取付構造
JP4524581B2 (ja) コンクリート構造体
CN213569101U (zh) 钢筋笼辅助吊具
JP7530135B2 (ja) 長手部材引抜用チャック
CN217630624U (zh) 一种预埋塔吊固定点的预制剪力墙及其固定体系
KR200375113Y1 (ko) 교량 슬래브 시공용 래티스바아 데크형 피씨플레이트

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130814

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130906

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131202

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131209

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140122

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5536788

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees