JP5531916B2 - オイルフィルタブラケット及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、オイルフィルタブラケット及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、簡素な型構造を用いて一体成形することができる、簡素且つ小型な構成で耐油圧性に優れたオイルフィルタブラケット及びその製造方法に関する。
従来のオイルフィルタブラケットとして、例えば、図5に示すように、エンジン102とオイルフィルタ110とを連繋するブラケット101が一般に知られている。このブラケット101では、エンジンルーム内のレイアウト上の制約から、エンジン側装着面103とフィルタ側装着面104とが略平行に配置されている。
しかし、上記従来のブラケット101では、他の部品との干渉を防ぐように油路105が略U字状に形成されているため、油路形成のために少なくとも3つのスライド型を必要とし型構造が複雑となる。また、油路105の途中に捨て穴130を形成し、成形後に捨て穴130をシール材131を介して封止プラグ132で塞ぐ必要があり、部品点数が多く高コスト化してしまう。また、油路部分を半割状にして回転型で成形する方法も考えられるが、耐油圧性に不安がある。
なお、特許文献1〜4には、L字状のオイルフィルタブラケットが開示されているが、エンジン側装着面とフィルタ側装着面とが交差して配置されるものであり、また成形方法等について具体的な記載はない。さらに、特許文献5には、エンジン冷却水の分岐管をスライド型で一体成形する方法が開示されているが、この分岐管は、耐熱及び耐圧といった観点からオイルフィルタブラケットとは異なり、単純に適用できるものではない。
特開平10−146503号公報 特開2002−242641号公報 特開2003−320206号公報 実開平3−10014号公報 特開平11−223290号公報
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、簡素な型構造を用いて一体成形することができる、簡素且つ小型な構成で耐油圧性に優れたオイルフィルタブラケット及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、エンジンの外壁面に装着されるエンジン側装着面と、該エンジン側装着面と平行に設けられ且つオイルフィルタが装着されるフィルタ側装着面と、該エンジン内の油路と該オイルフィルタとを連通させるように該エンジン側装着面及び該フィルタ側装着面の間に設けられる連通通路と、を備えるオイルフィルタブラケットであって、前記連通通路は、前記エンジン側装着面から直線状に延びるエンジン側連通通路と、前記フィルタ側装着面から直線状に延びるフィルタ側連通通路と、からなり、該エンジン側連通通路及び該フィルタ側連通通路はV字状をなすように連絡されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載において、前記フィルタ側連通通路は、前記フィルタ側装着面に対して直交する方向に直線状に延びており、前記エンジン側連通通路及び該フィルタ側連通通路はV字状で鋭角をなすように連絡されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2記載において、前記エンジン側装着面には、前記エンジンの外壁面に当接する油路位置合わせプレートが固定されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のオイルフィルタブラケットの製造方法であって、前記エンジン側連通通路を形成する第1のスライド型と、前記フィルタ側連通通路を形成する第2のスライド型と、を備える金型で形成されるキャビティ内に、成形材料を注入して前記オイルフィルタブラケットを成形することを要旨とする。
本発明のオイルフィルタブラケットによると、連通通路を、エンジン側装着面から直線状に延びるエンジン側連通通路と、フィルタ側装着面から直線状に延びるフィルタ側連通通路と、からなし、エンジン側連通通路及びフィルタ側連通通路を略V字状をなすように連絡したので、簡素な型構造を用いて一体成形することができる。また、従来のような封止プラグを必要とせず、簡素且つ小型な構成とすることができる。さらに、従来のようにブラケットの油路部分を半割状にして回転型で成形するものに比べて、耐油圧性に優れる。
また、前記フィルタ側連通通路が、前記フィルタ側装着面に対して略直交する方向に直線状に延びており、前記エンジン側連通通路及び該フィルタ側連通通路が略V字状で鋭角をなすように連絡されている場合は、オイルフィルタブラケットに、オイルフィルタを構成するキャップを一体形成でき、部品点数を低減することができる。
さらに、前記エンジン側装着面に、前記エンジンの外壁面に当接する油路位置合わせプレートが設けられている場合は、エンジンの油路に対してオイルフィルタブラケットを正確に位置合わせすることができる。また、エンジンの外壁面の形状等に応じて油路位置合わせプレートを変更すれば、1種のオイルフィルタブラケットで複数種のエンジンに対応することができる。
本発明のオイルフィルタブラケットの製造方法によると、エンジン側連通通路を形成する第1のスライド型と、フィルタ側連通通路を形成する第2のスライド型と、を備える金型で形成されるキャビティ内に、成形材料を注入してオイルフィルタブラケットが成形される。これにより、簡素な型構造を用いて一体成形することができる。また、従来のような封止プラグを必要とせず、簡素且つ小型な構成とすることができる。さらに、従来のようにブラケットの油路部分を半割状にして回転型で成形するものに比べて、耐油圧性に優れる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係るブラケットを模式的に示す縦断面図である。 上記ブラケットの製造方法を説明するための説明図である。 その他の形態のブラケットを説明するための説明図である。 更にその他の形態のブラケットを説明するための説明図である。 従来のブラケットを模式的に示す縦断面図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
1.オイルフィルタブラケット
本実施形態1.に係るオイルフィルタブラケットは、エンジンの外壁面に装着されるエンジン側装着面(3)と、エンジン側装着面と略平行に設けられ且つオイルフィルタが装着されるフィルタ側装着面(4)と、エンジン内の油路とオイルフィルタとを連通させるようにエンジン側装着面及びフィルタ側装着面の間に設けられる連通通路(5)と、を備えるオイルフィルタブラケットであって、連通通路は、エンジン側装着面から直線状に延びるエンジン側連通通路(5a)と、フィルタ側装着面から直線状に延びるフィルタ側連通通路(5b)と、からなり、エンジン側連通通路及びフィルタ側連通通路は略V字状をなすように連絡されていることを特徴とする(例えば、図1、図3及び図4等参照)。なお、上記「略平行に設けられ」とは、各装着面が略平行に設けられる他に、各装着面が同一平面上に位置する場合も含むものとする。
上記オイルフィルタブラケットの材質としては、例えば、樹脂(例えば、ナイロン等)、金属(例えば、アルミニウム合金等)などを挙げることができる。これらのうち、軽量化といった観点から、樹脂であることが好ましい。また、上記連通通路を流れるオイルの油温は、例えば、−40〜140℃(好ましくは−30〜130℃、特に60〜100℃)であることができる。また、上記連通通路を流れるオイルの油圧は、例えば、0〜1500kPa(好ましくは200〜1000kPa、特に200〜600kPa)であることができる。また、上記エンジン側連通通路の直径(D1)は、オイルフィルタの濾過性能等に応じて適宜選択できるが、例えば、10〜30mmであることができる(例えば、図1等参照)。さらに、上記フィルタ側連通通路の直径(D2)は、オイルフィルタの濾過性能等に応じて適宜選択できるが、例えば、10〜20mmであることができる(例えば、図1等参照)。
本実施形態1.に係るオイルフィルタブラケットとしては、例えば、上記フィルタ側連通通路は、フィルタ側装着面に対して略直交する方向に直線状に延びており、エンジン側連通通路及びフィルタ側連通通路は略V字状で鋭角をなすように連絡されている形態を挙げることができる(例えば、図1等参照)。上記エンジン側連通通路及びフィルタ側連通通路のなす角度(θ)は、例えば、30〜60度であることができる。
上述の形態の場合、例えば、上記エンジン側装着面には、エンジンの外壁面に当接する油路位置合わせプレート(7)が固定されていることができる(例えば、図1等参照)。この油路位置合わせプレートは、例えば、エンジン側連通通路の一端側に形成されたフランジ(9)のエンジン側装着面に溶着(例えば、振動溶着、超音波溶着等)され、これら油路位置合わせプレート及びフランジはエンジンに螺合されていることができる。これにより、油路位置合わせプレートの溶着部にかかるストレスが低減され、エンジン側連通通路の一端側での油漏れが防止される。
2.オイルフィルタブラケットの製造方法
本実施形態2.に係るオイルフィルタブラケットの製造方法は、上記実施形態1.のオイルフィルタブラケットの製造方法であって、エンジン側連通通路を形成する第1のスライド型(21)と、フィルタ側連通通路を形成する第2のスライド型(22)と、を備える金型で形成されるキャビティ内に、成形材料を注入してオイルフィルタブラケットを成形することを特徴とする(例えば、図2等参照)。
上記第1及び第2のスライド型の突合せ端側のうちの一方の突合せ端側には、例えば、凸部(21a)が形成され、他方の突合せ端側には凸部が嵌合する凹部(22a)が形成されていることができる(例えば、図2等参照)。これにより、成形時に各スライド型のたわみ等を抑制して各連通通路の突合せ端側でのバリの発生を防止することができる。
上記金型は、例えば、互いに近接・離反可能な第1及び第2の型を備え、上記第1及び第2のスライド型のそれぞれは、第1又は第2の型に対してスライド可能に設けられていることができる。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。
(1)オイルフィルタブラケットの構成
本実施例に係るオイルフィルタブラケット1(以下、単に「ブラケット1」とも略記する。)は、図1に示すように、樹脂製(例えば、ナイロン製等)であり、エンジン2の外壁面2aに装着されるエンジン側装着面3と、このエンジン側装着面3と略平行に設けられ且つオイルフィルタ10が装着されるフィルタ側装着面4と、エンジン2内の油路2bとオイルフィルタ10とを連通させるようにエンジン側装着面3及びフィルタ側装着面4の間に設けられる連通通路5と、を備えている。そして、エンジン2に対するブラケット1の装着方向とブラケット1に対するオイルフィルタ10の装着方向とは一致している。
上記オイルフィルタ10は、エレメント交換型であり、ブラケット1の後述するキャップに螺合されるケース11と、これらキャップ及びケース11の間に形成されるろ過室12内に収容されるフィルタエレメント13と、を備えている。このフィルタエレメント13は、ろ材14と、このろ材14を外周側に装着してなる円筒状のプロテクタ15と、を備えている。このプロテクタ15の一端側には、ブラケット1の後述するフィルタ側連通通路内に挿入される筒状の連結部16が形成されている。
上記連通通路5は、エンジン側装着面3から直線状に延びるエンジン側連通通路5aと、フィルタ側装着面4から直線状に延びるフィルタ側連通通路5bと、からなっている。このエンジン側連通通路5aは、その直径D1が約20mmとされ、エンジン側装着面3に対して傾斜する方向に延びている。また、このフィルタ側連通通路5bは、その直径D2が約15mmとされ、フィルタ側装着面4に対して略直交する方向に延びている。そして、これらエンジン側連通通路5a及びフィルタ側連通通路5bは、略V字状で鋭角θ(例えば、約45度)をなすようにそれぞれの一端側が連絡されている。
なお、図1において、上記連通通路5は、オイルフィルタ10でろ過されたオイルをエンジン2に戻すための戻し用の連通通路であるが、上記ブラケット1には、エンジン2からオイルフィルタ10にオイルを送るための送り用の連絡通路(図示省略)も設けられている。
上記ブラケット1のエンジン側連通通路5aの一端側(エンジン側)にはフランジ9が形成されている。このフランジ9の底面であるエンジン側装着面3には、エンジン2の外壁面2aに当接する油路位置合わせプレート7が振動溶着により固定されている。この油路位置合わせプレート7には、エンジン側連通通路5aとエンジン2の油路2bとを連通させる連通穴7aが形成されている。これら油路位置合わせプレート7及びフランジ9はエンジン2に対してネジ8a及びカラー8bを介して螺合されている。また、上記ブラケット1のフィルタ側連通通路5bの一端側には、オイルフィルタ10を構成するキャップ6が一体形成されている。また、上記フィルタ側連通通路5bの一端側には、オイルフィルタ10の連結部16が挿入され、ろ過室12に連絡されている。
(2)オイルフィルタブラケットの製造方法
次に、上記構成のオイルフィルタブラケット1の製造方法について説明する。本製法で用いられる金型は、互いに近接・離反可能な上型及び下型(図示省略)を備えている。この下型には、図2に示すように、エンジン側連通通路5aを形成するための第1のスライド型21がスライド可能に設けられるとともに、フィルタ側連通通路5bを形成するための第2のスライド型22がスライド可能に設けられている。この第1のスライド型21の突合せ端側には、第2のスライド型22の突合せ端側に形成された凹部22aに嵌合する凸部21aが形成されている。
そして、上記金型において、上型及び下型を近接させ第1及び第2のスライド型21、22の突合せ端側を突き合わせた状態(即ち、凹部22aに凸部21aを嵌合させた状態)で、金型で形成されるキャビティ内に成形材料(樹脂)を射出注入することによりブラケット1が成形されることとなる。
(3)オイルフィルタブラケットの作用
次に、上記構成のオイルフィルタブラケット1の作用について説明する。図1に示すように、ブラケット1を介してオイルフィルタ10とエンジン2とを連繋した状態では、エンジン2の駆動によりオイルポンプ(図示省略)が作動すると、エンジン2の油路(図示省略)及びブラケット1の送り用の連通通路(図示省略)を介してエンジン2内のオイルがオイルフィルタ10のろ過室12のダスティ側に供給される。そして、フィルタエレメント13によりろ過されたろ過室のクリーン側のオイルは、ブラケット1の戻し用の連通通路5及びエンジン2の油路2bを介してエンジン2内に戻される。
一方、フィルタエレメント13の交換時には、ブラケット1のキャップ6に対してオイルフィルタ10のケース11を緩め方向に回して取り外す。これにより、プロテクタ15がフィルタ側連通通路5bの一端側から抜き出され、ブラケット1からオイルフィルタ10が取り外される。これにより、プロテクタ15に装着されたろ材14を交換することができる。
(4)実施例の効果
以上より、本実施例のオイルフィルタブラケット1によると、連通通路5を、エンジン側装着面3から直線状に延びるエンジン側連通通路5aと、フィルタ側装着面4から直線状に延びるフィルタ側連通通路5bと、からなし、エンジン側連通通路5a及びフィルタ側連通通路5bを略V字状をなすように連絡したので、必要最小限のスライド型21、22を備える簡素な型構造を用いて一体成形することができる。また、従来のような封止プラグを必要とせず、簡素且つ小型な構成とすることができる。さらに、従来のようにブラケットの油路部分を半割状にして回転型で成形するものに比べて、耐油圧性に優れる。
上述のように、本実施例では、必要最小限のスライド型21、22を備える簡素な型構造を用いて一体成形することができるため、各スライド型21、22として比較的大径のものを採用できる。そのため、成形時に各スライド型21、22のたわみ等を抑制して各連通通路5a、5bの突合せ端側でのバリの発生を防止できるとともに、低コスト化を図ることができる。さらに、比較的大径で略直交状の曲りの少ない連通通路5a、5bにより圧力損失が低減される。これに対して、従来のブラケット101(図5参照)では、少なくとも3つのスライド型を備える型構造を用いる必要があるため、型構造上の制約等により各スライド型が比較的小径となってしまう。そのため、成形時に各スライド型のたわみ等が生じ易く各連通通路の突合せ端側でのバリが発生してしまう恐れがあり、また高コスト化となる。さらに、比較的小径で略直交状の曲りの多い連通通路より圧力損失が増加される。
また、上述のように、本実施例では、従来のような封止プラグを必要とせず簡素且つ小型な構成とすることができるため、更なる低コスト化を図り得るとともに、連通通路の途中での油漏れを防止することができる。また、封止プラグ及びシール材を設置するための部位が不要となるため、更なる小型化を図ることができる。これに対して、従来のブラケット101(図5参照)では、封止プラグ132を設けているため、部品点数が増え高コスト化となり、また連通通路の途中での油漏れが生じる恐れがある。また、封止プラグ132及びシール材131を設置するための部位が必要であり、大型化してしまう。さらに、エンドユーザにより封止プラグ132を抜かれてしまう恐れがある。
また、本実施例では、フィルタ側連通通路5bを、フィルタ側装着面4に対して略直交する方向に直線状に延びて形成し、エンジン側連通通路5a及びフィルタ側連通通路5bを略V字状で鋭角をなすように連絡したので、ブラケット1にオイルフィルタ10を構成するキャップ6を一体形成でき、部品点数を低減できる。
また、本実施例では、エンジン側装着面3に、エンジン2の外壁面2aに当接する油路位置合わせプレート7を設けたので、エンジン2の油路2bに対してブラケット1を正確に位置合わせすることができる。また、エンジン2の外壁面2aの形状やガスケット等に応じて油路位置合わせプレート7を変更すれば、1種のブラケット1で複数種のエンジン2に対応することができる。
また、本実施例では、油路位置合わせプレート7を、エンジン側連通通路5aの一端側(エンジン側)に形成されたフランジ9のエンジン側装着面3に溶着し、これら油路位置合わせプレート7及びフランジ9をエンジンに螺合したので、油路位置合わせプレート7の溶着部にかかるストレスが低減され、エンジン側連通通路5aの一端側での油漏れが防止される。
また、本実施例では、ブラケット1を樹脂製としたので、軽量化を図ることができる。
また、本実施例では、第1のスライド型21の凸部21aを第2のスライド型22の凹部22aに嵌合させた状態でブラケット1を成形するようにしたので、成形時に各スライド型21、22のたわみ等を抑制して各連通通路5a、5bの突合せ端側でのバリの発生を防止することができる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、上記実施例では、エンジン側連通通路5aを、エンジン側装着面3に対して傾斜する方向に直線状に延ばし、フィルタ側連通通路5bを、フィルタ側装着面4に対して略直交する方向に直線状に延ばす形態を例示したが、これに限定されず、例えば、図3に示すように、エンジン側連通通路5aを、エンジン側装着面3に対して略直交する方向に直線状に延ばし、フィルタ側連通通路5bを、フィルタ側装着面4に対して傾斜する方向に直線状に延ばすようにしてもよい。また、例えば、図4に示すように、エンジン側連通通路5aを、エンジン側装着面3に対して傾斜する方向に直線状に延ばし、フィルタ側連通通路5bを、フィルタ側装着面4に対して傾斜する方向に直線状に延ばすようにしてもよい。この場合、各連通通路5a、5bのなす角度θは、鈍角であってもよいし、鋭角であってもよい。
また、上記実施例では、ブラケット1に設けたフランジ9のエンジン側装着面3に油路位置合わせプレート7を設ける形態を例示したが、これに限定されず、例えば、油路位置合わせプレート7を設けずに、フランジ9のエンジン側装着面3を直接的にエンジン2の外壁面2aに当接させるようにしてもよい。
また、上記実施例では、オイルフィルタ10を構成するキャップ6を一体に形成してなるブラケット1を例示したが、これに限定されず、例えば、キャップ6を有していないブラケットとしてもよい。
また、上記実施例では、第1のスライド型21に凸部21aを設け、第2のスライド型22に凹部22aを設ける形態を例示したが、これに限定されず、例えば、第1のスライド型21に凹部を設け、第2のスライド型22に凸部を設けるようにしてもよい。また、凹部及び凸部を設けずに第1及び第2のスライド型を構成してもよい。
さらに、上記実施例では、射出成形で得られる樹脂製のブラケット1を例示したが、これに限定されず、例えば、鋳造成形で得られる金属製のブラケットとしてもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
オイルフィルタとエンジンとを連繋するオイルフィルタブラケットに関する技術として広く利用される。
1;オイルフィルタブラケット、2;エンジン、2a;外壁面、2b;油路、3;エンジン側装着面、4;フィルタ側装着面、5;連通通路、5a;エンジン側連通通路、5b;フィルタ側連通通路、7;油路位置合わせプレート、10;オイルフィルタ、21;第1のスライド型、22;第2のスライド型。

Claims (4)

  1. エンジンの外壁面に装着されるエンジン側装着面と、該エンジン側装着面と平行に設けられ且つオイルフィルタが装着されるフィルタ側装着面と、該エンジン内の油路と該オイルフィルタとを連通させるように該エンジン側装着面及び該フィルタ側装着面の間に設けられる連通通路と、を備えるオイルフィルタブラケットであって、
    前記連通通路は、前記エンジン側装着面から直線状に延びるエンジン側連通通路と、前記フィルタ側装着面から直線状に延びるフィルタ側連通通路と、からなり、該エンジン側連通通路及び該フィルタ側連通通路はV字状をなすように連絡されていることを特徴とするオイルフィルタブラケット。
  2. 前記フィルタ側連通通路は、前記フィルタ側装着面に対して直交する方向に直線状に延びており、前記エンジン側連通通路及び該フィルタ側連通通路はV字状で鋭角をなすように連絡されている請求項1記載のオイルフィルタブラケット。
  3. 前記エンジン側装着面には、前記エンジンの外壁面に当接する油路位置合わせプレートが固定されている請求項2記載のオイルフィルタブラケット。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のオイルフィルタブラケットの製造方法であって、
    前記エンジン側連通通路を形成する第1のスライド型と、前記フィルタ側連通通路を形成する第2のスライド型と、を備える金型で形成されるキャビティ内に、成形材料を注入して前記オイルフィルタブラケットを成形することを特徴とするオイルフィルタブラケットの製造方法。
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