JP6044612B2 - シリンダブロック - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関のシリンダブロックに関する。
内燃機関のシリンダブロックには、オイルや冷却水が流れる通路が設けられている。こうした通路は、鋳型に中子を組み付けてシリンダブロックを鋳造した後に、シリンダブロックに設けられた砂抜き孔から中子を取り出すことによって形成することができる。また、こうした中子を用いる方法の他には、シリンダブロックを鋳造した後に、ドリル等の切削工具を用いてシリンダブロックの内部に通路を形成する方法もある。
これらの方法によってシリンダブロックに通路を形成した場合には、シリンダブロックの表面に砂抜き孔や、切削加工に伴う孔が残ってしまう。特許文献1には、こうした孔が開口した圧入部に封止部材を圧入してこの孔を塞ぎ、通路を流れるオイルや冷却水が外部に漏出することを抑制することが開示されている。
特開2011‐158051号公報
ところで、V型エンジン等のように第1バンクと第2バンクとがV字状に配置されエンジンのシリンダブロックは、それぞれのバンクに設けられた気筒の中心軸線が交わらないように、第1バンクと第2バンクとが気筒配列方向において相互にオフセットした位置になるように成型されている。
また、こうしたV型エンジン等では、オイルや冷却水が流れる通路を第1バンクと第2バンクとの連結部分に設けることが多い。
このように第1バンクと第2バンクとの連結部分に通路を形成した場合、両バンクの双方における気筒配列方向の一方の端面には、封止部材が圧入される圧入部が、両バンクの端面にまたがって設けられることになる。そのため、圧入部は、その少なくとも一部が一方のバンクにつながっている一方で、その他の部分の少なくとも一部が他方のバンクにつながっていることになる。その結果、圧入部は、一方のバンク側の部分が、他方のバンク側の部分よりも封止部材が圧入される開口の近くまでバンクとつながっている状態になるため、圧入部の剛性に偏りが生じてしまう。
そして、このように圧入部の剛性に偏りが生じている場合には、圧入部に封止部材を圧入したときに剛性の低い部分に応力が集中するようになり、剛性の低い部分が塑性変形するおそれがある。
本発明は、こうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、圧入部の塑性変形を抑制できるシリンダブロックを提供することにある。
上記課題を解決するためのシリンダブロックは、第1バンクと第2バンクがV字状に配置されており、第1バンクに設けられた各気筒の中心軸線と第2バンクに設けられた各気筒の中心軸線とが交わらないように、第1のバンクと第2のバンクが気筒配列方向におい
て相互にオフセットした位置に配設されており、第1のバンク及び第2バンクの双方における気筒配列方向の一方の端面から気筒配列方向に突出し、且つ先端に封止部材が圧入される圧入孔が開口している圧入部が、両バンクの上記端面にまたがって設けられている。このシリンダブロックでは、第1バンクの上記端面は、第2バンクの上記端面に対して気筒配列方向において圧入部が突出している方向に突出しており、圧入部の、圧入孔の中心よりも第1バンク側に位置する部分における圧入孔の径方向における肉厚が、同圧入部の、圧入孔の中心よりも第2バンク側に位置する部分における圧入孔の径方向における肉厚よりも薄くなっている。
オフセットしている一対のバンクにおいて、双方の端面にまたがる位置に圧入部が設けられている場合には、圧入部の肉厚を全周に亘って均一にすると、封止部材が圧入される開口から上記端面までの距離が近いバンク側の部分の剛性が、上記端面までの距離が遠いバンク側の部分の剛性よりも高くなる。
これに対して上記構成によれば、圧入部の、封止部材が圧入される開口から上記端面までの距離が近い第1バンク側に位置する部分の肉厚を、封止部材が圧入される開口から上記端面までの距離が遠い第2バンク側に位置する部分の肉厚よりも薄くしているため、この肉厚の違いによって剛性の偏りを緩和することができる。
したがって、圧入部に封止部材を圧入したときにその一部に応力が集中するようになることを抑制し、圧入部の塑性変形を抑制することができる。
また、このシリンダブロックの一態様では、圧入部は、圧入孔の開口から上記端面までの距離が遠い第2バンク側に位置する部分に、圧入孔の開口から上記端面までの距離が近い第1バンク側に位置する部分よりも肉厚が厚い肉厚部を設ける。こうした態様によれば、第2バンク側に位置する部分の剛性を高めて、圧入部における剛性の偏りを緩和することができる。一方で、こうして第2バンク側に位置する部分の肉厚を厚くすると圧入部の重量が増大してシリンダヘッドが重くなるおそれもある。このため、このシリンダブロックの他の態様では、圧入部は、第1バンク側に位置する部分に、第2バンク側に位置する部分よりも肉厚が薄い薄肉部を設ける。こうした態様によれば、圧入孔の開口から上記端面までの距離が近い第1バンク側に位置する部分の剛性を低下させて圧入部における剛性の偏りを緩和しつつ、重量の増大も抑えることができるようになる。
また、上記シリンダブロックでは、圧入部は、筒形状であり、第1バンク側に位置する半周部分の肉厚が、第2バンク側に位置する半周部分の肉厚よりも薄くなっていることが望ましい。
上記構成によれば、圧入孔から上記端面までの距離が近い第1バンク側に位置する半周部分の剛性を、その一部の肉厚を薄くした場合に比べて、低下させることができる。このため、両バンクの気筒配列方向におけるオフセットの度合いが大きく、圧入部の肉厚を全周に亘って均一にしたときに、封止部材が圧入される開口から上記端面までの距離が近い第1バンク側の部分の剛性と封止部材が圧入される開口から上記端面までの距離が遠い第2バンク側の部分の剛性との偏りが大きくなる場合であっても、上記構成の圧入部を採用することによって剛性の偏りを緩和し、圧入部の一部に応力が集中するようになることを抑制することができる。したがって、圧入部の塑性変形を抑制することができるようになる。
また、上記シリンダヘッドの圧入部では、圧入部の剛性が全周に亘って均一になるように、第1バンク側に位置する部分の肉厚及び第2バンク側に位置する部分の肉厚を設
定することが望ましい。
上記構成によれば、圧入部に封止部材を圧入したときに全周に亘って均一に応力が作用することになるため、封止部材を圧入したときに圧入部の一部に過大な応力が作用することを抑制して、圧入部の塑性変形をより一層抑制することができる。
一実施形態にかかるシリンダブロックの側面図。 同実施形態にかかるシリンダブロックの、オフセットさせて設けられた各バンクの位置関係を模式的に示す図。 他の実施形態にかかるシリンダブロックに設けられる圧入部の拡大図。 他の実施形態にかかるシリンダブロックに設けられる圧入部の拡大図。
以下、シリンダブロックを具体化した一実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。なお、本実施形態では、V型6気筒エンジンのシリンダブロックを例に説明する。
図1及び図2に示すように、このシリンダブロックには、V字状に配置された2つのバンク1A,1Bが設けられている。なお、以下の説明では、図1における左側(図2における下側)に位置するバンクを第1バンク1A、図1における右側(図2における上側)に位置するバンクを第2バンク1Bとする。各バンク1A,1Bには、3つの気筒2がそれぞれ設けられている。
各気筒2にはピストンが往復移動可能に収容される。このシリンダブロックの下面中央には、半円状のジャーナル部3が設けられている。シリンダブロックの下面には、クランクキャップが接続され、このジャーナル部3とクランクキャップとによってクランクシャフトが回転可能に支持される。
また、図2に示すように、このシリンダブロックの各バンク1A,1Bは、第1バンク1Aに設けられた各気筒2の中心C1〜C3の気筒配列方向(図2における左右方向)における位置と、第2バンク1Bに設けられた各気筒2の中心C4〜C6の気筒配列方向における位置とが重ならないように、オフセットした位置に配設されている。すなわち、このシリンダブロックでは、各バンク1A,1Bに設けられた各気筒2の中心軸線が交わらないように各バンク1A,1Bが、シリンダブロックの気筒配列方向(図1における紙面奥行き方向、並びに図2における左右方向)においてオフセットした位置に配設されている。
また、図1及び図2に示すように、各バンク1A,1Bの双方における気筒配列方向の一方の端面101,102には、気筒配列方向に突出し、略円筒形状である圧入部6がバンク1A,1Bの双方にまたがって設けられている。このため、圧入部6の図1における左半分が第1バンク1A側に位置し、図1における右半分が第2バンク1B側に位置している。すなわち、圧入部6は、第1バンク1A側に位置する半周部分が第1バンク1Aの端面101につながっている一方で、残りの半周部分が第2バンク1Bの端面102につながっている。
圧入部6の先端には、圧入孔5が開口している。この圧入孔5は、第1バンク1Aと第2バンク1Bとの連結部分に設けられた通路4と連通している。なお、通路4にはオイルが流れる。
また、第1バンク1Aと第2バンク1Bは上述したようにオフセットした状態で配設されている。本実施形態では、第1バンク1Aの端面101が第2バンク1Bの端面102に対して気筒配列方向において圧入部6が突出している方向に突出している。このため、圧入部6は、第1バンク1A側の部分が、第2バンク1B側の部分よりも封止部材が圧入される圧入孔5の開口7の近くまでバンクとつながっている状態になる。換言すれば、圧入部6において封止部材が圧入される開口7から第1バンク1Aの端面101までの距離d1は、同圧入部6の開口7から第2バンク1Bの端面102までの距離d2よりも短くなっている(d1<d2)。
また、図1に示すように、圧入部6には、第1バンク1A側に位置する半周部分の一部に、第2バンク1B側に位置する半周部分よりも圧入孔5の径方向における肉厚が薄い薄肉部8が形成されている。これにより、図2に示すように、圧入部6の、第1バンク1A側の部分の肉厚t1が、第2バンク1B側の部分の圧入孔5の径方向における肉厚t2よりも薄くなっている。なお、第1バンク1A側の部分の肉厚t1及び第2バンク1B側の部分の肉厚t2は、圧入部6の剛性が全周に亘って均一になるように設定されている。
次に、本実施形態のシリンダブロックの作用について説明する。
オフセットしている一対のバンクにおいて、双方の端面にまたがる位置に圧入部が設けられている場合には、圧入部の肉厚を全周に亘って均一にすると、封止部材が圧入される開口から上記端面までの距離が近いバンク側の部分の剛性が、上記端面までの距離が遠いバンク側の部分の剛性よりも高くなる。
これに対して本実施形態では、封止部材が圧入される開口7から端面101までの距離が近い第1バンク1A側の半周部分の一部に薄肉部8を形成し、この部分の肉厚t1を、封止部材が圧入される開口7から端面102までの距離が遠い第2バンク1B側に位置する半周部分の肉厚t2よりも薄くしている。このため、この肉厚の違いによって剛性の偏りが緩和される。したがって、圧入部6に封止部材を圧入したときに生じる応力が、圧入部6の一部に集中することが抑制される。
また、圧入部6において、第1バンク1Aの端面101と接続している半周部分に、第2バンク1Bの端面102と接続している半周部分よりも肉厚が薄い薄肉部8を設けたため、圧入孔5の、開口7から端面101までの距離が近い第1バンク1Aと接続している部分の剛性が低下して圧入部6における剛性の偏りが緩和される。また、第2バンク1Bの端面102と接続している部分に第1バンク1Aの端面101と接続している部分よりも肉厚の厚い部分を設けた場合に比べて、圧入部6の全体の肉厚を薄くすることができ、重量の増大が抑えられる。
また、圧入部6の剛性が全周に亘って均一になるように、第1バンク1A側の部分の肉厚t1及び第2バンク1B側の部分の肉厚t2が設定されているため、圧入部6に封止部材を圧入したときに圧入部の一部に過大な応力が作用することが抑制される。
以上説明した一実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)圧入部6の、第1バンク1Aの端面101と接続している部分における肉厚t1を、第2バンク1Bの端面102と接続している部分における肉厚t2よりも薄くした。そのため、この肉厚の違いによって剛性の偏りを緩和でき、圧入部6に封止部材を圧入したときにその一部に応力が集中するようになることを抑制できる。したがって、圧入部6の塑性変形を抑制することができる。
(2)圧入部6の第1バンク1Aの端面101と接続している半周部分の一部に、第2バンク1Bの端面102と接続している部分よりも肉厚が薄い薄肉部8を設けて、この部分の肉厚t1を第2バンク1Bの端面102と接続している半周部分の肉厚t2よりも薄くした。このため、圧入孔5の開口7から端面101までの距離が近い第1バンク1Aの端面101と接続している部分の剛性を低下させて圧入部6における剛性の偏りを緩和しつつ、圧入部6の重量の増大も抑えることができる。
(3)圧入部6の剛性が全周に亘って均一になるように、第1バンク1A側の部分の肉厚t1及び第2バンク1B側の部分の肉厚t2を設定したため、封止部材を圧入したときに圧入部6の一部に過大な応力が作用することを抑制して、圧入部6の塑性変形をより一層抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更して実施することができる。
・上記実施形態では、圧入部6の剛性が全周に亘って均一になるように、第1バンク1A側の部分の肉厚t1及び第2バンク1B側の部分の肉厚t2を設定したが、肉厚t1,t2の設定態様は変更可能である。すなわち、圧入部6の肉厚を全周に亘って均一した場合と比べて、圧入部6の剛性の偏りが緩和されるように、第1バンク1A側の部分の肉厚t1及び第2バンク1B側の部分の肉厚t2を設定すれば、上記(1)及び(2)の効果を得ることができる。
・上記実施形態では、圧入部6の第1バンク1A側に位置する部分の一部に薄肉部8を設けるようにした。こうした構成に代えて、図3に示すように、圧入部6の第1バンク1A側に位置する半周部分の全部、すなわち圧入部6の左半分全てを薄肉部8にしてもよい。この構成では、圧入孔5の開口7から端面101までの距離が近い第1バンク1A側に位置する半周部分の剛性を、その一部の肉厚を薄くした場合に比べて、低下させることができる。このため、両バンク1A,1Bの気筒配列方向におけるオフセットの度合いが大きく、圧入部6の肉厚を全周に亘って均一にしたときに、第1バンク1A側の部分の剛性と第2バンク1B側の部分の剛性との偏りが大きくなる場合であっても、剛性の偏りを緩和させることができる。したがって、こうした構成によっても、圧入部6の一部に応力が集中するようになることを抑制でき、上記(1)及び(2)と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態では、圧入部6の第1バンク1A側に位置する部分に薄肉部8を設けることにより、第1バンク1A側に位置する部分の肉厚t1を第2バンク1B側に位置する部分の肉厚t2に比べて薄くするようにした。こうした構成に代えて、図4に示すように、圧入部6の第2バンク1B側に位置する部分に第1バンク1A側に位置する部分よりも肉厚の厚い厚肉部9を設けることにより、第1バンク1A側に位置する部分の肉厚を第2バンク1B側に位置する部分の肉厚に比べて薄くするようにしてもよい。こうした構成であっても、上記実施形態と同様に、圧入部6における肉厚の違いによって剛性の偏りを緩和できるため、上記(1)の効果を得ることはできる。
・上記実施形態では、図1における左側に位置する第1バンク1Aの端面101が、図1における右側に位置する第2バンク1Bの端面102に対して、気筒配列方向において圧入部6が突出している方向に突出した構成を例に説明したが、シリンダブロックの構成はこれに限られない。すなわち、図1における右側に位置するバンクの端面が、図1における左側に位置するバンクの端面に対して、気筒配列方向において圧入部6が突出している方向に突出していてもよい。こうした場合には、圧入部6の右側に位置するバンクの端面に接続されている部分の肉厚を左側に位置する2バンクの端面に接続されている部分の肉厚よりも薄くすればよい。なお、この構成では、右側に位置するバンクが第1のバンクに相当し、左側に位置するバンクが第2バンクに相当する。こうした構成であっても上記(1)と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態では、V型エンジンのシリンダブロックを例に説明したが、例えばW型のエンジン等、V字状に配置された一対のバンクを2組以上有するエンジンのシリンダブロックであっても同様の構成を適用することができる。なお、W型エンジンのシリンダブロックは、4つのバンクを有し、上記V型エンジンと同様にV字状に配置された一対のバンクを、2組備えている。こうしたエンジンにおいても、各組における一対のバンクは、気筒の中心線が交わらないように、同一対のバンクの各バンクが気筒配列方向においてオフセットした位置に配設されている。そのため、一対のバンクの双方における気筒配列方向の一方の端面に、両バンクの端面にまたがって圧入部が設けられている場合には、この圧入部に上記実施形態と同様の構成を適用することで、上記(1)と同様の効果を得ることができる。なお、W型エンジンのシリンダブロックでは、対になったバンクを2組備えているが、少なくとも一方の組に設けられた圧入部に上記実施形態と同様の構成を適用するようにすればよい。
・上記実施形態では、V型6気筒のエンジンを例に説明したが、気筒数は適宜変更してもよい。なお、W型エンジンでは、気筒数を8,12,16等に変更することができる。
1A…第1バンク、1B…第2バンク、2…気筒、3…ジャーナル部、4…通路、5…圧入孔、6…圧入部、7…開口、8…薄肉部、9…厚肉部、101,102…端面。

Claims (5)

  1. 第1バンクと第2バンクがV字状に配置されており、前記第1バンクに設けられた各気筒の中心軸線と前記第2バンクに設けられた各気筒の中心軸線とが交わらないように、前記第1バンクと前記第2バンクが気筒配列方向において相互にオフセットした位置に配設されており、
    前記第1バンク及び前記第2バンクの双方における気筒配列方向の一方の端面から気筒配列方向に突出し、且つ先端に封止部材が圧入される圧入孔が開口している圧入部が、両バンクの前記端面にまたがって設けられているシリンダブロックであって、
    前記第1バンクの前記端面は、前記第2バンクの前記端面に対して気筒配列方向において前記圧入部が突出している方向に突出しており、
    前記圧入部の、前記圧入孔の中心よりも前記第1バンク側に位置する部分における前記圧入孔の径方向における肉厚が、
    同圧入部の、前記圧入孔の中心よりも前記第2バンク側に位置する部分における前記圧入孔の径方向における肉厚よりも薄くなっているシリンダブロック。
  2. 前記圧入部は、前記第2バンク側に位置する部分に、前記第1バンク側に位置する部分よりも前記肉厚が厚い厚肉部が設けられている
    請求項1に記載のシリンダブロック。
  3. 前記圧入部は、前記第1バンク側に位置する部分に、前記第2バンク側に位置する部分よりも前記肉厚が薄い薄肉部が設けられている
    請求項1または2に記載のシリンダブロック。
  4. 前記圧入部は、筒形状であり、前記第1バンク側に位置する半周部分の前記肉厚が、前記第2バンク側に位置する半周部分の前記肉厚よりも薄くなっている
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のシリンダブロック。
  5. 前記圧入部は、前記圧入部の剛性が全周に亘って均一になるように、前記第1バンク側に位置する部分の前記肉厚及び前記第2バンク側に位置する部分の前記肉厚が設定されている
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のシリンダブロック。
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